こんばんは。久米宏です (ウソ)。
連日続くこの問題では、みなさんのブログ等 (浮世風呂さんの一連の記事、Tomorrow's Wayさん、ほか) をみていました。それらの情報から、私には、朝日の偏向ぶりとトンデモなさが目立ち、NHKの言っていることは正しいようにおもえていました。 取材を受けたNHK幹部が言ったことと反対のことを書かれたと言うのに対する反論も、証拠や根拠をしめす訳でなく、「だってそう言ったもん」というレベル。シバレイさんが、VAWW-NETの弁明を転載されていますが、私にはますますこの「裁判」の異常さと、それを何の批判も無く放送した場合の影響が憂慮されるものでしかありません。NHKは、もっと、「公正さを保つために自主的に手直しを指示しました」と言えば良いのではないか、と上記浮世風呂さんの記事にコメントも残しました。
しかし、日日光進さんの下記の記事をみて私ちょっと反省しています。
慰安婦を巡る朝日対NHK
この中で、毎日新聞2005年1月21日の社説「NHK特集番組 問題点を整理する必要がある」が紹介されていますが、ここでは、問題を整理し、
・ NHKに対し安倍氏らの政治圧力、介入が本当にあったのかどうか。
・ 番組の内容そのものに問題はなかったのか。
を分けて考えるべき、という提言がのべられています。そして、前者に関しては、番組放送前に内容を政府政治家に説明することの是非を問うています。
表題「朝日のトンデモなさ加減に惑わされるな」は自戒の念をこめてつけています。朝日対NHKどっちが正しいことを言っているという見方をするのではなく、どっちもジャーナリストとしていかがなものかという視点で批判精神を持ってみないといけないのだと思いました。
もう一度浮世風呂さんの記事にもどりますが、浮世風呂さんご本人のコメントで、「朝日、週刊新潮の広告掲載拒否」というのがありました。ちょっと前に読売新聞でも広告の一部を消して載せると言うことがありましたね。お互いジャーナリストとして、相手の言論の自由を尊重しないと、自分の首をしめることになるでしょう。今こそ、Tomorrow's Wayさんのサイドバーに掲げられている言葉「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」を噛み締めて欲しいものです。
4 件のコメント:
uedaさん、トラバ・コメントアリガトさんです。更に適切なる補完までして頂きまして---。一番大事なのは、権力の圧力で、真実がねじ曲げられて国民にウソを吹き込みあらぬ方向に煽動され無い様にする事です。その兆しは、それこそ芽の内に、摘み取らねばなりません。
コメ&トラバ、ありがとうございました。一応、念のために……なのですが、私はNHKを擁護なんてしていませ~ん。^^ yoshihirouedaさんご指摘のとおり、政治家の圧力の有無と番組の内容は分けて考えるべきだとも思います。ただ、その一方で報道の自由と言い、報道の”品質”とでも言うべき公平さについての議論が縛られるのであっては、ちと、それもまた割り切れなくなります。NHKの放送受信料はテレビのある家からはすべて徴収される仕組みになっているわけですから、いわば、特定財源目的税といっしょのようなものです。さまざまな議論を承知しつつも、税金の使われ方としても考えてみて良いのではないでしょうか、などなどと。。。^^
★jinsei1さん、コメントありがとうございます。森田総研等をみると、権力が明示的に圧力をかけていなくても、嫌われて談話を入手することを恐れ、自粛する傾向が強いようですね。通信技術は発達してきているのに、正しい情報がとりにくいという感じが強くなってきています。心してかかる必要があると思っています。
★yodaway2さん、すみません、読者の皆さんに誤解を与えるような表現になっていましたが(少し手直しします)、私がNHKの方が正しいと感じるようになっていたということです。偏向がなく全く中立というのは理想に過ぎないと思いますが、新聞等気に入らなかったらやめれば良いものと違って、おっしゃるとおりNHKは皆がお金を払い続けるものですので、できるだけ公正さ、品位を保つことを意識してもらいたいし、それが保てる(偏向があっても揺り戻しがある)仕組みを持ってもらいたいものです。
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