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2008/02/12

韓国の日本海への廃棄物投棄

日本の排他的経済水域でなくとも廃棄物の海洋投棄はやめてもらいたい。

南大門の火事はただでさえ歴史的遺産の少ない韓国には打撃だろうな、気の毒だ... と思って朝鮮日報を見ていたらこんな記事があった。

韓国、廃棄物を日本の大陸棚に投棄
廃棄物投棄:日本海域汚染の可能性も
廃棄物投棄:ゴミで病んでいく東海(上)
廃棄物投棄:ゴミで病んでいく東海(下)
韓国のゴミ海洋投棄の実態

以下引用が中心になります。コメントの必要もないような唖然とする内容が続きます。

・韓国政府が東海(日本海)に設定した「廃棄物海洋投棄区域」の一部が日本の管轄下にある大陸棚と排他的経済水域(EEZ)を侵犯していたにもかかわらず、15年間も放置されてきた

・日本政府は2−3年前から在韓日本大使館を通じ、韓国の海洋水産部に異議を提起してきたが、同部は対応を先送りにしてきた。
  -- 日本政府ももっと世界にアピールしろよ。

・投棄されていたのは畜産排水、生ごみ排水、下水汚泥、排水汚泥、ふん尿などで、周辺では水質の著しい悪化が確認されている。

・日本の海域に廃棄物を直接投棄せず、韓国側の海域に投棄したとしても、廃棄物が海流に乗って移動し汚染を広げた可能性がある
  -- 可能性がある、って普通考えれば韓国内にとどまっていると思う方がおかしいだろ。

・海洋投棄海域内にある一部海底付近の水は工業用水に使うこともできないほど汚染されていることが分かった。

・今すぐ廃棄物の海洋投棄を中止しても、同海域が自然に元の状態に戻るには少なくとも100年はかかるだろう

・廃棄物の中に鉛・カドミウム・水銀といった人体や生態系に致命的な影響をもたらす有害重金属が大量に含まれている

・1972年に採択された「ロンドン条約1972」は、海にゴミを投棄することを厳しく規制している。これまでに81カ国がこの条約を批准しており、韓国も93年にようやく批准した。

・ロンドン条約を批准した後、ゴミの海洋投棄が減った欧米諸国とは違い、韓国では条約を批准した後、むしろ海洋投棄が増えている。

・海洋汚染に大きな影響を及ぼす下水汚泥の場合、海洋投棄はロンドン条約批准国のうち、日本・韓国・フィリピンの3カ国のみに認められている。だが、日本では海に捨てているのは下水汚泥全体の0.2%に過ぎないのに対し、韓国では70%に達している。

韓国が廃棄物の海洋投棄を行っていることは知っていたが、まさかこれほどとは思っていなかった。また、沿岸付近に投棄しているのだろうと思っていたのだが、「ゴミで病んでいく東海(上)」の地図をみると、まさに対馬海流が通っているところで、これではゴミを日本に向けて流しているようなものではないか。そうでなくとも、食物連鎖で大型魚介類に重金属が蓄積していくのだ。

日本海を東海と呼ばせることに熱意を傾けるくらいなら、それよりもその海を大事にしてもらいたいものだ。

2008/01/29

ガソリン税に関して

ガソリンが安くなると消費が増えて環境によくないというのは一理あると思いますが、道路を造ることの中にも環境に寄与する部分があるというのはいかがなものか。まず、環境対策があって、その中で道路に投資する部分があるのならば分るけど。

以前書いた意見: ガソリン税の一般財源化に反対!

ところで2ヶ月延長のブリッジ法案なら3月中に通せて、10年延長の本命は3月中には通せないと言うのはどういうロジックなんでしょうか?

2007/10/16

ヤトロファって何?

こんばんは。Blog Action Day ってどこ行っても見ないのだけど、私だけかつがれたのだろうか。損している訳じゃないからいいけど。

COURRiER Japon 11月号に、FORTUNEからの記事
次世代バイオ燃料の注目株「ヤトロファ」って何?
っていうのが載っています。

で、「ヤトロファ」って何?

