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2017/03/11

ソニー エレクトリカル アンサンブル

銀座のソニービルが今年3月31日までで、その後閉館になる。それにあわせて "It's a Sony 展" が行なわれている。実は会期が二つに分かれていて、前半 2月22日までがこれまでのソニーの歴史や歴代製品を辿るもので、残念ながら行きそびれてしまっていた。

今日は午後から公開シンポジウム「インタラクションを通じた信頼と共感」に行く予定だったので、午前中行こうと考えていた。「考えていた」というのは結局行っていないということだ。

最初に汐留のパナソニック汐留ミュージアムで「マティスとルオー展」を見て、それから歩いて銀座に向かっていたら、途中に資生堂ギャラリーがあって、吉岡徳仁の展示をやっているじゃないですか。これは寄らざるを得ない。

資生堂ギャラリー 吉岡徳仁 スペクトル − プリズムから放たれる虹の光線

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先にロッテリアで昼食にしてからソニービルに入った。

そしたら、8F OPUS「エレクトリカル アンサンブル -ソニーを奏でる、みんなで奏でる-」というのをやっているではありませんか! ついついふらっと ...

このイベントはこれまでの各種のソニー製品を電子楽器に仕立て上げたもの。客が自由に音を出せる (演奏する、とは言い難いな)。例えば、中高生憧れの (高くて買ってもらえない) スカイセンサー5800 は、チューニングダイヤルで周波数があうと音が出る仕組み。その前の壁面ディスプレイに音の様子がグラフィカルに示される。

#エレクトリカルアンサンブル

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そこの女性スタッフに撮ってもらいました。

その後もその女性スタッフがそれ以外の楽器も説明してくれたので結局全部体験した。

その後、アーティストOpen Reel Ensemble の演奏スペシャルムービーが流されてそれも全部見てきた。

Open Reel Ensemble #エレクトリカルアンサンブル

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という訳で "It's a Sony 展" 第2部は見れなかったのでした。まだ3月31日までチャンスがある! ... って大丈夫かな。


2016/12/18

XPERIA J1 Compact交換

昨年12月、それまでau + iPhoneだったのを、通信費を抑えるためにイオンモバイル + Sony XPERIA J1 Compact に切り替えました。

ちょっともたもたするくらいで十分満足していたのですが、10月くらいから、バッテリーが残り40%くらいから急に0%表示になってシャットダウンする症状が出はじめ、それがだんだんひどくなって60%くらいで落ちるようになっていました。下のスナップショットだと70%くらいで落ちてますね。

screenshot_2016-11-20-11-57-31

まだ保証期間内だったので、修理に出すことにしました。その間は代替機を借ります (1回 3,000円 + 税 がかかります)。

2016-12-17-07-36-33

先週サポートから電話がかかってきて、「確かに症状はでる。基盤から交換が必要だ。」ということで、「こちらでは症状が出ない、正常だ」と言われることをちょっと懸念していたのですが、それは解消されました。

しかし、「内部に水浸の跡がある、修理はお客様負担だ」と言われました。自分としては雨に濡れたことはあっても、それ以上に水に浸かったなんて使い方はしていなかったので、これは寝耳に水という感じです。その旨は伝えたのですが、「そういうマークが出ている」の一点ばり。「直しても使い方が悪いとまた同じことになる、どういうところに気をつけて使えば良いのか」と聞いたところ、「仕様では水深1.5m のところに30分浸けても大丈夫」とのこと。ますますどうしてそういう状態になったか疑問です。「水ではなく石鹸水のような水溶液やお湯などは防水性能が落ちることがある」とのことですが、それも心当たりがありません。

これまでの機械だと、自分の落ち度による故障ははっきり目に見えていて、通常の使い方をしていての原因不明の故障は保証の範囲だったので、今回の保証の範囲外と言われたことは意外で納得がいかない感じです。

サポートにこれ以上言っても何も変わらないようなので、何も修理せず戻してもらって、イオンモバイルの保証サービス (交換に7,000円 + 税がかかります) を使うことにしました。

昨日午前中に修理に出したものと代替機を交換、午後に修理で帰ってきたものと保証で新しく来る機械を交換するようそれぞれ手配していましたが、どちらも同じ運送会社だったので、午前中に両方来ました。ソニーには代替機、イオンモバイルには故障機を送らなくちゃいけないのですが、運送会社の配達員もちょっと混乱していました。

