2011年度東工大の社会人向け「エッセンシャルMOT」というコースで学んでいました。この修了生向けに「アドバンストMOT」というコースが予定されていて、2012年度はそれに参加しようと考えていたのですが、人数が集まらず開講できませんでした。そのため、2012年度は自主的勉強会という形で進めることになりました。
ここでは、ひとつテーマを選んで1年かけて研究をまとめます。本来は仕事に直結したようなテーマが望ましいのですが、MOTに繋がるような職務ではないので、自分の興味で選びます。アップルは多く取り上げられていてそれぞれ聞く人も思い入れ強いと思いますので、マイクロソフトを取り上げてみました。
初めに、研究の課題設定を行い、ストーリーを組み立てます。順次新しいファインディングを加えて肉付けをし、毎月1回のペースで集まり発表を行って、そこで頂いたコメントを次に反映させます。
とはいえ、一度発表すると脱力して、なかなか次の取り組みができません。結局準備するのは次の発表の直前ということになり、半年以上かけた割には穴だらけの研究になってしまったと思います。せっかくなのでここに公開します。ご意見を頂ければ幸いです。
この中で特に、ビジネスエコシステムと言う概念で整理することを試みました。基本的にはプラットフォーム戦略の発展形ですが、プラットフォーム間の競争、共生が業界全体のパイを大きくするなど、競争から共生を強く意識したものになっています。
2013/05/27
2009/02/17
Office Live's Rivals
こんばんは。LiveとRivalでかけたつもりになるって日本だけか ...
先日「Office Liveのアンケートより」で、マイクロソフトがあげた製品、サービス群をちょっとだけ調べてみました。ちょっとだけというのは、一言でいうとどんなものかということで、実際に使って調べてないってことです。
Box.net: オンラインストレージ
-- TechCrunch 2009/02/06 オンライン・ストレージのBox.net、ソーシャル機能をリリースして企業ユーザーにアピール
Jive Clearspace: コラボレーションソフトウェア (意見交換、社内ブログ、プロジェクト管理 ...)
-- TechCrunch 2008/04/07 Jive Software、Clearspace 2.0をリリース、Jotletを買収
LinkedIn: ビジネス向けSNS
-- ITpro 2006/12/26 シリコンバレーでは常識,850万人が使うビジネス特化SNS「Linkedin」
Lotus Bluehouse: オンラインミーティングツール?
Google Apps/Docs/Sites: Docsはオンラインドキュメント編集、SitesはWYSIWYGウィキ、Appsはそれらとメール、カレンダーをまとめたもの。
Adobe Acrobat.com (日本語): オンラインストレージ、オンラインワープロ、Web会議...
Facebook (日本語): (もとは学生向け) SNS
-- Wikipedia Facebook
Basecamp: プロジェクト管理、コラボレーション
Zoho (日本語): オンラインドキュメント編集、プロジェクト管理、グループウェアなど
Huddle: コラボレーション、プロジェクト管理、オンラインストレージ
うーん、やっぱり並べただけでは比較には不十分だけど、最高のものということにこだわらなければ、用途によって使いたいものが見えてくるような気がします。いろいろ揃っているという意味ではZohoが魅力的に見えます。
特に文書編集 (ワープロ、表計算など) では、Office Liveは結局各クライアントにMicrosoft Officeのライセンスを持ってないといけないし、それらのバージョンの違いも問題になってきます。しかし結局みんな標準でもっているだろうし、Microsoft Officeの高機能にはGoogle Docsも追いつけていないので、やっぱりMicrosoftかとも思います。
まとまりがなくて申し訳ありません。
先日「Office Liveのアンケートより」で、マイクロソフトがあげた製品、サービス群をちょっとだけ調べてみました。ちょっとだけというのは、一言でいうとどんなものかということで、実際に使って調べてないってことです。
Box.net: オンラインストレージ
-- TechCrunch 2009/02/06 オンライン・ストレージのBox.net、ソーシャル機能をリリースして企業ユーザーにアピール
Jive Clearspace: コラボレーションソフトウェア (意見交換、社内ブログ、プロジェクト管理 ...)
-- TechCrunch 2008/04/07 Jive Software、Clearspace 2.0をリリース、Jotletを買収
LinkedIn: ビジネス向けSNS
-- ITpro 2006/12/26 シリコンバレーでは常識,850万人が使うビジネス特化SNS「Linkedin」
Lotus Bluehouse: オンラインミーティングツール?
