2008/12/30

mixi年賀状出してみたけど ...

... こんなニュースがあったんですね。早く気付けば良かったよ。

livedoorニュース 2008年12月28日『mixi年賀状』にセキュリティホール!?

mixi年賀状というのは、住所を知らない相手に対して、mixi会員登録に書かれている住所を使って (メールじゃなく郵便の) 年賀状を送るサービス。

ところが、mixiに間違った住所が登録してあって、差出人に戻ってくるらしい。差出人は自分の住所氏名か、「mixi事務局」のどちらかを選ぶようになっていて、自分の住所氏名を選んだ場合、自分のところに戻るということになる。

これで何が問題かと言うと、間違った住所とはいえ、ある程度のところは一致している訳で、それが分ってしまう。また本名を公にしていない人の本名も分ることになる。

実は私も昨日mixi年賀状出して、今日になって上記ニュース見出しを見てびっくり。慌てて出した人に住所の確認をお願いしようと思ったのだけれど、私は差出人「mixi事務局」で出したのでその必要はなさそうだ。

ところで、送る手続きの中で、「配達準備として相手先の住所を調べる」というのがあったから、なるほどそれが郵便局と提携しているメリットだよね、郵便局も民営化で新しいアイデアで頑張っているな、と思っていた。

しかーし、

上記記事の写真を見ると、

印刷して送って相手先郵便局で住所調べてるじゃん!

普通の郵便と全く同じ。郵便局のネットワークも使っていないし、住所データが電子的にアクセスできるメリットを何も生かしていない。

ところで自分の住所はちゃんと入っているのかと思って確認しようと思ったのだけど、どこにあるんだろ。そもそも住所は登録したんだっけ? 登録する必要があったんだっけ?

もしかしたら大量に差し戻しメールが飛び交っているのではなかろうか。そしてその多くはmixi事務局に届けられるのではなかろうか。

そのような事態は、このサービスを始める前に分ることなんじゃないのかなあ。

追記: mixi年賀状を送った後に来たメールを見直したら、
今回お知らせした料金はまだ確定していません。商品送付先のユーザーが、商品の受領を承認してから確定となります。確定後の料金は本メール受信から約1週間後に送付される「ミクシィ年賀状ご注文確定のお知らせ」メールに記載されますので、そちらをご確認ください。
と書いてあった。

年賀状を配達する際にこの年賀状を受け取ることを承認しますか?って聞かれるのかな。まさかね。じゃあ予め年賀状の受取人にメールが送られて、年賀状を送っていいか?って書かれているのか。間抜けなメールだ。待てよ、予めメールを送るのなら、アドレスは間違っていないか確認できるはずだよな。謎だ。

追記: 分りました。→ mixi年賀状の仕組み

2008/12/25

バーガーキングから【肉ぅ】香水

USA Today Burger King launches beef-scented body spray

誘惑の香り、だって。これつけると女の子にモテるようになるのかな (最近そればっか)。

動物愛護団体PETAが、これをパロディにしています。

PETA Raises Perfume Stakes With Burger King Parody Scent, 'GORE'
"Murder King"とか、ボルデモートを思わせる"Eau de Mort"とかはいいんだけど、何で名前が"GORE"なのかわかりません。それよりもパロディとしてちっとも面白くないのですが...

それからアナウンスの最後に
For more information, please visit PETA's blog.
と書いてありますが、見ない方が良いと思います。

追記: nest nest ゆきさんも取り上げてました。→ 新製品

メリークリスマス!

寒い夜には iYule.tv
iPhone / iPod touchなどの画面が暖炉になります。
でもね、電車の中で見るのはやめておいたほうが良いと思います (UNIQLOCK iPhoneアプリ版もだけどな)。


2008/12/20

合衆国再生

こんばんは。Rosebudです(ウソ)。[→ 人気投票があったよ。]

バラク・オバマ「合衆国再生」、読みました。

合衆国再生—大いなる希望を抱いて
棚橋 志行

ダイヤモンド社 2007-12-14
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リズムが良く、読みやすい。一文の長さは決して短くはないのだけれど、複文よりも重文が多用されているため、すっと入る感じ。「ワンフレーズポリティックス」の対極にあるのだが、歯切れが良い。日本語に翻訳されているのだけど、オバマのあの声、抑揚が日本語で頭の中で響く気がする。

