2008/06/30

おしらせ:FolderIconFactory 1.1がMac Fanで紹介されました

こんばんは。

私の息子君が作成したMac用ツールFolderIconFactory 1.1がMac Fan 8月号で紹介されました。13ページに載ってますよ。

購入しない場合は下記オンラインソフト一覧のページからアクセスして下さい。

オンラインソフト一覧

以前ほかの雑誌に載ったときは何も連絡はなかったのですが、今回は事前に承認を求める連絡が来て、雑誌も送ってきました。毎日コミュニケーションズえらい!

Macユーザの皆さん、使ってみて下さい。感想等は、本人のページ (からすのサイト) にいただけるとありがたいです。

2008/06/29

「処分されるペットたち」から

DAYS Japan 2008年6月号の特集「処分されるペットたち」から冒頭部分を引用する。
日本全国に点在する動物愛護センター。ここでは、主に飼い主から放棄・息された犬猫や、迷い犬猫などを保護している。元の飼い主や新しい引き取り手が現れないかぎり、多くは「1週間」前後で殺処分となる。返還や譲渡がままならない場合の殺処分も管理業務のひとつなのだ。
「動物愛護センター」という名前なのに、その職員は動物を殺すことを強いられているのだ。

この記事に書かれている事実を箇条書きにする。
・全国で1年に犬14万頭、猫23万匹。
・うち35万頭(匹)が殺処分になる。
・殺処分には「ドリームボックス」という二酸化炭素処理装置が用いられる。
・犬が二酸化炭素で窒息死するまで3〜5分 (旧型の装置だと10分)。
・猫は呼吸が浅く犬よりも長く生き続け、意識がなくなる瞬間まで鳴き続ける。
・多い時には一度に20〜30頭の成犬が処理される。

特に印象に残ったのが次の2点。

持ち込まれる理由の多くは「噛み付く」、「子が生まれすぎた」、「(飼い主が) 病気のため」、「引っ越しのため」などだが、「家族で旅行に行きたいから」、「血統書付きの犬から生まれた子がボロ犬 (雑種) だったから」というのも少なくないという。

そして、動物愛護センターで働く人々を「犬殺し」と呼ぶ人間がいるそうだ。職員の子供も学校で「お前の親父、犬を殺してんだろう」と問いつめられると言うケースもあり、家族にすらその職業を隠している職員もいるという。

もちろん棄てる人と差別する人は同じではないだろうが、差別する人間には、なぜ動物愛護センターで働く人々が犬を殺さなければならないのか想像がつかないのか。

さて... 朝日新聞は動物愛護センター職員も「死神」と呼べるのだろうか。

発言において考えが足りないと思われる鳩山大臣だからといって、職務でやっている (まあそれだけではなさそうだが) という点では同じであろう。

そしてその職務を必要としているのは私達なのだ (私自身は死刑反対の立場だが、今の段階では代替がない以上ここは現在の法律・秩序を守るという意味で書いている)。

これらの話で思い出すのは、井沢元彦「言霊」に書かれている「穢れ」の概念だ。

戦争のリスク、犯罪など、世の中に不浄なものは存在し、それに対処することは必要であるにも関わらず、それを職業 (軍隊、警察官など) として一部の人におしつけることで不浄なものが自分の周りにないかのように振る舞う。さらには差別までする。井沢は「言霊」において、この病理を平安時代にさかのぼって分析している。

我々日本人に求められているのは、現実を直視し、どのような社会にしていくのかを議論して行くことだと思う。法務大臣や動物愛護センター職員を批判、差別するのではなく、自分達が彼等を必要とする社会にしていることを認識し、今後もその社会を受入れて行くのか彼等が不要になる社会を築いていくのかを選択して行くことだと思う。

玄倉川氏が、「死神」という言葉は、法務大臣の業務を適切に表現していると主張され、一連の記事をあげられている。特に「死神の仕事(2)」は、その説明としてよく整理されていると思うし、私もその部分の主張には同意する。

玄倉川氏は「死神の仕事」で、
法務大臣の仕事、つまり「誰にいつ死を与えるか決定する」のが死神の仕事そのままであることを知らない、あるいはそれを否定して死神という「言葉」に怒る姿が私にはグロテスクに見える。厳しい現実から目をそむけて「言葉」にアレルギーを起こすのは偽善的だ。
と述べている。

同じ立ち位置からの発言にも関わらず、私と玄倉川氏の批判の対象は異なっている (私は朝日新聞を、玄倉川氏は朝日新聞を批判する人を批判している)。

その一つの理由は、「死神」には非難のコノテーションが含まれているということにある。

私が批判しているのは、自分が当事者ではないからといって、自分が拠って立つたつ秩序、法律を遂行する人を非難する朝日新聞の姿勢だ。朝日新聞に限らず法務大臣を殺人者呼ばわりする人たちも同様だと思う。

それから、以下のように書かれている。
ネット世論も「死刑は当たり前、法相を死神よばわりするのはひどい」というのが一般的らしい。
私は先にも断り書きを入れたが、死刑反対の立場で朝日新聞を批判している。死刑制度の廃止は、制度に従って生きている人を非難することでは達成されないと思う。

