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2009/03/20

天才シェフが作るマクドナルドのメニュー

誕生日おめでとうございます。

COURRiER Japon Vol.054 (2009年4月号)の特集は『世界の「食欲」大研究』。キャッチコピーは「100年に一度の大不況でも… 世界は食べずにいられない!」。そりゃそうだw

その中でも『 2700万人が喜ぶメニューを作れ! マクドナルド「地上最強のシェフ」』という記事が面白かった。で、紹介しようと思ったのだけど、ネットで公開されているんだね。いつからネットで読めるようになってたんだろう。

2700万人が喜ぶメニューを作れ! マクドナルド「地上最強のシェフ」

米国調理学院 (CIA) を首席で卒業し、トップシェフ50人の一人に選ばれり、フォーシーズンズホテルで料理長を務めた経歴もある料理人ダン・クードロー。そんな人がマクドナルドにいるということからして驚きだが、2004年に入社してから1日あたりの来客数は200万人増え、株価は3倍近くに跳ね上がっているという、その影響力もすごい。ヘルシーでおいしいメニューがどんどんできているそうだ。日本にいるとメガマックとかクォーターパウンダーとかそういう迫力系ばっかり話題になるので気付かなかった。一方、ビッグマックやポテトはマクドナルドの強みだという認識を持っていて、味を変えるつもりはないそうだ。

なるほどと思ったのは、マクドナルドのような大規模チェーンになると、ただおいしいものを作れば良いというだけじゃないというところ。
彼がサラダにアップルスライスを加えただけで、マクドナルドは05年に世界最大のリンゴの買い手になった──2万5000t以上のリンゴを仕入れたのだ。
さらに、
「アボカドはダンにとって当然使いたい食材だろう」と、CIA校長のティム・ライアンは言う。「だが(マクドナルドがアボカドを仕入れれば)ほかの人々はもうグアカモレ(アボカドのディップ)を作れなくなってしまう」
だって。

それから作り方も簡単でないといけない。入社試験は「料理の鉄人」形式で他の候補者と争ったのだけれど、このときに独創性だけでなく、その調理のシンプルさが評価されたという。

久しぶりにマクドナルドに行ってみたくなりました。クォーターパウンダーもまだ食べたことないし。

2009/02/21

神社でSuica

こんばんは。

こんな記事があったのだけど ...

神奈川・寒川神社で、Suicaやクレジットカード支払いが可能に (BB Watch 2009/02/20)

これみるとお賽銭がSuicaでOK! と思うよね、普通。
境内および寒川神社参集殿で、神具や神棚、参拝記念品等を購入する際に、Suicaやクレジットカードによる支払いが可能になる。
だって。

お賽銭で "シャリーン" とかいうと面白いのにね。WAONだったら犬の鳴き声。

2008/07/23

土用の丑の日には黒い食べ物

おはようございます。山口崇です (ウソ)。

「とみざわのマーケティングノート」とみざわさんが、「脱・平賀源内」で、
「土用の丑の日には××を食べよう!」という新たなプロモーションを、どこかの団体が打ち出してもいいと思うのですが。
と書かれていて思い出しました、この記事

高島屋:「土用の丑には黒ビールも」 日本橋店でフェア (毎日新聞 2008年7月16日)
「土用の丑(うし)」(今月24日)にはウナギのほか、厄よけのためシジミや黒豆など「黒いもの」を食べる風習にちなんだ。
ほんとかよっ!? こんな話は初めて知りました。

昔、ホワイトデーがマシュマロデーって呼ばれていたのを思い出しました。これはもともと3月14日にも意味がないし、マシュマロとも関係なかったので、他の業種も容易に参入できたのでしょうね。
とはいえ、とみざわさんが「平賀源内に日本国民はいまだに踊らされ続けている」と示唆されているように、土用の丑の日と鰻にも全く関係がなかった訳ですから、他業種が参入しようとするのはむしろ遅すぎると言っていいかもしれません。

