2008/06/29

「処分されるペットたち」から

DAYS Japan 2008年6月号の特集「処分されるペットたち」から冒頭部分を引用する。
日本全国に点在する動物愛護センター。ここでは、主に飼い主から放棄・息された犬猫や、迷い犬猫などを保護している。元の飼い主や新しい引き取り手が現れないかぎり、多くは「1週間」前後で殺処分となる。返還や譲渡がままならない場合の殺処分も管理業務のひとつなのだ。
「動物愛護センター」という名前なのに、その職員は動物を殺すことを強いられているのだ。

この記事に書かれている事実を箇条書きにする。
・全国で1年に犬14万頭、猫23万匹。
・うち35万頭(匹)が殺処分になる。
・殺処分には「ドリームボックス」という二酸化炭素処理装置が用いられる。
・犬が二酸化炭素で窒息死するまで3〜5分 (旧型の装置だと10分)。
・猫は呼吸が浅く犬よりも長く生き続け、意識がなくなる瞬間まで鳴き続ける。
・多い時には一度に20〜30頭の成犬が処理される。

特に印象に残ったのが次の2点。

持ち込まれる理由の多くは「噛み付く」、「子が生まれすぎた」、「(飼い主が) 病気のため」、「引っ越しのため」などだが、「家族で旅行に行きたいから」、「血統書付きの犬から生まれた子がボロ犬 (雑種) だったから」というのも少なくないという。

そして、動物愛護センターで働く人々を「犬殺し」と呼ぶ人間がいるそうだ。職員の子供も学校で「お前の親父、犬を殺してんだろう」と問いつめられると言うケースもあり、家族にすらその職業を隠している職員もいるという。

もちろん棄てる人と差別する人は同じではないだろうが、差別する人間には、なぜ動物愛護センターで働く人々が犬を殺さなければならないのか想像がつかないのか。

さて... 朝日新聞は動物愛護センター職員も「死神」と呼べるのだろうか。

発言において考えが足りないと思われる鳩山大臣だからといって、職務でやっている (まあそれだけではなさそうだが) という点では同じであろう。

そしてその職務を必要としているのは私達なのだ (私自身は死刑反対の立場だが、今の段階では代替がない以上ここは現在の法律・秩序を守るという意味で書いている)。

これらの話で思い出すのは、井沢元彦「言霊」に書かれている「穢れ」の概念だ。

戦争のリスク、犯罪など、世の中に不浄なものは存在し、それに対処することは必要であるにも関わらず、それを職業 (軍隊、警察官など) として一部の人におしつけることで不浄なものが自分の周りにないかのように振る舞う。さらには差別までする。井沢は「言霊」において、この病理を平安時代にさかのぼって分析している。

我々日本人に求められているのは、現実を直視し、どのような社会にしていくのかを議論して行くことだと思う。法務大臣や動物愛護センター職員を批判、差別するのではなく、自分達が彼等を必要とする社会にしていることを認識し、今後もその社会を受入れて行くのか彼等が不要になる社会を築いていくのかを選択して行くことだと思う。

玄倉川氏が、「死神」という言葉は、法務大臣の業務を適切に表現していると主張され、一連の記事をあげられている。特に「死神の仕事(2)」は、その説明としてよく整理されていると思うし、私もその部分の主張には同意する。

玄倉川氏は「死神の仕事」で、
法務大臣の仕事、つまり「誰にいつ死を与えるか決定する」のが死神の仕事そのままであることを知らない、あるいはそれを否定して死神という「言葉」に怒る姿が私にはグロテスクに見える。厳しい現実から目をそむけて「言葉」にアレルギーを起こすのは偽善的だ。
と述べている。

同じ立ち位置からの発言にも関わらず、私と玄倉川氏の批判の対象は異なっている (私は朝日新聞を、玄倉川氏は朝日新聞を批判する人を批判している)。

その一つの理由は、「死神」には非難のコノテーションが含まれているということにある。

私が批判しているのは、自分が当事者ではないからといって、自分が拠って立つたつ秩序、法律を遂行する人を非難する朝日新聞の姿勢だ。朝日新聞に限らず法務大臣を殺人者呼ばわりする人たちも同様だと思う。

それから、以下のように書かれている。
ネット世論も「死刑は当たり前、法相を死神よばわりするのはひどい」というのが一般的らしい。
私は先にも断り書きを入れたが、死刑反対の立場で朝日新聞を批判している。死刑制度の廃止は、制度に従って生きている人を非難することでは達成されないと思う。

追記: 呉智英氏も、この「死に神」発言の中に「穢れ」に根ざした差別意識があることを指摘しているそうですね。平成鸚鵡籠中記 土岐正造さんが「素粒子死に神コラムは差別意識に根差す」で伝えています。

中正

おはようございます。

「中正」というのは蒋介石の本名です。「蒋」が姓で、が「介石」、名が「中正」で、本来姓名で呼ぶ場合は蒋中正となるようですが、日本では「蒋介石」の呼び方が使われている (とWikipediaに載っています)。

台湾では、多くの場所にこの名前が使われていました。過去形にしているのは、民進党の陳水扁政権のときに、いくつか名前が変更されたためです。ここら辺りに関しては、地元のガイドさんの話が面白かったので、メモとして残しておきますね。

中正紀念堂は、昨年「台湾民主紀念館」と名前が変えられました (陳水扁は2000年から総統だったのに変更されたのは結構新しいんですね)。今年国民党馬政権になったので、また元の名前に戻るんじゃないかとガイドさんは言っていましたが、Wikipediaの記述では
2007年6月7日に立法院が台湾民主紀念館組織規程を否決し、再び中正紀念堂(ちゅうせいきねんどう)の正式名称に戻された。
とあります。

上記Wikipediaの記述では、『館内の案内板表記も「民主紀念館」のまま』とあって、地図にも「台湾民主紀念館」と載っています。地元の人の認識も「民主紀念館」なんですね。

中正国際空港も今は (2006年から)「台湾桃園国際空港」になっています。

ガイドさんから聞いたのはこの二つですが、Wikipediaの「台湾正名運動」の項にはいろいろ書かれています。蒋介石がどうというより、「中国とは別の台湾」という認識を内外に定着させる運動の一環のようです。

実際ガイドさんの話からも、「中国」と「台湾」は別のものと言う認識があることが伺えました。大陸側の人達に対しても「中国人」という言い方をしていました。我々から見ると、台湾にいる人達も (場合によっては原住民を除く)、全世界に散らばっている華僑も、「中国人」という認識なんですが。もちろん、チベットやウイグル、モンゴルなど、民族と行政単位のどちらを話しているのか注意は必要ですけど。

中国の食品は安全面で信用できないが国産 (台湾産) なら安心、とか言うのも面白かった。日本人からみるとあまりそこらあたりの区別はしていないんですけどね。


蒋介石にしても外から入ってきて、厳しい統治をした人というくらいの認識で特に尊敬しているようには見えませんでした。中正紀念堂の立派な建物も銅像も役人が (自分の出世のために) 作ったような言い方をしていました。

台湾は徴兵制 (期間は1年) で、忠烈祠の衛兵はその中から選抜されるエリートだそうです。夏の暑い盛りでも1時間直立不動で門に立っていて、1時間ごとに交替の儀式があります。この儀式も銃剣を上げ下げしたり回したりしながら行進するなど20分くらいかかるもの。失敗すると休暇がもらえなくなるそうで、夜に練習をしているそうです。ガイドさん(女性)は自分の息子は近視なのでこの衛兵に選ばれる可能性がなくて安心だと言っていました。名誉ではあるのだろうけど、母親としては自分の息子がつらい目にあわないほうがずっとよい、ということを口に出して言える社会は良いと思いました。

ツアーにすると、お土産屋などの時間が組み込まているのが邪魔だったりするのですが (故宮博物院のフリータイムよりお買い物時間のほうが長いってどうなの?)、そういう現地の人の肌感覚みたいなものが分ったのは良かったと思います。しかし今度は全部フリーにして故宮博物院の時間もたっぷり確保したいと考えています。

台湾で買ってきたもの

こんにちは。哈日杏子です (ウソ)。

旅行へ行ったらお土産屋もいいけどスーパーなど地元の人が利用しているところが楽しいですよね。子供達も品物を見てつっこみながら楽しんでいました。

以下買ってきたもの。



あじがこい。
変な日本語の部分拡大しました。



メントス 1kg (10g * 100)、文房具のおまけつき。



コアラのマーチじゃないぞ。「小熊の森」です。



これはスーパーじゃなくて書店の文房具コーナーにありました。このキャラクターは人気があるようですね。哈日杏子の絵もこんな感じだったので、若い女の子に受けるんでしょう。

ノートに作者のブログ"Wan Wan's Comic Blog"のURLが示してありました (右バナー)。日本旅行の記事なんか面白いですよ。
追記:リンク切れみたいですね。今は → Facebook




J-POPのコンピレーションCD。「哈日族必修音樂趨勢」だそうです。「哈日族」は日本大好きな人達のことね。

裏面の曲名、アーチスト名なんか誤植がいっぱいです。「いい感じゃな感じ」「スチャグラパー」、「遠くまて/稻葉浩志」とか。「太陽を抱きたい/高橋克典」の説明には、「TBS系"サラリーマン今太郎"插曲」なんて書いてあるし。

それから1曲まるごと消してあるところがあって (MISIAの曲のようだ)、
・実は入っていないのか、
・曲は入っているけど事情があって書けないのか、
まことにあやしい。これは空港のCDショップで買ったもので(処分品ワゴンセールで100円ちょっとだったけど)、変な路地裏で買ってきた訳じゃないのですが。

2008/06/28

賞味期限切れかっ?

こんばんは。いろいろ書く材料はあるのですが、まずは軽いところでご機嫌を伺いましょう。


デパートにあったので面白がって買ってみましたが、台湾では寒天飲料ってはやっているようです。

傾けても流れてこないの。振らないといけないのかなと思って裏をみると確かにそんなふうなことが中国語で書いてあります。

でもね、ぎっしり詰まった状態では振っても動かないような感じでした。なんとか少し飲んで振ってみたら、こんどはどっと口の中に入ります。

なかなか味はいけますよ。寒天というので健康にも良さそうですしね。


その裏側はこんなです。

ん?娘が気がついたのですが、この欄外に書かれた数字は...



97.07.30

97年ってどういうこと?

10年以上デパートの棚においてあるとも思えないし、飲んでも味的におかしくない。そもそもそんなだったら見た目にも分るだろ。とすると単なる印刷ミスか...

