2009/12/31

2009年に行った美術展

おはようございます。今年もモウすぐ終わりですね。New Year is jusト aラund the corner. 苦しい ...

今年は美術展にたくさん行ったような気がしますので、まとめてみました。

2/28 テオ・ヤンセン展
5/16 オードリー・カワサキ展
6/7 国立トレチャコフ美術館展 - 忘れえぬロシア
同 日本の美・発見II やまと絵の譜 → 「お腹いっぱい」(レビューはありません)
7/5 森美術館 「万華鏡の視覚」展
同 国立新美術館 野村仁「変化する相 -時・場・身体」
同 国立新美術館 国際墨画会展
同 たばこと塩の博物館 イラストレーター170人が描く「わたしの句読点」 → 以上、「今日行った展覧会」
8/28 Good Design Expo 2009 (美術展じゃなくてデザインだけど)
9/3 「ステッチ・バイ・ステッチ:針と糸で描くわたし」展
9/22 アンリ・リヴィエール展
9/23 鴻池朋子 「インタートラベラー 神話と遊ぶ人」
同 「アイ・ウェイウェイ展 - 何に因って?」
9/26 光 松本陽子/野口里佳
10/25 東京国立博物館 特別展「皇室の名宝−日本美の華」
10/31 ワタリウム美術館「ルイス・バラガン邸をたずねる」
同 『THE OUTLINE 見えていない輪郭』オープニングトーク「2人に見えている輪郭」
同 Tokyo Designers Week 2009 → 以上、「今日じゃないけど文化の日」
11/1 エッシャー展
11/22 DAYSの5年 戦争と混乱の時代、触れる地球、DAYSの5年 戦争と混乱の時代
「フォトジャーナリズムの今」
12/5 隈 研吾展 Kengo Kuma Studies in Organic
12/20 清方ノスタルジア
12/26 ヴェルナー・パントン 展

レビューを書いてないのもありますね。Twitterでは断片的に書いているのだけど。

いろはかるた2009年

こんばんは。

今年も毎日新聞恒例の「いろはかるた」にあわせて、ブログの1年を振り返ってみたいと思います。

毎日新聞 2009年12月31日 余録: 日米で政権がチェンジし、新型インフルエンザが… (いろはかるた) (→ 魚拓)

【い】一票も積もれば政権交代
-- 総選挙で気になること
【ろ】論より小沢
【は】ハニカミ王者
【に】2度目も世界イチロー
【ほ】ぼやきで説いた野球道
【へ】辺野古の移転三転
【と】党首逃論
【ち】長期出張先はソマリア沖
【り】倫理の壁なきウォール街
【ぬ】ぬれぎぬに加担したDNA
【る】ルールでひとつき宮内庁 -- Tweets of 2009.12.15
【を】男いのちがけ婚活
【わ】渡るフェリーに車はなし
【か】顔つき変えて足がつき -- Tweets of 2009.11.11
【よ】「ようこそゴジラ」と天使の声
【た】宝くじ当たらないのに裁判員
【れ】連立ほうほうのてい式
【そ】ぞろぞろ小泉落ちるドレン
【つ】机の奥に核レター
【ね】年金ほしいでごJAL
【な】名ばかり店長しとうはなかった
【ら】ラクイラG8斜ミット
【む】無敵の蓮舫艦隊 -- Tweets of 2009.10.23, Tweets of 2009.12.11, etc.
【う】運輸安全OB会
【ゐ】1Q84売り上げ独書
【の】飲んだら脱ぐな
【お】オバマに兵派賞
-- 核兵器のない世界に向けてオバマのノーベル平和賞受賞もいいかもね
【く】雲の上の日食
【や】八ッ場(やんば)れ前原
【ま】学ぶのりピー学べよ学
【け】煙と5円切れ
【ふ】太すね母さん息子繁盛記
【こ】COP割れて地球混乱
-- できることから、って陰謀では? (直接COP15に関してかいたものじゃないですが)
【え】エコポイント電化の宝刀
【て】デフレ千言、亀は万言
【あ】赤っ恥国債
【さ】先の読めぬマグロ経済
【き】銀の若大将カク持つな
【ゆ】郵ターン民営化
【め】名人芸でんぐりがえって栄誉賞
【み】見通しくらまの船首防衛
【し】GM劣化ボルボは中華
【ゑ】円楽昇天、月歩くマイケル
-- R. I. P. 弔辞から賛辞へ (マイケルのほうしか取り上げていませんでした)
【ひ】火遊びはタイガーにしよう
【も】モックン賞おくられびと
【せ】せきをしたらジロリ
【す】すっかり地味ん党
【京】今日はソユーズ、明日から「きぼう」の主になる

