絵文録ことのは松永さん"「パクリ・盗作」スキャンダル読本 別冊宝島 1257(没原稿サービス)"を読んで、別冊宝島1257『「パクリ・盗作」スキャンダル読本』を買ってきました。
いろいろ知らなかった事件が整理されていて、面白かった。特に最近はネットとの関連でいろいろ話題が出ていたので、タイミングよかったと思う。
でもいちばん面白かったのは、この本の中じゃなくて、上記松永さんの記事の「没原稿サービス」部分だったりして。
収穫のひとつに、漫画からのカットの『引用』を認める判決が出た(高裁ですが)ということがありました。以前「著作権の話 (3) 他人の権利を尊重する」で、
・マンガだと数コマ抽出するだけでは適正な引用範囲であるはずだが、許諾を求められる。夏目房之介氏が問題提起しています。と書いたんですが、このときには既に上記判決が出てたんですね。
著書として2chのことを書いた「美しい日本の掲示板」がある鈴木淳史さんが「なぜ2ちゃんねらーがパクリを許せないのか」を考察しています。韓国人との類似性に言及しているあたりは物議をかもしそうな気が。
ついでに、Qooqleも紹介しましょう。名前と見た目はパチモンみたいにみえますが、アイデアのオリジナリティは秀逸。
開発者はSOLVALOU.NETのohidaさん (Qooqle)。@HOME (fumi_oさん) の記事"名前可愛すぎ「Qooqle」"で紹介されていて知りました。
3 件のコメント:
少女漫画家さんが、バスケシーンをスラムダンクからぱくった、との指摘が出て、ご本人も認められて、なんだか他の本も全て販売されなくなったりしましたね。あの時は少し驚きました。音楽にしろ絵にしろ「ぱくり」というのは、凄く曖昧で難しい部分ですね。(Winnyの問題とは全く別問題で)
★からーさん、末永さんの問題も触れられていました。講談社の過剰反応に対して、文化を守る姿勢を問う論調でした。これまでの蓄積の上に新しいものを加えることで文化が発展してきたのだから、既存のものとの類似を問うよりその人がどれだけ新しいものを加えたのかを評価すべきだと思います。
★鍵さん、了解しました。
コメントを投稿