などと思うのですが、不安でその日はそれ以上飲むのは止めておくことにしました。次の日になってもどうにもなっていないので、まあ大丈夫かと。

単なる印刷ミスというのもよく考えたらそれも考えにくいですね。とすると台湾独自の年号というのが考えられます。日本で言うと「皇紀」みたいな (元号のように短い周期で変わるのではなく長く使われるという意味で)。

今日調べたら、ありました。→ 台湾基礎知識
 台湾の年号は「民国」です。
1912年(辛亥革命の翌年)の元旦が元年となり、西暦から11マイナスで民国の年数になります。(例:2001年なら民国90年)

ということだそうで、杞憂で良かったです。中華民国の成立からというのはまあ予想通りではあるのですが、「辛亥革命」って名前も忘れていましたよ。いかんいかん。

2008/06/24

野次馬と市民ジャーナリスト [1] 使命感と職業倫理

ずっと考えていることに関する記事があった。

東京・秋葉原殺傷:ネットにあふれた事件 目撃者ら情報発信、報道に新たな展開 (毎日新聞 2008年6月23日)

考えて始めた最初はこれ。

Nikkei Net IT-PLUS ガ島流ネット社会学 (2008/06/10) 秋葉原事件で融解した「野次馬」と「報道」の境界

多くの一般人がケータイで写真を撮っているのが問題になっていることを知らない段階で読んだ。

ここでは、映像を配信した人 (ジャーナリストでない一般市民) の「これはかなり楽しんでいたと思います」という正直な声が引用されている。また、ジャーナリスト側としての自分自身の「私も新聞社時代に何度も事件・事故現場を取材したが、ある種の興奮状態に陥ることは確かだ」という告白も載せている。この部分では差はないと言えるだろう。

DAYS Japan 2008.5月号では、ミャンマーで銃撃され亡くなった長井さんの写真でDAYS特別賞をとったラティーフ氏のインタビューが載っている。ラティーフ氏は長井氏の死に対して悲しみとジャーナリストとしての情熱に対する尊敬の念を示しながらも次のように語っている。
次の日に友人がホテルに来て『ニューヨークタイムズ』の一面の記事を見せてくれました。それから2日以内に、妻がインターネットから60以上の一面記事をダウンロードしました。掲載された写真を見て初めて、私はこの出来事が世界に報道されたことを光栄だと思いました。それは私が常に夢見ていたことだったからです。この日は私にとって特別な日になりました。
ここにも正直な高揚感の吐露がある。

また、この源泉には使命感もあると思うのだ。俺がこれを伝えないと誰が伝えるのだ、という。確かに秋葉原には多くの人がいたので、自分が伝えなくてもという側面はあるだろう。しかし多面的な報道があることは良いことだし、写真は多くの中からベストショットが選ばれ生き残るという点では、伝える人が多くいて悪いことではない。

9.11のときのことを思い出した。最初はどうなっているのか分らない状態だったのが、だんだん提供される写真が増えてきて、衝突の瞬間の写真やビデオまででてきたんだったね。

ここでは使命感は同じという前提で考えていたのだが、「◆木偶の妄言◆」仁さん (やはりジャーナリスト) の記事「気持ち悪い人々」では、目の前で2人の友人が殺された人の日記をとりあげ、写真を撮る野次馬に対する不快感を表明している。
トラックにはねられた友だちを介抱していて、ふと視線を上げると周りは「カメラ、携帯、カメラ、携帯…」。やめてくれと言うと「無視された。嫌な顔もされた」そうだ
これを見ると使命感があってやっている訳ではないとも思う。

そして、「about ・ぶん」ぶんさんの記事『「伝えること」の恍惚に潜むもの』で紹介されているこの記事

秋葉原無差別殺傷事件 “記念撮影”する傍観者たち (iza! 06/18)

では「記念撮影」という言葉が使われており、また最初の毎日新聞の記事では以下のような記述がある。
事件現場近くを歩いていた際に、ある男性が「犯人が捕まったぞ」と声を上げたという。周りには写真のコピーを求める人々が殺到。携帯電話の「赤外線送受信」を使うと、5秒程度で写真を自身の携帯に取り込むことができる。その場であっという間に容疑者の画像は不特定多数の通行人に広まったという。
ぶんさんは表題からわかるように、「伝える」という意識をもって、なおかつそこでの自分の内面の高揚感を予測し戒めているが、これらの記事を見るかぎり、ブログなどで事件を伝えることを目的としたとは考え難い。

まずは使命感を意識することは重要だと思う。

しかしそれでも十分ではない。ガ島さんの記事にもどる。ここにこういう記述があった。
はてなブックマークには『マスコミが伝えると「報道の責務を果たす」になって、個人が伝えると「野次馬」というのは軸としておかしい』『「撮っていい人」と「撮ってはいけない人」を分け隔てているのは何だろう。カメラの口径?職業意識?倫理観?「報道」の腕章?そもそもそんなものがあるのだろうか』というコメントがあった。
ここでコメントした人は疑問視しているが、私は「職業意識」と「倫理観」だと思う。

もしかしたらこのコメントを書いた人は「職業意識」=「使命感」として書いたかもしれないが、ここでは分けて考えたい。私がここで「職業意識」をあげるのは、プロとしてやるべきこととやってはいけないことをわきまえていることが重要だと思うからだ。「倫理観」とあわせて、「職業倫理」といったほうが良いかもしれない。たとえ使命感があったとしても、刑事が拷問で自白をひきだすことをやってはいけないのと同じことだ。

ジャーナリストとしての教育を受けていない市民が、ジャーナリストのまねごとをするなと言っている訳ではない。ジャーナリストだったらどう行動すべきなのかを考えながら行動することが重要なのだと思う。

その意味で毎日新聞の記事の以下の記述は肝に銘じる必要があると思う。
 水島教授は「中継した人のブログから自問自答している様子がうかがえた。中継した人だっていつかは撮影されて配信される側になるかもしれない。誰もが本人の意思とは無関係に参加せざるをえないネット社会を我々は選択したわけだ。大切なのは、このように自問自答しながらネット社会での振る舞いを身につけることではないか」と話している。
そしてそれは、今のマスコミのことを「マスゴミ」とよぶ批判精神を持った人ならば難しくないと思うのだ。他人には厳しく自分には甘いと言う姿勢で臨みさえしなければ難しくない。

次の記事はさらにいろいろな視点で書かれている。言及したかったが、ページ数が尽きた (そんなものないて)。また別項で、また宿題が... 汗。

CNET 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点: 2008/06/14
同じ空間を共有できていたのか−−秋葉原事件の撮影について

2008/06/23

台北に行ったら ...

... ここ行ってみたい。

台北之家

家族旅行にはあんまりあわないか。

旅行はやっぱり現地の生活というか息吹がわかるようなところだよな。スーパーマーケットとか。本当は市場なんかがいいんだろうけど、ちょっとハードルが高い。

観光地も地元の人達が気軽に集まれるようなところがいいと思う。淡水なんていうのはそんなところのような気がする。

追記: スーパーで買った大量の買い物を私がホテルにおいてくる間、ここの本屋で待ってもらうことにしたのですが、あまり大きいところではなく、品揃えも映画など文化活動関係が中心で、家族の待ち合わせには向いていなかったようです。今ちょうど映画祭が行われているようで、ポスターがありました(ここでやっているのかと思ったのですがそうではないようですね)。

納豆そのものです

こんばんは。納豆オンリー抜刀オルソー。すみません、意味はありません。

社会福祉法人皆の郷 第2川越いもの子作業所謹製
納豆おかき。

あけた瞬間に納豆の香り/匂い (お好みでどちらか選んで) が広がります。

口に入れた瞬間に納豆のねばねばが復活します。

いやー、お土産にと買って帰ったのですが、予想以上に受けました。

という訳で、この感動を皆さんに伝えるためにこの記事を書いています。

昨日はワタミの株主総会で、昨年最小単位株主になった私も勉強のため初めて株主総会と言うものに行ってきました。

そこではワタミが協力している全国の授産施設の製品を販売するブースがたくさんあり、私もいくつか買ってきました。その中のひとつです。

「そばうちの会」に持って行ったクッキーもそのうちの一部でした。

授産施設という言葉は初めて聞きました。→ Wikipedia: 授産所

ワタミの株主総会のお話はまた別稿で。食の安全や介護などビジネスを通じての社会貢献など、共感できるところが多くありました。

追記: 株主になるならここ↓が一番魅力的かも。

エイベックス株主限定ライブ (毎日新聞 2008年6月22日)

2008/06/22

自動車電話または移動電話

こんにちは。

緊急アンケート: ナイト2000と流星号、あなたのお好みはどっち?

昔、ケータイのことをそう言ってたね。携帯できないから自動車に積んでたんだけど。
今はこれ。

1975 Volkswagen Beetle converted to a Phone Car

あ、自動車電話じゃなくて電話自動車か。

そばうち

おはようございます。途中で抜けてきたのに午前様です。

nsudouさん企画のそばうち会、行ってまいりました。いや私自身はそばはうっていないのですけどね。食べて飲んだだけー。

「そばうち」というと、「大人の男の高尚な趣味」とかいうウザイ人達がたくさんいて敬遠していたのですが、幸いそんな人は一人もおらず、楽しい会になりました。


nsudouさんの話によれば、そばうちは難しくて、いつも5cmくらいに切れちゃうということだったんですが、今回トップバッターの狸田所長 (写真) から大成功!

さらに2番手cookieさんの作品はもっと細くできました。

3番手以降も次々成功していたのですが、もうそのころにはお酒が進んでいて、印象が薄い。ごめんなさいごめんなさい。だれも打つ人がいなくなったら私もやろうかとは思っていたのですがその必要もなさそうでした。あ、応援すると言っておきながらまったくやっておりません。ごめんなさいごめんなさい。

そばを打つ前からもうテーブルにはお料理の山で (ゆりさん阿字観さんありがとう)、もうね、最初のテーマは何だったの状態。カレーもおいしゅうございました (ぼらさんありがとう)。最後のほうは、中和 (?) のため、さくらんぼ (らふぃさんありがとう) とか、サラダの中のあの赤いものだけ食べていましたよ。

hitoさんからはおみやげもいただきました。みんながエッチなものだというので注視を避けていましたが、そんなおそろしいものじゃなかったですよ (→ ぼらさんのところに写真が)。

まだキャッチアップできていませんが、皆さん続々と投稿されていますので、楽しさが伝わってくると思います。阿字観ご主人はすでに新聞まで発行されていますよ (いつ作ったの?)。また呼んで下さい。

追記: 本文中で言及できませんでしたが、下記のみなさんのところにもレポートがあります。

One lazy day (まみこさん): 「間に合った♪」「ありがとー♪」
nest nest (ゆきさん): 「蕎麦打ち in  阿字観 」

2008/06/16

「さよならブルーマンデー!」とはそういうことか

こんばんは。雨の日じゃないけど月曜日。Manicじゃないけど月曜日。みなさんいかがおすごしですか。

明日は早く帰るつもりなので今日はちょっと長めに仕事して行くか。あさっては最終日ではやく終っちゃうんだったな。という訳で、行けないのも仕方ないかと思ってたんですよ、くれまむさん個展「さよならブルーマンデー!」

でもね、午後の仕事がのらなくて、捗らないので、これって長くいても同じだなと思って急遽行くことにしました。なんだ、会社の最寄り駅から表参道まで20分でしたよ。

原画を見るのは初めてですので、全体だけでなく接近して注視してしまいました。

ただの白い髪じゃなくて、白く塗ってあるのですね。制作過程も直接ご本人から伺ったのですが、その上に黒で塗ってあるそうです。下書きはトレーシングペーパーに描いて転写しているとのこと。

行って直接拝見して良かったです。印刷されたものではそんなことは全くわからないですものね。

リキテンシュタインの絵が新聞のニュースではアメコミと区別がつかないようなものだ。

という訳で、元気をもらって帰ってきました。そうか、らふぃさんが、
今日は私も「さよならブルーマンデー!」でした。
というのはそういうことでしたか。

帰りに副都心線に乗って、高野に行って、明日のためにスイーツを買ってきました。

くれまむさん個展「さよならブルーマンデー!」は18日まで。関西圏の人は「エコ@アジアニズム大阪展」(19日まで) と1st. T-SHIRT EXHIBITION “plus-T" (22日まで) をはしごしよう。→ エキブロイベントカレンダー

柳の下

こんばんは。SoulJaSoulja Boyっているんだね。親子じゃなさそうだけど。

ここにいるよ feat. 青山テルマ / SoulJa (Universal Music) → YouTube

そばにいるね / 青山テルマ feat. SoulJa (Universal Music) → YouTube

そばにいるね / SoulJa×Yukie (Universal Music) → YouTube


もう一度・・・feat..BENI / 童子-T (Universal Music) → YouTube 👈 いまここ


次 BENI feat. 童子-Tのターンなんだけどタイトルが思いつかない。

追記: これでした → 「もう二度と・・・ / BENI」

2008/06/12

ロスジェネがなかったので...

