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2019/04/02

新元号についてちょっと語っとくか

4月1日、新元号「令和 (れいわ)」が発表されましたね。号外をゲットするべく新宿まで行ったのですが、配布の場所とタイミングが合わず、入手できませんでした。あとでニュースを見ると、かなり混乱があったようなので、負け惜しみが言いやすくなってよしとしましょう。本当は「歴史の証言者」シリーズに加えたかったのですが。

平仮名にすると3文字というのは予想していたのですが、「令」の文字と「和」の文字はいずれも予想外でした。「和」は「昭和」でも使っていたし、「令」は初めてなんですね。これを聞いて最初に浮かんだのが次のツイート。
これまで中国古典を依拠していたものを、日本の古典からとるというのは、安倍首相が可能性を言及していたようで、それ自体は「やっぱりな」という感じ。

毎日新聞  2019/04/01 新元号「令和(れいわ)」 出典は万葉集、和書初 来月1日0時施行
出典は万葉集の「梅花(うめのはな)の歌三十二首」の漢文で書かれた序文「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」からとった。
「令月」と「風和ぎ」の関係が微妙。本来なら2字熟語は、「気淑く」と「風和ぎ」の対比からとか、形容詞-名詞や動詞-目的語などの関係からとるものじゃないかな。そういう意味でいうと「令和」=「和を命令する」のような印象になる。「和をもって尊しとなす」という聖徳太子17条憲法を思い出すという意味では良さそうだが、要は「揉め事を起こすな」、「不満があっても抑えろ」という「空気読め」文化の走りだよね。

ただ、「令月」の意味を引くと、
大辞林 第三版の解説 (コトバンク)
れいげつ【令月】
①  何事をするのにもよい月。めでたい月。よい月。
②  陰暦二月の異名。
と、「令」は「命令」の「令」でなく、「めでたい」とか「よい」という意味であることがわかる。そうならばやっぱり「形容詞-名詞」となる選択にしてほしかったな。まあ「和」は名詞でもあるんだけど。

ネットを見ていると、ロバート・キャンベルさんの言葉に目が止まった。

朝日新聞デジタル 2019/04/02 ロバート・キャンベルさん「国書か漢籍か、超えた元号」
「国書か漢籍かということはどうでもよく、国を超えて共有される言葉の力、イメージを喚起する元号だ」
本来の意味はどうでもよくて、新しい言葉として、新しい意味を付け加えていけばいいのかもしれない。「明治」が「維新」、「大正」が「デモクラシー」や「ロマン」、「昭和」が「復興」や「レトロ」というコノテーションであるように。

と、普段は「元号なんてやめてしまえ」派なんですが、色々考えてしまいました。

2016/07/19

やっぱり民進党に期待するしか

参議院選挙から一週間、

国会で改憲勢力が2/3を超えても国民投票があるじゃないかと言うけど …

で書いた最初のステップ「改憲ライン 2/3 」は直前の予想通りクリアしてしまいました。次のステップは「国会での改憲の議論」です。

私は、
改憲の議論をすることは、本来ならば民主主義だから大いにやってよというところだが、こんな党利党略で決まる姿なんか見たくないんだよ。

と書きましたが、せめて「党利党略で決まる」のは避けてもらいたいです。

そのためには、野党が正々堂々と議論を受けて立つことが必要でしょう。首相は「選挙の結果を受け、どの条文を変えていくか議論を進めていきたい」(毎日新聞 2016/07/20 憲法改正: ネット党首討論 次期国会で議論 首相、参院選争点にせず  (魚拓)) と言っていましたが、そんな相手の土俵に乗ってはいけません。

岡田さんは、「条件付き」と言っていますが、条文での議論をやるというのは相手の土俵に乗っていることに変わりありません。

民進代表、改憲論議条件付き容認 9条以外で (共同通信 47NEWS 2016/7/14)

「9条以外で」と言っていますが、9条以外はもっと酷いものだというのを認識しているのでしょうか。自民党改憲案の基本は、権力者を縛るものという普通の憲法の位置付けではなく国民を縛るものになっている点、基本的人権に関しては人権天賦説を否定している点 (片山さつき氏「天賦人権論をとるのは止めよう、というのが私たちの基本的考え方です」)、実際の条文でも第13 条などで「公共の福祉に反しない限り」が「公益及び公の秩序に反しない限り」に変更され、容易に法律により制約が加えられる余地を含ませた点など、問題が多いものになっています。

岡田代表が条件としてすべきは「条文の議論を行う前に『憲法とは何か/憲法の意味』を議論しましょう」ということでしょう。

  • 世界史的背景を踏まえ、憲法とは権力者を縛るものという共通の認識を教える。

  • 憲法で謳いたい国のビジョンを明らかにする。人権について語るなら、それが天賦のものであって侵すことのできないものであるという認識を明確にする。

  • 現在の日本国憲法にある「公共の福祉」の意味を教える。


そもそも選挙前から選挙期間中にできたはずですが、岡田さんは戦いに向いた人ではないのかもしれません。民進党の中にも山尾志桜里さんのように論の立つ人がいますから、そういう人を前面に立てると良いと思います。代表を出す必要も出てくるでしょうから、以前にも書いたことがありますが (「この際民主党代表は …」)、蓮舫氏を代表に立てた方が良いと思います。これは次の衆議院総選挙に向けての布石でもあります。

ここでは民進党のことだけを書きましたが、もちろん共産党他護憲勢力協調して進めるべきものと思います。ある党が出した議論での自民党の答弁の綻びを、別の党が突く。

そしてその議論を整理してわかりやすく国民に伝える。(後に述べる影の官房長官が) 毎日記者会見を開いても良いと思います。

最終的には強行採決で押し切られるかもしれません。しかし、この議論を整理したものをベースに改憲案の問題を国民に訴えていけば、第3ステップの国民投票で阻止することができるでしょう。その前に公明党など改憲派とされる党が、その先の選挙を視野に入れて、脱落するかもしれません。

改憲の阻止だけにとどまるのではなく、集団的自衛権に関する解釈改憲の見直し、「愛国」教育基本法の改正など、これまでに積み上げられてきた数々の戦前回帰的政策をもとに戻すことをやってもらいたいと思います。そのためには、野党共闘で政権を奪取する必要があります。

そのための戦略を立てて総選挙に備えて欲しいと思います。

毎日新聞社説でも厳しい指摘があります。

社説:敗北後の民進党 甘い総括ではいけない - 毎日新聞
 先の参院選で敗北した民進党には今、「善戦できた」といった安堵(あんど)感が広がっているようだ。しかし、それは自らに甘過ぎる見方ではないだろうか。同党は来月上旬に選挙総括をまとめる予定だが、ほっとしているだけでは次の展望は開けない。
...
選挙中、「旧民主党政権には失望した」「もう政権は任せられない」という有権者の声をどれだけ聞いただろう。党名を変更しても民進党への失望感はあまり変わらなかった。

経済政策など、結局アベノミクスの失敗を訴えるだけで、自らはどうするという対案は示していません。党内で議論を詰め、マニフェストを決め、常に発信していく必要があると思います。

以前も同じようなことを書きました。もう10年以上前だ。

衆院選’05雑感(1) がんばれ民主党
そこで備えが大事なんです。

そしてその備えが「影の内閣」だったはず。「影の内閣」は、政権を取ったらこの布陣でいくということを示している訳ですが、布陣だけでは不十分で、その場合どのような政策を行うかを示さなければいけません。そう、マニフェストですね。マニフェストは選挙前に用意すれば良いものではありません。

政権を取ったらどうするかを常に議論し、腹をくくっておく。
その状況と結果(マニフェスト)を常に発信し、国民に問う。
国政上の課題が起こるたびに、影の大臣は私だったらこうすると発表する。
国会では、議論の分野ごとに影の大臣が質問に立ち、論戦を仕掛ける。
これによって影の大臣を国民に認知されるスターにする。

