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2018/01/07

新しい価値を売る (2) セルフィー専用カメラ

"ここでアップルが提供しようとしているものはモノではなく、新しい体験であり、新しい生活。私達が買うのはそのモノではなく、それを使っている「自分自身」。"

以前、「モノを売るのではなく新しい価値を売る」なんて書いたんですが、この商品もそんな感じですね。

engadget (2018/1/5) 撮られる人を確実に笑顔にするカメラ! カシオの「TR mini」レビュー
  • コンパクト型で (わかりにくいな。化粧用品のコンパクトの形)、ふた部分がカメラとライト、下部分がディスプレイ
  • 美肌モードが充実
  • 使っている姿が可愛い
レビューの中の
現実ではないとわかってますってば! だけど楽しい!
とか
TR miniは、時計を巻き戻したとしてもそんなキレイな時はなかったぞ? と思える写真を量産してくれます。それが非現実的であるとわかっています。でも撮れた写真は確実に気分をアゲてくれるんですよね。 
 などを読んでいて、「モノを売るのではなく新しい価値を売る」では、
ここでアップルが提供しようとしているものはモノではなく、新しい体験であり、新しい生活。私達が買うのはそのモノではなく、それを使っている「自分自身」。
と書いたのを思い出しました。この商品も同様に、デジカメを売っているのではなく、 これでセルフィー写真を撮っている自分、パーティーでみんなでとって盛り上がっている自分を買っているのだと思います。

ツイッターに書きましたが、まず世界市場を見ているというのはいいところだと思います。売れることはわかったので、日本でも出せばいいのにと思います。

CASIO INTERNATIONAL TR-M11


2017/11/26

デンマーク・デザイン展

11月23日から行われるデンマーク・デザイン展の内覧会が22日に行われ、参加しました。

北欧デザインというくくりでの展覧会はあったが、デンマークに特化したもので大きなものは今回が初めてということです。

まずデンマーク大使館のマーティン・ミケルセン氏の挨拶です。

デンマークの冬は長く、気候が厳しい。人はあまり外出したがらず、家を快適にすることに力を入れる。そのため快適なインテリア、家具のデザインが発達した。

ここはこれからこの展覧会をみていく上でキーとなるポイントだと思いました。

そのあとは、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館の主任学芸員 江川均氏による解説です。全体が章立ての構成になっており、それに従って館内を順に巡ります。

最初はロイヤル・コペンハーゲン。これは「デンマーク・デザイン」が注目される前の時代です。まず「ブルーフルーテッド」(写真)。そしてその後の「ブルーフラワー」シリーズが続きます。

磁器は焼成温度が1400℃と高く、その温度に耐えられる色は青しかなく、このため白地に青一色の絵付けが主流です。後には多色のものもありますが、それは複数回に分け焼いたもので、そのためコストが高くなります。多くの人に使ってもらうことを優先して青一色のものが多くなっているそうです。

「ブルーフラワー」シリーズでは非対称のデザインが特徴ですが、これにはジャポニズムの影響が大きいということです。

次の部屋では、近代デザインのパイオニア、コーオ・クリントに光が当たります。古典をベースにしながら、機能性を追求した家具をデザインしました。人間工学の先駆者と言われれいるそうです。直線的なデザインが特徴です。

次の時代「 ミッドセンチュリー」の特徴は「オーガニック」です。「オーガニック」は今と違って、「曲面のデザイン」という意味です。人間工学の影響もありますし、素材の発達、工業の発達によってそれが可能になったという背景もあります。また、大量生産のアメリカに対して、手工業的なところがあり、そこが人気になりました。

この時代の中心人物に、アーネ・ヤコプスン[アルネ・ヤコブセン]、ハンス・ヴィーイナ[ウェグナー]、フィン・ユールがいました。もともと建築家だが、その中の家具をデザインしたという人が多いようです。


ヴェアナ・パントン (写真) もこの時代の人です。あれ、このデザインは? と思いましたが、そうです、以前  (2009年だったよ ...) 見たヴェルナー・パントンです。プラスティックという新しい素材を使うところはデンマークらいしかもしれませんがが、色使いやフォルムは他のデンマーク製品とは一線を画するようなものになっています。図録を見るとやはり特に国外で高く評価されたとありました。

家具以外では、ポウル・ヘニングスンの眩しくない照明「アーティチョーク」や、ヤコブ・イェンスンのオーディオ機器やポータブルラジオがありました。ヤコブ・イェンスン[イェンセン]は、バング&オルフセンのかっこいいオーディオ機器を手がけた人です。これは欲しいと思う人は多いのではないでしょうか。

レゴもデンマークでしたね。最初の頃のパッケージとか展示されていて興味深い。こんな小さなパッケージで小分けにされて売られていたんですね。少しずつ貯めて、大事に使っていたんだろうなと思います。

