2017/09/29

こんなシナリオ

安倍首相の対抗が、同じく改憲/ナショナリズム/民族差別ではどう投票してよいかわからない。よりましな選択肢はないものか。

という訳で次のようなシナリオ (期待) を考えた。

・民進党のリベラルは希望の党の公認を申請せず (ここ大事)、共産党との選挙協力を取り付けた上で、無所属で出る。
・希望の党は大幅に伸ばすものの過半数には届かない。
・与党も過半数に届かず、安倍首相は辞任。
・民進党リベラルはそこそこの議席を確保する。
・無所属リベラルと共産党は、自民党の新しいリーダーと協議し、首班指名では自民党側に回る。入閣は求めず、今後もキャスティングボートを握り続ける。

二番め以降は選挙結果次第だけれど、まずは一番めの動きを期待します。

追記:
  • 過半数に届かなかったら責任をとる、は安倍首相本人が設定した低い目標ですが、ギリギリ過半数を超えたとしてもこれまで2/3を維持していた訳ですから大敗北です。辞任せざるを得ないでしょうね。
  • 10/2 枝野氏が民進党リベラルを結集した新党「立憲民主党」を立ち上げることになり、ここで「無所属で出る」とした人たちの受け皿ができました。「そこそこの議席」と言わず全員当選の勢いを期待します。
  • 10/3 希望の党の第一次公認候補が発表になりました。民進出身は110名。「希望の党の公認を申請せず」と書きましたが、残りは立憲民主党に帰って来れば良いと思います。また、公認を得た人も蹴って立憲民主党に戻った方が良いと思います。

2017/09/09

浅井忠の京都遺産

9月9日から六本木1丁目の泉屋博古館分館で、「浅井忠の京都遺産」が開催されます。それに先だち、7日にブロガー内覧会があり、参加してきました。

浅井忠 (ちゅう) は、学生時代京都にいたときに展覧会に行ってそれ以来気になっていた画家ですが、それ以降まとまった展覧会で見る機会がありませんでした。学生時代に図録を買ったということは相当気に入ったと言えます。図録に書いてある会期をみると1981年でした。

その時も工芸なども展示されていたのですが、画家としてしか記憶していませんでした。今回の展示で、教育者としての側面、図案家として京都の工芸の発展を支えた側面など知ることができました。コンパクトながらよくまとまった展示になっています。

浅井忠は、黒田清輝などとともに明治時代の洋画の基礎を作った人です。東京美術学校 (東京芸術大学の前身) の教授で、ヨーロッパに派遣され洋画の研究やパリ万博を視察を行いました。そこで誘われて、京都工芸繊維大学の前身である京都高等工芸学校の開学と同時に教授に就任します。

展覧会は三章に分かれます。

第1章 はじまりはパリ - 万国博覧会と浅井忠
第2章 画家浅井忠と京都洋画の流れ
第3章 図案家浅井忠と京都工芸の流れ

ブロガー内覧会では普通一部だけ解説するのですが、ほとんどの作品の解説がありました。

武士山狩図の解説をする実方葉子さん (泉屋博古館(京都)学芸課長)。下絵も複数展示されていて、入念な仕事ぶりがわかります。あまりの注文の多さにモデルが逃げ出して、用務員さんが代役を務めたというエピソードが面白かったです。姿勢のしっかりした人がいてよかった。

工芸作品の解説をする森下愛子さん (泉屋博古館分館学芸員)。京都高等工芸学校で教材として使うためにヨーロッパで作品を買い集めた話、釉薬の工夫、アールヌーボーとの関連など興味深いお話でした。京都に陶磁器試験所を作ったりしているんですね。産業界への貢献も今回知ったことで、収穫がありました。

なお、写真撮影は今回特別に美術館より許可をいただいています。

特別展 「浅井忠の京都遺産―京都工芸繊維大学 美術工芸コレクション」
会場:住友コレクション 泉屋博古館分館
 〒106-0032 東京都港区六本木1-5-1
 03-5777-8600
会期:2017年9月9日(土)―10月13日(金)  
開館時間:午前10時00分~午後5時00分(入館は4時30分まで)
休館日:休館日:月曜(9/18・10/9は開館、9/19(火)・10/10(火)は休館)
入館料:一般 800円(640円) / 学生600円(480円) (  )内は団体料金
https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/


