選挙報道で、へえー、なるほどと思ったのは次の記事。
選挙:東京都知事選 団塊諸君、まだまだだな 世代対決、太陽族の勝ち−−石原氏当選 (毎日新聞 2007年4月9日 東京夕刊)
特にこの部分
石原氏の選対本部長を務めたのは、元内閣安全保障室長の佐々淳行さん(76)。佐々さんは30(昭和5)年生まれで、東大安田講堂事件や連合赤軍浅間山荘事件で警備の指揮を執った。団塊の世代には「自己犠牲の精神がなく『みんなで渡れば怖くない』の共同連帯無責任だ」と手厳しく「いつまでたっても、おれたち昭和1ケタがやらなきゃいけない」と話す。東大安田講堂事件、連合赤軍浅間山荘事件のころから敵同士だったのね。浅野氏や吉田氏がそこにいた訳ではないと思うけど。
つい最近読んだ「なぜフェミニズムは没落したのか」 (荷宮 和子) も、著者自身の世代を団塊の世代と団塊ジュニアに挟まれたくびれ世代と位置づけ、その視点で分析したもの。とても面白かったので、これはまた別稿で感想を書きたいと思います。
2 件のコメント:
リンクされた記事、興味深く読みました。面白いと言えば面白い視点ですけど、なんでもかんでも世代間抗争に結びつけてしまうのはどうでしょうかね?佐々淳行はそりゃあ、団塊の連中を文字どおり物理的にバッシングした人ですから、そういうこともいうかもしれませんけど、今回石原慎太郎に入れた人たちで、浅野史郎は団塊だから信用できないなんていう考え方をした人が、それほど多くいたとは思えませんが・・・。ちなみに私は浅野氏が団塊の世代だというのをリンクされた記事を見るまで意識しませんでした。
★ せばさん、おっしゃるように団塊の世代だから投票しないと言う人はほとんどいないと思います。個人の資質や選挙にかける意気込みを皆が判断した結果の落選でしょう。若い側が負ける場合は普通は経験不足とか人間的な成熟が取りざたされるのに対し、今回は勝った側に佐々氏がいて、敗因を団塊の世代ということに結びつけていることに興味を引かれました。佐々氏はきっと一貫してそういう見方をしてきたんだろうなあ、そしてこれまでその見方を覆すまでの反証になるものと出会わなかったんだろうなあと思った訳です。
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