2007/02/24

イマドキのSNS

こんばんは。

IT Mediaにこんな記事が載っていました。
3分LifeHacking: メルマガを“迷惑メール”として管理する

そういえば、いろいろ会員にはなっているけどほとんど見ないのは“迷惑メール”にしちゃってるのでした。申し訳ないなあと思いつつ。購読をストップさせてもいいんだけど、そうすると会員になってたことさえ忘れちゃうからね。

で、上記記事をみて、久しぶりに迷惑メールフォルダを見ていたのですよ。そうすると、
【エンタメSNS】ご登録方法のご案内
なんてタイトルのメールがあって、あっさりしててかえって新鮮なので、中身を見てみたら、
※このメールは、ウェブ同窓会「この指とまれ!」の 2/20配信の新着情報を受信された方のうち、大人のエンタメSNSの登録ご案内メールの配信停止を希望されなかった方に配信しています。
って書いてある。ややっ、さては

「ゆびとま」も乗っ取り売却益狙う アドテックス事件 (IT Media News 2007年02月19日)

この事件で、個人情報流出したのでは? でも、緊急メールで「安心して」って来てたのになあ、と思ってもう一度メールを読み返してみました。

Subject: 【重要】株式会社ゆびとま代表取締役の変更および一部報道について 株式会社ゆびとま
Date: 2007年2月22日 5:19:17:JST
 なお、一部の報道や風評により、「この指とまれ!」に関する個人情報の漏洩や悪用の恐れ、暴力団との関わりなどが取り沙汰され、ご不安に思われていることと存じますが、そのような事実は一切ございませんことお知らせいたします。 
個人情報をお預かりしておりますサーバセンターへの入室は毎時必ず記録をとっており、サーバにアクセスした個人を特定できるほか、サーバへのアクセスは社内のみに限定するなど徹底した情報管理を行っております。また、過去に情報漏洩も無く、今後も管理上全く問題はございません。 
 今回の報道を受け、あらためてサーバへのアクセスログを確認しましたが、個人情報の不正な流出の事実はございませんでしたので、どうぞご安心ください。
とのこと。

それじゃあ、「エンタメSNS」って何だったんだ? 単なる便乗SPAMかと思って、「ゆびとま」からのメールを発掘してみました。ちゃんと2/20配信のメルマガに書いてありましたよ。
このたび「大人のエンタメSNSサイト」を運営する株式会社TSMファクトリー(所在地:東京都港区、代表取締役:田崎英樹)との業務提携により、「大人のエンタメSNSサイト」のサービスをご利用いただけるようになりました。
でもその中に
 後日、会員の皆様へ株式会社TSMより「大人のエンタメSNSサイト」への登録方法のご案内メールが届きます。登録のご案内メールの配信を希望されない方は、お手数ですが下記URLより配信停止の設定をお願いいたします。
って書いてあって、2日しか配信停止の設定できるチャンスがないってどういうことですか。来たのは「登録案内メール」なので、これで登録しなければいいんですけどね。

で、とりあえず行ってみた (結局行くんかい)。

バナーはこんな写真 (画像リンク切れ)。野原って、感じがmixiに似てますね (mixi会員さんはログアウトすると野原が見れます)。

mixiといえば、nixi (!) はどうなったんだろうと思っていってみました。→ にくしぃ
相変わらず、
ここは、ソーシャルネットワーキングサイト『にくしぃ』の建設予定地です。 サービス開始までいましばらくお待ちください。
って書いてありますよ。でもその下に、
タレコミをいただいて知りましたがこんなのがあるそうです
→ http://koya.gaii.net/nixi/
"nixiはお引越ししました"とか書いてますが、ウチとは一切関係ありません。
関係ないのでリンク先のサイトさんが何をやっても自由なのですが、しいていうなら画像を勝手に使われちゃったのはちょっとイヤかな。
(にくしぃ自体がインスパイヤでなりたっているのであまり強く言えない)
って書いてあります。

で、行ってみた。 → nixi SNS(ニクシィ)  (リンク切れ)
その引っ越し先はここね (ここもリンク切れ)。→ ソーシャル・ネットワーキングサイト [nixi(ニクシィ)]
「イイにくしぃ」なんて書いてあるけど、デザイン的にはちょっとmixiに近づいたでしょうか。

おもしろがってここまで来てしまいました。お付き合いいただいたみなさん (っているのか)、お疲れさまでした。私の探索はここで終わりですが、物足りない方は、nixiに登録してみて下さい。