民主党/民進党の不幸は、この準備がないまま政権を取ってしまったことでしょう。自民党やそのネットサポーターの宣伝もありますが、「何も成し遂げていない、失敗した政権」と国民には記憶されています。今の状況をそのまま続けていては「政権担当能力がない」という評価は変わりません。

しかし、強力なリーダーシップがあれば2年あれば立て直せるのではないでしょうか。党内のぐずぐず燻っている意見の不一致を除き、一貫性のあるマニフェストを作る、影の内閣を作る。2年後は蓮舫代表を前面に立てて戦えると思うのです。

民進党はやっぱりダメなんじゃないかという意見もあるでしょう。でも、私は国民主権の日本を諦めていないのです。共産党が大きく変わることは期待できないので、民進党に期待するしかないと思うのです。

以下の池田信夫氏の意見に同意します。

アゴラ 2016/7/12 無党派の若者はブルー・オーシャン  (池田信夫)
アゴラの夏の合宿で細野豪志氏と議論するのは民進党を応援するためではなく、野党が変わらないと選択肢がなくなり、日本の民主主義が死んでしまうからだ。多くのみなさんの参加をお待ちしています。

2016/07/17

リベラルは辛いよ

他者を批判するものは自らも身綺麗にしておかなければならない。特に政治の場では。そう思ってきた。

政治資金の問題、公職選挙法違反、国民に対するウソ、国会での暴言 ... 数々の批難の対象があっても、与党ならば次の問題がでるまでやりすごすことができるし、たとえ辞めざるを得なくなっても次の選挙で通れば「禊は済んだ」とみなされる。一方、追求する側は、小さな瑕疵が自らの追求の武器を鈍らせてしまう。

これは政治家に限らず、SEALDs のような民間の団体でもそう。頑張っているし戦略的にも考えているし、責められる材料となりうる過激派との距離を置いているように見えたが、それでも批難する人たちがいた (何を責めているのか理解できなかったが)。在特会のカウンター団体「しばき隊」も、そのような批判を受けないように意識しているようにみえたが、徹底していなかったのかもしれない。

しかし、身綺麗であること、主張に一貫性があることを求めるのも程度があるように思う。政治において大きな目的のための戦略において、部分的に異なる政策の他党との協働も必要になるだろう。政策立案においても党員内での民主的な合意プロセスが必ずしも通せるわけではない。党員として立候補して通った以上、議会において自由な投票が許されない場合が大部分だ。

こんな記事があった。

web掲示板談話 斎藤美奈子・森達也 第五十二回
件名:都知事選について
投稿者:斎藤美奈子

都知事選で鳥越候補と宇都宮候補を一本化する際に、都知事選に出るという宇都宮氏の自由と権利を、「勝てる」ことを優先し潰したという。
 「Uさん、下りてくれてありがとう。あなたの政策はTさんが受け継ぎます」とかいってる人たちは、「英霊のみなさん、お国のために死んでくれてありがとう。あなたの遺志は私たちが引き継ぎます」といってるのと同じだってことを胸に刻んでほしいよ。
痛烈だ。
 個人の権利をつぶしておいて、都知事選に勝ったところで、何もいいことはない。もうこの人たちに、自民党を攻める資格はない。「民主主義をふみにじるのか」「言論を弾圧するのか」って、もう言えないもんね。自分たちが個人の被選挙権をつぶし、彼に投票する機会を奪い、この経緯に疑問を呈する声にも「黙れ」って、民主主義をふみにじってるのはどっちなの? 自民党の改憲草案だって批判できないじゃん。憲法13条の「個人として尊重される」の文言にもとることをやったんだからさ、自分たちで。
確かにリベラル勢力としては「民主主義をふみにじってる」と言われれば反論し難いかもしれない。

しかし、目的は「勝つ」ことではなく、都民にとってベストである (と思う) 都知事*を選ぶことではないか。その思いは宇都宮氏も同じであろう。たとえ自分がベストだと思っても勝てなければ仕方がない。その次善のために身を引くという決断だったであろう。そこまで含めて自由意志を考えよう。

リベラルは、綱領とかに縛られ保守的になる傾向があるが、国民のために、現実的、戦略的になって良いと思う。

* 鳥越さんがベストかどうかはここでは保留。

2016/07/10

国会で改憲勢力が2/3を超えても国民投票があるじゃないかと言うけど ...

... 私はそれが怖い。その前に改憲が議題にあがることから怖い。

改憲が国会で議題にあがるというのは、まずどの条文を変えていくか議論するということだ。

毎日新聞 2016/07/20 憲法改正: ネット党首討論 次期国会で議論 首相、参院選争点にせず  (魚拓)
首相は憲法改正について「選挙の結果を受け、どの条文を変えていくか議論を進めていきたい。次の国会から憲法審査会を動かしていきたい」と述べ、秋の臨時国会を念頭に、与野党の具体的議論に入りたいとの考えを示した。
なにが「選挙の結果を受け」だ。「どの条文を変えていくか」が選挙の結果から分かる訳ではない。ただ改憲の発議ができる2/3を超えるか否かしか気にしていない。

「どの条文を変えていくか」も、その必要性で議論されるのではなく、焦点は「どれが進めやすいか」になるだろう。改憲勢力がどこで折り合いをつけられるか、そしてその後国民投票で通せるかどうかが考慮に入れられるだけ。

「改憲勢力がどこで折り合いをつけられるか」は、結局党利党略だろう。公明党が改憲に賛成しないだろうという見方があるが  (憲法は改正できるの? – アゴラ 2016/07/08、佐々木俊尚氏「参院選の投票先が悩ましいが......とりあえずの結論」)、最後は自民党の言いなりになると思う。今回自民党が単独過半数をとる見込みがあって、そうすると公明党と協力する必要は無くなる。公明党は内閣に入れなくてもいいということだ。改憲に協力することだけが公明党にとって内閣に残る手段。

おおさか維新も、自民党案には賛成しないということだが、同様に大臣の椅子をちらつかせられたら抗い難いのではないか。

改憲の議論をすることは、本来ならば民主主義だから大いにやってよというところだが、こんな党利党略で決まる姿なんか見たくないんだよ。

「国民投票で通せるかどうか」も、「国民に受けれられやすい  = 騙しやすい」という観点になるだろうということが容易に想像でき、腹立たしい。「緊急事態条項」は、一見必要そうに見えるが、本当に必要なのか、そして緊急事態の時に国民の権利がどこまで制限されるのかを考えると、最も危ない条項だと言える。
SEALDs POST の記事から引用する。
旧憲法から日本国憲法への改正を議論していた1946年の帝国議会において、金森国務大臣は、
  1. 国民の権利擁護のためには非常事態に政府の一存で行う措置は極力防止すべきこと、
  2. 非常時に乗じて政府の自由判断が可能な仕組みを残しておくとどれほど精緻な憲法でも破壊される可能性があること、
  3. 憲法上準備されている臨時国会や参議院の緊急 集会(衆議院の解散中に緊急で開催する)で十分であること、
  4. 特殊な事態に対しては平常時から立法等によって対応を定めておくべきこと、
という4つの理由から、明確に緊急事態条項を導入しないことを答弁しています。
特に2 「非常時に乗じて政府の自由判断が可能な仕組みを残しておくとどれほど精緻な憲法でも破壊される可能性があること」は注目に値する。これに対する納得のできる答えが必要だ。「どれほど精緻な憲法でも」と言っているのに対して「この改憲案にはあたらない」と言えるのか。

「緊急事態条項が通ってしまった未来からの伝言」のような事態がただのシミュレーションであって起こり得ないと言えるのか。私は、2013年の麻生副総理の発言を忘れていない。
 「静かにやろうや」ということで、ワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか。
後に発言自体は撤回したものの、自民党はこの手口 (ナチスの全権委任法) をしっかり学んでいると思われる。