という訳で、また壊れるかもしれないという懸念は残ったままですが、またXPERIA J1 Compactを使い続けます。今度壊れたら新しいのに変えようと思います。何がいいかな。ZenFoneあたりかな。



2011/02/13

みんなソニーが大好き2

週刊ダイヤモンド 2月12日号の第2特集は「SONYを去ったエース社員たちからの提言 ヤメソニーに訊け!!」。これは技術者としては考えさせられた特集だったな。元ソニー社員のソニーに対する愛が伝わってくる。

以前書いた「みんなソニーが大好き」は、ソニー部外者からの愛を感じて書いたものだったけれど、もちろん社内の人の方が愛は強いだろう。そしてここに集まって来ている人たちは、ソニーを愛しながらも、もしかしたらその愛の強さ故に去らざるを得なかった人たちとえるのではなかろうか。いわばソニーに片思いし続けた人たち。

この特集の中に、1969年のソニーの求人広告 "「出るクイ」を求む! 英語でタンカの切れる日本人を求む" が出ている。そういう人たちが集まってできた会社。しかしソニーは次第に変わってくる。

「みんなソニーが大好き」 で書いた中に、クリステンセンの「マーケティング部門が市場分析を重視するようになったため、ソニーは破壊的技術を創り出せなくなったのである」というのがあった。私は、"市場調査で分かるのは、「今よりちょっとだけいいもの」なのです。"と書いた。そのときは知らなかったけど、ヘンリー・フォードが「もし私が顧客に彼らの望むものを聞いていたら、彼らはもっと速い馬が欲しいと答えていただろう」と言っていたんだね。

週刊ダイヤモンドでも本社機構の肥大を問題にしている。ハルトムット・エスリンガー 「デザインイノベーション デザイン戦略の次の一手」 にもソニーのことが書いてあった。出井さんは巨大企業に必要なビジョンを出せなかったという評価。
しかし今のソニーは、1945年に東京通信研究所を立ち上げた井深大が、盛田昭夫とともに会社を興したころとは、大きく異なっている。井深と盛田が第一線を退いて、老い、やがてこの世を去ったとき、ソニーが失ったものは創業者だけではなかった。そのときに会社の魂も失われた。
私は外から見ていて、出井さんは、ハードとソフトとネットの統合というビジョンを出しているんだなと感じたけど、きっと整合を持った形でビジョンをインプリメントできなかったんだと思う。どこで読んだかわすれたけれど、ソニーの技術者は、彼のような技術出身でない経営層を「文官」と呼んでいるそうだ。自分達は「武官」。出井さんは武官の心をつかめなかったのだろうね。土井利忠さんがソニーの技術者から愛されていると感じた (以前の記事) が、それと対照的なのではないかな。いやここはあくまで外部からの見方ですが。

'グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた' の著者 辻野晃一郎さんも出てくる。辻野さんへのインタビューの中で、同じくソニーを辞めた知人の言葉を紹介している。
「辻野さん、ソニーって会社の名前じゃなくて、生き方ですよね」
こういう言葉には心動かされる。

他にもソニーの生き方を志した人の話が出てくる。2005年にソニーの若手社員だった三根さんは、Googleを訪問して「ここは21世紀のソニーだ」と思ったそうだ。三根さんの入社は2001年以降で、その時代にはソニーは変わって行っているころだと思うけど、ソニースピリッツというものは残っていたんだろう。

この記事の中には希望も見いだせる。今でもソニーには、出る杭や、出る杭を目指す人材が集まって来ることだそうだ。大事にして欲しいと思う。

他にもソニーに関して書いた記事があります。

ソニー製品しか買わない (2005年3月21日)
Tokyo Designer's Weekに行って来た (2005年11月10日)

2009/07/03

リアクテーブル

こんばんは。"Reactable"と書くと「反応できる」みたいな感じになるのでかたかなにしてみました。

こんなニュースがあって、これはおもしろい、ソニーで以前見たブロックの組み合わせで音楽を作る研究があったことを思い出しました。

ABC News: Symphony of Electronic Sound

ブロックの配置で音楽を作る。ビヨークも使っているって言っていますね。

調べてみました。→ Universitat Pompeu Fabra, Barcelona - Music Technology Group: reactable