ところでこんな記事がありました。
陸上SNS:「アスレティック・オン」22日開設 (毎日新聞 2007年2月22日)
陸上に関わる人々がインターネット上で自由に日記を書いたり情報交換や交流ができるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「アスレティック・オン」が22日、開設された。SNSは最大手のミクシィをはじめ急速に普及しているが、特定の競技に特化したものは珍しい。
言及されているアスレティック・オンはこちら → アスレティック・オン

特定分野のSNSってどうなんでしょうね。趣味の数だけSNSに加入するのかな。そして、それだけの数のRSSのないサイトを巡回する。いずれ行かなくなるような気がします。

2007/02/22

ジェネレータというより占い

こんばんは。暖冬なので、そろそろ Winterスキンも変えないとね。新しいスキンも出ているようだし... チェリーパイ。欧米か!

Webtools : なにかと使えるWebジェネレータのまとめ その1 (by hereticanthem)という記事で、いろいろなジェネレータが紹介されています。以前使ってみたajaxloadもあります。アインシュタインがホワイトボードに文字を書いてくれるよう見せかけるってのは誰が紹介してたんだっけかな。タバコの煙で文字を書くというのもおもしろそうだ。

その中で、ちょっと異質なのは、スーパーヒーロージェネレータ。それぞれのうちに秘めたスーパーヒーローを発見してくれます。名前と性別を入れるだけ、って占いでも生年月日くらい入れさせるぞ。

Contacting the mysterious Quelm in the seventh dimension...
-- 第7次元の謎のQuelmと接触中...
-- Quelmって何? あまり意味のない言葉みたいですね(参照)。

Finding someone to vouch for you...
-- あなたの保証人を捜しています...

Beaming psychotronic energy to Pittsburgh...
-- ピッツバーグにpsychotronicエネルギー (これも謎) 発射中...
で、出たのがこれ。


最近Linuxを使っているのでペンギンなんでしょうか。それとも足の長さが...

テキストも見ましょうね。

Your Superhero Identity For Today Is:
Name: Lightning Flame (稲妻 炎)
Secret Identity (しかしてその実体は): R Yoshihiro Ueda
Special Power: Incredible Hands (驚異の手、ってマラドーナですか)
Transportation: Turbo Scooter (ターボスクーター、ってやっぱりLinux?)
Weapon: Gamma Bolt (ガンマ稲妻?)
Costume: Hardened Sport Coat (硬化スポーツコート?)
Sidekick (相棒): Black Dan (って誰?)
Nemesis (敵) : Melvin the Assassin (名前から極悪だ)
Tragic Flaw (弱点): Narcolepsy (睡眠障害... って思い当たるふしが)
Favorite Food: Ritz Crackers (しょぼい)

"For Today"ってあるので、毎日変わるようです。あ、サイト名はHumorscopeって、ホロスコープ + ユーモアの造語のようですね。

「他国を尊重」はあるけど

こんばんは。

先の投稿「考える力と同調圧力と愛国心といじめと企業不祥事と」では、「愛国心」だけでなく、「他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」という文言がちゃんとはいっているから、ということで安心する訳にはいなかいことを書きました。資料が今手もとにあるので、メモしておきます。

高橋哲哉: まだ間に合うのなら(1) 戦争に突き進む日本 (DAYS JAPAN 2007/2) には、満州事変は侵略と断定され、国際連盟を脱退することになるのだが、そのときの昭和天皇の名で出された詔書には、
わが国は国際平和の確立を求めてやまざるものであり、国際協力親善を望んでやまぬのである。
と書かれていたという。また、愛国心教育のための教師向け解説書「修身科講座」には、この天皇の詔書を掲げて、
第一に、自他国家国民の互の権限を尊重愛護し、第二に自他国民の文化の理解尊敬に務めて互の意志の疎通をはかり、第三に民族的人種的偏見に陥らず、第四に経済的の共存共栄をはからねばならぬ
と書いてあったという。高橋は、これは、新・教育基本法と同じだと言っている。すなわち、新・教育基本法の「他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」という断り書きは、何の意味ももたないものにすることができることを指摘しているのだ。今だって戦争は国際平和の名の下に行われている。

高橋は、法律は作成する際にはあまり厳格にせず、解釈の幅をもたせるほうが為政者、官僚にとって望ましいという。国旗国歌法も、国会審議中には「教育現場で強制することはない」と答弁されていたのに、実際は厳しい締め付けが行われている。