もちろん国民にはそんなことは伝えないだろう。緊急事態が発令されて、いつの間にか色々なものが変わって初めて気付くだろう。

先に「緊急事態条項が入ったら」の予想を書いたが、まだ検討していたのは「どの条文を変えていくか」の提案だ。それが出されて国会の審議が始まる。

この国会の審議も怖いものの一つだ。何が怖いって、また嘘やはぐらかしの答弁を聞かされるということだ。安保法制の時、安倍首相は「しっかり説明する」と言っていたが、説明の内容は個別自衛権で対応できるものであったりして、議論はかみ合わず強行採決に至ってしまったではないか。そんな国会は見たくない。

その間国会のリソースが改憲に集中投入され、経済問題などがないがしろにされることを懸念する声もあるが、私は改憲の議論はあってもいいとは思うが、今の安倍内閣には真摯な議論を求めるのは難しいと思う。

最後の関門は国民投票だ。

国民投票が始まると、国民の中でまっとうな議論ができるのかということだ。改憲に反対する意見は、自民党の別働隊J-NSC  *が全力で叩きに来るのではないか。国民は自分の声をあげにくい状況が出来てくるのではないか。その空気が怖い。民主主義先進国のイギリスでさえ、EU離脱では死者まで出たではないか。

お食事会で飼いならされたマスコミも期待できない。特に停波を盾にしたテレビ局への圧力・恫喝が日常的に起こっているという  (dot.ドット 朝日新聞出版 2016/07/05 この「街の声」を削れ! 放送現場を萎縮させる安倍政権の「行きすぎた口出し」)。

そして投票結果が最も怖い。何が怖いというと国民が考えていないことが白日に晒されないかということだ。下記は高知県の記事だが、高知県民だけが考えていないとはとても言えないだろう。

【参院選 土佐から】改憲への「3分の2」 高知で83%意味知らず|高知新聞

という訳で、国民投票も怖いし、その前の国の空気が変わっていくことも怖いのだ。だから皆さんも、改憲反対勢力への投票をお願いします。

注* J-NSCのメンバーは例えばこんな人  (閲覧注意、吐き気がします)。
愛国を考えるブログ 2016/07/09 「石田純一は都知事選に出るならば自分の子どもを死なせてからにせよ」

2016/07/09

18歳選挙権

期待したいけど、期待しすぎちゃいけない。

期待としては、未来を生きる若者だから、未来に向けた選択をするに違いないということがある。私もそれを期待している。そしてTVでインタビューされている若者たちを見ていると、その意識が高いことがわかる。

でもね、20歳だって若者だ。18歳19歳と大きく違うはずがないだろう。20代の投票率は低く、ただでさえ人口が低いのに、これでは老人向けの政策が中心になるのも仕方がないと思える。

syu-nenreisuii
年代別投票率の推移 | 公益財団法人 明るい選挙推進協会 http://www.akaruisenkyo.or.jp/070various/071syugi/693/ より

今は話題になっているし高い投票率が期待できるかもしれないが、2年後はこの20代に吸収されていくのではないか。そして2年後に18歳になる人たちは、今ほど注目されない。

なお、日本政治.com は同じグラフを引用しているが、一方で「世界青年意識調査」から、「若者の政治関心は高まっている」といっている  (2013年07月24日)。関心は高く安保法制デモに参加する人と投票に行かない人の二分化が進んでいるのかもしれない。

彼らの政治的な選択はどうだろう。同じ記事をみると、若い世代で自民党の支持率が高いことがわかる。保育所の待機児童など長年少子化対策が何も進んでいないことや、格差が広がっている実態をみると、決して自民党が若者に向けた政策を進めているとは思えないが、その他の要因が大きいということだろう。投票率33%の53%が自民党支持で、棄権した67%とわせると、実に85%の支持 (消極的支持を含む) を得ていることになる。

私がリベラルな傾向をもつのは、民主主義、基本的人権の重視がいいものだという教育を受けているからという理由が大きい。教育基本法の成立は2006年だ。今年で10年目、当時8歳だった子が、「愛国」を教えられ、今選挙権を得ている。その人たちがどういう投票行動をとるだろうか。

追記: ちょうど関連する記事が出ていた。新有権者を集めてインタビュー。
ダイヤモンド・オンライン 2016/07/09
明日、若者たちは選挙に行くのか?(上)若者たちは一体どのくらい関心があるのか
明日、若者たちは選挙に行くのか?(下)若者が一票を投じたいと思う政策・政党とは「愛国」教育は影響していないみたいですね。

2016/06/04

滲んだ文字 東京ゆき

満島ひかりのカロリーメイトのCMで、中島みゆきの「ファイト」を知った。


これはフルコーラスではないけれど、フルコーラスの歌詞 (うたまっぷ) を見ているとこんな一節があった。
薄情もんが 田舎の町に あと足で砂ばかける って言われてさ
出ていくならお前の 身内も住めんようにしちゃる って言われてさ
うっかり燃やしたことにして やっぱり燃やせんかったこの切符
あんたに送るけん持っとってよ 滲んだ文字 東京ゆき
私が大学に入学した時代はそんなことはなかったし、地方にもよるのだろうけど、昔は田舎から出るってそういうことだったんだろうなと思った。シチュエーションとしては、企業への就職などのように堅い道ではなく、劇団に入るとか専門学校とか夢を追うような場合だろう。結局田舎を捨てきれずに残ってしまったが、夢を捨てざるを得なかったことはずっと後悔している。そして、この切符を送った相手は、今東京に出てきている自分の娘。自分はかなえられなかったけれど、娘にはこの時代に生きている幸せを忘れないでほしい、ということだろうなと思った。

私はそう解釈したのだけど、いろいろな解釈が考えられるんだね。

Yahoo! 知恵袋 「中島みゆきのファイトの歌詞、東京行きの切符の部分はどういうことなのでしょうか?」
将来を誓った彼氏と郷里を離れ東京で生活をしようとしたのでしょう。

それで彼に「あんたに送るけん、持っとってよ」と彼に切符を渡した。
そのうち、きっと東京に行って貴方と暮らすからという積もりで。
Yahoo! 知恵袋 中島みゆきさんの『ファイト!』で、... なぜ滲んでいるのだろう
「うっかり燃やしたことにしてやっぱり燃やせんかったこの切符」という表現から、この人は逡巡しまくった末に「あんたに送る」という決断をしたのかなぁ…と。
こちらも「今東京で待っている人に送る」という解釈なんだな。

私みたいなおじさんは、若い人たちとは想起するイメージが違っても仕方ないか。

歌詞の他の部分を取り上げた記事があった。
Omps! 時代の名曲・中島みゆきの『ファイト』の歌詞に隠された深い意味とは

2016/06/01

リーマン・ショック前の状況に似ているのか

安倍首相が、G7首脳会議で行った「リーマンショック前の状況に似ている」発言の存在自体を否定していて驚いた。

ロイター 2016/05/30 安倍首相が消費増税の2年半延期を表明、自民役員会で異論出ず
また、サミットにおける世界経済議論に関し、安倍首相は「私がリーマンショック前の状況に似ているとの認識を示したとの報道があるが、まったくの誤りである」と発言。「中国など新興国経済をめぐるいくつかの重要な指標で、リーマンショック以来の落ち込みをみせているとの事実を説明した」と述べたという。
元の報道は下記。他のメディアも同じような認識だったと思う。

NHK ニュース 2016/05/26 サミット討議で首相「リーマンショック前と似た状況」
この中で安倍総理大臣は、IMF=国際通貨基金のデータなどを基にまとめた資料を示し、食料や素材など世界の商品価格が2014年以降、およそ55%下落し、2008年のリーマンショックの前後の下落幅と同じになったことや、去年、新興国への資金流入がリーマンショック後に初めてマイナスになったことなどを指摘しました。
そして、安倍総理大臣は「リーマンショック直前に北海道洞爺湖サミットが行われたが、危機の発生を防ぐことができなかった。その轍(てつ)は踏みたくない。世界経済はまさに分岐点にあり、政策的対応を誤ると危機に陥るリスクがあることは認識する必要がある」と述べ、世界経済を回復軌道に戻すため、G7の政策協調を呼びかけました。
朝日新聞 2016/05/28 「リーマン前」に異論 新興国の指標に唐突感
26日午後、世界経済に関する首脳会議で、安倍首相は参考データとして、グラフを交えたA4の紙4枚の資料を配布した。原油など資源価格の推移、新興国の経済指標などを示し、各所に「リーマンショック」という言葉が入り、2008年9月のリーマン・ショック前と、現在がいかに似ているかを強調している。
AS20160528000343_comm
さてこのグラフ  (上記朝日新聞から引用) を見ると確かに商品価格がおよそ55%下落しているところは似ているように見える。

