2007/03/25

SIGHTが... ちっちゃくなっちゃった

こんにちは。

本屋でDAYS Japanを探していたら、論座とか正論の並んでいるところに、背表紙にSIGHTと書かれた雑誌がありました。SIGHTといえば、これまで、ロックとか、マンガ特集で買っていたRockin' Onの別冊と同じ名前だなーと思っていたら (「ロックをもう一杯」「歴史の証言者(マンガ編)」)...

Rockin' On別冊そのものでした。最近みないなーと思ったらこんなところに。ちっちゃくなっちゃって、背表紙しか見えないようになってて、論壇系に埋もれちゃってたら気づかないって。

必ず反戦の立場での論説が含まれていたんですが、完全にそっち系の雑誌になっちゃったようです。

渋谷陽一はビジネスを忘れてるんじゃないでしょうか。

最新号の特集「鬱のリアル」は面白かったですよ。

2007/03/21

実はね…

こんばんは。可愛いアイシャです... ごめん。

Raphieさんの"From the Bottom of My Heart by Stevie Wonder"をみた瞬間、
"I Just Called to Say I Love You" を思い出したんです。ここで、"from the bottom of my heart"という表現がでてきます。
I just called to say I love you
And I mean it from the bottom of my heart
らふぃさんが紹介されていたのは新しい曲だったんですね。この曲の存在自体は先週のSMAPの番組で知っていたのですが。

3/15NHK 「ジュークボックス英会話」は 「実はね…の気持ち」。Stevie Wonderのこの曲 ("I Just Called to Say I Love You"のほう) がとりあげられていました。

この曲は、Stevie Wonderの曲の中でも好きなものの一つで、やはりらふぃさんが"You are the Sunshine of My Life"を取り上げた時に、コメント欄にそう書いたのでした。そこから抜き出してみますね (一部誤字脱字修正)。
新年って訳でもないし、チョコレートを贈る日でもない。
結婚式のある6月の土曜日でもない。
...
なんの変哲もない普通の日だけど、
君に "I love you"って言いたくて電話したんだ。
君のことをどんなに思っているか伝えたくて。
先に出した"I meant it from the bottom of my heart"を含むフレーズはこの続きです。訳としては「心の底からそう思う」くらいにまとめたほうがいいんでしょうけど、意図的には、「いや、ただの美辞麗句じゃなくて、心の底から思ったことを言ったんです」という感じでしょうか。

「ジュークボックス英会話」では、ここであげたような、歌詞の構図 (= 特別な日を列挙して、どれもあてはまらない普通の日だけど、"I love you"と言いたい) を中心に据えた説明で、マーティ・フリードマンも絶賛していました。

それ以外にもいくつか特徴的な表現をとりあげていました。

what it is is something true
"is"が重なってへんなんだけど、最初の"is"は”what it is”の一部で、「それは何かというと...」という形。実は今回の番組のタイトル「実はね…の気持ち」の「実はね…」という意味あいです。

Made up of these three words that I must say to you
君に言わなくちゃいけない、3語からできたもの... "I love you"ですね。番組では「言わなくちゃいけない」の部分も、「義務」ではなく、「内面から動かす力」みたいな説明をしていました。

この3語はあとでも出てきますね。
To fill your heart like no three words could ever do
これ以外のものでは決して君の心を満たすことができない3語

どうです。前にも書いたと思いますが、こういうのが分かりたくて英語を勉強した、というのは言いすぎですが、こういうフレーズが一部になっているんだと実感します。
覚えても使えてないじゃん、というご指摘は要りません。

ところで「ジュークボックス英会話」再放送は明日3/21 午前6:50〜7:10 と 午後 0:10 〜 0:30、教育テレビです。明日は祝日なので、お昼は見れますね。この「ジュークボックス英会話」は3月で終わりなんですよね。残念。サラリーマンNEOみたいな小芝居が面白かったのに。次はOlivia Newton-Johnの"Physical"、最後はQueenの"I Was Born to Love You"ですよ。

TV-CMが見たい

こんばんは。CMの女王って今誰だろ?

