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2005/03/01

もったいない

エキサイトブログのプレゼント企画、締め切り過ぎちゃいました。ぎりぎりをねらっったのがまずかったな。応募すれば絶対当たるという根拠の無い自信があったのに。もったいない。

もったいない? そうでした。この記事

毎日新聞 2005年2月22日 (その他のリンク 1, 2, 3)
マータイさん: 「もったいない」に感動し、離日
ものを作りすぎたり、再使用、再利用できるものを捨てたりすることを「もったいない」と表現する、日本人の知恵に感銘しました。私はこの言葉を世界に発したい。3月にニューヨークで開かれる国連世界女性会議で、この言葉を発表するつもりです。
「日本人の知恵に感銘しました」なんて言われると、ちょっとうれしく誇らしいものです。でも、我々も忘れがちな言葉を再認識させられ、むしろありがとうと言いたい気分です。

ふだん使わないながらも、その価値観は自分の中にしっかり持っていると感じています。衝動買いしたいという衝動が常にあるのですが (どんな衝動だ)、それを抑えているのは、「本当にいるのか」、「今までのものがまだ使えるのじゃないのか」という心の声。

そういう訳で壊れないものはなかなか捨てられないんですよね。電磁調理器なんかもう20年以上使っています。最初は寮の部屋で管理人さんに内緒で鍋パーティをするために買ったのでした。寮を出てガスのあるアパートに移った時もそれだけ自炊してました。結婚して引っ越しするごとに都市ガスになったりプロパンガスになったりしてガステーブルは何回か買い替えたのですが、鍋料理のためにまだ使っています。重くて厚いんです。ファンの音もうるさいし。最近のは鉄鍋でなくても使えるそうですね。でもまだまだひっぱります。まだ使えるものを捨てるともったいないですからね。

しかし、一方ではこういう事実もあります。

日経 買って得する家電製品ニュートレンド講座
第28回 冷蔵庫の失敗しない選び方(1)

400Lくらいの大きめのほうが消費電力が最も少ないそうです。びっくりしました。自分には大きすぎてもったいないと思えるものも、環境的には最も地球に優しいということになります。また、消費電力はどんどん下がっていますから、いまあるものを使い続けるよりいっそ買い替えた方が良い場合もあるでしょうね。一方でそのメリットも出ないうちに買い替え続けていては意味がありませんから、どこで買い替えるべきか難しいところだと思います。

「もったいない」 この言葉を大事にしていきたいと思います。あわせて、ただ情緒的に使うのでなく、何がほんとうにもったいないのか、考えて使わなければならないと思います。

2005/02/17

世界の「環境保護」の先生になろう

こんばんは。風の谷のナウシカです (ウソ)。

もう昨日になりましたが、京都議定書が発効になりましたね。もともと「環境/ビジネス/カルチャー」を名乗っていたにぶろぐさんとしては触れないわけにはいきません。

私がよく訪問させて頂いているブログでもこのことに言及しているところがあります。
Tomorrow's Way (yodaway2さん): 京都議定書、ついに発効——。そして、カワグチ前外相のこと。
瀬戸智子の枕草子さん: 京都議定書発効
みなさんが指摘されること、それぞれが全く同意できることばかりでした。繰り返しになることも多いと思いますが、私も今の感想をまとめておきたいと思います。

京都議定書に米国、中国が参加していないことで十分な効果は期待できないかもしれない。しかし、動き出すことが「期待」なのだ。

日本は石油ショック以来省エネを進めてきたこともあって、もともと二酸化炭素排出量が他の先進諸国に比べてかなり少ないレベルになっていて、そこか削減となると目標の達成には困難が伴う。しかし、そこを歯をくいしばってがんばろう。そしてその努力を世界に発信しよう。今までの省エネの知恵を世界に伝えよう。姿勢と知識/知恵で世界に範を示そう。「環境」で世界の先生、先輩になろう。気前良く環境の知恵を教えてやろう。

日本の努力、姿勢、知恵を知ってもらい、世界に日本の生き方に共感をもってもらおう。皆に日本みたいになりたいと思ってもらおう。仲間を増やして、アメリカにもこれではいけないと思ってもらおう。次回の議定書の策定にはぜひアメリカにも参加してもらい、世界のリーダーとしての範を示してもらおう。経済発展が続く中国には今度は「発展途上国」としてではなく、やはり世界のリーダーの仲間入りをしてもらおう。