オバマが考える政策のベースには、アメリカという国、そしてそれを支える国民への愛と信頼が感じられる。民主主義、自由主義経済、移民を受入れることによって得られる活力、勤勉さに根ざしたアメリカンドリーム、これらがアメリカという国を支える底力であるということを、本気で信じていることが伺える。

もちろん、ただノーテンキにアメリカSUGEEEE~! と言っている訳ではなく、問題は把握している。それが困難な問題であることも。また、これまでのアメリカの歴史がもつ汚点も無視したり糊塗したりしない。

また、理想で全てが上手くいくと思っている訳でもなく、妥協の必要性も理解している。賛成か反対かの二者択一ではなく、基本的には反対する法案であっても少しでも良い方向に変えて行くという方法をとって成果もあげてきた。

しかしそれでも、オバマは、先にあげたようなアメリカの良い点を生かすような政策で良い国を作って行けると考えている。自由主義経済も、金持ちのための自由ではなく、国民が勤勉で這い上がれる自由がなければならないと考えている。その活力を発揮させるためには教育も必要だし、健康保険を修復して安心して仕事に打ち込めるようにしなければならない。

そして大きな主張は、勝利演説でも述べた、赤い州と青い州の集まりではなく、一つのアメリカの再構築。これに関しては歴史認識の中で、もとはほとんどイデオロギー的に差がなかった二つの政党が、選挙に勝利するために相手をラベル付け自分の主張を明確にして行くことで分断を招いたかを描いていたのが興味深かった。

対外的にはアメリカ一国主義ではなく、自由主義陣営との対話、協調を重視しているのがわかる。そしてそれがアメリカの国益にかなっていることを説得しており、この姿勢は他国民としても好感がもてる。

一連の外交政策の中で「世界的な理想比べに勝利する」という表現が印象的だった。敵を叩くのではなく、同じ価値観を共有するとあなたも幸せになれますよというメッセージ。これに惹かれるというのは、私が考える理想的な日本のありかたに近いとうことなのだけど (→ 「俺について来い」)。

アフリカに関する中で、ルワンダの虐殺を防ぐ手段の一つとして、「市民保護区域の創設」というのがあった。これ以上の説明は書かれていないし、検索しても「市民保護区域」という言葉では見つからなかったのだけど、これって私のいう「サンクチュアリ」(→ 参照)と同じかもしれない。と、また我田引水する訳ですが。そうそう、「アフリカ自身に自分を救う意欲がないとわかったら、アフリカを助けられるという期待は持つべきではない」というのも同じ考えだ。

こういうふうに理想を語るのだけれど、決して完璧な人間を演じるのではなく、不安や悩みなど人間的側面も出していることも交換が持てた。選挙に落ちる不安、選挙資金を提供する団体に主張が流されるおそれ、いい親であるための努力と仕事との板挟みなど。

高い理想と率直さに惹かれる。もちろんオバマの力量は未知数で、今後の舵取りの失敗で、ただの理想家に過ぎなかったという評価になるかもしれない。しかしそれでも、こういう姿勢で国民に語り、引きつける政治家は日本にいない。アメリカの選挙のプロセスもうらやましいけれど、それで希望を託せる人物がいることもうらやましい。

2008/12/15

Technoratiで自分をリンクしているブログがわかる

もしかして常識だった?

Technoratiを見ていたら

Search / 33 blog reactions to ryokan.exblog.jp

というページがあった。私のブログへのリンクを含んだもののリストのようだ。もちろんサイドバーのリンクリストに含めてくれている人や、私がトラックバックを送ったところもあるのだけれど、トラックバックを送らずに言及している記事もある。

例えばこれね。

Oggi come oggi 2008-11-13 Google 風邪を読む
すく★ろじ 2008-07-18 [雑記]「けまらしい」とは

1年くらい前のインデックスも入っているようだ。でも私がトラックバックを送ったところはもっとあるはずなんだけどな。トラックバックが多く来るところだったり、記事の更新が多いところだと消えるのも早いのかもしれない。

URLに、
http://technorati.com/search/xxx.exblog.jp
(日本語サイトhttp://www.technorati.jp/でもOK)
と入れればよいので、ほかの人のブログでも試してみたのだけれど、
http://technorati.com/blogs/xxx.exblog.jp?reactions
にリダイレクトされるところもある。何が違うのだろうか。ユーザ登録とかしたから?

