2022/12/31

2022年にいった展覧会

今年定年再雇用が終了して、週2日の仕事だけになったので、時間に余裕ができて昨年よりも多く展覧会に行けたように思います。

2022/02/06 
2022/03/15 
2022/03/27 
2022/04/12 
  • M+バーチャルツアー @ オンライン
2022/05/09 
2022/05/11 
2022/05/21 
  • 東京ミッドタウン・デザインハブ 企画展「Gマークの住まいデザイン」ギャラリーツアー @ 東京ミッドタウン・デザインハブ https://designhub.jp/events/7540/
2022/05/23 
2022/05/28 
流麻二果
2022/06/11 
  • SSFF & ASIA 2022 @表参道ヒルズ スペース オー
  • Rashid Johnson “Plateaus” @ エスパス Louis Vuitton https://www.espacelouisvuittontokyo.com/ja/detail
  • 上映会+レクチャー「80年代サブカルチャーと芸術」@ Art Lab Tokyo
2022/06/13 
  • SSFF & ASIA 2022 BRANDED SHORTS @ 赤坂インターシティAIR
2022/06/23 
2022/07/01 
2022/07/02 
2022/07/09 
2022/07/25 
2022/08/06 
2022/08/26 
2022/09/03 
2022/09/26 
2022/10/02 
  • アーティストトーク「ヴォルフガング・ライプ:花粉から宇宙まで」 @ アカデミーヒルズ
2022/1010 
2022/10/23 
  • 第33回高松宮殿下記念世界文化賞 受賞記念 アイ・ウェイウェイ(艾未未)講演会 @ アカデミーヒルズ https://www.mori.art.museum/jp/learning/6041/
  • あおいうに個展「窓ぎわのグミ」@ ART Lab Tokyo
2022/10/31 
2022/11/26 
2022/12/02 
  • 蓮水展『紡ぐ』→ 作品購入
2022/12/05 
2022/12/12 
  • 愛~いきとしいけるもの~展 @ サイト青山
2022/12/13
  • クリエイターと「TOTOギャラリー・間 企画展 How is Life? ――地球と生きるためのデザイン」を回ろう! @ TOTOギャラリー・間 https://jp.toto.com/gallerma/ex221021/
2022/12/17
今年は気に入った作品 (しかも手頃な価格) に出会い、購入してしまいました。左が岩月ユキノ «HOUSE»、右が蓮水 «春夏秋冬»です。

  

もう一つ。開発好明 «191/147801»です。


「開発再考 Vol.2, 3」のイベントとして、開発さんの作品が500円〜で売られていました。開発さんが、ピカソの作品数147800を超えることを目標に粗製濫造制作した作品群で、観客はそれを購入し、自宅などに飾り、その写真を開発さんに送ることで作品が完成し、作品のシリアルナンバーが送られ、その番号を «xxxxxx/147801» の中に埋めることによって作品名が決まるという、参加型の作品です。私の番号が191ですからまだまだ遠い先ですね。

2022/07/06

若者の投票率が低いというけれど ...

 ... じゃあ若者が歳をとると投票率が上がるのであろうか? それとも選挙に行かないまま歳だけとっちゃうの?

と言うわけで調べてみました。

総務省に「国政選挙の年代別投票率の推移について」という資料がありました。

70歳代以上になると落ちてきますが、ほぼ一貫して20歳代から60歳代まで年齢層が高くなるほど投票率は高くなっています。

では今の60代は30年前は30代 ... というのを重ねてみました。

ちょっとは上がっているんだけど、そんなに変わっていない印象。特に今の60歳代は、2019年前回の参議院選挙で63.58、一方30年前の30歳代は65.29 (1989年第15回参議院選挙) だったので、むしろ下がっています。

衆議院を見てみると、参議院よりも昔のデータがあるため、今の60歳代の40年前20歳代の時から出せます。


今の60歳代と40歳代は、20歳代から30歳代で投票率が上がったことがわかります。この期間 (1980年代と2000年代) は全体に投票率が上がっているので、年齢の問題ではなさそうです。

歳をとると投票率が上がるというのは思ったほどではなく、最初から選挙に期待していない人はずっと期待していないのではないかと思いました。

2022/05/15

沖縄復帰50年と日本人の意識の変化

今日は沖縄復帰50年になるそうです。

毎日新聞 2022/5/15 沖縄、日本復帰から50年 米軍基地、低い県民所得…残る課題

沖縄復帰の当時は、沖縄の人々はもちろん悲願の日だっただろうが、日本人全体が歓迎モードに包まれていたと思う。同じ日本人として気持ちは一つという感じだった。本土にも沖縄にもいろいろな考えの人々もいただろうが、そのころは中学生だったので、そのようなことに思いは及んでいなかった。