・毒性が強く食用に適さない。→ 燃料に使っても食糧の需給を圧迫しない。
・乾燥した土地でも通年栽培できる。
・作付けから生産まで3年 (ヤシ油は7年)、寿命は50年。
・種子から40%もの油を精製できる (大豆は18%)。

・英国の石油会社BPが着目し、合弁会社を設立した。
・欧州全体のバイオ燃料の需要18%にあたる年間200万tの原料油を生産する計画。
・欧州では2020年までに輸送用燃料の10%をバイオ燃料にする目標だが、
  現在のバイオ燃料でまかなうためには生産量を9倍以上にする必要がある。

アフリカでも育つということで、アフリカに現金をもたらすという意味でも、アフリカに注ぐ太陽エネルギーの転換先としても、そしてもちろん化石燃料の代替という意味でも有用だと思いました。

環境政策と言うと、どれだけ効果があるのか疑問だったり、原発推進のようにこれって別の意味で環境によくないんじゃ?と思えるものが多いです。もちろんヤトロファもここで触れられていない弊害もあるのかもしれませんが、少なくともバイオ燃料作物を栽培するために森林を切り開いたり、食糧の高騰を招いたりということがなく、トウモロコシよりも良さそうです。

このように新しい取り組みが、いろいろな場面で取り組まれ、より良いものが選ばれて行けば良いのにと思います。

2007/10/15

環境に良かれと思っても...

 ... 別の弊害を招くこともある。バイオ燃料のために森林切り開いたりとか。

こんばんは。マータイさんです (ウソ)。

自宅豪邸で普通の人の20倍の電力を消費しているアル・ゴアがノーベル平和賞、って冗談ですか。もっと成果が上がってからやってもいいと思うぞ。アメリカ人一人当たりの二酸化炭素排出量が減りだした! とか (ガソリンの高騰のせい以上に)。それから、彼のバックに何があるのか見極めておく必要もあると思う。佐藤栄作みたいに、実は非核三原則は国内向けの看板だけでした、てへっ、なんてことになりかねない。

えーっと、表題にもどります。

夏休みに長崎でレンタカー借りてドライブに行ったんですが、その途中に寄った道の駅で、Toriinoというフリーマガジンをもらってきました。日本野鳥の会が発行しているもので、藤原新也の写真と文など、なかなか魅力的な内容です。

その中に野鳥の会の宣伝ページがあって、オジロワシの写真にそえて、次のようなメッセージが書かれています。
自然エネルギーへの転換は必要です。
でも、私たちの立場にもなってください。
 
4月28日、根室半島で私の友達が体を断ち切られ死にました。
原因は、風力発電のための大きな風車。
私達の眼には、すばやい風車の動きがとらえきれず、
羽が透明に見えてしまうのです。
...
オジロワシは絶滅のおそれがあるそうです。また、日本では風力発電は環境アセスメントの対象になっていないなど、欧米に比べて野鳥の事故を防ぐ仕組みが遅れているそうです。

日本野鳥の会は、(1) 風力発電施設を建設する場所の限定、(2) アセスメントの義務化、(3) 事故の原因究明と防止策の研究を主張しています。詳しくは、
当会の活動 > 自然保護 > 法制度の改善 > 風力発電と野鳥
へ、って書いてあるんですが、そこへいってみると、表題が「風力発電施設建設計画」で、活動の履歴とリンクが並んでいて、紹介しながらこういうことをいうのもなんですが、ちょっと読む気がしません。



ところで、明日15日はBlog Action Dayですよ(9月8日の記事参照)。「環境」について記事を書きましょう! 多くの人はアル・ゴアのことを書くんでしょうね。もしかしてBlog Action Dayの企画は、ノーベル賞がアル・ゴアに行くことが分ってて立てられたのか?

しまった、今日のテーマは明日にとっておけばよかった。

2007/09/18

月餅の過剰包装、抑制される

こんばんは。エコバッグ使ってる?

過剰包装削減で思い出したんだけど、中国の月餅の過剰包装はすごいものがあります。ちょうど2年前中国に出張へいったとき、中国は中秋節前で、巷には月餅がそこら中で売ってあり、またお土産(写真)ももらったので、興味をもって月餅のことを調べてみました。そんな中見つけたこの記事、検索したらまだ見つかりましたよ。

月餅過剰包装:箱の高さは88階ビル1800棟分 (中国情報局 2005/09/08)
上海市の人々は2004年に800万箱の月餅を消費しており、箱を積み上げると上海市にある高さ420メートルの金茂ビルの1800棟分に相当する
って、分りやすい例えというよりむしろ想像がつかないというか...

で、この検索でその次くらいに引っかかってきたニュースがこれ。

月餅の過剰包装、抑制される (人民網日本語版 2007年9月5日)

最初の記事にあるのですが、昨年から規制が施行されたようですね。

いやほんとは、「中国公害:重金属汚染の涼橋村 村民の死因、8割はがん」という記事を取り上げたかったのだけど、ちょっとヘビーで...