最後の章「ポストモダニズムと現代のデンマークデザイン」では、自転車の説明がありました。展示されていたキビースィの自転車《PEK》高級品で高いものですが、デンマークは国土の高低差が少ないため、自転車大国となっおり、普段使いの自転車の産業も盛んだそうです。展示されていた自転車の背後の壁には、デンマークの日常に自転車が自然に存在する写真が貼られていました。

最後に座れるチェアが幾種類か置いてあります。ここでは写真撮影も可能です (本記事は美術館より特別に写真撮影の許可をいただいています)。右はその一つ。デンマーク大使館のマーティン・ミケルセン氏が、「このサイドのカーブが自然にバックのカーブに繋がっているところが身体にフィットするんだよー」というようなことを説明していました (たぶん)。

以下展覧会の情報です。

日本・デンマーク国交樹立150周年記念
デンマーク・デザイン
http://www.sjnk-museum.org/program/current/5062.html
会期:2017年11月23日(木・祝)~12月27日(水)
休 館 日:月曜日(ただし12月25日は開館)
会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
〒160-8338 新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階
開館時間:午前10時-午後6時、金曜日は午後7時まで(入館は閉館30分前まで)
観覧料
 一般:1,200円(1,000円)
 大・高校生:800円(650円)  ※学生証をご提示ください
 65歳以上:1,000円     ※年齢のわかる物をご提示ください
 中学生以下:無料      ※生徒手帳をご提示ください
 ※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を提示のご本人と
 その付添人1名は無料。被爆者健康手帳を提示の方はご本人のみ無料。
主催:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館、日本経済新聞社

2015/07/20

ザハ・ハディッドのデザイン

今話題ですよね、ザハ・ハディッドのデザイン。2014年になりますが、21_21 DESIGN SIGHTのトーク「現場からみる、デザインミュージアムの可能性」 の話題の一つでした。

トークの話者の一人は、ソウルデザイン財団 東大門 (トンデムン) デザイン・プラザ (DDP) 総監督の鄭 國鉉(チョン・クッキョン)氏。この時はまだオープン前でしたが、2014年3月のオープン後は館長になることが決まっています。

このDDPが、ザハ・ハディッドのデザインで、Wikimediaの画像によればこんな感じ。

640px-Dongdaemun_Design_Plaza_on_April_2014

"Dongdaemun Design Plaza on April 2014" by Massyparcer - Own work. Licensed under CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons.

面白かった点を箇条書きにまとめます。
  • ザハ・ハディッドの設計はこれまでまともな建物ができていない。中国で作られたものなど雨漏りしている。

  • 外壁のパネルは一枚一枚違う。個々にプレスで制作している。

  • 当初の予算をかなりオーバーしてしまった。

  • 建物が曲線的で、距離感がつかめない。まっすぐ歩いていて頭を天井にぶつけてしまう。

  • また屋根も低いところがあって、そこから登れてしまう。(宣伝用のパンフレットに実際に女性モデルが屋根に座っている写真が使われている。)

  • このため、安全面で対策を考えている。(誘導のためのポストとか置いていくとせっかくのデザインが台無しになるのが懸念だが仕方がない。)
ハディッド・デザインの悪いところを挙げていて、困ったというような内容ではあるのですが、困難な仕事をやり遂げた自負を感じました。

後の質問の答えで、「マスコミの批判が強い。他の失敗したプロジェクトと一緒に語られてしまう」とおっしゃっていました。日本も同じですね。日本は結局ハディッド・デザインはできないということになったのですが、新しいデザインがどういうものになるか今の段階では分からないので。これが吉と出るか凶と出るかわかりません。少なくとも韓国では、「日本も結局できなかったザハ・ハディッドを我々は作って運営している」という自負が強化されるのではないでしょうか。

日本との違いに、日本がザハ・ハディッドのデザインのみを使うのに対して、韓国DDPではザハ・ハディド事務所が設計・監理を全部担当し、全過程を主導したということだそうです (中央日報 2014年04月11日 「ソウルのアイコンになった2つの建物、建設過程は両極端」)。
DDPプロジェクトで建築家ザハ・ハディドに全体過程を統制する権限を与えたことは意味のある事例として残るだろう
一方日本の国立競技場では、ザハ・ハディドの知らないところでデザインが変更されています。キールアーチが本来の役に立たない構造に変更されているそうです。この変更された設計で価格が上がってもそれは責任持てないだろうと思います。

2014/01/12

ソウル東大門デザインプラザ

現在21_21デザインサイトで、企画展「日本のデザインミュージアム実現にむけて展」が行われており、関連イベントがいろいろ行われています。1月11日、トーク「現場からみる、デザインミュージアムの可能性」を聴きにいってきました。