同様のことが
link:xxx.exblog.jp
でGoogleブログ検索 (http://blogsearch.google.com/) するとできる。こちらの方がたくさん見つかる (とはいえかぶっていないいないものもある)。もちろんGoogleの普通の検索でもできるのだけれど、ブログ検索は普通の検索のサブセットじゃないようだ。

それからGoogleで
related:xxx.exblog.jp
で検索すると同じ話題を扱っているブログがいろいろ見つかる。なぜか私の場合はほとんど「松井冬子」をとりあげたものだった。

2008/12/14

今度はGoogle App Engineを...

... 使ってみた。話題のクラウド・コンピューティング、ってクラウドの無駄遣いですけど。

Exbloggers' Recommendations  [追記:ターミネートさせました。]

お互いに読んで欲しい記事を推薦し合う、昔のエキブロ新聞みたいなものをイメージしてみました。

まだ満足のいくものではないですけど、もっと改良してから... なんて考えててもいつになるか分らないので、一応動くようになったところで公開しちゃいましょう。

改良すべきところをあげておきます。

・記事へのリンクの部分はURLがそのまま出ていますが、本当は記事のタイトルをいれるつもりでした。HTMLのパージングが上手くいっていなくて、抽出してきたものになにか変な文字コードが入っているようです。

・間違えた場合に修正する方法をまだ作っていません。これはすぐにいるだろうな。

・今最新の10件だけしか表示できないのですが、ページ切り替えも必要になるでしょう。

・ログインを別途行う必要があるのですが、Google Friend Connectのサインインと連動させるようにしたい。

・デザインがしょぼい。これはセンスの問題もあるので、時間をかけても良くなるものじゃないですね。

2008/12/09

Google Friend Connectってどうかな?

おはようございます。グ〜!って流行みたいですね。

先日こんなニュースがあったので、
SNS機能をサイトに追加する「Google Friend Connect」、いよいよ利用可能に (RBB Today 2008年12月5日)

作ってみたよ!
Exblog Friends

GoogleMailアカウントを持っている人はJoinしてみてね。

追記: ほんとうはOpenIDなのでYahooIDなどでもいいはずなのだけど、登録する方法がないようですね。自分のIDは他所で使って良いけど他のIDはGoogle様の領域を侵すことは許さん、って感じでしょうか。

追記:サービス終了になってますね。→ ITmedia news 2011/11/23 Google、終了予定サービス第三弾 「Knol」や「RE
Google Friend Connect 
 Google Friend Connectは、Webサイトにユーザー登録やメッセージ投稿などのSNS機能を組み込めるようにするWebオーナー向けのサービス。2008年5月にスタートした。2012年3月1日に、同社のブログサービスBlogger以外のサイト向けのサービスを終了する。Googleは、現在Friend Connectを利用しているWebサイトに対し、Google+ページを立ち上げてGoogle+バッジをWebサイトに設置することでコミュニティーを形成するよう促している。

2008/12/07

Tomorrow is another day

こんにちは。無造作紳士です(ウソ)。

ジェーン・バーキンというと歌手で女優でエルメスのバッグのデザイナーというくらいしか知らなかったのですが、社会活動家でもあるんですね。次の記事で知りました。

greenz.jp (2008/12/05) ジェーンバーキンの「アウンサンスーチーに捧げる歌」

この中でバーキン自身が作詞した「アウンサンスーチー」の歌詞が引用されている。
私たちは何もしないで、中国産のお茶を飲み、ミャンマーの軍事独裁政権を許し、結局このシステムに加担しながら生活を続けている。その間にビルマの人々子供たちは虐殺され続け、スーチンさんの命もいずれはマーケティングに使われて消費されていくのでしょう