2007/09/08

10月15日 Blog Action Day - 今年のテーマは"環境"

おはようございます。台風って環境破壊だよな。それとも人間が環境を壊して作ったものを壊してもとどおりにしようという試みなのか。

きっこさんが、プルプルでセクシーなクチビルを酸っぱくして、「テレビや新聞の報道を鵜呑みにするヤツはバカ」って言っているので、私もbogusnewsの記事は疑ってかかっています。

そのbogusnews の9月5日の記事、
アメブロ、ブロガーみんなで考える「Blog Action Day」を開催
ウラをとるために"Blog Action Day"で検索してみました。





Blog Action Day
プロモーションビデオ@YouTube: Blog Action Day 2007
もし全てのブログが
同じ日に
同じトピックで
記事を書いたら
何がおこるだろうか 
環境 
トゥギャザーしようぜ
我々は会話を変えられる 
今年初めて
Web界隈のブロガー達が
共有し、
議論、
アドバイス、
質問、
行動
するために
団結する 
あなたの情熱が何に向かっているのであれ、
あなたの読者が誰であれ、
10月15日に我々に加わろう。 
BLOG ACTION DAY 
この一日
一つのテーマ
何千の声
だそうです。

なーんだ。
4日夜から5日にかけて、は誤報
アメブロ主催、は誤報
今回のテーマは「RSSについて」、も誤報
だったんですね (まだ言うか)。

参加方法はこちら → Get involved!

日本語関連記事
LifeHacking.jp 8月 17日世界を変えよう。Blog Action Day、2007年10月15日
ブログへラルド 8月 20日10月15日は「Blog Action Day」 - 今年のテーマは環境に決定

2007/08/03

環境に配慮してほしい - 日産ノートCM

こんばんは。ジローラモです (ウソ)。

日産のCMで、NOTE「親子で洗車」篇というのがあるんだけど、
家族全員で服を洗車ブラシにして、
身体中泡だらけにして、
そこらじゅうに泡をまき散らして、
洗車してるの。

楽しそうなのはいいんだけど、
洗剤と水の無駄遣いじゃない?
もっと環境に配慮してほしい。

それから、DUALISのCMは誇大広告じゃない?
買ったらトランスフォームボタン探しちゃうよ? (← そんな人いないって)

追記: もっとひどいCM
アクセスジャーナル: 不買運動の動きもーーロート製薬のトンデモCM
主婦がやっと洗濯物の片付けを終わったと思ったら、息子が登場し、「これ、洗っといて」とズボンを投げつける。
 主婦が「エッ」と声を上げると、ごろ寝してテレビを見ていた夫から「静かにしてくれよ」と文句を言われる。
 それで「ムッ」としている主婦に対し、「なせか、ちょっとしたことでイライラ」といったナレーションが流れ、主婦が「これって、更年期障害?」とのセリフ...

2007/07/14

エコセレブランキング


おはようございます。赤星たみこです (ウソ)。

クーリエ・ジャポンの今月号は、エコ特集。ソトコトなんかと違って、客観的な眼でみているのが面白い。別に批判的なものばかりという訳ではなく、バランスがとれている。

その中で特に面白かったのが、「巷を賑わすエコセレブたち いちばんクールなのは誰だ」。エコを看板に掲げる有名人の「非エコ度」を暴いている。

アル・ゴアの自宅豪邸では、普通の人の20倍の電力が消費されている。LIVE EARTHに自家用ジェットで来た。そういえばLIVE EARTHであるアーチストが観客に「自家用ジェットで来なかった人は手を挙げて」ってやってたな。その観客の中にはアル・ゴアはいなかったけど。

もっと低いランキングなのはマドンナ。すっかり社会派として定着した感のあるマドンナは、コンサートで使われるエネルギーの量が問題にされていた。ただ、その点を指摘するのはあまり適切でないと思う。日常の生活のエコ度を問題にして欲しかった。確かにマドンナは、養子問題などそれちょっと違うんじゃないのという点は多いけど。

エコ度トップにあげられていたのはディカプリオ。プリウスに乗るというライフスタイルを流行らせた張本人で、私自身はただのパフォーマンスに過ぎないと思っていたが、それだけでなく社会活動に積極的な点が評価されていた。エコとは違うけど、「ブラッドダイヤモンド」があったね。

お金持ちの有名人は難しいよね。リサイクルするのにも環境負荷がかかるから、本来ならリユース、リデュースのほうが重要なんだけど、いつも同じ服って言われるようでも困るし。

また、CMに出た企業が環境によくないということが分ったらイメージダウンだ。以前スティングが宮崎のシーガイアのCMに出てコンサートまで開いたので批判されたことがあった。日本のCMは日本でしか流されないし、本国ではそのこと自体が知られていないから良いのかもしれないが、ポーズだけでなく本当に環境保護に意識のあるアーティストなら汚点に思うだろう。