最初に沖縄に行ったのは1980年だった。そのころまだ「卒業旅行」という概念は知らなかったのだけど、友人に誘われて沖縄に行くことになった。まだ復帰して8年しかたっていなかった訳で、今考えるとまだ観光化が進んでいない状況だった。米軍の影響についても、住民の負担ということを感じとることはできず、異国情緒の一つの風景としか見ていなかったのだと思う。

それから海洋博などを経て沖縄も発展してきた。本土との格差は縮まってきていると思ってきた。

一方で、地位協定のもと、米兵によるレイプ事件やヘリコプター墜落事故など、泣き寝入りを余儀なくされている状況が続いていることも知り、日本政府の忖度というか弱腰に歯がゆい思いをしてきた。

特に米軍基地の割合が復帰前より高い70%を超える状況になっていることは最近知って驚いている。

それよりも驚くのは沖縄以外の日本人の意識の変化だ。最初に「日本人全体が歓迎モードに包まれていた」と書いたが、今は、自分たちが受け入れたくないものを押し付ける先だと考えている人が増えているように思われる。基地がなきゃ生きていけないんだから、基地があってありがたく思え、という意識。

原発と同じ構図だ。

ウクライナに対しても同じ構図を感じる。武器は供給してやるから、民主主義のために戦ってくれと言っているようなものだ。


日本がこんな形で分断していくのは見たくない。

2022/03/19

見て! ミロ展

3月15日に、現在Bunkamura ザ・ミュージアムで行われているミロ展のブロガー内覧会が行われ、参加させてもらいました。

ミロ展 - 日本を夢見て - https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_miro/ 

開催期間:2022/2/11(金・祝)~4/17(日)※2/15(火)、3/22(火)は休館
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
     毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム 〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1

入館料(消費税込) 当日 前売
一 般 1,800円 1,600円
大学・高校生 1,000円 800円
中学・小学生 700円 500円

解説は学芸員の吉川貴子さん
今回の展覧会の視点は「日本」。ミロと日本の関係にフォーカスをあてます。

ミロは1893年バルセロナ生まれ。そのころバルセロナは、1988年万博から続くジャポニスム・ブームにあったそうで、日本美術を扱うお店もあり、その中でミロも日本にあこがれや興味を持ったと言われています。

このためこれまでも日本文化の影響は言及されてきたそうですが、日本文化に詳しくない美術評論家の解説は、どうしても印象論で語られがち。今回は、様々な角度からミロと日本の関係を明らかにしています。

最初の絵は、ジャポニズムに感化された友人に囲まれて影響を受けたことを示すため、浮世絵を背景にした友人の肖像画から始まります。

《絵画 (カタツムリ、女、花、星)》は絵の中にテキストが書かれています。ミロは絵と文字を区別せず一つの作品に中に入れます。これは、日本の絵巻物など書画に通底する表現ということです。

《絵画 (カタツムリ、女、花、星)》

ミロの初期の作品には細い線が入るものが多いですが、《ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子》には、その細い線と書のような太い線が混在しています。

《ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子》

この黒背景も日本の影響だそうです。西洋では黒は影くらいにしか使われないということです。

その後も、禅の影響や民芸との関係を示す展示が並びます。《花瓶》は花瓶にしては巨大な作品です。これにもミロらしい模様が施されています。

《花瓶》

これは絵巻物。作品名も《マキモノ》です。左の木箱もかわいい。

《マキモノ》

3点全て《絵画》
このあたりの作品は禅の影響なのでしょうか。黒と白の対比。これまで知っていたミロとは大きく異なります。

このように今まで知らなかったミロをたくさん見ることができます。

日本とミロということで、ミロが日本に来た時のエピソードも書かれていました。最初の日本での展示会で来日したときは、日本文化に触れるために日本中を回っています。大阪万博のガスパビリオンに壁画を展示した時には、新たに壁画を描くことを自分から提案して描いています。残念ながら保存はされていないそうです。

ミロのアトリエを再現したコーナーも楽しいです。

グッズもいろいろあって楽しそう。内覧会では時間がなくてカタログだけ買って帰りました。

最後にネスレのミロをもらいました。ダジャレかよ! (人のことは言えないですけど)。