2006/07/31

そもそもコミュニケーションとる気があるのか

こんばんは。散歩の達人です (ウソ)。

反米嫌日戦線「狼」(美ハ乱調ニ在リ)さんの記事「無残! サンボマスターは松山千春であった」で知った平野悠氏とサンボマスターの対談
サンボマスターと平野悠対談の全てをロックンロールと呼べ!
最後まで読むのをあきらめてしまいました。

最初の部分を引用する。
平野:僕はサンボマスターのアルバムを聞いて、今日本の青年達が抱えてる不安とか焦燥感がジンジン来るんですよ。しかしそれがどこにいこうとしてるのかが見えない。見えてない焦燥感があれだけのサウンドエネルギーになっているんじゃないかっていう感覚はあるんですけど。
山口:僕が平野さんと決定的に違うところは、まず心ですよ。インナーミュージックがやりたい。僕は西洋的な考え、恩恵をいっぱい受けてるし、尊敬もしてるところいっぱいあるけど、やっぱりインナーなものから調和とか東洋的なことができないかなと。しかもロックンロールで。だって今回のアルバムのコンセプトもそうだけど、日本人って桜見てセンチメンタルな気分になったりするじゃないですか。それってすごく素敵なことだと思うし。僕の今の結論で言うならば、コミュニケーションのロックをやりたい。もっと言えば、平野さんたちの世代は僕らのことをコミュニケーションが取れないって言うけど、俺から言わせれば「あなた達こそなんか取れたの?」って言いたいの。ひとつひとつの問題っていうよりは、僕らが抱えてる時代の不安であるとかロックが歌うべきなんじゃないかと思うんですよ。
最初からこんな調子ですよ。

最初から「僕が平野さんと決定的に違うところは、まず心ですよ」って、立場とか公開されている情報で違いをいうのならまだ分かるが、相手の「心」が読めるのかっていいたい。しかも否定しているし。

それが、「コミュニケーションのロックをやりたい」人間のすることだろうか。

平野氏にしても、相手に対する決め付けと、「自分達おやじ世代を否定しなければならない」という押しつけで、コミュニケーションをとろうとする態度じゃないように思う。

かみ合っていない対談が延々と続くんですが、「61歳の平野さん、30歳の僕。ロックンロールを通してこれだけ熱く語る。これコミュニケーションですよ。それでいいじゃないか。」(サンボマスター山口)ということで、そういうのを楽しめる人には良いかもしれません。って私には耐えられなかったということなんですど。

最後は、
平野:やっぱりだけど、あんた達は今の権力にあぐらをかいて生き血をすすっている連中を憎まなきゃいけないんだって気がするんだな。
山口:とりあえず平野さん以外の人を憎みますから(笑)。それでいいでしょ。
近藤:ホントに憎めない人ですもん。
ってサンボマスターの根負けって感じですか。相手の話を聞かないのにかけてはおやじ世代のほうが得意なようで。

追記: 平野氏のブログ記事
対談に関して
第4回 今、日本のロックに何が起きているか──「サンボマスター」って知ってるかい? <第二部 「お前らやれよ!」「俺達はもう始めてるよ!」──前代未聞のガチンコ対談>
サンボマスターのライブに行って
第5回 今、日本のロックに何が起きているか──「サンボマスター」って知ってるかい? <第三部 渋谷クラブクアトロライブでの違和感 〜今後のサンボは何処へ?>

コメント

Commented by sprewell8_daisuki at 2006-08-01 08:55
あはは。サンボらしい(笑)私も途中で読むの止めちゃったし(爆)
彼らの歌詞って、すっごく独善的で思い込み激しいんですよね。
それと、ライブだとうるさいくらい語るんです。
「お前ら、俺の話を聞け!」って感じで。松山千春っぽいかもw
好きな人は好きでしょうね。

しかし、読んでみると、平野氏も、かなり若い人に幻想抱いてるんじゃないのかな・・・。
若い人はこうあるべきみたいな幻想で、若い人に期待してる人がいるっていうのは素晴らしい事だとも思うけど、サンボ山口が言うように「自分でやれば」っても思います(笑)

Commented by yoshihiroueda at 2006-08-01 22:00
★ すぷりーさん、
サンボマスターの関しては、最後に追記した平野氏のブログの第5回に載っていますが、語るみたいですね。その内容に平野さんの不満はまた募るという... ロックに期待し過ぎなのではないかとも思うけど、そう期待させているのはサンボマスターなんだよなあとも思います。

今日から夏休み

こんばんは。夏はチューブですね!

