2006/02/04

脳内音楽じゃないけれど...

... クラシック音楽を聴いて、自動的に歌詞が頭に浮かびませんか。

おはようございます。斎藤晴彦です (ウソ)。

例えば...

モーンカーフェ乗せましてー
卵かーらプロテアー
ゆーびさーきつーるりん
... 

え? アホですか? (爆:ちゅどーん)

あと、「威風堂々」を聞くと中華料理が食べたくなる。

日刊エキブロ新聞でアンケート実施中です。
100人アンケート企画「脳内音楽ヒットチャート」
こっちには真面目な回答をしましたから、安心して!

2006/01/29

「パクリ・盗作」スキャンダル読本

こんばんは。前田健です (ウソ)。

絵文録ことのは松永さん"「パクリ・盗作」スキャンダル読本 別冊宝島 1257(没原稿サービス)"を読んで、別冊宝島1257『「パクリ・盗作」スキャンダル読本』を買ってきました。

いろいろ知らなかった事件が整理されていて、面白かった。特に最近はネットとの関連でいろいろ話題が出ていたので、タイミングよかったと思う。

でもいちばん面白かったのは、この本の中じゃなくて、上記松永さんの記事の「没原稿サービス」部分だったりして。

収穫のひとつに、漫画からのカットの『引用』を認める判決が出た(高裁ですが)ということがありました。以前「著作権の話 (3) 他人の権利を尊重する」で、
・マンガだと数コマ抽出するだけでは適正な引用範囲であるはずだが、許諾を求められる。夏目房之介氏が問題提起しています。
と書いたんですが、このときには既に上記判決が出てたんですね。

著書として2chのことを書いた「美しい日本の掲示板」がある鈴木淳史さんが「なぜ2ちゃんねらーがパクリを許せないのか」を考察しています。韓国人との類似性に言及しているあたりは物議をかもしそうな気が。

ついでに、Qooqleも紹介しましょう。名前と見た目はパチモンみたいにみえますが、アイデアのオリジナリティは秀逸。

開発者はSOLVALOU.NETのohidaさん (Qooqle)。@HOME (fumi_oさん) の記事"名前可愛すぎ「Qooqle」"で紹介されていて知りました。

2006/01/27

豚まんを買ってきた

こんばんは。猪八戒です (ウソ)。

週間山崎絵日和さん 「551の豚まんがあるとき」にトラックバックして記事を書きだした段階で、かな漢字変換確定のつもりで押したリターンが記事編集終了+送信になってしまい、めちゃくちゃ中途半端なトラックバックがいってしもた。失礼。

新宿高島屋で551蓬莱の肉まん (訂正:豚まんでしたね) が買える! ってんで買いに行ってきましたよ。

写真 (?) はイメージです。おいしそうにみえませんかそうですか。

電車で帰るときに網棚に載せていたんですが、おいしそうなにおいが漂ってきて、空腹にこたえました。きっと他の乗客の皆さんも迷惑だっただろうなあ。わはは、ってちっとも反省していません。

1月30日まで。このチャンスを逃すな! (551の回し者ではありません。)

2006/01/24

中国の放埓が世界を壊す: 汚染大陸マップ

こんばんは。孫悟空です (ウソ)。

91364この前予告した東洋経済1/28号。買ってきましたよ。まだ読み始めたところですが。

経済のことも気になるのですが、脅威といえばやはり軍事と環境でしょう。今回は軍事を主題にした記事はありませんでした。ということで環境に関して。

まず気になるのは日本への影響です。酸性雨は現在の段階では90%は中国国内に降っており、日本へは1%だけが到達しているとのこと。しかしそれでも日本の酸性雨の1/3になるという見方もあるそうです。この2つを組み合わせると、日本の30倍の酸性雨があるということになりますね。

汚染の激しい淮河の地元民、NPO職員は、水俣病のことを知っているそうです(先日NHKアーカイブスで特集されていましたね)。日本の教訓が生かせるのでしょうか。日本の公害対策が飛躍的に進んだのは、(1) 世論形成とその力、(2) 司法の独立、(3) 環境対策のインフラの3つが有機的に関連し、政府・企業側の対策を推し進めさせたからという。

一方、中国では、
(1) 世論形成とその力 → 言論の自由、報道の自由がないため、世論が形成されない
(2) 司法の独立 → 確立されていない
(3) 環境対策のインフラ → 保健所など啓蒙といざというときに行動するインフラは未整備
ということで、日本に対して経済成長の遅れ以上のギャップが存在するという。