... これはひどい。前の記事で美術展は良く行ったと書きましたが、政治社会問題はほとんどとりあげてないんですねー。特に7月以降はTwitterのほうに軸足を移した感じになっていてブログの更新頻度も確実に落ちています。まあその前も「つぶやき」タグのつくような記事が多かったのですが。

一方で毎日新聞のかるたの題材の取り上げ方も後半に偏っているように思います。オバマ就任とか、定額給付金とか、中川さんとかどうなったの? 「飲んだら ...」って、草なぎ君のことのほうが大事なの?

追記: Twitterの発言を追加してみましたが、やっぱりあまり増えませんね。

2009/12/30

寄付金集めにも工夫が必要かもな

おはようございます。

昔の記事「国境なき医師団」にコメントをいただいて、その中に「検索してたどり着いた」とあった。サイドバー (エキサイトブログのときのもの) につけてあるキーワードランキングを見ると、トップが「国境なき医師団 詐欺」、4位が「国境なき医師団 寄付 詐欺」となっていた。

新しくいただいたコメント2件は、寄付の要請のダイレクトメールが来て、それを詐欺じゃないかと疑っている内容。私のところに来た時にはなかったが、ダイレクトメールには、住所と名前が書かれたラベルシールが入っているようだ (日本ユニセフ協会のやり方をまねたのだと思う)。で、この個人情報を入手している経緯が不明なので、詐欺の疑いをもたれている様だ。

まず書いておかなければいけないのは、国境なき医師団自体は、人道的な活動を行っている国際的NPOで (→ 国境なき医師団とは概要)、決して詐欺団体ではないということだ。収支報告もちゃんとしている。コメントをくれた人達に来たダイレクトメールはここから来たものではなく振込先も別という可能性は、詐欺を行うものがそこまでコストをかけるかということを考えれば、排除しても良いと思う。

だからみなさん、国境なき医師団への寄付は私からもお願いします。→ 国境なき医師団 :支援する

しかし、詐欺団体だと疑われているのはなんとかしないといけないと思う。「国境なき医師団 詐欺」でGoogle検索したら、私の記事が4位、6位に来るのだけど、1位-3位と5位は詐欺を疑っている内容。そしてそのうち3つは質問サイト。

教えて!スポニチ 国境なき医師団のダイレクトメール
特定非営利活動法人「国境なき医師団日本」から寄付申し出の郵便物が来ました。... - Yahoo!知恵袋
「国境なき医師団」 | OKWave

質問の回答にも「詐欺」と断定するものも多く、しかも「詐欺の可能性は低い」という回答を押しのけてベストアンサーに選ばれているのもある。「もしかして詐欺?」と思って検索した人が、「やっぱり」と思うのではないか心配だ。

あわせて、回答中には日本ユニセフ協会も言及されている。「日本ユニセフ協会はユニセフと全く関係ない詐欺団体みたいなもの」という回答まである。独立はしているけど集めたお金はユニセフに行くのに (私も昔の記事「国境なき医師団」でもっと比率は高くできるはずとは書いたが)。

やり方がいただけないからと言って寄付をしない人もいる。

中年サラリーマンの育毛日記 : 国境なき医師団って?

国境なき医師団が信用ができないからといって、代わりに他の組織に寄付するならまあいいんだけど、この人がと言う訳ではないがそんなこともないんだろうな。
追記: 寄付をしない理由を探しているような感じがする。

やっぱり詐欺じゃないかという疑いが多く寄せられているんだろうね。国境なき医師団も対策をとっているように思える。

国境なき医師団日本|ダイレクトメールによるご寄付のお願い|ダイレクトメールに関するよくあるご質問

「国境なき医師団 ダイレクトメール」で検索するとここがトップになるけど、詐欺と疑って「国境なき医師団 詐欺」で検索する人がここへたどり着くのはなかなか難しそうだ。

