こんばんは。チョー・ヨンピルです (ウソ。しかも古ッ)。
解説をしているのは「竹島は日韓どちらのものか」の著者、下條 正男 拓殖大学教授。
感情的な議論を排し、淡々とロジカルに韓国側の論拠を検証し、論拠のほころびを指摘しています。
例えば、ある文献の記載を「鬱陵 (うつりょう) 島 (韓国領) から竹島 (にあたるとされる島) が見える」と解釈し、これを竹島が韓国領である根拠にしています (「見える」ことが根拠というのはここではおいておいて) が、この文献の記述を300年前には「韓国本土の蔚珍 (ウルチン) から鬱陵島が見える」と解釈し、鬱陵島が朝鮮領であることを主張しているそうです。教授はこの自家撞着を韓国側の解釈に問題があることの証拠としてあげています。
しかし一方で、日本側の論拠を集める努力の不足、反論の不足も問題にしており、一方的に日本が正しいとしている訳ではありません。冷静さを失わず、間違っているものは間違っているといい、論拠の薄弱な主張をしない点は、学者としての誠実さが現れています。
最後に
歴史問題は、日韓の社会システムや文化の違いを相互に理解し、問題の本質は何かを考えることから始まります。竹島問題を契機として、日韓の真の友情を育む第一歩にすべきではないかと思います。とまとめています。
この点は私が先日書いた記事「対馬の日」で書いたこと「韓国の皆さんに歴史をちゃんと認識してもらういい契機になるのではないでしょうか」という点と通じるものがあると思います。まあ、私は本音では冷静な議論ができることに大きな期待は抱いていないのですが。
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浮世風呂さん: 竹島と歴史教科書:竹島問題勉強ノート
-- 勉強と言うより調査・研究した結果が載せられています。
コメント
Commented by rakurakuonsen at 2005-04-07 00:09 x
こんばんは。TBありがとうございました。
下條正男 拓大教授の記事、読ませて頂きました。確かに、冷静でロジカルな内容ですね。こと、史書の解釈については、一つ一つ地道な点検ができるはずの分野だと思うのですが、いろんなバイアスに邪魔されてしまっているなぁという感がします。
韓国においても「はじめに結論ありき」の言論ではなく、客観的に対話する機運が高まることを期待しています。
現政権にはちょっと期待薄なんですけれどね。改めて、TBありがとうございました!
Commented by yoshihiroueda at 2005-04-09 12:19 x
★rakurakuonsenさん、そちらにコメントしました。
みなさん、rakurakuonsenさんのブログ浮世風呂はすごいぞ。韓国の民衆に読ませたい。
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