ただ東洋経済は、中国の環境汚染を、日本にとっての環境ビジネスのチャンスと捉えています。それにも中国の事情を考慮する必要があるということです。それは環境よりもやっぱり経済重視ということ。啓蒙を進めることと導入しやすくすることを並行して進めないといけないでしょうね。長い道のりだと思います。

そういえば、旅限無 (りょげむ) さんが、「流氷は綺麗だけれど…」という気になる記事をかかれています。北海道に流れ着く美しい流氷。しかしこんなことが。
流氷が生まれるのはアムール川からオホーツク海に流れ込む膨大な淡水が、塩分を含んで比重の重い海水の表面に広がる現象として説明されます。アムール川は間宮海峡に河口を開いていますが、そこから遡るとハバロフスクの先でウスリー川と合流していて、更に上流で松花江とも合流しているのです。すると、先月の大事件を思い出すというわけです。
海洋汚染ではないので他人事だ、と思っていられませんね。

■ 以前の記事
2005-08-02 「中国の放埓が世界を壊す: リンク集」

コメント
 Commented by sofia_ss at 2006-01-29 17:21 x
気になるんです。中国の汚染。
自身を傷つけての経済成長の果て、、というのかな。
なんだか周囲も傷つけそうで。

 Commented by yoshihiroueda at 2006-01-29 20:30 x
★そふぃあさん、
日本人から見たら、中国に限らず、自然への感謝の念というか畏敬というかそういう意識が足りないように思えるんですよね。どのように導いていくのかが日本の課題だと思います。

ライブドアニュースを読もう

こんばんは。号外です (って定期刊行してないけどね)。

忘れていたんですが、ガ島通信さんの「[ニュース・時事ネタ]真価が問われるライブドアニュース」を読んで、ライブドアのニュースを見てみる気になりました。以前は、ホリエモンマンセーって記事ばっかりでうんざりして遠ざかっていたのでした。

ライブドア内部でないと書けないような記事があるのは当然として、
堀江氏逮捕受け LD社内の反応  (2006年01月23日 ライブドア・ニュース 常井健一、佐谷恭)

そうでない記事も冷静で、かえって既存メディアの熱狂ぶりがこっけいに見えますよ。
「闇の不正と闘う」地検特捜部とは  (2006年01月23日 ライブドア・ニュース 常井健一)
「逮捕はやむを得ない」 - IRと会計専門の早稲田大学の花堂靖仁教授に聞く (2006年01月23日 ライブドア・ニュース 佐谷恭)

これらはニュースという位置付けでしたが、PJオピニオンも冷静です。
ライブドアショックに地元尾道は・・・ (2006年01月23日 パブリック・ジャーナリスト 兼永 知世子【広島県】)

まあもちろん、今、堀江社長をナイーブに擁護できる訳はないという事情はあるでしょうが。それでもがんばっているといえるんじゃないかな。

大西さんも「ライブドア-株価とユーザー利用の動きは違うね」で、ライブドアのポータル、ブログとしての価値が毀損していないことを述べています。

まだまだがんばって欲しいですね。

追記: "「闇の不正と闘う」地検特捜部とは"という記事、コメントでsprewell8_daisukiさんが書かれいますが、いい内容です。東京地検特捜部大鶴部長の「検事を志す皆さんへ」というメッセージがいい。
困難な捜査を打開するものとして、
◆悪いことを悪いと感じることができる素朴な正義感
◆実直に生活する人々の生活と利益を守る熱意
◆法律適用を多角的に検討し駆使する能力
−の3点を挙げ、「額(ひたい)に汗して働いている人々や働こうにもリストラされて職を失っている人たち、法令を遵守して経済活動を行っている企業などが、出し抜かれ、不公正がまかり通る社会にしてはならない」と主張している。

2006/01/22

やっぱり2.0

おはようございます。ハンドルネームyoshihirouedaです (知ってるって?)。

nsudouさん104hitoさんがやっていたハンドルネーム占い、私もやってみました。
中吉
お似合いですよ、そのハンドル!
使い続ければ良い事がきっと訪れます。
yoshihiroueda
恋愛運:A 健康運:B 成功運:A 金運:B
だそうですよ。

改名案を提案してくれるのがおかしい。全部のせてみましょう。

その1.モーニング娘。の様に”。”を付けると。
yoshihiroueda。 // 半角英数字しか使えないんですけど...
中吉 (恋愛運:B 健康運:B 成功運:A 金運:A)
その2.ちょっと洒落た洋風に。

ムッシュyoshihiroueda
大凶 (恋愛運:B 健康運:C 成功運:C 金運:C)
その3.軍人系で呼んでみましょう。

yoshihiroueda大尉
末吉 (恋愛運:A 健康運:C 成功運:C 金運:B)
その4.番号付けで呼んでみると・・・。

yoshihiroueda2号
末吉 (恋愛運:B 健康運:C 成功運:A 金運:C)

....

