2019/09/14

次の横浜トリエンナーレサポーター活動の枠組み

横浜トリエンナーレサポーターの自主的な活動「サポーター・イニシアティブ」の受付が始まった (→ 横浜トリエンナーレサポーターサイト)。

これまでの自主活動を振り返る。

フリーペーパー第一号
横浜トリエンナーレサポーターは以前からあったが、今のような自主活動と呼ばれるようなものが本格的に始まったのはヨコトリ2014から*。2013年度初めに運営側から4つの活動が示され (その後一つ追加)、各人が希望する活動のチームを選んで活動する形式だった。私は、フリーペーパーを作成するフリペチームを選んだ。

* 「2005年の横トリは自主活動だらけだった」というご指摘を受けました。申し訳ありません。私がサポーターに加わったのは2011年で、それより以前のことは古参のサポーターから話は聞いていたものの、文章中では端折ってしまいました。「今のような自主活動と呼ばれるようなもの」と書き替えました。

3年に一度の開催のはざま期間は、ヨコトリ2014が指導する2013年までは何も活動はない期間で、毎回リスタートしていたが、継続的な活動になるように2015年度はサポーター提案の自主活動が行われた。これは3名以上のメンバーがいるこという条件だけで、運営側では選別などを行わなかった。この活動を通じて、ヨコトリ2017本展時の活動を自主的に行えるようにするインキュベーションの狙いもあったと理解している。

フリーペーパー第2期第一号
ヨコトリ2017の活動は2016年度から始まった。運営側で「交」、「観」、「繋」、「支」の4つのキーワードをもとに自主活動の募集を行い、結果7つのグループができた。多くは2015年度の活動の延長や合体であり、その意味では狙い通りだったといえる。ただしフリーペーパーに関しては、2015年度は自主的な活動にはなかったが、必要とされるものという認識で有志が集まった。私もその中に加わった。

ヨコトリ2017が終わって、2018年度は継続的な活動を立ち上げる動きはなく、イベント的な活動を届けを出して行う形だった。サポーターとしては、継続的な活動がなくなることに懸念をもちつつも、Facebookなどの横の繋がりは維持していたという状態。

2019年4月になって、2019年度の活動説明会が行われた。懸念はあたっていて、本来なら2020年本展の助走期間である今年度なのに、昨年の活動の延長程度の位置づけということが分かった。活動は届け出が必要、予算は全くなし、組織委員会は全く関与しない。フリーペーパーは印刷代紙代も必要だし、組織委員会から毎回レビューを経て発行していたので、活発行ができないことは確定だ。ヨコトリの活性化に寄与している自負があったので、残念で仕方がない。

また、それまでは自主活動リーダーと組織委員会で構成される「運営会」と、リーダーを中心とした「れんらく会」が行われていたが、それらがなくなる。自主活動側から運営側に提言する機会はなくなり、自主活動同士のコミュニケーションの場もなくなるということだ。

当然やる気満々だった人たちからは活発な質問が出て、休憩時間にも事務局の帆足さんをつかまえて議論していた。帆足さんからは、「届け出も審査するためではなく、活動を制限する意図はない。自主活動を自由に始めてもらうことが目的」という言質を得たので、次にもう少し具体的な届出方法などを明らかになる6月まで待つことにした。

結局6月は説明会は行われず、7月28日になってようやく説明会が行われた。前回の質疑応答が反映された形になっているかというとそうはなっておらず、「自主活動を自由に始めてもらう」主旨は表には表れていないまま、事務的な進め方の説明に終始していた。自主的なWebの立ち上げ禁止など、むしろ後退しているように見える。

質問は主に新たに出席した人から出され、4月に出席していた人たちはむしろ諦めモードに入っているように思えた。質問の中で「Webの立ち上げ禁止とあるが研究成果を発表してはいけないということか」という質問があって、それに対しては「活動報告は公式ブログに書いてもらいたいということで研究成果を公表してはいけないという意味ではない」という答えが得られたのは収穫かと思う (ただし横浜トリエンナーレサポーターサイト のFAQ では、個人の感想をブログやSNSにあげることしか許していないように見える)。