追記: 呉智英氏も、この「死に神」発言の中に「穢れ」に根ざした差別意識があることを指摘しているそうですね。平成鸚鵡籠中記 土岐正造さんが「素粒子死に神コラムは差別意識に根差す」で伝えています。

中正

おはようございます。

「中正」というのは蒋介石の本名です。「蒋」が姓で、が「介石」、名が「中正」で、本来姓名で呼ぶ場合は蒋中正となるようですが、日本では「蒋介石」の呼び方が使われている (とWikipediaに載っています)。

台湾では、多くの場所にこの名前が使われていました。過去形にしているのは、民進党の陳水扁政権のときに、いくつか名前が変更されたためです。ここら辺りに関しては、地元のガイドさんの話が面白かったので、メモとして残しておきますね。

中正紀念堂は、昨年「台湾民主紀念館」と名前が変えられました (陳水扁は2000年から総統だったのに変更されたのは結構新しいんですね)。今年国民党馬政権になったので、また元の名前に戻るんじゃないかとガイドさんは言っていましたが、Wikipediaの記述では
2007年6月7日に立法院が台湾民主紀念館組織規程を否決し、再び中正紀念堂(ちゅうせいきねんどう)の正式名称に戻された。
とあります。

上記Wikipediaの記述では、『館内の案内板表記も「民主紀念館」のまま』とあって、地図にも「台湾民主紀念館」と載っています。地元の人の認識も「民主紀念館」なんですね。

中正国際空港も今は (2006年から)「台湾桃園国際空港」になっています。

ガイドさんから聞いたのはこの二つですが、Wikipediaの「台湾正名運動」の項にはいろいろ書かれています。蒋介石がどうというより、「中国とは別の台湾」という認識を内外に定着させる運動の一環のようです。

実際ガイドさんの話からも、「中国」と「台湾」は別のものと言う認識があることが伺えました。大陸側の人達に対しても「中国人」という言い方をしていました。我々から見ると、台湾にいる人達も (場合によっては原住民を除く)、全世界に散らばっている華僑も、「中国人」という認識なんですが。もちろん、チベットやウイグル、モンゴルなど、民族と行政単位のどちらを話しているのか注意は必要ですけど。

中国の食品は安全面で信用できないが国産 (台湾産) なら安心、とか言うのも面白かった。日本人からみるとあまりそこらあたりの区別はしていないんですけどね。


蒋介石にしても外から入ってきて、厳しい統治をした人というくらいの認識で特に尊敬しているようには見えませんでした。中正紀念堂の立派な建物も銅像も役人が (自分の出世のために) 作ったような言い方をしていました。

台湾は徴兵制 (期間は1年) で、忠烈祠の衛兵はその中から選抜されるエリートだそうです。夏の暑い盛りでも1時間直立不動で門に立っていて、1時間ごとに交替の儀式があります。この儀式も銃剣を上げ下げしたり回したりしながら行進するなど20分くらいかかるもの。失敗すると休暇がもらえなくなるそうで、夜に練習をしているそうです。ガイドさん(女性)は自分の息子は近視なのでこの衛兵に選ばれる可能性がなくて安心だと言っていました。名誉ではあるのだろうけど、母親としては自分の息子がつらい目にあわないほうがずっとよい、ということを口に出して言える社会は良いと思いました。

ツアーにすると、お土産屋などの時間が組み込まているのが邪魔だったりするのですが (故宮博物院のフリータイムよりお買い物時間のほうが長いってどうなの?)、そういう現地の人の肌感覚みたいなものが分ったのは良かったと思います。しかし今度は全部フリーにして故宮博物院の時間もたっぷり確保したいと考えています。

台湾で買ってきたもの

こんにちは。哈日杏子です (ウソ)。

旅行へ行ったらお土産屋もいいけどスーパーなど地元の人が利用しているところが楽しいですよね。子供達も品物を見てつっこみながら楽しんでいました。

以下買ってきたもの。



あじがこい。
変な日本語の部分拡大しました。



メントス 1kg (10g * 100)、文房具のおまけつき。



コアラのマーチじゃないぞ。「小熊の森」です。



これはスーパーじゃなくて書店の文房具コーナーにありました。このキャラクターは人気があるようですね。哈日杏子の絵もこんな感じだったので、若い女の子に受けるんでしょう。

ノートに作者のブログ"Wan Wan's Comic Blog"のURLが示してありました (右バナー)。日本旅行の記事なんか面白いですよ。
追記:リンク切れみたいですね。今は → Facebook




J-POPのコンピレーションCD。「哈日族必修音樂趨勢」だそうです。「哈日族」は日本大好きな人達のことね。

裏面の曲名、アーチスト名なんか誤植がいっぱいです。「いい感じゃな感じ」「スチャグラパー」、「遠くまて/稻葉浩志」とか。「太陽を抱きたい/高橋克典」の説明には、「TBS系"サラリーマン今太郎"插曲」なんて書いてあるし。

それから1曲まるごと消してあるところがあって (MISIAの曲のようだ)、
・実は入っていないのか、
・曲は入っているけど事情があって書けないのか、
まことにあやしい。これは空港のCDショップで買ったもので(処分品ワゴンセールで100円ちょっとだったけど)、変な路地裏で買ってきた訳じゃないのですが。

2008/06/28

賞味期限切れかっ?