今回は実際のデザイン関係のミュージアムの関係者によるお話。
  • 東京国立近代美術館の工芸館: 工芸品だけでなくデザイン作品を所蔵している。
  • 竹中大工道具館(神戸市)
  • 東大門(トンデムン)デザインプラザ(DDP)2014年3月開館予定
「デザインミュージアム」という展覧会のコンセプトに近いということもあり、また、韓国から来ていただいたということもあるだろう。話題の中心は東大門デザインプラザにあったように思う。

鄭國鉉氏はここでは総監督という肩書きになっているが、オープン後は館長 (名称は違うかもしれない) 就任が予定されている。もともとサムスンのデザイン部門出身と言うこともあってか、単なる公式発表だけでなく、ざっくばらんに話をしていただき、面白かった。

さて、東大門デザインプラザ (DDP) ですが、ティーザー映像がありました。


このフォルムは! そう、話題のザハ・ハディッドです。

鄭國鉉氏によると、中国にもザハ・ハディッド建築があるが、雨漏りがあったりして、まともに建ったものは少ないという。韓国メディアからもさんざん叩かれているとのこと。しかし、鄭國鉉自身は、その点に関しては心配していないようだ。

外側を構成するパネルは一枚一枚違う。個々にプレスで制作しているとのこと。建築費がかさみそう。

内部も曲線で構成され、遠近感を狂わせる。下を向いて歩いていると頭をぶつけたりするそうだ。また、ポスターには屋根に座っている女性の写真が使われているのだが、なだらかな屋根で比較的容易に登れたりする場所もあるとのこと。開館前には安全対策をするらしいが、そのため無粋な立て看板だらけになるのではなかろうか (笑)。

韓国には一度も行ったことはないのですが、ここには一度行ってみたいです。

「ザハ・ハディッドを見に行こう!」

2013/05/11

Saul Bass

"Saul Bass"で検索すると検索結果のトップはWikipeiaの項目になる。

ソール・バス - Wikipedia
ソール・バス(Saul Bass, 1920年5月8日 - 1996年4月25日)は、アメリカ合衆国グラフィック・デザイナーニューヨーク市出身。しばしばソウル・バスとも表記されるが、これは発音の上からは明らかな誤りである(auは長音であって二重母音ではない)。
一方、人名等のとき検索結果の右の方にはWikipediaの項目が出るのだけど、そこにはこう書いてある。

ソウル・バス
ソウル・バス(Saul Bass, 1920年5月8日 - 1996年4月25日)は、アメリカ合衆国のグラフィック・デザイナー。ニューヨーク市出身。ソール・バスとも表記される
普通使われるのはどっちなんだ?

先日 (5月8日) 誕生日で、Googleのロゴが変わってた。

Doodle for Saul Bass' 93rd Birthday - YouTube

先日東京ミッドタウンのデザインハブで行われていた「映像の教室」展で出てた。ここでは「ソウル・バス」表記になっている。 Techne Works - タイポグラフィ

2011/08/05

アップルとディーター・ラムス

スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション」の法則5 デザイン「1000ものことにノーという」は、デザインを極限までシンプルにすること。そうすることで、必要なもののみがうきあがる機能美が現れるということだろう。

これは以前府中市美術館で見たディーター・ラムスにつながるものだ (ブログ書いてなかった)。

府中史美術館 2009/5/23 - 7/20 純粋なる形象 ディーター・ラムスの時代―機能主義デザイン再考

関連記事
この時点で、アップル製品のラムスデザインに対する類似性は指摘されていた。最初のインタビュー記事から引用する。
―現在、多くの人々がアップル社の「iPod」や「iPhone」などで音楽や映像を外に持ち出して楽しんでいるわけですが、この「iPod」や「iPhone」のデザインに、ラムスさんが影響を与えたと言えるのではないでしょうか? たとえばこの「TP1」のように、「縦型」というデザインのポイントなど。それについてはいかがでしょう。

 私の持っている基本的意見と、よく似た考えで作られているということは、確かに感じます。私の知り合いのジャーナリストや友人によっては「あれはコピーだ」という意見を私に言ってくることもありますね。でも、そう言われることは、逆に私にとっては褒め言葉だと思います。デザイナーの持つ宿命と言いますか、私自身は模倣ではないと思います。私にとっての最大級の褒め言葉だと感じていますよ。
それはそれ以前から指摘されてきていることだし、その後もみかける。

らばQ 2008/1/18 Appleがあのブラウンからパクったグッドデザイン10の原則
(元ネタ GIZMODO 2008/1/14 1960s Braun Products Hold the Secrets to Apple’s Future)
Wired.jp 2011/5/16 Appleデザインに影響を与えた古いガジェットたち「パクった」と「影響を与えた」って言葉の選び方で、そのサイトのテーストが現れていますね。

