毎日新聞 特集: はしか流行
はしか:都の西北に飛び火…学生や商店街に戸惑いや不安 (毎日新聞 2007年5月21日)
20日夕刊には、1989年から1993年に予防接種の接種率が落ちたと書いてありました。事故が続いたことが原因のように書かれていましたが、病気にかかるデメリットと比較する必要がありますよね。
追記 : ありました → 「知りたい:はしか拡大、大学生受難 予防接種敬遠の世代」(毎日新聞 2007年5月21日 東京夕刊)。
最初の子が生まれた頃、小児科医による本を買って勉強していたのですが、その中に予防接種を受けさせない親のことが書いてありました。「予防接種を受けなくても一旦かかれば免疫ができてそれ以上かからない」と聞いて「それならば自然にかかる方がいい」と言うそうです。なんか天然の方が体にいいという信仰みたいなものかもしれません。
mixiで知ったのですが、現代医学に対する不信感があり、ホメオパシーという「代替医療」と彼等が呼んでいるもの (「信仰」と言っていいのか「ビジネス」と言っていいのかよくわからない) があります。これについては別に書こうと思いますが、ここでは、投薬も避けているだけでなく、予防接種も避けるようにしているようです。
「予防接種とホメオパシー」の質問「お友達から確実に水疱瘡や風疹をうつしてもらう方法について」では、以下のような質問が出されています。
あと、麻疹パーティーという話があったかと思うんですが、昔、私の子どもも水疱瘡とおたふく風邪をお友達からもらおうと思ってそのお宅に行って2時間ほど遊んで、ストローでジュースの回し飲みをしたんですが、それでも、もらえなかったので(笑)、どのような状態で行くのがよいのか、疲れさせてから行くとか(笑)、今でも疑問なので、その辺を教えていただけたらと思います。「麻疹パーティー」って... わざわざ子供に病気を移させるらしいです。
またこれとは別に、「みんなが予防接種を受けているから、その病気は流行することはない。それだったら予防接種を受ける必要はない」という身勝手な考え方もあるそうです。
mixiの[懐疑論者の集い-反擬似科学同盟-]というコミュニティで批判の書き込みが多くあって勉強になります。
8 件のコメント:
人間じゃなくても、狂犬病の予防接種を「皆やってるからうちはいいわ」とやらない飼い主もいるみたいですよね。んーーー病気の本当の恐ろしさを知らないのかなーと思います。予防接種を最初にやった人(誰だっけ?)の伝記とか読めばいいのに・・・。
病気にならないに越したことはないのですが小さい頃に罹ったほうが軽い病気もあるし。受験生の親はインフルエンザの予防接種でも悩んでたり。予防接種の考え方は様々ですね。何故、対象年齢の予防接種は無料なのか、税金でまかなわれているのか、考えてみて欲しいなあ。
★ すぷりーさん、そうかー、狂犬病の予防接種をしないのは、犬の健康のためというより、お金をけちっている気がしますね。狂犬病になって迷惑するのは他の人なのに、迷惑な話です。
★ そふぃあさん、多くの病気は、時間はかかってもなおるというのがくせものですね。インフルエンザも受験の日にかかった状態だと不幸だけど、それ以外だとなんとかなってしまいますし。天然痘など予防接種をみんなが受けたことによって撲滅の状態までいったことを忘れて欲しくないです。というかちゃんと教育してほしいです。
はじめまして、私の周りにもホメオパシーをやっていて、予防接種を受けささないことが子供への愛情だと信じて疑わない人がいます。まともな根拠があっての話ならいいのですが、合理的な根拠ではないようです。例えば、「麻疹など子供の頃に罹る病気には意味があって自然に罹ったほうが良い」や「予防接種をするとアトピーや癌になる」などと説明しています。子供の頃に罹った方が良いというのは、無事に完治した人の論理であって、麻疹では1000人に1〜2人が死亡または脳炎で寝たきりになることを考えると余りにも乱暴な意見ですよね。麻疹パーティーなんて、これって犯罪ですね。児童虐待か傷害罪も成立しそうです。確か、感染を知りながら、性交渉して、病気を他人にうつしたら傷害罪が適用されるはずです。検察も動くべきですね。
★ りぼんさん、はじめまして。最近の受けさせない派の主張を見ていたのですが、おっしゃるように「病気は必要があってかかるもの」というのが確かにありました。また、「予防接種は慢性病を植え付けて一生なにか調子が悪い状態にするもの」と信じている人もいました。癌やリウマチの高リスクに晒されてまで予防接種を受けるつもりはないという人もいました。「予防接種は自然にはない = 自然ではない」ということが信念の基礎にあるような気がします。
はじめまして。ホメオパシーってイギリス王室では専門医もいるし、ベッカムや、ポール・マッカートニーなども利用しているヨーロッパの代替医療ですよね。健康保険も普通におりるらしいし。日本でマイナーなだけで、悪いものとは考えられませんが。。。
★ シューティングスターさん、代替医療って、300年前、悪い毒を出すために血管を切る瀉血という方法がとられていたものの代替ですよね。それに比べれば悪くないでしょうね。生物には自然の治癒力があるのでそれと同等には良いものでしょう。しかし300年何の進歩もしていないし300年間かかって効くことを証明できていないものを信じるとは、ベッカムもマッカートニーも相当いかれてますね。ベッカムだと身体も強そうだし、ほっといても治るでしょうね (笑)。
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