2006/09/06

タワーレコードはアメリカの薫り

こんばんは。

日経ビジネスNBonlineにこんな記事があってびっくりしています。
時流超流 2006年9月5日タワーレコード、消えた輝き

2004年2月に最初の破綻があって、今度は2度目の破綻だという。

20年以上前、横浜元町にあったタワーレコードに何回かいったことがある。安い輸入盤を扱っているお店が無かった時代、アメリカの薫りのするタワーレコードはちょっとわくわくする場所だった。もちろんタワーレコードのためだけに電車賃使って元町に行った訳ではないのだが、といって元町でないと買えない様なファッションを求めていった訳でもなく、街の雰囲気を楽しみに行っていたのだ。

その街で目立ったのは黄色いプラスチック袋。普通だとビニールケースというようなものだけど、タワーレコードのバリバリいう袋はまさしくプラスチックといったほうがふさわしい。

店内のディスプレイも手書きっぽい英語だし、分類もジャンルが日本のレコード店よりも細分化されていて、これもアメリカっぽいんだろうなと思っていた。行くとせっかくだからということで2〜3枚買って帰ることになる。品揃えも豊富だったんだろうけど、コアな音楽ファンでもなかったので、日本でも発売しているアーティストの輸入盤を買うくらい。シーナ・イーストンとか、Jガイルス・バンドとか。そう頻繁に行く訳ではないので、洋楽ポップスも地元の店で買った日本発売盤のほうが多い。

そんなアメリカの薫りが魅力だったタワーレコード。日本での成功体験が他の発展途上国での展開につながる、ってことはそういう意味では日本も発展途上国だった訳だ。その成功体験が本国での没落につながるのは皮肉だなあ。

これもこの記事を読んで初めて知ったのだけど、日本のタワーレコードは2002年に米国本社から完全に独立し、NTTドコモの傘下にあるという。最近お店に行ったことはないけど、"No Music, No Life"なんてキャンペーンを良く見かけるし、日本法人は元気なようだ。というか日本が元気なので、本国ではそんなとんでもないことになっているとは知らなかったのだ。

もうずっと前から日本の音楽シーンは日本のアーティストだけでこと足りている状態になっているようなので、日本のタワーレコードもJ-POPがおおきな割合を占めているようだ(@TOWER.JP)。外にあこがれの対象が無い時代も寂しいような気がする。

2 件のコメント:

104hito さんのコメント...

某コンピューター社が原因では^^?

yoshihiroueda さんのコメント...

★ 104hitoさん、その前から没落始まっているようですよ。