増加する機能を、いかに整理して提示するかは今後も続く課題だろう。

2011/05/16

ネンチャクシコウ展ワークショップ

六本木AXISギャラリーで行われているネンチャクシコウ展 (→ かみの工作帖「かみの道具4 ネンチャクシコウ展 開催!」)、今日はワークショップがあるというので行って来ました。

昨年、スパイラルガーデンで行われた「空気の器」のワークショップ同様、かみの工作所の主催でした。「空気の器」も準備されていましたが、完成品だったので今日は見せるだけで、他のものを作るのでしょう。初めて見る「トリノス」(鳥の巣) がおいてあります。

始まって分かったのですが、複数の制作セッションがありました。トリノスのほか、ORIBON (ORI + RIBBON)、紙飛行機型ハガキ、テープ型フック、ミイラの包帯状のシールを剥がすと絵が出てくるハガキ。バラエティがあってどれも楽しい。特に作った紙飛行機を飛ばすセッションはみんな楽しそうでした。あ、あまり楽しかったので写真撮って来るの忘れた。

デザイン関係のイベントだけあってiPhone率高いですね。ツイッターのハッシュタグが公開されていたわけではないので捕捉率は低いですが、それでも「ネンチャクシコウ」で検索すると、ワークショップに出てるという発言がいくつかみられました。私の斜め前にいた人だ、とか推測できます。

22日まで。

トリノス (山田佳一郎)

20110515-061440.jpg

ミーーーラ (サダヒロカズノリ)

20110515-061501.jpg

tapehook (トラフ建築設計事務所)



追記: Togetterでまとめました。→「2011/05/15 ネンチャクシコウ展ワークショップ」

2011/01/25

フォントのふしぎ

発売前にTwitterかメールかで知って、発売された直後に買いました。

フォントのふしぎ  ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?
フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見える...by 小林章¥ 2,100

(アフィリエイトリンクです)

こんな表紙じゃないと思ったのだけど、写真をたっぷり使ったカバーの下はこうなっていました。

フォントの説明よりも、それがどこで使われ、どのような効果を出しているかを主に写真で紹介したもの。テキストが少ないので、読むよりも鑑賞するといった感じになります。

もともとレタリングが好きで、教科書や書体字典を買って描いたり、中学校の時は新聞の広告や、包装紙からロゴを切り抜いて集めたりしていたので、そのころを思い出しました。

この本の記述で、Xの交差部分は線を少し細くしている、とか、ゴシック体でも"O"の上下と左右の線の太さは同じではない、とか書いてあって、「そうそう」と嬉しくなりました。

2011/01/03

人生の戦略とプロトタイプとプロセス

計画とプロトタイプ


ずっと前から読んでたんだけど、年末から元旦にかけて読み終えた。
デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice)デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice)
ティム ブラウン Tim Brown早川書房 2010-04
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この中に「人生をデザインする」という項があって
人生を「計画」するのと、人生を「漂う」のと、人生を「デザイン」するのとでは、大きな違いがある。
と書かれている。「漂う」は論外として、「計画」と「デザイン」ではどう違うのだろうか。

ここでは「計画」を次のように捉えているのだ。
あらゆる道のりをあらかじめ計画して、人生を過ごす人々がいる。どの大学に入学すべきか、どのインターンシップが出世の近道か、何歳で退職するか、あらかじめ決めている。そして、行き詰まったら、両親、代理人、ライフ・コーチの力を借りるのだ。
そして次のように続ける。
しかし、残念ながら、この方法はうまくいかない。そもそも最初から勝者が分っていたら、ゲームをプレイする意味などないに等しいのだ。
だからといって、ダイスを振るようなものではなく、やっぱりゲームだったら勝つことを目指すんだろう。勝つということは人によっては適切ではないので言い換えると、目的意識をもつことだ。

ここでティム・ブラウンはデザイン思考で用いる概念「プロトタイプ」を持ち出す。
人生をプロトタイプと考えてみよう。実験を行い、発見をし、視点を変えることができる。
人生のような答えが分っていないものに対して「計画」は不適切で、それよりも、試してみて良ければ採用し、さらに改良を加えて行く、悪ければ別の視点から取り組むほうが良いということだろう。

勝間和代の人生戦略手帳


ツイッターでフォローを始めたのをきっかけに、勝間和代オフィシャルメールマガジン (有料版じゃないやつね) をとっている。1月1日に来た年賀状メールには、『勝間和代の人生戦略手帳』の宣伝ページへのリンクが書かれていた。