今日から夏休み。

ということで今日は午前中自転車で峠の手前の展望台まで行ってきました (ケータイのカメラはレンズが汚れていたみたいですね)。やっぱり上り坂はきつい。かなり押していきました。500mlのペットボトルを持っていったんですが、途中のお店で500mlのドリンクとみぞれアイス補給。2泊3日の旅行ではいったい何リットル水分が必要になるんだ?

帰ってきて午後はシャワーをあびてお昼寝。

明日は映画の日で1000円だ。なんにしようかな。やっぱり映画館だとドカンドカンいう方がいいよね (by からーさん)。でも行こうと思っている映画館では、M:i:IIIがサラウンドのないスクリーンにアサインされてた。そんなスクリーンはポケモンでも上映してろって。
あ、そうだ。この人にもお知らせトラックバック送っとかないと。

2006/07/24

ロボット三原則はどうなった

こんばんは。ASIMOです(ウソ)。

先日、 NHKで放送された
危機と闘う・テクノクライシス
第2回「軍事転用の戦慄(りつ) ロボット」

今夜0:00から再放送されます。録画してみよう!

いや実は私も7月10日に放送されたのを録画していて昨日ようやく見たのですけどね。

イラクに配備されている米軍の無人飛行機プレデター。遠隔操作でミサイルを発射することもできる。

夜中に道路に穴を掘って何かをしている人たちの姿が見える。
米軍ではこれを爆発物を仕掛けていると判断。
その場から立ち去ろうとする人の近くにプレデターでミサイルを発射し、爆発する。
番組ではそういう場面も映し出しています。

遠隔地からテレビカメラで見て、
犯罪が行われていると判断し、
その場で裁き、
処刑する。

そういうことが行われているわけです。

アシモフが定めたロボット工学三原則。SF作家達はこれを犯してはならないものとして大事に守ってきました。現実にはいとも簡単に無視されています。

ロボット工学では最先端をいく日本。そこにも技術を求める触手が伸びています。番組で紹介されている筑波大学の教授はきっぱり断りました。しかし、知らないうちに軍事転用されれることは防ぎようがないと思います。

対共産圏向けのココム規制は今も生きています (追記: 対テロに形は変わっていますが)。東芝 (子会社だったかな) が誤摩化して軍事転用できる部品を輸出したのは記憶に新しいとおもいます (今回改めて調べたら、濡れ衣だった*そうですね - これも驚きました。しかも記憶に新しいっていいながら結構昔だし)。

しかし現在はココム規制にかからない米国が相手なのです。

番組では、それに対する取り組みが紹介されていました。農業用に使われる無人ヘリの会社が出している特許が紹介されていました。GPSで場所を認識し、予め規定された場所でしか飛ばないようにする。また、一定時間が過ぎると飛ばないようにする。でも、どちらも簡単にハックできそうな気がします。

この番組をみて、暗澹たる気持になりました。

*追記:東芝子会社のココム違反は濡れ衣だったと書きましたが、リンク先のWikipediaにはそういう記載はありません。調べたら、ココム違反=虚偽申請自体は確かにあったということらしいです (出典:迥寞録「東芝機械ココム違反事件」)

関連記事: 禁断の科学

いただいたコメント

Commented by tosh3141 at 2006-07-25 08:51 x
東芝のココム事件では、当時、私もとばっちりをうけて、ヒドイ仕事をさせられたものです。濡れ衣だったとは・・・ はらたつー
先端技術は軍事転用可能というよりも、むしろ、軍事技術からの転用が先端技術の正体です。インターネットも軍の分散ネットワークが端緒ですし、GPSもナビもです。ロボットも、火星探査にもイラクにも、同じ根っこのものが投入され、私たちは前者に喝采し、後者に不安を覚えているわけですね。
日本はメカ技術では先端を走っていますが、アシモフの3原則を実現するためのソフトウェア面では必ずしもそうではありません。アプリケーションやコンテンツのレイヤーでも、世界をリードして、平和利用限定のロボット技術を進めて欲しいものです。

Commented by sprewell8_daisuki at 2006-07-25 12:21 x
> 遠隔地からテレビカメラで見て、
> 犯罪が行われていると判断し、
> その場で裁き、
> 処刑する。
うーーむ。巨大な軍事力を持つと、かくも傲慢な態度に出てしまうものでしょうか。
いやだな・・・。

