2006/12/30

北極の氷2040年に消滅 [すごろく99]

こんばんは。

先日、2040年夏、北極の氷ほぼ消滅 (リンク先は産經新聞 2006年12月12日) という衝撃的なニュースが出ていました。

この中で、「これまで2070年頃消滅するとの予測も出されていた」とありますが、今年の2月に放映されたNHKスペシャル「気候大異変 第2回 環境の崩壊が止まらない」ではその値を使っていたのですよね。私はこれを11月の再放送で見て衝撃を受けていたので、さらに追い打ちという感じです。というかむしろ無力感を感じていると言ってもよいです。

北極の氷が溶けると、海面が上昇し、水没する南の島々があるということは知っていましたが、上記番組では、北極圏では街が海に呑まれているのが既に進んでいるということが報告されています。

北極圏では、地面は永久凍土で出来ており、海が荒れると、永久凍土が溶け、海岸線が浸食されていきます。海が凍っていた時は嵐が来ても氷がバリヤになっていたが、直接浸食を受けるようになってしまっているそうです。10年間で60m浸食が進んだところもあり、一晩で38m浸食したこともある。今後10数年で島には住めなくなるので、2009年までに全員が島から移住することを決めたと言う。

移住すると移住先で既存住民との摩擦が発生する。21世紀末には全世界で2億6000万人の人が住む場所を失い環境難民化すると予測されている。そしてこの予測は2070年に北極の氷が無くなると言う予測の下での計算になので、その予測が2040年に修正された今、危機はもっと間近に迫っているのだ。

すごろく 99番地は2回休みごフリーお題なので、「71.30年後の未来予想」を選びました。30年後の予想なんて自分では出来ないので、地球シミュレータの予測を使いました。

2 件のコメント:

colortail さんのコメント...

恐ろしいお話ですね。北極の氷がそんなスピードで溶けてしまうなんて、ひと昔前の人なら想像も出来ないことでしょうね。私が感じる限りでも、「あれ、昔はもっと冬が寒くて・・・。」「この時期雨が多くて・・・。」なんてこと多いです。刻々と変化していく気候。人間が壊していっているんですもんね。ノーマイカーデーなどのように、少し修正するくらいでは実際追いついていなく、それでもまだ他人事のように感じている現状。ぬくぬくと暮らしているのに味をしめているので、自分たちの手でぐいぐいと首をしめていますよね。。

yoshihiroueda さんのコメント...

★ からーさん、そうなんですよね。まだ大丈夫、自分が生きている間は、なんて思える状況だと、努力するほうがばかをみるって感じなんだと思います。むしろ中国などを見ていると、今の環境があるうちに人より多く享受しなければと思っているように思うのです。