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2009/08/15

海老沢泰久氏

海老沢泰久氏のご冥福をお祈りします。

以下敬称略。

海老沢泰久は好きな作家のひとりだった。いちばん好きな作家と言ってもいいかもしれない。

とはいえ、海老沢泰久に言及した記事はあまり書いていなかった。

2004-08-14 最高を知ること -- 「美味礼賛」
2004-08-21 おいしゅうございます -- 「美味礼賛」レビュー
豊かな時代のモチベーション -- 井上陽水のことを描いた「満月 空に満月」に言及。

あまりなかったね。それに彼の得意分野であるスポーツ、その美学に関するものはなかった

「F1 地上の夢」とか、もう一回読んでみるか。

2009/07/20

Iron Mountain

http://www.ironmountain.com/index.asp


Visit NBCNews.com for breaking news, world news, and news about the economy

Some of the country's most iconic treasures are kept underground in the protected vaults of Pennsylvania's Iron Mountain.
ペンシルバニア州 Iron Mountain の地下の金庫には、この国のアイコニックなお宝が眠っている。プレスリーの原盤など。

科学にインスパイアされたアート

こんにちは。もうすぐ日食、この展覧会のことを書いてなかったのを思い出しました。


国立新美術館へのリンク:
野村仁 変化する相—時・場・身体

Tokyo Art Beatの情報:
野村仁 「変化する相 -時・場・身体」

会場: 国立新美術館
スケジュール: 2009年05月27日 〜 2009年07月27日
住所: 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
電話: 03-5777-8600

野村仁というアーチストの名前は今回の展示会で初めて知りました。先日、最終日の「万華鏡の視覚」展と「わたしの句読点」イラスト展を見に行く計画を立てているときに、展示会の存在自体は気付いていたのですが、ノーマークでした。ところが当日の朝、Twitterで「国立新美術館の屋上で七夕かざり。短冊に願い事かくと、野村仁展が無料観覧。」という情報を見つけて、急遽計画に組み込んだものです。

上記作品は、同じ時刻に太陽を撮影して、それを一枚に重ねたもの。そのほかにも、段ボールの構築物が自身の重みで崩れて行く様を記録した作品、ドライアイスが消えて行く様を記録した作品、動きを五線譜にマップして制作した音楽作品、巨木の化石に時の流れを想起させる作品...

「科学にインスパイアされた作品」とこの記事の表題に書いたが、例えば電子顕微鏡写真をモチーフにしたり、新素材や新技術を作品に取り入れたり、科学の言葉を借りて自身のイメージを説明したりするのとは異なる。野村は、自分の個性を表現しようとする前に、科学理論を咀嚼し、観察で得られたものをそのまま記録し、そしてその中からアートを発見しようとしているようだ。そのために最新の宇宙理論を学び取り入れようとしている。

こういうことを40年前からやっていたというのは、早過ぎたといえるのだろう。一般には知られない中で、自身の目指すものをずっと追求して来た姿勢には頭が下がる。今だと訳の分らない作品も能書きで一般に受入れられるようになって来たが、ここにはそれらを寄せ付けない基盤があると思う。

入場料がただになった以上に、ノーマークだったアーチスト、作品に気付かせてくれてありがとうといいたい。

2009/07/14

ローラースケート・ベビーズの作り方

話題になっていたこのビデオ





もちろんCGでないとできないんだけど、どう作っているかをCBSが放送していました。

CBS Evening News (2009.07.09) "The Story Behind the Skating Babies" (text), (video)

顔の部分は実写なんですね。動画のコラは難しそうです。

Evianのサイトにも"making"ビデオがありますが、こちらは赤ちゃんが集まっているところを写したもの。
Evain Live Long - The Movie

Evianといえばこちらも → YouTube "Water Boy"

2009/07/08

Michael Jackson Memorial

おはようございます。ホッチキスセンターってどういうところだろ?