私も共謀罪の時には、「政府答弁を全部法律内に明記させろ」と書いた。法律に何ができて何ができないかを書くことは重要なことなのだ。

このことは、別のコンテキストでも指摘されている。

よびかけ:自転車を歩道に閉じこめる道路交通法改正に反対のパブリックコメントを (松浦晋也のL/D 2007.01.27)

道路交通法改正では、
1. 子どもや高齢者、買い物目的などでの利用の場合
2. 交通量が多く車道が著しく危険な場合 
 の二つの場合に限り、歩道での自転車通行を認める
という方向の改正案が検討されている。

以下の引用は、松浦が引用している疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」からの引用 (つまり孫引きね)。
 一見、自転車のために必要な措置だから、と、勘違いされがちな本条項だが、その「特に危険」という判断は、誰が行うのか、そして、その「特に危険」は、どこまで解釈が可能なのか。そこの部分があえて無視されている。だが、その判断の主体が警察当局になるであろうことは、火を見るより明らかだ。
 また、その書き方において、「特に危険な場合の措置」は、あくまで「例外的措置」のように見えるのだが、それが「例外」である保証はまったくない。
 いや、この「例外」は、必ず「将来の標準」になるために用意されていると見た方が妥当だ。
 何しろ、警察は、こと自転車に関しては、「例外」を、実質的な「標準」に、「標準」を実質的な「禁止条項」にしてきた、大きな実績があるのだ。
 1978年の悪夢を思い出してみれば分かるだろう
 悪名高い道路交通法第63条は「自転車は原則的には、車道の左側を通行するべきもの、しかし、指定された『自歩道』だけは歩道通行可」と定めている。
 つまり、自転車の歩道通行はあくまで「指定された歩道だけの例外的措置」だったのだ。ところが、その結果、78年以降、この国において実際には何が起きただろうか。
 日本のあらゆる歩道が、自転車で溢れ、歩道の状況は絶望的な混沌状況に陥ってしまったのは、誰が見ても明らかなとおりだ。
警察が法律を自分の都合の良いように解釈するのは、オウム信者がカッターナイフを持っていただけで銃刀法違反で逮捕されたことで現実味を持って知った。このときは相手がオウムだったら世論も受入れたが、そのときに感じた恐怖を忘れてはならない。

教育基本法の改正前に、一部の人が警鐘を鳴らしていたのは知っていたのだが、問題の大きさに気づかずそのまま通過させてしまったのは悔やまれる。

今後は「私は国を愛しているからこそ、あなたの意見を批判する」という立場を堅持していく必要があると思うのだ。

2007/02/21

絶対的な忠誠って

こんばんは。教育のこと、愛国心のことにはまだ続きがあるのだけど...

中川自民幹事長:「忠誠心なき閣僚は去れ」講演で苦言呈す (毎日新聞 2007年2月18日 → Web魚拓)

今日のテレビは、こんな低レベルのことを言わなければいけないのかという態度を見せながらも、小泉時代と映像を比較したり、今日はどうだったか報告したり、軽くてテレビに向いた話題だったようですね。

でも、これって自民党の「釣り」じゃないのかなあ。内閣のダメなところをみせて、それを国民から叱らせることで、「絶対的な忠誠」、「自己犠牲の精神」、「一糸乱れぬ団結」の必要性を国民に認識させて、次は国民に求めるという。

穿った見方のしすぎですかねえ。

2007/02/18

考える力と同調圧力と愛国心といじめと企業不祥事と

おはようございます。血糖値が低いと考える力が落ちますよね?

先日「インドの衝撃」のコメントで、
教育の再生は重要だけど、教育基本法の改正よりも具体的な中身が必要なのになー。愛国心なんていいだすとますます考えない人間を増やしそうだ。
と書きました。

私自身は愛国心は必要だと思っていますが、その愛国心は「日本を良くしていきたい」と思うということで、「他の国よりも・・・」であることとは思っていません (参照)。

しかし「愛国心」という言葉は、「日本を戦争へ導いていった力」というコノテーションがついています。いやそれは日本に限らず、「他国よりも自国の利益を中心に考える」というコノテーションがついているのだと思います。

新・教育基本法には
伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと - 第二条(教育の目標)五

という形で記載されており、他を排除することを避けている文言がはいっています。しかし、戦前もそうであったにもかかわらず蔑ろにされてしまったという話があります。資料が手もとにないのでこれに関してはまた後日。

