2006/12/24

心に残ったあの一言 [すごろく68]

こんばんは。一言居士です。

ブログすごろく 68番地は「心に残ったあの一言」。予告した通り、昔のことは記憶に残っていない。ということで、最近読んだ本の中から。そう、「デスマーチ」ですよ。

とはいえ、この本の中で引用されていて、私自身は原著を読んでいないので、孫引きです。元は、ロバート・ハインライン 「愛に時間を」 ("Time Enough for Love: the Lives of Lazarus Lay")
人間は何でもできるべきだ ーー おむつを取り替え、侵略をもくろみ、豚を解体し、船の操舵を指揮し、ビルを設計し、ソネットを作り、貸借を清算し、壁を築き、骨をつぎ、死にかけている者をなぐさめ、新しい問題を分析し、肥料をまき、コンピューターをプログラムし、うまい食事を作り、能率的に闘い、勇敢に死んでいくこと、と。専門分化は昆虫のためにあるものだ。
なぜデスマーチと関係が?

一度はデスマーチ・プロジェクトに参加すべきである。失敗しても、教育効果が大きいから。

なにごとも経験だ、って訳ですな。

そうそう、これはどこで読んだか忘れたのですが、
「修羅場を一度経験すれば、二度目からはそれは修羅場ではない」
というのもあったな。ああ、これを覚えているということは、これが「心に残ったあの一言」か。

そういえば、松永真理さんのこの言葉も、以前バックログに入れていたのであった。
「覚悟は伝染します」
大きな仕事をするためには、多くの人を巻き込む必要があって、さらにそれらの人々が本気になる必要がある。しかし、誰かの本気は、それが本物ならば、必ず伝わる、ということ。

次は、6つ進んで、「74.これにはキレた!」。えー!? 切れてないですよ。

2006/12/23

ほんわかする話 [すごろく62]

こんばんは。すごろく62番地ということで、ほんわかする話をひとつ。

デスマーチの発生原因のひとつに、若者のカワイイ楽観主義があります。
「土日に出てくればできますよ」
ね、ほんわかしたでしょ。

次は、「68.心に残ったあの一言」。また難しいなあ。物忘れが激しいから、心に何も残らない、って、おいおい。

デスマーチに関しては、リクエストがあるので、もう少し書こうと思います。もちろんほんわかしたものぢゃないよ。

2006/12/21

最近読んだ本… [すごろく 58]

... ソフトウェア開発の本ばっかり。

「デスマーチ」 (11月20日) で、「本をいろいろ買いました」って書きました。

このうち、

エドワード・ヨードン 「デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか」
トム デマルコ: 「デッドライン—ソフト開発を成功に導く101の法則」
トム デマルコ: 「熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理」

は読みました。それから、以前買った、

トム デマルコ: 「ピープルウエア 第2版 − ヤル気こそプロジェクト成功の鍵」

も読みました。

トム デマルコ: 「ゆとりの法則 − 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解」

は、まだ途中(読みかけ)。といいながら、まだ別の本を読んでいます。

なんで、そんな本ばっかり読んでるんだって?

カチカチ山デスマーチに巻き込まれたくないから。

以上、ブログすごろく 58番地「最近読んだ本」でした。

次は、4つ進んで... 「62.ほんわかする話」。

うーん、最近そんな話ないなあ。またここで足踏みか...

コメント

Commented by sprewell8_daisuki at 2006-12-22 12:14
読んだ本のレビュー希望(笑)
なぜ混乱するのーー?(・д・)

Commented by yoshihiroueda at 2006-12-23 22:47
★ すぷりーさん、
それはね... って簡単に書けないよー。シリーズ物になってしまったようですよ。

アップル福袋2007

こんばんは。クリスマス前に「福袋」ってどういうこと?

アップルストアで、「アップル福袋 2007」の予約受付中です。
魅力的な音楽アイテム、合計11万円相当の商品がつまった夢一杯の福袋です。 
販売価格:¥52,500-(税込)
期間:2006/12/7 - 2006/12/26 (20日間)
販売:1日 各10個、計200個の予約限定販売
ね、魅力的でしょ。で、
毎日深夜(午前0時以降)に当日分の販売を開始いたします。 
1日 10個の限定販売となります。当日の販売数に達した場合、サイト内の商品情報部分が非表示に切り替わり、販売終了となります。 
ということなんですが、

先の投稿の後、気づいたら0時1分。思い出してアクセスしてみたらもう売り切れでしたよ。

せっかく衝動買い気分満々なのに...