日経エレクトロニクス 2007.3.12号の特集は「テレビ+YouTubeの未来」

Rimoとか、DARAOとか、YouTubeをWii使ってテレビで見るサービスが急にでてきました。

Apple TVもiTunesの映像作品をテレビでみることができます。この記事はそういったネットとテレビの融合の動きを伝えるものです。

もちろんもともとのテレビ側、家電側の動きもあります。テレビのためのネット・サービス「アクトビラ (AcTVila)」というのが2月に始まったそうですよ。

前置きはそのくらいにして、その中で面白いと思ったのは、ソニーのVAIO VGX-TP1。なんと「CM抽出機能」搭載だそうです。 テレビ録画からCM部分を自動抽出し、ネット上のCMデータベースサーバと照合してジャンル別に整理して保存するそうです。Amazon.comとリンクしていて、CM音楽を購入できるそうです (CMの対象の製品は売らないのかな? こっちのほうが高額商品もあって商売になりそうなのに)。

確かに話題のCMを見たいと思っても、タイムテーブルがある訳ではないのでなかなか見ることができません。洗剤などだったらお昼のドラマをみるとか、あたりはつけることが出来そうですが (洗剤のCMで見たいのはないけど)。この機能は、そういうときに効果を発揮しそうですね! ってどんなマニア向けなんでしょうか。「広告批評」の世界のCM特集を買っちゃう人とかね。

そうそう、もうすぐ、フジテレビで「広告大賞」をやる季節ですね。明日じゃん! いや、もう今日じゃん! 録画しなきゃ。

2007/03/17

Rolling Stone日本版

今日電車に乗ってて中吊り広告で知った。ロックかつ創刊号ということで帰りに買わねばと思ってたんだけど、電車の接続が良かったので買い損ねちゃった。

Rolling Stone日本版

明日は買ってみよう。で、その後も買い続けるか判断しよう。

追記: 買ってきました。

580円と安くて、一方で読み応えありますな (広告もたくさんあるということですが)。ファッションのページなどは商品の紹介で批判的なことは何も書いていないのが、ひねたおじさん向きではない。しかもそれに "PAINT IT BLACK!" なんてタイトルつけられたら、ロック魂はどこへいったんだ?って気になりますよ。

しかしそのロック魂さえ茶化しているのがおもしろい。
「最強のトラブルメーカーは誰だ? ロックマインド星取り表」
ロックンロールの真の反逆者になるための条件とは?
サウンド、スタイル、傲慢さ、
今ある全ての規則を無視できること。
自分の音楽の決定権は自分で握り、
大衆を喜ばせるために作り直したりしないこと。
政治でもセックスでも創作面でも、あらゆるルールに挑むこと
ーー そう、真のロックの反逆者になるためには、
くそったれであるだけではダメなのだ!
というリード文で始まるこの記事。各アーティストを採点していきます。
★★★★★ 爆弾を投下し、周囲を巻き添えにすることも辞さない、最強の反逆者!
★★★★ ナパーム弾のつまった心臓でストリートを走り続けられる、手ごわい反逆者!
★★★ 自分が倒れることは恐れないが、相手を倒す気まではない、平均的な反逆者!
★★偉そうな口を利くが、実際には無難そうなところを歩いている、いかさま反逆者!
★腰抜け。マイケル・マクドナルド程度の思いっきりヘタレな反逆者!
マイケル・マクドナルド (元ドゥービー・ブラザーズ) ... どうもバラードを歌うのはダメらしいですね。

採点と同時に「反逆者の証」と「減点ポイント」のコメントがつく。減点ポイントは、「人前でクラリネットソロをプレイしたことがある」(パティ・スミス)、「レゲエ・アルバムを作る前に死んでしまった」(カート・コバーン)、「カート・コバーンのレゲエ・アルバムでジャムる前に死んでしまった」(ジミ・ヘンドリックス) ... 勝手なことばかり書いて笑わせてくれます。

表紙タイトルの上についているあおりは、「音楽、ファッション、カルチャー、ジャーナリズム。読むこと自体がカッコいい! 20代からのエモーショナルマガジン」... なんだかなー。でも次もきっと買う。Tシャツが欲しくて年間購読しちゃうかも。

2007/03/13

著作者人格権は著作者の名誉を守るもの

著作者の名誉を守る、というのは、「そんなものは私が作ったものではない」と言えるということ。

改変されたものが、もとの作者のものではないと分かるようになっていれば、原著作者の名誉、人格は守られるはず。

その方法は...