... こんなのを買ってきました。8日、日曜日のことです。

晋遊舎ムック m9(エムキュー) Vol.1

4月26日発売だったんですね。全然気づいていませんでした。

◆【特別対談】小飼弾×赤木智弘/希望は「戦争」か、「テロ」か?弱者は団結するな! 散開しろ!!

一方のロスジェネ

【対談】 僕らの希望は「戦争」か「連帯」か
赤木智弘(ライター)×浅尾大輔(作家・本誌編集長)

とりあえずの代替と思ったけど、「戦争」と「テロ」、「連帯」と「散開」、比較するといいかもね。

で、m9の特集は、これ。

◆特集「激論」格差・ニート・ワーキングプア

そして、これを買ったのは8日、日曜日。そう、この日です。

通り魔:東京・秋葉原で7人死亡、10人重軽傷 トラックではね、次々刺す (AFP 2008年06月08日)

昔だって格差、貧困、彼女できない、はあっただろ、みんなそれぞれ解決はできなくとも折り合いをつけて生きてきたんじゃないの、甘えるんじゃないよ... と思うところなんですが、その後の報道や、ブログ記事や、そしてこのm9を見ていると、単純にそう考えていては何も解決しないなと思うようになってきている。いやもちろん許されることではないのはわかっているけれど、むしろ許せないと思う気持ちが強いのだけれど、それを「許せない」で終らせてはいけないという声が聞こえてくるのだ。

最後になりましたが、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。亡くなられた方の命の重さは同じだということはわかってはいるのですが、被害者のご老人を介護しようとして背後から刺された武藤舞さんのことは特に心が痛みます。

■ 関連記事

うえぶろぐ 2008-06-05 「快楽としての戦争、かあ」
うえぶろぐ 2008-05-08 「格差に関して」
ダーサの一夢庵 2008-06-11 「もやもや」
about ・ぶん (ぶんさん) 2008-06-11「考えさせられた記事」
-- 雨宮処凛さんの引用
その行動が正当化されるはずもないのは言うまでもないこと、だからこそ、「なぜ」を問うことが何よりも必要なのではと思います。
『それを「許せない」で終らせてはいけないという声』はここから聞こえてきたのか...

内田樹の研究室 2008年06月11日 格差社会論(再録)
404 Blog Not Found (小飼弾さん) 2008年06月11日 「フェア(Fair)って何(のため)?」
何かごにょごにょ言ってます 2008-06-10 【秋葉原無差別殺傷】人間までカンバン方式
-- 「折り合いをつけて生きてきたんじゃないの」と書いたけど、人とのつながりがあったからできたということかもしれない。
CLick for Anti War (九郎政宗さん) 2008-06-11 「すべての虚構の、現実に対する敗北」
-- 結果として2ちゃんねるは、今回の事件を止められなかった。俺はそのことを情けなく思う。

ひっそり10万ヒット

こんばんは。

まあペースは遅くても長くやってるとそのうち到達するということで。 (Excite Blogのときのです)


2008/06/11

石川セリはかっこいいな

こんばんは。

先日新聞にこんな記事が載ってました。

記者が選ぶ今週はコレ!・ポップス:石川セリがセルフカバー (毎日新聞 2008年5月19日)

石川セリって、名前は知ってて、「八月の濡れた砂」も聴いたことがあるけど、曲と歌手が結びついていないくらいの知識しかもっていませんでした。井上陽水の奥さんってことも、そういえばそうだったね、程度。

でもこの記事での発言はかっこいいね。
「自分が聴きたいものだけ選んだ。皆さん、ついてらっしゃいね」と笑う。

「私なんだから、品がいいに決まっているでしょ」
なんという唯我独尊。こういうことを嫌みなく言える人は少ないと思う。

また、Wikipediaのこのエピソードも魅力的だ。
ダンスはうまく踊れない/気まぐれ (1977年4月21日) - 「ダンスはうまく踊れない」は井上陽水が妻となる石川セリと付き合い始めの頃、気を引くために目の前で30分ほどで作ってプレゼントした曲。後年、高樹澪がカバーしヒットした時には、「私のための曲をなんで他の人が歌うのよ。」とご立腹だったそうだ。
備考には
「笑っていいとも」のテレフォンショッキングに出たときは (注 - 1984年)、それなりに年輪を重ねていたが、その魅力は凄艶であった。
て、執筆者の個人的感想が炸裂。

そんな石川セリさんが、11日 (ってもう今日だ)、NHKのSONGSに出ます (Wikipediaにも既に載っているw)。

2008年6月11日(水)23:00 - SONGS 石川セリ

これを見た後「かっこいい」から「ただ傲慢なだけ」って評価が逆転するかもしれませんが。

追記: ... まあいいんじゃないの?

さらに追記: ↑ ありがたがるようなもんじゃなかったなという意味で。

石川セリ - 八月の濡れた砂

http://www.youtube.com/watch?v=En26n8uDN0s

2008/06/10

ペプラー's スシバー 訳せないネタ

おはようございます。ジョン・カビラです(ウソ)。

昨夜やっていたNHK「英語でしゃべらナイト」は特別企画で「ペプラー's スシバー 訳せないネタ」というのをやってました。日英で訳し難い表現をみんなで語り合うもの。

日本語では「よろしくお願いします」、「いつもお世話になっております」などがあげられてて、まあそうだろうなと思うけど、英語から日本語へ訳しにくいものがおもしろかったな。

"How are you?" なんていうのは疑問文になっているけど、答なんかだれも聞いちゃいないというのがおかしい。まじめに体調を説明されたりなんかしたら引かれちゃうんだそうだ。

青井アナが、映画 "Juno" (バーガーホン欲しい) のエレン・ペイジにインタビューして、イマドキの女の子の言葉を仕入れてきて披露していた。"slutty"って言葉なんだけど、何にでも使う、って言ってて、美味しいハンバーガーに対しても使うって言ってたので「イケル」とかそんな感じかなと思ってたら、そこに集まっていたネイティブのみなさんは一様に「え〜」って感じの反応だった。若い子は反対の表現を使いたがるので、"nasty" とか日本語で「ヤバい」みたいな感じなんだろうって言ってたけど、そこにいた人達にはまだちょっと受入れ難い表現みたい。"bad" (マイケル・ジャクソン) もそんな感じだけどもう死語だそうだ (そういえば "nasty" はジャネット・ジャクソンだね)。ほかに"naughty"とかあげていた。

逆に日英で共通する傾向のことも話していて、これは興味深かったな。文の途中で語尾あげって最近日本語で多くて私は抵抗があるのだけど、英語でもそんな使い方をするそうだ。英語でも反応を読みながらしゃべるんだね。同様に日本語の「とか弁」にあたる "and stuff" や "something like that" を使うようになってきてるって言ってた。

でもそこに集まってた英語ネイティブの皆さんも、日本語も不自由なくしゃべれる人ばかりなので、日本語に染まっちゃったところがあるかもしれないね。

再放送は6月12日(木)深夜3:10〜、6月13日(金)午後3:15〜。Stay tuned! (ってここNHKじゃないし)

その後NHK教育でチャロってやってるから見てね!と言われて見た。そしてその次も英語番組だったよ。

2008/06/09

「スクラッチから」って使います?

おはようございます。今日は宝くじの話ではありません。


Joel on Softwareを読んでいたら、「あなたが絶対にすべきでないこと PART I」に「プログラムをスクラッチから書き直す」という表現が出てきました。

「スクラッチから」という表現は、コンピュータ業界で使う人が多いのを知っているのですが、ちゃんとした書籍では始めてみたような気がします。

辞書 (goo 辞書 三省堂EXCEED 英和辞典) では、
from scratch ゼロから, 初めから.
と載っていて、私も聞いたことはあるし意味も知っているのですが、日本語で「スクラッチから」と言われるとすごく違和感があります。最近は慣れましたが。

コンピュータ業界でない人にはどれくらい受入れられているのでしょうかね。英語圏で長く生活した人は、コンピュータ業界の人でなくとも使っているかもしれませんね。

みなさん、いかがでしょう。

Google Sites exbloggersの状況

こんばんは。exbloggersっていうと引退しちゃったみたいだよね。

先日、「Wiki Wiki ウェークアップ」でお知らせしたGoogle Sites、今こんな状況です。

エキブロブロガー情報共有サイトexbloggers

まだどういう情報を入れればいいか枠を作りながら考えてるところです。カレンダーは入力に労力を使わない割には有用じゃないかと思うのですが、用語集などは文章を考えるのに悩みそうなので放置状態。作りっぱなしというのがいかにもエキサイトらしくていいですね(?)。

下記のような記事が増えてきて、使い方のアイデアも得られれば良いのですが、アイデアが出てもコンテンツを集めるのがハードル高そうです。

【レビュー】Wiki以上! 『Google Sites』は情報統合プラットフォームだ (マイコミジャーナル 2008/06/06)

今はいっていないものとしては、スプレッドシート、プレゼンテーション、写真のスライドショー、YouTube/Googleビデオがあります。それからガジェット。これは選ぶだけでなくて、腕があれば自分でも作れます (→ 参考「5分で学ぶGoogle Gadget開発」)。5分で出来ても、"Hello World"って印刷するのじゃあまりうれしくないけどな。

という訳で引き続き、コンテンツのアイデア、ボランティア募集中。

2008/06/08

サウジ大使館でごちそう

こんばんは。なんかもう夏バテみたいなんだけど、夏やせはしないことに決めている私が嗅ぎ付けてきましたよ。

サウジ大使館:「留学生の代わりに献血して」と呼びかけ (毎日新聞 2008年6月7日)

大事なところだけ要約すると
「14日に六本木のサウジ大使館へ行くと高級食材を使ったサウジ料理が振る舞われる」
ということです。

え? 献血? サウジアラビア留学生の代わり? 人類を救うことはイスラムの教え?

