おはようございます。こういうときは「ジンジャエール」っていうんだっけ?
私は長崎の出身なんですが、久間防衛大臣の発言を非難する気にあまりなれないんですよね。
私自身「しょうがない」って思ってきたから。
戦争終結に原爆投下の必要があったとも思っていないし、
戦後のABCCの活動は、治療と言うよりもデータ収集が目的だったようで、すなわち原爆投下が実験だったということも理解している。
でも、しょうがない。
だって、戦争に負けたんだもの。
負けを受入れたんだもの。
そしてまだアメリカの国際政策に追従せざるを得ない状態が続いている。
大事なのは「あやまちを二度と繰り返しませんから」だと思う。
「しょうがない」とは思いつつ今も続ける抗議は、その意志を示すために必要なこと。
政治的には「しょうがない」なんていっちゃいけない。
軽率に言っちゃうと、未来も「しょうがない」ですんでしまうおそれがある。
しかし、「しょうがない」は今も続いている。
ビンラディンが潜んでいるアフガニスタンに住んでいるだけで亡くなった人がいるけど、「しょうがない」ですまされている。
イラクには大量破壊兵器はなかったけど、「しょうがない」ですませられている。イギリスもアメリカも間違いを認めているけど、日本ではまだ認めていない。
さて、久間防衛大臣だが、自国民に被害を与えるクラスター爆弾の使用法を容認するなんてこちらのほうが防衛大臣として不適格だと思う。
後任は小池百合子氏ですか。防衛大臣に女性というのは、歓迎すべきことなのかもしれません。一般論ですが、女性は男性よりも戦争の不毛さを理解していると思うので。しかし今回は、ただの参議院選挙前の人気取りという位置づけが強いと思われ、正直なところ期待していません。
久間防衛相:「原爆投下しょうがない」−−講演で発言 (毎日新聞 2007年7月1日 東京朝刊 → 魚拓)
久間防衛相:「原爆」発言で引責辞任 参院選控え、安倍政権に打撃 (毎日新聞 2007年7月3日 東京夕刊 → 魚拓)
久間防衛相辞任:後任人事でイメージ回復狙う 異例の決着 (毎日新聞 2007年7月3日 → 魚拓)
7 件のコメント:
久間元防衛大臣自身が「しょうがない」お人だなぁーって思います(^^;) 今朝のY新聞のコラムにありましたが、オシム氏へのインタビューで「戦争の体験から得るものがありましたか?」と聞いたら「ない。あると言ってしまうと『戦争は必要なものだ』となってしまう」と答えたとありました。原爆投下も同じことだと思います。結果的に戦争の終結を早めたかもしれないけれど、それを認めてしまうと原爆投下は必要なものだったとなってしまいますよね。やっぱり大臣の地位にある人とかは、絶対に認めちゃいけないんだと思う。個人としての意見や、ましてや口癖なんか、公の場で言っちゃいけないですよ。
いつ辞め(させられ)るのだろうか、と思ってました。選挙前じゃなかったら、まだ継続してたのかしら・・・
★ すぷりーさん、
政治家がしょうがないなんて言っていては、何も変わりません。正しいことを主張し続け、改善する方向に向かう方策を考え実行する、それが政策なんだと思います。
オシムの言葉はビジネス書としても評価されていますが、こういう方向でも味わい深いですね。
★ そふぃあさん、
選挙前じゃなかったらきっと続いていたと思います。というところを見透かされていると言うことは、かえって選挙対策としてマイナスなような気もしますけどね。小池さんでイメージアップが図れるのでしょうか。国民はそんなにバカじゃないと思いますけど。
美味しいとこ取りの情報だけで、本意は別なところにあっただろうに・・・と思っても、やはり「美味しいところ」はまずいっすね〜
ところで、印刷物や名札を納入してる業者さんは大忙しなのかな^^?
★ 104hitoさん、
すみません、 「美味しいところ」って表現、調べたけどなんのことか分りませんでした。解説希望。
印刷物や名札もわかりません。大臣が変わったこと? それだとよくある話だしなー。選挙の日程変更のこと?
[…] 先日の「しょうがない」は、私にしては核兵器廃絶に対して消極的な意見のように見えるかもしれませんが、今後が大事ということが私のスタンスです。 […]
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