これは、目標実現のための行動・実践を、手帳に書いた計画と、勝間さんから来るメール (有料版) による後押しを組み合わせることで確実に実施していくもののようだ。

それでは自分は


勝間和代さんのいうように、目標を設定して戦略を立ててというのは大事なのは分るけど、正直なところそういうのに抵抗のある自分がいる。長期的な目標を設定すること自体に抵抗があるのは、歳をとったせいなのかとも思う。また、今までいろいろなところに首を突っ込んでいくような生き方をしてきていて、例えばそれはブログであったりツイッターだったりする訳だけど、そのような生き方を否定したくないという思いもあるのだろうと思う。

目標を設定してそれにまっしぐらに向かわないことの言い訳みたいなところもあるのは、自分自身で理解もしているのだけれど。

計画して実行して...というPDCAをまわすということと、人生をプロトタイプと考えて実験を重ねる、というのはある意味では同じなのだろうけど、プロトタイプのほうがしっくりいく。それは、そう考えると失敗を容認しやすい、ということは冒険がしやすい、ということかもしれない。

という訳で、自分としては、どのような実験にトライするのか考えたい。また、その実験の選択も間口を広げておきたいと思う。求められれば引き受けるというスタンスをとるということだ。

あまり大きなことは達成できないかもしれないと思うけれど、少しでもよくなることを目指す、そのプロセスに人生の充実を見いだして行きたい。

そういうことを考えていたところに宋文洲さんのツイートが目に入った。

sohbunshu: 結果の多少よりも、自分の努力と実力で結果を得るプロセスが楽しい。「稼ぐのが簡単、使うのは難しい」の本来の意味だ。 (Sun Jan 02 23:02:30 +0000 2011)

また、次のツイートもプロトタイプの考え「視点を変える」に近いかと思う。

sohbunshu: 「人生のやり直し」とはできなかったことに拘ることではなく、違うことに意味を見出すこと。 (Mon Jan 03 00:40:48 +0000 2011)

2009/10/30

今日からTokyo Designers Week

Tokyo Designers Week 2009 10月30日(金)〜11月3日(火・祝)

いつ行こうかな。

同時期にこちらも開催される。→ DESIGNTIDE TOKYO 2009

こちらのほうは一度も行ったことがない。Tokyo Designers Weekへ行ったらそれだけでおなか一杯になるから。

しかしこれだけじゃないぞ。

クンスト・オクトーバーフェスト'09 2009年10月31日(土)11:00 〜19:30
-- 東京・中央区の現代アートギャラリーを20分〜25分間隔でバスが巡回するツアー
-- ビールも乗車も無料!

しかし31日はこちらもある。

『THE OUTLINE 見えていない輪郭』オープニングトーク「2人に見えている輪郭」
-- 深澤直人と藤井 保のトークセッション。

悩むなあ。

過去の記事:
2005年 - Tokyo Designer's Weekに行って来た
2007年 - Tokyo Designer's Week 2007
2008年 - Katrin Olina
-- メイングラフィックを担当したアイスランドのイラストレーター。この年はTDW自体の記事は書いてなかった。

2009/08/31

Good Design Expo 2009

こんにちは。みんな選挙へは行ったかな? うちの投票所は別に並んでなかったよ。

昨年に引き続き初日にGood Design Expoに行って来ました。すみません、もっと早く記事を書けば良かったのだけど。

初日は18:00からで、これは開場を待つ人の列。去年より多いような気がします。








エントランスに掲げられているバナー。Welcome Installationと名付けられていたんだ。フラッシュムービーのようになっていて、この写真は文字が上から落ちて来るところ。もしかしたら中村勇吾作品かも。

今年は「デザインを語る」ということがコンセプトにあるそうで、いたるところで吹き出しがモチーフに使われている。





もう一つのポイントは「赤」で、この経済状況を表し ... いや、この経済状況の中で、みんなにエネルギーを与える色として選んだ。

... と審査委員長の内藤廣氏がオープニングトークで述べられていました。











この後、[ moonbell × 珍しいキノコ舞踊団 × d.v.d ] の3組のジョイントというか融合によるライブパフォーマンスがありました。

これはこれで良かったけれど、やっぱり昨年のように、デザインを語るトークショウのようなものがあると良かったと思います。→ 「珍しいキノコ舞踊団」

その他の写真は下記に置きました。
PicasaWeb: Good Design Expo 09/08/28

追記: 同じく参加された方

言壺。さん: グッドデザインエキスポ2009 [トラックバックもいただいています]

2008/08/23

グッドデザインエキスポ2008

こんにちは。佐藤卓です (ウソ)。

昨日仕事で東京ビッグサイトに行ってきたのですが、ちょうどその日の18時からグッドデザインエキスポ2008があるのが分って、行ってきましたよ。





写真を撮っても良いとということで撮ってきました。IT系の展示会と違って統一のとれた展示。ただ露出度の高いおねえさんがいないのが残...