追記: とみざわさんがさらに調査されています。

とみざわのマーケティングノート 「土用丑の日・平賀源内考」
土用の丑の日に「『う』のつくものを食べると、夏負けしないという民間伝承があったそうです。
平賀源内は、これをヒントに「土用丑の日」を考えたようです。
だじゃれかよ、って言いたくなりますね。

2008/05/20

沸騰都市ドバイ

こんばんは。私のアブラもお金に換えられないかな。それ油じゃなくて脂だというツッコミは無しの方向で。

昨日、NHKスペシャルで、「沸騰都市 第1回 ドバイ 砂漠にわき出た巨大マネー」ってやってましたね。

いや驚きました。

ドバイが凄いことになっているというのは知っていたのですが、単に余ったお金の使い道がなくていろんなもの (例えば椰子の木の形のリゾート分譲地) を建設しているんだと思っていましたよ。

最初に「ドバイは石油が枯渇して...」ってナレーションが入ったと思いましたが、Wikipediaなどを見るとどうもそうではないようですね (下記大前研一の記事も参照)。「石油枯渇に備えて...」って言ったのかな。[追記: 「ほぼ枯渇」って言っていました。]

石油があるうちに戦略的に経済の構造を変えて行ったということのようです。政治家のリーダーシップは重要ですね。
大前研一: 第97回「石油が出なくなる日」プロジェクト

でも金融はともかくとして観光は産業となりうるのか疑問です。自然遺産や文化遺産がないとつらいんじゃないかな。ラスベガスという例もあるから必ずしも失敗が運命づけられているというわけではなさそうですが。

もうひとつ心配なのは災害ですね。海の底から砂を吸い上げて、それで埋め立ててるの。日本人から見たらあり得ないと思いますよ。まさに砂上の楼閣。地震は少ないのかもしれませんが、温暖化で水没しちゃったり、海が割れたりするのではなかろうか。

番組中でも触れられていましたが、バブル景気という懸念も大きいそうです。今は投資がどんどん集まってきているようですが、投資を呼んでいるのが産業ではなく、投資が投資を呼んでいるという側面が大きいと感じました。

明日深夜に再放送があります。見逃した方は録画して見よう!

2008/05/08

パンダレンタル料1頭1億円 (→ 「2頭で1億円」の間違いでした)

... ってことニュースで言わなくなったね。

訂正: 「2頭で1億円」の間違いでした。
質問なるほドリ:中国の「パンダ外交」って?=回答・市川明代 (毎日新聞 2008年5月8日)
Q レンタル料の額は?

A 日本の場合を例に取りましょう。現在、中国籍のパンダは、神戸市立王子動物園に2頭、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドに6頭います。アドベンチャーワールドは公表していませんが、王子動物園では、2頭で年間100万ドル(約1億円)です。

2008/03/11

お疲れさまって言う気になれない

おはようございます。いまさらではあるのですが...

山村社長のブログ終了宣言
最終回 「最後の晩餐」 2月1日

に対して、多くの「お疲れさま」というトラックバックがあるのですが、私はそういう気になれないんですよね。

一個人だったら分るのですが、社長でしょ。会社としてどうなの?ということなんです。

ええ、山村社長のブログが、会社としての理念や方針を語る場ではないのは分っています。基本的には単なるグルメブログですよね。

しかしそれでも、ブログの楽しさを伝えるために始めたのではないのでしょうか。
一つやり遂げた気持ちと、肩の荷が一つおりた気分です。
というと、なんか苦しんで書いていたみたいじゃないですか。

もちろん一方で、
でもやはり寂しいなあ。明日からは、「山村さん、ブログ見てますよ。」、「山ちゃん、あのブログに載ってた店さあ。」という言葉も聴けないなんて。。。。。
とも書いているのですが、それだったら断筆宣言せずとも細々と続ければ良いのではないかと思います。