こんばんは。いろいろ書く材料はあるのですが、まずは軽いところでご機嫌を伺いましょう。


デパートにあったので面白がって買ってみましたが、台湾では寒天飲料ってはやっているようです。

傾けても流れてこないの。振らないといけないのかなと思って裏をみると確かにそんなふうなことが中国語で書いてあります。

でもね、ぎっしり詰まった状態では振っても動かないような感じでした。なんとか少し飲んで振ってみたら、こんどはどっと口の中に入ります。

なかなか味はいけますよ。寒天というので健康にも良さそうですしね。


その裏側はこんなです。

ん?娘が気がついたのですが、この欄外に書かれた数字は...



97.07.30

97年ってどういうこと?

10年以上デパートの棚においてあるとも思えないし、飲んでも味的におかしくない。そもそもそんなだったら見た目にも分るだろ。とすると単なる印刷ミスか...

などと思うのですが、不安でその日はそれ以上飲むのは止めておくことにしました。次の日になってもどうにもなっていないので、まあ大丈夫かと。

単なる印刷ミスというのもよく考えたらそれも考えにくいですね。とすると台湾独自の年号というのが考えられます。日本で言うと「皇紀」みたいな (元号のように短い周期で変わるのではなく長く使われるという意味で)。

今日調べたら、ありました。→ 台湾基礎知識
 台湾の年号は「民国」です。
1912年(辛亥革命の翌年)の元旦が元年となり、西暦から11マイナスで民国の年数になります。(例:2001年なら民国90年)

ということだそうで、杞憂で良かったです。中華民国の成立からというのはまあ予想通りではあるのですが、「辛亥革命」って名前も忘れていましたよ。いかんいかん。

2008/06/24

野次馬と市民ジャーナリスト [1] 使命感と職業倫理

ずっと考えていることに関する記事があった。

東京・秋葉原殺傷:ネットにあふれた事件 目撃者ら情報発信、報道に新たな展開 (毎日新聞 2008年6月23日)

考えて始めた最初はこれ。

Nikkei Net IT-PLUS ガ島流ネット社会学 (2008/06/10) 秋葉原事件で融解した「野次馬」と「報道」の境界

多くの一般人がケータイで写真を撮っているのが問題になっていることを知らない段階で読んだ。

ここでは、映像を配信した人 (ジャーナリストでない一般市民) の「これはかなり楽しんでいたと思います」という正直な声が引用されている。また、ジャーナリスト側としての自分自身の「私も新聞社時代に何度も事件・事故現場を取材したが、ある種の興奮状態に陥ることは確かだ」という告白も載せている。この部分では差はないと言えるだろう。

DAYS Japan 2008.5月号では、ミャンマーで銃撃され亡くなった長井さんの写真でDAYS特別賞をとったラティーフ氏のインタビューが載っている。ラティーフ氏は長井氏の死に対して悲しみとジャーナリストとしての情熱に対する尊敬の念を示しながらも次のように語っている。
次の日に友人がホテルに来て『ニューヨークタイムズ』の一面の記事を見せてくれました。それから2日以内に、妻がインターネットから60以上の一面記事をダウンロードしました。掲載された写真を見て初めて、私はこの出来事が世界に報道されたことを光栄だと思いました。それは私が常に夢見ていたことだったからです。この日は私にとって特別な日になりました。
ここにも正直な高揚感の吐露がある。

また、この源泉には使命感もあると思うのだ。俺がこれを伝えないと誰が伝えるのだ、という。確かに秋葉原には多くの人がいたので、自分が伝えなくてもという側面はあるだろう。しかし多面的な報道があることは良いことだし、写真は多くの中からベストショットが選ばれ生き残るという点では、伝える人が多くいて悪いことではない。

9.11のときのことを思い出した。最初はどうなっているのか分らない状態だったのが、だんだん提供される写真が増えてきて、衝突の瞬間の写真やビデオまででてきたんだったね。

ここでは使命感は同じという前提で考えていたのだが、「◆木偶の妄言◆」仁さん (やはりジャーナリスト) の記事「気持ち悪い人々」では、目の前で2人の友人が殺された人の日記をとりあげ、写真を撮る野次馬に対する不快感を表明している。
トラックにはねられた友だちを介抱していて、ふと視線を上げると周りは「カメラ、携帯、カメラ、携帯…」。やめてくれと言うと「無視された。嫌な顔もされた」そうだ
これを見ると使命感があってやっている訳ではないとも思う。

そして、「about ・ぶん」ぶんさんの記事『「伝えること」の恍惚に潜むもの』で紹介されているこの記事

秋葉原無差別殺傷事件 “記念撮影”する傍観者たち (iza! 06/18)

では「記念撮影」という言葉が使われており、また最初の毎日新聞の記事では以下のような記述がある。
事件現場近くを歩いていた際に、ある男性が「犯人が捕まったぞ」と声を上げたという。周りには写真のコピーを求める人々が殺到。携帯電話の「赤外線送受信」を使うと、5秒程度で写真を自身の携帯に取り込むことができる。その場であっという間に容疑者の画像は不特定多数の通行人に広まったという。
ぶんさんは表題からわかるように、「伝える」という意識をもって、なおかつそこでの自分の内面の高揚感を予測し戒めているが、これらの記事を見るかぎり、ブログなどで事件を伝えることを目的としたとは考え難い。

