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2009/01/18

Bento 2 体験モニターに当選した

こんにちは。山田太郎です (ウソ)。ってにも使ってましたよ。

先日、Mac Fanで募集していたBento 2 体験モニターに当選したというメールが来ていました。

Bentoに関しては、バージョン1で無料評価版をダウンロードして使ってみたのですが、無料評価版だと、
・もし買わないことにした場合に入力したデータが無駄になるので、本腰を入れて使う気になれない。
一方で
・本格的に使わないと良さが分らない。
というジレンマがあって、結局本格的に使わず、試用期間が終わってしまっていたのでした。

モニターになると期間終了後も使えるので、このジレンマが解消されて本格的に使えそうです。

結局その後いろいろな情報の整理は、以下のようなものを使っています。
・ AppleWorksのデータベース: ClarisWorksの時に住所録を作ってそのまま使っている。葉書の宛名印刷のときにフォームを切り替えてさらに「用紙設定」で葉書サイズに変更しなければいけないのが不便で時々間違える。
・ ExcelまたはGoogleスプレッドシート: 項目が揃っていて表形式で整理できるものには向いている。また同じフィールド値をもつものはコピーしやすい。長いテキストは入れにくい (入れられはするが、見にくくなる)。
・ Google SitesやEvernote:自由形式でテキストを入れるもの。添付ファイルがあるもの。レコード間の関係づけをしたいもの (パーマリンク、タグなど)。
・ メディアマーカー: 書籍やDVDなど専用に特化されている。
当然ながらどれも一長一短があって、満足できるものになっていないのですよね。この点でBentoがどのように使えるのか考えて行きたいと思います。次回はデータベースに期待することをまとめてみたいと思います。

追記: 書きました。→ データベースに期待すること

ところでモニターの義務ですが、
・ 最低5回のレポートを制作、公開。1記事あたり最低500文字以上とします。
・ テンプレートを2点制作、公開。
通常最後にレポート書けばよいというのが多いので、結構義務が大きいように思います。
「サンゴ礁の島の管理人」に応募した方がよかったかもしれません。

これは1回目のレポートにするつもりですが、Bentoの内容には触れていないのでカウントされないかもしれません。

それからレポートとして参照されるので、コメントも一緒に読まれると思います。コメントを下さる方はその点お含みおき下さい。

2009/01/13

Yahoo!日本語係り受け解析を使ってみた

こんばんは。私インターネットのヤホーというサイトで調べていたら、グーグルといういろいろなサービスを提供しているサイトを見つけてしまいました。

今日は休みだったので、こんなのを作ってみました (解析部分は昨年末からできていたのですがずっとほっておいていました)。

Google App Engineから、
Yahoo!の日本語係り受け解析を呼び出し、その係り受け関係を
Google Visualization APIのひとつ組織図の形式で表示します。

入り口はここ: Yahoo Analysis Test [追記:サービス停止しました]

日本語の文を下記にテキストエリアに入れて、"Analyze"ボタンを押します。


下記のようなツリー形式で表示されます。


係り側は出現順に左から右に配置できれば良かったのですが、まだ詳しい使い方を理解していないので、ご勘弁を。

表示に関しては、Ortho というライブラリがもっと良さそうなのですが、ちょっとGoogleのよりもハードルが高そうなのでこれはあとの課題にしたいと思います。

それからほとんどテストしていませんので、へんなメッセージが一面に出たら何を入れてそうなったか教えて下さい。

参考:
CodeZine (2008/08/21) Yahoo!、「日本語係り受け解析Webサービス」のAPIを公開
たつをの ChangeLog (2008/08/21) ヤフーの日本語係り受け解析APIとサンプルプログラム「なんちゃって文章要約」

2009/01/08

Places目当てにReplace?