自分のペースで書きたい時に書けばよい、それがメッセージとして伝えられると思います。

もうひとつ、私も何度かトラックバックを行い、山村社長から直接コメントもいただきました。貴重なユーザからのヒアリングの場、ユーザとの対話の場だったと思っています。エキサイトブログ向上委員会はただのアナウンスの場で、コメントもトラックバックに対しても何の責任あるフィードバックもありません。

sabretoothjapanさんも同様の指摘をされています。
山村社長のブログといえば多くの読者には、食べ物ブログとして知られるが、俺としてはやはり、山村社長のブログが「マジで機能している目安箱」としての側面について触れずにはいられない。
繰り返します。

一個人としてのブログの終了は分るのです。会社としてはこのようなブログは必要です。

担当者をアサインして、このようなブログを継続させるべきだと思います。それが社長のやるべきことだと思います。

以上、ずいぶん遅くなって間の抜けた意見表明になりましたが、今後の発展につながればと思い書きました。山村社長、今後もよろしくお願いします。

2008/02/22

HD-DVDどれだけ値崩れしているかと思って...

... 昨日ヨドバシカメラに視察に行ったのだけど、もう売ってなかった。

HD−DVD、量販6社が撤去へ (IT-PLUS 2月22日)

通常のDVDレコーダとしては使えるので安売りするという手もあるけれど、これはこれで消費者を考えた対処だと思う。

さらにすごいのはエディオン。
エディオンは3月1日から31日まで、デオデオ(広島市)やエイデン(名古屋市)、ミドリ電化(兵庫県尼崎市)などグループ約1000店で交換を受け付ける。HD—DVD製品のサポートは続け「使い続けたい人と切り替えたい人の両方のニーズに応える」(久保允誉エディオン社長)。
この費用は東芝に請求するのかと思ったら、
回収製品の処分方法は未定だが、東芝に費用負担は求めない。
ということだそうだ。

ソフトの囲い込みで敗れたということになっているようだけど、PS3にBlu-Rayが載ると決まっている時点で勝負はついていると思っていた。再生専用機は買わなくともPS3はフツー買うでしょ (まだ買ってないけど)。

2008/01/23

在庫処分

こんばんは。買った直後に値下げになってたらショックが大きいよね。

先日スーパーに行ったら、
「賞味期限が近づいているので処分」というコーナーがあって、

クリスマスツリーキャンディー

ハロウィンのかぼちゃのパッケージのチョコ
がありました。

賞味期限が来るまでがんばるんじゃなくて、イベントが終わったらさっさと処分しろよw

2008/01/22

謝罪会見で

おはようございます。和泉元彌はどうしたのかな?

あの船場吉兆の女将が会見「身を挺して頑張る」 (産経ニュース 2008.1.21)
 佐知子社長をめぐっては、先月10日に行われた前回の会見で、返答に詰まった喜久郎前取締役の隣で「頭が真っ白になっていた」などと小声でアドバイスするシーンが話題になった。その点について質問が及ぶと、湯木社長は「会見は初めてで、精巧なマイクで一語一語、聞き取れるということを全然、存じませんでした。恥ずかしい結果となり、反省している」とうつむきながら話した。
バレると思ってなかった、ってことだよな。

追記: それはすなわちバレなきゃいいと思っているということだ。何も変わってない。

2007/12/31

勝手にサービス改善委員会(3) あの人のイラストをスキンで使いたい!

こんばんは。もうカウントダウン始めてる? 17832, 17831, 17830, ...

いけね、勝手にサービス改善委員会、提言 (2)で中断していました。

提言 (3) は、「あの人のイラストをスキンで使いたい!」です。

スキンコンテストの結果が発表されていますね。こういう試みは、ユーザが運営に参画できてよいと思います。参画というのはただの参加ではなくて、コミットメントの度合いが高い。より自分のものとしてとらえられるというか。

ただ残念なのは、これが単発だということと、参加者の数がどうしても限られるということです。イラストに自信があってもHTML/CSSの知識がある程度ないと投稿しにくい。さらに入賞しなかった作品は、応募スキン一覧には残るのかもしれないけど、それだけ。埋もれたままになってもったいないと思います。