・ もとの作者は"based on"とか「原案」として示す。
 原著作者の許諾が必要になる。それは、著作者人格権の問題ではなく、著作権 (財産権のほう) の問題になる。

・ もとの作者の名前を出さない。替え歌など、もとの表現は残さないくらい改変する。
財産権としても原著作者 (替え歌の場合は作詞者) の許諾は不要であるべきと思うが、著作権の範囲は明確ではないので許諾がないとややこしいことになる可能性がある。嘉門達夫さんはCDとして出す全ての替え歌 (メドレーの各部分) の許諾を作詞者、作曲者の双方から得ているそうだ。

著作権の範囲は明確ではないので、前にも書いたが、言ったもん勝ちという側面がある。特に日本人は争いごとを嫌う傾向にあるので、その側面が強いと思う。財産権に関する争いごとが金銭面をねらいにしているならまだ理解できる側面もあるが、パロディによる批判精神まで抑えつけるようでは困るのだ。

法律を遵守する姿勢は重要だが、言論を抑えるために高額の賠償金を要求したり、個人情報保護を楯にして不祥事を隠すような用途に法律を濫用するのを許してはいけないと思うのだ。... って、だいぶ脱線しましたね。

2007/03/09

それって改変なの?

こんばんは、森進一です (モノマネのつもりなんだけど似てる?)。

「おふくろさん」に関しては、歌詞の改変があるなら、そりゃ著作者人格権の侵害だろ、と思っていたのですが...

森進一:改変版は法的にもダメ!JASRACがホームページで (スポーツニッポン 2007年3月8日 → 魚拓)
 同曲を作詞した川内康範氏(86)から「歌詞に意に反する改変があった」との通知を受けたJASRACは、HP上で見解を示した。「改変されたバージョンを利用すると、著作権法で定めた同一性保持権の侵害その他の法的責任が生じる恐れがある」などと注意を呼び掛けており、改変バージョンは法的な解釈で「NG」を出された。
とあるので、JASRACホームページのアナウンスを見てみました。
 「おふくろさん」(作詞:川内康範氏、作曲:猪俣公章氏)の歌詞の冒頭に保富庚午氏の作とされる歌詞を付加したバージョンについては、著作者である川内氏から意に反する改変に当たる旨の通知がなされており、同氏が有する同一性保持権(著作権法第20条1項)を侵害して作成されたものであるとの疑義が生じております。
このため、改変されたバージョンをご利用になりますと、川内氏の有する同一性保持権の侵害その他の法的責任が生じるおそれがありますので、ご留意ください。また、あらかじめ、改変されたバージョンが利用されることが判明した場合には、利用許諾をできませんので、ご了承ください。
なお、オリジナルバージョンの「おふくろさん」は、従来どおりご利用になれます。
とあります。「冒頭に歌詞を付加」? 書き換えているんじゃなかったの?

じゃあ、メドレーだって言って歌えばいいんじゃないでしょうか。保富庚午氏の「おふくろさん=イントロ」と川内康範氏の「おふくろさん」のメドレー。

しかし、この新聞記事も、"改変バージョンは法的な解釈で「NG」を出された" なんて断定的に書いているけど、JASRACは権利者側の利益団体 (権利者の利益になっていないという話もある) であって、決して中立的な第三者機関ではないので、当事者の話を鵜呑みにしない方が良いと思うぞ。

それから、最初に「歌詞の改変があるなら、そりゃ著作者人格権の侵害だろ」って書きましたが、その考え方も問題があるようですね。はてなブックマークで多くの人にブックマークされている下記記事で初めて知りました。

音極道茶室: 日本人は「ゆがんだ著作権意識」で洗脳されている

この中で引用されている、クリエイティブコモンズの「【CCPLv3.0】著作者人格権(同一性保持権)に関する議論」
世界的には、著作者人格権のうち同一性保持権は、日本の著作者人格権とは基準が異なる、ということです。日本の著作者人格権は、著作者の意に反する改変について同一性保持権を広く認めています。これに対して、世界的には、著作者の名誉声望を害する態様での改変に限って、同一性保持権の行使を認めている国がほとんどなのです。
森氏がもし改変をしていたとしても、著作者の名誉声望を害するようなものを行うとは思えないので、世界的な基準では許される範囲らしい。日本の法律がそうなっている以上、現在は日本の法律に従うことにはなるのだが、それが世界の基準とは異なっていることは理解していたほうがよさそうです。

「清水一家」が存続していたことに驚き

こんばんは。寿司くいたい。

次郎長:山口組系が「清水一家」継承 地元関連グッズ撤去 (毎日新聞 2007年3月8日 → 魚拓)