ジオタグ対応かあ。今までiPhotoは使っていなかったが、俄然使いたくなるな。もちろんジオタグ対応のカメラも、というよりiPhoneもということなんだけど。

2009/01/02

MapReduceってこういうことか

こんにちは。PigeonRank 作成作業員です (ウソ)。

Googleでは、並列計算の枠組みMapReduceを使って、ページのインデックスを作ったり、ページランクを計算している。

ページのインデックスを作るというのは、
・Webページ群の各ページにある単語 (実際はNgram) の並びを抜き出して、
・単語から、その単語をもつページ群を割り出す (これを保持する)
ということ。

また、ページランクを計算する時には逆リンクを求める必要がある。あるページからリンクがはってあるページ群の逆で、あるページへのリンクをもつページの集合。これはWeb全体を見なければ分らない。これを被参照ページごとに行うのではなく、まとめて行う。
・Webページ群の各ページにあるリンク先を抜き出して、
・リンク先ページから、そのページへのリンクをもつページを全て抜きだす。

これらの共通点は、行列の計算をそれぞれの軸で行っているということ。すなわち、
インデックス: ページ軸 → 単語ベクトル、単語軸 → ページベクトル
逆リンク: リンクページ軸 → 被リンクページベクトル、被リンクページ → リンクページベクトル
[補足] 実際はベクトルではなくハッシュ表なのだが、ここではベクトルで説明する。

この最初のステップをMapで、次のステップをReduceで並列計算する。その間にMapの計算結果 (ベクトルのベクトル = 行列) をスライスしてReduce用の計算機に分配するShuffleのフェーズが入る。

図解にするとこんな感じ。
アニメーションをつけたPowerPointプレゼンテーションを置きました。



次に、インデックス抽出の事例をここにあてはめてみる。

ここでは単純化のため、形態素解析で分割された文字列を単語として扱うが、Googleでは任意の文字列で検索できるのでNgramを用いていると考えられる。もちろん英単語をカタカナで検索できたりするということは単語がわかっているということなので、形態素解析も併用していると考えられる。また「バイオリン」でも「ヴァイオリン」でも検索できるので表記違いもあわせてインデックス化しているかもしれない (検索時に展開する方法もあるのでGoogleが実際にどちらを採用しているかは分らない)。

1) Map: Webページ群をプロセッサの数に応じて割り当てる。WebページURLとそのコンテンツ (テキスト) を入力として、単語の並びを抽出する。ここでは存在することを●で示しているが、個数を記録しておけば、その単語を多く含むページを優先させる処理が可能になる。

2) Shuffle: Mapの結果をベクトルの要素ごとに決めたプロセッサに分配する。ここではベクトルと書いたが、ある単語を処理するプロセッサが特定できれば良いので、実際はハッシュを用いている。

3) Reduce: 各単語ごとの処理を行う。ここではその単語を含むページ (URL) のリストを作成する。Mapの段階で単語の個数を記録していた場合は、URLと単語個数の対のリストを返す。あわせてURLの個数を計算することで、その単語がどれだけ多くの文書で使われる一般性の高い用語なのかの尺度DF (Document Frequency) を得ることができる。

アルゴリズムによってはMapとReduceの組み合わせではなく、Mapの結果は既に入力として持っていてReduce処理だけ必要というものもでてくるだろう。またアルゴリズムによっては1段のMapReuceでは足りず、複数回適用する必要があるものも出ると思われる。

以上、誤解等ご指摘いただければ幸いです。

参考文献
Radium Software Development: MapReduce
  -- 「フィルター」と「アグリゲーター」の2段階から構成されると考える
原論文 (すみません読んでません) MapReduce: Simplified Data Processing on Large Clusters

2008/12/15

Technoratiで自分をリンクしているブログがわかる

もしかして常識だった?