ダイレクトメールで募金を呼びかける方法はこのように問題もある。しかしダイレクトメールが来たから寄付するという人も多そうだ。なんらかの形で直接届く方法が必要だとすると何があるのだろう。

直接ダイレクトメールを送るのではなく、クレジットカード会社や電話会社などに協力を要請して、毎月の明細書に同封してもらうのはどうだろう。送る側にはコスト増になるが、もともとダイレクトメールを送るために使っていた郵送料の分 (の一部) を充当できるだろう。明細を送る側にも、協力していることをアピールできる点でメリットはある。

今回この記事を書くにあたっては、再度国境なき医師団のサイトをいろいろみてみた。こんなものもあるんだね。

音楽購入で寄付ができる 国境なき医師団日本|BEYOND THE BORDER PROJECT

複数の取り組みでできるだけ多くの人の目に留まるのは良いことだと思う。

2009/12/29

地球時代の未来を設計する

おはようございます。

土曜日は、ヴェルナー・パントン展の後、早稲田大学で行われた公開シンポジウム「地球時代の未来を設計する:場の論理の展開」へ行って来ました。

最初の「場」の理論の創始者清水博氏による「場の設計原理と日本のこころ」は、私にとって哲学的な内容 (= よう分らんもの、という意) で、よく分らない部分もあった (って同語反復か)。

「場の理論」は、多様性の中で秩序がつながって行くという「二重生命論」だという。これでだけではさっぱり分らないが、自己と他者の認識において、自己の確立を前提とし自己と他者が独立したものと考える「自他分離」という立場と、その正反対の「自他非分離」(= ホリスティックな生命) という立場があるのに対して、「二重生命論」ではこれらが共存していると考える。

これでもまだ分りにくいが、「卵モデル」だと分った気になる。ボウルに複数の卵を割っていれた時、卵の黄身は自他分離の自己、白身は自他非分離の状態と考える。ボウルの中で自己の描くである黄身は白身を介して他者とつながっている。そしてボウルが、「場」ということなる。ということかな。

最初に「近代文明の限界」として「経済危機の繰り返し」と「COP15の失敗」という話から始まって、「子ども手当は結局子どもからの借金」という話も交えて「二重生命論」につながって行ったのだけど、その論理展開はフォローできていない。しかしその後に出てきた「贈与循環」というのがキーワードなんだろうと思う。

三番目の井出祥子氏の「場の言語学:社会インフラとしての言語コミュニケーション」は、この清水氏の理論を言語学に適用したもの。

同じ事象を示すのに、
英語:「太郎がボールを投げて、窓ガラスを割った」
日本語:「太郎がボールを投げて、窓ガラスが割れた」
というような違いがある。

英語は主体を必要とする他動詞を多用する対格言語、日本語は自動詞を多用する「能格言語」という。

これで何を言っているかというと、日本語は、場を共有している人には分る主体を省略する、自他融合性の強い言語と言うことだ。日本語を話すと言うことは、二重生命を意識することを意味する。日本語は場の研究に資する、という話であった。

批判する訳ではないが、こういう比較文化論は結構日本人には受けるものだ。

2番目の出井さんの話は、日本の戦略、政策に関わる話で、「場」とのつながりは理解できなかったけど、私には最も興味深い話だった」。特に、「日本はリスペクトされる国を目指すべきで、それも経済や軍事力など量ではなく、精神的な面でリーダシップをとれる国だ」というところはおおいに共感できる。出井君よく分ってるな、ってすみませんすみません。

全ての感想をまとめきれていないが、これらの講演で断片的な部分で他の考え方とつながる部分も出てきている。少しずつまとめて行きたい。

ヴェルナー・パントン 展

こんばんは。

26日、ヴェルナー・パントン 展 (→ Tokyo Art Beat情報東京オペラシティ アートギャラリー情報) へ行って来ました。行ったのが最終日前日でしたので、この展覧会自体はもう終っています。申し訳ない。

下の写真 (リンク先からの引用) にあるような不思議空間に惹かれて行きました。



インスタレーションと言うより基本的には住居のインテリアデザインなので、このでこぼこはすわったりごろごろしたりするようにできています。あんまり楽しんでいると寝ちゃいそうなのでそんなに長いこと居座った訳ではないですが、不思議空間で不思議な体験と言ったところです。

