ハラペコ日誌 (halapecoさん)「ユニクロ」に、ユニクロの上海店の話が載っています。
ユニクロといえば、日本の生産管理で中国で生産することによって、安さと高品質を両立させるビジネスモデルで成功しているのですが、それが中国に出店?ということで、成功するのか最初疑問に思ってしまいますね。halapecoさん(中国留学生)も上記記事でレポートされていますが、日本とほぼ同じ値段で、中国の物価水準からしてみるとかなり高いとのこと。しかし、成功しているようです。
成功の要因としては、halapecoさん「中国では男向けの服屋は有るにはあるが女性用と比べれば数も少なければファッション性も無い。」と指摘されるように、ファッショナブルなカジュアルがないということがあるのでしょう。日本でもユニクロがブームになったときがありましたが、それもただ安い/高品質ではブームになるということはなく、やはり服としての魅力があったのだと思います。ユニクラーというのでしょうか、何でもユニクロで揃える人とか出ていました。
もうひとつの要因は、日本式の接客、店舗、品物など、全て日本式にしているということにあると思います。それは日本式が良いというのではなく、サービスの質が日本と同じレベルを保っていることだと思います。会長の柳井さんが
「一勝九敗」-ユニクロも失敗ばかりだった
の中で、イギリス進出の失敗について語っています。
イギリスでの失敗は、経営者の選択に原因があった。海外の現地法人は現地の人が経営をしないとうまくいかないと考えていたため、紹介されたイギリスの老舗デパートでの勤務経験のある人を社長に採用したのだが、イギリスの文化の反映もあって、保守的な経営陣や組織になった。
経営者から店員まで、それぞれに階級・階層をつくり、壁ができてしまった。現場の社員だろうが社長だろうが、壁をつくらず対等に、みんな一緒になって話し合って実行する当社の企業風土からはほど遠いものだった。店は汚く、店舗社員の訓練もぜんぜんできていない。社長に注文をつけても、「できない理由」を並べる。ユニクロの商売をイギリスで実現できなければ意味がない。この失敗をふまえて上海では日本式、というよりユニクロ流にこだわったのだと思います。
なお、halapecoさんは現在は一時帰国されていますが、中国に留学されています。日本では中国の生の情報はあまり入手できず、中国人の反日感情ほんとのところはどうなの? とか思うわけですが、現地からの情報を発信してくれることを期待したいと思います。
1 件のコメント:
大統領、今晩は。トラバに、相応しき場所とは思えませんが、たまらず、先頭のここにぶら下がりました。お腹立ちになられませんヌ様、ヨロシクご寛大に!
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