Commented by yoshihiroueda at 2006-07-25 21:31 x
★tosh3141さん、
東芝の事件のとばっちりってたいへんだったんですね。濡れ衣って私も初めて知ったのですが、ちゃんと伝わってないといつまでも悪いイメージだけ残り、問題ですよね。軍事には大きな予算があるので、アメリカの科学技術は大きな恩恵を受けています。インターネットももとはARPAネットでARPA(米国防総省 高等研究計画局)の名前がついていますし。しかし、今は民間が由来の技術が多くなっていているそうです。特に日本が先端を走っているロボット技術では狙われているようで、懸念です。

Commented by yoshihiroueda at 2006-07-25 21:37 x
★すぷりーさん、
アメリカは世界の警察官を自認し、それを監視監督する力は今はどこにもありません。国連さえも自分に邪魔だと思えば無視していますから。

2006/07/22

中田ジャパンをみてみたい

こんばんは。石田国松です(ウソ)。

2006年上半期バックログの雑談のところに「4年後は中田プレーイングマネージャーで」って書いたんですが、オシムということになりましたね。監督よりも会長をかえた方がいいと思うぞ。

いまごろサッカーかよ、今は社会人野球が旬でしょ、なんて声もあると思いますが、今日こんな記事を見かけたので。

サッカー日本代表を破綻させた“構想力”の欠如 (NB online 2006年7月21日 宮田 秀明)

・日本の技術力は世界レベルにほとんど差がなくなったというが、少しの差が大きな結果の差を生む。
  -- 準々決勝あたりからの試合を見るととても少しの差とは思えませんでしたが。
・たとえ技術力に差がなくとも準決勝や決勝に残るのは難しかっただろう。
・「技術力」と同等に重要な「人間力」と「構想力」が世界レベルに達していなかった。
・人間力とは、「自分の立場の任務を大切にし、責任を全うし、互いに信頼と尊敬の心を持ち、メンバー同志が高めあう努力を継続する力」
  -- そういわれるといろいろ気になることがあとから報道されていますね。
・複雑な連携プレーで成り立つサッカーでは、試合の先を読みプレーを組み立てていく「構想力」も重要だ。
・構想力は監督にもなく、選手に構想力のあるものは中田くらいしかいなかったのではないか。
・長期的視点で構想力のあるリーダーを育てる必要がある。中田選手に10年くらい日本代表の監督を任せてはどうか。

中田はコミュニケーション能力に欠点があるという指摘もありましたが、これは熱意を伝え、モチベーションを高める能力のことを指しているのではないかと理解しました。対等の選手同士のときにはそうかもしれないですが、監督という立場だったらまた違うのではないかと思います。自分の考えに同調し、ついて来れる人だけ選べばよいですし。そういう人はそういないというご指摘もあるかと思いますが、4年後またはその次までには世代交代もあるし結構変えられると思います。

ただ心配なのは、人選に対する外からの圧力ですね。プロ野球だと「どうせしばらくしたら監督変わるんだから」といって言うことを聞かない選手がいるもんですが、協会側が中田を使い続けるという意志を明確にしておけば大丈夫だと思います。

2006/07/18

「日本画」なの?

おはようございます。松井雪子です(ウソ)。

「松井冬子を検索したら...」で言及した「夏休み特別企画 日本×画展(にほんガテン!) しょく発する6人」に息子と一緒に行ってきました。

上記記事で、私は
しりあがり寿も入ってるんですが、日本画なの?
と書いたのですが、彼に限らず「日本画」って何?と思わせる内容でした。

上記企画展ページでは、
この展覧会では、江戸時代以前の伝統的な絵画から明治・大正期の「日本画」へと受けつがれていった美意識や主題・技法のうち、現代の「日本画」が捨てさっていったもの、見失ったものに、新たな価値や創作の手がかりを見出し制作にとり組んでいるアーティストを紹介します。
と書かれていていて、また、展示会情報 (リンク切れ) では、
6名のアーティストが、それぞれ、「日本画」に対してどのようなスタンスをとっているのか、自作とのつながりやへだたり、共感や違和感をどこに見出しているのかを言葉にしていただき、
とあるのですが、やっぱりよく分かりませんでした。

しりあがり寿と同じくらい分からなかったのが、中村ケンゴ(→ nakamurakengo.com)。実は17日に「マイ・スピーチバルーン・イン・ヨコハマ」というイベントがあって、参加してきました。その内容は、