まずは使命感を意識することは重要だと思う。

しかしそれでも十分ではない。ガ島さんの記事にもどる。ここにこういう記述があった。
はてなブックマークには『マスコミが伝えると「報道の責務を果たす」になって、個人が伝えると「野次馬」というのは軸としておかしい』『「撮っていい人」と「撮ってはいけない人」を分け隔てているのは何だろう。カメラの口径?職業意識?倫理観?「報道」の腕章?そもそもそんなものがあるのだろうか』というコメントがあった。
ここでコメントした人は疑問視しているが、私は「職業意識」と「倫理観」だと思う。

もしかしたらこのコメントを書いた人は「職業意識」=「使命感」として書いたかもしれないが、ここでは分けて考えたい。私がここで「職業意識」をあげるのは、プロとしてやるべきこととやってはいけないことをわきまえていることが重要だと思うからだ。「倫理観」とあわせて、「職業倫理」といったほうが良いかもしれない。たとえ使命感があったとしても、刑事が拷問で自白をひきだすことをやってはいけないのと同じことだ。

ジャーナリストとしての教育を受けていない市民が、ジャーナリストのまねごとをするなと言っている訳ではない。ジャーナリストだったらどう行動すべきなのかを考えながら行動することが重要なのだと思う。

その意味で毎日新聞の記事の以下の記述は肝に銘じる必要があると思う。
 水島教授は「中継した人のブログから自問自答している様子がうかがえた。中継した人だっていつかは撮影されて配信される側になるかもしれない。誰もが本人の意思とは無関係に参加せざるをえないネット社会を我々は選択したわけだ。大切なのは、このように自問自答しながらネット社会での振る舞いを身につけることではないか」と話している。
そしてそれは、今のマスコミのことを「マスゴミ」とよぶ批判精神を持った人ならば難しくないと思うのだ。他人には厳しく自分には甘いと言う姿勢で臨みさえしなければ難しくない。

次の記事はさらにいろいろな視点で書かれている。言及したかったが、ページ数が尽きた (そんなものないて)。また別項で、また宿題が... 汗。

CNET 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点: 2008/06/14
同じ空間を共有できていたのか−−秋葉原事件の撮影について

2008/06/23

台北に行ったら ...

... ここ行ってみたい。

台北之家

家族旅行にはあんまりあわないか。

旅行はやっぱり現地の生活というか息吹がわかるようなところだよな。スーパーマーケットとか。本当は市場なんかがいいんだろうけど、ちょっとハードルが高い。

観光地も地元の人達が気軽に集まれるようなところがいいと思う。淡水なんていうのはそんなところのような気がする。

追記: スーパーで買った大量の買い物を私がホテルにおいてくる間、ここの本屋で待ってもらうことにしたのですが、あまり大きいところではなく、品揃えも映画など文化活動関係が中心で、家族の待ち合わせには向いていなかったようです。今ちょうど映画祭が行われているようで、ポスターがありました(ここでやっているのかと思ったのですがそうではないようですね)。

納豆そのものです

こんばんは。納豆オンリー抜刀オルソー。すみません、意味はありません。

社会福祉法人皆の郷 第2川越いもの子作業所謹製
納豆おかき。

あけた瞬間に納豆の香り/匂い (お好みでどちらか選んで) が広がります。

口に入れた瞬間に納豆のねばねばが復活します。

いやー、お土産にと買って帰ったのですが、予想以上に受けました。

という訳で、この感動を皆さんに伝えるためにこの記事を書いています。

昨日はワタミの株主総会で、昨年最小単位株主になった私も勉強のため初めて株主総会と言うものに行ってきました。

そこではワタミが協力している全国の授産施設の製品を販売するブースがたくさんあり、私もいくつか買ってきました。その中のひとつです。

「そばうちの会」に持って行ったクッキーもそのうちの一部でした。

授産施設という言葉は初めて聞きました。→ Wikipedia: 授産所

ワタミの株主総会のお話はまた別稿で。食の安全や介護などビジネスを通じての社会貢献など、共感できるところが多くありました。

追記: 株主になるならここ↓が一番魅力的かも。

エイベックス株主限定ライブ (毎日新聞 2008年6月22日)

2008/06/22

自動車電話または移動電話

こんにちは。

緊急アンケート: ナイト2000と流星号、あなたのお好みはどっち?

昔、ケータイのことをそう言ってたね。携帯できないから自動車に積んでたんだけど。
今はこれ。

1975 Volkswagen Beetle converted to a Phone Car

あ、自動車電話じゃなくて電話自動車か。

そばうち

おはようございます。途中で抜けてきたのに午前様です。

nsudouさん企画のそばうち会、行ってまいりました。いや私自身はそばはうっていないのですけどね。食べて飲んだだけー。

「そばうち」というと、「大人の男の高尚な趣味」とかいうウザイ人達がたくさんいて敬遠していたのですが、幸いそんな人は一人もおらず、楽しい会になりました。


nsudouさんの話によれば、そばうちは難しくて、いつも5cmくらいに切れちゃうということだったんですが、今回トップバッターの狸田所長 (写真) から大成功!