コノテーションだと書きましたが、「非国民」という言葉とセットになって使われることを考えると、既に第一義の意味になっているといっても過言ではありません。「私は愛国者ではない」と宣言する人達がいます。「私は郷土は愛しているけど国を愛している訳ではない」という人もいます。彼等は、この言葉で自分が修飾されるのを避けたいと考えているのだと思います。

調和を重んじる日本人は、同調圧力が特に強いと思います。「空気読め」という言い方にもそれが現れています(参考 - 分裂勘違い君劇場)。その中で、「愛国心」という一見逆らい難い概念が提示されたらどうなるか。一丸になって進む先は、これまで見てきたとおりだと思うのです。
いじめも同調圧力ですね。いじめられないようにいじめの側にまわる。

同調圧力は企業内部でも起こっています。不二家の問題に、戦前の日本を見る大前研一。
「産業突然死」の時代の人生論 第64回「不二家の不祥事」を繰り返す日本人の体質
 なぜこんな愚かな事件が起こるのか。わたしは、親や教師が悪いと考えている。「親の言うことを聞きなさい」「先生の言うことを聞きなさい」と子どもに言い聞かせている。そういう教育ではどんな大人が育つのだろう。社会経済生産性本部が新入社員に調査した結果によると、上司から、自分の良心に反する指示を受けた場合に、指示通りにすると答えた人がいまだに4割近くもいるそうだ。
そして最初にあげた「考える力」。大前はこう書いています。
 先生(文科省)の言うことだけを覚えて、自分の考えや思考方法を持たない人々が会社に入ってくる。ホンダやリクルートのような社風の会社に入れば、生存競争から次第に個性を発揮するようになる。しかし、そうした生徒が年功序列はもとより、同族支配、ピラミッド組織の底辺に入れば、まともに順応してしまう。会社によっては白いネコを見て上司が「あれはクロだな?」と質問したら、まじめに「はいクロです」と答えるまで訓練しているところもある。またそういう業界もある。
そして、戦前の日本とのつながりに言及しています。
 長い物にまかれろというのは日本人の昔からの体質なのかもしれない。戦前の日本でも、みんな「この戦争はおかしい、負けるに違いない」と思いながら、戦争に突入していった。竹槍で本土決戦とは、ものすごいことだが、皆そう口には出していた。

「長い物にまかれろ」と言う言葉も同調圧力のことを示しているんですね。

考える力を育てること、そしてそれを主張すること、同調圧力に負けないこと、同調を教育しないこと、それらを教育の現場で教えていかねばならない。それが教育改革だろうと思うのだが、今の安倍政権で進めているのはその逆だと思うのです。そういうことを考えながら「インドの衝撃」を見ていました。

ここ数日ずっとそういうことを考えていたのですが、その中でこんな記事がありました。

innocuous idiot: [memo]すべてが「チョイ」になる - 「チョイワル」「チョイオタ」と同調圧力の裏表の関係について
  -- 「チョイオタ」と言葉にも同調圧力を感じとる嗅覚がここにあります。

2007/02/15

エコバッグをもって

コンビニに行って、

3点レジにもっていって、
レジの前にエコバッグを出して、
「そのままでよいです」っていったら、

3点全部にテープはってくれて、
私の前に出してくれたので、
慌てながら、でも、もたもたしながら、
自分でひとつひとつエコバッグにいれた。

うしろに待っている人はいなかったけど、
なんか申し訳ないことをしたような気になりました。

2007/02/12

インドの衝撃

こんばんは。カレー大好き日本人です。

NHKスペシャル「インドの衝撃」3回シリーズの第1回「頭脳パワー」の再放送を見ていました。

インドが教育、特に数学、情報技術に力を入れていること、IT産業をてこに成長を続けていることは知ってはいたのですが、まだ過小評価していたようです。これまでは高みから見ていたように思いますが、日本の教育の現状を考えると追い越されることも視野に入れておかなければならないと思いました。

特に、国民の、教育に対する意欲、自分だけでなく国を作っていくのだという使命感みたいなものには、戦後の日本もこうだったんだろうなあと思わせるものがありました。

特に覚えることよりも考える力を重視していることは見習うべきだと思います。

この中で紹介されていたのが、フリードマンの「フラット化する世界」。通信、コンピュータの発達した世界では、もともと持っているものによる差は少なくなり、頭脳により世界規模の競争が行われる。フリードマンはこういっています。
私は両親にいつも言われました。ご飯を残さず食べなさい。インドの人たちはおなかをすかせているのだから。

