3月15日に、現在Bunkamura ザ・ミュージアムで行われているミロ展のブロガー内覧会が行われ、参加させてもらいました。
ミロ展 - 日本を夢見て - https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_miro/
開催期間:2022/2/11(金・祝)~4/17(日)※2/15(火)、3/22(火)は休館
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム 〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1
入館料(消費税込) | 当日 | 前売 |
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一 般 | 1,800円 | 1,600円 |
大学・高校生 | 1,000円 | 800円 |
中学・小学生 | 700円 | 500円 |
解説は学芸員の吉川貴子さん |
このためこれまでも日本文化の影響は言及されてきたそうですが、日本文化に詳しくない美術評論家の解説は、どうしても印象論で語られがち。今回は、様々な角度からミロと日本の関係を明らかにしています。
最初の絵は、ジャポニズムに感化された友人に囲まれて影響を受けたことを示すため、浮世絵を背景にした友人の肖像画から始まります。
《絵画 (カタツムリ、女、花、星)》は絵の中にテキストが書かれています。ミロは絵と文字を区別せず一つの作品に中に入れます。これは、日本の絵巻物など書画に通底する表現ということです。
《絵画 (カタツムリ、女、花、星)》 |
ミロの初期の作品には細い線が入るものが多いですが、《ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子》には、その細い線と書のような太い線が混在しています。
《ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子》 |
この黒背景も日本の影響だそうです。西洋では黒は影くらいにしか使われないということです。
その後も、禅の影響や民芸との関係を示す展示が並びます。《花瓶》は花瓶にしては巨大な作品です。これにもミロらしい模様が施されています。
《花瓶》 |
これは絵巻物。作品名も《マキモノ》です。左の木箱もかわいい。
《マキモノ》 |