枝葉末節ですなw

冗談はともかくとして、「サウジアラビア留学生の代わりとして」日本人が献血することに意味があるとは思えないですが (自主的にやれって)、サウジアラビアと日本の友好という点で意味があるのではないでしょうか。

さらにブロガーを優先させて、レポートを書いてもらうと良いと思います。

献血に関してですが、
日本は変異型クロイツフェルト・ヤコブ病への対応で、「80〜96年に1日以上英国に滞在した人は献血できない」との献血制限を実施しており
というのがあるのですね。

いろいろな点で厳しくなっているようで、以前は私も頻繁に献血していたのですが、常に飲んでいる薬が制限にひっかかって、それ以来献血していません。

2008/06/07

エコブームらしい

おはようございます。

なんか世の中エコブームみたいですね。

日テレエコ2008NHK SAVE THE FUTURE

流行には乗ってみないと。

日本テレビの「世界のエコファイター 地球を救う100の知恵 - 驚き!超テレビ大図鑑スペシャル」ってひどかったね。最後の方に人間が地球上にいなくなってからX年後というコンセプトの海外の番組を紹介するのが目玉だったんだろうけど、そこまでにいろんな海外番組の紹介を行ってて一貫性のないこと。干ばつで苦しむライオンの家族とか、紹介の仕方もセンチメンタルだし。コメンテーターも司会ももっとまともな人を集めろよといいたくなる。最後の「人間が地球上にいなくなって...」の話なんか、人間がいない方が地球に良いといわれているような気がしました、って何をいまさらって感じだった。

「人間が地球上にいなくなって...」っていうのを探してみました。
LIFE AFTER PEOPLE

追記: 6月は環境月間、6月5日は環境デーだったんですね。さらに、6月7日、8日は、エコライフ・フェア2008ってやってたんだ。って、8日の夜に追記しても意味なかったですね。

増山麗奈さんキュレーター+出展の「エコ@アジアニズム大阪展」が行われています。これは19日まで。エキブロ関連イベントカレンダーに載せました。

2008/06/05

快楽としての戦争、かあ

こんばんは。

毎日新聞紙面にあった記事をサイトで探そうと思って毎日jpを見ていたらこんな記事に行き当たりました。

平和をたずねて:快楽としての戦争/1 そこに「素敵!」もあった (毎日新聞 2008年6月4日 西部朝刊)

「西部朝刊」ということは東京版にはないということですね。「快楽としての戦争」ってゲームじゃないんだから... と思って読み始めたのですが、なかなか考えさせられる内容でした。

戦争体験を寄せた手記集から
《 ... 戦火の合間には町、或は民家へ巡視警備に出動致し、食料の徴発其の他支那人の女美人とも接し本当に楽しい事も有りました。本当に支那の婦女は美しいです。素敵!尚まだ色々と有りますが此の位にして置きます》
その手記集を編纂した北崎宗一さんの話
「暑かったこと、寒かったこと、きつかったこと、ひもじかったこと、そして、楽しかったこと。皆さん、例外なく戦争当時の思い出を、目を輝かせながら話してくださいましてね」
北崎宗一さんがショックを受けたのは、これらの言葉が、戦後普通に真面目に農業で働いている人の口から出てきているところだという。

また、これは別の聞き取りをしている人の話になるが、
92歳になる福岡の元戦車隊員も、「面白いことありましたか」との問いに、「ありましたなあ。当時は口にしてはいけないこととか。食料徴発に行って姑娘(クーニャン)を追いかけたり……」と、含み笑いをしながら語っていた。
という。

石坂啓の漫画「安穏族」にもそんな記述があった。善良な祖父が暴行を加えた中国人と一緒に写っている記念写真を見つけた衝撃。この漫画は、偽造写真と知らずに漫画の中で使ってしまっているところもあったはずだが、話そのもののベースは間違っていなかったと思っていた。

苦しいばかりでは人間やっていけないのはわかる。また、今「仕事の中に楽しみを見いだそう、作り出そう」と言っていることが、戦地では「戦いの中に楽しみを見いだそう」ということと同義なんだとも思う。しかしその心が一般の (善良とは言わないが) 我々のなかにあることは認めたくないが真実なのだろう。ただ戦争に期待する勇ましい人達に「あなた達は戦争の悲惨さを知らない平和ボケだ」(普通と反対の使い方をしています) と言うだけではダメな、「リアル」というものがそこにはあるのだろう。

エースコンバットで敵機を撃墜したり、敵基地をクラスター爆弾で一網打尽にすることに快楽を感じている自分は否定できない ( → 過去記事)。ゲームには出てこないが、姑娘を追いかける状況が生まれたら喜んでそうするのだろう。

ぶんさんの、「セクシーさに勝つ」という記事にそんなコメントをしたところだったので、この毎日新聞記事は偶然とは思えない。

戦争の中に快楽があれば、今快楽が得られないと感じている人は戦争が起こることを期待するのではないか。

小林よしのりの「ゴーマニズム宣言」だったか「戦争論」だったかに、現役自衛隊隊員に話を聞く会で「戦争になったら誰を殺しますか」と質問する若者のエピソードが出てくる。自衛隊隊員は、質問の意図がわからずいぶかしげに「敵兵だが」と答える訳だが、この若者は戦争になったら自分が殺したい人を殺せると思っていた訳ですね。

そしてさらにこの話は、赤木智弘氏の「『丸山眞男』をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」というのにつながっていると思うのだ。この文章はまだ読んでおらず、雨宮処凛さんのビッグイシューのコラムで知った、ということをまずお断りして先に進めたい。この主張は、現在の平和が続く世の中で階層、格差が固定化されてしまっているのをひっくり返すには戦争しかないというものだが、少なくとも今よりましというなかに、戦争の中にもある快楽に期待しているようにも思えるのだ。

私が平和を主張するのは、今安定した生活があるから、日常で快楽が得られているからに過ぎないとも思えてくる。いやそれは、そんなことないぞときっぱり否定したい。

そうそう、創刊された超左翼マガジンロスジェネに、雨宮処凛さん (右翼団体出身)、赤木智弘さん登場していますね。買いたいなーと思っているのですがまだ売ってる本屋が見つかっていないのですよ。

発散した文章で申し訳ありません。書き始めると日頃からつながっていると思っていたことが避けて通れなくなってしまいました。でもまだ十分ではない。ぶんさんの「セクシーさに勝つ」に出てくるヒロイズムの話ともつながっているはずなのだがうまくまとまっていない。また、まだ対策が手つかずなのだ。

最後に平和をたずねて  アーカイブにはたくさんの記事があり、全部東京版ではないようで、これから読まなくちゃいけませんね。

2008/05/30

クラスター爆弾全面禁止へ

おはようございます。

クラスター爆弾:日本、全面禁止条約案に同意 (毎日新聞 2008年5月30日 → 魚拓)

福田首相は調整型と言いながら結局流されるばっかりだったけど、たまには大事なところでリーダーシップを発揮するのですね。この点は素直に評価したいと思います。

クラスター爆弾なんか「防衛」戦略上必要ないだろと思っていました (→ 昨年の投稿)。むしろ米国に反対の立場を採れないだけと思っていましたが、それを考慮した上での合意は意味があると思います。ただここにも書いてあるように、結局はよそにあわせるということのようですが。
首相が同意を決断したのは、英仏独などの主要国が相次いで首脳の政治決断で条約案受け入れを表明したことが大きい。日本の国際的孤立を回避し、7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)議長国として、指導力をアピールする狙いもあるとみられる。
それでもそれは世界の流れにあわせるということで、米国一国追従よりずっと良いとは思いますが。

それよりも感動的なのは、合意形成のプロセスとそのスピードですね。

クラスター爆弾:「全面禁止」条約案で合意 ダブリン会 (毎日新聞 2008年5月29日)
 【ことば】オスロ・プロセス 有志国と非政府組織(NGO)が開始した軍縮交渉。米露中日など主要国が加盟する従来の軍縮交渉「特定通常兵器使用禁止制限条約」で規制が進まず、ノルウェーなどが独自の交渉を始めた。07年2月、「08年中に禁止条約を作る」とうたうオスロ宣言に46カ国が署名。計5回の会議で条約案を論議した。米露中は不参加。カナダやNGO主導で99年発効した対人地雷禁止条約がモデル。
日本もこういうところで「有志国」となることが理想なんだけどなあ。日本にはその資格があるはずなのだ。むしろ義務があると言ってもいい。あ、「義務」なんて言い出すと「有志国」じゃなくなっちゃうか。

■ トラックバック=合意を喜んでいる皆さん
瀬戸智子の枕草子 オスロ・プロセス
[公式] 天木直人のブログ クラスター爆弾禁止に同意した福田首相と毎日新聞の貢献
-- 毎日新聞だけが特に力を入れていたということは知りませんでした。

2008/05/29

渡辺直美

この人でビヨンセのことを知りました (半分本当)。

YouTube: 渡辺直美 - Beyonce


ジェニファー・ハドソンだったらさらにうまくできるんじゃない? (ボソッ)


2008/05/28

Wiki Wiki ウェークアップ

こんばんは。しまった、ウィッキーさんは既に挨拶してもらってたんだ。

だれでもWikiサイトを構築できる「Google Sites」が正式提供 (ZDNet Japan builder 2008/05/23)

だそうで。

誰でも作れるけど、せっかくWikiなんだったら、ひとりで作るよりみんなで共同編集した方が良いよね。

という訳で、僭越ながら作ってみました。→ exbloggers
工作員編集メンバー、管理者メンバー募集中 (→ メール)。

作ったのはいいけど、中身はどんなものを入れるか全然考えてないんですよ。

専門用語辞書にでもしますか。「肉ぅ」とか「総裁」とか「UFO」とか「テンフォーとテンテンの違い」とか...

追記: イベントカレンダー、トラックバック企画リストを作りました。Google Groupsを作り、Google Analyticsも仕掛けてみました。

2008/05/25

ルックスはともかくとして

こんばんは、青山テルマです (ウソ)。

先日、Superflyという歌手の"Hi-Five"という歌を聴きました。

最初出てきた時、何このファッション (写真は公式サイトより)、60年代のヒッピーってこんなカンジだったんでしょうか、教えて古い人 (ツッコミ覚悟)、って思ったのですが...