彼自身の言葉として、固定的なインテリアで長時間居るのは耐えられないといったことが書かれていました。このコンセプトを実現するものとして、天井から吊り下げて高さが変えられる椅子などがありました。

とはいえ、基本的には日常で使える家具であり、工業製品なので、不思議空間のようなものは全体からしてみればほんの一部です。そういう意味では、ディーター・ラムスと同じ視点で見に行くべきものだったと思います。私自身が奇抜なものを期待しすぎでした。

会場でパントンのインタビューや、パントン作品に関するニュース映像が上映されていました。第二次世界大戦後、ヨーロッパがアメリカの大量生産品に押される中で、デザインを武器に高級ブランドに力を注いで行く、そんな時代のリーダーだったんだと言うことが分ります。その点では、ドイツのシンプルさを基調としたディーター・ラムスとは違った代表なんだと思います。


あわせて、同じオペラシティにある、NTTインターコミュニケーション・センターに行って来ました。

ここでは以前行ったオープンスペース展 (→ 「Sensing The Earth」) が続いているのですが、新しい展示 - エキソニモ《ゴットは、存在する。》 がめあてでした。ただ、この作品は、制作意図がというか何を見せたいのかがいまいち分らず、せっかく来たから前に見たものをもう一度見るかと回ってみました。

その中に、今まで見ていなかった、「メトロノームと無響室のための作品」(前川明次) 」というのがありました。真っ暗な中、様々な方向から日常の音が聞こえるというもので、パントン展不思議体験ができました。

もう一つ、voice.zero《super-ultra-great-media-art.org》というのも初めて見た作品です。
来場者が選択を行なうことで「メディア・アート」的作品を自動的に作成することができるインスタレーションです.

ということでやってきました。名前と作品名を入れるというところで、ちょっと試しにTwitter IDに@マークをつけたものを名前にしてみていれたら、

superultragreat: @ryokanさんがメディアアーティストになりました。代表作品:IC Tweet (Sat Dec 26 01:42:38 +0000 2009)


という投稿がTwitterに流れました。作品は、www.media-art-warez.com で、ダウンロード可能な形式で入手可能です。残念なことにダウンロードしてもWindows環境でしか見ることができません。あくまで、『「メディア・アート」的作品』ですので、ダウンロードしてまで再生する価値のあるものではありません。

また、東京オペラシティ アートギャラリーに話をもどしますが、次回の展示会「エレメント 構造デザイナー セシル・バルモンドの世界」も興味深いです。

追記: やはりパントン展を見た人のブログ

vivid design thinking: ヴェルナー・パントン展に行ってきました

2009/12/24

今日の富士山 2009.12.24

おはようございます。

朝から富士山を撮って来ました。飛行機雲と富士山。



右は自動色補正をかけたものなんですが、そのままのほうがいい感じですかね。

2009/12/23

清方ノスタルジア

こんばんは。

日曜日に、サントリー美術館で行われている鏑木清方の展覧会「清方ノスタルジア」に行って来ました。



サントリー美術館のある東京ミッドタウンはさまざまなクリスマスの飾りで彩られていました。これはサンタクロースの人形が満載のツリーです。11時前に行ったのですが、もうちょっと待つとイルミネーションがついたみたい。

MIDTOWN CHRISTMAS

美術展を見て、東京ミッドタウンのデザインショップ巡りをして、食事して、六本木ヒルズにも行ってみました。

六本木ヒルズって分りにくいですね。普段は美術館へ行ってそのまま途中のお店をスルーして帰るのですが、その帰り道以外にもお店はたくさんあるだろうと思うのです。でもどう行っていいか分らない。マップももらったのだけどその読み方がすぐには分らない。普段スルーするとは言っても少なくともお店が集まっているところに一度は行ったことがあるはずなのですが、どこだったか思い出せない。

結局それは4階より上だったようで、3階まではうろうろしてあきらめた私たちは、もうちょっとちゃんと探せば良かったのかもしれません。しかし賑やかなところへ到達するのに、お店が少ないところを通過して行かなければいけないというのは設計がまずいんじゃないかと思います。