「このシステムに加担しながら」って、考えさせられる言葉だ。我々に何ができるのだろうか。

"Tomorrow is another day"というのは次のインタビュー (リンク切れ) の中で、彼女が好きな言葉としてあげたもの。


"Tomorrow is another day." うまくいかないときは自分にそう強く言い聞かせないといけません。 次の日がもっと悪くなることもありますが でもいいんです 言い聞かせてなんとか夜を乗り越えないと... 次の日にはすこし運が向いてくるでしょう スカーレット・オハラが言っています 「明日は別の日だ」と 好きな言葉です こういう言葉もあります 「ほほ笑めば世界はあなたにほほ笑む 泣いたらあなたはひとりぼっち」 母のモットーです そのとおりですよ 不機嫌な顔をしていたら近寄ってこようと思う人はいません だからたぶん世の中や自分自身のことでうまくいかないなと思うことがあっても ちょっと努力してみるんです 害はないですから でないと誰も相手にしてくれなくなります
歳を重ねてより魅力的になっているのは、悪いときもくさらずに努力を積み重ねて行った結果なんだろうと思う。 「アウンサンスーチー」のプロモーションビデオもぜひ観て下さい。 Aung San Suu Kyi - Jane Birkin
ジェーン・バーキン最新アルバム「冬の子供 たち」(EMIミュージック・ジャパン)に 収録されている「アウンサンスーチー」のプ ロモーションビデオです。アムネスティ・イ ンターナショナル フランス支部制作。 
ビルマの人権状況について詳しくは http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1506 をご覧ください。
EMI Music Japan ジェーン・バーキン (Jane Birkin) Aung San Suu Kyi - Jane Birkin Music Video

2008/12/06

動き出して初めて真面目に考える裁判員制度

おはようございます。昔「評決」って映画を観たのだけれど、女の子と一緒の時に選ぶ映画じゃなかったな。いや問題はそこじゃなかったか ...

はっ、いきなり脱線した。

閑話休題。

動き出して初めて真面目に考える、ってのは私に限らず日本人の悪いクセだと思う。いやこのことに関しては以前から警鐘を鳴らしていた人は多くいるんですが (ぶんさん村野瀬さんなど)。ごめんなさいごめんなさい。

佐平次さんの「梟通信〜ホンの戯言」でユーウツな裁判員制度の発足 コリンP.A.ジョーンズ「アメリカ人弁護士が見た裁判員制度」(2)と言う記事があった。
コリンは云う。
裁判員制度は裁判所に対する批判をなくすためにある。

今まであった「常識がない」とか「量刑がおかしい」「冤罪」、、多くの裁判に対する批判が、裁判員を関与させることによって封じられるのだと。

裁判員は「御殿場事件」裁判、「高知バス事件」裁判の共犯者になってしまうのか。

自分が与した決定だからそれを擁護する側に回る。反対の立場をとっていても多数決で負けてしまった場合は後悔の念に苛まれるだろう。批判する側も、市民が関与した決定となれば、強くは批判できなくなるだろう。
本書はアメリカ人の”権力に対する疑い深い目”で裁判員法の条文を分析してその裏に検察や裁判所がいかなる狡知をめぐらせて裁判員の影響力を殺ぐように創ってあるかを明らかにしている。

たとえば裁判官が「今までの判例ではこうなっている」と説明するのは密室であり、それに疑いを抱く裁判員がいても従来の判例・判決書の類は秘扱いでみることができない。

そして裁判員には守秘義務がある。

裁判員制度Q&A > ○ 具体的にはどのような秘密をもらしてはいけないのですか(守秘義務の対象)。
漏らしてはいけない秘密には,1.評議の秘密と2.評議以外の裁判員としての職務を行うに際して知った秘密とがあります。

1.評議の秘密には,例えば,どのような過程を経て結論に達したのかということ(評議の経過),裁判員や裁判官がどのような意見を述べたかということ,その意見を支持した意見の数や反対した意見の数,評決の際の多数決の人数が含まれていると考えられています。

しろうとさんの裁判員に関しては分る。でもこれじゃ裁判官がどのように誘導したかまで秘密にしなければならないということだ。

社員がもつ守秘義務で、会社の違法行為を告発しにくい構図と同じだと思う。違法と断定できるだけの法律知識 (判例と照らし合わせて断定できるレベル) がない場合、「これって違法かも」という行為の告発は自分が守秘義務違反を犯すリスクが大きいのだ。

かくして問題と思われることが発生しても、裁判員は口をつぐまざるを得ず、それに加担することになるのだ。

裁判員制度Q&A > ○ 裁判員等に選ばれたことを公にしてはいけないと聞いたのですが,上司や同僚,さらには家族や親しい人に話すことも許されないのですか。
裁判員等でいる間,裁判員等に選ばれたことを公にしてはいけません(裁判員法101条1項)。