しかし今、私は孫たちにこういいます。しっかり勉強しなさい。インドの人たちは、君たちの仕事をおなかをすかせて狙っているのだから。
そうなんだよなあ。日本人だから豊かな生活、ではなく、親の世代ががんばったから自分たちが豊かな生活を送れているのを忘れてはいけないし、今後もがんばっていかないと豊かな生活は続かないということを子供たちに仕えていかないといけないと思うのです。

インドだけがフラット化した世界の恩恵を受けるわけではないが、高度教育を受けたエリートたちが自分だけでなく国民全体を引き上げようとしているところに、他の国とは違うパワーを感じました。

ただ、インドは、カースト制がしっかり根付いる国でもあります。カースト制が残っている限りは全体が底上げされるのは難しいとも思うのだけど。

2007/02/10

日本の表現力

おはようございます。2月ももう10日ですか。すっかりペースが落ちてますね。

いくつかのブログで、国立新美術館がオープンして、「日本の表現力」いう展覧会が開かれているのを知りました。アニメなども前面に出されているらしい、という訳で行ってみようと思ってたんですが...

文化庁メディア芸術祭10周年企画展「日本の表現力」公式サイト
会期2007年1月21日(日)〜2月4日(日)

終ってたんですね... 上記公式サイトにはいろいろコンテンツが置いてあるようなのでゆっくりまわってみるとしますか。

と思ったのですが、リンク先もすごく広がっています。

えらぶ → 日本のメディア芸術100選 (アート部門で明和電機が上位を多く占めてるって、まあ人気投票ですな)
つたえる → 公式ブログ
さらに、
文化庁メディア芸術プラザ
平成18年度(第10回)文化庁メディア芸術祭
文化庁メディア芸術祭特設ブログ
  -- 2007.2.4 - 3.4 東京都写真美術館

これはちょっと興味をひかれるなー。電子回路キット「Pri/Pro」を使ったこども用ワークショップ。
クワクボリョウタPri/Pro こどもワークショップ 2007年2月25日(日)13:00〜16:00
■ワークショップの段取り
1.色んなセンサー(入力用)とアクチュエータ(出力用)をくらべてみて、どういういきものを作りたいか考えてみよう
2.つぎに、色んなプログラムをくらべてみて、自分のいきものにどういう動きをさせたいのか考えてみよう
3.じっさいに組み立ててみて、考えたとおりに動くかどうか試してみよう。うまくいったらできあがり!
4.さいごに、ほかのみんながつくったいきものと 自分のものをくらべてみよう。そうしたらプログラムやセンサーやアクチュエータをほかのいきものと交換してみて、自分のいきものにつけてみよう。
うまく動くかな?いろいろ試してみると、あたらしいいきものができるかもね!

最近、日本の文化面、それもマンガやアニメなどの比較的新しい文化が海外で評価されていることに気づいてきて、文化庁もそこに力を入れているんですね。悪いことじゃないけど、文化庁がバックアップしなくてもという気はします。

2007/02/06

呼ばれたような気がしたので...

... やってみました、オッさん占い

結果は...

ウエダさんはビキニ狂のオッさん です!
●『ビキニ狂のオッさん』のあなたは、勝気で負けず嫌いな不屈のファイター。おかしな理屈を並べたり、筋の通らない話を強引に押し進めようとする人がいると、それが先輩や上司であっても、ハッキリと意見をするタイプです。中にはあなたのことを生意気だと言う人がいるもしれませんが、悪いことは悪い、ビキニは小さいほどいいと、臆面もなく言い切れるあなたに、喝采を送っている人も多いはず。トラブルにも大胆かつ積極的に取り組んでいくため、なにかと頼りにされることが多いでしょう。ですが、この豪快さの裏側には、意外なほどの繊細さが隠れています。特に恋愛面では、臆病とも言えるほどの照れ屋さん。変に身構えたりせず、そのままのあなたを出してみて。 
●ウエダさんのラッキーシューズは、ハイヒールです! 
●そんなあなたの本日の運勢はこちらです!
わすれがちないいことを書かれてますな。これからはきっちりと声を大にして言っていきたいと思います、「ビキニは小さいほどいい」と。

...

