2007/09/24

少林寺VS忍者

こんばんは。乱太郎です (ウソ)。

過去のエントリーに対してコメントをもらったので、何か関係あることが起こったのかと思ってニュース検索してみたのですが、こんな記事があったのですね。

少林寺激怒!忍者に負けてねえ…「完敗」ネット書き込みに中国また大論争ぼっ発 (スポーツ報知 2007年9月23日)
 少林寺は忍者に負けていない—。中国武道「少林拳」発祥の地として知られる河南省の少林寺が「忍者の末裔(まつえい)とされる日本人武道家に道場破りされた」とする書き込みが、中国の主要ウェブサイトに掲載され、大騒動に発展。1500年もの歴史と威信を傷つけられた少林寺側は「悪質なデマ」と否定の声明を出して沈静化をはかったが、“少林寺VS忍者”論争は日中問題のあらたな火種になるかもしれない。
このブログエントリーのタイトルを思いついて映画みたいでなかなかいいなと思ったのですが、新聞記事中に、実際にそういうタイトルの映画があったって書いてありますね ... orz

暑さ寒さも彼岸まで

明日が秋分の日だと思っていたのですが、今日だったんですね。

2007/09/23

野良妊婦って言葉...

... はじめて聞いた。

らばQ: 情報格差──これから始まろうとしている本当の格差社会

この記事の本題とは異なるのでトラックバックは送らないけれど、この中にこんな記述がある。
みなさんは「野良妊婦」という言葉をご存じでしょうか? 野良妊婦の恐怖という記事で紹介された言葉で、このブログは現役の医師が運営しているようです。
リンク先
ほねまであいして@奴隷院長の日々 - 野良妊婦の恐怖
に定義が載っている。書き方はおちゃらけてるけど。
妊娠してもちゃんと検診を受けない素敵なライフスタイルを実践する妊婦様のこと
この言葉は知らなかったのだけど、こういう人の存在は下記記事で知った。

なぜ産科医は患者を断るのか 出産費用踏み倒しに「置き去り」 (J-CASTニュース2007/8/31)
妊娠しても産婦人科に行かず、陣痛が来て救急車で病院に運ばれる。これを産科医の間では「飛び込み出産」といい、こうした例が増えているらしい。ただ、妊婦の状態などの情報が全くないため「責任が取れない」と、受け入れを断る産科医も多い。さらに、「飛び込み出産」の場合、出産費用を踏み倒したり、赤ちゃんを病院に置き去りにする可能性が高いというのだ。
奈良の妊婦も既に妊娠7ヶ月だった。

一方、断る側の産科の事情に関しては、今回非難の矢面に立たされた奈良県立医大が当日受けれられる事態でなかったということを公表している。これは下記ブログで知った(つぶろぐ経由で知ったことを忘れてて探すのに時間がかかった)。

新小児科医のつぶやき - マスコミよ これでもヒマか 夏の夜
・当直医2名 + 応援医師1名 (深夜2:30まで勤務)
・当日の救急応需5名
・手術、分娩3件 (うち1名はもともと朝9:00から23:00までの大手術でその後の経過観察が必要)
・当直者2名は一睡もしないまま、1名は外来など通常業務につき、他1名は代務先の医療機関において24時間勤務に従事

また、ニュースになった妊婦の受け入れを断った時刻 (2回) の状況がどのようであったかを分析し、
私は医師の目から見ても「断った」のは妥当な状況判断と思います。また返事も「拒否」ではなく、本当に手が回らないので「後にして欲しい」です。こんな状況で搬送されても、まともな治療が行なえないの正しい状況判断です。医師は自分の力の限界を心得るのも重要な資質であり、無闇矢鱈に引き受けて患者の生命健康を損なってはならないからです。
としている。また、「夜間勤務医」でなく「当直医」で対応せざるを得ない勤務実態を問題視している。

これは奈良県立医大、奈良県だけの問題ではないことを、医療問題に関して継続してとりあげている団藤さんが指摘している。

お産の危機は首都圏にこそ迫っている [ブログ時評83]
特に埼玉は、産科医1人当たりの人口が全国平均の2倍近い。

奈良で妊婦が転送を断られ死亡した事件が起こった1年前にも、団藤さんは産科医の減少をとりあげている。

医療崩壊が産科から始まってしまった [ブログ時評59]
重労働に加え訴訟リスク(賠償金の問題だけでなく、刑事事件として逮捕、有罪の可能性もあるのだ)。医者は尊敬され憧れられる職業だったが、診療科目によっては、むしろ避けたい職業であることがわかる。