その10.”つのだ★ひろ”みたいに・・・
yoshihiroueda★ひろ // かぶってるよ...
小吉 (恋愛運:A 健康運:B 成功運:A 金運:C)

って良くなるのないですね。

というわけで自分で考えてみました。

yoshihiroueda2.0

見事!
大吉
おお!貴方にピッタリのハンドルをお使いになられてますね。
運気も最高ですので将来安泰。
恋愛運:A 健康運:A 成功運:A 金運:A
だそうですよ。

ライブドア: 営業利益5億円以上が役員の唯一のハードル

こんばんは。捜査の妨げになるので、既に公開された情報以外は書けないのはご容赦ください (えっ?)。

ダイソーのことを書いていたら、以前President 2005.5.2号の特集「日本企業と外資のトップ30人が直言! プロ管理職」の30人の中に、ライブドアの堀江貴文社長が入っていたのを思い出しました。ここからポイントを引用します。
-- 堀江さんの考える理想のマネジャーとはどんな人ですか。
あるべきマネジャー像とか、あまり考えてないです。やらせるだけですよ。無理やりコミットさせて、やらせる。判断基準は実績しかありません。
...
執行役員は、年間営業利益5億円以上を出さなくてはならない、という規定はあります。
...
-- 評価の基準はあくまでも「利益を出す」ということですね。
そうです。数字以外の価値なんてどうやって判断できるんですか。
...
-- 結果を出すために無理をする人も中にはいるんじゃないですか。
それもステレオタイプな見方じゃないですか。「利益を追求するとおかしくなる」というのはおかしいですよ。会社は利益を出すために存在しているんです。
...
やってはいけないことはやるな、という点については、うちはものすごく厳しいですよ。内部監査とか見積もりのチェックはかなり細かくやっています。僕の決済がないと10万円以上は使えない。
...
やってはいけないことをやらない限り、人それぞれ利益を出すやり方がある訳だから、それは強制したくない。社員の自由度を奪いたくないんです。
当時読んだ時の感想は、これではライブドアは何の会社なのか言えないんじゃないの、シナジーとか見いだせないんじゃないの、ということ。それは社長自らが戦略をもって方向性を示していないということを示している。

今読みかえして、「やってはいけないことはやるな」という点を除いて、すごく正直なことを言っていると思う。いや、もしかしたら「やってはいけないこと」というのも、通常の感覚とずれていただけで、自分たちでは悪いことをやっていると思っていなかったのかもしれない。法律の抜け穴をつくというのは、「やってはいけないこと」の中に入っていなかったのかもしれない。それとも、「会社にとってやってはいけないこと」という意味に過ぎなかったのか。

2006/01/21

ダイソー: 在庫ロス1%でクビ!?

こんにちは。100円ショップでウィンドウショッピング。

91363週刊東洋経済1/21号 (リンク切れ) に、こんな記事がありました。

「ダイソーの過酷な雇用契約、在庫ロス1%でクビ」

時間給のアルバイト従業員との雇用契約書に、ロス率1%を上回ると雇用契約を解除できる旨明記されている。実際に2回連続でロス率1%を上回った店では、アルバイト店員が自己都合退職扱いで辞めさせられたという。

在庫ロスは、棚卸しの際に帳簿上の「あるべき在庫」と、実際に店舗に残った在庫の差。万引きやレジの操作ミスなどで発生する。すなわち、万引きの責任もアルバイトに負わせていることになる。

他の大手100円ショップではロス率1%は平均的な数字で、他の大手100円ショップ幹部は「それ以下のところはレベルが高い方にはいる」という。また、「ロスの大きさそのものを理由に従業員を解雇することはない」と言っている。日本労働弁護団の小川弁護士は、「労働者が不正を働いたという具体的な根拠もないのに解雇することは、解雇権の濫用になる可能性が高い」との見解を示している。

東洋経済によると
・万引きを防ぐ仕組み作りは経営側の責任と指摘しているが、特別警備が厳重そうでもない。
・100円の商品が○個とレジで打つだけで、商品別の在庫管理は厳密に出来ていない。
・アルバイトが、数千〜数万点の商品の発注、荷受け、品出し、レジ打ち、金銭管理まで行う。
ということだ。