もっと違うことでいうことがあるだろ、って? おっしゃるとおりでございます。

私に電波を送った(と思われる) オッさんがた:
はりーさん (酔っぱらいのオッさん)
nsudouさん (通勤途中のオッさん)
せば教授 (セクハラのオッさん)

2007/01/31

小島烏水版画コレクション展

おはようございます。ナンシー関です (ウソ)。

前回「アイドル!」展に行った時に、次回の展覧会のチケットがあたるというアンケートに答えていたんですが、それで小島烏水版画コレクション展の開会式 (1月22日) の招待状が来ました。応募した時はいつでもいけるチケットがあたるのかなあと思っていたんですが、当日限定なので、休みをとって行ってきました。

開会式は、館長や小島烏水 (コレクター) の遺族のあいさつ、学芸員の説明などで別に参加してうれしいものじゃなかったんですが、最後にあった抽選会で、関連企画の落語会のチケットが当たりました。なんか運を無駄遣いしているような気がしてきた。

開会式のあいさつで、この展覧会のことを周りの人に伝え、口コミで広めて欲しいと頼まれたので、内容に関してもすこし触れます。

リンク先にも紹介がありますが、小島烏水は本職は銀行員で、登山家、作家、浮世絵研究家としても有名な人だそうです。版画のコレクションは、浮世絵、西洋の古典、現代の作品、明治時代の宣伝用ちらしまで多岐にわたります。このため展示物としては雑多でテーマが絞れないものにはなっています。こう書くとバイラルマーケティングになりませんね。普段見れない様なものが多くあって、そういうものを見つけるのは楽しいと思いますよ。

女性蔑視ならこの人の方が

おはようございます。崖っぷち犬の姉妹犬です (ウソ)。

柳沢厚労相の発言
15〜50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない
確かに普段からそう思っているから出た発言なんだろう。

「産む機械」発言の厚労相、与党にも辞任論 (2007年1月31日 読売新聞)

しかし、笹川尭党紀委員長のいう辞任すべき理由が「国会答弁のたびに頭を下げ続けることになる。内閣支持率も下がるばかりだ」というのは、どういうこと? 結局この人も本音では同じ考えをもっているってことじゃないの?

しかし、「産む機械」と考えている点では、この人も同じだろう。さらには「生きているってのは無駄で罪」とまで言っているのだ。

石原都知事発言、地裁が批判 女性べっ視 「憲法と相いれない」 (2005年2月25日(金)「しんぶん赤旗」)

この人に対して辞任の要求が出なかった (出ても強い声にならなかった) のは、結局選挙が近いか、その選挙で票がとれるかどうかしか頭に無いということだと思う。

ホワイトカラーエグゼンプションも引っ込めたのは選挙前だからであって、選挙後にまた出てくるんだろう。共謀罪もずっとくすぶったままだし、選挙が終ればOKというのは本当に国民を蔑ろにされていると思う。

2007/01/26

Honesty

Long time no see. This is an uptown girl speaking (just kidding).

NHKで「ジュークボックス英会話」というのが始まってますね。3ヶ月トピック英会話という番組のこのクールのテーマらしいです。Popsで英語を学んだ(と思っている)私にとっては興味深い番組です。

今日は私の好きなアーチストの一人Billy Joelの"Honesty"でした。
If you search for tenderness
it isn't hard to find.
You can have the love you need to live.
But if you look for truthfulness
You might just as well be blind.
It always seems to be so hard to give.
Honesty is such a lonely word.
Everyone is so untrue.
Honesty is hardly ever heard.
And mostly what I need from you.
うーん、いいねえ。「ただの優しさなら簡単にみつけることができる。でも誠実ってめったに見つけることができない。私があなたに求めているのは誠実なのだ。」

でもね、やっぱり私が好きなPaul Simonの"Tenderness" (アルバム"There Goes Rhymin' Simon"に入っている)では
Much of what you say is true
I know you see through me
But there's no tenderness
Beneath your honesty
...
Honesty
Honesty
It's such a waste of energy
No you don't have to lie to me
Just give me some tenderness
Beneath your honesty
っていってるんだよね。「あなたの誠実さには優しさがない。誠実さはエネルギーの無駄遣い。ウソを言ってほしい訳ではないけど、誠実の中に優しさが欲しい。」

Billy Joelの曲はPaul Simonに対するアンサーソングなのかもしれないね。

ところでこの英会話番組。酔っぱらいの掛け合い漫才みたいなコーナーがあって笑えた。お笑い番組ですか。

2007/01/11

iPhone発表! (まずは米国から)