中村ケンゴの作品に登場するスピーチバルーン(マンガのふきだし)。このスピーチバルーンにメッセージを書き込みポートレイトを撮影します。撮影したポートレイトを使って中村ケンゴが作品をつくり、会期中に美術館に展示します。

ということです。ふきだしのボードがいろいろおいてあって、参加者はそこにメッセージを書き込み、そのボードをもって撮影されます。撮影は中村ケンゴ氏自身。撮影された写真はその場で印刷してくれてもって帰れます。

その前にしりあがり寿氏とのトークセッションがあって(これは参加できませんでしたが)、しりあがり寿氏が最初の参加者になってました。私は平凡なメッセージをささっと書いたのですが、後の人たちはボードに色を塗ったりして力が入っていましたよ。若い女性が「平らなところで寝たい」って書いてて笑った。

あ、日本画との関係を忘れていました。本人の言葉を引用します。
展覧会のカタログに、「作家のことば」なるものが載っていることがある。しかし、そういうものを読んで、おもしろいと思ったことがほとんどない。何が言いたいのかよくわからない独り言のようなものが多いからだ。 
だから、そのことばが作品鑑賞の手助けになることも少ない。その作家の「ノリ」のようなものがわかるだけだ。しかし、そういう作家の「ノリ」と、つくられた作品の間には、あまり関係がないと考えるほうが健全だと思う。僕のことはまあいいから、作品を見てください、ということだ。 
ヒネたことを書いていると自分でも思うが、そういう「ノリ」の作家だということはわかったいただけたかと思う(笑)。作品のほうは、すごく素直だと思っているので、そちらの方をどうぞよろしくお願いいたします。(中村ケンゴ)
ということで、分かりませんでした。まあ、別にジャンルにこだわる必要はないかと思うようになってきましたよ。

私が一番興味を引かれたのが、小瀬村真美 (→ 小瀬村真美サイト)。映像インスタレーションなんですが、動く屏風画といったほうがわかりやすいかもしれません。四季草花図という作品では花や草が揺れたりする。私が説明するより、作家本人のサイトのworkというところからスライドショウを見てもらう方がはやいですね。下はその一つです。



20歳の作家藤井雷の連作「絵手紙」も面白いですよ。封筒の裏面に絵が描かれていて、それらは順次つながるように描かれている。作風も途中で水墨画になったり抽象画になったりで面白いです。会期中も横浜美術館に新しい絵手紙が送られてきて順次伸ばされる予定です。

私信) という訳で、行ってきました。> fumi_oさん

トラックバック(レビューを書かれているブログ)

創作日誌(morimototouさん): 小指一本のつながり。 (2006-07-17)
-- 中村ケンゴ氏としりあがり寿氏とのトークセッションのことも記載されています。

コメント

Commented by fumi_o at 2006-07-18 09:01 x
早々と行かれたのですね。私の方は会期が9月までだからとのんびりかまえていました。<先に若冲観なくちゃという意識もあって
なかなか楽しめたご様子。リンク先を拝見したら、確かに「どこが日本画??」となりました。日本画の特徴である、写実を追わない・陰影がない・輪郭線があるといった技法を踏襲していないですね。私の頭が固いんかな?(笑) 私も鑑賞したらまたブログにアップしますね。

Commented by yoshihiroueda at 2006-07-19 23:24 x
★fumi_oさん、
早めに行かないと、というのはナスカ展や北斎展で懲りてるから(北斎展は結局あきらめた)。若冲もいいですね。
私は見る方としてはジャンルにはあまりこだわっていなくて、面白ければ、美しければ、楽しめるという感じです。

2006/07/17

こんなUSBメモリが...

... Designcafe-blog (平澤さん) 「USBメモリーの事」のコメント欄で紹介されていました。


(Flickr: Oso incrustado detalleより。もとの写真セットにはちゃんと首のついたのもありますよ)。

(Amazon.co.jpアソシエイト)
先日、秋葉原に行ったら、寿司ディスク (リンク切れ → 右写真に似たものを追加しました) がありました。存在は知っていたので、ほーこれかとか思いながら見ていたら、店員さんが「おみやげですけどね」って言ってました。SolidAlliance (リンク切れ)ではほかにもいろいろな形のUSBメモリーを出していますし、「お化け探知機」なんて変な製品も話題になっていましたね(→ よかった探し。)。

コメント欄に反応して申し訳ありません。平澤さんの記事本文中で紹介されていたUSBメモリのことも紹介しましょう。エキサイトismでも紹介されているカルティエのUSBメモリー (リンク切れ)。記憶容量 1GB。通常の1GB USBメモリの10倍するそうです。5万円くらいかな。

ブランド品が出たので、もうひとつ。以前LEON立ち読みして見つけたものです。STデュポンのUSBメモリー (リンク切れ)。512MBで59,850円 (リンク切れ) なので、さらにお高いです。

みなさんはどれを選ぶ?