団藤さんは次のように警告し、問題提起をしている。
小さな県では将来、お産が出来るのは県庁所在地だけにもなりかねない。遠隔地の妊婦は、事前に病院近くにアパートを借りたり、ホテル住まいで出産に備えなければならない。少子化対策が言われる時期に、出産そのものに大きな負担が加わる大逆行。医療費の増加を食い止めることにしか関心が無かった国の医療行政が、医療の内実を放置してきた結果である。
また、その後のレポートして、

ブログ時評: 奈良の転送妊婦死亡の病院が産科停止へ

という記事をあげている。婦人科は続けるが、産科をやってもらえる医師が見つけられず分娩の扱いをやめるという。

実はうちも奥さんの実家が奈良市で、二人の子を里帰り出産した。最初の子を産んだ病院が院長が高齢により産婦人科をやめ婦人科専門になったため、二人目の子は離れた町で産むことになった。当事者は産科医の減少はずっと前から肌で感じているのだ。

2007/09/19

全米で話題沸騰!ブライダル・ブートキャンプ

こんばんは。ビリーズです (誰だそれ)。

最近クーリエ・ジャポンを定期購読するようにしたんですが、その10月号にこんな記事がありました。

全米で話題沸騰!
これぞ、究極の花嫁修業
ブライダル・ブートキャンプ


えーと、お料理とか着付けとか華道とか茶道とか特訓しますかそうですか、と思って読んだのですが...

ホントにエクササイズやってんの。アウトドアで迷彩服着てやっているので、サバイバル特訓か。
自らに試練を課して、運命の日を完璧な体型で迎え、新郎たちを魅了し、さらには意地悪な親戚たちに好き勝手なことを言わせないようにする。それが彼女たちの目指すところだ。
だって。結婚式までの煩わしい準備によるストレス (アメリカでもたいへんなのね) の解消にも役立つそうだ。

まねするところも多いため、「ブライダル・ブートキャンプ」で登録商標をとったそうですよ。さらにはテレビ放送も予定されているそうで。「将来の花嫁、花婿たちからなる小隊が互いに競いあう」そうだ。「花婿」もかよ。ねるとんか! あ、相手は既に決まっている人が参加するのか。

オチも面白いぞ。経営者は語る。
「私は、一連の新しい商標をもう登録してあります。その中には、ディヴォース・ブートキャンプというのもあるんですよ。でも、他所で話さないでくださいね。さもないと、またマネされてしまいますから

僕はサラリーマン体操で十分でございます。

2007/09/18

月餅の過剰包装、抑制される

こんばんは。エコバッグ使ってる?

過剰包装削減で思い出したんだけど、中国の月餅の過剰包装はすごいものがあります。ちょうど2年前中国に出張へいったとき、中国は中秋節前で、巷には月餅がそこら中で売ってあり、またお土産(写真)ももらったので、興味をもって月餅のことを調べてみました。そんな中見つけたこの記事、検索したらまだ見つかりましたよ。

月餅過剰包装:箱の高さは88階ビル1800棟分 (中国情報局 2005/09/08)
上海市の人々は2004年に800万箱の月餅を消費しており、箱を積み上げると上海市にある高さ420メートルの金茂ビルの1800棟分に相当する
って、分りやすい例えというよりむしろ想像がつかないというか...

で、この検索でその次くらいに引っかかってきたニュースがこれ。

月餅の過剰包装、抑制される (人民網日本語版 2007年9月5日)

最初の記事にあるのですが、昨年から規制が施行されたようですね。

いやほんとは、「中国公害:重金属汚染の涼橋村 村民の死因、8割はがん」という記事を取り上げたかったのだけど、ちょっとヘビーで...

2007/09/16

挑発するモリムラ

おはようございます。笛を吹く少年です (ウソ)。

以前記事にした森村泰昌の展覧会が横浜美術館で行われています。会期終了直前の15日に行ってきました。

「森村泰昌?美の教室、静聴せよ」展

Tokyo Art Beat イベント情報: 森村泰昌 「美の教室、静聴せよ」

いつでも行けたのですが、会期終了直前になったのは、森村泰昌本人が来るイベントがこの日あったから (「放課後:校庭は宇宙の彼方へ/新作映像上映会」)。映像作品の上映と、小林康夫氏 (東京大学教授、批評家) との対談があって、通常の入館料で参加できるのですから、お得でしょ?

