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2019/08/31

今森光彦展 写真と切り絵の里山物語

松屋銀座8Fで8月28日から9月4日まで行われる「今森光彦展 写真と切り絵の里山物語」のブロガー内覧会が8月27日に行われ、参加してきました。

今森光彦氏は、写真家であり、切り絵作家。今回初めて写真と切り絵の両方を出展する展覧会になるとのこと。また中には写真と切り絵を組み合わせた作品もあります。

テーマは「里山」。「里山」は、多くの人が山と認識していると思うが、山ではなく野良仕事の場所を指すとのことです。自然と共存している感覚から日本の芸術がうまれる。日本人の自然観は自然と対峙するのではなく、自然に溶け込む形になる。

そういう価値観というと、自然と生活が一体となった田園風景、古民家など、田舎暮らしの憧れを表現すると思われがちだが、彼は田舎をエキゾチックに捉えたいと語ります。実際に写真作品では美しい風景が広がり、旅行ポスターを思わせます。

切り絵は、黒一色のものと、フルカラーの作品があります。カラーのものは色を付けるのではなく、単色の紙を組み合わせたもの。寄ってみると梨のつぶつぶまで別の紙で表現されていることがわかります。

使うハサミは1つだけ。大きい部分と細かい部分を、ハサミの刃の位置によって切り分けるそうです。カッターで切るより細かく切れるとのことです。会場内には今森氏の作品製作実演ビデオも流れているのですが、思ったよりも大胆にザクザク切っていてて驚きました。

今回、写真と切り絵の展示だけでなく、「里山の再生」がテーマとなっています。彼のアトリエは、滋賀県大津市の竹林を開墾するところから始めていて、その過程の写真も展示されています。その周囲には畑や池、林など様々な環境がミックスされたものになっています。蝶をそこに生息させるようにするのですが、蝶はそれぞれ食料を得る植物が変わってくるので、蝶を70種生息させようと思うと70種の植物を育てる必要があるとのことです。

今は自宅アトリエのみならず、地域の人々と地域の再生を目指した活動を続けています。子ども達と昆虫採集を行ったりしている様子も展覧会の最後の方に出てきます。

今森氏は、人と話をするのが好きなんでしょうね。1時間の内覧会全体のうちトークは15分だけ割り当てられていて、3部構成のそれぞれの場所で話をする予定だったのですが、最初のところから10分をオーバーして、係のひとから「そろそろ次に」なんて促されていました。短い会期内ですが、ギャラリートークも何回か予定されていますので、その時間狙っていくとよいと思います。

なお、ここに載せてある写真は、主催者により特別の許可を得て撮影しているものです。

展覧会情報
今森光彦展 写真と切り絵の里山物語 (LINK)
会期: 2019年8月28日(水)-9月4日(水)※9月1日(日)は19:30まで。
場所: 松屋銀座8F (〒104-8130 東京都中央区銀座3-6-1)
入場料: 一般1,000円、高校生700円、中学生500円、小学生300円

内覧会までに時間があったので、銀座近辺の展覧会をいくつか回ってみました。
  • これもデザイン展 @ GOOD DESIGN Marunouchi
  • 石川愛子典 @ Oギャラリー
  • 澁澤久実子展 @ Oギャラリー
    アーティストご本人がいらしてて「ペーパーリトグラフ」という技法のことを伺いました。
  • 有山達也展「音のかたち」@ クリエイションギャラリーG8 (LINK)
    当日初日でオープニングパーティーが予定されていて、お客さんがたくさんでした。パーティーは誰でも参加できたそうですが、内覧会の時間とかぶってたので断念。9月25日にトークショーが予定されているので申し込みました。

2009/09/29

犬猿の仲

おはようございます。
ABC の "Good Morning America" で「自然の法則に挑む動物のカップル」ってやってた。オランウータンとハウンドドッグ (こういう犬種じゃないよね,たぶん) の組み合わせ。あ、オランウータンは猿って言っちゃいけないのか。
この番組の仲ではNational Geographicのビデオとして出ているので、YouTubeのNationalGeogaphic チャンネルを探したんだけど見つからなかった。かわりに見つけたのがこれ。

もとは http://www.youtube.com/v/mteaujyyeO0 だったけど無効になっている。新しく見つけたのが下記。


サイトまであるんだね。→ www.SuryiaAndRoscoe.com なお、National Geographicのサイトには下記ページがあった。 UNLIKELY ANIMAL FRIENDS タブでビデオ、写真に切り替えられます。

2009/04/19

crystal palace

こんにちは。なんとなくクリスタルな午後 (ウソ)。
先日、「ナショジオの写真」で載せた結晶の洞窟が、昨日のNHK TV 「ワンダー×ワンダー」で紹介されていましたね。発見の経緯、探検のために新たに開発した冷却スーツ、水晶と違って石膏が結晶化したもの (ナショナルジオグラフィックの記事ではセレナイトと書かれていた)、結晶の成長過程、結晶が出来たときの地下水の水温を推測する過程 ... 盛り沢山で楽しめました。
特に、この洞窟が、鉱山の開発によって発見されたため、鉱山が掘り尽くされる10年後にはまた見ることができなくなるということが感慨深い。糸井重里氏が、この21世紀に生きる我々だけが知ることのできる景色だという表現をしていました。ナショジオの記事では、世界遺産登録の可能性を探っているが、メキシコ国内で知名度が低く困難が予想されるという内容でした。
NHK ワンダー×ワンダー 4月18日 「探検!驚異の結晶洞窟」

2009/03/03

デメニギスって面白いな

「デメ」っていいながら、頭みたいな透明なカバーの奥に引っ込んでいるというところね。

先日新聞記事が出ていたのだけれど、National GeographicがYouTubeに動画をあげていました。


新聞記事 = 毎日新聞 2009年2月28日 深海魚:デメニギスの世界初画像公開 水深700メートル
頭部の緑色の球状部が目のレンズ。通常の目の位置にある穴は鼻。透明なヘルメットのシードルのようなものをかぶっている
このレンズと言う部分が葉っぱみたいに見え、青い地球に緑の葉っぱをあしらった環境保護キャンペーンのシンボルマークみたいな感じになってて面白い。

元の記事:ほかの写真もあります。最後のsiphonophoreというのも面白い。

The Monterey Bay Aquarium Research Institute 2009/02/23 - Researchers solve mystery of deep-sea fish with tubular eyes and transparent head

2009/02/15

ナショジオの写真

最新号と一緒にキャンペーンのお知らせがあって、こんな写真が載っていました。そういえば何ヶ月か前の号で載ってたんだった。


リンク先に壁紙があります。

これミクロの決死圏じゃないぞ。結晶がめちゃくちゃ大きいだけです。