歌は、パワフルで良いです! 気に入りました。

Superfly公式サイトをみると、昨年デビューだったんですね。それから先日出したファーストアルバム"Superfly" (左画像はアマゾンのリンク) が1位だったそうです。そういえばレコード店の最も目立つところにたくさんディスプレイされていました。

YouTubeで探しました。
YouTube: Superfly - Hi-Five (削除されています)

関連動画にLISMO! CM (YouTube)というのがありました。それから、「愛をこめて花束を」 (YouTube)というのもありました。サビの部分聴いたことがあると思ったら、「エジソンの母」主題歌だったのですね。


それからこちらは歌のうまさにもっと驚いたのですが、Kanade (右写真はUniversal Musicより)という歌手の"Serenade (セレナーデ)"という歌。

YouTube: Kanade "Serenade" (リンク切れ)
画像と音声があってなくて、素人がエアボやってみたいだ。でも本当にこの人が歌ってるんですよ。

たぶん本人がUPしているPVがありました (本人は出て来ません)。


リンク -
kanade Official Web Site
Universal Music アーチストページ

こちらもドラマの主題歌だったんですね (「新・科捜研の女」)。

最後にmelody. こちらはルックスは良いのですが (いやそのこれまでの3人がどうということじゃなくて)、曲に恵まれてないような気がします。
YouTube: 田中ロウマ feat. melody. - Boyfriend / Girlfriend

m-floとのコラボはいい感じなんだけどな。
m-flo loves melody. & 山本領平 - miss you (Wikipediaに単独で項目が立ててあるw → 「miss you (m-floのシングル)」)

melody.はNHKが海外に向けて日本の音楽を紹介する番組 J-MELOで司会を務めています。笑顔が好感度高いです。あまり毒がなさ過ぎるのかな。

2008/05/24

Seesaaのフィードの広告が鬱陶しい

リベラル、平和を指向し、反格差とか訴えている人のフィードの中に、

「美容整形」とか
「キャッシング」とか
「中古マンション買取」とか
「ERP」とか

冗談ですか。

2008/05/22

友好への契機に

多くの人が亡くなっている中で、「うれしいニュース」なんて言うのもどうかとは思うが、日本人として誇らしく思う。

産經新聞 2008.5.17「対日感情が好転 国際緊急援助隊の派遣で」 (魚拓1, 2)
なぜか特集一覧の中にはいっておらず探すのに時間がかかった。

毎日新聞にも似たような記事があったんだけどネット上にはないようだ。毎日新聞のほうには、中国国民の中には以前から日本に対して好意をもっている人も多かったが、これまでは口に出しにくい状況にあった、という趣旨のことも書かれていた。

ちょっと心配していたんですよ。日本の救助隊が行っても、来るのが遅いとか (国民には本当のことが知らされないので)、生きて救出できない場合に批判されるんじゃないかって。

どんなに反日教育を受けていても、直接人間に接すると理解し合える。真摯に取り組んだ救助隊の皆さんにはその意味でも感謝したい。お疲れさまでした。

こんな記事もあるんだけどね。
産經新聞 2008.5.17 日本の緊急援助隊は煙たい? 住民歓迎も軍は「メンツが…」(魚拓 1, 2)
軍はどうであれ、多くの国民に支持されればそれでいいや。

これまで反日の姿勢や行動には閉口してきたけれど、今こそ日本の「お人好し」パワーを発揮すべきときだと思う。

2008/05/21

上原ひろみ - I Got Rhythm

名前は聞いたことがあったのですが、演奏するところは初めてみました。

YouTube: I've Got Rhythm

リンク切れなので別の動画を載せます。
https://youtu.be/6JfKY0K_NQk

楽しそうに弾いてるのもいいですね。

昔ハリーさんのところに書いてあったと思ったんだけど... 探したらこれでした。
世祓い 2004/11/16:徒然
もっとたくさん書いてあったと思ったのだけど気のせいだったようですね。それとも誰かのレビュー記事とごっちゃになってるのかなあ。

そうそう、「英語でしゃべらナイト」にゲスト出演してたそうなんだけど、見逃してました。再放送は木曜深夜。
追記: 見ました。"improvisation"がテーマ。危ういものの美しさ。昨日通った絶景の見える道、今日はなにもないところかも知れないけれど別の道を通りたい。人生は"improvisation"ですね。

こんな記事もありました。
産經新聞 2008.5.21 チック・コリア&上原ひろみ デュエット公演 鍵盤を跳ねる アクロバティックな響き  (リンク切れ)

2008/05/20

雨が激しい

会社あんのかな。

追記: 電車が止まっていましたね。私が乗る駅では2編成待機していて後にでる電車の方で座って待っていたのですが、待ちきれなくなって最初の電車が動き出すときにそちらに乗り換えました。会社につく頃にはもう雨はやんでいました。

沸騰都市ドバイ

こんばんは。私のアブラもお金に換えられないかな。それ油じゃなくて脂だというツッコミは無しの方向で。

昨日、NHKスペシャルで、「沸騰都市 第1回 ドバイ 砂漠にわき出た巨大マネー」ってやってましたね。

いや驚きました。

ドバイが凄いことになっているというのは知っていたのですが、単に余ったお金の使い道がなくていろんなもの (例えば椰子の木の形のリゾート分譲地) を建設しているんだと思っていましたよ。

最初に「ドバイは石油が枯渇して...」ってナレーションが入ったと思いましたが、Wikipediaなどを見るとどうもそうではないようですね (下記大前研一の記事も参照)。「石油枯渇に備えて...」って言ったのかな。[追記: 「ほぼ枯渇」って言っていました。]

石油があるうちに戦略的に経済の構造を変えて行ったということのようです。政治家のリーダーシップは重要ですね。
大前研一: 第97回「石油が出なくなる日」プロジェクト

でも金融はともかくとして観光は産業となりうるのか疑問です。自然遺産や文化遺産がないとつらいんじゃないかな。ラスベガスという例もあるから必ずしも失敗が運命づけられているというわけではなさそうですが。

もうひとつ心配なのは災害ですね。海の底から砂を吸い上げて、それで埋め立ててるの。日本人から見たらあり得ないと思いますよ。まさに砂上の楼閣。地震は少ないのかもしれませんが、温暖化で水没しちゃったり、海が割れたりするのではなかろうか。

番組中でも触れられていましたが、バブル景気という懸念も大きいそうです。今は投資がどんどん集まってきているようですが、投資を呼んでいるのが産業ではなく、投資が投資を呼んでいるという側面が大きいと感じました。

明日深夜に再放送があります。見逃した方は録画して見よう!

2008/05/14

今日は聖地に...



... 行ってきます。

いや仕事ですけどね。

右の写真は前回いった時に買ってきたもの。いやそのときも仕事でしたよ。

iPodのイヤホンがからまないようにする方法

誰かに聞かれたけど、知らないって答えたような気がします。

でもよく考えたら、昔どこかで見たような...

という訳で、検索してみました。

POP*POP 【図解】 イヤホンコードが絡まってイライラしない上手な巻き方

二つ方法が載っているのですが、最初の指を糸巻きに使う方法はパス。理由は聞かないように。

で、2番目の方法をやってみた。



なんかボディが相当痛んでますね。だって、ジョブズが
僕は、擦り傷のついたステンレスを美しいと思うけどね。
っていうんだもん。とはいえ、表面にはフィルム貼ってるけどね。ごめんなさい。

最後に2番目の方法を解説した動画を載せます。もうテキスト4行分くらい書いたかな。あまり短いとエキサイトRSSの表示が崩れちゃうんですよね。


2008/05/12

ビル・ゲイツの顔写真

こんばんは。"Touch My Body" (YouTube)に出てくる妄想カスタマーエンジニアです (ウソ、って長いよ)。

「ハッカーと画家」の中にビル・ゲイツの顔写真として右のような写真が使われていた。


なんでこんな写真?と思っていたのだが、「はじめに」の前に「読者への注」という文章があって、こう書かれている。
残念なことに、マイクロソフトのPR事務所は第5章を読んだ後で、彼らが保持するビル・ゲイツの写真の写真を使う許可を与えてくれなかった。代わりに92ページの写真を提供してくれたアルバカーキ警察に感謝する。
交通違反したときの写真らしい (出典 - 写真もここから引用していますが、検索するとたくさん出てきます)。

アッップル社が、何かの開発コードで「セーガン」というのを使っていたのを、カール・セーガンから抗議を受けて、「間抜けな天文学者」に変えたという話を思い出しました (注: Wikipediaによれば、"BHA" = "Butt-Head Astronomer" ということらしい)。

補足: 第5章には、今後ソフトウェアの主戦場が、Windows上のアプリケーションから、サーバアプリケーションに移って行くという観測が述べられている。

2008/05/11

脱出ゲーム

★脱出ゲーム【VISION】
隠されたアイテムを見つけ、様々な謎を解いて外へ脱出しましょう。
何度も挫折しそうになった。MYSTやRIVENが好きな人にとっては物足りないと思うけど。

そういえばMYSTは最後までいったけど、RIVENは挫折したままだったな。

Web Designingのメルマガで知りました。その他紹介されていたのをリンクだけならべますね。

TheHOUSE
Shift
Do You Have A Grudge?(呪怨)

2008/05/08

格差に関して

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち
ポール グレアム Paul Graham


「ハッカーと画家」を読んでいるのだけど、その中に格差を肯定する論を述べた章がある (補足: このポール・グレアム「ハッカーと画家」はすごく面白い本です。計算機オタクには特に)。

・格差がある社会の方が社会全体で豊かだ。格差のない国の上層は格差のある国の下の層より貧しい。

このベースには、富が一つのパイであって格差はその切り方で生じるものという考え方ではなく、富 (これはお金に限らない) は新たに産み出せるものであって、富を多く産み出した人が上に伸びることによって格差が生じているという考えかがある。さらに、新しく産み出された富の多くは世の中全体にもたらされるものという認識による。

例として出されたもののひとつにスティーブ・ジョブズがある。ジョブズは金持ちになるのに誰かのものを盗んだり誰かを貧乏にさせた訳ではない。生産性をあげたり無から富を紡ぎだせるコンピュータを世の中に提供することで、世の中を豊かにし、自分も豊かになった。

付け加えると雇用を創出したこともあげられるだろう。

それはそうかもしれない。鄧小平の考え方「先に豊かになれる人が豊かになり、豊かになった人は他の人も豊かになれるように助ける」もそうなんだろう。

しかしこれは、民主主義に裏打ちされた資本主義のもとで成り立つ話で、ナイーブに過ぎるといえるだろう。

鄧小平の考え方も後半部分は実現できていない。それは中国の経済成長が「安い労働力」を競争力にしている部分が大きいから。すなわち、国民に都市戸籍と農村戸籍の二重構造があり、農村が豊かになれないことを前提にして経済成長が成り立っているといえるのだ。

アメリカだって同じ。アメリカの戦争、特に冷戦後の戦争の意味を考えてみると分るだろう。二酸化炭素の排出も、排出権を買わずに排出しているということは、排出権という資源を搾取していると同じだろう。

コンピュータなどハイテク分野では他を貧しくすることなく富を作り出せると言うこともできるかもしれないが、何らかの資源がからむところでは、そしてそれはほとんどの経済活動がそうなのだが、どうしてもパイの奪い合いは避けられない。

そしてパイの奪い合いは分野を越えて発生する。バイオエタノールの生産への補助が食糧の価格の高騰を招き、貧困を拡大している。

最初の話から大きくなり、散漫にもなってしまったが、「格差」ということを言い出すと、いろいろな思いが生じてしまうのだ。

中島聡さんの『「少年よ大志を抱け!」よりも「若者よどん欲になれ!」の方が良くないか?』を読んでいて、特に後半に出てくる
 そもそも資本主義というのは、「企業や個人が自己の利益を最大にするためにする経済活動が社会全体に利益をもたらす」ように設計されている。社会主義の国ならいざ知らず、日本が資本主義の国である限り、人々の「利益を追求する」強い欲求があってこそ経済活動がさかんになり、それが国力につながる。
の部分で、このポール・グレアム「ハッカーと画家」の格差に関する記述を思い出した。同じナイーブさを感じるが、ひとつのブログ記事でそこまで言及していないからと言って批判するつもりはありません。

それからこれもちょっと関連する話題。
切込隊長BLOG: グローバリズムは何故、貧困を引き起こすか

パンダレンタル料1頭1億円 (→ 「2頭で1億円」の間違いでした)

... ってことニュースで言わなくなったね。

訂正: 「2頭で1億円」の間違いでした。
質問なるほドリ:中国の「パンダ外交」って?=回答・市川明代 (毎日新聞 2008年5月8日)
Q レンタル料の額は?