2017/07/15

全裸のキリスト

三菱一号館美術館で、「レオナルド×ミケランジェロ展」が行われています。

レオナルド×ミケランジェロ展
会期:2017年6月17日(土)~9月24日(日)
開館時間:10:00~18:00(祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜休館(但し、祝日は開館)
展覧会サイト:http://mimt.jp/lemi

7月11日、ブロガー向け内覧会が行われました。ナビゲーターはおなじみ「青い日記帳」主宰のTakこと中村剛士さん。

ちょうどこの日からミケランジェロの未完の彫刻 《十字架を持つキリスト (ジュスティニアーニのキリスト) 》が公開されています。

これはミケランジェロが製作していたものですが、彫り進めて顔の部分に来た時に、もともとの石に大きな疵が見つかり、そのためミケランジェロは製作を途中でやめてしまったものです。後に17世紀に別の彫刻家によって現在の形に仕上げられたようで、この形で取引されていたことが記録でわかるそうです。長らく行方がわからなかったのですが、2000年に特定されたとのこと。

なぜ会期の最初から展示されなかったかというと、6月までロンドンのナショナル・ギャラリーで展示されていたため。学芸員のトークでは設置にあたってのドタバタも披露されました。二重の木箱で送られてくるのだが、内箱の状態で設置して、箱の底は土台として残しその上にカバーがかけられて展示される。箱の状態で設置するため、どちらが正面なのかわかっていないといけないのだが、イタリアから来た担当者はわからないとのこと。結局再度クレーンを持ち込み設置し直したそうです。トークでは「何しに来たんだ」、「さすがイタリア人」という怨嗟の声が感じられました。

さてこの作品は、キリスト像には珍しく全裸です。しかも痩せ細った姿でなく筋骨隆々。ルネサンス芸術にギリシア古代芸術の特徴を取り入れた形になっています。キリストが全裸というのは、当時はとんでもない話だっということですが、ミケランジェロだから通ったというところもあるとのこと。

どの部分がミケランジェロでその部分が後世の彫刻家によるものか、という疑問に関しては、立ち方、十字架に寄り添うポーズ、足や背中の筋肉にはミケランジェロの特徴が出ているとのこと。顔に疵が発見されてそこでやめてしまったので、顔、左腕あたりは後世の彫刻家によるものと考えられているそうです。

展示にあたっては外光が入るようにしているとのことで、一階に設置されていることもあり、外からも一部は見えるようです。どれくらい見えるのか、そとから見た感じはどうなのか、ちょっと気になります。

ミケランジェロのこの作品のことばかり書きましたが、レオナルド×ミケランジェロ展は、素描を中心に二人の対比がされた展示になっています。

2017/05/01

ヨコトリ2017の予習として ...

... 出展アーティストの作品が今展示されている展覧会を見に行った。

表参道の岡本太郎記念館で 「TARO賞20年 20人の鬼子たち」という展覧会が行われている。キュンチョメさんのサイトで、風間サチコが出ている! ということを知って行ってみた。行って初めて気がついたのだけど、宇治野宗輝も出てた。

いずれも1点だけなので、それほどよく知ることができるわけではない。風間サチコは2013年(から32014年初め) に森美術館で行われた「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために」と、2014年に横浜美術館で行われた「魅惑のニッポン木版画」で見ていたが、宇治野宗輝は初めてだったので収穫と言える。

20人のアーティストの中では、キュンチョメ «空で消していく» が一番よかったな。被写体になっている人が、自分が見たくないものを語り、それが見えないように鏡で隠し空を反射させながら、鏡を移動しパノラマ写真を撮る。例えば。アトピー皮膚炎に悩まされている人は、その体を小さな鏡で隠していく。

キュンチョメさんは横浜トリエンナーレ出展作家じゃないけれど、ヨコトリ2014の初日には花輪の格好をして来てた (サイトのトップページの画像)。今年も来てくれるかな?

