2004/07/24

ブログとビジネス

今回はエキサイトブログの新しい機能ライフログを使って投稿しようとおもっていたのですが、社長の山村さんが新機能について語っているので、ビジネスについて考えることにしました。

私もブログを初めて見ようと思ったきっかけは、以下のような記事に触発され、ブログのカルチャーを中にはいって考えてみようと思ったことと、それがサービス提供者にとってどういう利点、ビジネスにつながるのか、そのビジネスはどのように発展できるのかを考えてみたかったことです。

「情報処理」(情報処理学会誌)Vol.45 No.6の「Weblogの現在と展望−セマンティックWebおよびソーシャルネットワーキングの基盤として−」(武田英明・大向一輝)という記事(すみません。情報処理学会員以外はPDFを購入しないと読めません)と、
IT Proの参入相次ぐblog,ソーシャル・ネットワーキング[2004/05/14]という記事。
実は以前にも、PlayStation2のトロイの木馬作戦にかかってみようと思い、HDDユニットを先行販売で入手したり、FF XIのベータテスターに応募したりしていたのでした。

閑話休題。

エキサイトブログを選んだのは、
・β版でまだビジネスになっていないのでこれからどう打って出るか期待
・ブログセンターをみて、自分に合いそう、加入者間のインタラクションが多そうと思った。
・エキサイトIDを持っていた (これはちょっと失敗。本名使っている人ほとんどいないんだもん)
というところでしょうか。良い選択だったと思っています(と媚を売ったりしてみる)。あ、でも、最近有名になったあの社長のところもよかったかも。

さて今回の新機能とビジネスの関係ですが、

1) ライフログとそれをつかった投稿機能: Amazon.comのアフィリエイトプログラムでは、そのページに関連があると思われる本を自動的に選択して広告をつける機能があります。しかしそこで紹介された本は、そのページの著者も読んでいないかもしれません、というか、その可能性が高い。一方、ライフログは、自分が知っている/情報源として信頼しているブロガーがお勧めするものですので、読んでみたいと思う度合いは桁違いでしょう。それに関する投稿で、そのブロガーが熱烈に推薦していればなおさらです。これは上記の2番目の記事で言及されていることでもあります。

2) PDF出版: 有料会員向けのサービスですが、Adobe Acrobatは結構お高い製品ですからもとはとれると思います。デザインも自分でやるよりセンス良いものができるでしょう。それよりも本にできるとなったら、
・ある程度の量と統一性が必要になるので、ブログを使い続ける
・品質の良い文章を作るモチベーションがあがる
・品質の良いものができれば、訪問者が増える。コメントも増える。
・さらにやめられなくなる
という良いループがまわることと思います。来訪者の数の増加は作者にとっての喜びだけでなく、エキサイトにとっての利益でもあります。

以上思い付いたものを書きましたが、ほかにもあると思います。機能の向上は、単純に参加者の増加、来訪者の増加につながります。エキサイトにとってはそれだけでも価値のあることかもしれません。

ではまた。次回ほんとうにライフログを使った投稿をする予定。

3 件のコメント:

yoshihiroueda さんのコメント...

山村さん自らコメントとはありがたいことです。プロに対して「解説とご教授」なんて、そんなおこがましいことを考えているわけではないです。ただインターネットの健全な発展、持続可能な維持にビジネス的な観点は必要だと思っていて、watchしているだけです。いきなり有料にするのは困りますが、無料会員以上の魅力的なサービスを有料会員に提供して有料会員へ誘導するとか、広告や統計的な情報(プライバシー情報ではないと言う意味)の第三者への提供など別の形態での収益は考えられると思いますし、悪いこととも思っていません。ユーザも、エキサイトも、そして第三者もハッピーになれる未来が描ければ良いと思います。今後の更なる発展に期待しています。

harryblog さんのコメント...

はじめまして。山村社長のコメントを勝手に引用させて貰いました。リンクも頂いて帰ります。今後も参考にさせて下さい。

yoshihiroueda さんのコメント...

ハリーさん、紹介ありがとうございました。ハリーさんのブログで社長の皆さんのブログが集められているのを興味深く読みました。