ところでこの記事400個目です。ほんとうは日本語関連のことを書きたかったんだけど、ネタがない...

2006/07/15

クリエイティブ武士道

おはようございます。青春2.1です(昨年よりちょっとだけバージョン上げてみました - 下がってるだろなんて言わないように)。

今年は、三浦半島に行こうかな。と思って、湘南国際村を調べていました。域内の地図に「YOMIKO湘南OVA」というのがあって、なにこれと思ってクリックすると...  (補足: 今はリンクがない)

YOMIKO -- 読売広告社のことらしい。

この中でクリエイティブ武士道 (リンク切れでリンク先変更しました) というのがばかばかしくて、ばかばかしいといいながら最後まで見てしまいました。戦国武将がCMプランニングで競合の広告会社と戦うんです。外国の広告社が黒船だったり、インターネットが「天空市場」という名前で、民を空の雲の中に吸い上げていったり。

自己満足臭さがぷんぷんするんだけど、これでクライアントにうけるのだろうか。他人事ながら心配ですよ。


2006/07/11

今も誰かが得してる

こんばんは。お金儲けして億ションに住んでみたい。

Yahoo オークションのTV CMがしょっちゅうかかってますよね。そのたびにうちではブーイングですよ。

Yahoo!オークション テレビCM (リンク切れ)

「今も誰かが得してる」って。

その裏で、今も誰かが泣いている。 (リンク切れ)

ってちゃんと伝えてほしいよね。

2006/07/09

2.0つけてるだけ?

おはようございます。今日の先発はカーン。

CNETにエキサイト山村社長へのインタビューが出ていましたね。
Web 2.0時代におけるポータルサイトの役割とは (CNET 2006/07/04)
エキサイトが「Media 2.0」という新しいメディア戦略を発表した。ニックネームやプロフィールをブログ上で表示させ、興味のあるキーワードに基づくフォーラムや私書箱などの機能を利用できる名刺型ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「エキサイトネームカード」を軸にした事業展開だ。
Media 2.0という構想の中心に位置付けられているんですが、ネームカードをどのようにして盛り上げようと考えているのか分からない私には、戦略がすこしは分かるかと思って読んでみました。しかし...
エキサイト代表取締役社長の山村幸広氏によると、「Media 2.0は、Web 2.0の考え方を強く意識したものである」という。「ユーザーサイドからの情報発信が当たり前になり、マスメディアを形成しつつあるいまだからこそ、記事に対する信頼性を向上させるために、ネームカードを通して名前やパーソナリティを明らかにしていく必要があるのではないか」(山村氏)
しかし、ネームカードだって何でも書けるんですよね。IDだっていくつもつくれるし(これはそふぃあさんが指摘していたと思いましたがどこだったかな)。ネームカードを貼らせるだけではだめだと思う。

メディア戦略にしても、CGMに対してポータルの役割がいまいちわかりません。リンクポストも、はてなブックマークに比べて盛り上がりに欠けるし。

エキサイトのポータルをマスメディアの一員と考えているようで、エキサイトイズムのことなどを指しているようなんですが、これどれだけ見られているのかなあ。Excite Bit小ネタのほうがまだ見られているのではないか。

私は以前から、「ユーザがサービスの魅力を作る」ということを言っていて、それにはあった発言は見られるのですが、そのために何をするかが問題だ。

もう少し考えたい。

それに対して逆境ライブドアですが、非常に地に足のついた考えをしているようです。
ブログを核にリストラしたライブドアのポータル戦略 (CNET 2006/07/03)

2006/07/08

見つめてください 2

おはようございます。暑いですね。世界がぐるぐる回っている気がするんですが...

このせいかな。

YouTube: hypno

画面の右下のボタンでフルクリーンにして
ずっと中心を無心にみつめて、
指示がでたらコンピュータディスプレイの外を見てください。

動画でなくてもそういうのあったような気もします。

以前の投稿: 見つめてください

コケコッコー!