そのあと、畠山直哉が出ている椿会展2017を見に銀座の資生堂ギャラリーまで行ったのだけど、月曜は休館だった (T . T)。サイトの紹介では、
これまで毎回異なった連作を発表し、さまざまなパーソナリティを見せてきました。今回は60~70年代に建設されたイギリスのニュータウン、テムズミードを撮影したシリーズに、当時の不動産広告のテキストを組み合わせた作品と、今年1月に撮影した赤瀬川原平のアトリエの写真を展示する予定です。
とあって、ちょっときになる。今月中に行けるかな。

その後せっかく来たので銀座のアートスペースをいくつか回った。

今日は本当は草間彌生展を見ることが主目的だったのだ。今日5月1日は出勤日なのだけど、休日には混雑しているので、休みを取って行った。開館時刻の10:00からちょっと過ぎで入ったのだけど、十分込んでたな。特に昼食をとった後、乃木坂駅に行くのにヨコを通ったらチケットを買う列が結構長くなってた。それ以上に草間彌生展物販の並び (これは会場外にはみ出している) が伸びてた。

今日行った美術展、アートスペース。




2017/04/29

アルフレド・ジャーの講演を聞いてきた

4月18日、森美術館で、「アージェント・トーク031:崩れゆく絆―アルフレド・ジャーが見る世界のいま」を聞いてきた。

最初に携帯電話の電源を切ってくださいと言われる。いつもだったら「電源を切るかマナーモードにしてください」と言われるところだが、今日は「電源を切ってください」だけ。さらに主催者側からだけでなく、本人からも言われる。スマートフォンでノートをとるつもりだったが、これだけ言われるのだからと思い、電源も切った。後で思うと、講演に没入してくださいということだろう。その価値はあった。

まずアルフレド・ジャー (Alfredo Jaar http://www.alfredojaar.net/) のポリシーが述べられる。「作品を制作する前にコンテキストをちゃんと理解する」。綿密な調査を基に作品制作を開始する。

アーティストトークというと、まずこれまでの作品をスライドで見せることが多い。アルフレド・ジャーも過去の作品というかプロジェクトの話から始まる。

しかし最初のスライドは女性水泳選手が泳いでいるところ。正面から撮ったものだが、スイミングゴーグルと水しぶきで誰かわからない。

Wikipedia "Death of Alan Kurdi" より 
次のスライドから4枚は、大きな話題となった、難民ボートで遭難して亡くなった子供の写真とそれを抱きかかえる男性の写真。Alan Kurdi という名前だそうだ。
Wikipedia "Death of Alan Kurdi"

この4枚の写真はその後もプロジェクトの切り替えの時に間に挟むように使われる。その間アルフレド・ジャーは無言だ。

そう、これは伏線だ。

プロジェクトの一つはスウェーデンの街に美術館を作る話。Skoghall はスウェーデンの製紙の街。製紙工場で働く人のために会社が街を作った。住宅も学校も病院も図書館も。ただ美術館はなかったので、美術館を作るプロジェクトにアルフレド・ジャーが呼ばれる。アルフレド・ジャーは美術館を作るために調査を開始する。住民に聞き取り調査をするが、別に美術館がなくても良いと考える人が多くいた。

アルフレド・ジャーは紙を主に使った美術館を作る。地元のアーティストにも紙を使った作品を制作してもらう。また、子どもたちが紙を使った作品を作るワークショップも開く。ただ、この美術館は1日限定のオープンで、次の日には燃やしてしまう。住民に「美術館のある生活」を理解してもらい、そしてそれがなくなった生活を理解してもらうことが目的なのだ。

その目的は達せられ、その後恒久的な美術館が建てられることになった。

Lights in the City はカナダモントリオールでのプロジェクト。ホームレスが市民から見えない (透明な) 存在になっていると感じているのに対して起こされた。ホームレスが一時宿泊施設に入りスイッチを押すたびに、モントリオール旧市街にある Marché Bonsecours (ボンスクールマーケット) のドームに設置された赤いLEDライトが灯る。