Technoratiを見ていたら

Search / 33 blog reactions to ryokan.exblog.jp

というページがあった。私のブログへのリンクを含んだもののリストのようだ。もちろんサイドバーのリンクリストに含めてくれている人や、私がトラックバックを送ったところもあるのだけれど、トラックバックを送らずに言及している記事もある。

例えばこれね。

Oggi come oggi 2008-11-13 Google 風邪を読む
すく★ろじ 2008-07-18 [雑記]「けまらしい」とは

1年くらい前のインデックスも入っているようだ。でも私がトラックバックを送ったところはもっとあるはずなんだけどな。トラックバックが多く来るところだったり、記事の更新が多いところだと消えるのも早いのかもしれない。

URLに、
http://technorati.com/search/xxx.exblog.jp
(日本語サイトhttp://www.technorati.jp/でもOK)
と入れればよいので、ほかの人のブログでも試してみたのだけれど、
http://technorati.com/blogs/xxx.exblog.jp?reactions
にリダイレクトされるところもある。何が違うのだろうか。ユーザ登録とかしたから?

同様のことが
link:xxx.exblog.jp
でGoogleブログ検索 (http://blogsearch.google.com/) するとできる。こちらの方がたくさん見つかる (とはいえかぶっていないいないものもある)。もちろんGoogleの普通の検索でもできるのだけれど、ブログ検索は普通の検索のサブセットじゃないようだ。

それからGoogleで
related:xxx.exblog.jp
で検索すると同じ話題を扱っているブログがいろいろ見つかる。なぜか私の場合はほとんど「松井冬子」をとりあげたものだった。

2008/12/14

今度はGoogle App Engineを...

... 使ってみた。話題のクラウド・コンピューティング、ってクラウドの無駄遣いですけど。

Exbloggers' Recommendations  [追記:ターミネートさせました。]

お互いに読んで欲しい記事を推薦し合う、昔のエキブロ新聞みたいなものをイメージしてみました。

まだ満足のいくものではないですけど、もっと改良してから... なんて考えててもいつになるか分らないので、一応動くようになったところで公開しちゃいましょう。

改良すべきところをあげておきます。

・記事へのリンクの部分はURLがそのまま出ていますが、本当は記事のタイトルをいれるつもりでした。HTMLのパージングが上手くいっていなくて、抽出してきたものになにか変な文字コードが入っているようです。

・間違えた場合に修正する方法をまだ作っていません。これはすぐにいるだろうな。

・今最新の10件だけしか表示できないのですが、ページ切り替えも必要になるでしょう。

・ログインを別途行う必要があるのですが、Google Friend Connectのサインインと連動させるようにしたい。

・デザインがしょぼい。これはセンスの問題もあるので、時間をかけても良くなるものじゃないですね。

2008/12/02

パノラマメーカー

こんばんは。森高千里の「渡良瀬川」って知ってる人は手を挙げて!

Microsoft Live LabsQuickTime VRというかGoogle Street Viewみたいなインタラクティブなパノラマ写真を作る技術Photosynthを公開しています。

これで横浜大さん橋からの風景をパノラマ写真にしてみました。

ただし、こころを落ち着けて聞いて欲しいのですが、

Windows限定で、見るだけでも、ユーザ登録した上でソフトのインストールが必要です。

Photosynth - 横浜大さん橋




写真はテキトーに重なりを持たせてバシャバシャとって行けばOKです。あとはPhotosynthが重なるところを判定してくれます。360°全部とる必要もありません、というか360°撮ってもどこかで一周つながる訳ではなく、どこかで切れちゃいます (追記: これは間違いでした。赤レンガ倉庫の写真では一周つながっています)。

104hitoさんが画像加工サイトを120個どど〜んと紹介していますが、Photosynthも加えておいてください。

追記: Photoshop Elementsで合成したパノラマ。写真ごとに自動ホワイトバランスがかかっているので合成位置がはっきり分りますね。そこを調整する「高度な合成」というオプションもあるのですがあまりうまく働かないのでここではオフにしてあります。


「高度な合成」をオンにしてやり直してみました。少しはましかな。


2008/11/30

人類の進化と退化

こんにちは。退化といえば、疲れやすいとか物覚えが悪いとか、思い当たることが多くありますね (ここツッコミ禁止)。

こんな記事がありました。

japan.internet.com 2008年11月28日 IT は人類を突然変異させている?