Google Apps/Docs/Sites: Docsはオンラインドキュメント編集、SitesはWYSIWYGウィキ、Appsはそれらとメール、カレンダーをまとめたもの。
Adobe Acrobat.com (日本語): オンラインストレージ、オンラインワープロ、Web会議...
Facebook (日本語): (もとは学生向け) SNS
-- Wikipedia Facebook
Basecamp: プロジェクト管理、コラボレーション
Zoho (日本語): オンラインドキュメント編集、プロジェクト管理、グループウェアなど
Huddle: コラボレーション、プロジェクト管理、オンラインストレージ
うーん、やっぱり並べただけでは比較には不十分だけど、最高のものということにこだわらなければ、用途によって使いたいものが見えてくるような気がします。いろいろ揃っているという意味ではZohoが魅力的に見えます。
特に文書編集 (ワープロ、表計算など) では、Office Liveは結局各クライアントにMicrosoft Officeのライセンスを持ってないといけないし、それらのバージョンの違いも問題になってきます。しかし結局みんな標準でもっているだろうし、Microsoft Officeの高機能にはGoogle Docsも追いつけていないので、やっぱりMicrosoftかとも思います。
まとまりがなくて申し訳ありません。
2009/02/01
Office Liveのアンケートより
こんにちは。
昔Hotmailを使っていて、それが今Windows Liveというサービスのひとつになっている。そのWindows Liveのサービスの「その他」のプルダウンメニューの中に、Office Liveというサービスがある。オンラインでOffice文書 (WordとかExcelとか) を編集、共有できる、Google Docsみたいなものと認識していた。
そこを開けてみたら、最初にアンケートが出てきた。無料で使わせてもらっているので、こういうのは積極的に協力しましょう。
その中で、「次の企業のサービス、製品をご利用ですか」というような設問があって、以下のものがあげられていた。
Box.net
Jive Clearspace
Linked In
Lotus Bluehouse
Google Apps/Docs/Sites (Google)
Adobe Acrobat.com
Facebook
Basecamp
Zoho
Huddle
類似のサービスがあげられているのだろうけど、こんなにあるんだね。使っているのはGoogleだけだった。FacebookはSNSだと思ってたけど... 似たようなサービスもあるのだろうか。
まずWindows Liveそのものだけど、2005年からあるんだね。
ITpro 2005/11/10 「Windows Live」と「Office Live」でGoogleとYahoo!を追撃
ただ、
2008年になると評価が変わってくる。
@IT 2008/03/06 無償グループウェア付き、MS渾身の「Office Live」を使ってみた
ストレージ、ホームページ、メールアカウント、アクセス解析、グループウェア。そのグループウェアもスケジュール管理、掲示板、Wikiなどのほかに顧客管理ツールもある。無料なのに機能満載。
Google Appsでも同様のことができるが、"Small Business" 向けとしてのまとめ方はGoogleよりもとっつきやすそうにみえる。
ところで「オンラインでOffice文書を編集・共有する」はどうなったかというと、"Office Live" には上記記事で紹介されている "Office Live Small Business" と"Office Live Workspace" があり、後者のほうのようだ。
私は最初に登録した際に、個人向けか中小企業向けの違い (ユーザ数の違い) かと思っていたが、提供する機能が根本から違うものなんだ。登録時に個人向けのほうを選んだのは、Office文書の編集・共有という目的には合っていた訳だ。
とは言え...
MacのSafariは使えない。
Firefoxは使えるが、オンラインでの編集はできないようだ。
Windowsでもオンラインでの編集ではなく、下記をみるとデスクトップアプリとWebが連携しているだけのようだ (MS Office 2003とか2007を持っている必要がある)。
Microsoft Office Live Workspace Help Microsoft Office Live Workspace と Microsoft Office プログラムとの統合を強化する
Mac用Microsoft Office 2008のユーザなんだけどな。Mac用の連携もお願いしたいところだ。
以前作ったMapReduceの図をMicrosoft Office Live Workspaceで共有にしてみました。→ MapReduce
見ようとするとずっとプレビュー状態なのですが、私だけ?
