まあ聞いて下さいよ。
アメリカの銀行に手紙を出す用があって、民営化になったJPで料金を調べようとしたんです。
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> 国際郵便 http://www.post.japanpost.jp/int/index.html
> 料金・日数を調べる http://www.post.japanpost.jp/cgi-charge/
1. 送るものの種類を選択 → 手紙
2. 送るものの重量を指定 → 20グラム
3. 差し出す都道府県を選択 → 神奈川県 (全国一律じゃなかったっけ?)
4. お届け先の国・地域を選択 → アメ... アメ...、... あれ?
よく見ると、
国・地域名の順序は基本的に50音順ですが、漢字表記の国・地域については順序が下になっております。って、なんでわざわざ「米国」と「英国」だけ漢字表記なん?わざわざ最後のほうまでメニューをたどらないといけないの?
また、アメリカ合衆国については「米国」、イギリスについては「英国」の表記になっております。
よくみると「米領サモア」なんてある。「サモア」が米領でないとたどりつけないじゃないの。「フランス」はカタカナなのに「仏領ギアナ」て。「オランダ領アンティール」ってこちらはカタカナ表記。「フォークランド諸島」には「英領」ってついてない。これで探せるのでしょうか。
で、ここまで選んで、「次へ」を押すと、こんどは、
5. 州・省名等を選択
って、違うんですか? これもアイウエオ順だし。泣く泣く「天知る地知るペンシルバニア」なんて口ずさみながら調べましたよ。やっとみつかりました。
昔は、地域別の表になっていたとおもいます。そっちのほうがずっとはやく探せるのに...
今でもあるんじゃないかと思って探したら、さきほど1〜4を選択して「次に」ボタンを押した、そのボタンの下に「料金表」ってありました。こんなところに...
これだと、通常郵便物だと、世界を3つに分けてあるだけ。「差し出す都道府県」も、米国内の州も全然関係ありません。はやく気づくようなところに置いとけって。
なんだ最初からそれにすればよかったと思いながら、通常郵便物で、北米が含まれる第2地帯に進みました。ここではじめて
発送手段: 船便、航空便など
サービスの種類:手紙とかはがきとか小包とか
をメニューで選びます。
さらに罠がありました。
普通ここで予想される「決定」とか「次へ」を期待するじゃないですか。それがないんです。
料金自体は既に分っていたので、ここで断念してしまいました。
さて、このレポートを書くにあたって、もう一度このページに来てみました。どこにリンクがあったか忘れたのでもう一度試行錯誤して。
ようやく分りました。「決定」とか「次へ」じゃなくて
「変更」
というボタンでした。そこを押すと、その下に、大きさや重さ別に整理した料金表が出るのです。
おわかりでしょうか。この「変更」というのは、メニュー選択で発送手段などを変えてみて別の結果を得るためのものだったのです。
最初から出すな!
民営化したら、効率優先になって、これまでよりもサービスが悪くなるだろうと言われていました。でもこれって民営化関係ないですよね。つい「そんなの関係ねえ」って使いたくなっちゃいました。