・親指を使った高速タイプスキルに有利になるよう、手と前腕の筋肉が鍛え上げられた
・タイピングが誰でも出来るようになった。呼吸するのと同じレベルに順応した
・知識のアウトソーシング: HDDやインターネットにおくことで記憶を拡大する
・反復性ストレスへの耐性: 以前は2時間おきに休憩をとる指示をうけたが今は必要ない
・画面に対する耐性: 眼精疲労など問題にならなくなった (画面に依存する種になった)
・ポケット振動過敏:われわれの脳は、ガジェット類を体の一部だと思っている
-- 指し棒をもつと指し棒の先端までが自分の身体であると感じるという研究発表を聞いたことがあります。
・研ぎ澄まされた CG 処理知覚力:昔驚いたCGも今は途方もなく偽物のように見える

ケータイなど私自身にはあてはまらないところも多いのですが、眼精疲労など気にしなくなったという指摘などはなるほどどういえばと思います。

しかし、よく考えたらこれってITに限った話ではなく、技術の進展はいろいろな感覚を変えてきたことが分ります。特にスピードへの順応はよく分る例でしょう。生活の中の訓練によって順応する力を獲得してきたと言えるでしょうね。

その一方で失うものも多いのだと思います。暑さ寒さへの耐性は確実に落ちているでしょうね。

能力の退化に関しては、最近読んだ棚橋さんの文章を思い出しました。

DESIGN IT! w/LOVE 2008年11月02日カムイ伝講義/田中優子
日本の近代産業は、単純に機械が導入されたから成功をしたのではなく、その基礎にとてつもなく高い手仕事能力を有した職人たちが大量に存在し、彼らが機械を自らの仕事の助力として用いたから成功をおさめたのでしょう。

しかし、このことが誤解され、あたかも機械が手仕事に勝るというように考えられるようになれば、... 昭和2年に書かれた『工藝の美』で柳宗悦さんが「近代工藝の醜さは、機械が手工を助けず、手工が機械に侵されるところから起こる」と嘆いているように、職人のもつ高い技術力が機械の稚拙な生産力にとってかわられてしまうなんてことが起きます。
さらに、「日本の社会自体がそれまで保持していた技術力による可能性(possibility)を失った」と指摘しています。

棚橋さんは別の記事、例えば「失敗を恐れ、労を嫌って、何を得ようというの?」でも、自分で取り組むことによって得られる感覚、能力を重視されています。

2008/11/28

Format Factory

いろんなメディア変換をやってくれるよ!

Format Factory

ビデオなんでも → MP4/3GP/MPG/AVI/WMV/FLV/SWF
オーディオなんでも → MP3/WMA/MMF/AMR/OGG/M4A/WAV.
画像なんでも → JPG/BMP/PNG/TIF/ICO/....
各種携帯機器対応: iPod/iPhone/PSP/BlackBerry

ただ一点残念なことが ...

2008/11/27

10万ドルの工具鞄

いまここだそうだ。

tool kit tracker

参照:

Discovery News Tool Bag Tracker
-- eBayでオークションされていたそうだ。「地球へは送料無料」って。

スラッシュドット 2008年11月26日 船外活動中に紛失した工具鞄、地球からの観測に成功
本当はVirginの宇宙飛行機のことを話題にしようと思っていたですが、脱線しちゃった。

Space Traveler Trains for Virgin Flight


ブランソンは歳をとってもかっこいいな。いや、いい感じで歳をとっているといった方がいいか。

ところでエキサイトのサーバの時計10分以上狂ってますね。

2008/11/16

Google Earth で古代ローマにトリップ

おはようございます。老婆は一日にしてならず、って言うんだっけ?

先日、Google Earthでみる地球の歴史 (岩波科学ライブラリー 149)を注文して、昨日届きました。これだけだったらすぐに発送されるのだけれど、話題の「日本語が亡びるとき」のついでに買ったので時間がかかっちゃった。

Google Earthの本の話題に戻ります。この本は、見開きを使って、左にGoogle Earthのスナップショット (または実風景の写真) を、右に解説が書かれています。緯度経度が載っていて、これをGoogle Earthの検索窓に入れるとその場へジャンプします。

例えば"39 40 51 N, 105 11 32 W"でナイアガラの滝に行けます。



上記のようなビューを得るには、方向や見下ろす角度を調整する必要がありますが、それもヘリコプターで空中散策のような感じで楽しめます。

ちょうど Google Japan Blogで
「Google Earth で古代ローマの世界をお楽しみください」
という記事が出ていたのでこれもやってみました。

こんなことができるはず...


