ラベル 横浜トリエンナーレ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 横浜トリエンナーレ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019/12/29

横浜トリエンナーレ「サポーター・イニシアティブ」提案その後

活動上のルール・注意点1の12項 「活動独自のWEBサイトやブログを制作・公開することはできません。」の部分に抵触する「次の横浜トリエンナーレサポーター活動の枠組み」で、自主活動「サポーター・イニシアティブ」の位置付けと、私自身が2つの「サポーター・イニシアティブ」の届け出を出したことを書いた。その後報告をしていなかったが、一応方向性が決まったので報告する。

「この枠組みの範囲で/逆手にとって改善を目指す。諦めるのはチャレンジしてダメだったらでも遅くない」としていましたが、結論から言えば「チャレンジしてダメだったので諦める」ことにしました。

最初の回答

届け出を出してから約2週間後 (9月23日)、回答が来た。内容は

・アーティスト勉強会
 活動独自のWEBサイトやブログを制作・公開することはできない。
 代わりに公式WEBサイトを提供することはできない。
 会場内にロボット等の設置はできない。
・サポーター互助会
 イニシアティブを実施する際に事前にサポーターに相談するか否かは、活動の主宰者(サポーター)の判断となる。

ということで、拒絶判定なのか、文言を修正すれば通るのかわからない。特に互助会に関しては元から「誰かが援助を求めた場合、何らかの力になれる人が自主的に相談に乗り、解決を目指す」と記載しており、相談を強制するものではないため、その点を明確にすれば問題なく通るはずである。

一旦「ご指摘の事項は満たしていると考えます。誤解を招くようでしたら修正して再提出します。」と返したが、事務局を通じてのやりとりだと伝わらないものもあると考え、直接説明する場をいただくよう申し込んだ。

直接説明

10月20日に説明の機会を得たので、11ページのPowerPoint資料を用意して説明に行った。説明では届け出に書いたことに加え、まず2つの提案に共通する上位目的として「サポーター活動の活性化」をあげ、それぞれ背景となる問題意識から活動内容につながるように説明を構成した。互助会での情報交換に使うツールの例としてSlackのスナップショット、勉強会の想定成果としてヨコトリ2017の時に作ったアーティストごとのまとめも持って行った。

組織委員会から2名の方がいらして、また組織委員会との窓口になっている事務局の方も同席された。

組織委員会の基本的なスタンスとして、イニシアティブの活動に関して組織委員会が責任をもつ必要があると考えているようだ。ネットを使うことで炎上することを怖がっているように見える。

互助会はクローズなコミュニケーションであることを事務局の方に補足していただいたが、組織委員会の方はどちらもTwitterもFacebookも見たことがないようで、どこまで理解いただけたか。

勉強会のWeb公開に関しては、新しくサイトを立ち上げるだけでなく、既存サイトを使って成果物を上げるのもダメだという見解であることが新たにわかった。しかしこれは、説明会での「活動報告は公式ブログに書いてもらいたいということで研究成果を公表してはいけないという意味ではない」という回答と矛盾する。ここで議論になったが、ここで話しても押し問答にしかならないのでとりあえず先に進める。

互助会に話を戻すと、相談やマッチングなどは、組織委員会が自分たちでやろうとしているとのこと。どうするのかというと、彼らの話をつなぎ合わせてみると、
・相談する内容があればまず組織委員会に相談会の届けを出す。
・相談会の日程が決まったら、組織委員会からメールニュースでアナウンスする。
・相談会で相談。
ということのようだ。メールニュースに載せるにはまだ十分検討されていないものに対しては心理的障壁が大きいので、そこをカバーするものだということは再三伝えたのだが、納得されていない感じだった。誤解がないように、「障壁が大きい」というのは、組織委員会が障壁だというのではなく、プロセスが障壁なのだということも伝えた。

「それはイニシアティブではなくてウエダさんの仲間内でやってはどうか」とも言われた。これに対しては「それでは私と親しいわけではない人がどうやって助けを求めるのか」ということを伝えた。

また、イニシアティブという形ではなく組織委員会の活動としてやってはどうかという話も出された。これに関しては「同じことができるのなら組織委員会でやってもらっても構わない、その時は協力する」というように答えた。

全体を通じて大事なことは、相互に助け合うことがコミュニティを強くする、そして強いコミュニティが100日前イベントや緑化フェアなどでのプロモーションでの一体感をもった活動につながる、ということを何回か繰り返し伝えた。

結局説明と質疑応答で2時間くらいかかった。伝えるべきことは全部伝えることができたと思う。

その場で結論が出るわけでなく、組織委員会側が持ち帰って検討するということになった。この場で結論が出なかったWebの扱いに関しても、統一見解を出してくれるよう後で依頼した。

最終回答

11月13日になって回答のスケジュール調整をしたいと連絡があり、11月26日に回答が得られることになった。スケジュール調整の中で、一方的にお話を伺うだけなら面会である必要もないので、事前に内容を知らせていただくようお願いした。「提案を実現の方向で行きたいけれども、メールの文章だけだと意見の食い違いや時間差なども心配なので、直接お話しして進めたい」という回答だったので、期待して行くことにした。「イニシアティブという形ではなく組織委員会の活動として行うので協力を要請する」ということと想像した。

当日1時間半以上かけて出かけて行ったが、「提案は受け入れられない」というゼロ回答で10分ちょっとで終わった。ただし組織委員会からは「ウエダさんの知見を皆に伝えるため、互助会を実際の会合形式で行うイニシアティブにしてはどうか」という逆に提案さがあった。持ち帰って検討してほしいということだったが、その場で断った。繰り返し「私がサポートするのではなく誰もがお互いにサポートすること」、「いつでも気軽な相談ができることを目指していること」という主旨を伝えたつもりだったが、何も伝わっていなくて徒労感が大きい。

まあでもやるだけのことはやった。「諦めるのはチャレンジしてダメだったらでも遅くない」という当初の計画通りだ。

Webサイトを新規立ち上げるだけでなく、既存サイトに公開することも許されないということは、サポーターサイトにあるルール (PDF) や FAQ で明確化しアナウンスしてほしいということは伝えた。そうでないと誤解を与える。成果の公開を制限するということは、著作権 (著作者人格権ではなく財産権としての著作権) を制約することになるので、その点も明確にする必要がある、そうでないトラブルの原因になるということも伝えた。

また、互助会に関しては、どのルールに抵触しているのか公式な回答を依頼した。

さて本日12月29日の状況だが、
・Web既存サイトへのアップロード禁止に関してはまだアナウンスは出ておらず、公式サイトのルール、FAQもそのまま
・どのルールに抵触しているのか公式な回答はまだ
となっている。もう仕事納めなので今年中の回答はないだろう。

横浜トリエンナーレのサポーター活動には「ガイドサポーター」がある。2014年、2017年とこちらの活動もしてきたが、次回はもういいかなという気になっていた。リンク先を見ると募集人員が集まり、締め切られたようで、おめでたいことです。組織委員会としてはガイドサポーターさえ集まれば成功なんだろうなと思うと、これまで頑張ってきたのはなんだったんだろうとむなしい限りです。

追記 2020/1/14 

2020/1/9 付けのサポーター向けニュースメールでは他のサポーター・イニシアティブが成果を公開するというアナウンスがあった。Googleドライブでの公開で、これもWeb既存サイトへのアップロードには変わらない。とすれば私の提案も受け入れられる余地があるわけで、先の回答の依頼に、どういう条件で認められるのかという質問を追加した。引き続き回答を待ちたい。