ここには理由すら示されていない。

テレビの朝のワイドショウでは「裁判員を脅迫などから守るため」と言っていたが、脅迫する方をなんとかすべきじゃないのか。

次のQ&Aは、それ自体は問題じゃないけれど。

裁判員制度Q&A > ● 裁判員や裁判員候補者として選ばれた場合,どのような服装で裁判所に行けばよいのですか。
どのような服装で来ていただくのか等の具体的な定めはなく,普通の服装でお越しいただければ結構です。

ここにはこう書いてって、先のテレビ番組でもそういっていたが、最後に「でもちゃんとした服装で」って付け加えていた。

そう、これは「空気読め」ってやつだ。

服装はともかく、評議では必ずこの「空気読め」って出てくる。断言する。そうなった場合でも守秘義務で言っちゃいけないのだ。

「空気読め」に関しては以前書きました。→ 「考える力と同調圧力と愛国心といじめと企業不祥事と」

もう二度と

こんばんは。知念里奈です (ウソ)。

以前、「柳の下」で、「もう一度・・・feat.. BENI」(YouTube) の次は「BENI feat. 童子-Tのターンなんだけどタイトルが思いつかない」と書いたのですが、これでした。

もう二度と・・・ / BENI (Universal Music) → YouTube 
("feat. 童子-T"はありませんでしたね。)


という訳でこれで「柳の下」は終わりでしょう。たぶん。次に書く記事は「仏の顔」というタイトルになるでしょう。

BENI って安良城 紅のことだったんですね。

2008/12/02

パノラマメーカー

こんばんは。森高千里の「渡良瀬川」って知ってる人は手を挙げて!

Microsoft Live LabsQuickTime VRというかGoogle Street Viewみたいなインタラクティブなパノラマ写真を作る技術Photosynthを公開しています。

これで横浜大さん橋からの風景をパノラマ写真にしてみました。

ただし、こころを落ち着けて聞いて欲しいのですが、

Windows限定で、見るだけでも、ユーザ登録した上でソフトのインストールが必要です。

Photosynth - 横浜大さん橋




写真はテキトーに重なりを持たせてバシャバシャとって行けばOKです。あとはPhotosynthが重なるところを判定してくれます。360°全部とる必要もありません、というか360°撮ってもどこかで一周つながる訳ではなく、どこかで切れちゃいます (追記: これは間違いでした。赤レンガ倉庫の写真では一周つながっています)。

104hitoさんが画像加工サイトを120個どど〜んと紹介していますが、Photosynthも加えておいてください。

追記: Photoshop Elementsで合成したパノラマ。写真ごとに自動ホワイトバランスがかかっているので合成位置がはっきり分りますね。そこを調整する「高度な合成」というオプションもあるのですがあまりうまく働かないのでここではオフにしてあります。


「高度な合成」をオンにしてやり直してみました。少しはましかな。


2008/11/30

横浜トリエンナーレ2008は11月30日が最終日

最終日にはオノ・ヨーコのレクチャーがあるよ!

オノ・ヨーコ レクチャー《Passages for Light/光の道》

ミーハーなのでこれにあわせて最終日に行こうと思います。
→ 追記: うう。事前申し込みが必要なのであった。別の部屋で生中継もあったんですが、それもパスしてきました。

もうひとつ。「エルメスのプロデュースによる移動式の映像上映室」H BOXも行かなくちゃ。

お知らせ: 10月28日の記事「Yokohama Triennale 2008」が書きかけだったのを完成させています。11月30日の写真はMore以降に。

人類の進化と退化

こんにちは。退化といえば、疲れやすいとか物覚えが悪いとか、思い当たることが多くありますね (ここツッコミ禁止)。

こんな記事がありました。

japan.internet.com 2008年11月28日 IT は人類を突然変異させている?

・親指を使った高速タイプスキルに有利になるよう、手と前腕の筋肉が鍛え上げられた
・タイピングが誰でも出来るようになった。呼吸するのと同じレベルに順応した
・知識のアウトソーシング: HDDやインターネットにおくことで記憶を拡大する
・反復性ストレスへの耐性: 以前は2時間おきに休憩をとる指示をうけたが今は必要ない
・画面に対する耐性: 眼精疲労など問題にならなくなった (画面に依存する種になった)
・ポケット振動過敏:われわれの脳は、ガジェット類を体の一部だと思っている
-- 指し棒をもつと指し棒の先端までが自分の身体であると感じるという研究発表を聞いたことがあります。
・研ぎ澄まされた CG 処理知覚力:昔驚いたCGも今は途方もなく偽物のように見える