さてこれの枠組みに対しては、サポーターの姿勢としては2つの方向性があるように思う。一つはあきらめる、見捨てる、東京オリンピックや横浜トリエンナーレ以外のサポーター活動にシフトする。もう一つは、この枠組みの範囲で/逆手にとって改善を目指す。

私は後者の立場でチャレンジしようと思います。諦めるのはチャレンジしてダメだったらでも遅くないし、チャレンジしたものが横浜トリエンナーレで認定されなくても、自分の活動として残るような形で提案する。

以下の2つの届け出を出しました。

1. サポーター互助会

各サポーターイニシアティブ、各個人のサポーター活動において生じる疑問/課題を、お互い知識/知恵/技術/経験を持ち寄って解決する場を作る。通常はオンラインで活動する。
・活動相互支援: 誰かが援助を求めた場合、何らかの力になれる人が自主的に相談に乗り、解決を目指す。
・マッチング: 「イラストが描ける人いませんか」など、技術を求めている人と提供できる人のマッチングを行う。仲人役を設けるのではなく、各自が自分が提供できる技術を互助会内に公開し、公開情報から求めている人を探す形をとる。
・この指とまれ: 新しいサポーターイニシアティブを立ち上げる際に、同士を募る。同じ目的や似た内容のイニシアティブがある場合、協業したり、合併して、活動の強化を目指す。
・情報交換: 「ヨコトリ2020出展アーティストのAさんの個展がBギャラリーで行われている」、「著作権に関する解説記事がありました」など、サポーター活動に役に立つかもしれない情報を交換する。

2. アーティスト勉強会

ヨコトリ2020アーティスト、出展作品の内容、それに対する評論などを調べ、リンク情報を整理し、ガイドの情報源として提供するとともに、公開する。
・調べる内容
 アーティスト本人のサイト、所属するギャラリーのサイトへのリンク
 Wikipediaへのリンク: 略歴など
 最近の展覧会情報、出展作品の情報へのリンク
 インタビュー記事などアーティストをとりあげた記事へのリンク
 評論へのリンク
・公開先 (*はオプショナル)
 サポーターブログ: 下記活動の更新情報を掲載する
 Webサイト: アーティスト別ページに加え、アーティスト索引、サイト内検索をもたせる
 ヨコトリガイドロボット*: お客様からのアーティスト情報の質問に答える音声対話ロボットを会場内に設置する
 ヨコトリ検定ロボット*: 上記ロボットを用いて、ヨコトリに関する音声対話クイズを出し、お客様に楽しんでもらう

自前のWebサイトなど、チャレンジングな内容も含ませていて、この対応で7月の説明会の質疑応答の本意が分かるはず。

9月7日土曜日に届出を出したところ、9月12日木曜日受け取った旨の連絡があり、事務局で確認中、問い合わせがあるとのことでした。9月13日にまた連絡が来て、次週になるとのことです。ただ動いていないのか、逆にしっかり審査しているのか ...

2019/08/31

今森光彦展 写真と切り絵の里山物語

松屋銀座8Fで8月28日から9月4日まで行われる「今森光彦展 写真と切り絵の里山物語」のブロガー内覧会が8月27日に行われ、参加してきました。

今森光彦氏は、写真家であり、切り絵作家。今回初めて写真と切り絵の両方を出展する展覧会になるとのこと。また中には写真と切り絵を組み合わせた作品もあります。

テーマは「里山」。「里山」は、多くの人が山と認識していると思うが、山ではなく野良仕事の場所を指すとのことです。自然と共存している感覚から日本の芸術がうまれる。日本人の自然観は自然と対峙するのではなく、自然に溶け込む形になる。