日本ではどこと組むのかなあ。

アップル、革新的なiPhoneの米国内の独占キャリアにシンギュラーを選択  (ニュースリリース 2007年1月10日)
アップルがシンギュラー社を選んだ理由は、同社が米国で最も知名度が高く、最良の携帯電話キャリアと判断されたからです。
個人的には既存3社から選ぶのではなく、イー・モバイルなどと組んでもらうとおもしろいかと思います。ビジネス的には大きな挑戦になりますが。

ただ、下記記事で、「アジアでは2008年に販売を開始します」と書いてあるのは気になる。アジアといっても国ごとに違うので、同時に何カ国で始めるのか、日本はその中に含まれるのか気になります。

アップル、iPhoneで携帯電話を再定義 (ニュースリリース 2007年1月10日)

2007/01/06

「アイドル!」展

こんばんは。サトエリです (ウソ)。

横浜美術館で開催されている (8日まで)「アイドル!」展に会社の帰りに寄ってきました(写真はTokyo Art Beatより)。

アーティストの取り合わせが雑多で、「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」とか、少女漫画なんてあるし、どういう観点でアイドルなの?といいたくなる作品もある。そういう訳で、気にはなってたけど行くまでもないかと思っていた。

しかし、Tokyo Art Beatのイベント案内 「アイドル!」展に寄せられたコメントをみると、「篠山紀信が撮影した山口百恵の映像が良かった」という声が多い。
「アイドル!」展は「山口百恵」展である。
と言い切る人までいて。山口百恵自体にそんなに思い入れはないのだけれど、良い曲は多いので、映像作品だったら音楽に期待できる。という訳で、行ってみることにしたのだ。

横須賀で撮影した大量のスチール写真。それを「横須賀ストーリー」に載せて、コマ送りのように切り替えていく映像が良かった。「プレイバックPart 2」は、スタジオだけど同じように構成されていて、これも良かった。

でもね、これ「NHK特集」ってタイトルが出るんです。すなわち昔の番組の再放送を有料でみるようなものだなあ、と。

アイドルとの関係は分からないですが、加藤美佳の作品くらいかな、気に入ったのは。蜷川実花も今回の看板の一人なんでしょうけど、あまり興味がわきませんでした。被写体が誰かを考えながら見ると面白いかもしれません。

ビデオPodCastもありますので、気になる人は見ておくとよいかもしれません。

超絶技巧演奏?

こんばんは。野田恵です (ウソ)。

Web Designingのメルマガで紹介されてたYouTubeの動画です。まあ、まず見てみ。

Amateur - Lasse Gjertsen


どお?

2007/01/03

腐女子って

こんばんは。乙女ちゃんでぃーす (ウソ)。

「腐女子化する世界 - 東池袋のオタク女子たち」 (杉浦 由美子) を読みました。奥さんが勧めるので。

ただの「腐女子 (女性オタク - 補足: 特にBoys' Love = 同性愛男子をテーマにした作品に耽溺する人々)」に関するルポルタージュではなく、格差社会との関連で分析したものになっていて、興味深く読めました。

前半は主に腐女子の生態の紹介になっていて、決めつけも多いのは気になるが、それも一般のイメージとは違っているので、そういう意味で価値があるだろう。男性オタクのイメージから類推されるものと違って、服装も一般人と変わらず、仕事ももっていてライフスタイルもオタクであることを感じさせないものになっている。読書量も多く知的レベルは高い。など。

私も一般にもたれているイメージと同じようなイメージをもっていたので、ふんふんと思いながら読んでいました。

内容は順次社会的な考察に移る。ライフスタイルの類型に縛られるのではなく、趣味嗜好を重視する生き方に移行していることが描かれる。雑誌がターゲットの読者層を絞って編集され、その読者層に向けて広告がうたれる、そういう時代ではなくなっていることを、「Web進化論」やアマゾンのリコメンデーションを引きながら「マーケティングは死んだ」と端的な言葉で表している。

そういう生き方が発生した背景として、女性の生き方、価値観の変遷が描かれる。
・「キャリア vs. 家庭」という構図が崩れ、家庭を持っても (自己実現としてではなく) 仕事を生活の糧を得るという目的のために続けざるを得ない現実
・女性が結婚後も仕事を続ける職場で見せつけられる正社員と派遣社員の格差
・結婚することでも逃れられない競争社会
こういう格差、競争という価値観から独立する知恵として、「オタク化」を位置づけている。