A 日本の場合を例に取りましょう。現在、中国籍のパンダは、神戸市立王子動物園に2頭、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドに6頭います。アドベンチャーワールドは公表していませんが、王子動物園では、2頭で年間100万ドル(約1億円)です。

2008/05/04

Walk This Way!

こんばんは。伊集院光です (ウソ、でも話題と遠すぎるか)。

先週、iTunes Storeのトップページに、Run-D.M.C.の"Walk This Way"のミュージックビデオが載っていました。なつかしいなあ。さくっと買っちゃいましたよ。iPod touch買ってからiTunes Storeでの購入額確実に増えてますね。

この"Walk This Way"のミュージックビデオ (最初はP.V. = プロモーションビデオ) からラップを聴くようになったんですよね。それまでもラップはカーラジオなどで聴いていたんでしょうが、きっと雑音と同化していたんでしょう。

この曲もビデオがなかったら注目していなかったかも。それだけこのビデオはかっこいい。まあ見てみて。

YouTube [MusicVideo] Run DMC ft. Aerosmith - Walk This Way

追記:正規のものではなかったのでしょう。無効になっていました。次のは投稿者が "RUNDMCVEVO" となっているのでたぶん大丈夫。
https://www.youtube.com/watch?v=4B_UYYPb-Gk

エアロスミスの演奏と邪魔し合いだったのが、最後はジャムセッションになって一緒に踊ってるの。

ちょうど2ちゃんねるまとめサイトで、「やる夫で学ぶクラブミュージック 」というのが出ていて、この曲のことも紹介されていました。「これにより一般層にも広く知られることとなった訳だね」って、あ、俺のことだ。

これもiPodでMTVのポッドキャスティングを視聴するようになって知ったんですが、メンバーの一人Jam Master Jayが2002年10月に殺害されたんですね。まだ犯人はわかってないらしい。
MTV News Jam Master Jay Archive
Wikipedia Jason Mizell (Jam Master Jayの本名)

2008/04/27

ナショジオ一冊まるごと中国大特集

こんばんは。聖火リレーは「大過なく」と言っていいんじゃないでしょうか。リレー時の受け渡しのときのフォーメーションチェンジはみごとでした。さすがに変形ロボットの国ですね!

ナショナルジオグラフィック2008年5月号は「一冊まるごと中国大特集」。おもしろくて一気に読んでしまいました。

まだサイトには予告しか出ていませんね。
ナショナルジオグラフィック2008年5月号

今の建設ラッシュも面白いのですが、今後のことがやはり気になりますね。エネルギー消費、水質汚染と水不足、高齢化と社会保障...

三門峡ダムの設計が悪いせいで、むしろ水害の原因になっているということです。大雨になると上流が洪水になる。

そういえば、COURRiER Japon 5月号にも、中国-チベット関連の記事が載っているのですが、こっちはまだ全部は読んでいませんでした。

こちらで記事全文が読めます。→ 「チベット騒乱から中国が学ぶべき三つの教訓」 (追記: 関連記事でした。)

2008/04/26

こんどは指名手配書だそうだ

yoshihirouedaの指名手配書



ナイスバディってこのおなかのことでしょうかね。

死刑って無力だよな

許せないという思いと、それでも死刑はなくすべきという思いが、ぐるぐる交錯する。その中に「死刑よりもつらい刑」という考えも混じる。

死刑を歓迎する人の多いのはわかる。「正義感」の強い人達なんだろう。国家による、力による「正義」の実現に重きをおく人達。それとともに自分がその「正義」の側にあることを再確認できる。

その対極にあると思っていた人からも今回の死刑を歓迎する言説があって、これには違和感を覚える。とはいえ、私も今回被告から新たに出てきた主張を聞くと、もうこのようなことを二度といえないようにしてしまえとも思う。

冤罪の可能性を考えると取り返しのつかない死刑は避けるべきというのには同意する。また、法務大臣に最終的な執行の決断をさせるのもどうかと思う。その意味で鳩山邦夫のいうことには一理あると思う。法務大臣の仕事がそれだけだったらロボットかサルか鳩山邦夫でも法務大臣にしておけばよいのだけれど。執行役の人だってやりたくてやっている訳ではなかろう。

死刑でなく無期懲役または終身刑(名前は違うがどちらも同じようなものらしい)にするということは、税金を使って彼等を養うことだという主張もあった。しかし、その刑が社会にとって効果があるなら (犯罪の抑止力とヒューマニズムの実現)、社会が負担すべきコストだと思う。

宅間守以来、抑止力という意味も揺らいでいる。死刑になりたいから人を殺したという事件も最近何回か聞いている。しかしこれは昔からあるのかもしれない。

今回新たに出てきた (というより私が気づいた) 意見がいくつかあって、それぞれ考えさせられる。

ひとつには、今回の判決が、純粋な法律、判例からでなく、世論に影響を受けていることを問題視しているものがあった。さらには厳罰化の流れを進めるために、世論を誘導する情報の出し方をしていると言う指摘もあった。弁護側は検察側よりも筋の通った主張をしているというコメントを前回戴いたが、その部分は全くと言っていいほどニュースに載らず、被告の馬鹿げた主張が大きく報じられた。

そしてこの動きは、ネット規制、児童ポルノ規制、自衛隊官舎ビラ配り事件など、それぞれをとってみると文句のいいにくい規制の積み重ねで、少しずつ国民に対しての縛りを強化していく意志がみえるとする意見もあり、それも怖いことだと思う。

「死刑制度のパラドックスについて」 (In its right place)も考えさせられる意見。人間の生命が最も尊いから殺人に対して死刑をもって償う、死刑をもって抑止するということであるならば、(死刑を受ける)人間の生命よりも大事なものがあることを示唆している(それは「秩序」や「正義」) があるというのだ。

「人間の生命が最も尊い」というのも絶対的なものとはいえず、単なる合意なのかもしれない。秩序を守り、自分たち自身の正義感を満足させるための。

そして、「社会正義の臨界??光市母子殺害事件高裁判決」(地を這う難破船) では、
所謂快楽殺人者は、被害者の殺害を前提とする性犯罪者は、死刑台に送られて然るべき、あるいは、死刑台に送らないことには仕方がない。そうした認識と見解に私は同意せざるをえない。 
彼らを終身刑に処したとき。獄中において生き続ける彼らは、延々と自身の犯行を想起して、ひとり愉しむだろう。愉しみ続けるだろう。死ぬまで。直裁に言うなら、マスターベーションし続ける、ということ。自身の犯行を繰り返し繰り返し想起することによって。
これでは罰を与えたことにならないし、抑止力にもならないだろう。

また、「快楽殺人者は根本的に反省しない」とも述べられている。そうすると反省を待っての死刑はあり得ないのではないか。結局宅間のときと同様に、死刑が執行されても無力感しか残らないのではないか。

ここで一旦死刑からはなれる。毎年自殺者が3万人以上いる (平成10年から - 警察庁資料PDF)。うつによるところは大きいとはいえ、死ぬことよりもつらいことがあるということだろう。自殺を実行してしまった3万人以外にも苦しみ続けている人が大勢いる。ギャンブルによる借金など本人に責任がある場合もあるが、それだって死に値する責任か? そしてそれ以外の多くの人はむしろ他の人よりも自分の責任を強く感じる、いわば「良い人」だから死を選ぶのだろう。

自殺者と犯罪者の苦痛を同じ軸に載せるのは不適切であることは認めるが、納得がいかないでしょ?

といろいろ考えが交錯する中で、ベストだとは思っていないが自分の中で残っている考えがある。それは「終身刑よりもつらい刑」。何がつらいのかは人によって違うので複数の意見を取り入れる必要があるだろうが、私が前回出したのは「ガレー船の漕ぎ手」だった。ほかにも考えればいろいろだせるのだろうけど、自粛しておきます。

■ 追加トラックバック

情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊): 「殺人」の嘆願をした32万人の方へ〜あなたは自殺する3万人のことを考えたことはありますか?
-- 自殺者との対比は同じ視点。ただ、 "「殺人」の嘆願をした" ... という書き方をしても何も響かないだろうな。これって執行命令を下す法務大臣を「殺人者」と非難するのと根は同じ。EUを基準にしても響かない。むしろ比較するなら中国か韓国だろう。

梟通信〜ホンの戯言: 死刑についてどれだけ知っているか 読売新聞社会部「死刑」
-- この人も死刑反対の立場。

2008/04/22

今日はアースデイ

ということでGoogleのロゴもこんなことに。しかし「アースデイ」じゃなくて「地球の日」で検索するのかね。

検索してみたらこんなサイトがありました。EARHDAY.JP

テーマソングもあって、聴くだけかと思ったらクリックしたらMP3がダウンロードされるようになっています。

不覚にもアースデイって今年初めて知ったのですが、ずいぶん前からあるんですね。

4月22日 今日は何の日〜毎日が記念日〜

今日のめざましテレビで、CO2削減量の目標が-6%なのに逆に6%増えていると言っていました。現在の一人当たり年間排出量1.5tに対して、1tの削減量が必要だそうだ。1/3にしなきゃいけないってことでっせ。こまめに電灯を消すとか、そんなレベルの話ではありません。結局排出量取引でロシアなんかにお金を出すことになるのかと思うと気が滅入りますね。

トラックバック:
mamico_aさん - ロゴがかわいい
-- 同じ番組見てたんだ... カーボンオフセットを取り上げられています。

美人なだけじゃない

昨日放送された松井冬子の番組、録画もしていたのですが、ほとんどリアルタイムで見ていました。

これまで松井冬子に関しては、作品の評価以上に美人だから評価されているんだろうと思っていました。ファッション雑誌でモデルやったこともあるしね。

ごめんなさい。

昨日の放送をみて、芸術的指向、努力、意志の強さ、集中力など、アーティストとしての松井冬子のすばらしさが分りました。

そう言えば私も最初は作品に惹かれたのでした。その作品を探したら、ブログで紹介しているところがありましたのでリンクしておきます。

オンナだってクラシコイタリア: 見に行きたかった美術展
(あれ、ALTACIAって平澤さんが関わったところでは? 後で調べる → この記事「イタリアンクラシコのセレクトショップ:ALTACIA@自由が丘」)

「この疾患を治癒させるために破壊する」という作品名なんですね。巨大な作品でかつ細部まで描かれていて圧倒されます。

これ以外の作品はグロテスクなモチーフが多くて、そしてそれが松井冬子の特徴として取り上げられるので、作品としてはそんなに評価をしていなかったのですよ。評価していないというと評価できるような審美眼をもっているような言い草なので、「好きとはいえない」と思っていました。松井えり菜ほどの嫌悪感はもたなかったのですけど。

昨日の番組は放送前に気がついていて本当に良かったと思います。教育テレビなんて普段だったら番組表もそこだけ避けて見ていることが多いですものね。

反響も大きかったようで、私のところでも急にアクセスが上昇し、今日もまだ続いています。

Googleの急上昇ワードも朝になっても1位を続けていたようです(右は朝6時半ころのスナップショット)。

ブログの反応も「見直した」というのが多いですね。

増山麗奈さん (反戦アーチスト) 増穂の登り釜にて、陶芸初挑戦
昨日の松井冬子さんのNHKに衝撃を受けました。あのストイックに作品に向かう姿は美しい!!同じ女で画家だけど嫉妬通り越して、賞賛!
rucci bibourokuさん 松井冬子と上野千鶴子 -- 「あわせて読みたい」つながりw
結果としてものすごい番組だった。非常なる感銘を受けました。
ただ「上野千鶴子のツッコミ手厳しかったけどね。松井さんひきつってたもんね。」という部分はちょっと私の感想と違います。松井さんも人の作品をダシにして自分の主張するんじゃねえと思っていたんじゃないかな。

最後に、作品制作中もいつもあんなにばっちりお化粧しているのであろうか。それともテレビ用に特別?