18時オープンなんですが、18:30からはイベントがあるのであまりゆっくり見てられません。文房具を中心に見ていました。






大学のブースもあります。ここには女子大生のおねえさんが... 特に工芸繊維大学では浴衣で...



開会宣言。今年から (産業振興の視点から) 消費者の視点の審査にシフトしたということが語られていました。






デザイナー安積朋子さん、柴田文江さん、司会東海左由留さん (生活品評論家) によるトークセッション。

消費者の視点からということで、女性デザイナーをキャスティングしたのでしょうね。成功していると思います。以前東京デザイナーズウィークでのトークセッションでは、「着想が大事」とか、消費者が生活の中で使うシーンを想定した話がなくて不満だった (過去記事) ので、今回のはとてもしっくりくる話でした。これに関してはまた別に書こうと思います。

デザイナー仲間で構成されたボサノバグループPIPETTEによるライブ。

一番前の席に陣取って、フリードリンクのビールを飲みながら楽しみました。

今日23日は新しい電子楽器TENORI-ONのライブがあります。明日24日はdankogaiがアルファギークたちとウェブアプリケーションのネクストステージについて語る、そうです。ギークなおねえさんも来るのかな。

■ トラックバック

グッドデザイン賞公式ブログ「とうとう開幕!」

2007/11/03

Tokyo Designer's Week 2007

おはようございます。山本寛斎です (ウソ、ってしかも今回はファッションデザインじゃないから)。

Tokyo Designer's Week 2007に行ってきました。一昨年行ってまた行きたいと思っていたのですが、昨年は行けなかったんですよね、元気がなくて。

今年もコンテナ展から見に行きました。空間をフルに使った展示が多くてそれが楽しいんですよね。だけど今年は数が少なかったな。サムスンと学生コラボも出ていなかったし。


上はそのうちのひとつで、多摩美と三洋電機のコラボ。この中を通り抜けるんですが、人が写っていないのでなんだか分らないですよね。 多摩美環境デザイン学科のブログがあるようなので、そちらをご覧下さい (→ 「東京デザイナーズウィーク2007出展風景」)。

一昨年は学生の展示は見に行かなかったのですが、今年はコンテナ展のほぼ全体をカバーするステージを組んであってその上で行われていたので、そのままの流れで行ってきました。一昨年行かなかったのは実はどうせ学生の文化祭みたいなもんだろうと軽視していたというのも理由にあるんですが、すみません、私が間違っておりました。なかなか楽しかったです。単なるアイデアレベルだろうとも思っていたのですが、しっかり造ってあるものが多くありました。ベンチなど私が座っても安心なくらい。

一番良かったのは、みんな嬉しそうに説明してくれること。この点は文化祭みたいですけど。

学生展の全体のテーマが「環境」だったようで、環境との調和を目指した公園の施設やリサイクル回収箱などが多くありました。またコンテナ展も同様で、環境省チーム−6、ソトコト、三洋電機エネループとそれらと学生のコラボ展が大きな割合を占めていました。

コンテナ展のひとつに富士通 + GK TechのRe: Shadowgraph Projectがありました。最初行った時は休憩直前で入れず、休憩時間が終わる頃に行ったら調整中でなかなか入れませんでした。ちょこちょこ調整が終るのを伺って、やっと入ることができました。

これはプロジェクタから映し出された映像を影で遮ることでインタラクションする新しいインターフェースの提案。

最初のステージでは、手の影を動かすとそこに文字が生まれる。
次のステージは、棒を動かすとその影から水滴 (の映像) が出てそれで花を育てる。
最後のステージでは、棒を振るとインクが画面に降り掛かる。

上記リンクで皆さんの作品を見ることができます。壁紙としてダウンロードできるって言ってたんですが、それはまだのようですね。

J-WAVEの特設カフェがあって公開放送をしていました。オープンカフェで音は周りに聞こえてくる。ライブも途中挟まれていて、聴いたことのある歌が流れ出したので行ってみたのですが、いっぱいで入れませんでした。遠くから顔は判別できなかったのですが、伊藤由奈。ちゃんと調べておけば始まる前から陣取っておけたのに、ちょっと残念でした。

下は入場パス (一般参加者用)。紙紐を渡され、自分で結んで首にかけるようになっています (笑)。

追記: 専門誌のレポート

PingMag 2007.11.09 ベスト・オブ・デザインウィーク2007:拡大版トップリスト!

ミナさんがコメントで書いてくれている日本館の和風アニメってこれかな?