展覧会自体もただの展示ではなく、全員に無料で音声ガイドのプレーヤが配られ、森村泰昌本人の解説がつきます。「美の教室」ですから、授業と言った方がいいですね。全体が6つのテーマゾーンに分けられ、それぞれ「1時間目」、「2時間目」... という時間割になぞらえています。

1時間目は「フェルメール・ルーム」。《フェルメール研究(大きな物語は、小さな部屋の 片隅に現れる)》が展示されているだけでなく、そのときの衣装やセット、合成前の写真なども展示され、作品の意図を実現するためにどのように制作したかが語られます。元になった作品もわかるように、フェルメール作品集 (展示会カタログかな?) のそのページが開かれて置いてあります。

6時間目のあとに「放課後:ミシマ・ルーム」があり、ビデオ・インスタレーション《なにものかへのレクイエム(烈火の季節)》が上映されています。これは、三島由紀夫に扮した森村が、バルコニーからアジ演説を行う姿が写されています。その演説の内容は、芸術家達へのメッセージ。商業主義に堕したアートシーンに流されるのではなく、自己の芸術性を主張せよと挑発しています。

「新作映像上映会」は、これを含めた新作3本と、旧作2本が上映されていました。新作の残り2本も演説を題材にしたもの。ひとつは、レーニンのロシア革命での演説のシーンを大阪釜ヶ崎 (日雇い労働者の街) で再現したもので、レーニンが現在の日本の状況をみてどう思うかが制作のモチベーションだと言っていました。

もう一つは、チャップリンによる「独裁者」の演説のパロディ。「私は独裁者になりたくない」という言葉とあわせ、現代の「独裁者」は、分りやすい個人ではなく、組織、国家、経済システム、時代が担っているのではないかという主張をしています。これも現代のアートシーンに縛られている芸術家達へのメッセージだと感じました。と同時に (というか本当はこちらのほうが本来の主張なんでしょうが)、マスコミや時代の空気に流される我々に対する警告なんだろうなと、一気に福田総裁へ流れが変わった政局のことを思いながら見ていました。

対談の中で森村は、三島事件が自分の芸術の原点にあることを語っていました。この年になってやっと三島事件を作品にとりあげることが出来るようになったと言っています。対談相手の小林康夫氏も三島事件には特別の思い入れがあるようで、二人で語る語る。話は分るけどちょっとつらかったぞ。

そうそう、以前リンクで示した、松岡正剛の千冊千夜 『芸術家Mのできるまで』 (森村泰昌) でも三島がメインになっています。

今日を含めて会期は2日。みんな横浜美術館へ急げ。

そうそう、ユリー・ケンサク展 桃太郎ガールの冒険 (こちらは無料) も見てきました。ユリー・ケンサクという人は初めて知りました。タイの若手女性アーティスト (お父さんは日本人)。日本文化 (昔話、かわいい塗り絵、おもちゃ、マンガ、アニメ、日本現代美術 - 村上隆とか奈良美智とか) をベースにした作品群。絵画に限定されず、素材を自由に使ったオブジェなど立体作品もあります。

2007/09/14

おまえがいうな

おはようございます。昨日も安倍内閣メールマガジン来てましたね。「内閣総理大臣の職を辞することを決意いたしました」って、いつ書いたんだ?

毎日新聞に「安倍首相辞任 歴代首相の目」という記事が載っていました (リンク-魚拓)。

◆たくましさ足りず−−海部俊樹さん

うーん、海部さんも首相やって行くうちに、目のくまもひどくなって、どんどんやつれて行ったからなあ。この人に「たくましさ」と言われても、って感じ。本人は、それを耐えたって自負があるのかもしれないけれど。

◆引き際念頭になく−−細川護煕さん

あなた、テレビでは、「途中投げ出し型」パターンの代表として扱われていましたけど。
彼は出処進退を学んでいなかったんですね。それは首相になってにわかに勉強するようなものじゃない。日ごろから身につけておくべき事柄です。
自分は最初から引き際を考えてきたように言っていますが、スキャンダル発覚をおそれて辞めたような見方をされていると思います。
自民党一党支配を終わらせ、そうした政治状況をつくり、それを制度として定着させていく。
自民党と野党連合を天秤にかけて、美味しいご馳走 (=首相の座) を用意してくれた方を選んだんだよね。出自は殿様かもしれないけど、
卑しいよね。
もうひとつはコメの開放でした。それだけやったら、さっさと身を引く覚悟でいました。
「コメの開放」は農政官僚が、もう開放せざるを得ないという状況をずっと隠してきて、自民党政権で無くなったタイミングで、これ幸いと細川に言わせたんだよね。

「消費税」を廃止して「福祉税」というのもあったな。

思い出は美しく彩られる、って感じだ。

◆悩み抜いたのかな−−村山富市さん

この人の場合は、爺表明、いや、辞意表明した時に既にお年だったので (でも今の福田さんとそう変わらないのか)、そんなに悪い印象を持っていない。それでも、やっぱり単に首相としてかつがれただけで、せっかくのチャンスに社会党としてのカラーを何も出せなかったのは情けないところだ。これも社会党凋落の一因だったことは確かだったと思う。

2007/09/13

職を賭して...