昔Hotmailを使っていて、それが今Windows Liveというサービスのひとつになっている。そのWindows Liveのサービスの「その他」のプルダウンメニューの中に、Office Liveというサービスがある。オンラインでOffice文書 (WordとかExcelとか) を編集、共有できる、Google Docsみたいなものと認識していた。
そこを開けてみたら、最初にアンケートが出てきた。無料で使わせてもらっているので、こういうのは積極的に協力しましょう。
その中で、「次の企業のサービス、製品をご利用ですか」というような設問があって、以下のものがあげられていた。
Box.net
Jive Clearspace
Linked In
Lotus Bluehouse
Google Apps/Docs/Sites (Google)
Adobe Acrobat.com
Basecamp
Zoho
Huddle
類似のサービスがあげられているのだろうけど、こんなにあるんだね。使っているのはGoogleだけだった。FacebookはSNSだと思ってたけど... 似たようなサービスもあるのだろうか。
まずWindows Liveそのものだけど、2005年からあるんだね。
ITpro 2005/11/10 「Windows Live」と「Office Live」でGoogleとYahoo!を追撃
ただ、
「Office Live Basics」は,ドメイン名と30Mバイトのオンライン・ストレージ付きのWebサイト,5つまでのWebメール・アカウントを含む,オンライン参入開始キットのようなものを小規模な企業に提供するサービスになる。Office Live Basicsは無料になる予定だが,広告で運営される。とあり、「オンラインでOffice文書を編集・共有する」というものではない。この記事にも
これらのサービスで何を作ろうとしているのかを知るのは難しい。これらのサービスには驚くべきものやオリジナルなものはほとんどなく,同社の主力製品に少し依存し過ぎているようだ。なんて書いてある。表題では「GoogleとYahoo!を追撃」と勇ましいが、本文では、「いろいろな意味で,GoogleやYahoo!その他のオンライン上の組織がもたらす脅威へのMicrosoftの対応はちょっと気合に欠けている」なんて書かれている。
2008年になると評価が変わってくる。
@IT 2008/03/06 無償グループウェア付き、MS渾身の「Office Live」を使ってみた
ストレージ、ホームページ、メールアカウント、アクセス解析、グループウェア。そのグループウェアもスケジュール管理、掲示板、Wikiなどのほかに顧客管理ツールもある。無料なのに機能満載。
Google Appsでも同様のことができるが、"Small Business" 向けとしてのまとめ方はGoogleよりもとっつきやすそうにみえる。
ところで「オンラインでOffice文書を編集・共有する」はどうなったかというと、"Office Live" には上記記事で紹介されている "Office Live Small Business" と"Office Live Workspace" があり、後者のほうのようだ。
私は最初に登録した際に、個人向けか中小企業向けの違い (ユーザ数の違い) かと思っていたが、提供する機能が根本から違うものなんだ。登録時に個人向けのほうを選んだのは、Office文書の編集・共有という目的には合っていた訳だ。
とは言え...
MacのSafariは使えない。
Firefoxは使えるが、オンラインでの編集はできないようだ。
Windowsでもオンラインでの編集ではなく、下記をみるとデスクトップアプリとWebが連携しているだけのようだ (MS Office 2003とか2007を持っている必要がある)。
Microsoft Office Live Workspace Help Microsoft Office Live Workspace と Microsoft Office プログラムとの統合を強化する
Mac用Microsoft Office 2008のユーザなんだけどな。Mac用の連携もお願いしたいところだ。
以前作ったMapReduceの図をMicrosoft Office Live Workspaceで共有にしてみました。→ MapReduce
見ようとするとずっとプレビュー状態なのですが、私だけ?
2008/12/02
パノラマメーカー
こんばんは。森高千里の「渡良瀬川」って知ってる人は手を挙げて!