マイケル・ジャクソンのメモリアル・イベントって、インターネットで生中継するって話だったのですが、すっかり忘れていました。

ABC News (2009.07.07): Tearful Good-Bye From Michael Jackson's Daughter
Video Michael Jackson Memorial (Part 1)
-- Part 7 まで連続再生されるようです。

これだけのイベントを短期間に企画して実施できるのに驚かされる。マライア・キャリー、ライオネル・リッチー、スティービー・ワンダーなど、大物アーチスト達もそれぞれ予定が詰まっていただろうに、キャンセルして参加したんだろうな。

2009/07/06

ここにもマイケル・ジャクソンが

昨日行った「万華鏡の視覚」展にあった。



Paul Pfeiffer "Live Evil (Auckland)"
ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団 (図もこちらから引用)

マイケル・ジャクソンのステージを (鏡像処理など) さまざまに加工した映像作品。小さなスクリーンを一人ずつ覗き込むようにして見る。30秒なのですぐに順番は回ってくるけど。

亡くなる前だったら他の作品の印象に埋もれていたと思うけど、この展覧会の会期中に亡くなって、私が行ったのがまだ1週間ちょっとだったので、感慨深い。題名も"Live Evil"で、彼に取り憑いていたものをあからさまにする試みのように感じた。

今日行った展覧会

こんばんは。今日は疲れたので早く寝なきゃ...

今日は次の展覧会に行って来ました。

#1 森美術館 「万華鏡の視覚」展 → Tokyo Art Beatの情報展覧会トップページ
-- 最終日だったので ... 「万華鏡」でまとめるのはどうかとは思うが、面白かった。

#2 国立新美術館 野村仁「変化する相 -時・場・身体」 → Tokyo Art Beatの情報国立新美術館の展覧会のページ
-- 七夕イベントに参加すると無料というのに惹かれて行ったのだけど面白かった。

#3 国立新美術館 国際墨画会展 → 国際墨画会お知らせ
-- 最初水墨画かよと思ったのだが、色使いなど既存の水墨画とは異なる作品もあって楽しめた。

#4 たばこと塩の博物館 イラストレーター170人が描く「わたしの句読点」 → くれまむさん情報TIS展示会情報
-- 和田誠、及川正通、宇野亜喜良、長友啓典など有名どころがたくさん ... 山下以登さんのかわいい作品以外はあまり印象に残っていなくて申し訳ない。

国立新美術館の展示場は広いのですね。森美術館と同様、余裕をもった展示ができていて快適でした。とはいえ広いということはそれだけ歩くということですが。乃木坂駅と六本木ヒルズ間を徒歩で往復、渋谷→タバコと塩の博物館→原宿と徒歩で移動したので疲れました。それなのに帰りにプールで泳いで来たし。

2009/07/02

ウッドストックから40年

'60年代ファッション復活だって。ウッドストック自体には思い入れはないけれど、このファッションはちょっと面白い。みんな楽しそうだし。

ABC NEWS Video Woodstock Fashion Still Inspires
ABC NEWS スライドショウ Fashion Show With Cast of 'Hair'



スーパーフライは流行の先取りだったんだね。

ところで上記ビデオのファッションショウなんだけど、"エコフレンドリー" とか "反汚染活動家" などのラベルがつくところが昔と違いますね。ゴミの山を残していった当時の人達が言うと「お前が言うな」って感じになりますけど。

2009/06/29

弔辞から賛辞へ

週末とあって関連報道も盛んですが、故人の奇行とかそういうのもあるけれど、それよりも改めて多くの人に愛され、影響を与えたことが分りますね。

MSNBC Fans honor Jackson online, on street
-- みんなで合唱とか正しいお葬式なのかもしれないね。

MSNBC Fillipino prisoners dance to 'Thriller'
-- フィリピンの刑務所で囚人が踊る'Thriller'

ここでは「朝の体操」って言っているけど、もう観光客に対する出し物になっているって聞いたけどな。

上記はYouTubeで有名になったもの (YouTubeリンク) の別テイクかと思った (女性役がいないw) けど、亡くなったあとに演じたもののようですね。

ロイター (2009/06/28) フィリピンの受刑者ら、ジャクソンさん「追悼ダンス」

YouTubeにもうあがってた。しっとりと"Ben"のテーマから始まってます。その後Jackson 5の"I'll Be There", "We Are The World"って、こいつらレパートリーどんだけあるんだよ。凉宮ハルヒもあるみたい。

Dancing Inmate's Michael Jackson tribute

刑期が終ってもここにいて欲しいくらい。

次のは以前作られているものだけど、いろいろなところに広がっているのが分るね。これがミームってやつか。"Back To The Future"でも開拓時代にムーンウォークを披露するシーンがあったし。



追加:[OFFICIAL] Michael Jackson Dance Tribute - STOCKHOLM



2009/06/27

R.I.P.

