2006/09/24

ICC コネクティング・ワールド

おはようございます。先週ICCに行ってきましたよ。英会話学校じゃないぞ。

どういう経緯で知ったのか忘れちゃったのですが(これだったかな?)、コネクティング・ワールドという企画展が行われていることを知りました。企画の主旨としてはもっともらしいことが書いてあるのですが (失礼)、こういうのは「訳の分からなさ」を楽しみにいくようなものですな。

とはいえ、そういうのに今回は家族も巻き込んでしまいましたが。むしろ常設展のほうで楽しんでもらえて良かったです。

今回一番おもしろかったのは、《事の次第》 "The Way Things Go"ピタゴラスイッチみたいなもの (その映像) ですが、仕掛けの中に、謎の液体がこぼれたり、火がつくことが入っていたりで、独特の雰囲気でした。



作品としてどうなんだろうと思ったのが、《GWEI−Google Will Eat Itself》。「Google AdSenseを利用していくつかの隠れたサイトに広告を掲載,クリックされる毎にサイトに入る利益でGoogle.comの株を購入するプロジェクト」というんですが、展示物してみせられても... って感じです。正直なところ、仕組みもよくわからないですし。

「オン・トランスレーション」シリーズの《インターネット・プロジェクト》は、「同じ文が異なる言語間の翻訳を経ることで変化するプロセスを見せる」ということで私としては期待して行ったのですが、よく考えたら言語のうち分かるのは日本語と英語だけなので (最近中国語も少し勉強しました)、面白さが分かりませんでしたよ。

ところで、24日には、「アートのオープンソース化は可能か?」というディスカッションが行われます。山形浩生が出ているのはともかく、モジラ・ジャパンも協力しているのは何か関係があるのかって感じです。

2006/09/15

こんなに抜け道があっては...

... 飲酒運転はなくならないんじゃない。

・ ひき逃げして、アルコール濃度が下がるまで逃げおおせたら刑が軽くなる (7年6月以下の懲役)。
社説:飲酒運転撲滅 「ビール一杯もダメ」を常識に (Web魚拓) (毎日新聞 2006年9月12日)
飲酒運転:「今後も厳罰で」二男亡くした母親、立件望む (Web魚拓) (毎日新聞 2006年9月14日)

・ 呼気検知拒否すれば罰金刑 (最高5万円) ですむ。
飲酒運転:検知拒否、年500件 罰金刑のみ、「酒酔い・酒気帯び」より軽く (Web魚拓) (毎日新聞 2006年9月14日)

・ 「厳罰化に反対」意見は引っ込めたけど、今後みえないところで行動 (圧力) で示すつもりではないのか。
飲酒運転:「防止は行きすぎ」をHPから削除 自治労 (Web魚拓) (毎日新聞 2006年9月14日)

・ そしてこういうの。「飲酒検問対策」で検索すると出てくる。
→ アルコール消臭中和飲料 (Web魚拓)
表面には「気になるお口の臭いを消臭します」なんて書いてあるのだが、隠されたレイヤーにはこんなことが書いてある (だから上記検索でひっかかる)。
飲酒検問,はアルコールを中和,するヴィヴィゴールドで対策。飲酒運転は自動車運転の時に検問するのでそんな時は、ヴィヴィフレッシュがお酒の匂いを解決します。ヴィヴィフレッシュは効果的です。ヴィヴィフレッシュは、飲酒検問対策ができて、アルコールを中和するヴィヴィゴールド,は効果的なドリンクです。飲酒検問対策の結果が出やすいヴィヴィフレッシュは通信販売でショッピングができます。(強調を含めママ)
ほかにも、「アルコール 中和」で検索すると出てくるもの。

・ 5〜10分で呼気中アルコール濃度を限りなく0%に近づける。(上記と同じ製品)
→ 消臭専門店 (Web魚拓)
  -- 「社会人のルールとして、飲酒した後は車の運転をしないで下さい。検挙逃れの目的でご購入を希望される方への販売は、一切致しませんのでご了承願います。」って言い訳が注意事項として書いてあるのだが...