東京ミッドタウンや表参道ヒルズ、横浜ランドマークプラザのように、下から上が分る吹き抜けが必要なんじゃないかなあ。

うちにお土産を買って帰るのに結局また東京ミッドタウンに戻ってしまいました。昼間は結構すいていたのに午後3時頃になると結構混雑していました。なぜかと考えたのですが、イルミネーションが点灯される夕方を待っていたんですね。それを待っていると帰るのが遅くなるので、我々は点灯前に帰って来てしまいました。

そうそう、鏑木清方でしたね。明治時代の人と思っていたのですが、第二次世界大戦後も作品を発表していたんですね。戦時と言うことで美人画が規制される中、それに反発し、発表することをやめ自宅で美人画の制作に打ち込んだ反骨の精神の持ち主。土門拳など同時代のフォトジャーナリストが政府の宣伝機関としての役割を果たすようになって行った中で、その精神は特筆すべきものと思います。

2009/12/19

新型iMac買いました

こんにちは。ご無沙汰しております。

先週日曜日、新型iMac買いました。一番下のグレードなんですが、102,800円でめちゃ安だったので即決です。

4年前に買ったiMac G5は、処理速度的には特に問題はなかったものの、今年の夏頃から液晶にデフェクトが出て来ていました。縦に表示されないラインが発生して来ていて、それが10本以上になっていたのですが、まだまだがんばるつもりでした。

しかし前日 (12日) 突然立ち上がらなくなったのです。マニュアルを出して来て、トラブルシュートの方法を試してみました。立ち上げる時にPRリセット起動しようとしても起動音にも行き着かない。電源コードもはずしてみたけどダメ。しばらく電源を落としておくと、少しは進むのですが、途中でマウスカーソルが動かなくなるんです。

その日は遅いので、朝から背面開けたまま起動してみたりしたんですが、やっぱり途中で固まるので諦めました。

液晶のデフェクトも256本くらいまでは頑張るつもりでしたが、そのうち買わないといけないと思っていたので、潮時だったんだろうと思います。

まず価格を調べるつもりでお店に行ったら、この価格。おもわずこれ最新型ですよねえとお店の人に聞いてしまいましたよ。光回線への加入が条件と言うのでもなかったので、そのまま買って帰ってきました。



もとのが17インチで新型が21インチです。見た目ははあまり大きくなっていません。



とはいえ、大きな存在感です。もっと全体像を出せばよいのでしょうけど、机の周囲があまりきれいでないので ...

TimeMachineバックアップから転送中。前回も書きましたがらくちんですね。

Intel Macでないと使えないソフトも多くなってたし、iLifeも新しくしてなかったので、これからいろいろ使ってみます。

2009/12/10

地球に一票を

こんばんは。

奥田みのりさんがYahoo!ボランティアブログに「COP15 温暖化防止に賛成の一票を」という記事を書いています。
コペンハーゲンには行けないけれど、COP15の有意義な決定を望む人も多いはず。
そんな皆様に朗報です!
日本にいながら、皆さんの意思をCOP15に伝えることができるのです!

それがこのサイト。Vote Earth.

多数決で何かが決まる訳じゃないけれど、数は力ですから、参加お願いします。

これとは別ですが、こんなのもあります。→ Hopenhagen

"Let's turn Copenhagen into Hopenhagen."と、希望を託している訳ですね。こちらもお願いします。

2009/12/03

国立国会図書館と著作権法の改正

パブリックコメントの募集で、

著作権法施行規則の一部を改正する省令案に関する意見募集の実施について意見・情報受付開始日:2009年12月2日
意見・情報受付締切日:2009年12月13日

というのがあった。

中身をみると、国立国会図書館館長の長尾先生の講演で出て来た話題に関係する部分があった。ここでは著作権関連をまとめておこう。ただ今回は「著作権法施行規則の一部を改正する省令案」なので、「著作権法施行規則」が必要のない「著作権法」部分があるかもしれない。

・これまで日本ではウェブサイトのアーカイブはできなかったが、今回、国、自治体に関してはできるようになった。自治体は合併すると元の自治体のウェブサイトは消えてしまうため、保存は重要。カナダもウェブサイトのアーカイブができるようになったが、過去分はないため、インターネットアーカイブ社から購入した。