こんばんは。

今朝のTwitterでは「二人同じ日に ... 」というつぶやきが多かったですね。



ファラ・フォーセット。しばらく前にアメリカでは闘病生活の特集番組があって、その番組は見ていないのだけれどニュースで紹介されていました。そのときはもう「最後の日々」という扱いでしたね。

MSNBC 2009.05.18 Second film on Farrah’s cancer battle is coming (テキスト)

ここから何本かのビデオへのリンクがあります。写真スライドショウもあります。

特に彼女にときめいたということはないのだけれど、せば教授が指摘されるように、記憶に残る女優でしたね。アメリカのシンボルって捉え方をしていました (今は "Icon" っていう言い方をするんですね)。ちょっと毛色は違うけど、メグ・ライアンやジュリア・ロバーツが彼女の系譜を継いでいるのでしょうか。

そしてマイケル・ジャクソン。こちらは突然で驚きました。朝起きたら、テレビで、病院に搬送されたと言っていて、しばらくWebでライブ中継を見ていたら、"Breaking News" として死亡のニュースが入ってきました。

マイケル・ジャクソンに関しては何回かとりあげていると思います。らふぃさんの"Captain E.O."の紹介記事 (以前の記事のほう) も読んで、また別途紹介された方法で保存していたのでした。

そういえば昨年あたりに "Thriller" 25周年記念版の話題取り上げたように思います。探しても見つからないと思ったら、こんなところにありました。

Rolling Stone Michael Jackson's "Thriller": Celebrating the Landmark Album's Twenty-Fifth Anniversary (写真集)

今日は帰宅してから、いくつか関連ビデオを見ていました。こんな時間になっちゃった。

YouTube: MichaelJacksonMusicチャネル

音楽はずっとiPodに入っているけれど、映像はほとんど見て見ていませんでした。まだしばらくビデオを見て、達成した偉業を思い起こそうと思います。

2009/06/19

Prada Transformer

これって、CHANEL移動アートプロジェクトの対抗?
ABC NEWS (2009.6.17) Downtown Seoul: Prada Transfomed!
4つの異なった面をもつ立体。クレーンでつり上げて底になる部分を変えていくそうだ。
日本語の記事があった。
AFPBB News (2008.4.20) プラダのビジュアルアート・プロジェクト「トランスフォーマー」、韓国・ソウルで開催
もうずいぶん前からやってたんですね。知りませんでした。
■ 関連リンク
Chanel Mobile Art (注意!音が出ます)
AFPBB News (2008.3.6) シャネルのアート・プロジェクト「モバイルアート」、東京で5月31日から
いただいたトラックバック
Tracked from ポンポコ研究所 at 2009-06-28 21:51 x
タイトル : Prada Transformer

狸田、日本を代表する俳優として、Prada Transformerのシネマイベントのオープニングイベント(前夜祭)に行って来たポン ここが会場の慶熙宮の正面、興化門(흥화문:フンファムン)ポン〜 警備、ものすごく厳重ポンで、招待客しか入れないポン〜 へへっ! 僕も、ポン太兄ちゃんのかばん持ちで入れてもらったで鹿lah〜♪ 変な建物で鹿〜 これは、イベントごとにクレーンで下になる面を変えるという、変なイベントホールポン〜 イベントのおねぇ......more

2009/06/08

お腹いっぱい

今日は、

Bunkamuraで「国立トレチャコフ美術館展 - 忘れえぬロシア」(最終日) を見て、
ゴーゴーカレーでメジャーカレーに挑戦して、
出光美術館で「日本の美・発見II やまと絵の譜」を見て、
買い物をして帰ってきました。

歩き回ったからというよりも食べるのに疲れたような気がします。

2009/05/31

iPhoneだけで...