Microsoft Live LabsでQuickTime VRというかGoogle Street Viewみたいなインタラクティブなパノラマ写真を作る技術Photosynthを公開しています。
これで横浜大さん橋からの風景をパノラマ写真にしてみました。
ただし、こころを落ち着けて聞いて欲しいのですが、
Windows限定で、見るだけでも、ユーザ登録した上でソフトのインストールが必要です。
Photosynth - 横浜大さん橋
写真はテキトーに重なりを持たせてバシャバシャとって行けばOKです。あとはPhotosynthが重なるところを判定してくれます。360°全部とる必要もありません、というか360°撮ってもどこかで一周つながる訳ではなく、どこかで切れちゃいます (追記: これは間違いでした。赤レンガ倉庫の写真では一周つながっています)。
104hitoさんが画像加工サイトを120個どど〜んと紹介していますが、Photosynthも加えておいてください。
追記: Photoshop Elementsで合成したパノラマ。写真ごとに自動ホワイトバランスがかかっているので合成位置がはっきり分りますね。そこを調整する「高度な合成」というオプションもあるのですがあまりうまく働かないのでここではオフにしてあります。
「高度な合成」をオンにしてやり直してみました。少しはましかな。
Microsoft Live LabsでQuickTime VRというかGoogle Street Viewみたいなインタラクティブなパノラマ写真を作る技術Photosynthを公開しています。
これで横浜大さん橋からの風景をパノラマ写真にしてみました。
ただし、こころを落ち着けて聞いて欲しいのですが、
Windows限定で、見るだけでも、ユーザ登録した上でソフトのインストールが必要です。
Photosynth - 横浜大さん橋
写真はテキトーに重なりを持たせてバシャバシャとって行けばOKです。あとはPhotosynthが重なるところを判定してくれます。360°全部とる必要もありません、というか360°撮ってもどこかで一周つながる訳ではなく、どこかで切れちゃいます (追記: これは間違いでした。赤レンガ倉庫の写真では一周つながっています)。
104hitoさんが画像加工サイトを120個どど〜んと紹介していますが、Photosynthも加えておいてください。
追記: Photoshop Elementsで合成したパノラマ。写真ごとに自動ホワイトバランスがかかっているので合成位置がはっきり分りますね。そこを調整する「高度な合成」というオプションもあるのですがあまりうまく働かないのでここではオフにしてあります。
「高度な合成」をオンにしてやり直してみました。少しはましかな。
2008/10/13
Live Spacesのブログ
オンラインストレージなのかと思っていたけどブログもあるんだね。
みなさんよろしくお願いします。
注: 最初にLive Spaceで作成し、その後Wordpressに移行した記事を、Bloggerでインポートしています。(参考:Wikipedia: Windows Live Spaces)
みなさんよろしくお願いします。
注: 最初にLive Spaceで作成し、その後Wordpressに移行した記事を、Bloggerでインポートしています。(参考:Wikipedia: Windows Live Spaces)
2008/05/12
ビル・ゲイツの顔写真
こんばんは。"Touch My Body" (YouTube)に出てくる妄想カスタマーエンジニアです (ウソ、って長いよ)。
「ハッカーと画家」の中にビル・ゲイツの顔写真として右のような写真が使われていた。
なんでこんな写真?と思っていたのだが、「はじめに」の前に「読者への注」という文章があって、こう書かれている。
アッップル社が、何かの開発コードで「セーガン」というのを使っていたのを、カール・セーガンから抗議を受けて、「間抜けな天文学者」に変えたという話を思い出しました (注: Wikipediaによれば、"BHA" = "Butt-Head Astronomer" ということらしい)。
補足: 第5章には、今後ソフトウェアの主戦場が、Windows上のアプリケーションから、サーバアプリケーションに移って行くという観測が述べられている。
「ハッカーと画家」の中にビル・ゲイツの顔写真として右のような写真が使われていた。
なんでこんな写真?と思っていたのだが、「はじめに」の前に「読者への注」という文章があって、こう書かれている。
残念なことに、マイクロソフトのPR事務所は第5章を読んだ後で、彼らが保持するビル・ゲイツの写真の写真を使う許可を与えてくれなかった。代わりに92ページの写真を提供してくれたアルバカーキ警察に感謝する。交通違反したときの写真らしい (出典 - 写真もここから引用していますが、検索するとたくさん出てきます)。
アッップル社が、何かの開発コードで「セーガン」というのを使っていたのを、カール・セーガンから抗議を受けて、「間抜けな天文学者」に変えたという話を思い出しました (注: Wikipediaによれば、"BHA" = "Butt-Head Astronomer" ということらしい)。
補足: 第5章には、今後ソフトウェアの主戦場が、Windows上のアプリケーションから、サーバアプリケーションに移って行くという観測が述べられている。
登録:
投稿 (Atom)