スピンオフで企業を作ったと書いてある。その企業のサイトはここ → reactable.com

既に2年前に記事になってたんですね。

Wired Vision (2007年8月21日) Bjorkもお気に入り、透明ブロックを操作する電子楽器『reactable』(1)
Wired Vision (2007年8月22日) Bjorkもお気に入り、透明ブロックを操作する電子楽器『reactable』(2)

最初の記事によれば、さらにこの記事の2年前から話題になっていたそうです。







ソニーCSLの研究はこれ。こちらはシーケンスを制御することが主目的のようですね。

Sony CSL: Block Jam

2007/03/21

TV-CMが見たい

こんばんは。CMの女王って今誰だろ?

日経エレクトロニクス 2007.3.12号の特集は「テレビ+YouTubeの未来」

Rimoとか、DARAOとか、YouTubeをWii使ってテレビで見るサービスが急にでてきました。

Apple TVもiTunesの映像作品をテレビでみることができます。この記事はそういったネットとテレビの融合の動きを伝えるものです。

もちろんもともとのテレビ側、家電側の動きもあります。テレビのためのネット・サービス「アクトビラ (AcTVila)」というのが2月に始まったそうですよ。

前置きはそのくらいにして、その中で面白いと思ったのは、ソニーのVAIO VGX-TP1。なんと「CM抽出機能」搭載だそうです。 テレビ録画からCM部分を自動抽出し、ネット上のCMデータベースサーバと照合してジャンル別に整理して保存するそうです。Amazon.comとリンクしていて、CM音楽を購入できるそうです(CMの対象の製品は売らないのかな? こっちのほうが高額商品もあって商売になりそうなのに)。

確かに話題のCMを見たいと思っても、タイムテーブルがある訳ではないのでなかなか見ることができません。洗剤などだったらお昼のドラマをみるとか、あたりはつけることが出来そうですが(洗剤のCMで見たいのはないけど)。この機能は、そういうときに効果を発揮しそうですね! ってどんなマニア向けなんでしょうか。「広告批評」の世界のCM特集を買っちゃう人とかね。

そうそう、もうすぐ、フジテレビで「広告大賞」をやる季節ですね。明日じゃん! いや、もう今日じゃん! 録画しなきゃ。

2005/11/10

Tokyo Designer's Weekに行って来た

こんばんは。桑澤洋子です (ウソ)。

「お知らせ+バックログ」のところに書いていましたが、Tokyo Designer's Weekに行って来ました。designcafe-blogさんで紹介されていたのをみて、できれば行きたいなーと思っていたのですが、一般公開初日の午後に行ってきましたよ。


写真は配布されていたミネラルウォーターです。

学生作品も興味があったのですが、とても全部は見れないだろうと思い、まずコンテナ展を見て回っていました。16時からのデザインフォーラムを聴講して、コンテナ展の残りを見て、100% Design Tokyo へ移動。しかしここでもう体力的に限界、 21時までなんてとても粘れません。19時前には帰ることにしました。
コンテナ展は、いろいろな新しい試みがあって面白かったですね。ちょっと前衛芸術みたいでもあるのですが、前衛芸術という目で見ると「わからなさ」が物足りないかもしれません (笑)。産業という目で見ると、サムスンが学生に活動の場を与えて作らせているデザインプロジェクトに感心しました。勢いだけでなくこういう投資もしているんだな、と。

賞をとったモリモトのBLUEも印象に残りました。上下左右鏡張りで、前面のスクリーンには青を基調とした映像が流れ続ける... こんなマンションには住みたくありません。
デザインフォーラムは、ソニーのクリエイティブセンター・コンセプトデザインスタジオ統括部長 戸塚恵一氏と、エレファントデザイン西山 浩平 代表による「コンセプトのデザインの重要性」。そうだよなー、コンセプトからデザインが必要だよなー、と思って聞いていたのですが、perception (認識) と conception (着想) という対比で着想の重要性に話がいって拍子抜け。

