こんばんは。ポケモントレーナーのサトシです (ウソ)。
エキサイトでブログを開設したのは昨年5月で (それ以前にも日記サイトもブログもあったのですが放置状態)、最初はブログってどういう文化なのだろうということを知りたいと思ってはじめたのですが、6月終わり頃からだんだん本格的に書き出すようになりました。それから起算して半年以上になります。「にぶい更新頻度」を掲げてあまり無理しないようにしていても記事数で140になっています。
日記が続いたことがないというか、日記自体を書こうと思ったことがないので、続くとも思っていなかったのが、半年以上続いていて自分でも驚いています。日記と違って毎日書かなければいけないと思わなくて良いというのもありますが、その日あったことを書いている訳ではなく日頃思っていることをちょっとずつ整理して書いている点が大きいかなと思います。時事問題を扱うにしても、それまで考えていたこととの接点ができた時に書いているので、それもやはりただの日記ではない。
以前の書き込みに追記したり、シリーズにして続きへのリンクをはったりして、個々の記事は単一の時間をきりとっただけのものではない。過去の記事に手を加えるのを潔しとしない人もいると思いますが、私はできるだけ「追記」等の断りをいれて書くようにしています (更新しながら書く場合もあってそのときはいちいち記載しないのですが、最終更新の前にコメントで間違いや論旨の不備を指摘される場合もあります)。
また、過去の記事を自分で参照したり、他の人の記事にトラックバックして記事を書き、それにまたトラックバックをもらったりするので、単独の記事の集まり、スタックではなく、だんだん大きくなるネットワークだ。日記だったら読み返すことはないのでそこが大きな違いでしょう。もちろん筆がすべったりして傷もあるし、「息抜き」カテゴリのようにそのネットワークから見たらノイズのようなものもあるのですが、それよりも大きくなって行くネットワークがうれしい。また、コメントは、明示的にはネットワークを形成しないけれども、次の記事を書く励みやヒントを提供してくれている。私の場合はそこが宿題のバックログになる場合もある。
これが表題に示した「ブログを育てるという感覚」。
そだてたブログは小さいけれど私の財産だ。もう捨てられない。また、コメントやトラックバックをくれる人も大事な財産だと思っています。人気サイトに比べると数は少ないけど、荒らしと呼べるようなものはひとつもなく(誤解に基づくコメントはありますがそれは私の責任でもある)、有益なもの、嬉しいものが圧倒的に多い。また、毎回コメントをくれる訳ではないがリンクを続けてくれる人は私の次の記事を期待してくれているのだろうと勝手に思っていて、それらの人々も財産だと思っています。自分のブログの成長のモチベーション、糧になっている。また、他の人にも貢献したいというモチベーションにもなっている。
そして自分のブログの成長は、自分自身の成長につながっていると思う。知識と人のネットワークで武装した自分、そしてそれを生み出す能力を成長させている自分。
これを企業内に導入したらどうだろう。それが私が考えるイントラブログ。これまでは個人の視点で見てきましたが、このネットワークは個人を超えて部門を超えてつながり、企業の知的資産になる。このネットワークは知識のネットワークだけでなく、働く人々のネットワークでもあり、自分自身のことで書いたように個々の働く人々の知識を提供しようというモチベーションを高める。
追記: 忘れていましたが、このような知識共有にはそれを許す企業文化/風土が必須です。少なくともブログを書くことをサボっているとみなさず、知識の展開・創発とみなし奨励できるところでないとうまくいきません(以前『顧客が作る「サービスの魅力」』で触れています)。
ブログのビジネスへの利用を、企業の情報発信/顧客とのコミュニケーションツールの側面と、イントラブログ/企業内情報共有の観点から考えたいと書きましたが、後者が先になっちゃいましたね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。次はもっとおばかモードをいれたいと思います。
トラックバック先('05.3.6 + α):
@HOMEさん: 「お気に入りのブログが読めないのは」
瀬戸智子さん: 「愛のまぜご飯」
浮世風呂さん: 「おかげさまで・・・浮世風呂も1周年:ちょっと、振り返り」
あざらしサラダさん: 「▽ブログのチカラ。」
-- ブログは人の潜在的な「思い」を実現させる勇気を与える。
大西 宏さん: それでもライブドアから引っ越さない理由
-- 固定読者の利便性を考えると...