... って言ってたのは一昨日だったかな。

安倍首相:海自給油活動「継続できぬなら退陣」 意向表明、緊迫の国会開会 (毎日新聞 2007年9月10日 東京夕刊 → 魚拓)

最初そのことだと思ってたよ。

で、賭けをこの時点で諦めたのかと。相手が歩を一つ前に出した段階で、「参りました」って。相手も驚く。ってマンガか。

それか、

民主党と密約を交わして、自分の首を差し出したのか、と。これだったらカコイイかも。

でも全然違うみたいね。電車で夕刊を読んでいる人がいたんですが、その見出しには、

「代表質問に答えられない」

って書いてあった。とほほ。

当然ブログ界でも大騒ぎですな。個人的には、反米嫌日戦線「狼」さんの「坊やだからさ」というタイトルがつぼにはまった。他にも参考になった記事はあるのだが、また明日。通常は「きっこの日記」から1日遅れになる「きっこのブログ」ももう更新されているのですが。きょうはこのへんで。

2007/09/08

10月15日 Blog Action Day - 今年のテーマは"環境"

おはようございます。台風って環境破壊だよな。それとも人間が環境を壊して作ったものを壊してもとどおりにしようという試みなのか。

きっこさんが、プルプルでセクシーなクチビルを酸っぱくして、「テレビや新聞の報道を鵜呑みにするヤツはバカ」って言っているので、私もbogusnewsの記事は疑ってかかっています。

そのbogusnews の9月5日の記事、
アメブロ、ブロガーみんなで考える「Blog Action Day」を開催
ウラをとるために"Blog Action Day"で検索してみました。





Blog Action Day
プロモーションビデオ@YouTube: Blog Action Day 2007
もし全てのブログが
同じ日に
同じトピックで
記事を書いたら
何がおこるだろうか 
環境 
トゥギャザーしようぜ
我々は会話を変えられる 
今年初めて
Web界隈のブロガー達が
共有し、
議論、
アドバイス、
質問、
行動
するために
団結する 
あなたの情熱が何に向かっているのであれ、
あなたの読者が誰であれ、
10月15日に我々に加わろう。 
BLOG ACTION DAY 
この一日
一つのテーマ
何千の声
だそうです。

なーんだ。
4日夜から5日にかけて、は誤報
アメブロ主催、は誤報
今回のテーマは「RSSについて」、も誤報
だったんですね (まだ言うか)。

参加方法はこちら → Get involved!

日本語関連記事
LifeHacking.jp 8月 17日世界を変えよう。Blog Action Day、2007年10月15日
ブログへラルド 8月 20日10月15日は「Blog Action Day」 - 今年のテーマは環境に決定

2007/09/07

はてなブックマークの...

...「エントリーの編集」って以前からできるんだったっけ? そんなつもりじゃなかったのに、間違えてボタンをさわっちゃったみたいで、編集画面が出てきてびっくりした。これでブックマークするエントリーの概要が編集できるけど、編集結果は全員で共有される。
でもよく考えたら、別の画面なのだけど、「表題」は編集できたんだよね。これも共有される。文字化けした時とか使ってたんだ。そういうときはたいてい自分が最初のユーザなので気がつかなかった。

しかしよく考えると、これって、Wikipediaの編集合戦みたいなことにならないのかな。

と思っていたらちょうどそういう例が出てた。

ブックマークで、
「日本でただ一人のプログレッシブSF作家(笑)の方が怒っているようです」
というのがあって(ブックマーク)、
たどってみたら、もとのページは、
YONEDEN 米田淳一公式ブログ: [説明]検索などで初めていらっしゃった方に
というページだった。

最初何が起こったかと思った。本文の内容も関係が分りにくいし。
よく読んでみると、この米田淳一という人はネットで批判されていることが多い様だ。で、批判者に対する批判や、批判のやりかたに対する批判が書かれている。

「日本でただ一人のプログレッシブSF作家(笑)の方が怒っているようです」という表題も、アンチの人が書いたんだろうということが分る。

というわけで「Wikipediaの編集合戦みたいなこと」って実際起きていることがわかった。

でもこんなことを許していたら、自分がブックマークしたものの名前が変えられてしまう訳で、ブックマークの意味がなくなってしまうのではないかと思う。また、はてブコメントだけだったら、エントリーを書いた人の主張がタイトルでわかって、それに対する批判が多いみたいだということがわかるのだが、主張と反論の関係も分らなくなる。

またWikipediaと違って、明確な編集方針もないので、カオスに陥ってしまうのではないかな。これでは「集合知」にならないと思う。

2007/09/03

北京オリンピックより...