ケータイなど私自身にはあてはまらないところも多いのですが、眼精疲労など気にしなくなったという指摘などはなるほどどういえばと思います。

しかし、よく考えたらこれってITに限った話ではなく、技術の進展はいろいろな感覚を変えてきたことが分ります。特にスピードへの順応はよく分る例でしょう。生活の中の訓練によって順応する力を獲得してきたと言えるでしょうね。

その一方で失うものも多いのだと思います。暑さ寒さへの耐性は確実に落ちているでしょうね。

能力の退化に関しては、最近読んだ棚橋さんの文章を思い出しました。

DESIGN IT! w/LOVE 2008年11月02日カムイ伝講義/田中優子
日本の近代産業は、単純に機械が導入されたから成功をしたのではなく、その基礎にとてつもなく高い手仕事能力を有した職人たちが大量に存在し、彼らが機械を自らの仕事の助力として用いたから成功をおさめたのでしょう。

しかし、このことが誤解され、あたかも機械が手仕事に勝るというように考えられるようになれば、... 昭和2年に書かれた『工藝の美』で柳宗悦さんが「近代工藝の醜さは、機械が手工を助けず、手工が機械に侵されるところから起こる」と嘆いているように、職人のもつ高い技術力が機械の稚拙な生産力にとってかわられてしまうなんてことが起きます。
さらに、「日本の社会自体がそれまで保持していた技術力による可能性(possibility)を失った」と指摘しています。

棚橋さんは別の記事、例えば「失敗を恐れ、労を嫌って、何を得ようというの?」でも、自分で取り組むことによって得られる感覚、能力を重視されています。

2008/11/28

Format Factory

いろんなメディア変換をやってくれるよ!

Format Factory

ビデオなんでも → MP4/3GP/MPG/AVI/WMV/FLV/SWF
オーディオなんでも → MP3/WMA/MMF/AMR/OGG/M4A/WAV.
画像なんでも → JPG/BMP/PNG/TIF/ICO/....
各種携帯機器対応: iPod/iPhone/PSP/BlackBerry

ただ一点残念なことが ...

2008/11/27

10万ドルの工具鞄

いまここだそうだ。

tool kit tracker

参照:

Discovery News Tool Bag Tracker
-- eBayでオークションされていたそうだ。「地球へは送料無料」って。

スラッシュドット 2008年11月26日 船外活動中に紛失した工具鞄、地球からの観測に成功
本当はVirginの宇宙飛行機のことを話題にしようと思っていたですが、脱線しちゃった。

Space Traveler Trains for Virgin Flight


ブランソンは歳をとってもかっこいいな。いや、いい感じで歳をとっているといった方がいいか。

ところでエキサイトのサーバの時計10分以上狂ってますね。

2008/11/21

Miriam Makeba

おはようございます。

ニュースを見てあとで調べようと思ったら名前を思い出せなくなっていましたが、henry66さんのところで知りました。

AFPBB News 2008年11月10日 南ア歌姫ミリアム・マケバが死去 反アパルトヘイト闘争の象徴
CNN.co.jp 2008年11月10日 反アパルトヘイトの女性歌手、ミリアム・マケバ死去 76歳

1987年 Paul Simonのジンバブエでのコンサート (グレイスランド:アフリカン・コンサート) に出ていたんですね。







Mariam Makeba - Soweto Blues (Live in Concert)


追記: もともとはグレイスランド・コンサートの映像を貼っていましたが、リンク切れになっていたのでMiriam Makeba Official Channelの映像を貼っていて、これはそのコンサートのものかわからなくなっています。ポール・サイモンのジンバブエコンサートのものを使いたかったのには訳があります。ポール・サイモンも反アパルトヘイト闘争の希望の星だったのです (→ 過去記事「時代を開く歌」)。

調べていたら、こんな記事にいきあたりました。

日常/非日常Blog - ポール・サイモン『グレイスランド』に関するメモ

ここでは、最初ポール・サイモンのアルバム『グレイスランド』制作がアパルトヘイトを利するものとして批判されていたこと、ヒュー・マセケラ (ミリアム・マケバの夫であったトランペッター) の反論、ヒュー・マセケラがコンサートにミリアム・マケバを招くことを提案したこと、そしてミリアム・マケバとデュエットした『アンダー・アフリカン・スカイ』のことが書かれており、興味深いです。

最初は"Soweto Blues"ではなくこの"Under African Skies"を貼ろうと思っていたのですが、この記事はもともとミリアム・マケバのことが中心だったので避けました。リンクだけ貼っておきます。


最後のミリアム・マケバのスキャットのソロは魅力的です。

First Lady of California

こんばんは。本当は日本語のことをもう少し考えるはずだったんだけど...