私としては「モノのデザイン」ではなく、生活や生き方からデザインする!っていうようなことを期待していました。ウォークマンで「音楽を持ち歩く生活」を提案したソニーだったらそれができると思うのですけどね。AppleがiPod単体でなくiTunes, iTMSをそろえることで新しい音楽とのつきあい方、さらには、ラジオ (PodCasting)、ビデオとの新しいつきあい方を提供することによって、もともとソニーの市場だったところを席巻しているのもわかるような気がします。そうそう、新しいHDDウォークマンの紹介もしていましたが、「細部、素材感にこだわった」なんて言ってましたよ。そうじゃないだろ、と思うんですけどね。

「モノを売るのではなく新しい価値を売る」とか、「みんなソニーが大好き」「ソニー製品しか買わない」を読んで欲しいなあ。

100% Design Tokyo も面白かったですよ。疲れてなくて荷物が少なければなんか買ったかも。「花付箋」(写真はリンク先のアッシュコンセプトより) はこころ惹かれましたが、まだ発売前でした。はなびらのひとつひとつが付箋になっていて、はなびらの細いところが矢印みたいにポイントできるという利点もあります。

■ 追加トラックバック: 同じイベントに参加された方
footprint (t2minaさん) 東京デザイナーズウィーク2005
-- 気になったものをイラストで表現されています。

コメント
 Commented by goegoegoe14 at 2005-11-10 02:10 x
こんばんわ!興味深い記事だったのでコメントさせていただきます。
ソニーはwalkmanで生活に楽しさを与えたけれど、今はappleにおかぶを取られ、違うベクトルでシャアを拡大しようとしてますね。ソニーって最近デザイン優先ですが、やっぱり技術の会社だと思います。なにかブレイクスルーな技術に期待したいです。。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-11-10 02:20 x
★goegoegoe14さん、いらっしゃいませ。
ブレークスルーには期待するのですが、それを起こすものは「技術」だけではない、と思うのです。持てる技術をどう使うか、どのような新しい世界を見せてくれるか、そんなところに期待しています。

 Commented by design-life at 2005-11-12 02:38 x
TBありがとうございました。
今回のTokyo Designer's Weekは例年よりも面白かったと思いまし
た。コンテナ展も数は少なかったですが、出さなくて良いような
モノも減りましたし(笑)。デザインにテクノロジーは不可欠な
のは否定できないのですが、昨今の躍進している企業でデザインに
力を入れている企業は、裾野の部分に投資していますよね。技術も
大切だけど「柔軟な思考」と「使う側の喜びを生み出すこと」に
気が付いている企業があること。これに希望を持ちました。
そう言う意味でサムスンの展示は良かったですよね。。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-11-12 08:20 x
★ひらさわさん、
私は今年初めてだったのでこれまでとの比較はできないのですが、楽しめました。
ものを作れば良かった時代から、それを持つことの意味、満足感まで提供しないといけなくなった時代に、デザインの比重が増して来ていることがわかります。

 Commented by t2mina at 2007-11-03 13:04 x
きうぁー!
(ヒロさんの所にコメするにはこのかけ声が効果的と勝手に解釈している私)
追加まで載せて下さってありがとうございます。
会場が広かっただけにやはり何をメインに観て回っているかの違いがあるんですね。ヒロさんのテクノロジーや環境に対する目線が興味深いです。
しっかり観るには内容が濃いし混んでいるし期間短いし、なんですよね、と言いながらカレンダーを見つめてみたりして。

 Commented by yoshihiroueda at 2007-11-03 21:56 x
★ ミナさん、
会場広いしそこを歩いて行ったり来たりするんですよね。また夕方になるとさすがに寒くなってくるし、夜9時まで粘れませんって。で、また事前にどんなものがでるか情報も少ないし、ガイドブックもどこ見てもいいか分らないし、なにがあるのかわからないの楽しいですね!

2005/06/15

みんなソニーが大好き

こんばんは。早稲田大学に「井深大ホール」というのがあるのですが、「いぶか・だいほーる」なのでしょうか、「いぶかまさる・ほーる」なんでしょうか。

日経BizTech No. 007の第1特集は「勝手に考えるソニー再生計画」。7人の論者がそれぞれ提案を行っています。切込隊長山本一郎氏も寄稿しています。またOBの皆さんの意見(1ページ以内)を集め、整理している記事もあります。

特集の前書きにも書いてあるのですが、みんな言うことが違います。正反対もある。

■ ものづくりは原点なんですが...