... 2010年ワールドカップのほうがヤバそうだ。

FACTA Online 2007年9月号:
南アフリカはいま 「無差別」犯罪大国

北京オリンピックに関しては、民度の低さや、歪んだ愛国心、特に政府黙認による反日暴動、法治国家になっていないところ、環境、知的財産権、人権、報道規制、食の安全など懸念点をあげてきた(過去の投稿)。また過去のオリンピックや万博など、会場の設備が整わず開催が危ぶまれるイベントは数多くあった (というか毎回そんなニュースを聞くような気がする)。

しかしそれよりも命が大事だよね。3年で簡単に解決する問題じゃないと思う。

こちらは本気で代替地を探しておかないといけないと思う。あ、日本でもいいよ。前回韓国との共催のせいで結局使われなかった会場もたくさんあるしね。

参考: 外務省海外安全ホームページ - 南アフリカ
  -- 「十分注意してください。」というレベルなんですが、内容をみると「どう注意すればいいの?」って感じです。

2007/09/02

They Made Frogs Smoke 'Til They Exploded

おはようございます。昨日は映画の日だったのでハリー・ポッター見てきました。今後上映予定のポスターの中で、ビアトリクス・ポターのがありました。

それはともかく... YouTubeを見ていたら、こんなのがありました。

Múm - "They Made Frogs Smoke 'Til They Exploded"

ヘンリー・ダーガー・アニメのことを思い出しました。

Múm はアイスランドのバンドのようです。ジャンルはどう位置づけられるんだろ。歌詞も探して見つけたんですが、メッセージがよくわかりません。

こっち↓のほうが魅力的かな。

Múm - Green Grass Of Tunnel

この映像は気持ち悪いかも。 Múm - Will the Summer Make Good for Our Sins?
気持ち良いサウンドが流れる。Múm - Weeping Rock, Rock
でも退屈かもね。 Múm - Ballad OF Broken Birdie (ruxpin remix II)

2007/08/30

宿題済んだ?

おはようございます。今年は9月1日、2日が土日なので、宿題の提出にちょっと余裕あるね。

宿題代行ウェブサイト、韓国で大流行 (AFP BBニュース 2007年08月27日)

「料金は1件につき8000ウォンから1万ウォン(約980円から1230円)」だって。子供にとってはちょっと大きい金額だよね。「有料で宿題を代行するウェブサイトが500サイト以上、存在している」って数もすごいな。そのうち宿題ポータルとか、価格.comみたいなのが現れると思う。

ところで、
 専門家らは、こうしたウェブサイトが子どもたちに「欲しいものは何でも買える」という間違ったメッセージを送るのではないかと懸念している。
って、間違ったメッセージとも言えないけどね。ただそんな金を持たせるほうが考えもの。また、その金が親の働きによって得られていることをちゃんと理解させないといけない。

2007/08/20

ロクロでオーナーメード

こんにちは。「それは、こんな顔じゃなかったかい?」って、それはのっぺらぼうか。

VAIOのロクロでオーナーメード、やってみました。

できた作品は...



ろくろをまわしながら、色をうまくドット状におくところにこだわりがあります。

ウソ。

PCの性能が低いのか、サーバの性能が低いのか、通信回線のせいか、反応が悪く、ずっとマウス押しっぱなしでこんなになりました。

「平和への祈り」カテゴリが続いたので、「息抜き」ね。

2007/08/19

もうひとつの聖火リレー

こんにちは。以前北京でカルフールのお店に行ったことがあるのですが、食品売り場なんか見事に現地化されていましたよ。いや、その話と違うな、これこれ。

スーダン・ダルフール危機:中国は打開へ影響力行使せよ、さもなくば…「虐殺五輪だ」  (毎日新聞 2007年8月17日 東京夕刊 → 魚拓)