... ここまでできるんだねえ。
雑誌New Yorkerの表紙になったこの絵 (引用元: New Yorker誌の2009年6月1日号)、iPhoneのアプリで描いているそうですよ。描いたのはJorge Colombo氏。
ABC News 2009.05.25
テキスト
ビデオ
作品集
Jorge Colombo氏のサイト: www.jorgecolombo.com
Jorge Colombo氏の作品が売られている: 20x200.com - Artist - Jorge Colombo
使っているアプリはこれかな? → Brushes
その後ニュースで彼だけでなく他の人が使っているのも紹介されました。 → abc NEWS iPhone 'Brushes': Art at Your Fingertips
僕は、写真を撮ったらこんなアート作品にしてくれるアプリが欲しいです。

2009/05/26

大型ハドロン衝突加速器ラップ

こんばんは。反物質と普通の物質を一緒にすると危険だそうですので、皆さん気をつけてくださいね。

去年話題になったらしいのですが、私今日初めて知りました。

The Large Hadron Rap






作者のKate McAlpineという人はサイエンスライターだそうです。

Kate McAlpine's Website
+ 別のラップもある

■ 関連記事
Science Friday (2008/08/29) Large Hadron Collider Set to Start Up
National Graphics (2008/09/10) Large Hadron Collider Rap Video Is a Hit

2009/05/25

MTM03に行って来ました

こんばんは。"make"ってソフトウェア開発のときだけに使う言葉じゃなかったんですね (ってもともとそうだって)。
MTM03 (Make: Tokyo Meeting 03) に行って来ました。
雨のせいもあって午前中の受付は閑散とした感じです。
場所は、デジタルハリウッド大学 八王子制作スタジオなんですが、全然デジハリっぽくも、スタジオっぽくもありません。廃校になった学校を使っているのじゃないかな。グラウンドも体育館もデジハリに要らないでしょ。

これは午後撮ったものですが、盛況です。

Emerge+でペーパークラフトの展示、ワークショップをやっていたので作らせてもらいました。Theo Jansen のメカニズムを紙で再現したもの。丁寧に説明して頂き、さらに私が途中間違えたのを一所懸命リカバーして頂き、私にもなんとかできました。
来た人に説明するのに、いきなり「テオ・ヤンセンの ...」って説明し始めるのですが、みんなそれですっと分るのな。ここの参加者は、日本人の平均とはかなりずれていると思うぞ。
ニコニコ制作部。出展作品も多く、人気のブースでした。

この写真以外にも「あの楽器作ってみました」とか、初音ミク度高過ぎでしょ。
デイリーポータルZも出してて、べつやくれいさんも作品を持ってこられていましたよ。写真も撮らせてもらいました。
今回の目玉、 Marco Tempest 氏のARを用いたマジックショウ (リンク先に動画があります)。ARを用いたらマジックにならないでしょ、と最初は思ったのですが、基本はカードマジックで、そのマジックを撮影しながらリアルタイムに映像効果を映像効果を加えるものでした。ジョーカーがカードから飛び出したり、本人が映像の中に現れたりします。
なかなか楽しい一日でした。毎年2回のペースで行われているようで、次回も出来れば参加したいと思います。

2009/05/24

Printって版画のことだと思ってたけど

こんにちは。前にも使ったけど、"Feed Me!"

オードリー・カワサキに関しては、以前記事にしたのですが、日本で展覧会があると聞いて最終日16日に行って来ました。

Tokyo Art Beat - オードリー・カワサキ展
日記より: 今回の個展 「かげぼうし」の作品

オードリー・カワサキ公式サイトの作品
日記より: Opening night.

上記リンクにあるように、絵は木目を生かした作品で、特に木材の形をそのまま使ったものや、輪郭にあわせてカットして重ねあわせた作品などがありました。

これらは油彩画で一つの作品が100万円くらいするのですが、4万円くらいの作品もありました。作品形態が"print"となっていて、100分のいくつというようなナンバーが振ってあります。版画は普通、シルクスクリーンとか石版とか分類されているのですが、ただ"print"となっています。また、これらも木目が出ているので、板に刷れる版画というのはどういう技法なんだろうと思っていました。

2008年12月12日の日記に製作風景 (というかナンバーを振っているところ) が載っていますが、紙に刷ったものですね。彼女のサイトで売られている (もう完売) 作品"My Dishonest Heart"を見ると、
giclee print on archival paper

とあります。

giclee printとは何だろうと思って調べました。

Wikipedia Giclée

インクジェット印刷なんですね。アート作品でこういうふうに、というのは出版物としての印刷と違ってナンバー付きの作品を作るのにということですが、使われてることを知りませんでした。