しかし考えないといけないのはリーマン・ショックとの因果関係だ。今の状況が新たなリーマン・ショックを引き起こすのか。財政出動がその新たなリーマン・ショックを防ぎ、洞爺湖サミットの轍を踏まずにすむのか。

まず忘れがちなのは「リーマン・ショック」(= リーマン証券の破綻) は2008年経済危機のシンボルではあっても原因ではないことだ。

原因はサブプライムローンの破綻  (Wikipedia によると「ファニーメイ」、「フレディマック」が国有化されたのは2008年9月だがその前から始まっていた) で、金融工学という魔法でリスクを減らして組み込んだ各種金融商品が総崩れになって、株価も大幅下落という状況から、リーマン証券は破綻したのであった。

商品価格の下落も同じように世界経済危機の結果だろう。すなわち、サブプライムローンの破綻に端を発する世界経済危機が原因で、リーマン証券の破綻と商品価格の下落は、どちらもその結果なのである。これは統計でよく見られる過誤の一つだ。

しかし図をまたよく見て欲しい。商品価格の下落は2008年7月から2009年2月までで、リーマン・ショックは2008年9月。「リーマン・ショック前」の状況とは言えず、因果関係に必要な時間関係さえ満たしていないではないか。これはこじつけにもなっていない。各国首脳が「?」となるのも想像できる。

そして現在起こっている  (起こっていた) 商品価格の下落は、朝日新聞にあるようにシェールガスの供給過剰、その前にシェール革命そのものの結果であろう。同じ原因で経済経済危機が引き起こされるとは考え難い  (資源に頼る新興国には辛い状況だろうが)。むしろシェール革命は歓迎されていたではないか。

さて洞爺湖サミットの轍についてだが、行われたのは2008年7月。リーマンショックの原因は米国のサブプライムローンの破綻だとすると、それを予見するのは難しかったかもしれないし、予見されていたとしてもそれは米国の国内問題として取り上げられなかっただろう。

「リーマンショック前の状況に似ている」発言の否定に戻るが、これがロイターによって世界に発信された訳だ。これを聞いた各国首脳はどう思うだろうか。議長国の顔を立てて首脳宣言を出した訳だが、後悔しているだろうと思う。それがなくとも、消費税延期を言いたいがために世界経済危機の認識が持ち出された訳で、「私たちを便利に使ったわね」という感想になるのではないか。私は安倍氏を首相としてもつ状況が日本人として恥ずかしい。

追記: 毎日新聞 2016/06/01 朝刊にリーマン・ペーパーの舞台裏が書かれている。
首相、増税再延期決定(その1) 「リーマン資料」極秘準備 経産主導、財務・外務反発
 「世界の商品価格はリーマン前後の下落幅と同じ」「新興国の投資伸び率はリーマン後より低い水準」−−。現在の新興国の景気減速と2008年のリーマン・ショックを比較する数値が並ぶ資料は、政府関係者らの間で「リーマン・ペーパー」と呼ばれ、首相がサミットで世界経済の「リスク」を強調し、外的要因による増税先送りを主張する補強材料としての役割を果たした。
「私がリーマンショック前の状況に似ているとの認識を示したとの報道があるが、まったくの誤りである」というのは、「書いてあるのを見せただけだもん」ということかもしれない。「TPP断固反対と言ったことはない」というのは、自民党の選挙ポスターに書いてあっただけだったのと同様に。本当に恥ずかしい。

2016/03/19

ビジョンなき改憲

安倍首相が「改憲」を次の参議院選挙の争点にするという。

「在任中改憲」表明
参院選争点化確実に 同日選も視野
(毎日新聞 2016年3月3日 魚拓)

選挙の争点にせず選挙で勝ってから言い出した「解釈改憲」、「安保法制」のときよりもずっとましだとは言えるが、何を変えるか言わないで「改憲」の是非は選挙では判断がつかないだろう。
「どの条文から改正するかは、憲法審査会の議論が収れんすることを期待している」と語った。
人任せかよ。自分の意志はないのかよ。

いや、自民党案があるのは知っている。基本的人権に対して「天賦人権論をとらない」(Togetter 「天賦人権論をとるのは止めよう、というのが私たち(自民党)の基本的考え方です。」)、国が認める人にだけフルスペックの人権を与えようというものだった。でもそれは今回出さないんだよね。憲法96条「改正」とか、環境権とかプライバシー権とか、国民に受け入れられそうなものから出す、「お試し改憲」なんでしょ。

「お試し」と言ってもクーリングオフ期間があるわけではない。ずっと残るのだ。

そして今出ているのが「緊急事態条項」。

特集ワイド:本当に必要? 「緊急事態条項」 (毎日新聞2016年2月2日 魚拓)
現憲法の制定に尽力した金森徳次郎憲法担当相は46年7月、帝国議会衆院憲法改正案委員会で次のように語った。「緊急勅令及び財政上の緊急処分は行政当局者にとりましては実に調法なものであります。しかしながら(略)国民の意思をある期間有力に無視しうる制度である(略)。だから便利を尊ぶかあるいは民主政治の根本の原則を尊重するか、こういう分かれ目になるのであります」
以前麻生副首相が「ナチに学んだらどうかね」と言った。批判されて引っ込めたように見えるけど、全権委任法をしっかり勉強していたんだ。

この案に関しても国会内で議論が深まっているように見えない。法案が出されないと仮定の議論になって議論しにくいという事情があるのはわかるが、選挙の前に議論を深めておかないと判断のしようがないではないか。最初の記事では、枝野幹事長が記者会見で「どの条文を変えたいかという話を抜きに『変えたい』というのは論理矛盾だ」と批判したとあるが、記者会見ではなくて国会でやれ。

しかし、やはり問題は、何を変えるのかというよりも、ただ「変えたい」とだけいう安倍首相だ。必要なのは、憲法を変えてどういう国にしたいのか、ますそのビジョンを国民に語ることだと思う。「国の維持のために国民は犠牲を厭わず貢献する」でもいいよ (よくないけど)、自分の口で言ってみてもらいたい。

それがなくて「自分の任期中に改憲したい」というのは「おじいちゃんにできなかったことをボクがなしとげた」と言いたいだけに見えるのだ。

2015/10/13

わずか2ヶ月で評価を覆す必要があろうとは

ユネスコの記録遺産に、日本からシベリア抑留者の引き揚げ記録と「東寺百合文書」登録されるという。同時に南京大虐殺も登録された。

世界記憶遺産:「南京大虐殺」登録 「慰安婦」却下 中国申請2件でユネスコ (毎日新聞 2015年10月10日)
記憶遺産:日本から2件 関係者、静かに喜び (毎日新聞 2015年10月11日)

「南京大虐殺」に関しては犠牲者数に関しては異論はあるだろうが、事実としては異論がないところであろう。犠牲者数に関しては中国側が出してきた30万人というのをそのまま受け入れるとユネスコ記憶遺産の権威も損ねることになるので、そこはしっかりと精査してもらいたい。

「事実としては異論がないところであろう」と書いたが、世の中にはそうは思わない人もいるのは知っている。しかし、政府内にそういう人がいて、それを堂々と表明するとは思わなかった。