追記 2020/2/2

1月24日、上記質問に回答が来た。
  • 互助会が認められないというのはどのルールに抵触しているのか。
    → サポーター・イニシアティブの活動はオンライン上ではなく、参加メンバーと場を設け、集まっていただき活動して頂くことが必要となります
  • Web既存サイトへのアップロード禁止に関してアナウンス
    → 近日中に実施します (1/24 時点ですでに変更済み)
  • Web公開はどういう条件で認められるのか
    → サポーターブログやメールニュースでお知らせできます。ダウンロード専用Googleドライブでの公開は一般公開でない。
ということで、
  • 互助会 → オフラインの活動があればOK (事前にオンラインで相談の概要を確認し、オフラインで実際の相談に関して議論する)
  • 勉強会 → 成果物 (Word文書など) をGoogleドライブにおき、サポーターブログやメールニュースでお知らせすればOK
ということになるので、この理解があっているか確認を求めており、その結果により再提出を検討したい。なお、元の質問が「サポーター・イニシアティブの活動はオンライン上ではなく、参加メンバーと場を設け、集まっていただき活動して頂くことが必要となります」がどのルールに抵触しているかだったので、再度問い合わせを行った。

追記 2020/2/10

2月10日、再度の問い合わせに回答が来た。

  • オンライン上での活動が認められない根拠
    → 活動上のルール・注意点1の12項 「活動独自のWEBサイトやブログを制作・公開することはできません。」の部分に抵触する。
    # 何の意味かわからないと思いますが、Slackでの書き込みが、「独自のWEBサイト」で、「公開」にあたると考えられているようです。10月20日の直接説明で「クローズなコミュニケーションである」ということは説明したのですが。
  • オンライン上で自主活動を行う上で連絡、質問、相談のために、メンバー内で、オンライン上で連絡を取り合うことも禁止されているか
    → 組織委員会としては禁止していない
2月9日にサポーターの集まりがあったので、これまでの経緯を報告してきた。今後の方針として以下のことを検討中で、皆さんのご意見をいただきたいということを表明した。
  • 互助会 → 相談会を定期的に開く組織委員会提案をベースに再提出
  • 勉強会 → 勉強会成果をWordで作成、PDF化し、Googleドライブでの公開


2019/09/14

次の横浜トリエンナーレサポーター活動の枠組み

横浜トリエンナーレサポーターの自主的な活動「サポーター・イニシアティブ」の受付が始まった (→ 横浜トリエンナーレサポーターサイト)。

これまでの自主活動を振り返る。

フリーペーパー第一号
横浜トリエンナーレサポーターは以前からあったが、今のような自主活動と呼ばれるようなものが本格的に始まったのはヨコトリ2014から*。2013年度初めに運営側から4つの活動が示され (その後一つ追加)、各人が希望する活動のチームを選んで活動する形式だった。私は、フリーペーパーを作成するフリペチームを選んだ。

* 「2005年の横トリは自主活動だらけだった」というご指摘を受けました。申し訳ありません。私がサポーターに加わったのは2011年で、それより以前のことは古参のサポーターから話は聞いていたものの、文章中では端折ってしまいました。「今のような自主活動と呼ばれるようなもの」と書き替えました。

3年に一度の開催のはざま期間は、ヨコトリ2014が指導する2013年までは何も活動はない期間で、毎回リスタートしていたが、継続的な活動になるように2015年度はサポーター提案の自主活動が行われた。これは3名以上のメンバーがいるこという条件だけで、運営側では選別などを行わなかった。この活動を通じて、ヨコトリ2017本展時の活動を自主的に行えるようにするインキュベーションの狙いもあったと理解している。

フリーペーパー第2期第一号
ヨコトリ2017の活動は2016年度から始まった。運営側で「交」、「観」、「繋」、「支」の4つのキーワードをもとに自主活動の募集を行い、結果7つのグループができた。多くは2015年度の活動の延長や合体であり、その意味では狙い通りだったといえる。ただしフリーペーパーに関しては、2015年度は自主的な活動にはなかったが、必要とされるものという認識で有志が集まった。私もその中に加わった。

ヨコトリ2017が終わって、2018年度は継続的な活動を立ち上げる動きはなく、イベント的な活動を届けを出して行う形だった。サポーターとしては、継続的な活動がなくなることに懸念をもちつつも、Facebookなどの横の繋がりは維持していたという状態。

2019年4月になって、2019年度の活動説明会が行われた。懸念はあたっていて、本来なら2020年本展の助走期間である今年度なのに、昨年の活動の延長程度の位置づけということが分かった。自主活動は「サポーター・イニシアティブ」という名前になり、届け出が必要、予算は全くなし、組織委員会は全く関与しない。フリーペーパーは印刷代紙代も必要だし、組織委員会から毎回レビューを経て発行していたので、発行ができないことは確定だ。フリーペーパーはヨコトリの活性化に寄与している自負があったので、残念で仕方がない。

また、それまでは自主活動リーダーと組織委員会で構成される「運営会」と、リーダーを中心とした「れんらく会」が行われていたが、それらがなくなる。自主活動側から運営側に提言する機会はなくなり、自主活動同士のコミュニケーションの場もなくなるということだ。

当然やる気満々だった人たちからは活発な質問が出て、休憩時間にも以前から組織委員会にいる方をつかまえて議論していた。彼女からは、「届け出も審査するためではなく、活動を制限する意図はない。自主活動を自由に始めてもらうことが目的」という言質を得たので、次にもう少し具体的な届出方法などを明らかになる6月まで待つことにした。

結局6月は説明会は行われず、7月28日になってようやく説明会が行われた。前回の質疑応答が反映された形になっているかというとそうはなっておらず、「自主活動を自由に始めてもらう」主旨は表には表れていないまま、事務的な進め方の説明に終始していた。自主的なWebの立ち上げ禁止など、むしろ後退しているように見える。

質問は主に新たに出席した人から出され、4月に出席していた人たちはむしろ諦めモードに入っているように思えた。質問の中で「Webの立ち上げ禁止とあるが研究成果を発表してはいけないということか」という質問があって、それに対しては組織委員会から「活動報告は公式ブログに書いてもらいたいということで研究成果を公表してはいけないという意味ではない」という答えが得られたのは収穫かと思う (ただし横浜トリエンナーレサポーターサイト のFAQ では、個人の感想をブログやSNSにあげることしか許していないように見える)。

さてこれの枠組みに対しては、サポーターの姿勢としては2つの方向性があるように思う。一つはあきらめる、見捨てる、東京オリンピックや横浜トリエンナーレ以外のサポーター活動にシフトする。もう一つは、この枠組みの範囲で/逆手にとって改善を目指す。

私は後者の立場でチャレンジしようと思います。諦めるのはチャレンジしてダメだったらでも遅くないし、チャレンジしたものが横浜トリエンナーレで認定されなくても、自分の活動として残るような形で提案する。

以下の2つの届け出を出しました。

1. サポーター互助会

各サポーターイニシアティブ、各個人のサポーター活動において生じる疑問/課題を、お互い知識/知恵/技術/経験を持ち寄って解決する場を作る。通常はオンラインで活動する。
・活動相互支援: 誰かが援助を求めた場合、何らかの力になれる人が自主的に相談に乗り、解決を目指す。
・マッチング: 「イラストが描ける人いませんか」など、技術を求めている人と提供できる人のマッチングを行う。仲人役を設けるのではなく、各自が自分が提供できる技術を互助会内に公開し、公開情報から求めている人を探す形をとる。
・この指とまれ: 新しいサポーターイニシアティブを立ち上げる際に、同士を募る。同じ目的や似た内容のイニシアティブがある場合、協業したり、合併して、活動の強化を目指す。
・情報交換: 「ヨコトリ2020出展アーティストのAさんの個展がBギャラリーで行われている」、「著作権に関する解説記事がありました」など、サポーター活動に役に立つかもしれない情報を交換する。