Team Lab: Beautiful Japanese Animation II

2007/10/26

その他90%の人たちへのデザイン

PingMagの家紋の一つ前の記事にも注目。

その他90%の人たちへのデザイン (PingMag 2007/10/24)

その他90%の人たちへのデザイン、って "computer for the rest of us" とかそういうことではありません。発展途上国の人々の生活を助けるための製品。安くできて今役立つもの。電力などインフラが整備されていない場所でも使えるもの。そういうものを集めた展覧会がDesign for the Other 90%

最初に出されているのは、タイヤ型の水の容器Q-Drum。転がして運べる。なぜこのようなものがなかったのかと思いますよ。


One Laptop Per Childも含まれていて、教育も重要ではあるのですが、まず命を守るための技術、デザインに惹かれます。

キュレーターのシンシア・E・スミスさんの言葉
私はこの展示を見た人々が、貧困にピリオドを打つためのアクションというのは私たちの誰もができることなのだと気づいて、様々な可能性に目を向け始めてくれたら、と願っています。
何かの問題を解決するとき、自分の得意分野で考えがちではあるのだけれど、そうでなくともイノベーションは起こせるということを意識しておかないといけませんね。

こんな家紋

こんばんは。雷門ケン坊です (ウソ)。

ちょっと前にはやったKAMONだけど、自分のが何か明かさなかった人がいたな。

きっとこんな家紋だったのではないかと想像しているのだけど...

雷紋だそうだ。
【雷】 雷紋のあなたは努力家で困っている人を見過ごせない親分肌。言動はつい過激になってしまう傾向があり、好き嫌いもはっきりしているようです。また感情の移り変わりが激しいのも特徴。自分の感情を上手にコントロール出来れば多くの人に慕われる明るい人生を送れるはずです。


ところで、PingMagでこんな記事があった。

遊び心溢れる動物の家紋 (PingMag 2007/10/25)

そのトップに紹介されていたのが兎紋。きっと釣られる人がいるはず。

家紋データベースは、CREST JAPANにあります。

あ、そういえば「もやしもん」が始まってたんだ。録画しとかなくちゃ。

追記: fumi_oさんは綾鷹のKAMONで兎紋だったそうですよ。

2007/10/16

水の展覧会 2

こんばんは。waterboyです (ウソ)。

以前水の展覧会に関して書きましたが、また水をテーマにした展覧会が行われます。

21_21 DESIGN SIGHT 佐藤 卓ディレクション「water」

TBS「世界遺産」をとるつもりで録画予約していたら、半分「情熱大陸」が入っていて、そこで佐藤 卓が取り上げられていたので知ったのでした。

前回の「チョコレート展」がチョコレートに関係あればなんでもありだったので、今回は「水」をテーマにしていればなんでもありなのかも。「超撥水」素材を利用した作品もあるそうで、楽しみです。

ポスターに使われている逆さにした傘のマークは、「雨水利用を呼びかける世界共通のマークとして提案」しているものだそうで、ルールに従えば自由に使って良いそうですよ。このブログおよびこの記事は「雨水利用活動」ではないのでルールからはずれますが (ポスターのイメージの中には入っていますけどね)。

「雨水利用活動」という意味で、Blog Action Dayのテーマとしてもあいますね、ってもう15日過ぎてましたよ。

2007/05/18

Get the Glass!

こんばんは。「賢い主婦はスーパーで手前に並んでいる古い牛乳を買う」なんていうやつは叩くよ!

それはともかくとして、Web Designingを見てたら、こんなサイトが紹介されていました。

www.gettheglass.com

ジオラマの中で模型を動かすグラフィック。ここまでできるのか。

メインのすごろくはいいんですが、とまったところで出されるミニゲームやクイズをやるためには、私の英語力では厳しいものがあります。

そういえば、クレイアニメでゲームを作った「クレイマン・クレイマン」を思い出しました。

追記: トラックバックをもらったらふぃさんのところにはスナップショットが置いてあるので、私も。下記はゲーム前に見ることの出来るAdachi家のプロフィールというか、容疑者プロファイルと証拠物件。息子のTad Adachi君は歯が悪くて、サンドイッチを粉々にしてピューレにしてストローで飲むそうだ。で、牛乳が必要だね!ということみたいです。


らふぃさんのところには、これまでのキャンペーンなど、いろいろ背景情報も分って面白いですよ。

2007/03/03

ロックのデザイン

こんばんは。雑誌"Pen"って、ペンクラブの機関誌かと思ってましたよ。

もう新しい号が出ちゃいましたが、Pen No.193 3/1号の特集は「ロックのデザイン」。「ロック」で「デザイン」となると買わなきゃと思って買ってきました。

メインはやはりジャケットのデザイン。「音 (ロック) を二次元に映す、7組のクリエーター」、「ジャケットで読み解く、5つの時代。」、「各界のロック好き50人が選ぶ、私の愛するジャケット・デザイン」... それからPV、写真家、ファッションなど。

写真を中心にしていて、テキストにはあまりスペースがとれないから内容的に浅いというのは仕方がないのですが、どうも文章が物足りない。

なにが物足りないのかつらつら考えていたのですが、単なる紹介に終っていて、批判的な要素がないことだと気がついた。それはきっと私の好み。その人の思いや時代の思いが入った文章が好きなんだ。とくにこのような文化面だと、自分と違う主張の人でも微笑ましい。究極のロック・アルバム100枚の渋谷陽一、AERA in ROCKのオヤジ達...

