これまで松井冬子に関しては、作品の評価以上に美人だから評価されているんだろうと思っていました。ファッション雑誌でモデルやったこともあるしね。
ごめんなさい。
昨日の放送をみて、芸術的指向、努力、意志の強さ、集中力など、アーティストとしての松井冬子のすばらしさが分りました。
そう言えば私も最初は作品に惹かれたのでした。その作品を探したら、ブログで紹介しているところがありましたのでリンクしておきます。
オンナだってクラシコイタリア: 見に行きたかった美術展
(あれ、ALTACIAって平澤さんが関わったところでは? 後で調べる → この記事「イタリアンクラシコのセレクトショップ:ALTACIA@自由が丘」)
「この疾患を治癒させるために破壊する」という作品名なんですね。巨大な作品でかつ細部まで描かれていて圧倒されます。
これ以外の作品はグロテスクなモチーフが多くて、そしてそれが松井冬子の特徴として取り上げられるので、作品としてはそんなに評価をしていなかったのですよ。評価していないというと評価できるような審美眼をもっているような言い草なので、「好きとはいえない」と思っていました。松井えり菜ほどの嫌悪感はもたなかったのですけど。
昨日の番組は放送前に気がついていて本当に良かったと思います。教育テレビなんて普段だったら番組表もそこだけ避けて見ていることが多いですものね。
反響も大きかったようで、私のところでも急にアクセスが上昇し、今日もまだ続いています。
Googleの急上昇ワードも朝になっても1位を続けていたようです(右は朝6時半ころのスナップショット)。
ブログの反応も「見直した」というのが多いですね。
増山麗奈さん (反戦アーチスト) 増穂の登り釜にて、陶芸初挑戦
昨日の松井冬子さんのNHKに衝撃を受けました。あのストイックに作品に向かう姿は美しい!!同じ女で画家だけど嫉妬通り越して、賞賛!rucci bibourokuさん 松井冬子と上野千鶴子 -- 「あわせて読みたい」つながりw
結果としてものすごい番組だった。非常なる感銘を受けました。ただ「上野千鶴子のツッコミ手厳しかったけどね。松井さんひきつってたもんね。」という部分はちょっと私の感想と違います。松井さんも人の作品をダシにして自分の主張するんじゃねえと思っていたんじゃないかな。
最後に、作品制作中もいつもあんなにばっちりお化粧しているのであろうか。それともテレビ用に特別?
2 件のコメント:
yoshihirouedaさま>はじめして、この度は僕のBlog宛にコメント頂きありがとうございます。松井冬子さんの件、ご連絡頂きありがとうございます。確かにモチーフはグロテスクなものが多いですよね。個人的にはそういう「美しくないもの」を「美しく描く」世界観に惹かれています。でもご本人が美しいというのも、ある意味では一つの武器なのでしょうね。いづれにせよ、日本的な印象を受けるその画風が世界に評価される事を願っております。コメントありがとうございましたm(__)mPS:ところで平澤さんとは何かご関係がおありでしたか?昨日平澤さんと久しぶりにランチしたのですが、すっかり聞き忘れておりました(^_^;)
★ saito_altaciaさん、別のところでコメントしたのですが、上野千鶴子のいうように (上の発言はここだけ同意)、別の傾向の作品も見てみたいし、きっといい作品になると思います。彼女の取り組み方を見ているとそう確信できます。平澤さんのブログは常に読んでいてお互いにコメントやトラックバックもしています。以前altaciaさんのお店をプロデュースしたことが記事になっていて、ロゴ(これはcosyさんですね)と一緒に覚えていたのです。
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