2006/10/29

リトル・ドラマー・ガール

こんにちは。寒い国から帰ってきたスパイです (ウソ)。

映画「リトル・ドラマー・ガール」
パレスチナとイスラエルの争いに捲き込まれ、スパイに仕立てられてゆく英国女優の姿を描く。
深夜にやっていたので録画してみたのですが、見たのも結局深夜だったからか、納得のいかないまま終わってしまいました。

とくに、パレスチナにシンパシーを持ち積極的に政治的な発言をする女優が、イスラエル諜報部に協力して、結局人殺しまで加担するか。たとえイスラエル諜報部メンバーに恋したとしても、その心の動きが理解できなかった。

スパイ小説の世界では、イスラエル側は、人の感情も利用して目的を達成するように描かれることが多いのかな。以前読んだクィネルの小説では、友人を利用して犠牲にすることを厭わない富豪がでてくる。「友人はそのためにある」とまで言い切っており、小説の中では、友情と打算が矛盾なく共存している人間として描かれていた。

さて、表題の映画ですが、もう一度ちゃんと見ないといけないなと思います。もしかしたらテレビ版で短縮されているせいかもしれないので、DVDを借りてくる必要があるかも。

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