CNETで、カリフォルニアのLegacy Trailというサイトに関して、「カリフォルニアのファーストレディ」Maria Shriverにインタビューしていました。

Maria Shriver touts new online learning tool


へえ、知事夫人も「ファーストレディ」っていうんだね。シュワルツェネッガーの奥さんか。女優だったのかな、エイリアンとかゾンビとかミイラとかばんばん倒しそうな感じだと思っていたのですが、ジャーナリストだったんですね。不勉強でごめんなさい。


写真追加。これは「私にテクノロジーのことは聞かないで」って言っているところ。

Wikipedia (英語) Maria Shriver (ここの写真はきれいに撮れてる)

で、おどろいたのが、

http://www.firstlady.ca.gov/

なんてサイトもあるということ。

上記Wikipediaで知ったのですが、ケネディ家の親戚なんですね。JFKの姪にあたるのか。さらに今年の選挙ではオバマを支持していたんですね。ダンナは共和党なのに。

ヒラリー・クリントンよりもダンナに対して強そうですよ。

こんな記事もありました。

mediabistro.com fishbowlLA 2007.10.25 Maria Shriver Not Going Back to TV News

アンナ・ニコル・スミスの死にまつわる馬鹿騒ぎってなんだっけ。Wikipedia (日本語)を見て、ああそんなことあったねと思い出しました。名前まで覚えていませんでしたが。

CBSニュースのケイティー・クーリックの名前も出てますね。ってどんどん脱線していくと睡眠時間が... という訳でこのへんで失礼。

そうそう、CNETでインタビューしていたKara Tsuboiってアドベンチャー野郎 (女性だけど) だったんだね。

はっ、寝るつもりが...

2008/11/20

日本語が亡びるとき

あたし彼女
ウソ
てか
な訳ないじゃん
みたいな

... すみません、ふつうに戻します。

話題のこの本読みました。

日本語が亡びるとき—英語の世紀の中で
水村 美苗


最初は下記で知った。

404 Blog Not Found 今世紀最重要の一冊 - 書評 - 日本語が亡びるとき
日本語で何かを成しているものにとって、本書をひも解くことは納税に匹敵する義務である、と。
その前に梅田望夫が紹介してたんだね。

My Life Between Silicon Valley and Japan 水村美苗「日本語が亡びるとき」は、すべての日本人がいま読むべき本だと思う。

梅田望夫が読めと言っても、そうですか、としか思わないのだけれど、この本は私は読む必要があるだろうな。Amazonでもう売り切れたということなんだけど、まあ3〜5日のことだし待てるかと思って発注。でもいまは3〜5週間待ちになってた。

待ってる間にも、取り上げるブログが出ていた。

思索の海 (若手言語学者 dlitさん) 例の本(書評というか感想文)
事実についてはそれほどおかしなことが書かれているとは思いませんでしたが、その代わり「へ〜」と思えるような目新しいことも出てこなかったように思います。しかし、その事実から導き出される推論や意見がどうにも飛躍が多いように思えてなりませんでした(これが一番苦痛だった)。
ふむふむ。
ところでこれは世間的に「優れた評論」になるのでしょうか?僕にはどうしても「自分の言葉に対する思いを勢いで書き綴ったエッセイ」としか思えませんでした。
なるほど、そういう評価をする人がいるということは忘れないでおこう。

ARTIFACT@ハテナ系 『日本語が亡びるとき』を読まずに騒動だけ見た感想

読まずに、て。でも、
基本的に非教育分野の人が「教育で○○すべし」という教育論系の書籍はトンデモまじっていること多いんで、まず読まない。書籍だけではなく、そういう教育論をやたらとぶつ人は、大体ロクでもないんで、いいフィルタリングになってる。教育論って、別に専門知識なくても、誰でも何か言えちゃう分野だから、そういう人が混じりやすいんだろうけど。
これは分る。この理由ならエアレビューも許せます。