自身の役割を問い直しものづくりに回帰を: 常盤文克氏
ものづくりに「退行」することなかれ: ヘンリー・チェスブロー氏
ナンバー1と素材にこだわり、家具まで手掛ける: 成毛真氏
-- 素材を生かした製品の提案を

■ エンターテインメントへの関与

エンタメの王様復活は「第4の娯楽」の確立から: 西和彦氏
-- 「お金を使ったエンターテインメント... カジノ、ネット株取引
エンターテインメントを切り捨て業務用機器に特化せよ: ピーター・シーリー氏

■ 企業の大きさは適正なのか

サムスンに買われる手も: 越智大蔵氏(OB)
-- 小さな企業に分社化を勧める
M&Aで業界再編を先導し、「成熟市場」の覇者となれ: 山本一郎氏

特集の前書きでは、これらの共通点を「変わりなさい」ということとまとめています。「そこそこの収益を上げている現状を捨てろ」、その「リスクをとれ」ということとまとめています。

私の全体を読んだ感想は、「みんなに愛されているんだな」ということ。自分の得になる訳じゃないのに一所懸命対策を考えてくれるひとがたくさんいて、幸せだと思う。その点では、勝手に製品のデザインをやってくれる人がいるアップルと通じるものがあると思います。

あ、そろそろメンテナンスの時間。一旦投稿しますが、あとで追加するかも。
→ 明日 (16日)でしたね...

2005/05/30

物語はメディアだ...

... って松岡正剛が言っていたような気がします。

おはようございます。天馬トビオです (ウソ)。

メッセージを物語にすることで、より印象を強くし、記憶に残す。物語にすることによって、人から人へ伝わっていく。物語にしないと、そもそも振り向いてももらえないかもしれません。

そういうことを、瀬戸智子さんの「作られた美談」を読んでいて、「日露戦争物語」を題材にした記事を書いていて思いました。そこには「作られたもの」も含まれている、ということを意識して、受け取る必要があるでしょうね。

以前、AIBOの開発をリードしたソニーの土井利忠さんの講演を聞く機会がありました。その講演の中で、プロジェクトXの取材を受けた時の話が出ていました。

NHKの取材陣は、予め「鉄腕アトムへの憧れが、AIBOの開発の原動力だ」というストーリーを用意し、土井さんからそのことを引き出そうとする。土井さんは、いや別にそういうわけではないと応える。そんなやり取りの傍ら、スタッフが土井さんの書斎から「鉄腕アトム」全巻揃っているのを発見。取材陣は大喜びでその映像を撮って帰ったとのこと。

「全巻揃ってるって、結局ファンだったんじゃん」と思いましたよ。

ところで、この講演を聴いたのはソニーの研究所の公開デーみたいな時で、外部聴講者だけでなく、ソニーの社員の皆さんもたくさん参加していました。土井さんの話それぞれにソニー社員の皆さん沸いていました。一体感があって、いい会社だと感じました。今は業績は芳しくないですが、きっと復活してくると思います。

2005/03/21

ソニー製品しか買わない

... って人は昔は良く聞きましたがが、今はほとんどいないような気がします。私もそれに近いメンタリティを持っていましたが、今はそんな気持ちほとんどなくなっています。
あ、おはようございます。モモです (ウソ)。

ソニー製品は壊れやすい、ソニータイマーというのがあって保証期間が過ぎた頃に壊れる、などいろいろ言われていましたが、それでもソニー製品を選んでしまう。他にないものがあったんですね。やっぱり新しさでしょうか。新しい機能がある、というよりWalkman、ビデオカメラに代表されるライフタイルの提案。それからデザインも見逃せません。総合的に言うと「ソニー」というブランドを買っていた、ソニー製品を使っている自分自身を買っていたともいえるでしょう。ナルシストですね。

そういうところにソニー復活の鍵があると思います。
もちろん、先日の会長、社長の交代というニュースをきっかけに書いているのですが、もうひとつは以下の一連の記事がきっかけになっています。

Wired News 2005年3月16日
マックのモック・デザインといえば「イサム」
Wired News 2005年3月17日
発売前から熱く論じられていた『iPod shuffle』