フィンランドは難民の受け入れ率が非常に低い。そこで、100万冊のパスポートを用いたインスタレーションを作った。

東日本大震災に対して彼のリサーチは被災した小学校にも向けられる。黒板を用いたインスタレーション «生ましめんかな» があいちトリエンナーレ2013に出品された。

次第にプロジェクトから現実の世界の認識に入る。

Alan KurdI 君の写真は世界中の人々の心を打った。世界の多くの新聞が彼の写真を一面トップに使った。普段はゴシップを取り上げるタブロイド紙も同様だ。難民受け入れの機運は大きく盛り上がった。

しかし今、その機運は縮小しつつある。英国のEU離脱の一因は難民というかEU全体から入ってくる移民の受け入れ問題にある。フランスも極右政党国民戦線のルペン氏が力を伸ばしている。

そしてアメリカではメキシコからの移民を排斥する主張のトランプ氏が代表になった。ただトランプに対してはヨーロッパは批判的で、イギリスではトランプをイギリスに呼ぶなという声が盛り上がっている。

アジアではヨーロッパに比べ難民に対する意識は低い。中国では習近平がトランプを歓迎している。日本に至っては最悪で、真っ先にトランプに会いに行った。

希望はカナダのトルドー首相だ。難民歓迎イベントでインドの民族舞踊が披露された時、トルドー首相は民族衣装で一緒に踊っているところがビデオで流された。

アルフレド・ジャーも難民問題を題材にしたプロジェクトを行った。公園で青い立方体の箱を配る。その箱は内側に、Alan君が打ち上げられていた浜の写真をAlan君を抜くように加工した写真が印刷されている。裏返しに箱を組み立てると表面にそのの写真が出る。また、遭難した難民を救助する NPO Migrant Offshore Aid Station (MOAS) への寄付を呼びかけるメッセージがふくまれている、

リオデジャネイロ・オリンピックでは希望の光が見えた。これまで国を出てオリンピックに出場できなくなった難民で初めて難民選手団が組まれたのだ。その中の一人が女子競泳のユスラ・マルディニ選手。そう、最初に出された写真の選手だ。彼女は海を渡ってギリシャに行く。そこで命の保証を得たのだが、彼女は水泳がやりたかったので、そこを出て幾つかの国を経由してドイツにまで行く。そうやって夢をつかんだのだ。

1時間半惹きつける講演で、帰りのエレベーターでは「消化しきれないね」という声が上がっていた。この機会を提供していただいた森美術館に感謝します。


この日、4月18日は、ヨコハマトリエンナーレ2017のアーティスト発表があった日だ。ヨコハマトリエンナーレ2017のテーマは「孤立」と「接続」。各国が自国ファーストで内向きになり孤立していく世界をどのように接続していくことができるのか。プレスリリース  (PDF) から引用する。
本トリエンナーレでは、「接続」と「孤立」をテーマに、こうした相反する価値観が複雑に絡み合う世界の状況について考えます。そして、人間の勇気と想像力や創造力がどのような可能性を拓くことができるのか、開国、開港の地・横浜から新たな視点を発信します。
今年 Socially Engaged Art 展 で、難民のライフジャケットを用いたインスタレーションを披露したアイ・ウェイウェイが、やはりライフジャケットを使った作品を出すという。

この日聞いたアルフレド・ジャーの講演は、「孤立」と「接続」に合致していると思う。ヨコトリ2017で彼の講演を再度聞きたいし、皆にも聞いて欲しいと思うのだ。

同じく講演を聞いていた人の記事:

2017/04/09

Analogy Learning

21_21 DESIGN SIGHTで行なわれている「アスリート展」のイベント、トーク「アスリートのコミュニケーション」に行ってきた。「コミュニケーション」とか言われると行かざるを得ないよね。

「アスリートのコミュニケーション」と言っても、「ファイト!」とか「チェストー!」とか「どんまい」とかそういうことではない。最初に「コミュニケーション」の定義が示された。「言語化する = イメージを言語に変換する」ことで、ここでは典型的には「コーチがどう技術を伝えるか」ということになる。

コミュニケーションの難しさは、選択肢が無数にある中で適切な表現を選ばなければいけないことにある。それはお互いに共有する前提 = 背景情報によって異なる。相手が何を知っているかを知らないと最適な表現は選べない。