ビジネスの成功者としてもてはやされていても、その成功が誰かの犠牲の上に成り立つものならば、決して長続きしないのではないか。yodaway2さんがコメントで指摘されるように、太く短く、という進め方なのかもしれない。

追記: 週刊東洋経済の次号は2006年1月28日6000号記念特大号。特集は『そこが知りたかった!! 中国の「新事実」』です。反中派の人も、否中派の人も、嫌中派の人も、侮中派の人も、親中派の人も、媚中派の人も、真中派の人も、夢中派の人も、霧中派の人も書店へ急げ! (東洋経済新報社の回し者ではありません。)

コメント
 Commented by yodaway2 at 2006-01-21 17:15 x
ライブドアではありませんが、ダイソー、短く太く……でやっているように見えます。稼げるだけ稼いで、あとは野となれ山となれ、と。消費者に歓迎された半面で、世の中を、けっこう壊してしまっているような感想を抱きますが、それだと……、言いすぎでしょうか?

 Commented by yoshihiroueda at 2006-01-22 00:57 x
★yodaway2さん、
ライブドアと違って、ダイソーなどは実業なのですから、短く太くでは困るはずなんですけどね。経営者としての賞賛も持続可能なビジネスモデルを構築して初めて得られるものと思います。破壊も世の中の旧弊に対して行う分には良いのですが、誰かの幸せを壊すのでは困りものと思います。

2006/01/19

なんでもデトックス

おはようございます。悪魔の毒々モンスターです (ウソ)。

毎日新聞夕刊「そのほかのニュース」(萩原魚雷) は毎週あるテーマで雑誌の記事を読み比べをしてコメントをつけていて、結構楽しみにしています。

1月18日のテーマは「デトックス」。「デトックス」という言葉が本来の意味からどんどん離れて行く様子を書いています。

「からだにいいこと」2月号から
中谷彰宏さん『06年、この毒消し言葉で運が向く!』
願い・悩み・心の毒出し! ご利益神社ガイド
  // 「もはや"厄除け"」だって

「TOKYO 1週間」1月17日号から
恋愛毒素をすっかりデトックス(解毒)してハッピーなラブをつかむのだ!

レタスクラブ1月25日号から
心のデトックスもしよう!

どんどん意味が拡大されて曖昧に... 『カリスマ』や『カウンセラー』(今はアドバイザーと同じと思われているふしも) と同じ運命ですな。

2006/01/18

陰謀か? っていうけれど...

... もし犯罪の事実があるならば陰謀もなにもないだろ。たとえオールドエコノミーに嫌われていたとしても、法を犯していないならば何も手を出せないはず。

田中角栄もアメリカに嫌われて失脚したという話があるのだが (最近否定する説もあったようですが)、法を犯していたことは事実で、そういう人物が首相としてふさわしくなかったというのはおおかたの合意が得られることではないか。

注記: まだ犯罪が確定している訳ではありません。

2006/01/16

無口な二人

おはようございます。新山千春です (ウソ)。

今月のNHK教育「日本語なるほど塾」は、「私の母語は津軽弁」(伊奈かっぺい)

第1回は『「どさ?」「ゆさ!」 〜言葉は短くなるもんです』で、こんな劇の台本を紹介していました。本当はまずいけど全文引用します。
戯曲 (おしばい) 『無口な二人』 一幕一景
女 のー。
男 ...。
女 のー。
男 ん?
女 のー。
男 わ?
女 な!
男 あ?
女 さー。
男 ん?
女 い...。
男 ふ。
女 の?
男 あ。
女 く?
女 く?
男 ん...。
女 の!!
男 くー。
女 て。
男 て?
女 て!
男 ん。
女 か。
男 ん。
女 け。
男 く。
女 め?
男 め。
女 ん...
ー 幕。
いかがでしょ。

意味が知りたい人は、1月19日午前5:05〜5:30の再放送をどうぞ。

2006/01/15

ブログニュースを覗いていたら...

おはようございます。市民ジャーナリストです (ウソ)。

ちょっと前から、「つながるテレビ@ヒューマン」「はてなブックマーク」などから、ホリエモンの「記事の重要性はランキングで決めればよい」というのを考えていました。

それでエキサイトのブログニュースを覗いていたんですが、その中で

cat@log: 皆で文字を動かして遊ぶゲーム

という記事に行き当たりました。

Lunchtimers: Just Letters

当初の目的を忘れて遊びほうけてしまいましたよ。文字を並べて単語を作ったり、他人の単語作成のじゃまをしたり。一所懸命同じ文字同士集めて整理する人がいて、手伝ってしまいました。

あと、この記事で紹介されているサイトも良かった。

cat@log: 奇麗な手作り風の「アケオメ」動画
cat@log: 洋服のパーツを売って、服を脱がせて100万ドル

と、どんどん当初の目的と違う方向へ脱線するのであった...