2. アーティスト勉強会

ヨコトリ2020アーティスト、出展作品の内容、それに対する評論などを調べ、リンク情報を整理し、ガイドの情報源として提供するとともに、公開する。
・調べる内容
 アーティスト本人のサイト、所属するギャラリーのサイトへのリンク
 Wikipediaへのリンク: 略歴など
 最近の展覧会情報、出展作品の情報へのリンク
 インタビュー記事などアーティストをとりあげた記事へのリンク
 評論へのリンク
・公開先 (*はオプショナル)
 サポーターブログ: 下記活動の更新情報を掲載する
 Webサイト: アーティスト別ページに加え、アーティスト索引、サイト内検索をもたせる
 ヨコトリガイドロボット*: お客様からのアーティスト情報の質問に答える音声対話ロボットを会場内に設置する
 ヨコトリ検定ロボット*: 上記ロボットを用いて、ヨコトリに関する音声対話クイズを出し、お客様に楽しんでもらう

自前のWebサイトなど、チャレンジングな内容も含ませていて、この対応で7月の説明会の質疑応答の本意が分かるはず。

9月7日土曜日に届出を出したところ、9月12日木曜日受け取った旨の連絡があり、事務局で確認中、問い合わせがあるとのことでした。9月13日にまた連絡が来て、次週になるとのことです。ただ動いていないのか、逆にしっかり審査しているのか ...

2017/11/04

アートとAI

11月3日に行われた、ヨコハマトリエンナーレ 「ヨコハマラウンド」ラウンド8<より美しい星座を描くために: アートの可能性とは?> の中で、スプツニ子! 氏から、
世の中は記号であふれている。皆が全てのものに対してカテゴリーに当てはめて理解している。そのほうが理解が簡単だから。しかしアートはそのカテゴリーをはみ出す。そのはみ出し方は無限にあり、世の中の問題の解決策も無限にあるのではないか。
という趣旨の発言があった。この、「アートは今までの常識を覆してくれる。新しい発想を提示してくれる」というのは、これまでも繰り返し言われてきたことであろう。

また、AIが作るアート (イアン・チェンの作品、ゴッホ風の絵を描くAI) の話になり、
AIは評価関数で動く。これはAIに評価関数を与えると、それが高くなる方向へ動くということ。一方、アーティストは評価されるために作るのではない。AIがアートを制作するようになっても人間はアートを作るのをやめないであろう。
という話もでた。

確かにAIで作るアートが「ゴッホ風の絵」とか、既存の価値観での作品だったら、「新しい発想を提示してくれる」というのは期待できないであろう。それは音楽の領域でも同様で、小室哲哉氏は、
AIがどういう曲を作るかは、大体見えます。例えば「マニアックなジャズを」という絞り込み型の作曲はどんどんできる。オーダーを受けて作曲するなら、人よりはるかに優れた曲を作るでしょう。
...
「なんか聴いたことある」というなじみがない曲も、ブレークするのは難しい。
と語っている (AERA dot. 2017/8/31 AI作曲は「絞り込み型なら人間以上」 TM NETWORK小室哲哉)。

ここで考えたのは、アーティストが一般人にできない発想を提示することに存在意義があるなら、AIもそのようなことができるだろう、ということ。そう考えたのは、Google  DeepMind の AlphaGo が、人間の棋士では考えもつかない手を打つということから (これは小室氏も指摘している)。

ただし、AlphaGo は「勝つ」という単一の評価関数を持っている。アートに対して適切な評価関数は何だろう。そういう評価関数がなければ AlphaGo だってランダムな手を打つしかない。

そのランダムな中から、意味のある、しかも「新しい発想を提示してくれる」ものを選ぶ必要がある。それができるのはアーティストだろう。そういう評価関数を与えると言っても良い。

今回の議論の中で「美とは何か」という問いもあった。現代アートでは「美」は求めていないのかもしれないが、これまで印象派やゴッホが新しい「美」を提示したように、今後も新しい「価値」を見いだすのはアーティストだと思われる。

こういうことを考えて、「AlphaGoは単一の『勝つ』という評価関数で動くが、アートの場合は『新しい発想』ということが求められ、単一の評価関数はない。しかし、アーティストが評価関数を作ることでAIにアートを作らせる可能性があるのではないか」という質問をした。はしょりすぎですね。でもスプツニ子! 氏から「Googleの碁の棋譜を見ると人間では考えつかない展開があるそうだ。そのような可能性があるかもしれない」という回答をいただいたので、収穫があったと思います。

2017/05/01

ヨコトリ2017の予習として ...

... 出展アーティストの作品が今展示されている展覧会を見に行った。

表参道の岡本太郎記念館で 「TARO賞20年 20人の鬼子たち」という展覧会が行われている。キュンチョメさんのサイトで、風間サチコが出ている! ということを知って行ってみた。行って初めて気がついたのだけど、宇治野宗輝も出てた。

いずれも1点だけなので、それほどよく知ることができるわけではない。風間サチコは2013年(から32014年初め) に森美術館で行われた「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために」と、2014年に横浜美術館で行われた「魅惑のニッポン木版画」で見ていたが、宇治野宗輝は初めてだったので収穫と言える。

20人のアーティストの中では、キュンチョメ «空で消していく» が一番よかったな。被写体になっている人が、自分が見たくないものを語り、それが見えないように鏡で隠し空を反射させながら、鏡を移動しパノラマ写真を撮る。例えば。アトピー皮膚炎に悩まされている人は、その体を小さな鏡で隠していく。

キュンチョメさんは横浜トリエンナーレ出展作家じゃないけれど、ヨコトリ2014の初日には花輪の格好をして来てた (サイトのトップページの画像)。今年も来てくれるかな?

そのあと、畠山直哉が出ている椿会展2017を見に銀座の資生堂ギャラリーまで行ったのだけど、月曜は休館だった (T . T)。サイトの紹介では、
これまで毎回異なった連作を発表し、さまざまなパーソナリティを見せてきました。今回は60~70年代に建設されたイギリスのニュータウン、テムズミードを撮影したシリーズに、当時の不動産広告のテキストを組み合わせた作品と、今年1月に撮影した赤瀬川原平のアトリエの写真を展示する予定です。
とあって、ちょっと気になる。今月中に行けるかな。

その後せっかく来たので銀座のアートスペースをいくつか回った。

今日は本当は草間彌生展を見ることが主目的だったのだ。今日5月1日は出勤日なのだけど、休日には混雑しているので、休みを取って行った。開館時刻の10:00からちょっと過ぎで入ったのだけど、十分込んでたな。特に昼食をとった後、乃木坂駅に行くのに横を通ったらチケットを買う列が結構長くなってた。それ以上に草間彌生展物販の並び (これは会場外にはみ出している) が伸びてた。

今日行った美術展、アートスペース。




2016/03/21

横浜おもてなしマップ英語版

こんにちは。ヨシュア・U です。経歴はこちら

横浜トリエンナーレ端境期の2015年度、サポーター活動は「ゼミ」を中心に行われていました。ゼミに関しては、サポーターサイトのお知らせ  "新プログラム「ゼミ」を始めます!" から引用します。
2015年度の新しい活動として「ゼミ」が開始します!「ゼミ」と言っても、担当の先生がいたり、コース別の授業に参加するというわけではありません!テーマを考え、「ゼミ」を主催するのは自分自身です!!
「ちょっと気になる事」や「前からやってみたいと思っていた事」など、テーマを自分で決めて、仲間を集め、定期的にグループワークを行います。例えば、「ヨコトリの歴史をまとめたい!」とか「英語で横浜を案内できるようになりたい!」というような、自分がやってみたいテーマを発表して仲間を集めます。そしてゼミのメンバーで資料をまとめたり、勉強会をしたりして知識を深め、最後には他のゼミに参加しているみんなの前で活動内容のまとめを発表します。
1期と2期で「英語で情報発信する」をテーマにしたゼミで活動していました。1期は「外国語で情報発信」 (1期テーマ一覧)、2期は「Welcome to Yokohama」 (2期テーマ一覧) という名前です  (2期は別に「Web活」もやっていました)。