個展で出ていた価格は4万円くらいだったのですが、額無しだったら100ドルであるんですね。もちろん額無しで壁にポスターみたいに貼るつもりはないので額は必要なのですが、今度作品が出たら買おうかなー。日記のほうに今度ブローチを35ドルで出すと書いてあって、これだと衝動買いできるので買おうと思ってたのですが、今見たらなくなってますね。もう売れちゃったのかもしれません。

2009/05/18

熱帯JAZZ

こんにちは。雨で寒いねえ。ジムに行く気がなくなるよ。
昨日Tower Recordのintoxicateというフリーペーパーで知ったのだけど、マリーンが新しいアルバムを出してるんですね。
マリーン sings 熱帯JAZZ
マリーン

マリーン sings 熱帯JAZZ
BMG JAPAN Inc.(BMG)(M) 2009-04-22
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これはアマゾンのリンクだけど、iTunes Storeにあったのでダウンロード購入しました。
マリーンは"footprint"というアルバム (たぶんベスト盤) を1枚持っているだけなんですが、一時期はヘビーローテーションで聴いていました。今もiPodの中に入っていて、音楽を聴くときはたいていシャッフルで聴くので (ということは今はヘビーローテーションがないということなんだけど)、今も時々聴いています。
一昨年アルバムを出したのが9年ぶり (メジャーからは16年ぶり) ということで、ほとんど表に出てなかったのですね。一度テレビで歌っているところを見ただけかな。赤坂泰彦が司会をやっていた芸能人カラオケ大会みたいな番組で、ばかにしていたら、その中でいきなりゴージャスな歌声。ビデオに録っておけば良かったと後悔しました。その後も注意していたのですが、一度も見ることができませんでした。
その渇望感と、フリーペーパーに書かれていた評価が高かったので、今度のアルバムに期待しすぎたかもしれません。ちょっと衝撃は薄いかな。それともラテン音楽にあまりなじみがないせいか。でも最初の"マシュ・ケ・ナダ"はおなじみの曲なので十分魅力が分るし、他にも昔の"マジック"のセルフカバーもあって魅力的なアルバムになっていると思うので、しばらくはシャッフルを使わずにじっくり聴こうと思います。

2009/05/17

Sensing The Earth

チキュウノミナサン、オハヨウゴザイマス。

昨日オードリー・カワサキ展 (LINK) へ行った後、NTT-ICCへ行って来ました。オープン・スペース (無料常設展示) の今年度の企画展示が始まるのにあわせ、シンポジウムが開かれるので、聞きに行ったのです。

テーマは、「ミッション G:地球を知覚せよ!」で、概要を引用する。
地球上のさまざまなデータをセンシングし可視化していくプロジェクトを,アートとサイエンスを横断して紹介するテーマ展示「ミッション G:地球を知覚せよ!」.出品作家たちが取り組んでいる,世界を新たに発見するための観測法,記述法,共有のためのシステムを通して,未来の社会や自然環境に向けたヴィジョンを語っていただきます.

今回はアートの領域よりもテクノロジーにかなり寄ったテーマとなっている。

全体を通じて、
・世界中からセンサでデータを収集し、
・集約/加工し、
・可視化する
取り組みという軸がある。

パクト・システムズのマルコ・ペリハン氏は、今回はコモンデータ・プロセッシング&ディスプレイ・ユニットを出展していているのだが、話の中ではBlack Cloudというプロジェクトについても語っていた (同じものなのかと思って聞いていたのだがどうやら違うよう)。

BlackCloud.org

CO2、騒音、ライトポリューションなど6種類のデータを世界各地から集める。

グラフのページではそれを同心円のパイチャートで可視化している。折れ線グラフはパイチャートの一部をクリックすることによって現れる過去の履歴。



面白い取り組みだと思ったのは、pachube。センサーデータのYouTubeだと言っていた。世界中のセンサーデータをアップロードし、共有する。使い方は自由、というよりも、皆さんの新しい発想に期待しているのだと思う。ICCの展示では、測定データを会場につるしたライトの高さで表現し、また会場からもデータをアップロードしているのだけど、これは正直言ってふーんそれでって感じだ。

さらに、スマートダストの話があった。これまでのものが固定のポイントからデータを集めるものだが、これはそのくらいの大きさなのかは分らなかったが環境にばらまくセンシングデバイス。米軍がイラクで使うと言っていたが、初めて聞く話なので、そういうことも可能だという話だったのかな。これは面白い技術だと思ったのだけど、2001年には既に発表があったようだ。

