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2008/01/03

お節介なアメリカ

こんばんは。今日は暖かくなりましたね。初詣に行ってきました。

年末からチョムスキーの「お節介なアメリカ」を読んでいる。本当は年内に読み終えられる量なんだけど、今日読み終わった。

チョムスキーが2002年9月からニューヨークタイムズ通信社の配信で定期的に配信していた評論を集めたもの。「ニューヨークタイムズ通信社」ということは、「ニューヨークタイムズ」本紙ではないということ。主に海外で掲載され、米国内ではわずかな地方紙のみで掲載されたに過ぎないという。だからアメリカ国民のほとんどはチョムスキーの著作を購入しないと読めない。買ってまで読もうと思う人にしか、というのはチョムスキーがどういう人でどういう立場で発言をしていて知った上で読む人にしかチョムスキーの言葉はとどかない。言い換えれば、普通の人は、チョムスキーの指摘する事実を知らず、政府、マスコミのプロパガンダをそのままうけいれているということだ。

それは日本人も同じ。

さて内容だが、それ自体はもちろんこれまでの立場を継承したもので、
・アメリカは世界最大のテロ国家だ。
・アメリカは自分に都合の悪いルールは守るつもりはない。
・アメリカは自分に都合の悪い民主主義を認めない。
 (アメリカの認める民主主義は国民の利益ではなくアメリカの国益 = 政府のバックにいる企業、利権団体の益にかなったもの)
ということを批判しているものだ。

ただ、事実に基づいた考察、批判なので、そのなかにも私にとって新しい知識が含まれている。

以降では、そのような新しい知識になった部分をメモしておこうと思う。