以前、NHKでやっていた「アフリカ ゼロ年」、その第1回目が「スーダン・ダルフール紛争」でした。その最後にちょっとだけ中国の存在が出てきます。
中国が石油利権を持つスーダンに影響力を行使しなければ「ジェノサイド(虐殺)五輪」として歴史に残ると訴え、8日から隣国チャドの難民キャンプを起点に独自の「聖火リレー」を始めた。  
ミア・ファローさんらはダルフールに隣接したチャドの難民キャンプで「聖火」に点火。その後、聖火はルワンダ、ボスニア、カンボジアなど過去に虐殺が起きた土地を回るリレーを続けている。
ミア・ファローって名前は久々に聞いた。ユニセフ親善大使なんですね。

中国自体が直接ダルフール紛争に関与している訳ではないが、スーダン政府側についている。理由は石油権益だ。中国は石油を世界中で買いまくっており、石油に関わる事件や紛争に関して裏に中国の影がないことはないような気がする。

これまで私は、北京オリンピックに関しては、民度の低さや、歪んだ愛国心、特に政府黙認による反日暴動、法治国家になっていないところなどから懸念を表明してきた。他にもどこまで含めたか分らなくなっているが、環境、知的財産権、人権、報道規制、食の安全なども懸念材料だ。代替地を用意しておくべきだとも示唆してきたし、日本政府も、開催国としてどうあるべきかを伝えるべきだと主張してきた。しかし北京政府は動いていない。水の確保とか、マナー教育 (月に一度の「ちゃんと並ぼう」キャンペーンなど) とか、北京周辺の工場の閉鎖で光化学スモッグを減らす努力など、体面を保つための施策は行っているようだが。

このキャンペーンの良いところは、体面を重んじる中国を動かすことを狙いに据えたところ、ボイコットではないというところだろう。実際に中国政府も少しずつではあるが姿勢に変化が見られるという点もすばらしい。

この活動に学ぶべきところは多いと思います。我々も何かできることがあるでしょうか。また、中国政府だけでなく、他の問題に関しても応用ができるところがあると思います。

追記: 北京オリンピック関連の記事が毎日新聞に連載されていたのでリンクを示しておきます。
2007年8月8日 開幕・あと1年/1 「水を北京へ」水路3000キロ (魚拓)
2007年8月9日 開幕・あと1年/2 マナー向上に躍起 ( 魚拓 )
2007年8月10日 開幕・あと1年/3 懸念される取材規制 ( 魚拓 )
2007年8月11日 開幕・あと1年/4 「独立」掲げる過激派警戒  ( 魚拓 )
2007年8月12日 開幕・あと1年/5止 北京主導の聖火ルート策定 (魚拓)

2007/08/14

絶望の兵器: 伏龍

こんばんは。「伏龍」って、都内に潜伏しているお相撲さんのこと? いえいえ。

絶望の兵器とともに:/4止 伏龍  (毎日新聞 神奈川版 2007年8月12日 → 魚拓)

・海中に潜水して、海底を蹴って敵の船に近づく。
・機雷をつけた竹の棒を突き上げて、敵の船を撃沈する。
・70キロ近い潜水具。酸素ボンベがある訳ではなく、呼気からカセイソーダで二酸化炭素を吸収したものを吸って呼吸する。
・鼻から吸って口から吐く。誤ると、二酸化炭素を多く含んだ空気が逆流して中毒を起す。
・カセイソーダの入った缶が損傷すると海水と反応して沸騰する。それを吸い込むと胃や食道を焼く。
・ひとつの機雷が爆発すると、衝撃波で他の機雷も誘爆する。

「絶望の兵器」というタイトルが付けられるのが分るだろう。カミカゼや回天よりも犬死にする可能性が高いといえる。考案した人間も、それを採用し訓練させた人間も、敵に勝つことよりも、死ぬこと、死んでお国のためになったという自己満足を得ることが主目的だったと思わざるを得ない。

この「絶望の兵器」は毎日新聞神奈川版で4回シリーズとして載っていたもの。ということは他にもそんな兵器があるということだ。全部リンクしておく。

2007年8月9日絶望の兵器とともに:/1 特攻艇「震洋」 ( → 魚拓 )
-- 敵艦に体当たりするための木製ボート。

2007年8月10日絶望の兵器とともに:/2 海龍 ( → 魚拓 )
-- 2人乗りの潜航艇。人間魚雷回天と違って速度は遅い。

2007年8月11日絶望の兵器とともに:/3 桜花 ( → 魚拓 )
-- 爆弾に操縦席と翼を付けただけのような構造の「人間爆弾」。

桜花の記事からの引用
独力で離陸できないため母機に搭載され、艦船に近づいたところで切り離されて体当たり。しかし大半は敵艦隊のレーダーに捕捉され、目標のはるか手前で迎撃されていった。連合国側は桜花を日本語にちなんで「BAKA BOMB」(バカ爆弾)と呼んだ。
こんなのでは死んでも死にきれないだろう。「俺は、君のためにこそ死ににいく」なんてタイトルを聞いてどう思うだろうか。