過去にもこんな記事があります。

Wired News 2004年6月21日
ファンたちがデザインする未来の『iPod』

ここで出てくる「イサム」、真田 勇氏のサイトApplele新種林檎研究所は、DesignCafe Blog (ひらさわさん)でも良く紹介されています。これもDesignCafe Blogで 知ったのですが、Exciteブログも持っておられ、新しいサイトもオープンされたそうです (サイトはここ →apple-style.com)。探したら、真田さんへのインタビュー記事がありました (URLを見ると2002年の記事らしい)。Wired Newsでもずっと前にも紹介されていたんですね。

Wired News 2002年1月31日
マックのデザインを先取りする日本のアマチュア・デザイナー

これらを見ると、アップルが真田さんに限らず熱烈なファンに支えられており、その意味で昔のソニーの立場にあると思います。アップル自体は最初からそういう人気を持っていたと思いますが、スティーブ・ジョブスが復活してから特にその傾向が強まっていると思います。

アップルの話ばかりになってしまいましたので、ソニーの話に戻ります。復活の鍵はCELLにあるのではないかと思います。ただCPUとしてではなく、CELLが入っている機械の相互連携で何か新しい世界が開けることを期待しています。

追記: 忘れていました。こんな記事もありました。 → 日経エレクトロニクス 2005/03/01「Appleにあって,ソニーに足りないもの」 ここの結論のひとつに、「経営陣によるトップダウンのアプローチ」をあげていました。

コメント
 Commented by Applele@所長 at 2005-03-21 14:03 x
yoshihirouedaさん、私のことを取り上げていただいて、ありがとうございます。私も大のソニーファンなんです。ソニーの復活に期待したいですね。

 Commented by design-life at 2005-03-21 19:05 x
そうですね、appleの好きな人がソニーマニアって良くあります。
僕もソニーは大好きです。sanadaさんは欧米では有名ですし、僕
が初めて知ったのもNYでたまたま見かけたMac専門誌だったり
します。sanadaさんがblogを初めていろいろなアイデアがかいま
見れて距離を感じなくなったのは有り難いことです。
ソニーに関して言えば、初代の505のようなパッションを感じら
れる製品が見あたらないこと。経営陣の交代で昔のようなパッシ
ョンとイマジネーションを感じる製品が生み出せるかが復権の
鍵だと思います。日本のメーカーですし頑張って欲しいなと。。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-03-21 21:43 x
★真田所長、コメントいただきありがとうございます。次のひらさわさんのコメントにもありますが、アップルフリークとソニーファンってかぶっているように思います。あとホンダも。ヒントはそこらへんにあると思います。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-03-21 21:49 x
★ひらさわさん、コメントおよびトラックバックありがとうございます。「パッション」... 大事ですよね。
そちらでもう少しコメントします。

 Commented by Macman at 2005-04-14 01:11 x
私が今一番ほしいソニー製品はトリニトロンモニターのPROFEEL-PROです。濃縮ソニー臭がプンプンします。けっして懐古趣味ではありません。このモニターが今のソニーグループ全社にかけているなにかを映しています。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-04-15 23:32 x
★Macmanさん、PROFEEL-PROってあこがれでしたね。床に直接置くスタイルも斬新でした。今だとQualiaシリーズでしょうか。でもQualiaは価格と性能のバランスが悪いように思います。

 Commented by Macman at 2005-04-16 15:24 x
PROFEEL-PROのデザインが秀逸だったのは簡単に言ってしまえば、誰が、どこで、どう使おうとかっこよくみえるところにあります。4畳半、トイレ、風呂なしのモノが散乱した部屋でもそれなりにかっこよくみえます(笑)。4畳半ベンツもありかな。という気がします。対して、おなじく高級、高性能機のQualiaは…。家のたてつけ、部屋のしつらえ、お財布の中身までみあったものでなければなりません。セレブ仕様といった感じがします。住宅会社に委託販売させては?と言った具合です。さて、いまのソニーに必要な価値観はどちらでしょうか?

 Commented by yoshihiroueda at 2005-04-17 09:08 x
★Macmanさん、なるほど。「4畳半にも似合う高級機」ってすごく納得できます。ステータスのためではなくて自分のこだわりのため、というか。