「英語で情報発信する」というときに、ではまず何を英語で発信するかということになりました。2015年4月の時点では、ヨコハマトリエンナーレ2014は終わっちゃっているし、2017はまだ何も決まっていない。そこで選んだのが2014年におもてなしプロジェクトで作った「おもてなしマップ」です (サポーターサイトのお知らせ  "【おもてなしプロジェクト】「おもてなしマップ」総集編が完成!")。媒体は、お金がかからないのと国外の人にもアクセスできるという理由からWebを採用しました。具体的にはGoogle マイマップと  Google サイトを使いました。

できたのがこちら。
Hama-Treats! Omotenashi Map

omotenashimap

英訳は全部できているのですが、掲載の許諾をもらうのが後回しになっていて、公開用から外しているのものが多いです。順次許諾が取れたところから増やしていきます。

間違いのご指摘やご意見をいただければ幸いです。ゼミのメンバーからは、もとのおもてなしマップは紙媒体なので紹介できるスポットも限定されたけれど、Webなので追加もできるよねという声も上がっています。

昨年9月に行われた発表の様子はサポーター活動ブログ "【ゼミⅠ期】プレゼンテーション「活動報告を発表しよう!」〜報告"に出ています。また、発表内容の一覧とそれらに対するご意見もブログの  "【ゼミ】9月プレゼンテーション:Ⅰ期に活動したゼミの成果発表!" に出ています。

また、このときのプレゼンではPreziを使いました。その内容はこちら → 2015-09-27-ゼミ第1期外国語チームプレゼン。Preziは2011年頃に使ったときには日本語にあまり対応していなくて綺麗なプレゼンが作れなかったのですが、随分改善されていました。