... だったのですが、うちのiMac G5ではパワー不足で、思うように散策できません。推奨構成よりも上のはずなんですが。これはNVIDIA GeForce 9600M GTディスクリートプロセッサが載ったMacBook Proを買えというお告げか。

それとも現在のイタリアのストリートビューで我慢しとけってことか。ますますローマ旅行に行く人がうらやましくなります。コロッセオの周辺はドライブしたことあるんですけどね。グランツーリスモだけど。

2008/11/13

Google風邪前線予報

こんばんは。急に寒くなりましたね。昨日はセーターを今季初めて着ました。

Google 急上昇ワードのトップに、"flu tracker"ってあった。

これね。

Google.org Flu Trends (Google.orgってのもあるんだね)

検索語の動向から、インフルエンザの流行が分るそうだ。通常の予測よりも2週間早く流行を予測できるらしい。

詳しい説明はここ → How does this work?

きっと、みんな「発熱」とか「悪寒」とか「咳」とか「タマゴ酒」とか「バナナ」とか検索するんだろうね (英語で)。

ん、まてよ。こうやってみんなが"flu tracker"のことをブログに書いて、関連語を記事中に記載して、ついでに検索で調べてみるか... なんてやってみたりすると、今年の予想に狂いが出たりするのではなかろうか。

2008/11/09

高品質ビデオのダウンロード

こんにちは。Natali Del Conteです(ウソ)。

英語の勉強にと思ってアメリカのニュースのポッドキャスティングを通勤時に見ているのだけど、本を読む時間が激減という罠。

先日のMTV MusicCNET TVのポッドキャスティングで知ったのですが、こんなのもありましたよ。

Quick Tips Download High-quality YouTube Files

1) YouTubeのURLを
2) File2HD.comのURL欄に入れて、
3) FilterでMoviesを選択して、"Get Files"ボタン
4) リストからmp4を選んで保存。

名前はVideo.mp4となるから変えた方がいいね。
MTV Musicから直接ダウンロードできるのないかな。

2008/10/17

LEDディスプレイって電光掲示板かよっ!

... って思ったんですが、バックライトがLEDなんですね。

LED Cinema Display - 特徴

新しいMacBookもLEDバックライトだそうで。

MacBook - 特徴

今のMacBook (Core 2 Duo) はめちゃくちゃ熱くなるんだけど、アルミ筐体だと放熱いいかな。それよりも消費電力が少ないのが特徴だそうだ。

MacBook - 環境

blue_koichiroさんのように「物欲」タグつけようかな (笑)。

2008/10/10

ノーベル平和賞も受賞して欲しい

こんばんは。ノーベル物理学賞3人に加えてノーベル化学賞。おめでとうございます。

日本人として、誇らしいと思う一方で、

これって何十年も前の業績だよな、
今現役で働いている我々の世代はそのような業績を残せる仕事をしているのだろうか、

とも思う。

もちろん自分自身のことを言っているのではなくて、
優秀な人はたくさんいるのだろうけど、
企業だけでなく大学も、今すぐ役に立つ業績を求め過ぎているのではないか、
ということなんだけど。

というのは前振りで、今日のタイトルなんだけど、こんな記事が目に留まった。

ノーベル物理学賞:反戦語る気骨の平和主義者…益川さん (毎日新聞 2008年10月8日 魚拓)
受賞から一夜明け、「専門外の社会的問題も考えなければいい科学者になれない。僕たちはそう学んできた」と力を込めた。