慶応大学の加藤貴昭准教授はスポーツの動きの研究を行っている。身体が勝手に反応する「ゾーン」の話、自分の動きを考えすぎるとうまく動けなくなる「チョーク」の話などがあって、"Implicit Learning vs Explicit Learning" の話があった。"Explicit Learning" は直接技術を教えることに対して、"Implicit Learning" は違う表現で教える。学習者はそれを受けて自分で正しい技術を習得する。このほうが、一定期間経った後に覚えている割合が高いという。

"Analogy Learning" は Implicit Learning の一手法。類似性、比喩表現で教える。フリースロー2750回連続成功のギネス記録を達成したトム・アンベリー氏は、その秘訣を「頭上にあるクッキーの瓶に手を突っ込むように」と語ったという。その他、バレエなどでは「操り人形が上から吊るされているかのように立つ」みたいな表現がされているのは知られていることかと思う。

展覧会の一つの出品作品がこの "Analogy Learning" をテーマにしている。例えば「地面を熱したフライパンの上だと思って走る」というアナロジーに対して、右に走っている映像、左に熱したフライパンの映像を配置する。

この作品を作るために、加藤氏が学生に与えた課題「アスリートから自分のアナロジー表現を聞き出してくる」の結果を使った。慶応大学のクラスだと、周辺に各分野のトップレベルのアスリートが多いからこういう課題が出せるという。なるほど、地方大学では難しいだろう、また東大でも難しいかと思った。

最初に、コミュニケーションでは共通する背景知識が重要だということを書いた。アナロジーは、相手も知っていると思われる一般的な知識を用いるので、その点はクリアできているのだと思う。また、「地面を熱したフライパンの上だと思って走る」を言葉にすると「地面への接地面積、時間を短くして ... 」ということになろうが、これを実際にやろうとすると、先に述べた「チョーク」が起き、うまく体が動かない。

アナロジーはスポーツの分野だけでなく、いろいろな分野に適用可能だと思った。実際に使われているのだと思う。自分が何かを説明する上で活用を考えていきたい。

Twitterの最初の投稿

ネットで「Twitterと歩んだ10年を振り返ってみる【前編】」という記事が話題になっていた。
本日でTwitterを始めて10年が経ちます。たぶんアクティブな日本人IDでは上位100人とかの最初期勢です。
ほう。

この人の最初のツイートは

テスト投稿っぽい。

最初のツイートなんてどうやって調べるのか、と思って調べたら、Twitterがそういうサービスを提供しているみたい。

Discover your first Tweet | Discover

自分のIDを入れてみる → https://discover.twitter.com/first-tweet#ryokan

結果がこれ。

はげあたま (@hageatama) さんから遅れて1日、私も今日がちょうど10年目だったよ。

自分の投稿もテスト投稿っぽい。というかTwitterの使い方がわからず、投稿はできるけれども何を投稿すれば良いのかわからなかった。その時々に何をやっているかを記録するものと言われていたので、その通りにしてみましたという感じ。それがどういう意味、価値をもっているか、1年くらいはわからなかったように思う。日本人ユーザーも少なかったし、英語圏の人のツイートを読んでもそれがどう使えるかわからなかった。

そう、最初は英語でツイートしていたんです (Facebookもそうだったな)。IDが最初に来て、その後が動詞でつながるような形式が多かったと思う。
@ryokan wants to ...
みたいに第三人称扱い。

Be動詞は最初の投稿のように抜いて
@ryokan ...ing

としていたと思う。

最初にフォローしたのは日本人だったけど、彼女もアメリカ在住で英語でツイートしていたし。その後、伊藤穣一氏 (@Joi)、大統領になる前のオバマ氏 (@BarackObama)、日本人だとおなじみ小飼弾氏 (@dankogai) ... をフォローしていた。

ツイートしたものをまとめてはてなダイアリーに投稿してEvernoteにコピーするサービスができて (最初の投稿は Tweets of 2009.01.01 ... タイトルは間違いで2010年1月1日でした)、ようやく記録としての意味がでてきたかなと思う。現在このサービス twtr2src はサービスを終了しており、今は Twieve を使っている。

現在、Instagram や はてなブックマークから連携してツイートするというのが中心になっている。コメントのやりとりも Facebook が中心になっている。Facebook のほうがアクティブに読んでくれる人が多いしね、SNSはやはりアクティブユーザーの数で価値が決まってくる。