さらに2番手cookieさんの作品はもっと細くできました。

3番手以降も次々成功していたのですが、もうそのころにはお酒が進んでいて、印象が薄い。ごめんなさいごめんなさい。だれも打つ人がいなくなったら私もやろうかとは思っていたのですがその必要もなさそうでした。あ、応援すると言っておきながらまったくやっておりません。ごめんなさいごめんなさい。

そばを打つ前からもうテーブルにはお料理の山で (ゆりさん阿字観さんありがとう)、もうね、最初のテーマは何だったの状態。カレーもおいしゅうございました (ぼらさんありがとう)。最後のほうは、中和 (?) のため、さくらんぼ (らふぃさんありがとう) とか、サラダの中のあの赤いものだけ食べていましたよ。

hitoさんからはおみやげもいただきました。みんながエッチなものだというので注視を避けていましたが、そんなおそろしいものじゃなかったですよ (→ ぼらさんのところに写真が)。

まだキャッチアップできていませんが、皆さん続々と投稿されていますので、楽しさが伝わってくると思います。阿字観ご主人はすでに新聞まで発行されていますよ (いつ作ったの?)。また呼んで下さい。

追記: 本文中で言及できませんでしたが、下記のみなさんのところにもレポートがあります。

One lazy day (まみこさん): 「間に合った♪」「ありがとー♪」
nest nest (ゆきさん): 「蕎麦打ち in  阿字観 」

2008/06/16

「さよならブルーマンデー!」とはそういうことか

こんばんは。雨の日じゃないけど月曜日。Manicじゃないけど月曜日。みなさんいかがおすごしですか。

明日は早く帰るつもりなので今日はちょっと長めに仕事して行くか。あさっては最終日ではやく終っちゃうんだったな。という訳で、行けないのも仕方ないかと思ってたんですよ、くれまむさん個展「さよならブルーマンデー!」

でもね、午後の仕事がのらなくて、捗らないので、これって長くいても同じだなと思って急遽行くことにしました。なんだ、会社の最寄り駅から表参道まで20分でしたよ。

原画を見るのは初めてですので、全体だけでなく接近して注視してしまいました。

ただの白い髪じゃなくて、白く塗ってあるのですね。制作過程も直接ご本人から伺ったのですが、その上に黒で塗ってあるそうです。下書きはトレーシングペーパーに描いて転写しているとのこと。

行って直接拝見して良かったです。印刷されたものではそんなことは全くわからないですものね。

リキテンシュタインの絵が新聞のニュースではアメコミと区別がつかないようなものだ。

という訳で、元気をもらって帰ってきました。そうか、らふぃさんが、
今日は私も「さよならブルーマンデー!」でした。
というのはそういうことでしたか。

帰りに副都心線に乗って、高野に行って、明日のためにスイーツを買ってきました。

くれまむさん個展「さよならブルーマンデー!」は18日まで。関西圏の人は「エコ@アジアニズム大阪展」(19日まで) と1st. T-SHIRT EXHIBITION “plus-T" (22日まで) をはしごしよう。→ エキブロイベントカレンダー

柳の下

こんばんは。SoulJaSoulja Boyっているんだね。親子じゃなさそうだけど。

ここにいるよ feat. 青山テルマ / SoulJa (Universal Music) → YouTube

そばにいるね / 青山テルマ feat. SoulJa (Universal Music) → YouTube

そばにいるね / SoulJa×Yukie (Universal Music) → YouTube


もう一度・・・feat..BENI / 童子-T (Universal Music) → YouTube 👈 いまここ


次 BENI feat. 童子-Tのターンなんだけどタイトルが思いつかない。

追記: これでした → 「もう二度と・・・ / BENI」

2008/06/12

ロスジェネがなかったので...

... こんなのを買ってきました。8日、日曜日のことです。

晋遊舎ムック m9(エムキュー) Vol.1

4月26日発売だったんですね。全然気づいていませんでした。

◆【特別対談】小飼弾×赤木智弘/希望は「戦争」か、「テロ」か?弱者は団結するな! 散開しろ!!

一方のロスジェネ

【対談】 僕らの希望は「戦争」か「連帯」か
赤木智弘(ライター)×浅尾大輔(作家・本誌編集長)

とりあえずの代替と思ったけど、「戦争」と「テロ」、「連帯」と「散開」、比較するといいかもね。

で、m9の特集は、これ。

◆特集「激論」格差・ニート・ワーキングプア

そして、これを買ったのは8日、日曜日。そう、この日です。

通り魔:東京・秋葉原で7人死亡、10人重軽傷 トラックではね、次々刺す (AFP 2008年06月08日)

昔だって格差、貧困、彼女できない、はあっただろ、みんなそれぞれ解決はできなくとも折り合いをつけて生きてきたんじゃないの、甘えるんじゃないよ... と思うところなんですが、その後の報道や、ブログ記事や、そしてこのm9を見ていると、単純にそう考えていては何も解決しないなと思うようになってきている。いやもちろん許されることではないのはわかっているけれど、むしろ許せないと思う気持ちが強いのだけれど、それを「許せない」で終らせてはいけないという声が聞こえてくるのだ。