そういう価値観というと、自然と生活が一体となった田園風景、古民家など、田舎暮らしの憧れを表現すると思われがちだが、彼は田舎をエキゾチックに捉えたいと語ります。実際に写真作品では美しい風景が広がり、旅行ポスターを思わせます。

切り絵は、黒一色のものと、フルカラーの作品があります。カラーのものは色を付けるのではなく、単色の紙を組み合わせたもの。寄ってみると梨のつぶつぶまで別の紙で表現されていることがわかります。

使うハサミは1つだけ。大きい部分と細かい部分を、ハサミの刃の位置によって切り分けるそうです。カッターで切るより細かく切れるとのことです。会場内には今森氏の作品製作実演ビデオも流れているのですが、思ったよりも大胆にザクザク切っていてて驚きました。

今回、写真と切り絵の展示だけでなく、「里山の再生」がテーマとなっています。彼のアトリエは、滋賀県大津市の竹林を開墾するところから始めていて、その過程の写真も展示されています。その周囲には畑や池、林など様々な環境がミックスされたものになっています。蝶をそこに生息させるようにするのですが、蝶はそれぞれ食料を得る植物が変わってくるので、蝶を70種生息させようと思うと70種の植物を育てる必要があるとのことです。

今は自宅アトリエのみならず、地域の人々と地域の再生を目指した活動を続けています。子ども達と昆虫採集を行ったりしている様子も展覧会の最後の方に出てきます。

今森氏は、人と話をするのが好きなんでしょうね。1時間の内覧会全体のうちトークは15分だけ割り当てられていて、3部構成のそれぞれの場所で話をする予定だったのですが、最初のところから10分をオーバーして、係のひとから「そろそろ次に」なんて促されていました。短い会期内ですが、ギャラリートークも何回か予定されていますので、その時間狙っていくとよいと思います。

なお、ここに載せてある写真は、主催者により特別の許可を得て撮影しているものです。

展覧会情報
今森光彦展 写真と切り絵の里山物語 (LINK)
会期: 2019年8月28日(水)-9月4日(水)※9月1日(日)は19:30まで。
場所: 松屋銀座8F (〒104-8130 東京都中央区銀座3-6-1)
入場料: 一般1,000円、高校生700円、中学生500円、小学生300円

内覧会までに時間があったので、銀座近辺の展覧会をいくつか回ってみました。
  • これもデザイン展 @ GOOD DESIGN Marunouchi
  • 石川愛子典 @ Oギャラリー
  • 澁澤久実子展 @ Oギャラリー
    アーティストご本人がいらしてて「ペーパーリトグラフ」という技法のことを伺いました。
  • 有山達也展「音のかたち」@ クリエイションギャラリーG8 (LINK)
    当日初日でオープニングパーティーが予定されていて、お客さんがたくさんでした。パーティーは誰でも参加できたそうですが、内覧会の時間とかぶってたので断念。9月25日にトークショーが予定されているので申し込みました。

2019/08/04

マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展

三菱一号館美術館で行われている「マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展」のブロガー内覧会が7月31日に行われたので、参加してきました。お話はおなじみブログ「青い日記帳」のTak (たけ) さんと、担当学芸員の阿佐美淑子さん。高橋館長も最初にご挨拶があり、その後も時々お話に割り込んでいくというスタイルでした。

マリアノ・フォルチュニという人は知らなかったのですが、お話を聞いて、現代ファッション・デザインの始祖のような人だとわかりました。1900年代はじめ女性はコルセットで締め付けるスタイルが上流から中流まで広がっていた状況で、そのスタイルから解放した人の代表的な一人です。

フォルチュニの代表作が上写真左の方の黒いドレス「デルフォス」。19世紀末に発見された、紀元前5世紀の彫刻「デルフォイの御者」(右) にインスピレーションを受けデザインされたそうです。