2006/01/14

あたたかい目で

おはよう、と書こうと思ったらもうお昼ですね。喰いブロ (くいしんぼうブロガー) です。

R30::マーケティング社会時評さんが、「MS+AMD vs Intel+Apple という構図」という記事を書かれていました。日経IT Proの記者が予測記事を書いて、予測記事が外れたことに関して、予測自体は外れたものの予測の背景にある分析を評価したものです。

この中で、予測記事が外れたことに対する弁明記事の批判コメントに対する批判を述べています。ちょっと長くなりますが引用します。
 あと、付け足して言うと、あの記事に対して「責任ある媒体の記者たるものは根拠を持って予測をすべきだ、こんな与太記事飛ばしてる奴は首にしろ」とか批判してる人というのは、そもそもこれだけの企業戦略分析を積み上げたうえで立てられた憶測というのが、ジョブズの基調講演やAppleの製品リリースをそのまま「事実」として報道するより100倍も知恵と勇気が必要で、かつ学ぶところ(つまり読者にとっての価値)も大きいということを理解しない、「Web1.0」的な人なんだと思う。もっと言えば、そういう発想の人こそが、既存の企業でもやる気のある若手の才覚とイノベーションのタネを潰して回っているのだろう。 
マスコミを批判するのは自由だが、そういう勇気あるクリエイティビティを批判すること自体がマスメディアにおける言論の多様性を潰しているというか、まあ大げさに言うと「マスコミの健全さを殺す」役回りに立っていることを、あの記事に噛みついている人は少しは自覚した方が良い。念のため、あの記事のはてなブックマークからたどれるはてなダイアリーの言及エントリをざっと見て回ったが、はてなユーザーの中にはそういう批判的コメントをしている人は1人もいなかった。 
1人の記者を育てるのも潰すのも結局は読者である。その意味で、インターネットは本当に頭を使う労力を厭わない記者、勇気のある記者にとって最高の仕事環境を提供するようになってきたと、心から思う。
とあって、意欲のある記者に対して、あたたかい目で見ていることが印象深かった。
私も日経IT Proの2つの記事を読んでいたので、その時に思った感想を書いておきたいと思います。

2006.1.10 Jobs氏は明日「AppleViiv」を発表するだろう
-- 分析、大胆な予測としては面白い。ここまで大胆な (これまでのトレンドからはずれた) 予測を、ここまで自信たっぷりに言わなくても良いのに。

2006.1.12 Jobs氏の講演終了とともに膝から崩れ落ちる
-- ここまで落胆することはないのに。って相当自信があったんだと再認識。特に
「AppleのSteve Jobs氏,米IntelのPaul Otellini CEO,米GoogleのLarry Page共同創設者兼製品部門担当社長の3人ががっちり握手を交わし,ホーム・エンターテインメント・ネットワークから米Microsoftとソニーを駆逐することを高らかに宣言する」というシーンが見られることを祈り続けていた。
なんてここまでいくと夢想といえる。

おもしろがったけど、批判的には見てなかったなあ。ウソを書いたのならともかく、最初から「あくまで予測」って書いてあるしね。

それから、どこで読んだかわからなくなったのですが、テレビが受動的なメディアであることを毛嫌いしているJobsがメディア・パソコンになんか手を伸ばすはずがないという意見もありました。もう少し元ネタを探したいと思います。

コメント
 Commented by 104hito at 2006-01-14 17:01 x
いつぞやのバカ限定オフ会って、とても恐ろしい集いだったのですね

 Commented by yoshihiroueda at 2006-01-14 18:03 x
★hitoさん、
関連がわからん...。ヒントちょうだい。

 Commented by yoshihiroueda at 2006-01-14 19:15 x
★hitoさん、そか、せば教授からタレコミがあったんですね。
でも、寝ちゃう人もいなかったし普通に紳士のあつまりだったような。

 Commented by 104hito at 2006-01-14 20:07 x
議事進行役がいないで、話が終わったのが信じられないデス
えっ? まだ話は終わってないってw

 Commented by n0n3n at 2006-01-14 22:45 x
1部分だけで判断するのは怖いですよね。
良寛さんの謙虚さがいいっすね^^v

 Commented by yoshihiroueda at 2006-01-15 04:50 x
★hitoさん、
酔っ払い同士の話なんてどこで切ってもOKですよ。終わってないといえば終わってないのかもしれないけど、どこで切ったのか覚えていない(笑)。

 Commented by yoshihiroueda at 2006-01-15 04:53 x
★のんちゃん、
報道はどうしてもその時点での切り取りですから、そこで完璧なんてことはないと思っています。続報を待つって感じですか。待っているうちに忘れちゃうことが多いんですが(汗)。

2006/01/09

NHK新番組「つながるテレビ@ヒューマン」

こんにちは。みなさん、つながってますか? え? つなげられてる?