参加メンバーはサイドバーのMembersというところに記載してあります。あれ?ヨシュア・Uがないぞ  (しつこい)。

2014/12/31

2014年に行った展覧会とアートイベント

今年行った美術展と付随するトークイベント、シンポジウムをまとめました。ヨコハマトリエンナーレがあったので、いつもよりも多いですね。[2013年2012年2011年、2010年どうした?、2009年]
  • 2014/01/07 アージェント・トーク022「具体:すばらしい遊び場所」展から考える日本美術のグローバルな位置 @ 森美術館
    → ブログ: アージェント・トーク022
  • 2014/01/11
  • 2014/01/18
    • トーク「特別でない、日常の道具をデザインする」@ 21_21 DESIGN SIGHT
    • コレクション展「私の一枚」@ フジフイルム スクエア
    • 内藤廣展 アタマの現場 @ ギャラリー・間
  • 2014/01/25
    • 「D-8が語るデザインとミュージアム」Vol.3テーマ「"デザインを語る場"の実現に向けて」@ 21_21 DESIGN SIGHT
    • ハギハラトシサト展 @ art lab tokyo
  • 2014/02/05 トリエンナーレ学校2013 vol.9 ヨコハマトリエンナーレ2014参加作家が語る!
  • 2014/02/14 メディア芸術祭 @ 国立新美術館
  • 2014/02/16 ヨコハマトリエンナーレ2014プレイベント 国際展で考える「東アジア地域における文化交流の仕組みづくり」@ ヨコハマ創造都市センター
  • 2014/02/21 「デジタル・ショック」オープニング・パーティー@ アンスティチュ・フランセ東京
  • 2014/02/25
    • 今井俊介展 @ 資生堂ギャラリー
    • 光るグラフィック展 @ クリエイションギャラリー G8
    • 佐藤雅彦 + 齋藤達也 「指を置く」 @ ギンザ・グラフィック・ギャラリー ggg
    • ボヌフォア展 @ Maison Hermes Le Forum
    • 「デジタル・ショック」Last Room 上映とアプリケーション『デプリ』の構想についての対談 @ アンスティチュ・フランセ東京
  • 2014/03/01
  • 2014/03/23 シンポジウム「ウォーホルと日本」 @ アカデミーヒルズ
  • 2014/03/26 トリエンナーレ学校2013 vol.10 森村泰昌×サポーター
  • 2014/03/29 魅惑のニッポン木版画 @ 横浜美術館
  • 2014/04/01 ミナミタエコ 個展「此処ではない何処か」@ マルプギャラリー
  • 2014/04/04 コメ展 @ 21_21 DESIGN SIGHT
  • 2014/05/19 荒川修作+M・ギンズ記念シンポジウム @ 早稲田大学
  • 2014/05/20 「こども展」ブロガー特別内覧会 @ 森アーツセンターギャラリー
    → ブログ: こども展
  • 2014/05/21 トリエンナーレ学校 トヨダヒトシ氏の作品上映及び対談 @ ヨコハマ創造都市センター
    → ヨコトリーツ![Yoko-Treats!]第5号 トヨダヒトシ氏インタビュー
  • 2014/05/27 映画をめぐる美術 ――マルセル・ブロータースから始める @ 東京国立近代美術館 → ブログ: 映画をめぐる美術
  • 2014/06/06 「イメージの力」展 @ 国立新美術館
  • 2014/06/07 伊豆高原ステンドグラス美術館
  • 2014/06/10 アージェント・トーク023 国際的同時性:60年代日本を世界美術史に着地させるために @ 森美術館
  • 2014/06/14 ゴー・ビトゥイーンズ展 トークシリーズ第1回「子どもと社会」
  • 2014/06/27 版画コレクションのあゆみI @ Fuji Xerox Art Space
  • 2014/07/04 プロジェクション・マッピング @ ドックヤードガーデン
  • 2014/07/05 イメージメーカー展オープニングトーク@ 21_21 DESIGN SIGHT
  • 2014/07/21 魔法の美術館~光と影のワンダーランド @ 長崎県美術館
  • 2014/07/30
    • アートアクアリウム @ コレド室町
    • バルテュス写真展 @ 三菱一号館美術館
    • たよりない現実、この世界の在りか @ 資生堂ギャラリー
  • 2014/08/01 ヨコハマトリエンナーレ2014開幕
    • アーティスト・トーク ヴィム・デルボア @ 横浜美術館レクチャーホール
    • アーティスト・トーク - サイモン・スターリング @ 横浜美術館レクチャーホール
    • アーティスト・トーク - カルメロ・ベルメホ @ 横浜美術館レクチャーホール
  • 2014/08/02 ヨコハマトリエンナーレ2014
    • アーティスト・トーク - イライアス・ハンセン @ 新港ピア
    • アーティスト・トーク - メルヴィン・モティ @ 新港ピア
    • アーティスト・トーク - やなぎみわ×沈昭良 @ 新港ピア
    • やなぎみわ移動舞台車トランスフォーム
  • 2014/08/03 ヨコハマトリエンナーレ2014 アーティスト・トーク - マイケル・ランディ@ 横浜美術館レクチャーホール
  • 2014/08/06 イメージメーカー展トーク「ビジュアルインパクト〜広告を超えて表現すること〜」@ 21_21 DESIGN SIGHT
  • 2014/08/09 ヨコハマトリエンナーレ2014 トヨダヒトシ《NAZUNA》@ 横浜美術館レクチャーホール
  • 2014/08/10 ヨコハマトリエンナーレ2014 アーティスト・トーク - 上田暇奈代×森村泰昌 @ 横浜美術館 円形フォーラム
    ヨコトリーツ![Yoko-Treats!] 第9号 「詩の仕事は詩を書くだけではない」
  • 2014/08/12 アージェント・トーク024:追悼 スチュアート・ホール:カルチュラル・スタディーズの創始者の遺産から、今、東京で考える @ 森美術館
  • 2014/08/15 ゴー・ビトゥイーンズ展 トークシリーズ第3回「子どもとアート」@ 森美術館
  • 2014/08/16 ヨコハマトリエンナーレ2014 サポーターズサロン「和田昌宏を解剖する vol.1」@ 横浜美術館
  • 2014/08/20 ヨコハマトリエンナーレ2014 サポーターズサロン「アート×横浜市 vol.1 」@ 富士通エフサス
  • 2014/08/24 ヨコトリノーツ - もう一つのヨコハマトリエンナーレ @ 高島屋 横浜店
  • 2014/08/27 ヨコハマトリエンナーレ2014 マイケル・ラコウィッツ トーク&上映会 BUKATSUDO
  • 2014/08/29 ヨコハマトリエンナーレ2014 サポーターズサロン「しばいたろか現代アート vol.1 」日ノ出スタジオ
    ヨコトリーツ![Yoko-Treats!] 第8号 「とっつきにくい現代アートもおいしく料理」
  • 2014/08/30 ヨコハマトリエンナーレ2014 サポーターズサロン「和田昌宏を解剖する vol.2」@ 横浜美術館
  • 2014/09/06 ヨコハマトリエンナーレ2014 映像プログラム オープニング上映:フランソワ・トリュフォー《華氏451》+大林宣彦氏講演会 @ 横浜美術館レクチャーホール
  • 2014/09/07
    • ヨコハマトリエンナーレ2014 アーティスト・トーク - エリック・ボードレール @ 横浜美術館レクチャーホール
    • 黄金町バザール 岡田裕子トーク @ 高架下スタジオSite-D
  • 2014/09/12 ヨコハマトリエンナーレ2014 サポーターズサロン「しばいたろか現代アート vol.2 」@ 高架下スタジオSite-D
  • 2014/09/13
    • イメージメーカー展トーク「ビジュアルインパクト〜広告を超えて表現すること〜」@ 21_21 DESIGN SIGHT
    • 松井智惠 映像作品上映会& 松井智惠展「一枚さん」& 対談 @ NADiff Gallery
  • 2014/09/14 ヨコハマトリエンナーレ2014 国際シンポジウム 国際展で考える:現代アートと世界/地域との関係 @ 横浜美術館レクチャーホール
  • 2014/09/17 ヨコハマトリエンナーレ2014 サポーターズサロン「アート×横浜市vol.2 〜アーバンデザインはいかに創造性を育むか〜 」@ 富士通エフサス
  • 2014/09/20
    • ヨコハマトリエンナーレ2014 TAKIDASHI カフェ @ 横浜美術館前
    • ヨコハマトリエンナーレ2014 釜ヶ崎芸術大学 in ヨコトリ 講座①「芸術と生きる」@ 横浜美術館 円形フォーラム
  • 2014/09/21 ヨコハマトリエンナーレ2014 TAKIDASHI カフェ @ 横浜美術館前
  • 2014/09/27
    • BankART Life IV @ BankART Studio NYK
    • ヨコハマトリエンナーレ2014 トヨダヒトシ《11211》@ 象の鼻テラス
  • 2014/09/28 bction @ ニュー麹町ビル
  • 2014/10/03 BankART Life IV 谷本真理さんパーティー @ BankART Studio NYK
  • 2014/10/05 ヨコハマトリエンナーレ2014 Temporary Foundation「横浜トライアル」Case-3「Still Moving : 漂流」@ 横浜美術館
  • 2014/10/08 ヨコハマトリエンナーレ2014 釜ヶ崎芸術大学 in ヨコトリ 講座③「まっかなおつきさんを見る会」@ 横浜美術館
  • 2014/10/10 ヨコハマトリエンナーレ2014 サポーターズサロン「しばいたろか現代アート vol.4 」
  • 2014/10/11 ヨコハマトリエンナーレ2014 アーティスト・トーク - 都築響一×森村泰昌 @ 新港ピア
  • 2014/10/12 トヨダヒトシ: 映像日記/忘却の海にて @ 横浜市内某所
  • 2014/10/17 アージェント・トーク025:ヤン・ヘギュー叙事的な離散をまとめていくこと @ 森美術館
  • 2014/10/18
    • Find ASIA @ ヨコハマ創造都市センター
    • ヨコハマトリエンナーレ2014 サポーターズサロン「忘却の海」を航海する船のつくりかた @ 新港ピア
  • 2014/10/22 ヨコハマトリエンナーレ2014 サポーターズサロン「アート×横浜市 vol.3 創発されるものづくり~協働の現場から」@ 富士通エフサス
  • 2014/10/24 ヨコハマトリエンナーレ2014 サポーターズサロン「しばいたろか現代アート vol.5 」@ 高架下スタジオSite-D
  • 2014/10/29 ヨコハマトリエンナーレ2014 サポーター交流会 (森村泰昌ADによる作品解説)
    ヨコトリーツ![Yoko-Treats!]第10号 森村泰昌ADインタビュー
  • 2014/10/31 ヨコハマトリエンナーレ2014 高山明/Port B 「横浜コミューン」@ hitehi works
  • 2014/11/03 ヨコハマトリエンナーレ2014閉幕
    • やなぎみわ移動舞台車トランスフォーム @ 新港ピア
    • Moe Nai Ko To Ba を燃やす @ 横浜美術館前
  • 2014/11/04
    • G展 @ 東京ミッドタウン
    • アージェント・トーク026 ベルリンー社会と生活にアートが根ざす街 by かないみき @ 森美術館
  • 2014/11/16
    • リー・ミンウェイとその関係展:砂のゲルニカ 観客が砂の上を歩くイベント @ 森美術館
    • 活動のデザイン展 @ 21_21 DESIGN SIGHT
    • 蜷川実花の写真展 @ フジフイルム スクエア
    • リー・ミンウェイとその関係展:砂のゲルニカ パフォーマンス @ 森美術館
  • 2014/11/23 音楽と美術のあいだ オープニング・トーク2 @ NTT-ICC
  • 2014/11/28 MAMプロジェクト022 キュレータートーク「ヤコブ・キルケゴールの作品を通して見るサウンド・アートの可能性」@ 森美術館
  • 2014/11/29
  • 2014/11/30 いろは展トークイベント 「第一回 記憶のめくり方」@ デザイン・ハブ
  • 2014/12/06 トーキョー・エクスペリメンタル・フェスティバル Vol.9 ―TEFサウンド・インスタレーション トークイベント @ トーキョーワンダーサイト本郷
  • 2014/12/21 ヨコトリ2014サポーター活動シンポジウム @ ヨコハマ創造都市センター
2014-11-03 12.53.37
ヴィム・デルボア「低床トレーラー」CC-BY-SA

最初にも書きましたが、今年は何と言ってもヨコトリの年。昨年からフリペチームでフリーペーパー制作に関わり、取材のためというのもありますが、ほとんどのイベントに参加しました。美術館チームで団体向け事前ガイダンスやギャラリートークもおこない、おもてなしプロジェクトにも関わって主にビジターサービスセンターで用いる情報の整理を行ってきました (2011年に始めた「ヨコハマトリエンナーレ 勝手にサポーター」も今回展向けのものにしています)。おかげで現代美術の見方が分かった、とは言えないまでも、変わったということができると思います。それ以上に、複数の活動に参加して人とのつながりが広がりました。

これとは別にオンライン学習コースで、Machine Learning や統計学を勉強しました。こういう学習では基礎的なところしかできませんので、仕事で使うことが次の年の課題になります。