あー、まだ「核クライシス」のことについても書かないといけないと思っているのに。「東京裁判」もあったね (これは無理かな?)。

2007/08/13

原爆に対する温度差

おはようございます。今年は原爆について書いておかないとという気になっています。

ちょっと前になりますが、毎日新聞で、原爆に対する日米の認識の「溝」に焦点をあてた連載がありました。

A−Bomb:/上 ニュージーランド人記者が見たナガサキ (2007年7月17日 東京夕刊 → 魚拓)
A−Bomb:/中 英国人記者が見たヒロシマ (2007年7月18日 東京夕刊 → 魚拓 )
A−Bomb:/下 ロサンゼルス支局記者が見たアメリカ (2007年7月19日 東京夕刊 → 魚拓)

特に3番目の記事には、絶望の中にも光明が見える。反・核兵器の姿勢をとる人が若い人のほうで多くなってきていると言う。またマスコミも「国益」という観点からではあるが、核兵器使用に批判的な論説が出てきているという。

ここでは被爆国日本とそれ以外の国の温度差を見ているのだが、日本国内でもヒロシマ・ナガサキとそれ以外の地域で温度差があるのだと思う。それに気づかされたのは核武装論議の是非が話題になったときだ。長崎で育った人間としては、Noという結論が見えている議論に思えたのだが、どうもその前提が共有できていないことが分った。

小学校では夏休みの間に登校日というものが2、3回あるのだが、長崎ではそのうち1日は8月9日に設定されていた。昔はそれが日曜日でも登校日になっていたはず (私は日曜にあたった記憶はない) で、ある年から日曜の場合は変更になることが風化を助長すると議論になった。宿題ブック「夏休みの友」にもその日は原爆がテーマになっていた。

毎年そのような教育を受けていれば、自ずと原爆が何か、他の兵器とどう違うのかは身にしみてわかる。麻生外務大臣も、子供の頃からそんな教育が必要だったのではないか。今からでも遅くないから勉強し直して来い。

高校生平和大使

こんにちは。帰省中、父から「高校生平和大使」に関する本をもらいました。

高校生平和大使 ー ビリョクだけどムリョクじゃない!  (監修: 高校生1万人署名活動実行委員会)

高校生平和大使は、高校生の代表が国連へ行って平和を訴えるもの。1998年から始まって今年で10年目になるそうだ。第4回からは1万人署名活動を始め、署名を携えて国連に行っている。また、今年から新たな取り組みとして世界の195カ国/地域の指導者に向けて核兵器廃絶を訴える英文の手紙を出した。災害の被災地へ支援物資を送ること、各種団体から呼ばれ経験を話すことなど、活動はどんどん広がっている。

初めは長崎の高校生2人または3人だったのが、被爆60年にあたる2005年第8回からは全国から募集して、5名になった。長崎県内から35人が集まって選考会を行い、県外からは作文で選考するのだがそれも90通集まったそうだ。

選ばれたらそれでOKというのではなく、国連軍縮局部長の前でスピーチするための練習もある。最初はキャピキャピしていた高校生も、だんだん顔つきが変わってくるという。

3年前私は、「語り継ぐ意志」
自分でもびっくりするくらい、戦争の悲惨さ、核兵器の悲惨さよりも、未来の希望、それを若い人たちが受け継ぐというところが、私の琴線に触れていることがわかります。
...
こういう若い人が増えてくれることが、地球にとっての唯一の望みのように思えてきます。
と書いた。この時には知らなかったけれども、高校生平和大使のような活動が芽生え育っていたんだ。これらがずっと続いてほしいし、またこの卒業生がふえることで、平和の声を広がっていって欲しいと思う。

関連情報 (原水禁ニュース)

長崎発・高校生の平和活動 (2004年)
「第8回高校生平和大使」 国連へ核兵器廃絶の署名を提出 (2005年)
《高校生平和大使》10年目の取り組み (2007年)