益川氏の話の中には感じられないが、科学者の中でも特に物理学者は、核兵器の開発に寄与したということが負い目になって平和を求める意志が強ののかもしれない。

ノーベル平和賞も、政治的に利用されている面が強いが、このような純粋に平和を願う人々に光を当てて欲しいと思う。

2008/09/14

NeoCubeって買ってみた

こんばんは。ネオです。

サイドバーに貼っている (注: エキサイトブログを使っていた時の話)「あわせて読みたい」であげられているブログは、結構いれかわりが激しいので、新しいブログが紹介されているとときどき見に行っています。

で、どこのブログだったか忘れて申し訳ないのですが、Neo Cubeという商品を買ったという記事が載せられていて、それを読んでついつい衝動買いしてしまいました。

theneocube.com

強力な磁力が与えられた小さなボールの集合体。いろいろな組み合わせができる。


まあ、それはいいんですが、包装がしょぼい。磁力が強いのでコンピュータや磁気メディアに近づけるなって警告が印刷された紙が入っているのですが、磁石がその警告書で包んであるの。説明書もインクジェットプリンタで印刷されたもの。

サイトのデザインもしょぼいし、我ながらよく衝動買いしたなと思います。


 ところで日本の公式サイト(ネオキューブ公式サイト) もあるんですね。10月上旬発送開始で、現在予約販売中だそうです。

2008/08/16

ゆるいのも日本の文化だろ

おはようございます。伊能忠敬です (ウソ)。

【絵文録ことのは】松永英明さんの「グーグル・ストリートビューに儀礼的無関心を求めるのは筋違い」に対して、私は
エクステリアの「あるべき論」はわかるが、日本人の少なからずの人が「エクステリア」=「金持ちの道楽」と思っている。また、Webの世界の「あるべき論」を適用するのも間違い。

というコメントともにブックマークした。これに対して松永さんは次の記事「グーグル・ストリートビューは、やっぱり気持ち悪くないと思う」で、
ここで使った「エクステリア」という用語は、単に建築物の「内と外とさらに外」みたいな区別を厳密化させるために用いたものであって、たとえばアパートのベランダなども含めることは本文で書いたとおり。
つまり、外から見られる部分について、実際に(日本人であろうと何国人であろうと)「私的領域に属しながら、外から見られる」ことを(おぼろげながら)自覚しているはずだ、という話。

と書かれている。それは分って上で書いているのだけれど、ブクマコメントでは十分な説明になっておらず誤解を招く。ここではもうすこしまとめてみたい。

概要:良し悪しはともかくとして、私的領域と公共領域の境界をふくめて、ゆるいことは日本の文化だろう。グローバルスタンダードに合わせなければならないのだろうか。

ここで「文化」というのは、「芸術」とか、保護すべき「伝統」ではなくて、「共通の価値観」という意味。日本人の好みが変わって行けば変わって行くもの。多くの人が電車の中でケータイ通話が気にならなくなれば、車内放送での呼びかけもポスターもなくなるよ。

実は私も最初はストリートビューは単純に面白いと思った。今は大都市しかないし、大都市の中で知っているところは繁華街くらいなのでそういうところしか見ていなかったから。

それが、松永さんの記事でもとりあげられたhiguchi.com樋口さんの「Google の中の人への手紙 [日本のストリートビューが気持ち悪いと思うワケ]」という記事を読んで、なるほど単純に面白がってはいられない問題だなと思った。この樋口さんの記事は、単なる違和感ですませるところを、文化的背景から説明しており、良い記事だと思う。

松永さんの記事はそれを理解した上で否定している。「見て見ぬふりをしてほしい」というのに対して、「実際にもともと見えていたものなのに、それに無頓着過ぎたのだ」というのでは妥協点はないだろうな。

まず、「見える (see) 」と「見る (look at)」では違うと言うことをあげておこう。Googleストリートビューは「見える 」と「見る」に変える装置だ。

ここでやっと「エクステリア」の説明に入れる。もう一度松永さんの認識をあげる。
単に建築物の「内と外とさらに外」みたいな区別を厳密化させるために用いたものであって、たとえばアパートのベランダなども含める。