2011/12/31

2011年アート系イベント

今年も1年に行ったアート系イベント (展覧会、ワークショップ) をまとめてみました。といっても今年はヨコハマトリエンナーレに初めてサポーターとして参加して、まさにヨコハマトリエンナーレの年と言えるでしょう。


数にしたら結構ありました。何か書いておこうと思いながら記事にしていないのもたくさんあるー、うう。

2011/10/16

ヨコハマトリエンナーレ キッズアートガイド

ヨコハマトリエンナーレでは、小中学生が大人に作品の紹介をするキッズアートガイドという企画があります。

これまで 9/11, 9/25, 10/2 の3回行われ、あと2回 10/16, 10/30 に行われます。毎回
11:10-12:00/横浜美術館
14:00-15:00/日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)
というスケジュールで行われているようです。

9/25 横浜美術館と、10/2 日本郵船海岸通倉庫に参加して来ました。

9/25 横浜美術館は、キッズも観客も多いため、2班に分かれ、A班は展示ルートの前半、B班は後半を回ります。最後に美術館の前のウーゴ・ロンディノーネで合流します。私はB班で行くことにしました。開場から間もない時間帯で後半に行くため、ほとんど貸し切り状態になるというのに惹かれて。

作品の解説というより、キッズが作品ごとに分担して、自分が感じたことを観客の皆さんの前でプレゼンします。一生懸命説明してくれるのが可愛いですね。

聞いているだけで良いのかと思ったら、最初の作品のところでいきなりあてられて焦りました。負けないように一所懸命話しました。それぞれの作品でこういうふうに聞かれるのかと思っていたら、ここだけでした。

最後に集まったところで、誰か感想を話してくださいとのことで、今度は自分から手を挙げて全体の感想を話しました。「今後もずっとアートに親しんでください」みたいなことを話しました。

これは日本郵船海岸通倉庫のほうも参加したいと思ったのですが、その日の午後は有志ボランティア アートバードの人たちの「トーキング&ウォーキング ~ヨコハマトリエンナーレをしゃべろう~」に参加することになっていたので、それはまた次回。ということで10/2にしました。


この日は、キッズの数が少なく、一人で複数作品の説明をしていました。王節子先生に聞くと、子ども達にもそれぞれ都合があって午前で帰った子もいるとのこと。観客のほうは9/25 横浜美術館の1班と同じくらいの人数でした。

ただ日本郵船海岸通倉庫は作品と作品の間隔が狭く、観客を前に説明するのは厳しいような感じがしました。午後で他のお客さんも増えている時間帯ですし。また、こちらのほうはフラジャイルな作品が多くはらはらしました。ケンピナスの作品は、作品に沿って歩いて見てくださいなんていうもんだから、磁気テープに当たって揺らす人が続出。みんな気がつかないのかな。サポーターで来た訳ではないのに思わず離れてくださいと声出しちゃいました。

ブログ「美術検定」の記事「ヨコトリ:キッズ・アートガイド2011」で、
キッズ・ガイドは、ビデオテープのインスタレーション作品でも、「ここから作品に沿って歩いて行くと景色が違うものに見えてきます。そこが僕は面白いと思います」という紹介をしてくれました。
という記事は読んでいたのですが、別にすれすれのところを歩かなくていいのにね。

ノイエンシュワンダーのProsopopeia <プロソポピーア>では3種類の参加型作品を全部触らせていましたが、卵のは抜いても良かったんじゃないかな。ただでさえ壊れやすいので、スタッフの皆さんはいつも神経尖らせているのに、大勢で押し寄せると対処に困っている様子でした。

ここも最後は感想を聞かれるので、やはり皆さんの前で話して来ました。基本的に同じような感想ですけど。

あと2回ですので、それにあわせて行くようにすると良いと思います。

2011/10/02

"The Clock" が面白い

ヨコハマトリエンナーレで展示されている作品の一つに、クリスチャン・マークレーの "The Clock" という映像作品があります。以前の記事に簡単に紹介しました。
今年ベネチアビエンナーレで金獅子賞をとったので、注目の作品です。色々な映画から時計など時間が表示されている部分を繋いで、その時刻にその場面が現れるようにした24時間の映像作品です。入口の前にいたので内容は見れなかったのですが、音を聞いているかぎりでは、ぶちぶち切れた映像ではなくスムーズに繋がっているもののように思います。

今日は中に入って映像を見ていました。何回かに分けましたが、合計すると1時間近く見ていたと思います。じっくり見ていると、スムーズに繋がっていることを再認識させられます。ストーリーは個々の断片にはあるのでしょうが、全体としてはもちろんストーリーはなく、次の展開も予想がつきません。それでも次を見たくなる、見続けたくなるのです。うまく繋がっている以上の何かがあると感じます。

今回気づいた点を列挙します。
  • 音と映像の切れ目は同じではない。
    例えば、室内のシーンから (別のシーンの) 戸外に移る際、戸外の喧噪を室内の シーンに入れているようです。こうすると客は、室内のシーンの途中で、次のシーンへの準備が出来ていることになります。
  • 視線の移動に配慮する
    同様に次のシーンへの予告になるものとして「視線の移動」が考えられます。前のシーンでは登場人物が視線を動かすと、次のシーンではその視線の先にある対象物があると期待します。"The Clock"では、この場合は実際は別の映画から持って来るものになるでしょうが、 こういう場合には見ている対象として違和感のないものが選ばれていると思います。
  • 雰囲気のにたものをつなげる
    例えば電話。電話をかけているシーンがあったら、次はその相手が映っていると期待するだろう。"The Clock"では、(場合によっては別の映画の) 電話をかけているシーンになっているようです。
まだまだ理由はあると思いますが、私が気づいたものは以上です。

これらはもしかして、もともと映画で使われているテクニック、いわば「映画の文法」の一部なのかもしれません。"The Clock" の特徴がそのそのようなものだと仮定すると、それで金獅子賞というのは微妙なところかもしれません。

追記: クリスチャンマークレーのインタビューがありました。制作過程が興味深いです。
ART iT クリスチャン・マークレー インタビュー
やっぱり音は重要な要素だったんですね。

追記:クリスチャン・マークレー「The Clock」24時間上映決定 (ヨコハマトリエンナーレ2011)
2011年10月26日(水)20:00~10月27日(木)20:00
定員 60名だけどソファは24名分しかないので、トイレに立ったら交替!

2011/09/19

パンプキン・プロジェクト

ヨコハマトリエンナーレ2011、スッシリー・プイオックのパンプキン・プロジェクト (PDF) に参加してきました。今回はサポーターではなく、お客さんとして。

スッシリー・プイオックというアーチストはタイ人の若い女性でした。オレンジの大きな日傘の下、ずっとカボチャに彫刻をしていました。オレンジの帽子と緑のシャツで、カボチャコーディネートですな。

こんな作品です。


つるがついたまま畑に並んでいます。

一つの作品にどれくらい時間がかかるか訊いたのですが、2、3時間ということでした。カボチャの堅さによるそうで、日本のカボチャは堅いそうです。この会場内に複数の品種のカボチャがあるようですね。

カービング体験というのもあって、指導を受けながら挑戦して来ました。



スタッフの方が、他のお客さんの作品と一緒に並べてくれたのでそれを撮影しました。

調子に乗って勝手に作品を作ってみました。



恐竜みたいにみえますが、カラスのかーくろうです。胴体、羽根まで作れる力があればよかったのですが ...