今NHKテレビを見ていたら、新番組の宣伝をやっていました。

「つながるテレビ@ヒューマン」

番組の目的や内容はなんだかよくわかりませんが、視聴者から送られた写真を使って毎回違うタイトル映像を作るというのが興味を引きました。

また、ブログを活用するようです。それが「つながる」の意味かな。キーワードで話題を知る企画があるそうです。制作側のブログ「つながるブログ@ヒューマン」もスタートしています (「【制作だより】よろしくお願いします」)。

まず第1回めは見てみようかな。1月14日から 毎週土曜日22:58 - 24:00。

追記: せば教授も感想を書かれていましたが、あまりブログのよさを生かしていないようですね。「鹿出没」って話題だって言われてもなあ。視聴者から送られた写真を使ったタイトル映像もそんなに魅力を感じませんでした (エンドタイトル)。素材が子供の写真みたいなのばっかりだったせいもあるかもしれません (Webサイトでみることが出来ます)。オープニングタイトルは見るの忘れてた。

あなたは右、左?

こんにちは。私は右利きだけど、左党といえないこともない。

切込隊長のところで、政治的、経済的な右・左度を判定するテストみたいなのをやってました (参照)。やってみようかなと思ったけど、判定するサイトのURLを示してなかったので、そのまま放置していました。

大西 宏さんのブログ「大西 宏のマーケティング・エッセンス」でも取り上げられているのに気づきました (「真ん中にいるというのはいいことかどうか?」)。

判定サイトはここ: 日本版ポリティカルコンパス

早速やってみた。結果は、

政治的な右・左度(保守・リベラル度): 0.8 -- ちょっと右より
経済的な右・左度(市場信頼派・政府介入派): -0.93 -- ちょっと政府介入派
あなたの分類は「保守左派」です。

だそうですよ。自分自身としては、政治的にはちょっと左、経済的には市場信頼派寄りだと思っていたので、ちょっと意外ではあります。

ただこういうのって、そのまま鵜呑みにしちゃいけないですよね。だいたいどこに中心を設定しているかにも依存するし、個々の設問も聞き方によって変わってくる。

例えば、
Q2-15. 高所得者の税率は高くすべき
では、今の累進課税を賛同するか、なのか、さらに累進課税を進めるべきか、で結果が大幅に違ってきます。

Q1-13. 首相はアジアの国々に配慮して靖国参拝を控えるべきだ
も、「アジアの国々に配慮して」がついていなければ「賛同できる」なのですが、これがついているため、私は「賛同できない」になります。これを「賛同できる」にすると、「政治的な右・左度」は0で全く中立になります。

耐震偽造問題がなければもっと市場信頼派よりになったでしょうね。民間に委託するやり方が悪かっただけなのですが、これからも同じようにまずいやりかたの民営化が続くことが想定されるので市場信頼する回答にするわけにはいかない。それは軸がぶれているということではなく、個々の問題に考えるスタンスをとるとそうなるということだと思う。

あなたはどのWeb文化圏?

こんばんは。ボケツッコミ文化圏の住人です。

絵文禄ことのは松永さんが、Webの世界のリンク、トラックバックに関する意見の食い違いを、「文化圏の衝突」という視点で整理されています。

ウェブの二つの文化圏の衝突【前編】無断リンク禁止問題にみるリンクする側・される側の論理
ウェブの二つの文化圏の衝突【後編】ネガティブリンクと批判する側・される側の論理
トラックバックをめぐる4つの文化圏の文化衝突——「言及なしトラックバック」はなぜ問題になるのか
リンクなしトラックバックが「アクセスを奪う」という表現についての補記

私も、前の記事「ほねとかわとがはなれるおと」のコメントで「言及リンク文化圏」だと宣言しました。しかし、この機会に、自分がどの文化圏に属していて、リンク、トラックバックに関する意見を整理しておきたいと思います。