多くの人はこの意味での「エクステリア」は理解できるだろうし、「エクステリア」という言葉は使わなくても外から見られている空間であることは認識しているはずだ。そこを私は、
エクステリアの「あるべき論」はわかる

と書いた。

その上で私は、
日本人の少なからずの人が「エクステリア」=「金持ちの道楽」と思っている。

と書いた。見えるのは分るけど、それを写真に撮られて全世界に公開して恥ずかしくないというレベルまで持って行くだけの余裕は金銭的にも時間的にもない、勘弁してよ、ってことだ。

「恥ずかしくない」というところがポイントで、高級住宅街にぽつんと自分の家があったら恥ずかしいけど、周りもみんなそんな家だし、おっさんがステテコのまま歩き回っているようなところなんだから、「見て見ぬふりをしてほしい」ってことだ。

そんな「ゆるさ」を日本人はもっていると思う。それを一気にグローバルスタンダードに合わせることを強いるのがGoogleストリートビューだろう。

「Webの世界の「あるべき論」を適用するのも間違い」も同じ。これは無断リンクをいやがる人達と同一視したものだが、Webでの公開はもともとフラットで全世界に公開されていたものであって、自宅をそこに来る人に見られているのとは訳が違う。

「金銭的に余裕がない」と書いたが、家を持つ金があるんだったらそのくらいの余裕はあるだろ、エクステリアのメンテナンスまで配慮することを含めて家を持つとことだろ、という指摘はあるかもしれない。でもね、やっと買った家だってGoogleカー (高木浩光さんは「Googleカー」と書いていたw)から下手したら窓の中まで見えるくらいの敷地に建てていて、アメリカの住宅地や農村とは違う。借家だってアパートだって同じ。洗濯物をベランダに干さざるを得ない。それにやっぱり日本人はいくら貯金があっても余裕がないんですよ。まだ読んでいないけど、吉村 葉子 「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」に書いてある (はず)。

これからGoogleストリートビューはアジアの他の国やアフリカにも進出してくるんだろ。もちろん価値観も違うので抵抗もかえってすくないということはあり得るけど、日本以上に貧しいところが多い。アンカテessaさんは、「グーグルにNO!と言えるニッポン」
このエントリは、相手が違う文化、違う常識を持っていることを前提としていて、そういう相手に理解してもらえるように説明している所が素晴しいと思ったからです。

こういう形で異議をとなえることは、日本の重要な責任ではないかと私は考えています。
と書かれている。

Googleには全世界で同じサービスを提供するという方針とともに、それぞれの文化を尊重する姿勢はあると思う。また、"evil"にならないことを宣言しているし (これをGoogleは"evil"でない = Googleがやっていることは正しいと思っている人も多そうで心配だけど)。今回はそれに気づかなかっただけだと思うので、何らかの形で改善することを望みます。少なくともカメラの高さを人の目の高さにすることくらいはできるはず。

2008/08/11

グーグルで人間はバカになる!?

こんばんは。これでいいのだ。

COURRiER Japonの9月号に、「グーグルで人間はバカになる!?」という記事が出ていた。
かつては本に没頭したり、長い記事に読みふけったりすることは、日常の一部だった。展開されている議論にもすんなりと入っていけたし、長い文章を何時間も夢中になって目で追い続けたものだ。だが今では2〜3ページも読んだところで意識が移ろい始めることはしょっちゅう。落ち着きがなくなり、筋を見失い、気が散ってあたりを見回し始める。かつては自然に読書の世界に入っていけたのに、今では読み続けること自体がひどく難儀だ。
まあ、表題で「グーグル」を出しているのは実は釣りだな。筆者自身もインターネットを使うようになってからということは認めている。

ただ、グーグルが出てきたこと、そしてインターネットの情報量が増えてグーグルが必要になるくらいになってきたことは無縁ではないだろう。昔はYahoo!が整理してくれている情報で十分だった、というより、満足していたと言った方がいいか。