クーリエ・ジャポンのエコ特集には、その他にも面白い記事があります。「低燃費ドライバー」の数々のテクニックも面白い。エンジン切ってトラックのスリップストリームにはいるって、それ危険ですから! ダンスステップで床発電するエコディスコとか。汗を集めてトイレで流す計画もある、って電車の中で読んでて吹いてしまいましたよ。

編集長の言葉の中で、エコバッグについてこう語っているところがある。
たしかにビニール袋を減らすことで、CO2の削減には貢献するだろう。しかし、いっぽうで店頭には様々なエコバッグ商品が出回り始めている。売り文句は「地球に優しいエコバッグ」。なんのことはない。"エコ"を売りにした商品が次々に生産され、新たなCO2 が排出されているではないか。環境のことを考えるなら、いま持っているバッグを使ったほうがいいに決まっている。
エコバッグを新しく買うのがそんなにおかしいかと思ったんですが、このことのようです。

個別記事のページ から
一見、ただのキャンバス地のバッグ。
だが今年3月、ロンドンでこのエコバッグが発売されると、
客が殺到、ネット・ショッピングのサイトeBayでは
200ポンド(約5万円)近い高値(もともとの値段はたった5ポンド!)で
取り引きされるにいたった。
なんかホワイトバンドがヤフオクで取引されていたのを思い出した。

このエコバッグというのは、アニヤ・ハインドマーチというブランドの『I'm Not A Plastic Bag 』という製品。日本では今日発売だそうですが、開店前に並んでいる人の分で売り切れだそうです。

ちなみに私のエコバッグは、なんかの景品だったらしく、あまったものをバザーみたいなところで買ってきたものです。10円で。

2007/06/28

雲を大砲で撃ち落とす

おはようございます。みなさん、水に「ありがとう」って言ってますか?

今回もビッグイシュー 73号の特集「"水"赤字国、日本」から。

水の豊富な中国南部に対して、北京を含む中国北部では水不足に悩まされており、人工降雨が盛んだと言う。雨雲に対して沃化銀を地上から大砲で撃ち込んだり、飛行機で撒いたりする。

雨雲があったら自分の周辺に雨を降らせるということで、川の水や地下水の争奪戦だけでなく、雲まで争奪戦が繰り広げられているという。お金の大小によって水を確保出来るかどうかが決まる、ということであると指摘している。

これは中国国内の争奪戦だが、国土の狭い国が集まっているところでは国同士の争奪戦が起きる可能性があるということになる。そうなってくると本当の戦争に発展する可能性だってあるだろう。

以前聞いた話だが、アスワンハイダムなどの大規模開発では、気候さえ変えてしまう恐れがあるという。あからさまな収奪ではないので、環境に悪影響を受けた国にとっては正面切っての批判はしにくいだろうが、特に小国が影響を受けた場合には死活問題であろう。

2007/02/15

エコバッグをもって

コンビニに行って、

3点レジにもっていって、
レジの前にエコバッグを出して、
「そのままでよいです」っていったら、

3点全部にテープはってくれて、
私の前に出してくれたので、
慌てながら、でも、もたもたしながら、
自分でひとつひとつエコバッグにいれた。

うしろに待っている人はいなかったけど、
なんか申し訳ないことをしたような気になりました。

2006/12/30

北極の氷2040年に消滅 [すごろく99]

こんばんは。

先日、2040年夏、北極の氷ほぼ消滅 (リンク先は産經新聞 2006年12月12日) という衝撃的なニュースが出ていました。

この中で、「これまで2070年頃消滅するとの予測も出されていた」とありますが、今年の2月に放映されたNHKスペシャル「気候大異変 第2回 環境の崩壊が止まらない」ではその値を使っていたのですよね。私はこれを11月の再放送で見て衝撃を受けていたので、さらに追い打ちという感じです。というかむしろ無力感を感じていると言ってもよいです。

北極の氷が溶けると、海面が上昇し、水没する南の島々があるということは知っていましたが、上記番組では、北極圏では街が海に呑まれているのが既に進んでいるということが報告されています。

北極圏では、地面は永久凍土で出来ており、海が荒れると、永久凍土が溶け、海岸線が浸食されていきます。海が凍っていた時は嵐が来ても氷がバリヤになっていたが、直接浸食を受けるようになってしまっているそうです。10年間で60m浸食が進んだところもあり、一晩で38m浸食したこともある。今後10数年で島には住めなくなるので、2009年までに全員が島から移住することを決めたと言う。

移住すると移住先で既存住民との摩擦が発生する。21世紀末には全世界で2億6000万人の人が住む場所を失い環境難民化すると予測されている。そしてこの予測は2070年に北極の氷が無くなると言う予測の下での計算になので、その予測が2040年に修正された今、危機はもっと間近に迫っているのだ。

すごろく 99番地は2回休みごフリーお題なので、「71.30年後の未来予想」を選びました。30年後の予想なんて自分では出来ないので、地球シミュレータの予測を使いました。

2006/12/27

季節の短歌 [すごろく91]

季節の短歌を詠め、って昔のお坊さんじゃないんだから無茶言うなよ。

暖冬だ
二酸化炭素
減らしても
米中抜きじゃ
焼け石に水

いかがでしょ。

えーと、次は8つ進んで、「99.2日休み(休み明けはフリーお題)」。
この期に及んで、「2日休み」ですか!
28日、29日休んで、30日。
おお! 30日にちゃんと書きさえすれば、年内ゴール達成だ!