数年後には、この上に羽織って外出することが普通になった (それまで女性が一人で外に出ることはなかった) ということです。その意味で新しい時代を作った人の一人といえるでしょう。そのあとシャネルなどが続くことになります。
デルフォスは、波型のプリーツが全体に入っています。すごく軽く、たたんで専用の箱にしまいます (左)。日本の絹が使われているそうです。

フォルチュニ自身が亡くなって作られなくなり、今では再現できないということです。特許は出ているのですが、それだけでは再現できないノウハウがあったのでしょう。洗濯もフォルチュニ社が行うようにしていて、そうしないとプリーツが消えてしまうということでした。

今回展示されているドレスは、ほとんどが日本にあるものを集めたものになっています。実はベネチアのフォルチュニ美術館には衣装はなく、むしろ日本に沢山残っているそうです。

ファッションデザインで著名なフォルチュニですが、実は画家、舞台美術設計者、染色家、写真家といったマルチな才能を発揮していて、この展覧会はそのマルチタレントにスポットをあてたものになっています。

最初は画家としてスタートしています。父も有名な画家で同名のマリアノ・フォルチュニ (「マリアノ・フォルチュニ・イ・マエサル」とクレジットされていました)。9歳の時の絵も展示されていますが、最初は下手だから入れないつもりだったのを、「9歳の時の作品」と聞いて入れることにしたそうです。

舞台装置設計では、外光と間接照明を用いたシステムで、時刻によって異なる外の光を遠隔操作で変えることができるようになっています。1900年に特許を取得し、ヨーロッパ各地で採用されたそうです。

住居の照明も手掛けていて、本当に精巧に作られているとのこと。今は制作されていないので、展示会では模造品を作って展示しているが、展示会後はベネチアのフォルチュニ美術館で展示される予定になっています。

写真家としても才能を発揮しますが、写真は外部に公開するために撮影していたものではなく、そのためあまり知られていません。しかし、様々な機材、技法を試し、また内容も芸術的な作品も多く、特によく撮影した雲の写真は芸術性が高いものになっています。

フォルチュニ社、特許という言葉が出ましたが、ビジネスマンとしてもあったということです。染織物は、1921設立の工場で同じ技術で現在も作られているそうです。

ファッションということで女性に向けた展覧会というイメージを与えますが、このようにマルチタレント、ビジネスマンという視点で見ると、男性も楽しめると思います。阿佐美氏は、「男性も楽しめるように舞台装置の設計図や模型もおいた。期待通り男性の食いつきが良かった」とおっしゃっていましたが (言葉はもっと上品に)、私は時間の余裕がなかったせいでそこはほとんどスルーしてしまいました。

10月6日までですので、まだまだ余裕があります。

マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展
https://mimt.jp/fortuny/
場所:三菱一号館美術館 (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2)
会期:2019年7月6日(土)~10月6日(日)
開館時間:10:00~18:00(祝日を除く金曜、第2水曜、8月12日~15日、会期最終週平日は21:00まで)
休館日:月曜休館(但し、祝日・振替休日の場合、9月30日とトークフリーデーの7月29日、8月26日は開館)

2019/06/24

全身全霊塩田千春

6月20日から、森美術館で塩田千春の大規模個展「塩田千春展:魂がふるえる」が開かれている。22日、アーティストトークが行われたので、聴きに行ってきた。

塩田千春は写真で見ていたので姿は知っていたが、声は初めて。なんとなくどっしりした声を予想していたが、予想と違ってかわいい声でした。

アーティストトークはいつまでたっても慣れないということで、最初は緊張した感じだった。アーティストトークは過去の作品をスライドで見せて、制作意図や手法など語っていればいいのにね、と思っていたのだが、塩田千春のトークはそうではないことがだんだんわかる。

インスタレーションにつて語る場面では、「絵はじわじわと感じるもの、インスタレーションは直観に訴えるもの」という。そして、「インスタレーションはその場で苦しんで作る」ものと語る。同じように見える作品でも、その場によって変えていく。同じテーマで3年くらい続ける。後でキュレーター片岡真実 (森美術館副館長) との対談では、苦しみが見た人にも伝わるということも言っているし、毎回失敗したと思うところが出てくるので、次の展覧会ではそれを直していく。