14 件のコメント:
いつも楽しく読ませてもらっています。コメントをもらって、初めて別の視点に気づいたりトラバで話題が広がったり。育つ要素を沢山持ち合わせているのがブログだと思います。自分の気持ちを整理するために始めたブログですが多くの方と知り合えてとても楽しいです。これからもよろしくお願いしますね。
何事も続いたためしのない女なのですが、そういえばブログは続いてますね〜。コメントのやりとりの中でより考えがまとまったり、トラックバック先を辿ってゆくと、ひとつの記事が肉付きよく育っているのも感じます。私は、そういう育つ記事を書いたり、yoshihiroさんのように自分のブログをも育てる、とまではいかないけれど、混じっているだけでも楽しいもんなんですよね(笑)大事な場所になっています。ブログが、ビジネスの世界で「企業の情報発信/顧客とのコミュニケーションツール」以外にどう生かされるのかは、さっぱり見当がつかないのですけど^^;
★ethnicさん、「魅かれる紹介」と「ひいちゃう紹介」があるんですね。今後の参考にどれがいいのか聞かせてほしいです。「企業内の文化や風土」は以前も指摘を受けたのですが、言及するのを忘れていました。ブログは一見なにがそんなにいいのか分からないツールだったのですが、使ってみて、皆さんと交流してみて良さが分かってきました。今後もよろしくおねがいします。
★cosicosi3さんのブログは、design-lifeさんのところでトラックバックされているのから辿って訪問したのが最初でした。こうやって世界が広がって行くのですねー。
★はるかさん、ブログが続いているというのは、やはりそうれだけの魅力があるんでしょうね。楽しい中で何かを得ている、それが自分の身になっている(おにくトイウイミデハナイ)のを感じているのではないかと思います。そしてそれは相手にも同じ魅力を提供している訳で、今後もおつきあい願いたいとおもいます。
私もブログを開設したのが5月下旬で、それからはや8ヶ月以上が過ぎました。以前HPをやっていたことがあるのですが、HPに比べるとブログのほうが「育てる」ことが比較的やさしいような気がします。「気軽さ」というのが一番の理由なのだと、私は思います。私自身も負担にならないようにじっくりとやっていくつもりです。よろしくお願いします。
★blindwalkさん、10000ヒットおめでとうございます。ブログは時系列になるのが知識の体系化には向かないところがあると思います。blindwalkさんのように別のHPを作ってそこでブログのエントリーを整理するのはうまいやり方だと思います。
>そだてたブログは小さいけれど私の財産だ。もう捨てられない。この行、大変共感。実は昨年暮れ近くに、あることがきっかけで(ブログ上ではなく現実社会で)ブログを続けるモチベーションが下がってしまい、自分のブログを閉鎖しようかなーと「私の校正くん」に相談したら、#閉鎖してもいいですよとあまりにもあっさり言われて、ガクッ☆発作的にブログの管理画面で削除タブ押しそうになりましたが、「でも。。。」と思い直し、現在に至っています。:-)自分の拙文にもコメントやトラックバックを頂いたりして、特に年上のブロガーから励ましの言葉など頂いてしまうと、こそばゆいような照れくさいような。。。そんなこんなで「ブログに育てられている」私です。(^^ゞ
★フミオさん、消さずに良かったですね。一旦あいだがあいちゃうと再起動にも時間がかかりそうな気がします。ましてや消しちゃうと、そのときまでのレベルに育てることを考えると気が遠くなります(ってRPGの話になってるし)。消すのはブログだけでなく、人とのつながりという財産も一緒ですから。もったいない。ところでフミオさんのところで音ログってみつけました。私も始めてみようかな。
音ログ面白いですよ。勝手にAmazonからジャケ写を引っ張ってきてくれて、それもブログのデザインに一役買ってくれるし。それを見た訪問者の方が「こういうの普段聴いているんだー」ってまた私に対して妄想をーじゃなくて、想像を膨らませたりと(笑)、遊べます。表示させるのにデフォルトだと文字が大きく感じたので、私の場合はcssをちょっと弄ってみました。
★フミオさん、良くみると私のMacはOS X 10.2で対応していませんでした... 残念! USBも1.1だし、そろそろ本気で新しいのにするかな。「こんなの聴いてるのね(にやり)」って言われたらちょっと嫌かも。
★rakurakuonsenさん、コメントありがとうございます。この人と人とのつながりが、紙の日記とちがうところでしょうね。さらに日記サイトとも違いますよね。考えというか主張が伝わってきます。エキサイトはさらにほかのブログサービスとも違いますよね。アフィリエイト禁止などが効いてるのだと思います。利害が発生しないという意味では、おっしゃるように学校にも向いていると思います。コメントなんかもらったりしたら嬉しいので、ウソじゃなく絵日記も楽しくなると思いますよ。
トラックバックありがとうございます。ぬぁ〜んと!エントリーが功を奏したのか(笑)、heteさんが復活してました。これから更新があるかどうかは言及されてませんが、とりあえず「読めない」という状態からは脱しました。ほっ
★fumi_oさんの情熱が伝わったみたいですね。実際は削除していなかったんですね。今後ゆっくり更新を待つことにしましょう。
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