2006/01/24

中国の放埓が世界を壊す: 汚染大陸マップ

こんばんは。孫悟空です (ウソ)。

91364この前予告した東洋経済1/28号。買ってきましたよ。まだ読み始めたところですが。

経済のことも気になるのですが、脅威といえばやはり軍事と環境でしょう。今回は軍事を主題にした記事はありませんでした。ということで環境に関して。

まず気になるのは日本への影響です。酸性雨は現在の段階では90%は中国国内に降っており、日本へは1%だけが到達しているとのこと。しかしそれでも日本の酸性雨の1/3になるという見方もあるそうです。この2つを組み合わせると、日本の30倍の酸性雨があるということになりますね。

汚染の激しい淮河の地元民、NPO職員は、水俣病のことを知っているそうです(先日NHKアーカイブスで特集されていましたね)。日本の教訓が生かせるのでしょうか。日本の公害対策が飛躍的に進んだのは、(1) 世論形成とその力、(2) 司法の独立、(3) 環境対策のインフラの3つが有機的に関連し、政府・企業側の対策を推し進めさせたからという。

一方、中国では、
(1) 世論形成とその力 → 言論の自由、報道の自由がないため、世論が形成されない
(2) 司法の独立 → 確立されていない
(3) 環境対策のインフラ → 保健所など啓蒙といざというときに行動するインフラは未整備
ということで、日本に対して経済成長の遅れ以上のギャップが存在するという。

ただ東洋経済は、中国の環境汚染を、日本にとっての環境ビジネスのチャンスと捉えています。それにも中国の事情を考慮する必要があるということです。それは環境よりもやっぱり経済重視ということ。啓蒙を進めることと導入しやすくすることを並行して進めないといけないでしょうね。長い道のりだと思います。

そういえば、旅限無 (りょげむ) さんが、「流氷は綺麗だけれど…」という気になる記事をかかれています。北海道に流れ着く美しい流氷。しかしこんなことが。
流氷が生まれるのはアムール川からオホーツク海に流れ込む膨大な淡水が、塩分を含んで比重の重い海水の表面に広がる現象として説明されます。アムール川は間宮海峡に河口を開いていますが、そこから遡るとハバロフスクの先でウスリー川と合流していて、更に上流で松花江とも合流しているのです。すると、先月の大事件を思い出すというわけです。
海洋汚染ではないので他人事だ、と思っていられませんね。

■ 以前の記事
2005-08-02 「中国の放埓が世界を壊す: リンク集」

コメント
 Commented by sofia_ss at 2006-01-29 17:21 x
気になるんです。中国の汚染。
自身を傷つけての経済成長の果て、、というのかな。
なんだか周囲も傷つけそうで。

 Commented by yoshihiroueda at 2006-01-29 20:30 x
★そふぃあさん、
日本人から見たら、中国に限らず、自然への感謝の念というか畏敬というかそういう意識が足りないように思えるんですよね。どのように導いていくのかが日本の課題だと思います。

2005/12/18

LOHASは登録商標:続き

こんばんは。エコレンジャーです (ニセモノ... って本物はどれ?)。

先日「LOHASは登録商標」という記事を書いたんですが、その後見ていても、ホワイトバンドのときのような「だまされた」という怒りの声は出てないようですね。私も同様なんですが、「ボクは騙されはしないけどね」という言明でしょうか。

むしろ、ソトコトのマーケティング上の失敗という見方が多い。

「R30::マーケティング社会時評」さんにも引用されていた「実践ビジネス発想法」さんが、「排ガス浄化装置で環境ビジネスを食い物にした三井物産がロハスを手がける説得力」という記事を書かれています。

環境関連ビジネスで世間を欺いた三井物産(+ソトコト)が、
環境への取り組みに力を入れているシャープに対して、
ロハス (LOHAS) の無断使用を警告。

悪い冗談としか思えません。

「ディーゼル商用車に取り付ける排ガス浄化装置の性能データの偽造事件」すっかり忘れていました。事件としては忘れていませんでしたが、三井物産と結びついていなかった。
環境保護をファッションにしているだけで実質環境保護になっていなければ、それをまねするだけの人が増えて、環境保護にとって却って弊害になる。この機にそういう傾向に歯止めがかかるならば、むしろ早めにわかってよかったんじゃないかと思う。