で、この提言。

・スキンのスケルトンとそのなかに組み込める画像を別々に提供し、組み合わせられるようにする。
・画像部分はスケルトンごとにサイズ固定にし、それにあわせてイラストや写真を作成し、投稿できるようにする。
・投稿された画像は、エキサイトの保管庫に分類していれてあってURL付きで公開され、誰でも使える。
・画像の著作権は作者が持ち、画像の一部には投稿したユーザ名を入れておく。

新しいイラストができたら投稿すると同時に自分のブログで告知する。そのブログをお気に入りに入れている人は、それが気に入ったら自分のスケルトンに組み込んで新しいスキンにして使う。使われる側もうれしいよね。新しいイラストを描く、写真をとる励みにもなると思うのです。

2007/11/22

民営化になって

こんばんは。渚のポストマンです (ってわかんないか)。

まあ聞いて下さいよ。

アメリカの銀行に手紙を出す用があって、民営化になったJPで料金を調べようとしたんです。

トップページ
> 国際郵便 http://www.post.japanpost.jp/int/index.html
> 料金・日数を調べる http://www.post.japanpost.jp/cgi-charge/
1. 送るものの種類を選択 → 手紙
2. 送るものの重量を指定 → 20グラム
3. 差し出す都道府県を選択 → 神奈川県 (全国一律じゃなかったっけ?)
4. お届け先の国・地域を選択 → アメ... アメ...、... あれ?

よく見ると、
 国・地域名の順序は基本的に50音順ですが、漢字表記の国・地域については順序が下になっております。
 また、アメリカ合衆国については「米国」、イギリスについては「英国」の表記になっております。
って、なんでわざわざ「米国」と「英国」だけ漢字表記なん?わざわざ最後のほうまでメニューをたどらないといけないの?

よくみると「米領サモア」なんてある。「サモア」が米領でないとたどりつけないじゃないの。「フランス」はカタカナなのに「仏領ギアナ」て。「オランダ領アンティール」ってこちらはカタカナ表記。「フォークランド諸島」には「英領」ってついてない。これで探せるのでしょうか。

で、ここまで選んで、「次へ」を押すと、こんどは、
5. 州・省名等を選択
って、違うんですか? これもアイウエオ順だし。泣く泣く「天知る地知るペンシルバニア」なんて口ずさみながら調べましたよ。やっとみつかりました。

昔は、地域別の表になっていたとおもいます。そっちのほうがずっとはやく探せるのに...

今でもあるんじゃないかと思って探したら、さきほど1〜4を選択して「次に」ボタンを押した、そのボタンの下に「料金表」ってありました。こんなところに...

これだと、通常郵便物だと、世界を3つに分けてあるだけ。「差し出す都道府県」も、米国内の州も全然関係ありません。はやく気づくようなところに置いとけって。

なんだ最初からそれにすればよかったと思いながら、通常郵便物で、北米が含まれる第2地帯に進みました。ここではじめて
発送手段: 船便、航空便など
サービスの種類:手紙とかはがきとか小包とか
をメニューで選びます。

さらに罠がありました。

普通ここで予想される「決定」とか「次へ」を期待するじゃないですか。それがないんです。

料金自体は既に分っていたので、ここで断念してしまいました。

さて、このレポートを書くにあたって、もう一度このページに来てみました。どこにリンクがあったか忘れたのでもう一度試行錯誤して。

ようやく分りました。「決定」とか「次へ」じゃなくて
「変更」
というボタンでした。そこを押すと、その下に、大きさや重さ別に整理した料金表が出るのです。

おわかりでしょうか。この「変更」というのは、メニュー選択で発送手段などを変えてみて別の結果を得るためのものだったのです。
最初から出すな!

民営化したら、効率優先になって、これまでよりもサービスが悪くなるだろうと言われていました。でもこれって民営化関係ないですよね。つい「そんなの関係ねえ」って使いたくなっちゃいました。

2007/11/16

ExciteとSkypeが業務提携

おはようございます。エキサイトのトップにSkypeのロゴがあるのは気づいていたのですが、昨日発表されたばかりだったんですね。下記で知りました。

FPN Excite×Skypeのケータイへの衝撃

この中で、
ライブドアとの提携は様々な要因があって失敗に終わったわけですが、このExciteとの提携はいろいろと事業シナジーが見込める印象で、上手くいく予感がしています。
とあって、「こいつエキサイトのこと知らねえな」と思ったのですが...