カボチャを使ったお菓子3種、レモングラスとバーベナのハーブティーがふるまわれて、いただいて来ました。



作品を鑑賞して、カービング体験をして、お菓子をいただいて、スッシリー・プイオックさんに質問したりして、約1時間楽しい時間をすごしました。

そのあとバスでいったん横浜美術館へ戻り、カールステン・ニコライの参加型作品 "autoR" で壁にステッカーを貼った後、連携プログラムの「新・港村」へ行って来ました。

2011/08/29

現代美術とキャプションと解説

森美術館で開催されている「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」、今日8月28日が最終日なんですが、田口行弘のトークを聞いた時に見ていながら何も書いていませんでした。

「デュシャン賞」という訳で、「レディメイド」という概念を確立した有名なデュシャンの便器、「泉」が出ていた。私には「泉」の芸術的価値は分らないけれど、当時センセーションを巻き起こしたと言うことは、無視されなかったということで、その議論を起こす価値があったということだろう。そしてその概念「レディメイド」は、いわば常識として定着している。

今行われているヨコハマトリエンナーレに、冨井大裕の "belt is standing" と "measure" が展示されている。作品には素材が書いてあるのだが、それぞれ「ベルト」と「メジャー」。 先日ヨコハマトリエンナーレでサポーター活動したときは、音声ガイドの貸し出しと回収の係りで、回収した音声ガイドを貸し出し窓口に運ぶ時にこの横を通るのだが、その際に観客の反応も見ていた。やはりデュシャンに言及している人もいました。

面白かったのは子供が「そのままじゃん」と言っていたことで、共感してしまった。 デュシャンが使った方法がまだそのまま通用するのかという妙な感慨があります。それともデュシャンと違って何か加工がしてあるのかもしれませんし、何か別の意図が込められているのかもしれません。

ちょうどヨコハマトリエンナーレ関連の情報を調べていたら、横浜美術館のキュレーター天野太郎氏の文章があった。

ヨコハマ創造界隈 VIA YOKOHAMA 第13回 説明を要する現代美術 - 「キャプション論」、再び-
近代以前においては、例えば絵画はその主題とした神話、歴史、宗教において、それらの教養を十分に備えた受容者だけが、キャプションを必要としないで鑑賞出来た。

...

近代以降においては、教養を強化するため、キャプションは不可欠のものとなった。キャプションを必要としない「教養」ある人々が受容者であった時代から、「教養」を身につけるために美術を「学ぶ」ためのキャプションを必要とする受容者の出現が、こうした事態を生んだのだ。無論、近代の美術が、「美」の芸術から「概念」の芸術へシフトしてきたこともまた、作品が、キャプション=テキストを強く要請してきた理由の一つに挙げられるだろう。

キャプションがないとどう見ていいか困るというのは、コンテキストは違うものの、先日 名和晃平展で経験したことだ。

さらに、
横浜トリエンナーレに代表されるような現代美術では、キャプションばかりか、作品を巡るテキストはある意味で必須だ。例えば、主会場の一つ横浜美術館で、最初に遭遇する中国のアーティスト、尹秀珍(イン・シウジェン)の作品。まるで映画のフィルム入れのような金属の容器に、布らしきものが詰められた《one sentence》という作品。

会場で、与えられる情報は、このキャプションと、何よりも作品自体。これでは、何のことやら、謎めいたままだ。

と書いている。

実は、言及した音声ガイドはその穴を埋めている。トリエンナーレの総合ディレクター逢坂恵理子横浜美術館館長がそのことを語っている。

ヨコハマ経済新聞【インタビュー】2011-08-07
ヨコハマトリエンナーレ2011・逢坂総合ディレクターに聞く
今回のヨコトリが挑む、新たなステージとは?

音声ガイドの貸し出しもあります。

―それは画期的です。普通、現代美術の展覧会ではあまりしませんよね。現代美術のファンは、説明を嫌う人も多いですから。

そうなんです。でも今回は、現代美術にあまり馴染みない方にも来て頂きたいので。

私自身はまだ音声ガイドの内容は知らないのだが、今度観客として行く時にはぜひ借りてみようと思う。

2011/08/10

ヨコハマトリエンナーレ2011 アーチストトーク

8月7日、ヨコハマトリエンナーレ内覧会に続いて2回めのサポーター活動。

この日は閉館後、日本郵船倉庫会場で、ジュン・グエン・ハツシバの作品制作に協力した人たちが集まって記念撮影が行われます。そのためその人たちには配慮してくれて、日本郵船倉庫会場担当になりました。

さらに、ハツシバのトークが聴けるよう、トーク会場担当にアサインしていただきました。

アーチストトークを聴くと、俄然作品に対する愛着がわきます。特に制作に関わったハツシバの作品には愛着も一入です。

そういう個人的な事情を除いても、震災後に作品のコンセプトを変えて被災者を応援するメッセージを込めたと聴くと、思い入れが強くなるでしょう。

作品としても、感動的なものに仕上がっています。自分が担当した部分は、「これが桜?」という感じなんですが、たくさん集まるとみごとなものです。また、幹の部分はベトナム ホーチミン市を流れる川を使っていて、これがうまくはまっています。

参加者が走っている写真が別の壁に順次映されています。たくさんあるので自分の写真が出るまでかなり待つことになるのですが、せっかくなので待ちました。とは言え、2回行ったうちの一つだけですが。会場に来られたら、探してみてください。

写真撮影には、内覧会でお会い出来なかった三潴さんも来られていて (ハツシバのエージェントとしてよりも三潴さんも作品制作に参加されています)、少しお話をさせていただきました。こういう大災害でアーチストが果たせる役割や、三潴さんがツイッターでよく発言されている原発のことなど。


2011/08/06

ヨコハマトリエンナーレ2011 オープン前内覧会

ヨコハマトリエンナーレは本日8月6日から。

ヨコハマトリエンナーレ2011 2011年8月6日(土)~11月6日(日)途中休館日ありご注意下さい。

しかし、ボランティアは8月5日から必要ということで、志願して行って来ました。前夜祭みたいな特別なことがあると期待して。パーティーに出られる訳ではないのですが、内覧会ということで有名人が集まる確率が高い訳です。ってミーハーだな。

でも林文子横浜市長御一行しか確認できませんでした。会田誠、ミヅマアートギャラリーの三潴さんも来られたようですが気づきませんでした。他にも浅田彰も来ていたらしい。

よく考えたら芸能人とは違って名前を知っていても顔は良く知らない場合が多いので当然の結果だと思います。

しかしそれでも内覧会ということで、報道陣も多く、通常とは違う雰囲気なんだろうと思います。

今回配置についたのは、BankART Studio NYKの方で、ジルヴィナス・ケンピナスの作品の入口、シガリット・ランダウの作品の前、クリスチャン・マークレー "The Clock"の入口の外でした。

クリスチャン・マークレー "The Clock" は、今年ベネチアビエンナーレで金獅子賞をとったので、注目の作品です。色々な映画から時計など時間が表示されている部分を繋いで、その時刻にその場面が現れるようにした24時間の映像作品です。入口の前にいたので内容は見れなかったのですが、音を聞いているかぎりでは、ぶちぶち切れた映像ではなくスムーズに繋がっているもののように思います。

最初はみんな横浜美術館から先に来るのか比較的すいていたのですが、3時過ぎる位からだんだん増えて大盛況になりました。会期中も高い人気が予想されるので、早め (午前中) に行った方が良いと思われます。

シガリット・ランダウの作品は、有刺鉄線に死海の塩の結晶をつけた立体作品と、死海に渦状に繋がって浮かべた西瓜とそのなかに一緒にヌードで入っているアーチスト本人が、だんだん渦が解かれていく様子を撮影した映像作品 "DeadSee"。
"DeadSee"の抜粋が http://www.sigalitlandau.com/videos にあります。

1時間半以上そこについていたので、もうランダウのおっぱい飽きた。そういうことじゃないか。ここはお客さんが「これは何ですか」と質問してくることが多く、やりがいのある担当でしたね。