表題にも書きましたが、「清水一家」という名前がまだあったとは驚きです。5代目次郎長という人がたとえ著書で「カタギに迷惑をかける暴力団に代紋は譲れない」と断言していたとしても、どんな人だっていずれは亡くなるんだし、そういう言葉に依存していた観光協会はリスク管理ができていないと言われても仕方ないと思います。

観光協会が6代目をつがせてもらうようにしておくべきだったんじゃないか。無理か。

それでなかったとしても、商売をするのなら、商標登録しておくべきだったと思います。もちろん商標に適切なカテゴリがあるはずはないが、いろいろなカテゴリで商標権を押さえて、身動きがとれないようにすることはできるじゃないでしょうか。

いやまてよ、すでにあるかも... と思って、特許電子図書館で調べてみました。
1件だけありました。 → 商標第1897012号「清水一家」
松栄食品販売株式会社ってどんな会社なんでしょうね。調べてみたら、最初にこのページがヒットしましたよ。 → お土産の定番・手塚キャラのお菓子を作っている、松栄食品販売株式会社
なんか「清水一家」ってお菓子を作っているように見えないですね。しかも東京の会社だし。

でも新・清水一家がその名前のお菓子を売り出せないとしても、あまり効果がありそうにないですね。

2007/03/07

ポイントカードはたまるけどポイントはたまらない...

... という怪現象。なんとかして。

この前の投稿に、sofiaさんから「たくさんカードを持たなくてもいい時代がくるのかも」というコメントをもらって思い出しました。

ヨドバシカメラとさくらやとビックカメラのカードを持っていることにどういう意味があるのか、と問いたい。しかもヤマダ電機もノジマもある。あ、LAOXもあるはずだけど、近くにのお店が撤退しちゃった。

それからスタンプカード。らぽっぽで何か買おうと思うときには、必ずスタンプカードをもってないんです。お店の人は、「じゃあ今度持ってきて頂いたらひとつにまとめますから」と言って新しいの作ってくれるんですが、「今度っていつ?」って感じ。

まあそんな細かいこと気にするなって話なんですけどね。

2007/03/06

時かけ

こんばんは。ケン・ソゴルです (って、知らない?)。

アニメ映画「時をかける少女」の評判がいい (ただしネット限定)、でも上映館は少ないというので、いつか見たいなーと思っていました。最近「DVDになった」というのを誰か言ってたような気がする (めちゃくちゃあいまい)、というのでレンタルビデオ屋に行ってきました。

ありませんでした... それもそのはずで、後で調べたら、まだ発売されていませんでした (→ 「時をかける少女」サイト)。というか、「絶賛上映中」って。3月30日まで凱旋ロードショーですって。

仕方がないので、レンタル屋では、大林宣彦監督の「時をかける少女」を借りてきました。見たことがあるシーンは多かったんですが、全体としてストーリーはすっかり忘れていました。演技もこんなもんだったけ。それともこの時代の映画ってこれが普通だったっけ? と思いながら見てたんですが、結構楽しんで見れたと思います。

つぎは「さびしんぼ」借りてこようかな。

2007/03/04

PASMO調査メモ

こんにちは。DoCoMo, COCOMO, PASMO! ... ということで首都圏のほとんどの私鉄、地下鉄で、JRのSuicaと同じ非接触型ICカードで電車に乗れるようになりますね。

ってJRも私鉄のはずなんだけどなあ。

まあ、それはともかく、Suicaと共通になることでいろいろ便利になりそうなので、調べてみました。でもサイトだけでは分からなかったので駅に行って訊いてきました。

・定期券と一体化するので、これまで乗り越しの場合はパスネットカードと重ねて入れていたのが、一枚でOK。特に東京メトロ (旧営団地下鉄) では他社の定期券とは重ねて入れられず必ず清算が必要だったので、かなり改善になる。

・現在の磁気カード定期券では、接続している2路線までは一枚の定期で行けたのですが、3路線になると2枚の定期が必要だったのだが、これはやはり同じ。

・2枚のPASMOを同じ財布に入れると意図どおりに認識されない。定期の1枚は従来の磁気カード定期券にするか、定期券入れを分ける必要がある。

・1枚は磁気カード定期券にするとして、その路線から乗り越しする場合、定期券とPASMOを一緒に使えるのか... ちょっと意図が駅の担当の人に上手く伝わらなかったかもしれないけど、できないようだ。そのためにパスネットカードと重ねて使う方式は継続する必要がありそう (パスネットカードは継続して使える)。

・オートチャージ機能で、残額が2000円以下だったら自動的に改札機で3000円チャージされるが、これには対応するクレジットカードが必要。ということでまたクレジットカードを増やすことに...