最後になりましたが、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。亡くなられた方の命の重さは同じだということはわかってはいるのですが、被害者のご老人を介護しようとして背後から刺された武藤舞さんのことは特に心が痛みます。

■ 関連記事

うえぶろぐ 2008-06-05 「快楽としての戦争、かあ」
うえぶろぐ 2008-05-08 「格差に関して」
ダーサの一夢庵 2008-06-11 「もやもや」
about ・ぶん (ぶんさん) 2008-06-11「考えさせられた記事」
-- 雨宮処凛さんの引用
その行動が正当化されるはずもないのは言うまでもないこと、だからこそ、「なぜ」を問うことが何よりも必要なのではと思います。
『それを「許せない」で終らせてはいけないという声』はここから聞こえてきたのか...

内田樹の研究室 2008年06月11日 格差社会論(再録)
404 Blog Not Found (小飼弾さん) 2008年06月11日 「フェア(Fair)って何(のため)?」
何かごにょごにょ言ってます 2008-06-10 【秋葉原無差別殺傷】人間までカンバン方式
-- 「折り合いをつけて生きてきたんじゃないの」と書いたけど、人とのつながりがあったからできたということかもしれない。
CLick for Anti War (九郎政宗さん) 2008-06-11 「すべての虚構の、現実に対する敗北」
-- 結果として2ちゃんねるは、今回の事件を止められなかった。俺はそのことを情けなく思う。

ひっそり10万ヒット

こんばんは。

まあペースは遅くても長くやってるとそのうち到達するということで。 (Excite Blogのときのです)


2008/06/11

石川セリはかっこいいな

こんばんは。

先日新聞にこんな記事が載ってました。

記者が選ぶ今週はコレ!・ポップス:石川セリがセルフカバー (毎日新聞 2008年5月19日)

石川セリって、名前は知ってて、「八月の濡れた砂」も聴いたことがあるけど、曲と歌手が結びついていないくらいの知識しかもっていませんでした。井上陽水の奥さんってことも、そういえばそうだったね、程度。

でもこの記事での発言はかっこいいね。
「自分が聴きたいものだけ選んだ。皆さん、ついてらっしゃいね」と笑う。

「私なんだから、品がいいに決まっているでしょ」
なんという唯我独尊。こういうことを嫌みなく言える人は少ないと思う。

また、Wikipediaのこのエピソードも魅力的だ。
ダンスはうまく踊れない/気まぐれ (1977年4月21日) - 「ダンスはうまく踊れない」は井上陽水が妻となる石川セリと付き合い始めの頃、気を引くために目の前で30分ほどで作ってプレゼントした曲。後年、高樹澪がカバーしヒットした時には、「私のための曲をなんで他の人が歌うのよ。」とご立腹だったそうだ。
備考には
「笑っていいとも」のテレフォンショッキングに出たときは (注 - 1984年)、それなりに年輪を重ねていたが、その魅力は凄艶であった。
て、執筆者の個人的感想が炸裂。

そんな石川セリさんが、11日 (ってもう今日だ)、NHKのSONGSに出ます (Wikipediaにも既に載っているw)。

2008年6月11日(水)23:00 - SONGS 石川セリ

これを見た後「かっこいい」から「ただ傲慢なだけ」って評価が逆転するかもしれませんが。

追記: ... まあいいんじゃないの?

さらに追記: ↑ ありがたがるようなもんじゃなかったなという意味で。

石川セリ - 八月の濡れた砂

http://www.youtube.com/watch?v=En26n8uDN0s

2008/06/10

ペプラー's スシバー 訳せないネタ

おはようございます。ジョン・カビラです(ウソ)。

昨夜やっていたNHK「英語でしゃべらナイト」は特別企画で「ペプラー's スシバー 訳せないネタ」というのをやってました。日英で訳し難い表現をみんなで語り合うもの。

日本語では「よろしくお願いします」、「いつもお世話になっております」などがあげられてて、まあそうだろうなと思うけど、英語から日本語へ訳しにくいものがおもしろかったな。

"How are you?" なんていうのは疑問文になっているけど、答なんかだれも聞いちゃいないというのがおかしい。まじめに体調を説明されたりなんかしたら引かれちゃうんだそうだ。

青井アナが、映画 "Juno" (バーガーホン欲しい) のエレン・ペイジにインタビューして、イマドキの女の子の言葉を仕入れてきて披露していた。"slutty"って言葉なんだけど、何にでも使う、って言ってて、美味しいハンバーガーに対しても使うって言ってたので「イケル」とかそんな感じかなと思ってたら、そこに集まっていたネイティブのみなさんは一様に「え〜」って感じの反応だった。若い子は反対の表現を使いたがるので、"nasty" とか日本語で「ヤバい」みたいな感じなんだろうって言ってたけど、そこにいた人達にはまだちょっと受入れ難い表現みたい。"bad" (マイケル・ジャクソン) もそんな感じだけどもう死語だそうだ (そういえば "nasty" はジャネット・ジャクソンだね)。ほかに"naughty"とかあげていた。