「南京・慰安婦の存在、我が国は否定」 自民・原田氏 (朝日新聞 2015年10月2日)
原田義昭・元文部科学副大臣は会議後、記者団に「南京大虐殺や慰安婦の存在自体を、我が国はいまや否定しようとしている時にもかかわらず、申請しようとするのは承服できない」と語った。発言は政府見解と相反する内容だ。
こんな人もいるんだなー、やれやれと思っていたが、よく見ると「我が国はいまや否定しようとしている」と「我が国」が主語になっている。そして内閣からはこれを否定する言葉は聞こえてこない。聞こえてくるのは中国とユネスコへの批判だけ。

菅氏:「中国はユネスコを政治利用」 (毎日新聞 2015年10月2日)

そしてさらに

二階氏 ユネスコへの拠出金見直すべき (NHK 2015年10月11日)

これは恥ずかしい。

先日、「戦後70年内閣総理大臣談話」で、私はこの談話を「全体としては良い談話になったのではないでしょうか」と評価した。しかしそれは、今後の安部首相の言動によって決まるとも書いた。
今後は「謝罪」を繰り返すことはしない、と言っているわけです。

ただ私自身は、どこかで「これまでお詫びしてきた/その心は忘れない」という総括を行うべきだは思っていたので、これは適切だと思います。ただそれが、繰り返し、村山談話や河野談話を批判し、無力化しようとしてきた安倍首相では説得力がありません。しかし、肝心なのは、この先この談話が口先だけではないことを証明していくことだと思います。
これまでの反省があるのなら、この記憶遺産登録を真摯に受け止めるコメントを出すべきだろうし 、むしろ、犠牲者数に関しては定説が定まっていないことを明確にするために、日中共同で出してもよかったくらい。結論を出すのは難しいだろうけれど、中国側も提案を無視して単独では出しにくい状況にはなったと思う。

南京大虐殺に関しての一連の政府の対応を見ると、安部談話での「反省」は、自分の本心ではないということが明らかになったということだろう。スピーチライターが苦労して書いた文章を読んだだけ。「今後の安部首相の言動によって決まる」と書いたのは、あまり期待できないと思っていたからだが、それでもわずか2ヶ月も経たず評価を覆す必要があろうとは思ってもいなかった。

2015/09/24

名前から変えたら

共産党の志位さんが、こんな発言をしています。

https://twitter.com/shiikazuo/status/646233661331795968
「国民連合政府」について「共産党アレルギー」をお持ちの方もいるかもしれません。私たちも「アレルギー」をなくすべく努力します。同時に、「アレルギー」を乗り越えて力を合わせることを呼びかけます。
過去を乗り越え、「戦争法廃止、立憲主義回復」という国民的大義で、未来のために団結しよう!
ネットでよく共産主義が嫌いだから共産党は支持しないとか、独裁になるから共産党に入れないという意見があるのだけれど、現実を考えてすぐに共産党が第1党で過半数を占めることはないし、たとえ政権を取ったとしても憲法があるので独裁にも共産主義にもなりません。現段階では護憲姿勢を強く打ち出しており、それは平和主義だけでなく、人権、民主主義、私有財産を重要視しているということです。

今回選挙協力が成立するとしても、民主党が共産党の綱領を受け入れて、政権をとった暁には憲法を改正して共産主義にします、となる訳がありません。

今まで見ていてわかるでしょう、と思うのですが、通じない人には通じない。共産主義を目指している (綱領) と言った段階で、「旧ソ連、中国とは違う」と言っても無駄でしょう。我々は、旧ソ連のように失敗した共産主義か、中国のように共産主義とは言えず独裁だけが残っているところしか見たことがないのですから。

それらと違うということを言いたいなら、違う名前をつけた方がいいと思います。「自由民主共産主義」はどうでしょう。しかしやるんだったら「共産主義」から変えた方が良いと思います。

戦前から続いた党名を変えるのも抵抗があると思うが、これも変えた方がいいと思います。私は「共生党」が良いと思います。「共」の文字を生かせるし。暴力による革命のイメージを払拭し、「戦争をしない国を目指す」というメッセージも出せます。

共産党は、歴史があるだけに、その歴史に縛られていると思います。非常に保守的。通るあてもない選挙区に全て候補者を立てるのも、成果よりも、自分たちが戦っている姿に酔っているように見えます。その中で今回、選挙協力を打ち出してきたのは画期的です。綱領や党名を変えるのは簡単じゃないでしょうが、変わったことを見せるのは最も効果があると思います。

2015/05/24

言葉の軽さ、重さ

一国の首相の資質について考えさせられる。いや宇野宗佑氏のときも森喜朗氏のときも細川護煕氏のときも麻生太郎氏のときも思ったんだけどさ。今回は特に。

神奈川新聞への寄稿(ロング・ヴァージョン)内田樹
安倍首相は年金問題のときに「最後のひとりまで」と見得を切り、TPPについては「絶対反対」で選挙を制し、原発事故処理では「アンダーコントロール」と国際社会に約束しました。「あの約束はどうなったのか?」という問いを誰も首相に向けないのは、彼からはまともな答えが返ってこないことをもうみんな知っているからです。
そして「誰も以前の発言に関して問いただすことはない」ということは覚えてしまった。今後も嘘をつき続けるだろう。

なんと言葉が軽いことか。

そんな彼でも、言葉の重さを感じるところがあるようだ。それは「非を認める」ということだ。自分に限らず、日本国の非も含めて。

ポツダム宣言の歴史知らず「戦後レジームの打破」とは/志位委員長が指摘 (2015年5月22日 しんぶん赤旗)
 「彼にとっては、(ポツダム宣言は)戦勝国が勝手な要求を突きつけたものであって、『破り捨てたい』というのが本心だと思います。それを言うわけにいかず、あのような(=読んでいない)答弁になったのかなと思います」とのべました。
追記: 日本の間違いを自分の口から認めたくないためにとった行動が世界の不信を呼ぶ。

2015 とくほう・特報/安倍首相の「ポツダム宣言読んでない」/党首討論 国内外に衝撃/“世界との関係ご破算”の深刻さ (2015年5月23日 しんぶん赤旗)

このように自分の言葉として口に出したくないものの一つが慰安婦問題における旧日本軍の非だろう。「河野談話を継承する」との一点張り。「5年前の歴史すら修正する従軍慰安婦否定論者」(2012年6月4日 誰かの妄想・はてな版) から引用。
安倍首相 は、辻元氏の質問によって滅多打ちにされ、ひたすら「慰安婦問題 に関する政府の基本的立場は、平成五年八月四日の内閣官房長官 談話のとおりである。」とほとんど、ママに叱られて布団に包まって泣いている子どものように同じ台詞をひたすら繰り返しています。

おそらく安倍内閣 は、”政府が河野談話を踏襲していること”を明言した回数において、歴代内閣中トップでしょう。
旧日本軍の非は誰かが言ってくれているので、このようにそれを引用すれば良い。いや、引用は自分の口でいうことになるのでそれも避けて「踏襲する」と言っている訳だ。

では自分の非に関してはどうか。この前の「日教組」野次にしても、謝罪は拒否して「遺憾である」しか言ってない。

安倍首相が事実誤認認め「遺憾」表明 「日教組」やじ巡る背景説明で (産経ニュース 2015年2月23日)
「正確性を欠く発言があったことについては遺憾で訂正申し上げる」
正しくは、
「日教組は補助金をもらっている」「(日教組の本部がある)日本教育会館から献金をもらっている議員が民主党にいる」などと指摘。しかし、日教組は補助金を受けていないことが発覚した。
「正確性を欠く」というよりひとつもあっていない。それなのに「間違い」、「嘘」という言葉を避けている。

謝罪に関しても同様だ。テレビを見ると「謝罪はしないんですか」と問いただしたのに対し「先ほど申した通り『遺憾』だ」と答えていた。「謝罪」という言葉も口にできないのだと思う。「遺憾」という言葉はよく謝罪会見で使われるが、「残念だ」という意味で「謝罪」の意味はく、謝罪会見で使われているということは「自分はそういう指導はしていないのに部下がやった」という意味だ。自分の非をいうのに「残念だ」もないもんだ。きっと、この叱られている状況が不本意で残念だってことか。