中身をみるとなるほど期待させる要因がいろいろあるようです。それもエキサイトの本気度に依存すると思います。「がんばってください」って棒読みさせないでもらいたいと思います。

リンク: Skypeブログ Excite & Skype業務提携

勝手にサービス改善委員会(2) "中の人"を出せ

こんばんは。いや、"中の人"などいない、なんてタテマエを言われても...

以前、ブログ向上委員会から「ビジネス目的のブログ利用について」というアナウンスがありました。これに対しては、何が変わったんだ? というので、ユーザの間で議論になりました。しかし結局分らずじまいになったと思います。

そのとき「エキサイトビジネスブログ」というポータルみたいなのも出来たけど、これもエキサイト流で、作りっぱなし。ねらいも明確にされないまま、いつの間にか終っちゃってました。

そのとき私が意図を推測したのがこれ。→ 「ビジネスブログ元年」 (2005年 2月 5日)
ビジネス利用とは何かを推測した結果得られたのが次の2点。
・企業の情報発信、顧客とのコミュニケーションツールとして
・イントラブログ: 企業内情報共有、ナレッジマネジメント
  -- 後者はエキサイトではあまり想定していないかもしれません
後者は除外しているので、エキサイトの意図は前者だろうということになります。

作りっぱなしで何のサポートもしていない (ように見える) だけでなく、エキサイト自身もビジネス活用を全くやっていません! 山村社長ブログは、相変わらずグルメと旅行の話題が中心。たまにはビジネスの話題も出るにはでるけれど、「顧客とのコミュニケーション」にはなっておらず、コメント欄さえあけていないし、トラックバックも放置です (私の先日のトラックバックにはコメントを戴きましたので全くないわけではないようですが)。
エキサイト向上委員会は、ブログの形式をとっているものの、単なるプレスリリースで、こちらもコミュニケーションになっていません。

やっと今日の提言になります。「"中の人"を出せ」というのは、「ビジネスブログ元年」の中で書いた
新製品 (新車) キャンペーン時には開発者の声が直接伝わるブログなどがありますね
というのを意識しています。

実を言うと、自動車の開発者のブログってそんなに魅力があるとは思わないのですよ。昔と違って今は自動車は常に動向をウォッチして待ち望むものではなく、買い替える直前に比較検討するくらいなものでしょう? 開発者の声なんかどうでもいいですよね (「ガイアの夜明け」のGT-Rの開発ストーリーは良かったけどね)。

一方、ブログやその他のエキサイトのサービスは毎日使うものでしょう? 次にどのような改善がなされるか気になるし、意見を表明してそれが改善に寄与したらいいですよね。向上委員会のような顔の見えないなにかよりも、多少オタッキーで非モテでもそこにキャラクターが見えると余計にそう思うでしょう。いや写真を出せと言ってるんじゃありません。その人の言葉で個性を出した方がいいということ。

ネットの先には人がいる、ということはネットサービス企業であるエキサイトこそ知っているはずじゃないのかな、と思うのです。

2007/11/13

勝手にサービス改善委員会(1) このコミュニティを"売り"に

こんばんは。EN博には行けなくて申し訳ありません。

エキサイトブログのトップのフラッシュ広告で、エキサイトコンテンツの「ブログtoメディア」、公式ブログのアンジェラアキなどに混じって、EN博の宣伝もありましたね。これまでエキサイト一般ブロガーのイベントに対して何の関与もしてこなかったエキサイトなので、ちょっとびっくりしました。

「打席にたとえるのは違うのでは?」で、
エキサイトの魅力は、ユーザのコミュニティにあると思います。さらに、コミュニティを活性化する動きは、トラックバック企画や「エキブロ新聞」など、ユーザの中から生まれています。
と書きました。このEN博もユーザのコミュニティから生まれたものですね。