逆に日英で共通する傾向のことも話していて、これは興味深かったな。文の途中で語尾あげって最近日本語で多くて私は抵抗があるのだけど、英語でもそんな使い方をするそうだ。英語でも反応を読みながらしゃべるんだね。同様に日本語の「とか弁」にあたる "and stuff" や "something like that" を使うようになってきてるって言ってた。

でもそこに集まってた英語ネイティブの皆さんも、日本語も不自由なくしゃべれる人ばかりなので、日本語に染まっちゃったところがあるかもしれないね。

再放送は6月12日(木)深夜3:10〜、6月13日(金)午後3:15〜。Stay tuned! (ってここNHKじゃないし)

その後NHK教育でチャロってやってるから見てね!と言われて見た。そしてその次も英語番組だったよ。

2008/06/09

「スクラッチから」って使います?

おはようございます。今日は宝くじの話ではありません。


Joel on Softwareを読んでいたら、「あなたが絶対にすべきでないこと PART I」に「プログラムをスクラッチから書き直す」という表現が出てきました。

「スクラッチから」という表現は、コンピュータ業界で使う人が多いのを知っているのですが、ちゃんとした書籍では始めてみたような気がします。

辞書 (goo 辞書 三省堂EXCEED 英和辞典) では、
from scratch ゼロから, 初めから.
と載っていて、私も聞いたことはあるし意味も知っているのですが、日本語で「スクラッチから」と言われるとすごく違和感があります。最近は慣れましたが。

コンピュータ業界でない人にはどれくらい受入れられているのでしょうかね。英語圏で長く生活した人は、コンピュータ業界の人でなくとも使っているかもしれませんね。

みなさん、いかがでしょう。

Google Sites exbloggersの状況

こんばんは。exbloggersっていうと引退しちゃったみたいだよね。

先日、「Wiki Wiki ウェークアップ」でお知らせしたGoogle Sites、今こんな状況です。

エキブロブロガー情報共有サイトexbloggers

まだどういう情報を入れればいいか枠を作りながら考えてるところです。カレンダーは入力に労力を使わない割には有用じゃないかと思うのですが、用語集などは文章を考えるのに悩みそうなので放置状態。作りっぱなしというのがいかにもエキサイトらしくていいですね(?)。

下記のような記事が増えてきて、使い方のアイデアも得られれば良いのですが、アイデアが出てもコンテンツを集めるのがハードル高そうです。

【レビュー】Wiki以上! 『Google Sites』は情報統合プラットフォームだ (マイコミジャーナル 2008/06/06)

今はいっていないものとしては、スプレッドシート、プレゼンテーション、写真のスライドショー、YouTube/Googleビデオがあります。それからガジェット。これは選ぶだけでなくて、腕があれば自分でも作れます (→ 参考「5分で学ぶGoogle Gadget開発」)。5分で出来ても、"Hello World"って印刷するのじゃあまりうれしくないけどな。

という訳で引き続き、コンテンツのアイデア、ボランティア募集中。

2008/06/08

サウジ大使館でごちそう

こんばんは。なんかもう夏バテみたいなんだけど、夏やせはしないことに決めている私が嗅ぎ付けてきましたよ。

サウジ大使館:「留学生の代わりに献血して」と呼びかけ (毎日新聞 2008年6月7日)

大事なところだけ要約すると
「14日に六本木のサウジ大使館へ行くと高級食材を使ったサウジ料理が振る舞われる」
ということです。

え? 献血? サウジアラビア留学生の代わり? 人類を救うことはイスラムの教え?

枝葉末節ですなw

冗談はともかくとして、「サウジアラビア留学生の代わりとして」日本人が献血することに意味があるとは思えないですが (自主的にやれって)、サウジアラビアと日本の友好という点で意味があるのではないでしょうか。

さらにブロガーを優先させて、レポートを書いてもらうと良いと思います。

献血に関してですが、
日本は変異型クロイツフェルト・ヤコブ病への対応で、「80〜96年に1日以上英国に滞在した人は献血できない」との献血制限を実施しており
というのがあるのですね。

いろいろな点で厳しくなっているようで、以前は私も頻繁に献血していたのですが、常に飲んでいる薬が制限にひっかかって、それ以来献血していません。

2008/06/07

エコブームらしい

おはようございます。

なんか世の中エコブームみたいですね。

日テレエコ2008NHK SAVE THE FUTURE

流行には乗ってみないと。

日本テレビの「世界のエコファイター 地球を救う100の知恵 - 驚き!超テレビ大図鑑スペシャル」ってひどかったね。最後の方に人間が地球上にいなくなってからX年後というコンセプトの海外の番組を紹介するのが目玉だったんだろうけど、そこまでにいろんな海外番組の紹介を行ってて一貫性のないこと。干ばつで苦しむライオンの家族とか、紹介の仕方もセンチメンタルだし。コメンテーターも司会ももっとまともな人を集めろよといいたくなる。最後の「人間が地球上にいなくなって...」の話なんか、人間がいない方が地球に良いといわれているような気がしました、って何をいまさらって感じだった。