私は以前「62年目の夏、長崎原爆慰霊祭」において、安倍首相が憲法遵守の立場を宣言したことを評価した (「この方針転換が本当ならば」という留保は付けているが)。今考えると、彼にとって憲法自体が解釈でどうにでもなる存在だったんだなと思う。

戦後70年談話だって上っ面の言葉の羅列なんだろうな。

2014/12/14

選挙つまらん

毎回投票しよう!と呼びかけてはいるのだけど、すみません、私自身も教条主義的に言っているだけです。国民の権利だから、そして民主主義を守っていくのは市民の義務だから、言っているに過ぎない。投票しても変わらない無力感を自分でも薄々気づいてはいるが、気がつかないふりをしている。

やっぱり結果が見えている試合はつまらないよね。

小選挙区でどっちが勝つかは大概見えている。選挙区で落としても比例区で上がってくる。

候補者だって同じだろう。公認は最初から大抵決まっている。特に現職なら。選挙期間中は、文化祭の前みたいなもので、何を出すかよりもハイになってわーわー言っているのが楽しい。

昔、中選挙区だった時は自民党の中の候補者選びから頭を使ったことだろう。4人選挙区で二人たてるのか3人立てるのか、じゃあ誰などいろいろ考えることがあった。選挙になれば同じ自民党内で票の取り合いだ。

小選挙区だと派閥争いがなくなるのがメリットとしてあったが、今になってそれ自民党の活力だったと評価されている。いま総裁にストップをかける人はいないようだし。

小選挙区導入のとき、いろいろ議論があった。その中で面白いと思ったのが、マイナス票 (以前「投票率アップを考える(2)」で書きました)。ブラスの一票に加えマイナスの一票ある。しかもマイナス票は他の選挙区にも使える。こうなると、誰を落とすかで盛り上がると思う。

選挙のエンターテインメント性を高めるようなものになるのではないか。投票率も高くなると思う。

2012/08/21

韓国との関係で参考になるリンク

いろいろ見ていると分らないことも多いのですが、感情的にならずロジカルな記述が掬えるものを集めてみました。

外務省:竹島問題
竹島の領有権に関する我が国の一貫した立場
  1. 竹島は、歴史的事実に照らしても、かつ国際法上も明らかに我が国固有の領土です。
  2. 韓国による竹島の占拠は、国際法上何ら根拠がないまま行われている不法占拠であり、韓国がこのような不法占拠に基づいて竹島に対して行ういかなる措置も法的な正当性を有するものではありません。※韓国側からは、我が国が竹島を実効的に支配し、領有権を確立した以前に、韓国が同島を実効的に支配していたことを示す明確な根拠は提示されていません。
韓国外務省にもこういうページがあって、各項目ごとに相互リンクがあればいいのにね。でも「韓国側からは、... 明確な根拠は提示されていません。」ってきっぱり書かれている。

元韓国人だけど竹島を日本領だとする証拠ってさ
外務省にうまくまとめられてんだな
しかもいろんな言語で(ちょっと英語はわかりづらいところもあるけど)

もっとこれ広めようぜ
韓国人が湧いても韓国語もしくは彼らが得意()だとする英語の
サイトのリンクでも貼り付けてやればいい
この中で、「学校で一方的に自国の主張のみ習って、日本側の主張は無いと言われて以降それに関して調べようともしないから、そもそも日本がこういう主張をしているって事自体知らない人が多い」という記述が気になった。一方、韓国の国民もちゃんとした資料を示されれば考えるだろうというような記述がある。これだけ発展して教育も熱心な国なので、一枚岩で話の通じない民族なんて思わない方がいいと思う。

日本側も学校では外務省HPに載っているようなことは習わないので、外務省HPの「竹島は、歴史的事実に照らしても、かつ国際法上も明らかに我が国固有の領土です。」という主張しか知らず、それで満足しちゃっているところがあると思う。

で、そういう人は最初に聞いた論を信じちゃうのだろう。「嫌韓」のブームってありましたね。作者ツイッターやってるんですね。

Togetter 『嫌韓流』シリーズの参考文献と引用の精度
Togetter 『嫌韓流』シリーズの参考文献と引用の精度(その2)
Togetter 李氏朝鮮時代に清へ50万とも60万とも言われる強制連行があったという言説と史料の裏付け
弾薬庫/「美女三千人」貢納言説について

最初のまとめでは、山野 車輪 (@sharinyamano) 氏の、最初は「 (検証を) 出版前にさんざんやってますよ」と言っていながら、後の方では「これ、僕か編集さんのどっちかが確認取っているはずなんですけどね。」とか「まぁ最終的な責任は僕にありますが、確認作業をまかせるところも当然あります。何しろ情報量が膨大なので。」とか「うーん、確認取れてないけど、例え一箇所でも穴があったとしたら、反省だなー。」とかだんだんヘタレになって来て面白い。

「ロジカルな記述が掬えるもの」というのをあつめていたのであった。それはこの中の @jpn1_rok0 氏の発言をたどって行けば良いと思う。

韓国とは少し離れるけど、この人の下記記述も面白かったな。

jpn1_rok0/日本における元寇の評価に対する私見

最後に、以前私が書いたものも挙げておきましょう。リンク切れが多くなっていて使えないものになっているのが残念。

2005/03/19 対馬の日
2005/03/23 竹島問題の解説が…
2005/04/07 事実は事実と
2006/04/23 日韓交渉妥結って…
2006/04/26 韓国大統領、堂々と対処の方針

2011/10/17

魚の釣り方を教えるだけでなく [Blog Action Day - Food]

「魚を与えるのではなく魚の釣り方を教える」というのは最近初めて知りました。いや、意味は分りますが、「食糧を与えるのではなく食糧の生産方法を教える」みたいなえらく直截的な表現で理解していたので。

しかし、「魚の釣り方を教える」でも十分ではないと思う。それはサステナブルではあるけれど、低いレベルで持続可能ということではないだろうか。発展がない。何かというと、より上の生活レベルを目指すための余裕を生まないということだ。

余裕を生むためには「魚の売り方を教える」だろう。自分たちが生きるため以上の生産を促し、余裕となる現金を生むようなモチベーションを持ってもらう。

そこで生まれた余裕はただ消費してしまうものではなく、次のレベルにいくための投資に使ってもらう。具体的にいえば子供への投資 = 教育だ。医療や科学技術の知識を習得するために、親が稼ぎ、子は学びに専念できることが望ましい。

日本はそういうところに力を注ぐべき。それは相手のためだけではない。「情けはひとのためならず」を、日本が生き延びて行くための戦略とするのだ。

もう少し具体的にすると、援助することによって日本の食糧、資源を確保することを戦略に据えるのだ。

今農水省では、食糧自給率が低いことを問題にしている。
Food Action Nippon 日本の食料自給率問題とは 

これ自身を見ると間違ったことは言っていないように見える。

しかし、ここで言っている自給率とはカロリーベースでの計算なのだ。野菜を生産しても自給率は上がらない。牧畜を行うのに輸入した飼料は自給率をマイナスにする方向に働く。

お分かりだろう。自給率を上げるには、お金になる作物を作るのではなく、穀物や芋類など単価は安いがカロリーになるものを作る必要があるのだ。これって農家に自分たちの利益を上げるよりも、国家のいざという時のために食いつなぐ食糧となる作物を作れと言っているようなものだろう。また、国民にも国産の作物を食えと言っているだけでなく、飼料を外国に依存する肉を食うなと言っているようなものだろう。

さて、もとの論旨に戻る。日本がとるべき戦略とは、

貧困国に食糧増産のノウハウを教えインフラを整備するだけでなく、
余剰の生産を行うことで豊かになる道を教え、
余剰生産を日本が優先的に得られる関係、仕組みを作る

ことだと思う。農水省の問題は日本がいきなり孤立してしまうことを前提としている点だ。そのときに食糧だけあって食いつなげても仕方がないと思う。エネルギーはどうするの、工業製品生産に必要な材料部品はどうするの?ということだ。