・書籍は書籍としての保存のためにデジタル化ができるようになった。コピーサービス (有料) はデジタルデータから行える。ただし図書館内での利用に限定される。

・また、デジタルデータは研究のために使えるようになった。

・目の見えない人のために、デジタル化し、音声合成で聞かせることができる。

・弱視の人のために、大活字本の作成ができるようになった。

・スキャンした書籍は画像として保持しているため、テキスト検索はできない。OCRを行っているが、それは音声合成用。

画像として保持して検索できないんじゃダメじゃん、という意見があることは私も知っていますし、同意もできるのですが、法律改正でやっとここまでできるようになったというのが実情のようです。著作権者の反対が強く、なかなか変えられないので、5年単位で少しずつ変えて行くことを目指しているそうです。先は長そうですね。

なお、今回、「著作権法施行令の一部を改正する政令案の概要」(PDF) には書かれていて、「著作権法の一部を改正する法律・新旧対照表」 (PDF) に書かれていないものとして、「第30条三」がありました。
著作権を侵害する自動公衆送信を受信して行うデジタル方式の録音または録画を、その事実を知りながら行う場合 (を除き私的使用のための複製を許可する)
問題になっていたダウンロード違法化だと思います。「概要」に書いていない、と書きましたが、概要の最後に出てくる
Ⅶ その他規定の整理関係
Ⅰ〜Ⅵのほか、「著作権法の一部を改正する法律」(平成21年法律第53号)の施行
に伴い必要となる所要の規定の整理等を行う。
に対応するのかもしれません。

2009/12/01

これでいいのだ!

こんばんは。おでかけですか? いやもう夜だから ...

もうだいぶ前のになるのだけど、THE BIG ISSUE 10/1号に手塚るみ子と赤塚りえ子の対談が載っている。同時期に生きた二人の異なったタイプの漫画家の、同じ世代の娘二人。なかなか面白かったですね。
赤塚「でも、やっぱり父が描いた漫画が一番好きだったよね?」
手塚「いや、ファンではなかったと思う(笑)。... やっぱり10代の頃は少女漫画の作家さんがすごく好きだった」

とか、そんな会話も面白い。手塚るみ子は、「少女漫画家のサインをもらって来て」と父手塚治虫によく頼んでいたらしい。

でもやはり同じ感覚が共有されているのが発見されると面白いかな。
手塚治虫の言葉「親や先生にまっすぐ生きなさいと言われ、自分がそうしたいのか分らないまま突き進んで、結局思った方向に到達できなかった時、今まで何をしてきたんだと自分を見失う。そして親や学校や社会のせいにする。真っすぐに進めなくていいから自分で納得できるゴールに着ければそれが一番」

赤塚不二夫の言葉 (酔っぱらっている時)「最後につじつまがあってりゃ、何やってもいいんだよ!」

今の時代ではなかなか得られない精神の自由さだよね。

最後に対談はこう結ばれている。
手塚るみ子:自由って「自らを由 (よし) とする」と書く。自分が納得できた時に初めて、いろんな意味から開放され、自由が得られる。

赤塚えり子:野次馬やって、自分で納得して、最後に「これでいいのだ!」になればいい。

今「就活」という言葉を聞くと、今の若い人達が可哀想になってくる。我々の時代にも「リクルートスーツ」という言葉くらいはあったけどね。その「就活」も、自分を見つめ直し鍛え直す良い機会ととらえる前向きに捉える若い人達。その健気さに対して、この二人の大漫画家の言葉を贈りたくなる。しかし、そう思う自分も彼等にとっては傍観者にしか過ぎない。彼等も自分の人生を必死に生きている。

いただいたトラックバック

Tracked from 流れゆくままに at 2009-12-02 22:45
タイトル : 「ジンクス男の恐怖」なのだ
これでいいのだ!とyoshihiroueda さんがおっしゃってるので、思い出しました。 こどもの頃、天才バカボンの読者でした。単行本あつめてました。赤塚不二夫氏の、ナンセンスギャグ、実験的作品には、正直、ついていけてなかった部分もあるのですが、今になってわかる作品もあります。 作品タイトル「ジンクス男の恐怖」は、しっかり記憶に残ってます。この作品に出てくるのある男は、朝起きると、「朝日新聞、毎日新聞、、、、」と、毎朝、七つの新聞を破くのです。そして、朝食は生卵。かならず、毎朝おなじ行動を......more