2008/04/20

松井冬子

松井えり菜のリンクを踏むんじゃなかったと思っている皆さん、申し訳ありませんでした。こちらのリンクでご機嫌をうかがいましょう。

4月20日(日)午後10時00分〜11時00分 NHK教育
ETV特集「痛みが美に変わる時〜画家・松井冬子の世界〜」 (下記画像もNHKサイトより)


上野千鶴子との対談もあるようですが、下記Vogueでのインタビューで、2006年に会っていちばん感激した人として上野千鶴子を、最も感動した本として上野千鶴子の『脱アイデンティティ』をあげているんですよね。

「松井冬子」で検索して訪問される方が相変わらず多いのに、情報が少なくて申し訳ないので、せめてこうやってリンクを追加していきたいと思います。

これまで松井冬子に言及した記事
2007-05-26 松井冬子のインタビューが...

関連リンク
読売新聞大手小町インタビュー(2005年12月8日)
対談: 松井冬子 VS 佐々木 豊 (芸術新聞社)
Vogue Women of the year 2006 インタビュー (動画あり/音声に注意)
女子美広報誌バックナンバー (No. 156 に卒業生講演会の報告が載っています)

松井えりな

メモ: 松井絵里奈松井えり菜とは別人。ちなみにもちろん松木里菜も別人。
トラックバックしていません。

2008/04/19

聖火リレー - 日本ではどうすべきか

聖火リレーがこれほどまでに注目されたことはなかったのではなかろうか。事前の盛り上げ方がうまいな、中国。

ロンドンは障害物競走、パリは軍事パレード、サンフランシスコはイリュージョン。

日本はどうやって盛り上げるか。忍者の術を使う手もあるけど、それだとサンフランシスコとかぶっちゃう。

ハイテク日本のアピールを兼ねてこういうのを使うのはどうだろう。

医療・介護用ロボットスーツ量産へ その名も「HAL」 (毎日新聞 2008年4月17日 → 魚拓)
-- しかし、「HAL」て。「サイバーダイン」て。

善光寺もこの時期になってスタート地点返上というのは、チベット弾圧に抗議というより単にトラブルを避けたいという気持ちなんだろうな。石原慎太郎知事よりも切込隊長の言っているほうがあたってる。

善光寺、北京五輪の聖火リレー出発地を辞退 チベット問題を理由に (AFPBB News 2008年04月18日)

それよりもむしろ全国のお坊さんを集めて、青い連中の代わりに聖火ランナーを取り囲んで行進 (お年寄りも多そうだから徒歩ね) したほうがいいんじゃない。それがダライ・ラマの意志にもあうのではなかろうか。

■トラックバック

Everything in Life is Only for Now (sabretoothjapanさん): 生活記録
-- 聖火リレーに関しての意見。私がこの記事を書いた動機になっています。

旅限無(りょげむ)さん: 北京五輪の内と外 その壱百七拾六
-- 『本当に「同じ仏教徒」という立派な見識による「辞退」ならば...もっと早く言って欲しい!』と書かれています。「ダライ・ラマ法王を招待して合同法要」という提案もすばらしい。

時事クイズみたい

おはようございます。はなけろです (誰だそれ)。

先日始まったGoogle 急上昇ワード入れてみました。

コトバをリアルタイムにキャッチ ! Google 急上昇ワード (Google Japan Blog 2008 年 4 月 15 日)

ちょっと前の結果なんですが、他と比べて集計期間を短くとっているようで、知らない単語が多く出てきます。知っている名前でも、なぜいま急上昇なのかニュースを常に追っていないと分らない感じです。まるで時事クイズみたいになります。

「南海電車」は貝塚市の産廃工場の火事というのは分るのですが、その他はすぐには分りませんでした。「はなけろ」はライブドアのネットアニメらしいです (→ サイト - 音が出ますので注意)。

今は「リノベーション」って上がってきてるんですが、さっきテレビでやってました。調べているうちに変わっちゃうからいつまでも調べ続けなきゃいけない感じ (笑)。

2008/04/18

E=MC2

こんばんは。壁に耳あり、マライア・キャリー。iTunesStoreで買っちゃいました。

デビュー当時の、「これ人間の声か?」と思わせるような高音を披露する曲も入っていて、なかなかいいかも。ここのところずっと音楽はiPodでシャッフルで聴くかMusic Videoを1曲ずつ選んで聴いていたのですが、しばらくアルバムを通しで聴くようにしてみようと思います。

アルバムのタイトルが、「E=MC2~MIMI第2章」となっていて、この「MIMI第2章」って何だ? と思ったのですが、前の作品のようですね。

MIMI~プラチナ・エディション+DVD(DVD付)
マライア・キャリー ネリー ジャーメイン・デュプリ


上記のアマゾンのページのカスタマーレビューをみると、最高傑作なんて書いてあるのもあって、これも欲しくなりました。いやジャケットに惹かれた訳じゃないよ。

「めざましテレビ」でニューヨークの自宅を紹介していました。トロフィーなどを飾った専用の部屋がありました。飾り棚にぎっしりというのではなくて、ひとつひとつがちゃんと全部見えるようになっていえ、部屋の中心にも円形のひな壇のガラスケースが配置されていて、まるで美術館でしたよ。

2008/04/17

なんかフチコマみたいだよね

いや全然似てないんだけどさ。


セグウェイのRMP (Robotic Mobility Platform)というそうです。

下記で知りました。動画もあるよ (今は見えません)。動き方が面白い。

MAKE: Japan - Segwayの新型RMP!

5万ドルくらいになりそうということで、さすがに衝動買いできません。

2008/04/13

終いまでも思い続けているよ...

... って歌詞だと思っていた。

ただしくは、
私は今でも思い続けているよ

「ワタシワイマデモ」なんですね。「ワタ」の部分が聴き取れない。

参考 (参考にしてないけど)

CloseBox and OpenPod 2008/04/08 女性ボーカルの新基準は青山テルマになる


2008/04/08

伊達公子現役復帰

見出しをみて、また新しい「なんとか王子」が生まれたのかと思った。

伊達公子:現役復帰で会見…「若い選手の刺激になりたい」 (毎日新聞 2008年4月7日 - リンク切れ)

いい表情ですね (写真も上記より)。現役当時も内面の強さが表情に出ていると感じていましたが、今は充実感が出ていると思います。

頑張ってもらいたいですね。

レオナ・ルイスもお薦め

最近知ったのですが、レオナ・ルイスというシンガーがいるんですね。イギリスの"The X Factor" (「スター誕生」みたいなもの? って古いか... ) ででてきたそうですよ。

MTV News (Video - 音が出るので注意) 2008.2.13: How OneRepublic, Simon Cowell And More Championed Leona Lewis

上記にもちょっとだけ出てきますが、ホイットニー・ヒューストンの"I Will Always Love You"を歌ったもの。

YouTube: Leona Lewis - Week10 - I Will Always Love You


YouTubeに自身の公式チャネルがあります。

マライア・キャリーの話題続き

こんばんは。なんか最近書いていることが世の中とずれているような... 以前からそうだったか。

先週末の「ベストヒットUSA」 (っていつ復活したんだろ) でマライア・キャリーのインタビューが流されていました。「若い頃は自分で自分の境界線を引いていたけど、今は克服して、今が一番楽しい」って言ってました。ふむふむ、そうなんだ。

その週のランキングで "Touch My Body"が十何位をつけてて、「この曲が1位になったら、1位獲得シングル数が、プレスリーを抜いてビートルズに続く2位になる」って言っていたのですが、4月1日の "iTunes New Music Tuesday" では1位になったと言っていました。Wikipediaでは、2008年3月29日 (土) 10:59の版と2008年3月29日 (土) 11:00の版の間で書き換えられていますね (笑)。

また、「ベストヒットUSA」小林克也は「日本ではマライア・キャリーはずっとトップスターであり続けていたように思われているけれども、アメリカでは一旦落ちるところまで落ちての復活と見られている」とも言っていました。下記 MTV Newsでも"She’s up, and then she’s down. And now she’s up again."と書かれています。

MTV News April 2, 2008 at 4:09 pm. Mariah Carey, Dominatrix.
(写真は The 2008 UrbanWorld Film Festival より CC BY-ND 2.0)

iTunes Storeでは新しいアルバム"E=MC2"の予約受け付け中 (→ iTunes Store) 。予約すると"Touch My Body"のリミックス (別バージョン) が特典としてついてくるそうですよね。ここでしか買えない。商売がうまいね。のせられちゃいましたよ。

2008/04/01

ウソでしょ!

おはようございます。エイプリルフールトラックバック大会実施中 (ウソ)。

右はマライア・キャリーのデビュー当時の写真。

今はこんな(↓)。立派になっちゃって。ってもう随分前からだけどね。

YouTube: Mariah Carey - Touch My Body
YouTube: Mariah Carey - Don't Forget About Us
YouTube: Mariah Carey - We Belong Together


最初ののに出てくるコンピュータカスタマーエンジニアの妄想がおもしろいです。

追記: ハリーさんは「劣化」と書いてますが、「増量」とか「パワーアップ」とか呼んで下さい (笑)。

最近のマライア・キャリーに関しては、「続き」に書いています。

2008/03/30

自分ではなかなか死ねない

自分の意志ではなかなか死ねるものではない、と思う。私はその勇気がないということを言っているのだけど、きっと多くの人がそうなのではないかと思う。

ましてや集団に属する人の意志が、死を選択するという方向で揃うとは考えられないのだ。

私には人に死ねとも言えない。殺す勇気もない。まして自分の家族や隣人に対して。

尊敬する長老が決めたとしたら? 村人に死ねと自分から言い出すような人だったらもともと尊敬されていないだろ。尊敬する人が、そう言いださなければならない状況に追い込まれているのを知っていたら、そしてそのように追い込んだ人達からは自分も逃げることは出来ないと知っていたら、その選択を受入れるかもしれない。

well-formedな「命令」という形ではなかったのかもしれないが、住民がそうとらえなければならなくなるほどの関与はあったとしか考えられないだろう。そしてそれは第三者から「命令」に見えておかしくない。

「俺とデュエットしないとセクハラするぞ」

リンク:
朝日新聞 社説:集団自決判決?司法も認めた軍の関与 (魚拓)
 「沖縄ノート」には座間味島で起きた集団自決の具体的な記述はほとんどなく、元隊長が自決命令を出したとは書かれていない。さらに驚かされたのは、元隊長の法廷での発言である。「沖縄ノート」を読んだのは裁判を起こした後だった、と述べたのだ。
-- 誰かにそそのかされたんですね。

毎日新聞 社説:沖縄ノート判決 軍の関与認めた意味は大きい (魚拓)
読売新聞 社説:集団自決判決 「軍命令」は認定されなかった (キャッシュ禁止)
産經新聞 【主張】沖縄集団自決訴訟 論点ぼかした問題判決だ (魚拓)

なお、私の主張は「命令」があったか否かの事実認定の問題ではない。住民がなぜ「集団自決」に至ったのかということを想像してみてもらいたいということだ。

以前「沖縄戦終結メモ」で参照した仁さんのブログへのリンクをもう一度あげておきます。
◆木偶の妄言◆ 「沖縄慰霊の日に」
◆木偶の妄言◆ 「(補稿)沖縄慰霊の日に」

SAKURA ドロップス

こんにちは。

昨日は天気もよかったので花を見に散歩にでかけました。昨年と同じところ。







桜はほとんど満開。まだ散るのには早いのですが、地面には桜の花がおちています。花弁じゃなくて花全体で。







私は知らなかったのですが、蜜を吸いにくる小鳥が花を根元から噛み切っておとす習性があるそうですね。でもこの写真ではどんな鳥か分らないですけど。




2008/03/29

最近のHDD/DVDレコーダーって...