それ以外の要因もある。2ちゃんねると、はてブと、そしてブログもその原因だと思う。興味の対象が拡散しちゃったんですね。もちろんそれはいい面もある。というよりも、マスメディアに乗ってやってくる情報は、偏っていることが分ってきたのはこれらオルタナティブ・メディアのおかげであり、いまさら既存マスメディアに頼るわけにはいかないと思う。

この記事では、歴史をひもといて、いつの時代にも新しい技術がもたらす麩の側面があったことに言及していて、単なる感覚的な物言い、もっと言えばただの愚痴に堕する事のないよう配慮されていると思う。古くはプラトンの著書「ファイドロス」には、文字の発明を嘆くソクラテスが描かれているそうだ。人がものを覚えずに紙に書き付けることによって、記憶することを辞めてしまい、忘れっぽくなることをおそれていたという。今は「忘れられること」=「新しいことを考えらるのに集中できる」として肯定されているのにね。また印刷機の発明も同様に知的怠慢を招くことが懸念されていたそうだ。

しかしこの筆者がインターネットの影響を恐れるのは、また別の次元のことであるようだ。記憶ということではなく、考える能力が阻害されることを恐れている。
集中して活字の海に潜ることが尊いのは、著者の言葉から得る知識のためではない。著者の言葉が私達の意識に知的か共振を生じさせるためだ。
そしてそれはネットでは得られないと主張している。

確かに一連の主張は共感するところがおおいにある。しかし、流し読みするのはネットの情報だけであって、相変わらず印刷物はちゃんと読んでいるんじゃないかな。

それにはいくつか原因があると思う。

・ネットの情報は取捨選択しなければならない。「ウソをウソと判断できる人でなければ...」ってやつですね。
・ネットの情報自体が断片的。本を読めば体系的にある分野が俯瞰できた。今は自分で断片を組みあわせて体系づけないといけない。
・いつでも脱線できる、いつでも戻れる安心感。書籍の場合分らない部分があってもとりあえず先に進めないといけない。一方ネットだとその場で調べられる。
・[これはブロガーだけの話かもしれないが]、あまり読みすぎると自分の意見を書く時間がなくなる。さらには自分の(少数と思っていた)意見は既にネット上にあることが多く、そうすると自分の意見はユニークではないことになり、わざわざ書くモチベーションがなくなる。もちろん意識して読まないようにしているとは言えないだろうが、見てしまうと書けなくなるので積極的には他の情報を求めなくなる。

きっと文字が出来た後、記憶を外部化するという利点を捉えて利点を活用することが推奨されたように、ネット時代にはネット時代なりの使い方のベスト・プラクティスなんていうのが出て来るのであろう。

なお、考える力に関して言うと、ここにラリー・ペイジの発言が引用されていた。
昨年、ペイジは科学者を集めた会議で語った。グーグルは「本気で人工知能を構築しようとしている。しかも大規模に」と。
ここからHALにつながってくる。ターミネーターに出てくるスカイネットも同じような存在だろう。

先日聴講したパネルディスカッションで、原爆を開発した科学者の反省に基づき、「研究者は技術が社会に対する影響を考えなければならない」旨の発言があったのを思い出した。ストリートビューによってもたらされる違和感も、それらの考察がない無邪気な技術への信仰に対する警鐘なのだと思う。

2008/07/24

通信簿ですか

こんばんは。私の地方では「通信簿」ではなく「通知表」と言っていました。
まみこさんが「通信簿!」でトライしていた、gooラボのブログ通信簿を私もやってみました。

結果は...


内容はともかく、ブログ名が2世代前のものでびっくりしました。きっと前からデータを集めていたんでしょうね。

元記事はこれ
ITmedia News 2008年07月23日 あなたの「ブログ通信簿」は? 年齢や影響度など推定 gooラボ
NTT(持ち株会社)が開発した技術を分析に活用。男性・女性にそれぞれ特有の表現や、20代のブログで多い「就職活動」といった表現から性別や年代を推定する技術、ブログへのリンク数や記事掲載数などからブロガーの影響度を数値化する「EigenRumor」などを利用している。
ちょうど今日たまたま持ち株会社の研究員の方と会話する機会があったのですが、この話は出ていませんでした。