日本は他の国から孤立しては生きられない。ここで提示した枠組みは、途上国を豊かにする一方で、日本の仲間を増やし、いざという時に孤立しない、いやそれ以前に孤立する状況にならないことを狙うものだ。いわばWIN-WINの関係を築くということだろう。

関連記事
2008年 ホワイトバンドまだつけてる [Blog Action Day] 
2005/07/05 ほっとけない、だけど…

2010/06/30

選挙期間中のブログ更新の自粛はするな

おはようございます。日本チーム頑張りましたね。

選挙期間中、ブログで政治的な発言、特に特定政党や特定候補者の主張にあった発言や、逆に批判する発言を控える人が多いように思う。また、そう公言している人もいる。特に今回は「ネット選挙解禁」が国会に出されていて、結局流れちゃったので、ダメという認識が広がっているように思う。また改正案でもTwitterはやっぱりダメということになっていたので、Twitterにも広がっているような気がする。

以前も書いたけど (「これは歓迎すべきことかも」)、これは困った傾向だと思う。特に控えると発言している人は、他の人の発言まで抑える効果をもつことを認識すべきだ。

ちゃんと「自粛すべきでない」と主張するために、公職選挙法 "第13章 選挙運動"を読んでみた。

まず、大きな枠組みとして、第13章は選挙運動でやっていいことと悪いことを規定していることだ。そしてその選挙運動に関しては、第129条で、
選挙運動は、各選挙につき、
...
公職の候補者の届出のあつた日から当該選挙の期日の前日まででなければ、することができない。

と書かれている。

すなわち、ここで「選挙運動としてできないこと」と規定されていれば、選挙期間外であってもやっちゃいけないことになる。「選挙期間中だから自粛していること」が、通年でやっちゃいけないことかどうかで判断してみれば、自ずと分るだろう。

それから、なぜ立候補している訳でなく選挙事務所で働いている訳でもない一般人が自粛しているのかということも考える必要があるな。これは法律の中に書かれている「何人も」という表現がキーになるだろう。これは一般人も含んでいる。以下では主に「何人も」という表現を使っているところを見て行く。

第138条:戸別訪問禁止「投票を得若しくは得しめ又は得しめない目的をもつて戸別訪問をすることができない」だから、選挙期間中は友だちの家へ行ってもいいけど「投票して」とか「するな」とか発言しちゃダメ。

138条の表現「投票を得若しくは得しめ又は得しめない目的をもつて」だと、特定の候補者や政党に無関係な場合でも、例えば「棄権しないよう」に呼びかけるのもダメになるな。

138条の2では、 「演説会の告知を戸別に行ってはならない」というだけでなく、「特定の候補者の氏名若しくは政党その他の政治団体の名称を言いあるく行為」もダメっていうことになるな。係り受けの範囲は難しいけど、演説の告知に限定しないようだ。

要は、一般人も含めて連呼はダメだってことか。いや待てよ、これじゃあ選挙事務所も連呼しちゃいけないってことになるな。実は連呼に関しては、後の方第140条の2 「連呼行為の禁止」で出てくるので、この「言いあるく行為」というのはそれとは別になるということになる。歩いている最中のつぶやきも含まれそうな表現だ。かといって止まったときはOKというのもなさそうだし。これはこの法律の文言だけでは私は判断できない。

第138条の3 人気投票の公表の禁止:これも「何人も」って書いてあるんだけど、マスコミの結果予想もダメだってことだよな。しかし、Wikipedia 「選挙違反」を見ると、
人気投票の公表
人気投票の方法が必ずしも公平とは言えず、その結果によって有権者が影響されたりすることを防ぐため、禁止されている。新聞社等が行う世論調査は調査員が被調査員に面接して調査をした場合に該当し、人気投票には当たらないとされている。
とある。

第140条 気勢を張る行為の禁止:デモとかパレードとか珍走団禁止ってことだな。日本選手団の応援は ... これは選挙じゃないからいいけど、どさくさに紛れて「たちあがれ日本!」なんて言っていたやつまさかいないよな。

第145条 ポスターの掲示箇所等:「ポスター」は常識的に考えて「投稿者」じゃなくて紙のポスターのことだろう。

第146条 文書図画の頒布又は掲示につき禁止を免れる行為の制限:やっと「文書図画」に来た。なるほどブログやツイッターは「第142条(文書図画の頒布)又は第143条(文書図画の掲示)の禁止を免れる行為」と見なされる可能性があるのか。

書いちゃ行けない範囲は、候補者、政党だけじゃなくて、「候補者を推薦し、支持し若しくは反対する者の名」も入っている。「たちあがれ日本」を支持する「石原慎太郎」とかも含まれるな。って、あ、この投稿もそうか。「自民党」とか「民主党」とかの文言が入っていてもいけないことになってしまう。

だからブログ投稿は「第142条(文書図画の頒布)又は第143条(文書図画の掲示)の禁止を免れる行為」でないことを言わないといけないのか。

で、第142条(文書図画の頒布)を見ると「選挙運動のために使用する文書図画は ... 頒布できない」とある。「文書図画」にWebが入るとしても「選挙運動のために」でなければOKじゃないかな。

政治的な発言や、候補者や政党に対する批判が「選挙運動」ととられる可能性があるという懸念もあるかもしれないけど、最初に書いたようにそれが「選挙運動」なら、常にダメってことになる。

私の結論は、特定の候補者への支持を訴えたりするのでなければ、ブログ更新、ツイッター投稿OKです。自分が誰を支持するとか言って構わない。

何か誤解があればご指摘下さい。

■ おまけ

今回のテーマに関係ないんだけど、「飲食物の提供の禁止」のところで、事務所で出る弁当の数まで細かく規定していて面白かった。

第140条の2に「前項ただし書の規定により」って書いてあって、「書」って何?「下記」のかな漢字変換ミス?って思ったのだけど、悩んだ末「ただし書き」のことと判明。

2010/04/25

いきなり絡んでくるオヤジ

こんにちは。俺も他人のことはいえないけど、これはな。

芦田宏直さんと森山誉恵さんの議論?まとめ

3keys_takae: わかる。ともに頑張ろうね。RT @shimizuakihiro: 壁にぶつかる度に自分のショボさに気づかされるけど、それを直視したら成長できるんだろうな。がんばろ。 (Thu Apr 08 13:56:28 +0000 2010)

HironaoAshida: また気安く「わかる」ねんていいやがって。言う方も言う方、答える方も答える方(苦笑)。RT @3keys_takae: わかる。ともに頑張ろうね。RT @shimizuakihiro: 壁にぶつかる度に自分のショボさに気づかされるけど、それを直視したら成長できるんだろうな。がんばろ (Thu Apr 08 13:57:23 +0000 2010)

なんの目的でいきなり絡む? 「また」なんて書いてあるからこれ以前に確執があったのだろうか。

「芦田先生の大きな愛を感じる」なんてコメントもあるんだけど、私には、若い女性を服従させたいという欲望しか感じられない。

@masuiさんのツイートで知ったのだけど、こういう発言を見てるとね。

芦田宏直氏の女性観・女子教育観
良妻賢母こそ最大のキャリア教育です。
バカな男は会社に迷惑かけるだけだが、バカな女は子供の一生に迷惑をかける。
女性は自分のいやなことをやらせる (ママがやってくれる → 妻にやらせる) 存在なんだよ、この人にとって。

芦田の毎日「生活苦とは何か?」
この入院の間、私と息子の太郎(当時中1の春休み)は、2人くらし。食事も炊事も掃除もすべて自分たちでまかなうしかない。テラハウスからすこし早めに帰り、私が夕食を作る。学生時代以来の自炊だ(フライパン料理なら誰にも負けない)。こういうとき、男同士というのはなんともなさけない。お互い何も話さない。後かたづけをどちらがやるか、あうんの呼吸とまではいかず、なんともいえない緊張感。家庭が“暗い”。
奥さんの入院で、初めて奥さんのありがたさがわかった ... と続くのかと思ったら、
 スーパーマーケットの買い物に行って、(男が)むなしく思うのは、消尽するもの(生きるための食べ物)への消費、消費的な消費に耐えられないからである。こんなものに耐えられるのは、母親としての女性以外にあり得ない。
そして最後は、
 若い男どもよ、ショッピング(と旅行)の好きな女たちには気をつけた方がよい。
だってさ。