2007/08/12

62年目の夏、長崎原爆慰霊祭

こんにちは。長崎より関東の方が暑い気がします。夜は確実にこちらが暑く寝苦しいです。


今年の夏休みは自転車旅行はお休みして、3年ぶりに長崎に帰省してきました。3年前初めて長崎原爆慰霊祭 (正しくは「原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」でした。このあと全部「平和祈念式典」に修正) に参列したのですが (「語り継ぐ意志」)、今年も参列してきました。

政府は被爆国の自覚を 62回目の長崎原爆の日 (長崎新聞 ナガサキ・ピースサイト)

田上新市長にとって初めての平和祈念式典です。また、安倍首相にとっても最初の平和祈念式典での挨拶の年になります。

田上市長による「長崎平和宣言」 (内容自体は起草委員会によるもの) は、3年前のもののように全世界に訴えかけるものとは異なりますが、ロジカルに戦略的に核廃絶をめざす道を、特に国に向けて訴えており、これはこれで意味のあるものと思いました。核武装論議、久間発言など、最近の状況に対する懸念も押さえられいます。

配られた冊子にはことばの解説が含まれています。今回初めて知ったのですが、「非核兵器地帯」というものがあるそうです。
特定の地域内の国が核兵器の生産、取得、保有、配備などをすることを禁止するとともに、核保有国がその地域に核攻撃をしないと約束した「核兵器のない地帯」のことを意味します。
特にモンゴルは、既に1998年にその地位を得ているとのこと。
モンゴルは、1992年(平成4年)の国連総会において、一国非核の地位を宣言し、核保有国に対して、非核の地位を尊重し安全保障を供与するよう求めました。これを受けて、1998年(平成10年)の国連総会で決議が採択され、一国非核の地位が確認されています。
日本こそこういう取り組みをしないといけないと思いますし、第一号の座を逃したとしてもすぐに続くべきだと思いました。

「今回初めて知った」と書きましたが、実は3年前の平和宣言の解説の中にも含まれていました。ただそれが、日本と韓国と北朝鮮の3か国を「非核兵器地帯」にしようとするという「北東アジア非核兵器地帯構想」の中に記載されていたので、実現性のかけらもないものとしてまともに読んでなかったのでした。

なお、モンゴルの「一国非核の地位」に関しては、ぶんさんのブログの「モンゴルをもっと知ろう!」に背景を含め記載されており、参考になります。

被爆者代表による「平和への誓い」は、感情の込め方がちょっと過ぎるなと私は感じたのですが、娘は泣きそうになったと後で言っていました。それだけでも子ども達を連れて行って良かったと思います。

さて、安倍首相の挨拶ですが、3年前の小泉首相の挨拶が心のこもっていないとおりいっぺんの挨拶だったので、正直あまり期待していませんでした。むしろ安倍首相は改憲を政策の柱としており、その点をこの挨拶でどのような扱いで含ませるのかという点に注目していたのです。しかし、意外にもこれまでの主張を翻し、憲法遵守の立場を宣言しました (参照)。また、「国連総会への核軍縮決議案の提出」など、積極的に核軍縮へのリーダーシップをとることを明言しました。

私は、これまで安倍首相に対しては批判的でしたが、この方針転換が本当ならば安倍首相支持にまわろうと思います。今後継続してウォッチしていく必要があるでしょう。
[追記: 言葉だけでしたね]

瀬戸智子さんも、「62年目の長崎」で、この発言を評価されています。ただし、この発言が国内向けのみの発言でないことを釘をさしておられますが。


長崎の夏は暑い。平和祈念式典では、冷たいお茶と凍らせたおしぼりを参列者に配ってくれ、助かります。配っているのは高校生くらいのボランティアの人達。救護所の人々、警備の人々などを含め、式典が多くの人に支えられていることを実感しました。

2007/08/03

一生一緒にいてくれや♪...

... って懐かしいメロディーがカーラジオで流れていました。ああ、そういえば三木道三だったね、この曲。題名忘れちゃったけど。

でもよく聴くと歌ってるの女性でした。さらに一人じゃないような気もします。

自分のことを「あたい」ってたかな、「あたし」だったか、とにかく歌詞も女性主体に替えてあります。

BARKSに記事がありました。

三木道三へのアンサーを歌っているのはRSP (2007-07-21 バークス)

「Lifetime Respect -女編-」。アンサーソングなんですね。歌詞も代名詞を替えただけじゃないということです。「三木道三の原曲の声をサンプリング」って気づきませんでしたが、最初女声であることも気がつかなったのはそう言う訳か。

歌詞をもっとちゃんと聴きたくなりました。上記記事に視聴版へのリンクがありますよ。