コケコッコー!
俺は驚いてベッドから転げ落ちそうになった。
ここはマンハッタンのど真ん中のホテル、43階の部屋だぞ。
なんでここでこんな鳴き声が聞こえるんだ。...
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英語圏では、ニワトリは"cock-a-doodle-doo"って鳴くはずだろ。
:
... 失礼しました。

2006/07/01

なんでも作る

こんにちは。

先日うちに帰ると、奥さんと子どもがこれを見ろってすすめるんですよ。
なんでも作るよ。
「やる気になればなんでも作れるはず。」だそうです。

フィアット-チンクタンク = フィアットチンクチェント(FIAT500のイタリア読み)+キャタピラ
・ユンボのキャタピラの上に、フィアットを載せた。
・運転もできる。動画もあるよ。

巨大ロボ
・ボトムズというアニメに出てくるロボットスコープドッグ-ブルーティッシュカスタムだそうです。
・全長4m
・降着ポーズと簡単に言っても、現実は一日かけて組み直しって感じ、だそうです。

改造Mac
・全体イメージは足踏みミシン。
・キーボードはレトロなタイプライター。タイプすれば指は挟まるそうですよ。
・足踏みシフトキー。
・マウスは電話機。ダイヤルまわしてテンキー。
  -- 喜びそうな人いるよね。

あえてキットなしで作ったドームハウス
・ドーム部分は三角形を組み合わせて正20面体の一部のようにする。
・自転車をこいで天井の窓をあけるようになっている。
「鉄を使った造形物の製作 ・ 設計 ・ 施工」が本業のようですが、芸術家といったほうがいいでしょうね。男の子がそのまま大きくなるとこんな感じになる。

スロバキアの鍛冶屋の大会?に出た話も興味深かったです。即興で作品を作らされるはめに。

2006/06/30

バックログ2006年上半期レビューはしばらくお待ちください


 当初 (1月2日整理) の宿題の数は22。内訳はMore以降に。3つ提出したはずだけど、整理はしばらくお待ちを。
 これまでの成績: 2004下 31→◯12、2005上 25→◯2 △2、2005下 26→◯6。
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セレブ = ハイソ + 成金?

おはようございます、って時間になっちゃいましたね。早起きしたけどワールドカップやってないぞ。

[角括弧部分を、分かりやすくするために追記しました (7月3日)。

宿題に、「日英単語の意味の差: リストラ、タレント、セレブ、...」というのを挙げていたのですが、最近やっと提出できる事件が。

東京・渋谷の女子大生誘拐:無事保護(その1) 狙われたセレブ (毎日新聞 2006年6月27日)

ここで、「セレブ」という言葉が使われているのだが、雑誌ならともかく、新聞の一般記事ではじめてこの言葉が使われたのをみたような気がする。

理系白書ブログ「セレブ」 (6月27日) で、
セレブリティという時、どういう人たちを指すのだろうと思った。日本と同じ使われ方なのだろうか。単に「有名人」なのか、クラスを伴うものなのか。敬意と憧れをもって使われるのか、茶化す時にも使うのか。英語圏の方、教えてください。
と書かれている。

私が最初に"celebrity"という言葉を知ったのは、英会話教室だった (追記: 20年くらい前です)。「タレント」という言葉を英訳する (ってもともと英語なんだからおかしな状況だけど) ときに、出川哲朗とか別に才能がある訳じゃないのに"talent"はおかしいよなあ、どう訳すんだろ、というときに教えてもらったのが、"TV celebrities"という言葉。TVの有名人、人気者ということだそうだ。

何年か前から日本でも「セレブ」という言葉が使われるようになってきた。で、聞いているとどうも「有名人」という意味とずれがあるようだ。有名でなくてもお金持ちだったらセレブといっているようだ。今はいわなくなったけど、「ハイソ」(= ハイソサエティ = 上流階級) という言葉で置き換えられるように思えた。いや、昔の「ハイソ」には成金を含んでいなかったと思うが、今の「セレブ」はお金持ち全てを含んでいるように感じる。

今回の美容整形外科医も、苦労してお金を稼ぐようになったので成り上がりといってよい (別に成金、成り上がりを蔑んでいる訳ではありません)。

という訳で、私としては、[日本語においては、英語と違って]
セレブ = お金持ち = ハイソ + 成金
という理解をしていた。

ところが、上記理系白書のコメントで、ネイティブが"celebrity"をどう使っているかの問いに答えが出されているのだが、それを見ると、[英語においても] 「お金持ち」、「上流階級」というニュアンスが強く、ただの有名人、才能のないタレント(ヒロミとか内山君*とか...アメリカにそんなのいないという話はあるけど)じゃないようだ。認識の修正が必要かな?

