先日、
次は投票率アップの方策を考えます、と言っておきながら、書いていませんでした。遅くなりましたが、実現性はともかく(法律改正が必要なものもあるので)、考えてみました。
もっとも大きい原因は、無力感だと思います。私の一票では政治を変えられないと思うと、投票することの意味が感じられない。一票の影響力がないのは変えられないですが、それが集まると意味があることを分かってもらわないといけないと思います。
1) 棄権票を、第一党の (暗黙) 支持票に加えた統計を出す。
投票率が50%しかないのにそのうちの過半数をとったとしても支持率は30%に達しない、これで政権をとれるのがおかしいという意見をきくことがあります。でもこれは間違い。投票していない50%は、誰でも良いと言うことを表明しているのだと考えるべきです。第一党の支持率を、投票率*得票率+(100% - 投票率)で計算し、新聞などではそれを使うようにします。「戦後最高の支持率更新」、「80%の信任を得て自信深めるXX首相」という感じ。
ここまで準備ができたら、あとは国民へのメッセージです。「あなたは政府の政策に異論を唱えていますが、でも国民の8割は政府を支持しているのですよ」という。不況も、財政赤字も、年金も、道路族も、就職難もあなたが支持しているのです、と伝える。
いかがでしょう。私はこの状況を容認しないという人は、投票所に足を運ぶと思うのですが、甘いでしょうか?
2番目以降はまた (って投票後にならないようにしたいです)。→
ここ
コメント
123456 の投稿: 2004年8月11日 6:01 PM
>いかがでしょう。私はこの状況を容認しないという人は、投票所に足を運ぶと思うのですが、甘いでしょうか?
「与党に不満があるなら投票に行け」といわれていく人は言われなくても野党に入れるために投票にいってるはず。棄権者にそういうことを言っても、「野党にも不満だから行きません」「与党でも満足です」と言われるだけです。実際私の周りはそうでした。与党支持者が棄権する場合もあるし、「今の政治に不満がある=野党の政治なら満足」ってわけでもないし。
yoshihiroueda の投稿: 2004年8月11日 10:22 PM
はい、おっしゃるとおり、与党でも満足な人は、棄権でも良いと思います。
ただ、そえさえ意識していない人が多いと考えているのです。棄権は(どちらでも)満足であるというメッセージを発信していると同じだということを理解してもらう必要があるということです。野党にも不満だから行かない人は、両方不合格点だけれど20点と30点では30点のほうがまだ評価されることを伝えることによって、だんだん変わってくることを理解してもらう必要があると思います(ここで与党20点野党30点と言っている訳ではないことにご注意下さい)。
これはここであげた対策では不十分な点だと思います。
コメントありがとうございました。
night_in_tunisia の投稿: 2004年9月20日 11:10 AM
>もっとも大きい原因のは、無力感だと思います。
本当にその通りだと僕も思います。地方分権をすすめるのが一番良いのだと思います。でも都市から地方への所得移転+一票の重さの違いを考えるとそれはありえないですけど。最高裁判所の判事の投票では僕はとりあえず全員不信任にしてます。その後知ったことですが、裁判官出身の人は概ね現状の一票の格差を合憲としていて、その他の弁護士出身の人などは違憲としていることが多いんですよね。意外と最高裁判事の信任投票も大事だと思います。
yoshihiroueda の投稿: 2004年9月22日 1:59 AM
判事の審査も重要ではあるのですが、無力感はより大きいですよね。
不信任になった人いないですよね。
情報が少ないことと、審査期間が長い(一旦合格になるとしばらく審査がない)ことも大きく影響していると思います。