「無断リンク禁止」文化と「リンクフリー」文化

これは、「リンクフリー」文化。松永さんが指摘されるように、「ウェブに公開するということは全世界にさらされること」だからということです。一方の「無断リンク禁止」文化では、
ホームページとはまさに文字通り「わたしのおうち」なのだから、勝手に土足で踏み込むようなことはやめていただきたい。
と考えるとのこと。そして
事前にメールで「リンクさせていただいてよろしいでしょうか。また、できましたら相互リンクをお願いしたいと思います」と丁寧にメールでお願いをし、受けた側もその礼儀正しさを評価して、「こちらこそ喜んで」とリンクが成立する。
ということだそうですよ。

松永さんはこの違いを文化の違いととらえているので、
どちらがいい悪いの問題ではない。文化の違いにいい悪いはないからだ。
と結論づけている。

私は、文化の違いということまではわかるのだが、松永さんが書かれている
リンクフリー文化圏は、ウェブという環境に最適化された発想だといえよう。
という主張には異なった考えをもっている。それは、リンクフリーというのはWebで出て来た文化ではなく、著作物一般のルールだから。文化庁ホームページ著作権Q&Aでは、「法律に定められた要件を満たしていれば著作権者の了解なしに利用することができます (第32条)。」とある。「法律に定められた要件」の一つ「出所の明示」にあたるわけだ (リンクだけでは駄目でそのサイトの名前なども必要になる)。

引用 (抜粋) しない場合はなおさらで、一旦公表された著作物だったら、どこに何が書かれているかを示すことに問題はないし、止めることはできない。

ただ、ホームページを公開することを、全世界に公開しているととらえられていないということはあるだろう。例えばサークル内の回覧やアルバムを親戚友人に見せる感じ。パスワードをつけるので制限はできる (ところもある) が、それも感覚的にちょっと違う。メールで送るのも違う。SNSなんかはそのニーズをうまく捉えられるのかもしれない。

「知らぬが仏文化圏」と「ブロゴスフィア議論文化圏」

これはどちらかというと「批判は堂々とわかるように/批判があるなら教えてほしい」の「ブロゴスフィア議論文化圏」かな。あまり大きな批判を受けたことがないのでなんとも言えないが、批判される覚悟、間違ったことを行った場合に謝罪する覚悟はあるつもり。むしろ知らないところで批判されるのは怖い。噂が噂を呼んで、さらに歪んだイメージで捉えられるのは怖い。

実は以前、急にアクセス数が通常の50倍くらいに増えたときがあって、2chかどこかで祭りがおこってるんじゃないかと思いましたよ。思い当たる板をいくつか見に行ったんだけどどこにも見つからなかった。コメントやトラックバックも感情的な批判はなく、結局わからずじまいのままになっている (アクセス解析を導入しておけば良かったのかな)。

一方、自分自身が「批判は堂々とわかるように」やっているか、というとそうは言えない。与党や中国の批判でトラックバックを送ったことはないし (普通ないと思うが)。Web上の意見に対しても、ほかにトラックバックが多くあれば、同じような批判をしても仕方がないと思う。自分の意見が他とは違う視点を提供できると思った場合にはトラックバックを送るようにしている。

それから、批判は何がどういけないかをロジカルに行うべきだと思う。はてなブックマークに関しては、その意味で問題が多いと思う。ブックマークされるだけならまだしも、短いコメントがつけられるので、これが「ロジカルに悪い点を指摘できない」批判になるのだ。

トラックバックをめぐる4つの文化圏

松永さんは、「言及リンク文化圏」、「関連仲間文化圏」、「ごあいさつ文化圏」、「spam文化圏」の4つに分けている。私は最初にかいたとおり、「言及リンク文化圏」。
これはもともと引用で「言及リンク」をするというのが先にあって、トラックバックはそれに対して、「引用/言及しました」ということを相手に伝える機能だと思っているから。言及しているから当然関連のある内容になっている。

で、他の文化圏に対する対応だが、SPAM以外には比較的寛容だと思っている。これはあざらしサラダさん (「△トラックバックとコメントについて」) に近いと思うが、私の方が少し厳しいかもしれない。

・ トラックバックして来たブログが関連のない場合:
いままで消さなかったが、松永さんが補記で書いているが、自分のブログの訪問者に関連のないところに知らずに行くのを避けるため、これから消すようにしたい。最近1つ消したが、その場合相手にお断りコメントを残し、本文中に消したことを記載した。また、関連性のない記事のトラックバックが出来るようにトップにそのための場所を用意している。

・ トラックバックして来たブログに本文への言及がない場合: 関連があるものだったら、消さない。読者に読んでもらう価値があると思う場合には、関連性に関して簡単に示す。トラックバック返しをする場合もある。その場合、自ブログの追記でそこへのリンクを書く。