追記: らふぃさんのコメントによると上記理系白書のコメントで書かれていることは、おおむね合意の得られるところのようです。

*最初間違えて西山君って書いていました。全国の西山さん、失礼しました。全国の内山さん、あなたをさしている訳ではないので勘弁してね。

■ 追加トラックバック

Everything in Life is Only for Now (sabretoothさん) "Celebrity"って何者?
  -- アメリカの演劇、テレビなどの文化的背景をベースにした"Celebrity"の意味の考察。

あるある大辞典のよくないところ

それは、結論を導きだすための強引な展開。前提から「ないない」ってツッコミがはいる。

「漬け物だとたくさん野菜が食べられる」... 体積が半分になるからだって。「お鍋にしてもあまり食べられませんよね」って、漬け物ってせいぜい小鉢1つくらいしか食べないと思うのだが、小鉢2つ分の野菜しか入っていないお鍋ってそうとうしょぼいと思うぞ。というか湯豆腐くらいしかない。

「中高年は緑黄色野菜をちゃんと摂ろう」... これはいいと思うのだが、それを言うために、
子どもが野菜を食べているところを映して、ブブー! 不正解!
はないだろ。

それから実験もやるのだがサンプル少ないし、比較もやっていないので、つっこみどころ満載。あなたそれを実行しているだけでなくて、食事や間食も気にして控えてるでしょ、と。

そういう訳で最近は全然見てなかったなー。

からーさんの「☆緊急特別報道---あるあるのおなか痩せ運動は慎重に!☆」にトラックバックしています。言われた通りやると腰を痛めるそうです。今回は一見して問題がわかるような過激さじゃなかったみたいで、その意味で警鐘が必要ですね。ではみなさん、声を揃えて...
あるあるのおなか痩せ運動は慎重に!
ご協力ありがとうございます。

やっぱりおなかは出てたほうがいいよね。え? 違う?

2006/06/28

松井冬子を検索したら…

... 松井雪子が見つかった(ウソ)。

エキサイトにブログがあるんですね。トラックバックもコメントもできないけど。

松井冬子は、横浜美術館で開催される夏休み特別企画 日本×画展(にほんガテン!) しょく発する6人に出展しているひとりです。しりあがり寿も入ってるんですが、日本画なの?

追記: 行ってきました (→ 「日本画」なの?)。

・ 9月3日に松井冬子(絵とは関係ないけど美人!)が登場するイベントがあります(→ イベント情報の「アーティスト・クロストーク」)。
・ 松井冬子さんへのインタビュー記事があります(→ 2005年12月8日 読売新聞大手小町)。
対談: 松井冬子 VS 佐々木 豊
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ユニフォームを引っ張る...

...って今大会で見たことないような気がするんだけど、禁止になったのかな?

追記: 鍵コメントいただきました。
シミュレーションの反則に罰金 (スポニチ 2006年06月08日)
国際サッカー連盟(FIFA)は7日、W杯期間中は反則を受けたふりをするシミュレーションの反則と、相手のシャツを引っ張る反則に対し、5000スイスフラン(約46万5000円)の罰金を科すと発表した。
ということで、シャツ引っ張ると罰金5000スイスフラン(約46万5000円)だそうです。

5000スイスフラン、って誰の秘密口座に入るのかな。

シミュレーションって、判断難しいんじゃないかなあ。イタリアが得たPKって、シミュレーションとまでは言う気はないですが、私にはイタリアの選手が勝手に躓いたように思えるんだけどな。

2006/06/27

甲子園も複数球場で

こんばんは。表題へんですか? へんですよね...

ワールドカップを見てて思ったこと。
「高校野球も複数球場でやればいいのに」

甲子園の土を踏まずに帰る選手がいるのはかわいそうなので、1回戦は甲子園でやるとして、最初に1回戦突破したところから、他のチームが1回戦をやっている間に、大阪ドームまたは神戸グリーンスタジアム (今はなんて名前だ?) で2回戦を始める。試合と試合の間は少なくとも1日あける。

いや実は前から思ってたんですが、それは連続で試合すると、特にピッチャーは肩を壊すのではとの思いでした。

今さらにそう思うのは、応援団を含めて、前後に余裕と余韻があったほうがいいかな、ということです。中田みたいに立ち上がれなくなった選手をそっと見守ってやれる。そんな余裕が必要じゃないかと思うのだ。センチメンタルですか?