収益化にも苦労しているようだし、今後Twitterはどうなっていくのかなと思う。

2017/03/26

これぞ暁斎

暁斎の絵はたぶんいろいろなところで見ていたんだろうけど、最初にちゃんと認識したのはNHKのテレビ番組だった。それは、あまり知られていない画家を紹介するシリーズの一つで、そのときは「狂斎」の名前で記憶した。

だから、2015年に三菱一号館美術館で「画鬼・暁斎―KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」展 (PDF)があったとき、「あれ? 『狂斎』じゃなかったっけ?」と思い、検索して調べたことがある。Wikipedia 「河鍋暁斎」によると
号は「ぎょうさい」とは読まず「きょうさい」と読む。それ以前の「狂斎」の号の「狂」を「暁」に改めたものである。
とある。

三菱一号館美術館の展覧会は、NHKの番組で気になって以来初めての大型展で、堪能できた。コンドルとの関係で建築まで言及されていたのが興味深かった。

そして今、Bunkamuraで「ゴールドマンコレクションこれぞ暁斎!世界が認めたその画力」展が行われている。その内覧会に参加する機会をいただき行ってきた。ナビゲーターはブログ「青い日記帳」のTakこと中村剛士さんと、ジャーナリストのチバヒデトシさん。

三菱一号館美術館の展示は、改めて今回のBunkamuraの展示と比較すると、真面目で堅い印象になる。今回の展示が不真面目というのではなく、暁斎の「楽しさ」、「可愛い絵」が強調されていたように思う。そしてそれを支える狩野派に学んだ基礎の画力、浮世絵や山水画その他の画法への挑戦、書画会や注文に応じて絵を書き上げる多作ぶり、そしてその中でもバリエーションを生み出していく好奇心の強さ、今回のトークのおかげで、それらがよく分かった。

今回、「私の一枚」を選んで紹介してください、という指令が出ていて、いろいろ悩んだ末、結局は人気が高そうなこの「百鬼夜行図屏風」を選んでみた。


右から左に妖怪たちが行進する。しかし行き着く先には太陽が出ていて、慌てて反対方向に逃げる妖怪たち。妖怪それぞれがユーモラスな個性があって、見ていて飽きない。

これ以外にもいろいろ魅力的な絵がたくさんあった。

右は「五聖奏楽図」。磔にされるキリストを、釈迦、孔子、老師、神武天皇が囃し立てているところだという。明治初期にキリスト教が解禁されたのは日本の宗教界特に仏教にとっては大事件であったことが背景にあるが、とはいえそんな深刻さは感じられずユーモラスだ。キリストが扇子と和楽器の鈴を持っているのも面白い。

こういう絵が描けるのも、ゆるい宗教観をもつ日本ならではと思う。いやいや不平等条約が残っていた当時の後進国日本でこんな絵があることが知られたら国際問題になっていたかも。

左は「大仏と助六」。大胆な構図で、最初は近づいて見ていたので、タイトルにある「大仏」って何? と思った。

鴉の間。今回鴉図が20点近く出ている。鴉は、明治14年内国勧業博覧会で「枯木寒鴉図」で最高賞をとったように、暁斎のお気に入りのモチーフだったようだ。頼まれてささっと描くのにもよく使われた。同じように見えるがそれぞれに違いが出されていてバリエーションがある。

細かく描きこんでいるもの以外に、太い筆で大胆に描いたものも魅力的だ。特に蛙などの動物に多い。

春画コーナーもあるよ。三菱一号館美術館でもあったけど、やはり今回のが楽しい。子供の絵本にあるように、手で動かす仕掛けがついたものもある。

会期があと3週間ですので、ご注意ください。

展覧会情報
開催期間: 2017/2/23(木)-4/16(日) ※会期中無休
開館時間: 10:00-19:00(入館は18:30まで)毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
会場: Bunkamura ザ・ミュージアム
入館料(消費税込): 一般 1,400円、大学・高校生 1,000円、中学・小学生 700円

なお、本記事の写真は特別の許可を得て撮影したものです。