おまけ: fumi_oさんの"@HOME"で知ったtypoGenerator (記事自体は関係ないのでトラックバックしません)。"typo"というとタイプミスの意味で使っているので、LOGO Generatorといったほうがいいんじゃないかなあ。



もいっちょ。

はりーさんのところで知ったSpell with flickr (これもトラックバックしません)。

r77 KEYWORD letter Y letter O Word Grab letter K letter A letter N

2005/08/02

中国の放埓が世界を壊す: リンク集

こんばんは。

この問題は範囲が大きすぎて手に負えないのですが、まず考える材料を整理しておきたいと思います。順次加筆修正の予定。これら材料と書きましたが、それだけで完成品になっているものがほとんどですので、整理で終わるかもしれません。そのつもりで見守っていただくとありがたいです。

まず、「娘通信♪」さん。残念ながら休止されていますが、日本/アジアの問題に限らず、圧倒的な知識+情報収集+ロジックの組み立てで参考にさせてもらっていました。
中国の記事は多いのですが、その中で環境問題も多くあります。

2005/5/14 中国の大気汚染・・世界とアジアへの影響は?
2005/5/4 中国の環境汚染、2つの事例・・貧困と経済至上主義
-- ヒ素やフッ素を多量に含んだ質の悪い石炭を燃料にしてあぶったトウモロコシなどを食べたことによる被害
-- 天津・西堤頭鎮の化学工場による環境汚染でがん患者大量発生
2004/10/8 中国、環境汚染の実態・・病める巨龍。
-- 淮河の水質汚染、地元の漁民でさえ「捕った魚を食べる勇気はない」と敬遠するほど

その他
・無節操な取水 → 中国やアメリカで広まる水不足 「河北省だけでも約1000個もの湖が消滅」
・国外への進出 中国輸出入銀行>環境マネーロンダリングを警告 (メコンウォッチ 2005/7/23)

いずれにしても、次世代の国民のために財産を残すという価値観はなく (自分の家の子に対しては別)、何でも消費、消耗してしまうと言えると思います。自国民の健康、命さえ消耗品として扱っていると言っても過言ではありません。いくら中国が広いと言ってもまかないきれるものではなく、外国の自然環境もその対象になっていると言えるでしょう。食糧の自給率も低いですし。

参照されているリンク (どれも信頼のおける情報源に見える)
中国最新情報
ENVIROASIA 日中韓環境情報サイト
→ 最近の記事から: 2005-07-13「第二のスダンレッド」とも呼ばれる使用禁止の魚病薬「マラカイトグリーン」、中国内の水産品市場での使用が発覚
中国環境問題の現状
中国環境関連情報
産業廃棄物は毎年5000万tの投棄があり、うち40%は河川、湖、海への直接投棄。
カドミ塩工業から出る年間10数万トンのカドミ塩は大部分が野積みで放置。
メコンウォッチ

京都議定書では、中国は発展途上国として二酸化炭素排出量削減が義務付けられませんでした。だからこそ参加していると言えるわけですが、次の議定書ではそういうわけには行かないでしょう。アメリカと同じ行動をとることが懸念されます。日本はそれまでに、環境保護が全世界の総意であり、どのような大国もそれに逆らえない、という価値観を醸成することが必要と思います。

2005/07/31

SOTOKOTO買ってきた

おはようございます。暑くならないうちに自転車のリハーサルに出かけようと思っていたのですが... 昨日町内会のお祭りでタバコにやられたみたいで、のどが痛い。

SOTOKOTOって雑誌、環境問題に関心のあるウエダさんとしては以前から気になっていたんですが、売っているところがあまりないのと、なんか「ただのファッション」という懸念と抵抗感があって、今まで手にすることがありませんでした。先日技術雑誌を買おうと思って本屋に行ったら、売ってありました。

特集は「読めばゼッタイ実践できる ロハス的生活100のヒント!」

実はLOHASという言葉も気になっていながら知りませんでした。"Low なんとか" で環境負荷が低いか健康によい食品かなにかと思っていました。なんだろう、という訳でついでに買ってみました。

表紙をめくると、最初に「世界初のエコ・ファッション・マガジン」って書いてありましたよ...