新党の政党名

こんにちは。

新党ブームですね。

2010/4/7 平沼新党の党名は「たちあがれ日本」(産經新聞)
2010/4/19 橋下知事、新党「大阪維新の会」旗揚げ (日本経済新聞)
2010/4/20 日本創新党:設立届提出 「第三極」へ見切り発車 乱立、見当たらぬ結集軸 (毎日新聞)
2010/4/24 「ますぞえ新党」は撤回…ドタバタ旗揚げ (日刊スポーツ)

「新」とか「日本」とか、主張が表れない党名多いよな。前からだけど。「日本新党」、「新生党」、「新進党」、「新党日本」とか。英語名にすると良くわかるよ。「日本新党」の英語名は "Japan New Party"。日本の新しい政党、って全然固有名詞になってないよな。「新党日本」は、"New Party Nippon" か。

「新しい」っていうと技術の世界ではよりよいものと相場が決まっているのだけど、政治ではどう「新しい」のか吟味が必要だよな。「維新」とか使う人の理想が明治時代への復古だったり、もっといえば江戸時代の身分制度を懐古しているようにさえ見える。

ところで、毎日新聞に面白い記事があった。「たちあがれ日本」の略称が「日本」になって、「新党日本」とかぶっても、今の法律では避けることができないんだそうな。投票用紙に「日本」と書いてあったら両党に案分するのだそうだ。

質問なるほドリ:政党名の付け方に決まりってあるの?=回答・笈田直樹 (毎日新聞 2010年4月22日 → 魚拓)

原口さんも、勝手にやってくれ、俺達に影響ない、って感じですかね。

そういえば、「ますぞえ新党」の記事の見出しを見た時に、「えー!? もう断念しちゃうの」と思ったのですが、「ますぞえ新党」という名前を断念するという話だったのね。

2010/04/18

バックラッシュ

こんにちは。

もう一つツイッターで誤解が判明した話を書いておこうと思う。

以下のような発言を引用した投稿があった。
前に某男子に「結婚してもずっと働いていたいな」って話したら、 それだけでフェミニスト扱いされた上に「お前みたいなやつがいるから社会の生産性が下がるんだよ!」てゆわれた。
ので、
「フェミニストって女性を大事にする人のはずだったけど、盛大に誤解されてる。
...
「フェミニスト」を「ウーマンリブ」という意味だと勘違いしているのではなかろうか。
と書いた。誤解というか、フェミニズム運動家達がそう使っているのだろうけど、「フェミニスト」という言葉は違和感あるなあ。

これに対して、「それ (フェミニズム) が女性内対立助長する面も」あるという意見をいただいたので、
ラジカルなフェミニストだと、体育のときの男女同室着替えとか強制するらしい。
と書いたのだけど、これの情報源に直接あたったことがなかったので調べた。すると下記記事が見つかった。

荻上式BLOG 2006-08-10 ジェンダーフリー=男女同室着替えさせまくり説についてのまとめ。

なんと、週刊新潮が流したデマらしい。私はそれを信じてた訳ですな。それもツイッターに書いたら以下のような発言をいただいた。

nori76: 俗に言うバックラッシュ。フェミは極端な部分だけ取り上げられがち。RT @ryokan: 調べたら新潮が作ったデマらしい。http://bit.ly/b7qWBu RT @ryokan 体育のときの男女同室着替えとか強制 @May_Roma (Wed Apr 14 21:55:57 +0000 2010)

sarasara1123: ジェンダー平等に反対するバックラッシャーが流した都市伝説です。不審に思って確認した人によると 一部学校で施設不足ゆえ昔から同室の所があっただけ。改めて同室にした所ゼロ。安心してね RT @May_Roma RT @ryokan: ラジカルなフェミニストは 男女同室着替えを要求 (Wed Apr 14 22:42:28 +0000 2010)

これでバックラッシュと言う言葉を知った。
http://ja.wikipedia.org/wiki/バックラッシュ

なお、男女同室着替えに関してもう少し調べたら、政府の男女共同参画局でも言及されていた。

男女共同参画基本計画(第2次)平成17年12月決定の概要と、本文の「第2部 施策の基本的方向と具体的施策 2. 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革」では、
児童生徒の発達段階を踏まえない行き過ぎた性教育、 男女同室着替え、男女同室宿泊、男女混合騎馬戦等の事例は極めて非常識で ある。

と出てくる。具体的な事例は示されていないものの、そういう事例があるということを言っている訳だ。

この文書を作成した人たちもそのデマを信じているだけなのかもしれない。

ところで私は今のフェミニズムが行き過ぎているところまで到達しているとは思わないけれど、なんでもフェミニズムの文脈で語ってしまう上野千鶴子は勘弁して欲しいです。

→ にぶろぐ: 「なんだよ上野千鶴子って」 (2008-04-20)、「美人なだけじゃない」 (2008-04-21)

在日外国人に対する子ども手当支給に関して

こんにちは。

毎日新聞と広瀬香美さんがツイッターを使った時事テーマの勉強会を毎週行っているのですが、先週 (4月7日) のテーマは「子ども手当」でした。この中にこんなやりとりがありました。

kohmi: 今日の毎日JPを読んでいたら、子ども手当と外国人の方の話。。。の記事がありました。が、よくわからなかったのです。コッコちゃん、あの記事の内容、簡単に言えばどういう事ですか? #kokkokokko   @mainichijpedit (Wed Apr 07 13:12:26 +0000 2010)

mainichijpedit: @kohmi 支給要件に「養育者の国内居住」というのがあって、つまり海外に住む日本人が対象外となる一方、国内に1年以上住む外国人は子どもを母国に残してきても支給されてしまうんです。ちょっとおかしいですよね #kokkokokko (Wed Apr 07 13:17:40 +0000 2010)

私は、これに対して、
民主党のもともとの意図なのか? 官僚がわざと仕込んだ穴なんじゃないか。穴を作っておいて、穴のあることを広めて、問題を大きくして、国民に騒いでもらって、民主党に去ってもらうというストーリーなのではないか。
ということを書いた。

これに対して教えてもらったのが、下記リンク。

"子ども手当について一問一答"
Q. 子ども手当は在日外国人の子どもが海外に居住する場合にも支給されるのですか。
A. 児童手当では、過去30年間にわたり、日本人の海外に居住する子どもと同様、在日外国人の子どもが海外に居住する場合にも支給されておりました。
平成22年度の子ども手当においては、その支給要件を踏襲しましたが、その確認の厳格化を図りました。
また、平成23年度以降の子ども手当については、子どもにも日本国内居住要件を課すことを検討します。
すなわち、もとからあった問題点で、民主党が入れた訳でも官僚が入れた訳でもないということです。

でもここで新たな疑問が生じます。「ではなぜ今になって問題視されているんでしょう?」

それに対しても答をいただきました。「児童手当が出来た当時はそれで良かったのですが、見直さず放置運用されてきたため、今になって政争の道具となったのです。」

政争の道具か。私もそのプロパガンダに乗せられていたのですね。反省したいと思います。

2010/04/12

今年の桜

こんにちは。

大阪へ高速使って往復する間FMラジオを良く聞いたけど、桜ソングの特集多かったですね。コブクロのカバーというのもあったな。沿道の桜も見ていましたが、静岡辺りだと3月末でもう葉桜になりかけていたところがありますね。

さて、今年の桜写真。って、今頃なんだよって感じですね。


4月5日、大阪城公園の桜です。



そして昨日、奥さんがサンドイッチを作って、近所の公園へ行きました。小さい公園で静かです。