実際読んでみて、すごく複雑な思いだ。梅田望夫のように手放しで賞賛するものでもないし、かといって読む必要なし、読んで損したというのでもない。

文章的には、第1章、第2章の自分の経験を語っているところは、すんなりと入って行けるし、瑞々しく情景が浮かぶ。さすが小説家と思う。しかも、本論に続く伏線が的確に埋め込まれている。

このころにはdlitさんの評価をすっかり忘れていましたよ。

しかし、3章は読むのが苦痛だった。段落のレベルではまだ筋が通っているのだけれど、全体の論旨が頭の中で再構成できないのだ。同じことが何度も繰り返して出てくるし。4章以降は少しましになる。繰り返しも意識して構成している。また、フィールドが日本語になるので、物語の部分に瑞々しさが戻る。

そして4章以降には日本語に関する主張がだんだん含まれて行く。しかし、その主張は飛躍が大きく、納得させられるようなものではない。

あれ、dlitさんの感想と同じだ。

「自分の言葉に対する思いを勢いで書き綴ったエッセイ」というのもそう思う。「自分の言葉に対する思い」というより明治時代の「日本近代小説」に対する思いかな。そういう見方をすると、微笑ましく読める。なにしろ、評論ぽく論理を展開しているかと思ったら、その中で「そう。あの大好きな吉川英治。」とかでてくると思わずにやりとしてしまいますよ。それから、こんな記述も。
周知のように、十五世紀に西洋の大航海時代がはじまるまで地球の多くの部分は無文字文化であった。それが、朝鮮半島との近さが幸いして、日本列島は、四世紀という、太平洋に浮かぶほかの島々と比べれば僥倖としかいいようもない時期に漢文が伝来し、無文字文化から文字文化へと転じたのである。文字文化の仲間入りをしたのを記念した「文字の日」をつくり、ブラスバンドに演奏させぽんぽんと花火をあげて祝いたいような ーー あるいは、漢文明に感謝の意を表して、銅鑼を打ちパチパチと爆竹を鳴らして祝いたいような慶ばしいできごとである。ことに小説家にとってそうである。
なんてね。

そしてこういう人を手放しで賞賛する梅田望夫も微笑ましい。

先に「複雑な思い」と書いた。これは段落レベルの主張には納得させられるところも多いからだ。それらは、自分で「日本語はどうなるのか」、「どうあるべきなのか」、「そのために何をすべきか」を考える題材になる。

そして、「文学」とはなにか。「今の文学は文学じゃなく、明治時代の近代日本文学こそ日本の宝である」と考えるような人をなぜ作ってしまったのか (ただの「昔は良かった」年寄りというのではない理由がある)。いろいろ考えさせられる本であることは間違いないと思う。

それ以外にも、「日本の政治家が英語でちゃんと主張できないのは英語力の問題とは違う」とか、「読むことと書くことの違い」とか、考えることは多い。バラバラに書いてあるから、あるテーマに沿ってピックアップしながら再度読む必要があるだろう。

それからこの本に関して書いている人がたくさんいるので、それらも読まないといけないね。読まないといけないと言うより、それぞれ違った観点から書いてあってよむと面白そうだ。

追記:

毎日新聞 書評 今週の本棚:池澤夏樹・評 『日本語が亡びるとき…』=水村美苗・著 (魚拓)
-- この評自体は手放しでの賞賛でどうかとは思うが、確かに現在の日本の独立が保たれ日本語が国語として成立したのが僥倖であったという部分の記述は面白かった。

2008/11/18

わんこCam

人気らしいです。こんばんは。西山喜久恵です (ウソ)。

Ustream.TV: Shiba Inu Puppy Cam

柴犬のライブカメラ。オス3匹、メス3匹。11月11日で5週目だそうです。


もふもふ。

大画面はこちら



NBC Nightly News, CNET Buzz Report (上)で紹介されていました。

そうそう、話は変わるけどCNETのこの日のメインニュースは、火星探査機がTwitterで最後のメッセージを送ってきたということでした。

MarsPhoenixさんのTwitter: http://twitter.com/Marsphoenix

最後のメッセージ
01010100 01110010 01101001 01110101 01101101 01110000 01101000 <3 6:12 AM Nov 11th from web

このメッセージを解読するプログラムに挑戦している人がたくさんいるみたいですね。それまでは英語のメッセージを送ってきてるような気がするんですが、どういう仕組みだったんだろ。