追記: BL (Boys' Love) は、現実に引き戻させないための装置となっている。現実を知っているものが出てくると、現実に引き戻されてしまうため、自分にとってイメージでしか存在しない場所 (全寮制男子校など) が舞台になっている方が良いのだそうだ。
私自身これまで「格差社会」とか「勝ち組/負け組」とか「負け犬の遠吠え」などに興味を持たず関連書籍などを読んでこなかったので、この部分の考察も (奥さんの勧めるとおり) 興味をもって読めました。

ただ上記リンクの読者レビューを見ると、賛否がはっきり分かれています。否定的な意見をみると、最初に書いた「決めつけ」の部分が受け入れられないものと思われます。

2007/01/01

「ネット君臨」第1回目を読んで

「ネット君臨」第1回目を読みました。

オールドメディアによるニューメディアへの反発、抵抗に過ぎないという見方がある (下記ブログに対するコメント、あざらしサラダさん 「▼ネット君臨ねえ」) が、今後に期待したい。

取材班から?連載がスタートしました
掲載記事(1月1日1面)難病児募金あざける「祭り」
掲載記事(1月1日2面)「エサ」総がかりで暴露
掲載記事(1月1日3面)2ch管理人に聞く

期待するのは、上記ブログで公表し、コメント欄をあけていること。実際に最初の記事では23時現在67個のコメントが寄せられ、記事に対する批判も多く含まれている。中には祭りと同様の言葉遣いのものも多い。

それらが今後の記事に生かされることを期待する。毎日新聞もその覚悟でコメント欄を明けているのであろう。

そして、それに応えた形で以下の様な記事が書かれている。
取材班です?記者にとっての未知の領域

私自身は、負の側面があることを問題視する姿勢には共感が持てる。それは言論封殺の芽または言論封殺そのものであるとおもうからだ。「愛国」の復活とともに、「非国民」というレッテルを用いた言論封殺を思い出す (いや覚えていないですけどね)。

言論封殺には、いくつかのレベルがあるだろうと思う。

暴力: 朝日新聞社説 :言論テロ 首謀者を追いつめろ
プライバシー暴き:
炎上:
空気読め/同調圧力: ネットの意見相互調整機能に個人は抵抗できるのか?

最後の2つくらいは、主張を行う上でこれくらいの抵抗に負けてどうする、と思わないでもない。しかし、「祭り」が「炎上」と「プライバシー暴き」を含む概念だということを考えれば、容易に上位に移行する虞れがあり、無視できるものとも思えないのだ。

追記: あざらしサラダさん 「▼ネット君臨ねえ」の追記を読みました。上記ブログ「取材班から?連載がスタートしました」に、インタビューに答えていた「がんだるふ」氏のコメントが載っているとのこと。下記コメントで書きましたが、「これからに期待」なんて言っていてはいけないような気がしてきました。
「毎日新聞としては、記事を書き出す前に自らの報道スタンスを振り返り、方針を固めて望む(「臨む」の間違い)必要があると思いますね。オーマイニュースの前例を考えると、その覚悟が足りないように思います。
と書いたのは、取材という記事作成のプロセスがきちんとしていなければ、作成された記事自体の信憑性が問われることになるし、ネットの情報の真贋を問う姿勢の根幹が崩れると思うからだ。

さらにブログを連動させていることは、すぐに批判が来る訳で、その批判に対してどのように応えるのか、ぶれない答を用意しておかねばならない。「方針を固めて臨む」というのはそういうことだ。個人ブログではなく複数の人間で取り組んでいるのだから、社としてどういうスタンスをとるのか、あらかじめ十分議論を尽くしておく必要があるはずだ。

団藤さんもジャーナリストとして ブログ時評「毎日新聞がオーマイニュースと同じでは」で、被害者の取材だけで検証の姿勢がないことから、
「筋の悪さ」に驚き、呆れてしまいました。
と書かれています。

あけましておめでとうございます '07

あけましておめでとうございます。

うちの玄関に並んでいる皆さんに登場してもらいました(raphieさんのまねね)。今年は亥さんが君臨しております。


今年の目標と言っても例年そう変わる訳ではありませんが、
・まずは健康。
・ブログでは、もう少し社会問題を考えていきたい。特にネット社会
・仕事では、後につながる、つなげることを意識していきたい。
と思います。

今年もよろしくお願い申し上げます。