ところで、LOHASという言葉は同誌によると
世の中、ロハス一直線! アメリカ西海岸からやってきたLOHAS(Lifestyles Of Health And Sustainability=健康と環境を愛する生活)という考え方は、日本で「ロハス」と親しみやすいカタカナになり、敏感なヒトたちが、どんどん、そのスタイルを取り入れている。「ロハスを始めたい、でもどうしていいか分からない」。焦らなくても大丈夫、そこで今月のソトコト。
というわけで、こんな人達が語っています。

... みんな自分の好きなことを語っているだけのような気が... 「健康」はまだ分かるけど「環境」はどこ? 「旅」担当ロハスピープル高城剛なんて、行く場所によって携帯を使い分けるとか、iPodとノイズキャンセリング・ヘッドホンで音楽を聴いていたほうが旅先の風景も雰囲気も満喫できる... って。なんだかなー。

ロハスという言葉に戻ります。"Sustainability"は本来「(環境を破壊しないで資源開発が) 継続できる」で、その意味では「環境 (を愛する)」という訳でもいいんですが...
だいたいロハスがアメリカで始まったと言うこと自体がうさんくさい。アメリカ人が言ったとたんに、「持続可能性」は「子孫もこの地球環境を享受できる」という意味ではなく、自分が「実行を持続できる程度のことしかやんない」と言っているように聞こえる。って偏見ですか。

雑誌自体は「環境保護」という先入観をもたなければ楽しめると思います。800円でハワイアンのCDもついてる。

「食べることの大切さを学ぶことを保育時間に上手に取り入れている」八王子ふたば保育園の記事は興味深かった。「最近は親のほうが料理しなかったり、ということもありますので、子供たちを通して、食べることの大切さを伝えたい」という園長先生の話がおもしろい。でもそんな親がここに子供をいれるのかなあ。

2005/06/11

食品の廃棄はもったいない

こんにちは。食べ放題で食べ過ぎると幸福感だいなしですねっ!

毎日新聞で、「食の現場から: MOTTAINAI」って連載がありました。

食の現場から:MOTTAINAI
6月6日 石川県立大教授(廃棄物学)・高月紘さん
6月6日 1 コンビニ・スーパー
6月7日 2 野菜選別
6月8日 3 ホテル
6月9日 4 外食産業

高月さんの記事中に出ているデータが衝撃的ですね。厚生労働省のデータでは、一日一人あたり725キロカロリー (約28%) が食品ロスになっているそうです。また、環境省によると国内の食品廃棄物は02年度で約2154万トン、同じ年に世界各国 (日本じゃないですよ) から発展途上国に支援された食糧の830万トンを大きく上回るということです。そのうちの約半分1189万トンは家庭からということで、これは我々の努力で減らすことができます。高月さんが調査した京都市では、家庭ごみのうち、手を付けていない食品が9〜14%、6割が賞味期限内だったそうですから、努力というまでもなくかなり減らせることがわかります。

スーパーでは賞味期限に迫ってくると値引きして売れ残りがないようにするのですが、コンビニでは認められていません。それでは売れ残りが出ないように入荷を抑えるというのは通常の考え方ですが、欠品するとお客が来なくなるそうです。これを機会損失 (機会ロス) というのですが、セブンイレブンの鈴木会長も廃棄ロスを減らすより機会ロスをなくすことを重視しているようです (著書「考える原則」)。上記記事 (「1」) では、「まだ食べられるのに、本当にもったいないと思う。世界には飢えた子どもが多いと聞くが、何とかならないものか」という店主の心痛を伝えています。

客である我々がそれを望んでいるということですよね。我々に何ができるでしょうか。
ひとつは、廃棄を減らすことを取り組んでいるところをひいきにするということでしょうか。AM/PMはそのひとつですね。とれたてキッチン (以前は「フローズンとれたて弁当」という名前でした) は、冷凍することによって廃棄を減らしています。サンドイッチやおにぎりは今までと同じなんでしょうが。

学校給食では残さず食べることを昔ほど強く言わないそうですね。それからO-157の影響で食べきれなかったパンや果物を持ち帰ることも禁止しているそうです。ちょっと行き過ぎだと思います。これからは教育の現場から「もったいない」教育を重視してもらいたいと思います。

ところで、これでやっと200本めです。yodaway2さんの半分のペースですね。文章の長さを考えるとさらにその5分の1くらいでしょうか (笑)。これからもスローペースでいきたいと思います。