日本国内はかなり環境への意識が高まったと思います。ごみの分別もこんなに分別して対応できるのかと思いましたが、競って協力しているように見えます。もちろんまだまだ満足はしていないのですが、正直なところもっとひどいと思っていました。環境を守ることをプライドとしている人がすごく増えているような気がするのです。みんながそう思えば、それは共通の価値観=文化になります。それに沿っていないと居心地が悪いようになればしめたものだと思います。そしてそれを国際的に広げるのです。

yodaway2さんも引用されていたこの記事
毎日新聞 2005年2月16日
京都議定書: 水没危機のモルディブ「米国も参加を」 (別リンク)
をアメリカの人にも読んでもらいたいです。

本来ならアメリカにも設定されていたはずの二酸化炭素排出枠。これを無視するということは他の国々の二酸化炭素排出枠を盗んでいるのに等しい。モルディブだけでなく、南太平洋などの小さな島々が水没していくということは、排出した二酸化炭素をこれらの島々に捨てていることに等しい。これは見えない搾取なのだ。

2004/07/14

環境政党

自分なりの選挙の総括をしておきたいなと思い、トラックバック、コメントのリンクをたどって、みなさんの意見をみてまわっていました。ブログの盛り上がりは新しい動きなのでそれも書かないといけないなーと思いながら。

その中で、次のような記事にいきあたりました。

無くなる前にご一読頂けたら・・・

みどりの会議のマニフェストの紹介です。詳細には読んでいませんが、以前書いた自分の考えにかなり近い。おはずかしい話ですが、投票に行く直前まで広報を読んでおらず、読んではじめて主張を知ったのでした。当然マニフェストまで読んでいませんでした。中村敦夫がなだいなだと対談している雑誌記事もちらっとみただけで最後まで読んでいなかったので、中村敦夫が今回改選だということも知らなかった。党の名前もみどりの党とごっちゃになっていましたし。

中村敦夫が引退してこの政党もなくなっちゃうのかと思うと残念です。中村敦夫公式サイトに「何らかの形で再スタートを」とあるのに期待したいと思います。

選挙の総括は別の記事で (できるだけ新鮮なうちに)。

2004/06/14

環境/ビジネス/カルチャー

環境、ビジネス、カルチャーと、興味のポイントを並べてブログ名にしていましたが、あまりそういう名前の付け方をしている人はいないようなので、変えたいと思います。興味のポイントが変わるわけではないので性質は変わらないと思いますが、もともと環境、ビジネス、カルチャーを並べた理由である相互の関連に関して書いておこうと思います。書き出すと長くなるので、箇条書き。

・Sustainable: 地球環境保護は重要だが、地球の上で人間が生きていくことはもっと重要。
・そのためには環境保護がビジネスの中に組み込まれる必要があると思う。
・もっといえば「環境保護」が儲かる仕組みになればよいと思う。
・ひとつは省エネ、省資源: 経済性が環境保護に直接つながっている。
・もうひとつは文化:「文化」というのは共有する価値観のことなので、皆が「環境保護」に価値を認めるなら、そこにお金は集まる。
・国際社会はそういう方向にいきつつあるが、まだそうなっていないところのひとつにアメリカがある。あと中国も危ない。
・国際社会の価値観が「環境保護」に傾けば、自由主義経済に代わる(包含する)ルールになる。
・そして、日本: これまでの省エネ、省資源文化と技術力で、そういう国際社会へ導くポテンシャルを持っている。
・ただ日本には戦略がない。今のままではそのような世界の構築は夢でしかない。



というようなことを日々夢想している訳です。

You may say I’m a dreamer
But I’m not the only one
I hope someday you’ll join us
And the world will live as one

お気づきかと思いますが、「平和」もひとつのテーマです。チョムスキー信奉者でもあります。
新しい名前は「にぶろぐ」にしようと思います。鈍い更新頻度でちょっとずつ書いていこうと思います(byteの半分=nibbleから)。
[追記: その後「うえぶろぐ」に変更しました。]