今回驚いたのは、がんとの闘病の中でこの展示会を立ち上げてきたということだ。今回の展覧会が決まったのが2年前で、その翌日、がんの再発が発見された。最近のがんは日帰り入院・手術ですぐに治るイメージもあるが、抗がん剤で髪が抜け始めているときの写真などを見ると「闘病」という言葉が容易に想起される。

その闘病も、普通だったら仕事を休んでじっくりということになるが、塩田千春の場合はそうならない、今回の展覧会の準備をしなきゃというのではなく、今病気の自分が作らないといけないものがあるという感じだった。後の対談で制作の原動力を問われて「アーティストは作ることしかない」と答えたように、人生そのものがアートなのだとわかる。

ただ、片岡真実によれば、この時期に作られた作品は「病気」を直接出したもので、そのままではまだ作品として出せるレベルではなかったという。まだ時間があるからと何度もダメ出しした。こんなにダメだしした展覧会は今までにないというのが面白かった。

アーティストとして作品に全身全霊を傾ける自分がいる一方で、「母親としての自分」もいる。これからどうやって生きていくのか、娘はこの後どうやって生きていくのかを考えた。それが子ども達が「魂」に関して自分の考えを話す作品につながる。

また、会場から出た「息抜きはなにか」という質問に対しても、「自分は24時間アーティスト」と答える一方で、「これで家族にはつらい思いをさせることもある。紙の抜ける写真はダンナが泣きながら撮った」ということも語っている。

アーティストとして全生活を作品にかけたい一方で、それを支えてくれる家族がいる、そのありがたさも噛みしめているというように感じた。

対談の中では、マリーナ・アブラモヴィッチに師事していた若いころの話も出てくる。その時の苦しみも、展示会に出ている作品で伝わってくる。特に ”Bathroom” は、バスルームで延々と泥をかぶり続ける作品で、どうしてこんなことまでと思う。本人も、今見ると辛いという。今は泥をかぶらなくとも言いたいことを表現できるようになったそうだ。

今塩田千春というと「糸を使った作品」というイメージが想起されるのだが、展覧会は若い時の作品もあり、塩田千春の全体像が見られる展示会になっています。

塩田千春展:魂がふるえる
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/shiotachiharu/index.html
会期:2019年6月20日~10月27日 (会期中無休)
会場:森美術館 (東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階)
開館時間:10:00~22:00(最終入館 21:30)
※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)
※ただし10⽉22⽇(⽕)は22:00まで(最終⼊館 21:30)
料金:一般 1800円 / 65歳以上 1500円 / 高校・大学生 1200円 / 4歳~中学生 600円

2019/04/09

不審メール

朝からこんなメールが来てて慌てました。


Apple アカウントにモザンビークからログインがあったので、アカウントをロックしているとのこと。早速この「検証」というところに行きました。


早速対応しようとしたのですが、URL を見たら
https://yaelah-tumang-susahbener-verifycation5533.jp/account/... (上記はID消去済み)
と、全然アップルと関係ないじゃないですか。危うく引っかかるところでした。

ちなみにAppleの本物のサイトは、


全く同じですね。ただこちらは普段使っているところなので、IDがあらかじめ入っています。

元のメールを見ると、@yahoo.co.jp のアドレスに来ているし、また送信者 (Appleと青反転で示されているところ) もアップルとは関係ないアドレスでした。

よく考えたら2ファクタ認証も導入しているので、パスワードが破られても自分のiPhoneに認証コードが表示されるはずでした。慌てているとそれも思い至らなかったのでした。