・しかし、定期券を使わない人は、View Suicaカードまたは提携カードを使うと、PASMOを新しく買い足す必要がない。今の銀行キャッシュカードやクレジットカードを切り替えればよい。

ふーっ。

あとモバイルSuicaとも相互利用できるようなんだけど、使っていないからまあいいか。

2007/03/03

ロックのデザイン

こんばんは。雑誌"Pen"って、ペンクラブの機関誌かと思ってましたよ。

もう新しい号が出ちゃいましたが、Pen No.193 3/1号の特集は「ロックのデザイン」。「ロック」で「デザイン」となると買わなきゃと思って買ってきました。

メインはやはりジャケットのデザイン。「音 (ロック) を二次元に映す、7組のクリエーター」、「ジャケットで読み解く、5つの時代。」、「各界のロック好き50人が選ぶ、私の愛するジャケット・デザイン」... それからPV、写真家、ファッションなど。

写真を中心にしていて、テキストにはあまりスペースがとれないから内容的に浅いというのは仕方がないのですが、どうも文章が物足りない。

なにが物足りないのかつらつら考えていたのですが、単なる紹介に終っていて、批判的な要素がないことだと気がついた。それはきっと私の好み。その人の思いや時代の思いが入った文章が好きなんだ。とくにこのような文化面だと、自分と違う主張の人でも微笑ましい。究極のロック・アルバム100枚の渋谷陽一、AERA in ROCKのオヤジ達...

そういう意味で、この中でも「ロックにおける、ファッションとは何か?」の栗野宏文氏 (ユナイテッドアローズ) の文は面白かった。ミュージシャンのファッションに影響を受けた自分。しかし彼はこう語る。
僕はロックから多大な影響を受けた。が、ロック・ファッションのブランドを立ち上げたりはしないだろう。それは僕にとって、ロックからかけ離れた行為に思えるからだ。
自分の愛するものに関するこだわりがここにはある。

ジャケットに関しては、「視覚にもこだわる、5組のミュージシャン」は良かったかな。アーチストの個性が見えて。特に、専用のタイプフェイスまでもつビョーク、ジャケットデザインに統一したポリシーをもつFranz Ferdinand。

久しぶりにジャケ買いしようかな。今までのジャケ買いはアイドルのルックスで決めてただろ、って? えーい、うるさい。

2007/03/02

ネーミングライツ

こんばんは。ウソの名前を使うのにお金払ってたって知ってた? (ウソだけど)

このニュース、この前朝の小倉さんの番組冒頭に紹介されていました。

「箱根ターンパイク」が「TOYO TIRES ターンパイク」に

そこでの会話がおかしかった。

・交通標識もみんな書き換えるんだろうか。
・交通情報でも、TOYO TIRES ターンパイクといちいち言うんだよね。
・リスクもありますよね。「TOYO TIRES ターンパイクは通行止め」とか言われたらマイナスイメージだ。

確かにそうですね。「東洋タイヤターンパイクはスリップに注意」とか。アナウンサーがかんじゃって「東洋タイヤターンバンク、失礼、ターンバンク」なんて。

でもネーミングライツもある程度知られていてなんぼですよね。去年まで「インボイス西武ドーム」って言ってたけど、最後まで「インボイス」って何? って感じだ。

今年から「グッドウィル」なんだけど、ここはTV CMで自分自身の会社名の売り込みに成功しているようです。でも「グッドウィルドーム」と「西武」の名前をはずすとどこにあるかわからないくなるんじゃないかな。日産スタジアムって、このへんにあると思ってたぞ(ホントはここ)。

可哀想なのは「味の素」ですね。せっかく「味の素スタジアム」にしたのに、みんなから「味スタ」って呼ばれてて、自社名の宣伝になりません。

企業名を冠したものというとやはりアメリカがお手本ですね。リグレーフィールドは1926年に今のチューインガム会社の名前になったそうです。ってCubsのオーナーっていうことなので、「阪神甲子園球場」みたいなもんだけど。

関連記事: 知りたい:増えてます、企業名付き 命名権普及でPR効果狙い、年間5億円超も (毎日新聞 2007年4月2日 東京夕刊 → 魚拓)