さて、この「勝手にサービス改善委員会」の最初の提言は、
「このコミュニティを"売り"にすること」
です。

コミュニティで行われる展覧会やコンサートなどのイベント、出版やそれに伴うサイン会、ボランティア活動、そしてトラックバック企画などの告知リンク集ページを作り、カレンダー形式で並べる。イベントの告知自体の詳細はブログにさせて、そのページへのリンクを投稿できるようにする。リンク集に載せるには検閲が必要かもしれません (リサイクルショップのフリーマーケット出店などで埋まっても困るしね)。

今回のEN博の広告がその端緒となればよいなと思います。

それから、エキサイトによるレポートを載せる。今週のピックアップブロガーが個人に着目したものなのに対して、コミュニティに着目したもの。

ブログ界の流行を掬いとるのもいいかもしれません。例えば脳内メーカーがはやっているとか。

地味だけどいいなと思っているのは、今回のリニューアルでの変更点で、"RSS"が"友達の最新記事(RSS)"となったこと。エキサイト外のブログも読んでいるので、別にRSSリーダーを使っているのですが、エキサイト内だけのRSSも同時に使っているのですよね。そしてそれはどう使い分けているかというと、エキサイト内のRSSはまさに「友達の最新記事」を知るために使っている。

他にもコミュニティを支援するサービスはいろいろ考えられるかもしれませんね。アイデアのある方は「勝手にサービス改善委員会」にご参加下さい。ってコメントかトラックバックで意見を書いてっていうだけなんだけど。

追記: EN博をトップページで広告してくれただけでなくて、お花まで贈ってくれたそうですね。→ ぞうけーさっかな日々: 銀座にて

2007/11/12

食べる側にも問題がある、のか?

おはようございます。山岡士郎です (ウソ)。

食品の偽装問題は、ブランドをありがたがり、ものの価値を自分で判断できない消費者のほうにも問題があるという主張が散見されます。それはある程度あたっているでしょう。
しかしこれはどうかな。

毎日新聞 2007年11月11日 余録:本能の衰退 (魚拓)
人間の世界では、今や腐った食べ物の目安は「賞味期限」表示だ。ところが、その偽装問題が後を絶たない。「白い恋人」を皮切りに、「赤福餅」、船場吉兆の菓子と続くと、あきらめに似た気さえしてくる▲「食べる側にも問題がある」との声も強い。確かに、腐っているかどうかはにおいでほぼわかる。にもかかわらず、もはや味やにおいだけに頼るのは難しい。加工食品の大量生産の裏で、危険を感知する人間の本能が弱っているのかと思うと複雑な気分だ
食べる時に悪くなっているのが分るんじゃ遅いんだってば。買う時に匂いかいだり色つやを見たりできない品物の話なのに、「危険を感知する人間の本能が弱っている」と言われても。

賞味期限が「おいしく戴ける」期限の目安であって、それを過ぎてもしばらくは安全面で問題はないことは知っている。だから賞味期限が来たからといってすぐに棄てたりしないし、賞味期限前に全部食べなくちゃとも思わない。そうやってしばらくおいておいて、いざ食べようと思うと痛んでいたりしては困るのだ。

売る側が、賞味期限が過ぎたものをすぐに廃棄してしまうのはもったいないという主張は分る。棄てるんじゃなくて賞味期限が近いものを半額にして売ればいいんじゃない。買うよ。廃棄しているのは、値下げするとそれを待つ人がいて、全体の平均価格が落ちるのを嫌っているだけだと思う。セブンイレブンのように食品を廃棄して行くことを戦略に組み込んでいるところもある (→ 2005年 06月 11日「食品の廃棄はもったいない」)。

確かに指摘が行き過ぎているところもある。原材料の表示が使っている量の順と違うという指摘もあったな。しかしこれは、マスコミがそれをニュースとして報道しているだけであって、消費者は批判していないでしょう? マスコミこそそういう問題の大きさをとらえる感覚を身につけてもらいたいものだ。

消費者はそんなにバカではない。企業側は、消費者を裏切ると会社の存続すら危うくなることを理解する必要がある。

そういう意味で東電などつぶれない企業の偽装はなんとかならないものか。

2007/11/07

打席にたとえるのは違うのでは?