そういう意味で、この中でも「ロックにおける、ファッションとは何か?」の栗野宏文氏 (ユナイテッドアローズ) の文は面白かった。ミュージシャンのファッションに影響を受けた自分。しかし彼はこう語る。
僕はロックから多大な影響を受けた。が、ロック・ファッションのブランドを立ち上げたりはしないだろう。それは僕にとって、ロックからかけ離れた行為に思えるからだ。
自分の愛するものに関するこだわりがここにはある。

ジャケットに関しては、「視覚にもこだわる、5組のミュージシャン」は良かったかな。アーチストの個性が見えて。特に、専用のタイプフェイスまでもつビョーク、ジャケットデザインに統一したポリシーをもつFranz Ferdinand。

久しぶりにジャケ買いしようかな。今までのジャケ買いはアイドルのルックスで決めてただろ、って? えーい、うるさい。

2006/11/03

空間にスケッチして家具を作る

こんにちは。11月ですね。連休でした。

東京デザイナーズウィークもう始まってましたよ。いきたいなー。でも何か疲れてるしなー。

夜中にYouTubeを見ていたら、こんなのがありました。
New Sketch furniture by FRONT

空間上に描いたスケッチが、そのまま家具になる。
ネボケマナコでみていたので、わあ不思議だなあ、魔法だね!と思っていました。
本当にあるんですね。いや、あるから映像がある訳ですが。

今日PingMagを見ていたら、東京デザイナーズウィークに出展されているんですね。
PingMagオススメの10プロジェクト (2 Nov 2006)
「動き」を3Dファイルに変換するモーション・キャプチャーの技術でまずはペンの動きを記録し、そこからレーザー燃結という技術を使って3Dファイルを実体化。つまり、空中でグチャグチャと描いた家具のスケッチが本物の家具として誕生するというプロジェクト。
だそうです。「スウェーデン出身の美女4人組」だって!

ほかのプロジェクトも魅力的。シャドウ・モンスターってどういう仕組みになっているのかあ。

疲れているけどいきたくなってしまいましたよ。いや、美女4人組だからと言う訳ではなく。

2006/08/31

デザイン言語2.0

こんばんは。2.0っていうのにひかれて、買ってみました。ミーハーだな。

デザイン言語2.0 ―インタラクションの思考法 単行本
脇田 玲, 奥出 直人
(Amazon.co.jp アソシエイトリンク)

まだ序だけ読んで各論はこれからなのですが、序をみると、慶応大学湘南藤沢キャンパスの授業をまとめたものようです。
ゲストレクチャーシリーズである「デザイン言語総合講座」と、身体を介在させて知識を経験へと変換する為の「デザイン言語ワークショップ」の二つによって構成される。言語教育にたとえると、前者がグラマー、後者がプラクティスというイメージである。学生は、デザイン言語総合講座によってエッジの効いたデザインの試みをシャワーのように浴び、ワークショップによってそれを自信のチや肉に変換していくのである。
こういう授業受けてみたいですね。

で、各論はそのゲストによるものだと思いますが、多岐にわたって面白そうです。

日本料理をデザインする - 柳原一成: 近茶流宗家。東京・赤坂「柳原料理教室」主宰。
ロボットのデザイン+技術に置ける身体性 - 山中俊治: 工業デザイナー、リーディング・エッジ・デザイン代表。
形成外科のデザイン - 小林正弘: 慶應義塾大学看護医療学部教授、医学部形成外科学教室兼担教授。医師、博士(医学)。
快感のデザイン - 水口哲也: ゲームクリエイター、キューエンタテインメント株式会社代表取締役CCO。
フットボールデザイン - 清水秀彦: スポーツキャスター。横浜マリノス、アビスパ福岡、京都パープルサンガ、ベガルタ仙台等で監督。
...

上記紹介は、アマゾンの商品説明から抜粋しました。

「インタラクションの思考法」というサブタイトルでわかるように、工業デザインやグラフィックデザインをこえて、あらゆるものに適用できると考えているようです。ユーザに何を与えるか、どういう感動を与えるかをデザインするということかもしれません。