追加トラックバック
寝言日記さん: 「見事なピッチング&精神力とアホな主催者」
  -- 日程の厳しさだけでなく、それに耐え抜く選手を賞賛する主催者、マスコミ、ファンも批判しています。

2006/06/21

スカートの中、はいってみる?

こんばんは。どうしたんだこの表題は? いつもは隠しているキャラクターを晒す気になったか? っていわないで。

今日は早めに退職、いや、退社? 退勤? して、横浜美術館でやっている、イサム・ノグチ展に行ってきたんですが…

横浜美術館に入るとロビーフロア一面に真っ赤な布が。
そして真ん中には背の高い人形が…
人形じゃない、動いてるよ。人間です!
そして床の布の中にはもぞもぞと動くものが…

これ、横浜フランス月間の一環として行われている
『UN MUSEE PARFUME』 〜むせかえる横浜美術館〜
で「展示」されている「作品」です。砂山典子のライヴ・インスタレーション「むせかえる世界」。

観客はこの布というかスカートの裾の中をくぐって、真ん中の女性の下にはいって鑑賞します。あ、下着はつけてるそうです。

イサム・ノグチ展を見終わった後、私も入ってみました。

中には先客が何人かいましたが、女性ばっかりでした。

みんな上は見ずに、そこに用意しているノートに感想を書いたり、読んだりしています。
何しにきたんだ、おまえら。

いやいや、それも展示の一環のようです。

「むせかえる」という題ですが、中にはポプリがおいてあって、いい香りでしたよ。
それも展示の一部なんですが。

砂山典子さん本人がずっと座っているのではなく、基本的に前半はボランティアの人が座っていて、後半最後まで砂山さんが座るらしいのですが、今日は一日中ボランティアの人らしいです。上記ノートに書いてあったんですが、男性も出るらしいですよ。男性でなくてまだよかったというべきか。

上記リンクは、ブログ (エキサイト) になっていて、観客が書いたメッセージや、ボランティアのメーリングリストに出されたメールが転載されています。「勝負下着どうしようか」とか、「男性は女装すべきか否か」とかの話題もあって。

砂山典子のサイト: C.Snatch Z.

え、イサム・ノグチ展はどうだったんだって? いやこちらも、なんだか分からないという面白さがあったのですが、こちらのほうが衝撃的で…。皆さんにこの感動というか衝撃を伝えたい、ということで。

歴史の証言者: ドイツ統一編

こんばんは。ミュンヒハウゼン男爵です (ホラ)。

今なぜかドイツが熱いですね!

そういえば、ドイツには以前行ったことがあるんでした。1990年10月3日。東西ドイツが再統一した日にTrier (トリーア) という街にいました。




その日は特別の休日になり、昼間は静かなものだったんですが、夜になると広場にみんな集まってきました。広場の周辺のオープンカフェでビールを飲んだり、歩き回ったり。花火もあがりました (しょぼいのしかなくて申し訳ありません)。熱気は夜遅くまで続きました。

写真は次の日。ドイツ再統一を伝える新聞です。

モーゼル川のそばを通る鉄道の中で撮ったんだった、たぶん。シュトゥットガルトに移動中。

今ドイツに応援に行っている人たちも、対ブラジル戦の勝利をしっかり目に焼き付けて、歴史の証言者になってもらいたいと思います。



追加トラックバック:

Rosslyn Papers (raphieさん) 歴史的瞬間を通り過ぎた「普通の」人たちを取り巻く空気
— 統一後のドイツ国民の「出身」の違いに関する感覚
ULTRAS CAFEにトラックバックしたので、Tシャツをいただく予定。


その他の写真です。

トリーアのポルタニグラという世界遺産 (当時はまだ「世界遺産」という言葉すら知らなかったのですが)。

シュトゥットガルトは、ポルシェとダイムラーの本拠地がある自動車の街。ワールドカップの会場も、ゴットリープ・ダイムラー・スタジアムという名前ですね。

この写真は、覚えていなかったんですが、宮殿広場 (Schlossplatz) というらしいです。