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2009/12/30

寄付金集めにも工夫が必要かもな

おはようございます。

昔の記事「国境なき医師団」にコメントをいただいて、その中に「検索してたどり着いた」とあった。サイドバー (エキサイトブログのときのもの) につけてあるキーワードランキングを見ると、トップが「国境なき医師団 詐欺」、4位が「国境なき医師団 寄付 詐欺」となっていた。

新しくいただいたコメント2件は、寄付の要請のダイレクトメールが来て、それを詐欺じゃないかと疑っている内容。私のところに来た時にはなかったが、ダイレクトメールには、住所と名前が書かれたラベルシールが入っているようだ (日本ユニセフ協会のやり方をまねたのだと思う)。で、この個人情報を入手している経緯が不明なので、詐欺の疑いをもたれている様だ。

まず書いておかなければいけないのは、国境なき医師団自体は、人道的な活動を行っている国際的NPOで (→ 国境なき医師団とは概要)、決して詐欺団体ではないということだ。収支報告もちゃんとしている。コメントをくれた人達に来たダイレクトメールはここから来たものではなく振込先も別という可能性は、詐欺を行うものがそこまでコストをかけるかということを考えれば、排除しても良いと思う。

だからみなさん、国境なき医師団への寄付は私からもお願いします。→ 国境なき医師団 :支援する

しかし、詐欺団体だと疑われているのはなんとかしないといけないと思う。「国境なき医師団 詐欺」でGoogle検索したら、私の記事が4位、6位に来るのだけど、1位-3位と5位は詐欺を疑っている内容。そしてそのうち3つは質問サイト。

教えて!スポニチ 国境なき医師団のダイレクトメール
特定非営利活動法人「国境なき医師団日本」から寄付申し出の郵便物が来ました。... - Yahoo!知恵袋
「国境なき医師団」 | OKWave

質問の回答にも「詐欺」と断定するものも多く、しかも「詐欺の可能性は低い」という回答を押しのけてベストアンサーに選ばれているのもある。「もしかして詐欺?」と思って検索した人が、「やっぱり」と思うのではないか心配だ。

あわせて、回答中には日本ユニセフ協会も言及されている。「日本ユニセフ協会はユニセフと全く関係ない詐欺団体みたいなもの」という回答まである。独立はしているけど集めたお金はユニセフに行くのに (私も昔の記事「国境なき医師団」でもっと比率は高くできるはずとは書いたが)。

やり方がいただけないからと言って寄付をしない人もいる。

中年サラリーマンの育毛日記 : 国境なき医師団って?

国境なき医師団が信用ができないからといって、代わりに他の組織に寄付するならまあいいんだけど、この人がと言う訳ではないがそんなこともないんだろうな。
追記: 寄付をしない理由を探しているような感じがする。

やっぱり詐欺じゃないかという疑いが多く寄せられているんだろうね。国境なき医師団も対策をとっているように思える。

国境なき医師団日本|ダイレクトメールによるご寄付のお願い|ダイレクトメールに関するよくあるご質問

「国境なき医師団 ダイレクトメール」で検索するとここがトップになるけど、詐欺と疑って「国境なき医師団 詐欺」で検索する人がここへたどり着くのはなかなか難しそうだ。

ダイレクトメールで募金を呼びかける方法はこのように問題もある。しかしダイレクトメールが来たから寄付するという人も多そうだ。なんらかの形で直接届く方法が必要だとすると何があるのだろう。

直接ダイレクトメールを送るのではなく、クレジットカード会社や電話会社などに協力を要請して、毎月の明細書に同封してもらうのはどうだろう。送る側にはコスト増になるが、もともとダイレクトメールを送るために使っていた郵送料の分 (の一部) を充当できるだろう。明細を送る側にも、協力していることをアピールできる点でメリットはある。

今回この記事を書くにあたっては、再度国境なき医師団のサイトをいろいろみてみた。こんなものもあるんだね。

音楽購入で寄付ができる 国境なき医師団日本|BEYOND THE BORDER PROJECT

複数の取り組みでできるだけ多くの人の目に留まるのは良いことだと思う。

2007/06/30

国境なき医師団

追記: 「国境なき医師団 詐欺」で検索に来る人がいますが、詐欺団体ではありません。詐欺団体呼ばわりする人がいますが、寄付をしないことの正当化したいだけのように見え、悲しい。「国境なき医師団」を騙る詐欺を心配している人は、サイトの「寄付選択の方法」で確認してそこに書かれた口座に振り込めば安心です。

国境なき医師団から、寄付の要請のダイレクトメールが来ました。そう言えば、どこかのポイント交換の際に特に欲しいものがなかったので寄付を選んだように思います。どこのクレジットカード会社だったかな。良い取り組みだと思います。

国境なき医師団は名前をときどきニュースで聞くくらいで、詳しく知らなかったのですが、結構大規模な組織なんですね。しっかりした内容のリーフレットで組織的な活動が着実に行われていることが分りました。ユニセフが定期的に送ってくるダイレクトメールに匹敵するくらい。でも知名度では比較にならないように思います。国連の一機関であるユニセフとは比較するのもおかしいですけど。

ユニセフは定期的にダイレクトメールを送ってくるので、それにあわせて募金をしていたんですが、このダイレクトメールもったいない気がするんですよね。住所名前が印刷されたシールのセットがついてくるんですよ。最初は「へー、すごいな」と思っていたんですが、手紙も書かないし、あまりまくり。こんなお金使わずにもっと支援に回せば良いのにと思っていました。

日本ユニセフ協会の収支・活動報告をみると、
ユニセフとの「協力協定」に基づき、当協会に寄せられた募金収入・グリーティングカード収入の最大25%までは当協会の国内での募金活動費、啓発宣伝費、管理費等の事業経費とさせていただいております。
だって(実績は18%)。

日本ユニセフ協会というのは、ユニセフ本体の下部組織じゃないようで、ユニセフ本体とは協定という形でつながっているようですね。[追記: このことをもって日本ユニセフ協会を詐欺組織みたいな言い方をする人がいますが、それも間違い。]

「募金活動事業費」が、ダイレクトメールやその中のシールにあてられているものだと思うけど118億円。多すぎない? 拠出をもっと増やしてもよいと思う。協定の「25%」はもっと予算規模の小さい国を想定して設定したものじゃないかなあ。25%使い切れなくて頑張っても18%しかつかえませんでした、ってやかましいわ

* 収支を見ると全体の支出が1679億円で、ユニセフ本体への拠出1468億円。87%は本体への拠出になっているのですが、私の計算の方法が間違ってるのかな?

一方の「国境なき医師団」の収支ですが、寄付金収入約20億円、そのうち救援活動に使われているお金が14億円。比率で言うと70%なんだけど、規模が違いますから。

という訳で、ユニセフから「国境なき医師団」に乗り換えようと思います。両方支援しろって? いや予算もありますから (って予算決めて動いている訳じゃないんだけど)。