・ 1本950円であなたを飲酒運転から守ります。
→ アルコール分解ドリンク (Web魚拓)
  -- 「飲酒運転から守る」って何。守ってもらいたいのは被害にあう人の命なのに。

誤解する人がいるといけないから書いとくけど、私はこういうものの存在に憤慨しているのだ。早急に対策を望みたい、というくらいしか言えないのが残念なのだが。

■ 関連記事 (トラックバック先)
あざらしサラダさん: △本気で飲酒運転を無くすためには
  -- 各社社説を比較検討して対策を考察されています。やっぱり免許取り上げは必要ですよね。30年くらいの免停でもいいかもしれませんが。

2006/09/11

今年で5年め

今年も9月11日になりました。

一昨年「9.11」で、当時とそれからの3年間の感想、今後の期待を書いたのですが、読み返してそのときと考えが変わっていないことに気がつきました。という訳で今日は書くことはありません。

今日TBSで、
筑紫哲也・安住紳一郎 NYテロ5年目の真実〜ツインタワー崩壊からの生還
という番組があります。筑紫哲也が出ますが、基本的にドラマのようですね。録画して見ようと思います。

NHKでも一昨日、昨日とドキュメンタリーをやってたんですが、すっかり見逃していました。

2006/09/10

皇室典範改正案

国民の中から選挙で選ぶ。

これ以外の案:
天皇家民営化案 (2005-12-22)
  -- 当然、後継者は株主総会で承認を得る。
男系にこだわるなら... (2005-12-21)
  -- 気がつかないうちに男系を維持する方法。

自分では刺青する気になれないので...

... というか私がやっても皆さんに喜んでいただけないので、Not My Cup of Tea (fumi_oさん)で紹介されていたタトゥー・ジェネレーターを使ってみました。

・刺青をいれる場所を選んで、
・模様を選んで、
・メッセージをいれて 、
APPLY!


刺青をいれる場所は、男性諸氏に一番喜んでいただけそうなところを選びました (うちの奥さんもこのブログみているのだけど...)。

メッセージは「例えチョムスキーが許してもこのウエダが許しません」って書こうと思ったんだけど (どんなや)、残念ながらASCIIのみなので英訳してみました。

2006/09/09

ご利用は計画的に...

... なんてCMで言わせるより、

グレーゾーン金利分は返す必要はありません

って言わせろ。

金利規制するより、脅迫的な取り立てを行う社員とその会社の社長をがんがん逮捕したり、本人が知らない生命保険契約を行った保険会社を営業停止にしていけって。

2006/09/07

おめでとうございます

まずは母子ともにご健康ということで一安心です。
また、「あーあ」なんて失礼な発言が出なかったことにも安心しました。

先延ばしになっただけだけどね、「女は畑」なんていう人間がいなくなるのが。

追記: そういえば名前は... テンフォー仁、ってまさかね。

2006/09/06

タワーレコードはアメリカの薫り

こんばんは。

日経ビジネスNBonlineにこんな記事があってびっくりしています。
時流超流 2006年9月5日タワーレコード、消えた輝き

2004年2月に最初の破綻があって、今度は2度目の破綻だという。

20年以上前、横浜元町にあったタワーレコードに何回かいったことがある。安い輸入盤を扱っているお店が無かった時代、アメリカの薫りのするタワーレコードはちょっとわくわくする場所だった。もちろんタワーレコードのためだけに電車賃使って元町に行った訳ではないのだが、といって元町でないと買えない様なファッションを求めていった訳でもなく、街の雰囲気を楽しみに行っていたのだ。

その街で目立ったのは黄色いプラスチック袋。普通だとビニールケースというようなものだけど、タワーレコードのバリバリいう袋はまさしくプラスチックといったほうがふさわしい。

店内のディスプレイも手書きっぽい英語だし、分類もジャンルが日本のレコード店よりも細分化されていて、これもアメリカっぽいんだろうなと思っていた。行くとせっかくだからということで2〜3枚買って帰ることになる。品揃えも豊富だったんだろうけど、コアな音楽ファンでもなかったので、日本でも発売しているアーティストの輸入盤を買うくらい。シーナ・イーストンとか、Jガイルス・バンドとか。そう頻繁に行く訳ではないので、洋楽ポップスも地元の店で買った日本発売盤のほうが多い。

そんなアメリカの薫りが魅力だったタワーレコード。日本での成功体験が他の発展途上国での展開につながる、ってことはそういう意味では日本も発展途上国だった訳だ。その成功体験が本国での没落につながるのは皮肉だなあ。

これもこの記事を読んで初めて知ったのだけど、日本のタワーレコードは2002年に米国本社から完全に独立し、NTTドコモの傘下にあるという。最近お店に行ったことはないけど、"No Music, No Life"なんてキャンペーンを良く見かけるし、日本法人は元気なようだ。というか日本が元気なので、本国ではそんなとんでもないことになっているとは知らなかったのだ。

もうずっと前から日本の音楽シーンは日本のアーティストだけでこと足りている状態になっているようなので、日本のタワーレコードもJ-POPがおおきな割合を占めているようだ(@TOWER.JP)。外にあこがれの対象が無い時代も寂しいような気がする。