おはようございます。

山村社長ブログは、久々にグルメ以外のトピックでした。

新しいサービスへ 「バッターボックスに立て!」 11月6日
 ワクワクして初日を迎える。しかしほとんどのサービスはヒットしない。受け入れられないのである。確率的には、受け入れられるサービスの確立はきわめて低いのである。しかしここからがスタートである。受け入れられなかったら、「見切り千両!」。見切って、止めて、次へいく。見切れば、千両儲かるという意味なんだ。三振した原因を考えているうちに、次のバッターボックスの事を考えるんだ。「打てなかった。しかし次は打つ!」この気持ちで次のバッターボックスに立つわけである。世界一のイチローだって、4割バッター。ようは10回中の6回はアウトになるんだよ。10回中、3回ヒットを打てば素晴らしいバッターなんだ。7回のアウトを会社は責めない。
次々と挑戦するのは良いと思いますが、「三振した原因」は考えた方がよいと思います。

このサービスが打席だったら、バッターは今の打席の反省の上に次の打席を考えると思います。それはサービスの良かった点悪かった点をレビューした上で、改善して行くと言うことです。

しかしエキサイトのサービスはそのような改善がされていないのがほとんどです。少なくともユーザはそのように認識していません。いわば使い捨てというか放置状態。次の打席はなく、次々と代打を出しているようなものです。
サービスの評価は上司や、私がするのではない。サービスの評価はユーザーがする。
確かに最終的な評価はユーザでしょう。しかしその前に会社としては十分な検討を行った方が良いと思います。野球で例えていえば、ここで「監督」、「コーチ」は何をしているのでしょうか。

監督=社長の仕事は、バッターを次々とたたせることではなく、作戦を立ててバッターに与えることだと思います。ホームランを待つのではなく、ヒットエンドランなど積み上げて試合に勝つことを目指さないといけません。

エキサイトの魅力は、ユーザのコミュニティにあると思います。さらに、コミュニティを活性化する動きは、トラックバック企画や「エキブロ新聞」など、ユーザの中から生まれています。

一方エキサイトからは、「マンション」や「ネームカード」のキーワードなど、コミュニティに着目したサービスが立ち上がってはいるものの、それらは独立に存在し、それらを連携させるような動きはありません。Lastfmも同様に、同じ嗜好をもつユーザ間を繋ぐものだったのですね。

サービスがバラバラなだけでなく、ユーザへのプロモーションも足りないのではないでしょうか。向上委員会からのアナウンスは非常に事務的で、これだけでユーザが飛びつくとも思えません (それにしては新しいサービスを試してみてくれるユーザが多いとも思いますが)。公式ブロガーに使ってもらって感想を書いてもらったり、山村社長自らが使って良さをアピールしたりする必要があると思うのです。そういえば山村社長とネームカードの交換をさせていただいたので、使われていることはいえるのでしょうけど、それを知っている人は少ないよね?

最後に一点。
サービスの評価は上司や、私がするのではない。サービスの評価はユーザーがする。
その評価にユーザの時間が使われていること、そしてそのサービスにはユーザによって作られた資産がたまっていることを忘れてはいけません。

これまでのエキサイトへの提言:
2004年 12月 19日 顧客が作る「サービスの魅力」
  -- ユーザが資産だということを認識する必要がある。
2006年 06月 02日 ネームカード大プッシュ
  -- どういう戦略なんだ?
2006年 06月 18日 エキサイトブログはなぜ他と違う魅力があるのか
  -- なぜ忠誠心があるのか?には答えは出なかったけど、この忠誠心があるユーザコミュニティを大事にすることが必要だ。
2006年 07月 09日 2.0つけてるだけ?
  -- 2.0つけてるだけ?

追加: 勝手にサービス改善委員会
(1) このコミュニティを"売り"に (2007/11/13)
(2) "中の人"を出せ (2007/11/16)
(3) あの人のイラストをスキンで使いたい! (2007/12/31)

2007/10/16

ヤトロファって何?