ジルヴィナス・ケンピナスの作品「第5の壁」はここで説明しないほうがよいでしょう。見に来て、奥まで入っていただくと驚きの視覚効果に気づかされます。

次は8月7日で、その後8月は毎週土曜日に行くことにしているのですが、会場担当になると立ちっぱなしで後にひびくので9月は少し控えようかな。

2011/07/18

再び桜ドローイング

先日、横浜トリエンナーレに出品するジュン・グエン=ハツシバの作品《Breathing is Free: JAPAN, Hopes & Recovery》の制作サポートに参加して来た話を書きました (→ 「横浜トリエンナーレのプロジェクトに参加してきた」)。

これって多くの人が参加するためのものと思っていたのですが、Facebookにあがる報告を見ていると複数回参加した人もいるのですね。

その後、ジュン・グエン=ハツシバ氏の来日 (ベトナム) にあわせて、サポーター交流会というのがあり参加してきました。交流会に参加した人の中には5コース分行った人もいました。

交流会の中で、まだいくつかコースが残っているので、参加者のみなさんにはまた参加して欲しい旨のお話がありました。私が1回目に参加した時はなかったのですが、参加には事前レクチャーを行うようになったようです。経験者が参加してくれた方が嬉しいようです。その交流会の場で申し込んできました。

前振りが長くなってしまいましたが、7月10日午後、港南台のコースに参加してきました。

コースはこんなコース。予めデータをもらってGoogle Earthに入れていきました。




コース全長は6.5kmで、前回のコースに比べたら半分ちょっとしかありません。

しかし結構たいへんでした。

暑いのもあって、最初ペットボトルを2本用意していったのですが、途中1本 + アイス調達。

アップダウンは前回ほどではなかったのですが、道なき道というのもあり、結局道が見つからないところもありました。蚊の大群に襲われ、私は長ズボンで長袖も用意していたのでそれほど被害にはあいませんでしたが、サポート役の女性 (前回のときと同じ学生さん) はレギンスの上から刺されたようです。10カ所以上も刺されて可哀想でした。

道が見つからないのと蚊の襲撃で断念したところはこのあたりです。上空から道があるように見えないでしょ。



帰りはバスがあるところで助かりました。行きは元気だったので駅から歩いてコースまで行きましたが、さすがに疲れたので。

今回のコースはちゃんと取れたのでしょうか。確かに断念したところがあるので完全ではないのですが、それ以外にもGPSの電源を入れ忘れてたりとかしないかいまいち不安です。

横浜トリエンナーレは8月6日から。会期が始まったら会場案内などのボランティアで参加しますので、声をかけてくださいね。

2011/05/22

横浜トリエンナーレのプロジェクトに参加してきた

今年は横浜トリエンナーレの年。8月6日の開幕に向けて準備が進んでいるようです。

その中の活動の一環として、横浜トリエンナーレサポーター というのがあります。ボランティアによるお手伝いです。サポーター登録して、自分が参加できる活動があれば参加します。

アーティストの制作補助を行う、アーティストサポートチームというのがあり、先日参加者を募集していたので、5月21日の午前の部に参加してきました。

ジュン・グエン=ハツシバ《Breathing is Free: JAPAN, Hopes & Recovery》参加サポーター募集!  
本プロジェクトは、アーティストが2007年よりメモリアルプロジェクトとして実施しているものの一部で、横浜ではアーティストと一般市民がGPSを身につけて街を移動し地上に花の図案を描きます。このプロジェクトをとおして参加者は作品の制作サポートをしながら横浜の街を知ることができます。今回は、3月11日に発生した東日本大震災の被災者にむけてホーチミン市で始められたプロジェクトを横浜で発展させ、横浜市内にも桜の花を描きます。このホーチミン市で描かれた桜と横浜市で描かれた桜をあわせて作品化し、ヨコハマトリエンナーレ2011の会場で展示します。

みんなでわいわい言いながら歩いて行くのかと思っていましたが、事務局の人と、若いアーチスト(学生さん)とサポーター(私)の3人組で行動するものでした。

私が参加したコースはこれ。


コースを思い出しながらGoogle マップに線を描いていったので、正確でないところがありますがご勘弁を。

地図上では分りませんが、高低差が大きく、狭い階段も多くて、これで正しいコースなの?と3人で悩みながら進みました。

こんな道や



こんな道も通ります。



高低差があることろだったので、こんな眺めも楽しめました。



3時間の予定だったのですが、5時間以上かかりました。事務局の人によれば、これまでで一番ハードなコースだったそうです。疲れましたが、楽しい一日でした。

作品の完成が楽しみです。

■ 過去の横浜トリエンナーレ

2005 横浜トリエンナーレ2005
2008 Yokohama Triennale 2008横浜トリエンナーレ2008は11月30日が最終日

2008/11/30

横浜トリエンナーレ2008は11月30日が最終日

最終日にはオノ・ヨーコのレクチャーがあるよ!

オノ・ヨーコ レクチャー《Passages for Light/光の道》

ミーハーなのでこれにあわせて最終日に行こうと思います。
→ 追記: うう。事前申し込みが必要なのであった。別の部屋で生中継もあったんですが、それもパスしてきました。

もうひとつ。「エルメスのプロデュースによる移動式の映像上映室」H BOXも行かなくちゃ。

お知らせ: 10月28日の記事「Yokohama Triennale 2008」が書きかけだったのを完成させています。11月30日の写真はMore以降に。

2005/12/03

横浜トリエンナーレ2005

おはようございます。クリストです (ウソ)。

横浜トリエンナーレ2005へ行ってきました。

前回の横浜トリエンナーレ2001 (って「トリ」なのに4年前!) へは夫婦でいったんですが、今回はふられてしまいました。
なお、ここにも情報があります。

「これって芸術?」
「その答えは後世の人が出してくれるんじゃないかな」

今回は、その「わからなさ」が少しマイルドになったような気がします。変なのに慣れただけかな?

「アートサーカス (日常からの跳躍)」をテーマとしています。サイトの「実施概要」には、
鑑賞者が単に展覧会を見るという従来的スタイルを脱し、見る側と見せる側の垣根を越え、アートの制作現場に立会い、作品を体験するダイアローグ的な展示を試みます。
特に「場にかかわる」ということを重視し、アーティストのホームステイ、参加型の作品制作、公開制作、コミュニティーとの関わり中から変化していく作品 (ワーク・イン・プログレス) などの手法を積極的に導入し、アートとの新鮮な出会いの場の形成に努めていきます。
とあります。

毎日会場で、来場者の似顔絵を描いているがいたり、
古着を用いて同じ形(クマ)のぬいぐるみを作って、洗濯物ピンチに吊るして売っているがいたり。

堀尾貞治さんと現場芸術集団「空気」は、「百均絵画」という人間自動販売機みたいな試みをやっていました。
・アーチストが入っているボックスの投入口から100円を入れて、
・11この中から選択したお題をメガホンを通じて告げる
・1分くらいでその場で描いた絵が下の出口から出てくる。

できるだけ変なのがいいかと思って、「これでも絵画か」というお題を選んだのですが、持って帰ると予想通り家族から冷たい眼で見られましたよ。しばらく見ていたんですが、同じお題でもまったく違うものが出て来ていました。カラフルでちょっときれいな絵が出て来た人もいて、ちょっと悔しいぞ。

奈良美智+grafの展示のところでは、カップルで来ていた女性が「わたしこれだけを期待して来たんだから」と言っていました。確かに、村上隆とか草間彌生のような有名ブランドは出展していないので、そういうものを求める人には向いていなかったと思います。

なお、会期は12月18日まで。9日と16日にはオークションがありますよ。

今日は北斎展
→ 入場まで100分待ちでした。万博ですか。断念してプーシキン展に変更しました。でもねえ、ただ外国の美術館の所蔵物を展示しただけの展覧会にはもう満足ができなくなったような気がします。