NHKスペシャルで「アフリカゼロ年」というシリーズやっています。今日(というかもう明日) 0:25から「第4回 感染爆発が止まらない 〜南アフリカ 届かないエイズ薬〜」が再放送されます。
サミット/G8で、
・アフリカの支援を拡大すること
・知的財産権の保護を強化すること
が合意されました。
この構図は、アフリカへの支援拡大は、アメリカの製薬会社の利益に還元されるということが分かると思います。
ボブ・ゲルドフはいう:
途上国支援を倍増すること、債務を帳消しにするよりも、アフリカを食い物にすることをやめろ、と言うべきなのだ。そうでなければ、「便利に使われるミュージシャン達」という謗りは免れないだろう。
債務を帳消しにすること、
公正な貿易をアフリカにもたらすこと
を通して、G8は何百万もの人々の将来を変える可能性がある。
そして、もっと大事なことは、何度も繰り返すが、アフリカ自身が幸せになるという意志をもたねばならない、ということだ。この「エイズ拡大」では、治療 (と言うよりも発症を抑えること) も大事だけれども、感染の拡大を抑えることに力を注がないと意味がない。
「アフリカゼロ年」第1回では、エチオピア・ダルフール紛争 (ジェノサイド) のレポートでした。ここでは中国が陰にいることが示されています。
コメント
Commented by n_ayada at 2005-08-03 01:24 x
夜1時をすぎてから、このポストを読み、最後の10数分だけ見ました。
最後のナレーションで、「ゼロ」の意味がわかりました。
もっとも重い課題ですね。
偶然でしょうか?私のブログでは、ナイジェリアのミュージシャンについて取り上げたばかりです。
Commented by yodaway2 at 2005-08-03 17:23 x
この番組、ビデオに撮りっぱなしで、実は見ていないのです……。ただ、たとえば食糧援助と言って、欧米各国が小麦(世界には小麦しか余剰穀物がないため、小麦になっているそうです)を大量に送ったところ、小麦は水でこね、薪を燃やして焼かないと食べられず、それがまた、アフリカの自然環境、生態系の破壊、新たな食糧不足――という悪循環につながってしまうという話を聞いたことがあります。上記でご紹介の大国の思惑とも通じる話かも、と思って読みました。ほんとうに、言うは易く行うは難しなのでしょうが、しかし、何かはしなければならず……と、難しい話ですね。
Commented by yoshihiroueda at 2005-08-04 22:20 x
★n_ayadaさん、そちらにはコメントしたのですが、いただいたコメントへの返信遅れてしまいました。AIDSに限らずアフリカの問題は簡単に解決がつかないものばかりです。修正や改善というのではなく、革命というくらいの変革が必要に思います。
Commented by yoshihiroueda at 2005-08-04 22:26 x
★yodaway2さん、
私も実は録画して見ていないものがあります。
コメも同様で、アフリカでは栽培できないのに、食糧援助で味を覚えちゃって、結局買い続けなくちゃいけなくなったということがあったと思います。その国の実情にあわせ自立可能な援助を考えていかなければならないと思います。
Commented by fumi_o at 2005-08-11 11:53 x
こんにちは。ボブ・ゲルドフの最新情報です。:-)
http://www.barks.jp/news/?id=1000010382
Commented by yoshihiroueda at 2005-08-12 22:07 x
★fumi_oさん、
情報ありがとうございます。まあそんなもんだろ、という気もします。ボブ・ゲルドフの他の記事も面白いですね。
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