もったいない? そうでした。この記事
毎日新聞 2005年2月22日 (その他のリンク 1, 2, 3)
マータイさん: 「もったいない」に感動し、離日
ものを作りすぎたり、再使用、再利用できるものを捨てたりすることを「もったいない」と表現する、日本人の知恵に感銘しました。私はこの言葉を世界に発したい。3月にニューヨークで開かれる国連世界女性会議で、この言葉を発表するつもりです。「日本人の知恵に感銘しました」なんて言われると、ちょっとうれしく誇らしいものです。でも、我々も忘れがちな言葉を再認識させられ、むしろありがとうと言いたい気分です。
ふだん使わないながらも、その価値観は自分の中にしっかり持っていると感じています。衝動買いしたいという衝動が常にあるのですが (どんな衝動だ)、それを抑えているのは、「本当にいるのか」、「今までのものがまだ使えるのじゃないのか」という心の声。
そういう訳で壊れないものはなかなか捨てられないんですよね。電磁調理器なんかもう20年以上使っています。最初は寮の部屋で管理人さんに内緒で鍋パーティをするために買ったのでした。寮を出てガスのあるアパートに移った時もそれだけ自炊してました。結婚して引っ越しするごとに都市ガスになったりプロパンガスになったりしてガステーブルは何回か買い替えたのですが、鍋料理のためにまだ使っています。重くて厚いんです。ファンの音もうるさいし。最近のは鉄鍋でなくても使えるそうですね。でもまだまだひっぱります。まだ使えるものを捨てるともったいないですからね。
しかし、一方ではこういう事実もあります。
日経 買って得する家電製品ニュートレンド講座
第28回 冷蔵庫の失敗しない選び方(1)
400Lくらいの大きめのほうが消費電力が最も少ないそうです。びっくりしました。自分には大きすぎてもったいないと思えるものも、環境的には最も地球に優しいということになります。また、消費電力はどんどん下がっていますから、いまあるものを使い続けるよりいっそ買い替えた方が良い場合もあるでしょうね。一方でそのメリットも出ないうちに買い替え続けていては意味がありませんから、どこで買い替えるべきか難しいところだと思います。
「もったいない」 この言葉を大事にしていきたいと思います。あわせて、ただ情緒的に使うのでなく、何がほんとうにもったいないのか、考えて使わなければならないと思います。