Wired Vision 2001年05月30日 光と温度を感知する超小型センサー『スマートダスト』
CNET 2004年06月07日 スペシャルレポート:「スマートダスト」の普及で世界はどう変わるか
CNET 2004年09月22日 初めての「スマートダスト」ネットワーク製品が発売に

CNETのスペシャルレポートでは
 スマートダストは、今後数年間でアスピリン錠や米粒程度のサイズにまで小型化すると見られており、そうなれば水道に流して汚染物質を検知したり、道路のアスファルトに埋め込んで交通パターンを監視することも可能となるだろう。こうした小型デバイスが建物や橋、工場、広場に大量に散らばって、人間がかつてないほど細かいレベルで世界を見ることができるようになる世の中を想像してみてほしい。

と書いている。水道に流せるまでにはならないと思うけど、食べ物には入れられるかもしれない。
各自動車からの情報を集約して渋滞を把握するのは行われている (例えばホンダのインターナビ)し、一方ロンドンには監視カメラがそこら中にある。だんだんこうやって見えないものが見えてくるようになるのだろう。

不安なことも書いたが、そこから得られるものも大きい。蟻塚の個々の蟻はは全体を把握していないが大きな構造を作ることができる。渡り鳥は自分の斜め前の鳥との位置関係だけを維持するようにして飛んでいるが、全体では編隊を構成する。我々人間も個々では知覚できなくても、皆で何かを作り上げることが出来て来るのだろう。

パネリストのセルカン氏がまとめの発言で
20世紀の科学は、宇宙に進出したり、暮しを豊かにしたり、大きな夢を抱かせるものだった。一方21世紀は温暖化、環境破壊など、未来に不安を抱かせるようなものと思われている。しかし僕はそうは思わない。

という主旨のことを言っていた。どちらになるのかは我々自身の選択になるのだと思う。

2009/04/26

Auto-Tuneに興味津々

おはようございます。アルコール抜けた?

昨日のレポートを書くかとPCの前に向かったのだけど、その前にObama Girlのところで次の動画を見てしまった。音ががしゃがしゃして、これ自身はお薦めじゃないのだけれど、ニュースで実際に話された内容を用いて音楽にしているところはなかなかうまくやっていると思う。

Miss California! Gay Marriage! Weed! Auto-Tune the News!






同じもののちょっと違うエディションがこちらにあります。

YouTube Auto-Tune the News #2: pirates. drugs. gay marriage.

こちらのほうはもう少し聴きやすいように思う。何が違うのかな。

追記: 素材に用いられているケイティークーリックも、このビデオを面白いって言ってます

#2ということは#1もあります。というかたくさんあった。

schmoyoho さんの動画 (21)
特にこれは気に入った。→ "Oscar Highlights in Song and Dance"

気になったのはここで使われている"Auto-Tune"という言葉。普通にしゃべった音を音楽に合わせてくれるそいういう名前のソフトがあるのだろうと思った。

検索して調べたらこういう記事があった。

SLN:blog*: ロボットボイスのたのしみ blog.slndesignstudio.com
テクノポップでおなじみのヴォコーダー、西海岸系でおなじみのトーキングボックス(トーキング・モジュレーター)、近年のポップスで多用されまくっているオートチューンによるピッチ補正、Text To Speechに代表される音声合成による人工的な音声などなど...今回はYouTubeの映像を見ながら、こういった様々なロボットボイスの勉強をしてみましょう。

ほうほう、ヴォコーダーから連なる技術なのか。トキオ!

で、オートチューンに関してはこのように書いてある。
Auto-Tune、知る人ぞ知る、今巷に溢れている楽曲ほとんどで使われてるんじゃねえのってぐらい大流行のテクノロジー。一言でいうと「外した音を無理やり修正するソフト」。この技術の登場によって、ヘタな人でもそれなりに聞こえるし、歌唱力の限界をこえた曲もつくれるようになるという、可愛くても歌はピンとこないのーという悩みがアイドル産業からフッ飛んでしまうぐらいの破壊力をもったソフトウェア。これで写真をレタッチするように、声もレタッチできるようになったわけです。やったね!