「人間が地球上にいなくなって...」っていうのを探してみました。
LIFE AFTER PEOPLE

追記: 6月は環境月間、6月5日は環境デーだったんですね。さらに、6月7日、8日は、エコライフ・フェア2008ってやってたんだ。って、8日の夜に追記しても意味なかったですね。

増山麗奈さんキュレーター+出展の「エコ@アジアニズム大阪展」が行われています。これは19日まで。エキブロ関連イベントカレンダーに載せました。

2008/06/05

快楽としての戦争、かあ

こんばんは。

毎日新聞紙面にあった記事をサイトで探そうと思って毎日jpを見ていたらこんな記事に行き当たりました。

平和をたずねて:快楽としての戦争/1 そこに「素敵!」もあった (毎日新聞 2008年6月4日 西部朝刊)

「西部朝刊」ということは東京版にはないということですね。「快楽としての戦争」ってゲームじゃないんだから... と思って読み始めたのですが、なかなか考えさせられる内容でした。

戦争体験を寄せた手記集から
《 ... 戦火の合間には町、或は民家へ巡視警備に出動致し、食料の徴発其の他支那人の女美人とも接し本当に楽しい事も有りました。本当に支那の婦女は美しいです。素敵!尚まだ色々と有りますが此の位にして置きます》
その手記集を編纂した北崎宗一さんの話
「暑かったこと、寒かったこと、きつかったこと、ひもじかったこと、そして、楽しかったこと。皆さん、例外なく戦争当時の思い出を、目を輝かせながら話してくださいましてね」
北崎宗一さんがショックを受けたのは、これらの言葉が、戦後普通に真面目に農業で働いている人の口から出てきているところだという。

また、これは別の聞き取りをしている人の話になるが、
92歳になる福岡の元戦車隊員も、「面白いことありましたか」との問いに、「ありましたなあ。当時は口にしてはいけないこととか。食料徴発に行って姑娘(クーニャン)を追いかけたり……」と、含み笑いをしながら語っていた。
という。

石坂啓の漫画「安穏族」にもそんな記述があった。善良な祖父が暴行を加えた中国人と一緒に写っている記念写真を見つけた衝撃。この漫画は、偽造写真と知らずに漫画の中で使ってしまっているところもあったはずだが、話そのもののベースは間違っていなかったと思っていた。

苦しいばかりでは人間やっていけないのはわかる。また、今「仕事の中に楽しみを見いだそう、作り出そう」と言っていることが、戦地では「戦いの中に楽しみを見いだそう」ということと同義なんだとも思う。しかしその心が一般の (善良とは言わないが) 我々のなかにあることは認めたくないが真実なのだろう。ただ戦争に期待する勇ましい人達に「あなた達は戦争の悲惨さを知らない平和ボケだ」(普通と反対の使い方をしています) と言うだけではダメな、「リアル」というものがそこにはあるのだろう。

エースコンバットで敵機を撃墜したり、敵基地をクラスター爆弾で一網打尽にすることに快楽を感じている自分は否定できない ( → 過去記事)。ゲームには出てこないが、姑娘を追いかける状況が生まれたら喜んでそうするのだろう。

ぶんさんの、「セクシーさに勝つ」という記事にそんなコメントをしたところだったので、この毎日新聞記事は偶然とは思えない。

戦争の中に快楽があれば、今快楽が得られないと感じている人は戦争が起こることを期待するのではないか。

小林よしのりの「ゴーマニズム宣言」だったか「戦争論」だったかに、現役自衛隊隊員に話を聞く会で「戦争になったら誰を殺しますか」と質問する若者のエピソードが出てくる。自衛隊隊員は、質問の意図がわからずいぶかしげに「敵兵だが」と答える訳だが、この若者は戦争になったら自分が殺したい人を殺せると思っていた訳ですね。

そしてさらにこの話は、赤木智弘氏の「『丸山眞男』をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」というのにつながっていると思うのだ。この文章はまだ読んでおらず、雨宮処凛さんのビッグイシューのコラムで知った、ということをまずお断りして先に進めたい。この主張は、現在の平和が続く世の中で階層、格差が固定化されてしまっているのをひっくり返すには戦争しかないというものだが、少なくとも今よりましというなかに、戦争の中にもある快楽に期待しているようにも思えるのだ。

私が平和を主張するのは、今安定した生活があるから、日常で快楽が得られているからに過ぎないとも思えてくる。いやそれは、そんなことないぞときっぱり否定したい。

そうそう、創刊された超左翼マガジンロスジェネに、雨宮処凛さん (右翼団体出身)、赤木智弘さん登場していますね。買いたいなーと思っているのですがまだ売ってる本屋が見つかっていないのですよ。

発散した文章で申し訳ありません。書き始めると日頃からつながっていると思っていたことが避けて通れなくなってしまいました。でもまだ十分ではない。ぶんさんの「セクシーさに勝つ」に出てくるヒロイズムの話ともつながっているはずなのだがうまくまとまっていない。また、まだ対策が手つかずなのだ。

最後に平和をたずねて  アーカイブにはたくさんの記事があり、全部東京版ではないようで、これから読まなくちゃいけませんね。