皆さんご注意ください。2ファクタ認証は必須ですね。

2019/04/02

新元号についてちょっと語っとくか

4月1日、新元号「令和 (れいわ)」が発表されましたね。号外をゲットするべく新宿まで行ったのですが、配布の場所とタイミングが合わず、入手できませんでした。あとでニュースを見ると、かなり混乱があったようなので、負け惜しみが言いやすくなってよしとしましょう。本当は「歴史の証言者」シリーズに加えたかったのですが。

平仮名にすると3文字というのは予想していたのですが、「令」の文字と「和」の文字はいずれも予想外でした。「和」は「昭和」でも使っていたし、「令」は初めてなんですね。これを聞いて最初に浮かんだのが次のツイート。
これまで中国古典を依拠していたものを、日本の古典からとるというのは、安倍首相が可能性を言及していたようで、それ自体は「やっぱりな」という感じ。

毎日新聞  2019/04/01 新元号「令和(れいわ)」 出典は万葉集、和書初 来月1日0時施行
出典は万葉集の「梅花(うめのはな)の歌三十二首」の漢文で書かれた序文「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」からとった。
「令月」と「風和ぎ」の関係が微妙。本来なら2字熟語は、「気淑く」と「風和ぎ」の対比からとか、形容詞-名詞や動詞-目的語などの関係からとるものじゃないかな。そういう意味でいうと「令和」=「和を命令する」のような印象になる。「和をもって尊しとなす」という聖徳太子17条憲法を思い出すという意味では良さそうだが、要は「揉め事を起こすな」、「不満があっても抑えろ」という「空気読め」文化の走りだよね。

ただ、「令月」の意味を引くと、
大辞林 第三版の解説 (コトバンク)
れいげつ【令月】
①  何事をするのにもよい月。めでたい月。よい月。
②  陰暦二月の異名。
と、「令」は「命令」の「令」でなく、「めでたい」とか「よい」という意味であることがわかる。そうならばやっぱり「形容詞-名詞」となる選択にしてほしかったな。まあ「和」は名詞でもあるんだけど。

ネットを見ていると、ロバート・キャンベルさんの言葉に目が止まった。

朝日新聞デジタル 2019/04/02 ロバート・キャンベルさん「国書か漢籍か、超えた元号」
「国書か漢籍かということはどうでもよく、国を超えて共有される言葉の力、イメージを喚起する元号だ」
本来の意味はどうでもよくて、新しい言葉として、新しい意味を付け加えていけばいいのかもしれない。「明治」が「維新」、「大正」が「デモクラシー」や「ロマン」、「昭和」が「復興」や「レトロ」というコノテーションであるように。

と、普段は「元号なんてやめてしまえ」派なんですが、色々考えてしまいました。

2019/01/13

(平成) 最後のオフ会

ブログを始めたのは2004年、それまでは楽天の日記やBlogger (まさにここ) に手を出していたのだけど、本格的に始めたのはExciteブログだったのです。エキブロでは続けられたのは、エキブロ内でのフォロー関係があって、ゆるい繋がりのコミュニティができやすく、その中でも良いコミュニティに恵まれたからだと思います。

そのコミュニティでは毎年オフ会をやっていて、最近は毎年という訳ではなくなったけど、昨日「(平成) 最後のオフ会」が行われました。「平成が終わるのを機に最後のオフ会を行います」ということでしたが、これはきっとまた復活すると思い、「(平成)」をつけています。

最初は15年前だったそうですが、私は初めは気づかず後になってから参加するようになりました。後になってと言っても、見直したら2005年で2年目には参加していたんですね。
にぶろぐ (2005/12/10) お腐海は世界を浄化する

TwitterやFacebookがなかった頃は、ブログのコミュニティがSNSだったんですね。今はみなさんブログはあまり更新していなくて完全にやめちゃった人もいますが、また再開する人もいました。ブログはやっぱりある程度まとまったことがかけるところがいいところで、私もはてなブックマークやTwitterの短いコメントだけでなく、もうしこしまとまったことをブログに書いていきたいと思います。