・トラックバックする際のごあいさつ: する場合もある。というか、する場合が多いかな。コメントが既に多い場合はしない。コメントの内容は、どういう視点で書いたかを示す。

・トラックバックされた場合のごあいさつ: 関連があれば、言及がない場合でも、ごあいさつする場合がある。ただありがとうではなく、相手の意見に関する感想を書く。

ただ、いい加減なので、このポリシーにそって運用できているかというと覚束ないものがありますが。

2006/01/07

ほねとかわとがはなれるおと

おはようございます。康熙帝です (ウソ)。

このタイトル、なんだか分かりますか? 1文字で最も長い訓読みをする漢字 (のひとつ) らしいです。

ば○こう○ちの納得いかないコーナーさん「1文字で最も長い訓読みをする漢字は?」で紹介されていました。

その漢字は「」。

ちゃんとでるかな。後にでてくるはてなダイアリー - 雑記 「長い読みの漢字?」からコピーしてきました。

まとめサイト「長訓読み選手権」も紹介されていたのでみてみました。おもしろい。「きょろきょろみまわす (漢字出せない)」とか、「さもあらばあれ (盡)」とかは言われればそうかなと思う。

ただ、注意書きもあります。これは結局、漢字の意味の説明であって、「訓読み」というのは適切ではないのではないか、ということです。

さらに、その「訓読み」という概念の意味、範囲を問題にしている記事はてなダイアリー - 雑記 「長い読みの漢字?」 (2004年3月の記事) へのリンクがありました。これを見ていると。これまで何の疑問も持っていなかった「訓読み」という言葉、概念のあやふやさが認識できます。

まあ、問題があるからといって困るようなことでもないので、単純におもしろがろうと思います。

それから、「長訓読み選手権」が含まれているサイト「曉に死す」のコーナー「漢字雑文」はほかにも面白い話題が載っているようです。時々見て、ブログのネタにしたいと思います。

2006/01/06

雪が降りました

こんばんは。雪の女王です (ウソ)。

今日から出勤なんですが、寒かったなー。

うちでも雪が降りました。

2006/01/04

ワンボタンマウスでも...

こんばんは。戌年ということで、「ワンボタンマウス」ネタ。この後、ワン切り、湾岸道路、... と続く予定 (ウソ)。

Mac関連の情報を利用させていただいているsukechan@blogで、"Look Mom, No Hands!"という記事がありました。

Macについてくるマウスは通常1ボタンなんですが、マウス右ボタンでコンテキストメニューが出る機能がMacにも実はある。1ボタンマウスでは、コントロールキーを押しながらマウスボタンを押すことでこの機能を使うことができる。逆に言うと両手を使わなくちゃいけないということ。

この"Look Mom, No Hands!"というツールは、マウスの長押しでコンテキストメニューを出すことができるようにするもの。

早速インストールして使ってみましたが、便利です。シェアウェア ($12.95) なんですが、購入しようかな。それとも2ボタンマウスを買った方がいいかなあ。

なお、長押し機能は、Firefoxではある機能のようですね。一方Safariでは、コンテキストメニューで「リンクをコピー」を選択しても、リンクが開いちゃう。ちょっと微妙だなあ。

インストールしたら → ここを長押し

2006/01/01

あけましておめでとうございます '06

あけましておめでとうございます。
日本だけでなく世界が平和でありますように。

ブロガーのみなさん、訪問された皆さん、
昨年はオフラインを含めておせわになりました。
本年もよろしくお願いします。

マイクロソフトクリップギャラリーから写真を入手、加工しました。
アートディレクター: 奥さん
制作: 長男君 + 私

昨年の新年投稿は年が明けるのを待って0:00のタイムスタンプをつけたのですが、今年 (あ、昨年か) そこまで持ちませんでした。みなさん既におめでとう投稿されていますので、これから順次訪問します。

「毎日が送りバント」で「あけおめ戌年祭り!」開催中。バナー画像URL http://pds.exblog.jp/pds/1/200601/01/16/headerimg_31.jpg


☆★☆★☆★☆【2006年は戌年だワン祭り】☆★☆★☆★☆
 今年は戌年ということで、犬にちなんだブログやスキンに
 に変更してエキブロ内をワンコで一杯にしましょう。
 イラストや写真なんかを記事にしても面白いと思います。
 変更期間は1/1〜1/3の間です。
 企画記事 http://earll73.exblog.jp/2943460
 企画元 毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/
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