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コメント
 Commented by ma_cocotte at 2005-06-11 15:42 x
こちらのカルフールですが11:30から13時頃までサンドイッチショップが出ます。バゲットに野菜とお肉を挟んだものが主ですが,よく考えてみるとパンは前日夜か早朝,野菜,肉は前日店内でさばけなかったものです。店内にローストチキン,ポークやハムなどの惣菜売場もあります。このお昼だけのショップ,安くて美味しいし時間をかけずに食事できるので大変な行列ができますよ。時間前に売り切れ閉店です。デザートでケーキも売られますがこれも前夜のものでしょう。
形が変わるだけでヒトって買うものですよね。日本だと余り物を売っていると言われちゃうのかなあ。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-06-11 22:03 x
★ココさん、日本でもお店でお惣菜を作っているスーパーでは、鮮魚等は熱を加えてお惣菜になるようです。コンビニでは工場から配送ですし、もともと生物はありませんから難しいですね。
あまりおおきくないスーパーだと、イカ等を店員がくんくんってやって、まだいけると判断すると賞味期限の更新してお店に並ぶらしい。日本でも余り物もちゃんと安くして出してくれたら受け入れられますよ。安くなる時間を待っている人も多いです。

2005/05/08

29日目の恐怖

こんにちは。ゴールデンウィークはどこにも行きませんでした。環境保護に貢献しようと思って (ウソ)。

今日午後4時からテレビ東京で「地球共生」という番組があります(番組HP)。年間6回で今日はその第1回「29日目の恐怖」、総論だそうです。
タイトルの“29日目の恐怖”とは、「ある池のハスの葉が増え、1ヵ月で池のすべてを覆い尽くしてしまいましたが、その前日の29日目、池の景色は特に普段と変わらなかった」というヨーロッパの昔話から引用しました。つまり、倍倍で増えていくものは最終段階を迎える直前まで気づき難いということです。
ということです。

以前、10年くらい前になりますが、環境保護に関する講演を聴きました。その際に講師から会場にといかけがありました。

・地球はまだ大丈夫と思うか。
・それとも、今行動を起こさないとダメだと思うか。

私はそのとき、「もう取り返しがつかないんじゃないか」と思っていて、どちらにも手を上げることができませんでした。それから10年、京都議定書は発効しましたが、一番大きな影響をもつアメリカは参加していませんし、中国は対象外になっています。次の議定書には中国も義務を負うことが求められるはずですが、中国はそのときにはアメリカと同じ行動をとることが懸念されます。

「もったいない」精神を意識して生活していますが、この状況の中でどれだけの貢献になるのかと思うと暗い気持ちにならざるを得ません。それでも自分にできることをやるしかありません。30日目に突入するのを少しでも遅らせ、現状を維持することに貢献していきたいと思うのです。

テレビ東京なので全国では見れない人も多いと思いますが、その場合は知り合いに録画してもらってみましょう。第1回目のゲストは石原慎太郎だそうですが、彼が嫌いな人も我慢して見ましょう。

2005/03/02

「もったいない」とアニミズム

こんばんは。もったいないおばけです (ウソ)、という書き出しではじめようと思って、「もったいないおばけ」で検索してみたんです。そしたら、こんなコラムが検索されました。

日経BPスペシャル
幸せになる「もったいない」話 枝廣淳子
(この第2回で「もったいないおばけ」が出ています。)

ここでも、「もったいない」は、環境を守る上でのキーワードであり、日本人の誇れる価値観である(アジア各国にもあるそうですが)という位置付けがされています。この中でも特に、
私たち日本人が「もったいない」と一言いうときには、「お天道さまに申し訳ない」というような……そんな心情的な何かがこもっていますよね?
また、第2回では、「山川草木悉有佛性」という仏教用語が紹介され、
山や川などの自然存在にも、草や木にも、悉(ことごと)く仏となる性質があるということ。動かぬものも、物言わぬものも、どんなものもすべて仏となる性質を持っている。故になにものも粗末にしてはならない、という思想だそうです。
と説明されています。そして第3回では、
 「アニミズム」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか? アニミズムとは、自然の万物の内に、アニマ(精霊、霊魂)が宿っている、という考え方です。日本の神道の神は、「八百万(やおよろず)の神」と呼ばれますが、山にも川にも、岩にも、動物にも植物にも、火や風や雷や風にも、神が宿っているという感覚は、アニミズムに立脚しています。
とアニミズムにつながっていることを述べています。そして、「生かされている」という感覚。

そうなんです。私の「もったいない」という感覚は、私の宗教観とつながっていたのです(「多神教礼賛(アニミズム礼賛)」)。はよ気付けよと思いますよね。

私が、日本人としての誇りや愛国心を思うとき、他を排斥するナショナリズムとは違って、こういう自分達が共有して持つ価値観に誇りを持っているのだと思います。この価値観を世界に広めていくことが、日本人の役割なんじゃないかと思うのです。京都議定書のような不平等条約も受けいれ、「歯をくいしばってがんばろう」と書いたのは、そういうところに考えのベースがあります。

「甘ちゃんだ」、「夢想家だ」という批判は甘受します。批判に反論しません。いつかあなたも仲間になってくれることを信じています