お互い近況報告をして、昔の話をしていると、あっという間に3時間近くたちます。楽しい時間でした。2時間半かけても行く価値はあったなと再確認しました。

職業や年齢、住んでいる場所も違うけど、なぜかゆるく繋がっている。そんな繋がりを今後も大事にしたいと思いました。という訳で、復活したらまた参加しますよー。

2019/01/06

Evernote 2アカウント体制

Evernote プレミアムを使っていて、Web記事のクリップも論文や雑誌記事のPDFもなんでもEvernoteに入れていたら、ノート数も4万を超え、どんどん遅くなってくる。ノートの切り替えも遅いし、一時期は入力にも追いつかない状態。

いよいよ耐えられなくなって、乗り換え先を探していたのだが、
  • テキストに添付ファイルがつけられる
  • テキストだけプレーンにもてる (OneNoteはノートにテキスト枠が複数置かれる)
  • Webから簡単にクリップできる
というのがなかなかなくて、困っていた。このまま課金に応じるのも癪なので無料版に戻し、遅いMacクライアントはやめて、Webだけで使っていた。

ただ問題はアップロード容量。以前はFreeで100MB/月だったのが、60MB/月になっている。でもまあいつもそれくらいで済んでいると思ったのだが、年末にパンフレットなどを整理するため数MB程度のスキャンデータを複数入れていたら、3日くらいで限度になってしまった。やっぱり有料版にしないとダメか。

そんな中、こんな記事があった。

Lifehacking.jp (2019/01/03) Evernoteをもう一度ゼロから始めよう
Evernoteは非常に便利なメモツールであり、ファイルの置き場であり、作業環境ですが、時間がたつほどにデータのノイズが多くなりすぎて利用しづらくなるという難点があります。
そこで今回とった荒療治が「アカウントを2つ用意して、作業用とアーカイブ用に情報の流れを分ける」というものです。
なるほど!

ただよく見るとLifehacking.jpの堀さんは両方とも有料版にしているのね。
わたしは大した出費ではないので、両方ともにプレミアムで運用しています。
一つだけでももったいないと思っていた私には真似ができない。どちらか一方だけ有料版にすると、作業用とアーカイブ用のどちらを有料版にするかな。

それから堀さんは
メインアカウントからアーカイブアカウントへは、定期的にノートを移動します。基本的には「必要のないものをざっと消してから、全部移動」という作業になります。
というやり方を取っているのだが、移動ではなくて共有にしようと思う。そうすればアーカイブの方に全部あることになるので、検索するときはどちらにあるか悩まずにアーカイブの方だけで検索すれば良い。

こんな感じ。

アカウント ノート 普段使う場所メモ
作業用 = 無料版 作業用 (共有) クライアント 軽いままを保つ
アーカイブ用 = 有料版 作業用 (共有)
アーカイブ用
Webブラウザファイルの添付はここから
検索もここから

  • クライアントでは軽くしておきたいので、作業用にする。
  • もう一方はWebブラウザで使うようにすることで、ユーザー切り替えを頻繁にしなくてすむようにする。
  • ファイルの添付を行うときは有料版から。すなわちアーカイブ用アカウントでWebブラウザから。
  • Web記事のクリップは、アーカイブ用アカウントから作業用 (共有) ノートに。
  • 読んだらタグをつけてアーカイブへ。
方針が固まったので、早速再度プレミアム登録する。今40%引きで、年間費用が3,120円。そのまま更新していたら$45だったのでこれだけでもラッキー。というか毎回継続せずに一旦Freeに戻した方がお得かもね。

今までクライアントでは新しくする作業用アカウントで使うので、これまで使っていたファイルを一旦全部消す。次のようになった。

ディスク空き容量 285.85GB → 313.8GB // 28GB か。案外少ないな。
削除数 40万項目以上 (ノート数は41400ちょっとなのに)

しばらく運用してどうなるかみてみます。