... コンピュータそのものですね。

こんにちは。ご無沙汰しておりました。

これまで使っていたHDD/DVDレコーダーのDVDの調子が悪く、修理に出すとしてもHDDの中身が空になってもいやだし、修理の間使えないのも困るなと思っていたので、先日安売りしていたのを買ってきました。

前のもそうだったんですが、HDD/DVDレコーダーって電源入れてすぐに使える訳ではないんですよね。中身はコンピュータなので、そう考えるとまあ技術者としては理解できるのですが、一般の消費者には受入れ難いんじゃないのかな。それでもこれだけ売れてるんだったらみんな理解してくれているんでしょうね。

一方で、コンピュータならもっとコンピュータらしくしろよ、と不満に思うことも多かったですね。特にタイトル名入力など、かな漢字変換は使いにくいし、学習もしないし。また、コピーアンドペーストくらい用意しろよ、と。

また、インターフェースも、機能の多さに追いついていない感じ。「リモコンを使う」ということが制約になっているのは分るのですが、画面は使えるのだからそれを有効活用しても良いのではないかと思っていました。特にどの機能がどこにあるのかわからない、またどんな機能があるのか分らないという状況でした(1年くらいしてから使い方が分ったものもある)。

さて、今度の機種ですが、コンピュータである度合いが加速しています。

・起動はさらに遅くなった感じ (でも完全に起動する前にテレビは見れるようになった点は改善か)。
・ネットにつながるようになった。iEPGで番組が予約できるようになった。
(前の機種を購入した3年半前にも高級機にはついていたのですが)
・機能が増えた。マニュアル4冊ですよ。で、ますますインターフェースが複雑になった。
・一方で、パソコンのブラウザから操作できるようになった。タイトル名などもキーボードで入れられるようになったし、コピペもできる。
・でもこれが遅くて。CPUにZ80なんか使うんじゃないよと思う (いや実際に何を使っているか知らないのですが)。
・ネットにつながるのでWeb 2.0だね! みんなの録画予約ランキングがでたり、それを選択して予約することもできる。これまでの予約からお薦めを出す (ソニーのcocoonからあったけどね)。

機能を学ぶのにしばらくは時間がかかりそうですよ (1年くらい)。デジタルデバイドって言われないようにしたい。

2008/03/18

Mac版はともかくとして

本当に自分の声で歌わせたいと思っているのだろうか。

「Mac版まだ?」「自分の声で歌えない?」——VOCALOID、よくある質問 (ITMedia News 2008年03月17日)

直接歌った方が早いと思うぞ。

それって利用されるだけでは?

チベット「暴動」というか「武力弾圧」だろ、と思うのだけど、毎日新聞が社説でこんなことを書いています。

社説:チベット暴動 北京五輪にダライ・ラマ招け (毎日新聞 2008年3月16日 → 魚拓)

まあ中国も面子があることだし、ここで北京五輪に招待されてやることで譲歩を勝ち取るのもいいかもね、と思ったのですが、
胡主席が貴賓席でチベット人の精神的指導者と語り合う度量を見せたら中国のメンツはつぶれるだろうか。その心配は無用だ。これこそ「調和」であり、中国のソフトパワーを高めることになる。
ん? 待てよ。なんか中国側からの視点だな。
現在のダライ・ラマは独立論者ではなく高度の自治を求めている。その自治の範囲については五輪後にじっくり話し合えばいいことではないか。北京五輪を、災いを転じて福とする機会にすべきだ。
五輪後に、ってそれでは何の譲歩も引き出せないのではないの? 五輪に協力するだけでなく、話し合いの場を持ったという事実もいいように利用されるだけだと思う。

追記: 中国ではこういうのを対話というらしいよ。

温総理:ダライとの対話の条件はチベット独立の放棄 (「人民網日本語版」 2008年03月18日)

台湾も差し出せってさ。

ABSOLUT MACHINES

こんなのがYouTubeのおすすめにあったよ。

ABSOLUT MACHINES - ABSOLUT QUARTET


なにこれ? 入力したメロディを、コンピュータ制御でボールを飛ばして鍵盤を叩いたり、水の入ったグラスをこすったりして演奏しているようだ。

About This Videoのところをみると、http://absolutmachines.comというサイトでメロディが入力できるらしい。そして、それを主題にして作曲 (編曲?) してくれる。

サイトに行ってみた。

メロディを演奏する"ABSOLUT QUARTET"のほかに、入力したテキスト (フレーズ、単語) で歌を歌う? "ABSOLUT CHOIR"というのもあるらしい。先にそっちをやってみた。

結果は後でメールで送られてくるらしい。楽しみですね。

[追記: 残念ながらもうダウンロードできません]

ところでABSOLUTはウオツカのブランドなんですよね。上記サイトに入るのに21歳以上か聞かれるところがあるんですが、別にサイトに行っても酒を飲む訳じゃないからそんなこと聞く必要はないと思うぞ。

2008/03/13

コンピュータイリラリッ?

コニャニャチワ。って実は夜だったのだ。天才バカボンのパパなのだ (ウソ)。

英会話スクールGABAが配信しているPodcastでこんな会話がありました。

MC: 私パソコンが苦手なんですよ。
英会話教師: So did you say you're コンピュータイリラリッ?
MC: What?

私も「ラリラリッて何?」って思いましたよ。

computer illiterate = コンピュータ音痴

だそうですよ。「コンピュータリテラシ」という言葉は使うのにね。こんな発音だったんですね。ってテキストで示されても分らないか。

ダウンロード → vol97.m4v (7分過ぎに出てきます)
PodcastのRSSはここ → RSS

それ以外に「〜 音痴」という言い方を紹介していました。

運動音痴: athletically challenged
方向音痴: directionally challenged

これは使えそうだね! 日本語での不謹慎なPolitically Correct用法で「ルックスが不自由な」とか「オツムが不自由な」とか言うよな。英語では"aesthetically challenged"とか"intellectually challenged"だな、なんて考えていたら、本当にそれに近い表現が存在するんですね (→ Wikipedia: ポリティカル・コレクトネス)。でも「身長が低い」 → "vertically challenged"て。日本語だと「縦方向に不自由」か。

脱線しました。閑話休題で本題に戻ろうと思いましたが、申し訳ありません、本題ではもう語る話題がありませんでした。

追記: 分裂勘違い君が、『「頭悪い・退屈な・痛い英語」を話さないための7つのテクニック』のひとつとして、"vertically challenged"を例に挙げていた。上記Wikipediaの記述も読んだ上で自己責任でご使用下さい (笑)。

2008/03/12

七色の明日〜brand new beat〜

おはようございます。関係ないけど「ガイアの夜明け」でバンカメがサブプライム問題の影響で大規模リストラやっているって言ってました。

以前BoAの「七色の明日〜brand new beat〜」のビデオクリップをYouTubeでみつけてなかなかいいなと思っていました。でも画質が良くないのでiTunes Storeで売ってないか探したのですが、その時はBoAのビデオは一つも売ってありませんでした (ひとつだけm-floとのコラボがありましたが)。

先日iTunes Storeのトップページに「BoA新規ビデオ追加」って載っていて、早速買ってしまいました。その後パワープレイですよ。

音楽もいいですが、ダンスもいいですね。カフェの従業員が女子チームと男子チームにわかれて、デッキブラシでホッケーやったりしている。バスケットボールでドリブルしているのもいつの間にかダンスになってるし。

これをiPodで聞いていると、キャプテンEOを見終わって出てくるお客さんのようになっていそうで怖い (笑)。

iTunes Storeへのリンク (プレビューがあります): BoA - 七色の明日〜brand new beat〜

YouTubeで探してきたのも載せときますね。自分の声を重ねたやつ (「ファンダブ」って書いてあった) がたくさんあって、純粋なの探すのに時間がかかりましたよ。


[補足: avex公式で少し短いです。]

2008/03/11

お疲れさまって言う気になれない

おはようございます。いまさらではあるのですが...

山村社長のブログ終了宣言
最終回 「最後の晩餐」 2月1日

に対して、多くの「お疲れさま」というトラックバックがあるのですが、私はそういう気になれないんですよね。

一個人だったら分るのですが、社長でしょ。会社としてどうなの?ということなんです。

ええ、山村社長のブログが、会社としての理念や方針を語る場ではないのは分っています。基本的には単なるグルメブログですよね。

しかしそれでも、ブログの楽しさを伝えるために始めたのではないのでしょうか。
一つやり遂げた気持ちと、肩の荷が一つおりた気分です。
というと、なんか苦しんで書いていたみたいじゃないですか。

もちろん一方で、
でもやはり寂しいなあ。明日からは、「山村さん、ブログ見てますよ。」、「山ちゃん、あのブログに載ってた店さあ。」という言葉も聴けないなんて。。。。。
とも書いているのですが、それだったら断筆宣言せずとも細々と続ければ良いのではないかと思います。

自分のペースで書きたい時に書けばよい、それがメッセージとして伝えられると思います。

もうひとつ、私も何度かトラックバックを行い、山村社長から直接コメントもいただきました。貴重なユーザからのヒアリングの場、ユーザとの対話の場だったと思っています。エキサイトブログ向上委員会はただのアナウンスの場で、コメントもトラックバックに対しても何の責任あるフィードバックもありません。

sabretoothjapanさんも同様の指摘をされています。
山村社長のブログといえば多くの読者には、食べ物ブログとして知られるが、俺としてはやはり、山村社長のブログが「マジで機能している目安箱」としての側面について触れずにはいられない。
繰り返します。

一個人としてのブログの終了は分るのです。会社としてはこのようなブログは必要です。

担当者をアサインして、このようなブログを継続させるべきだと思います。それが社長のやるべきことだと思います。

以上、ずいぶん遅くなって間の抜けた意見表明になりましたが、今後の発展につながればと思い書きました。山村社長、今後もよろしくお願いします。