な、なんだってー! あのころ大場久美子のレコーディングでさんざん苦労した私がバカみたいだー (もちろんウソ)。

それはともかく、Perfumeもこれで作っているということろにも興味がひかれた。下手な歌唱を補うというのじゃなく、積極的に音を作っている。Perfumeが口パクでないといけないのはこういう事情だった訳だね。歌が下手という理由じゃなくて (しつこい)。

この記事の中に出てくるトーキングボックスというのも面白い。スティービーワンダーも使っていたんだ、というのもあるし、普通の人がやっても同じ音が出せるというところも面白い。

脱線した。Auto-Tuneの製品情報を調べたのだけれど、さすがにプロ用ということで結構な価格なんだね。一般向けのMicrosoft Officeと同じくらいと考えると安いのか。

Auto-Tune Evo 製品情報

また脱線するけど、この SLN:blog*さんの最新記事 「ウィルヘルムスクリームとブレイクビーツの話」で取り上げられている「ウィルヘルムスクリーム」というのも面白い。同じ叫び声が様々な映画半世紀以上に渡って使われているとか。その使われている場面のコンピレーション動画も紹介されている。

これもSLN:blog*さんのところで知ったのだけれど、Auto-Tuneに関する記事があって、最初の"Auto-Tune the News!"が貼られていた。

Create Digital Music (2009/4/23) Create Digital Music ? Auto-Tune The News, And Channeling Steve Reich, Anyone?

ビヨンセに関しても書いてあってこちらも気になる。

Create Digital Music (2009/4/22) Is Beyonce Tone Deaf? Is Leaked Board Mix Real? Is Auto-Tune That Powerful? (No)

最初の記事では言語としての英語と音楽の関係が語られている。ちゃんと読む必要がありそうだ。
最後に。一連のビデオを見ている中で、これが一番気に入った。

Obama Girl + Obama Duet!




2009/04/19

歩きたいのよ狸穴

雨の夜だから (違うけど)。こんばんは。
狸田所長が狸穴 (まみあな)を話題にしていたポンで、下記のようなコメントを書いたポン。
最初にマミアナって地名があることは「別れても好きな人」の歌詞で知りました。
以下本文は日本語で。
そうしたら、狸田所長から、
そんな歌詞、聴いたことないポン〜
と思って調べたら、なんと元の歌詞は狸穴だったことを発見したポン!!
知らなかったポン...
え? 元の歌詞?
私もロスインディオス&シルビアで初めてこの歌を知り、狸穴って地名も知ったのだけど、元歌なんてあったの?
私も調べましたよ。元歌はパープルシャドウズなんですね。このグループは知っていましたが、曲は「小さなスナック」しか知りませんでした。
ロスインディオス&シルビアが歌う時、「元の歌詞はマミアナだったけど ...」という紹介があったのでしょう。マミアナってなんかリゾートっぽい感じと「狸穴」という漢字。このギャップが印象に残ってたんでしょうね。
もう少し調べたら、YouTubeにロスインディオス&シルビアが歌っているところがあって、歌詞のテロップがついていて違うところを示していました。





これでは「狸穴」という漢字は分るのですが、「マミアナ」という読みは分らないので、元の歌詞と違うことを説明されていたのは別の番組だったんじゃないかと思います。もしかしたらこの歌の前後で久米宏が説明したのかもしれませんが。
ところで元歌はもっと古いものかと思ってたんですが、GSの時代だったんですね。コメントに
知らなかったのだけど元歌はパープルシャドウズなんですね。なんだGSか。それならドンピシャだ (っていう言葉を使うこと自体古いことを晒している訳ですが ...)。
と書いたのですが、同じ時にこの死語を使っている人がいてシンクロニシティを感じます。
いただいたトラックバック
Tracked from ポンポコ研究所 at 2009-04-19 12:15 x
タイトル : 狸穴ぶらぶら
ラオス大使館の帰り道、ちょっと寄り道してきたポン〜 ここは、有名な狸穴坂ポン♪ この横に、ロシア大使館があるポンが、警備(監視?)の警察官がいるポンで、撮影は自粛ポン... 狸穴マンションポン〜 狸穴マンションとは、こんな建物ポン 決して高層ではないポン 同じように、狸穴の名前が入った建物ポン でも、住所は東麻布ポン... 狸穴という住所も、もちろん残っているポン♪ 診療所にも、狸穴の名前がついている......more