こんにちは。秘書田中です (ウソ)。
「憲法九条を世界遺産に」 (太田 光 、 中沢 新一) を読みました。
これまで私は
「日本良い国 清い国 世界に一つの神の国」とは言わないが...ということを書いてきた(「江田ビジョン」、「俺について来い」)。
「神の国」とは言わないが「普通の国」ではいやだ。だがそれはどんな国なんだ?
それに解を与えてくれたのがこの本だ。
これからは
日本良い国 清い国を標語にしていきたいと思う。
世界に一つの憲法九条の国
さて、この本は、ただ声高に「憲法九条を守れ」というのではなく、日本国憲法が抱える矛盾、宗教との関係、思想界との関係、芸術/芸能/お笑いとの関係、さまざまな視点からの議論が含まれています。その点でも視野を広げてくれる本だと思います (それはお前の視野が狭いだけだと言われると反論できないですが)。
論点の一つに、「これまで続けてきた憲法九条を我々の世代で壊して良いのか。後の世代に胸を張れるのか」ということがあります。
あ、これって「天皇の男系をここで我々が絶って良いのか」という議論と相似形だよなー、と思って読んでいたのですが、後の方でそのことが書かれていました。これに関して中沢は、我々が柔軟に対応して保ってきた本質は別のところにあるだろうと述べています。本質を男系と伊勢神宮に帰結させるとても貧しいものになってしまう。この点も私の主張と似ていると思いました。
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