こんばんは。Blog Action Day ってどこ行っても見ないのだけど、私だけかつがれたのだろうか。損している訳じゃないからいいけど。

COURRiER Japon 11月号に、FORTUNEからの記事
次世代バイオ燃料の注目株「ヤトロファ」って何?
っていうのが載っています。

で、「ヤトロファ」って何?

・毒性が強く食用に適さない。→ 燃料に使っても食糧の需給を圧迫しない。
・乾燥した土地でも通年栽培できる。
・作付けから生産まで3年 (ヤシ油は7年)、寿命は50年。
・種子から40%もの油を精製できる (大豆は18%)。

・英国の石油会社BPが着目し、合弁会社を設立した。
・欧州全体のバイオ燃料の需要18%にあたる年間200万tの原料油を生産する計画。
・欧州では2020年までに輸送用燃料の10%をバイオ燃料にする目標だが、
  現在のバイオ燃料でまかなうためには生産量を9倍以上にする必要がある。

アフリカでも育つということで、アフリカに現金をもたらすという意味でも、アフリカに注ぐ太陽エネルギーの転換先としても、そしてもちろん化石燃料の代替という意味でも有用だと思いました。

環境政策と言うと、どれだけ効果があるのか疑問だったり、原発推進のようにこれって別の意味で環境によくないんじゃ?と思えるものが多いです。もちろんヤトロファもここで触れられていない弊害もあるのかもしれませんが、少なくともバイオ燃料作物を栽培するために森林を切り開いたり、食糧の高騰を招いたりということがなく、トウモロコシよりも良さそうです。

このように新しい取り組みが、いろいろな場面で取り組まれ、より良いものが選ばれて行けば良いのにと思います。

2007/10/15

いつのまに ...

... こんな機能が。(エキサイトブログの時のお話です)

新ブログメニュー「うわさのキーワード」追加のお知らせ

サイドバーに凝らない人のところで見つけて、最初は外部サービスなのかと思ったのですが、エキサイトのサービスなんですね。自分のところに戻ったらついているじゃないですか。えーっと、要りません。自分のところのネームカードでランキング表示にしていると、ときどき変なキーワードが上位に上がってくるので、あわてて別の表示に切り替えたりするのですが、自分のところと関係ないキーワード出されてもねえ。

ところで、上記エキサイトブログ向上委員会のコメント欄で、
アクティブユーザがどんどん減っているので、1ユーザあたりの広告量をその分増やさないと経営が苦しくなってしまう。
↓のデータを見れば一目瞭然。
http://www.blogfan.org/service/#excite
今年1月には9万以上のアクティブユーザがいたのに、どこまでも減る一方。経営努力のなさに見合った展開といえばそれまでだが。
というのがあったので、リンク先を見てみました。

ブログサービス比較

これなかなか面白いデータですね。AutopageとかCURURUとか、聞いたことのないようなサービスと同じ程度なんですね。はてなはもっと多いのかと思ったのですが、私が見ているサイトでは多いだけかもしれない。逆に楽天とかYahoo!とかユーザ数が多いのは知名度から想像がつくのですが、私ほとんど接点がないなあ。Yahoo!の虐待弁当くらいか (「虐待弁当って何だ?」で言及した)。

それはともかく、毎回新しいサービスを始める度に、「そんなの要らん」とか、「かえって遅くなった」とか、「基本的なサービスをなんとかしろ」とか、「社長も呑気にグルメやってる場合じゃないぞ」とかいろいろ言われているのに、一向に改善の気配がないのはどういう訳なんだろう? 検索もまたちゃんとできなくなっていますよね。上記「虐待弁当」も結局Googleで探しました。

2007/07/15

スティール・パートナーズって...

... 名前が悪いよね。「泥棒仲間」。高裁が主張をとりあげないのは当然だ。

ブルドックソース:初の買収防衛策、あす発動 東京高裁、スティールの抗告棄却 (毎日新聞 2007年7月10日)

なに? 綴りがどうしたって? 聞こえないよ。