え? それって衝動買いって言わないって?

2006/12/20

召還魔法 [すごろく 50]

こんばんは。傷だらけの天使です (ウソ)。

ブログすごろく、って忘れちゃった人も多いんじゃない。僕も忘れていましたよ。
ウソ... 毎日毎日のどに刺さった小骨のように心に引っかかっていたんですよ。
これまで温めていたネタ、一挙に爆発だ。

50番地なので前の人からのお題だったんです。
さて御題は... 発展途嬢 (nutschoco さん) 「会いたい人に会える呪文を教えて!」

では、そのお答えは...

ドラムロール!

:
:
:
:
:

(まだまだ続くよ)

:
:
:
:
:

(もう少し)

:
:
:
:
:

ジャーン!

答えは...

そんなもの無い!
:
:

:
すみません、これで堪忍して〜!

いろいろ考えたんですよ。

本人に聞こえるようには言えるんですけどね。

電話して...
「声が聞きたかっただけ」
って言う。

でもそれじゃあ呪文にならないんだよね。

さて、表題に「召還魔法」と書きました。これは...


2006/12/17

MacBook使用開始

こんばんは。風邪ひいたみたいで、9時に寝ちゃったらこんな時間に起きてしまいました。

奥さん用に買ったMacBookをあけてセットアップしていました。とはいえ息子君がほとんど独占。Eclipseとか仮想OSとかインストールしていました。並行してこれまで使っていたiMacにも仮想OS + Fedora Core Linuxインストール中だし、どういうこと?

奥さんのメールなども移行してやってください。って結局私がやったんですけどね。

奥さん用に買ったと書きましたが、学校の宿題やらソフトウェア開発やらiMac独占されていることが多くて、妹も使いだしたので、その移行のほうが主目的ともいえます。コンピュータが独占されているだけでなくて、私の机も独占されているということで、机の引き出しをあけるのにもちょっと空けてもらわないといけない始末。あまり長時間やっているのもよくないので親のいる居間で使わせようという意図でもあります。

ところで、新しいソフトが入っているので使ってみました。
iWebで作ったホームページはここ  (サービス終了/リンク切れ)。
中にMacBookのカメラでとって、PhotoBoothで加工した写真も入れています。
今度はComic Life (写真をレイアウトしてマンガが作れる) を使ってみようかな。
って、いつになったら奥さんが自由に使えるようになるんでしょうか。

コメント
Commented by n0n0n at 2006-12-18 12:07
おめでとう!と書いて良いのか( ^艸^)迷うところですが...お疲れさまです!
良寛さんの奥様がうらやましいです。私もマックをだいぶん前に買ってもらったけれど、そのままなんです。使い方が全く解らんのです。。。( ̄ヘ ̄;)
豚にマックです。。。( ̄ヘ ̄;)

Commented by yoshihiroueda at 2006-12-18 19:01
★ のんちゃん、
奥さんから、ちっともうらやましがられることない、というつっこみがありました。全然自分のものという実感がわかないので当然ですね。
マックのことなら何でも聞いて下さい... うちの息子に。

Commented by n0n0n at 2006-12-18 19:56
息子さんが留守の時はパスワードでキーがかかってたりするんですか?
>マックのことなら何でも聞いて下さい... うちの息子に。
ありがとうございます。息子さんを1年程お借りしたいですわ。でも、お借りしても、、私が何をしたいのかもサッパリ解らないのですが(笑)音楽も聴かないし・・・なんでマックを持っているのかも不思議ですわ。。。
やっぱり訂正! ピーマンにマックですわ。。。( ̄ヘ ̄;)

Commented by yoshihiroueda at 2006-12-19 23:38
★ のんちゃん、
自分が留守のときに親が使えなくするするなんて、息子もそこまで独占はしませんよ。
何に使うか... 写真の加工とか、短歌同人誌のレイアウト+印刷なんてどうでしょうね。

Commented by n0n0n at 2006-12-21 09:06
eee?
「短歌同人誌のレイアウト+印刷」って、、、私が??良寛さんが?

0+1
Commented by yoshihiroueda at 2006-12-22 00:34
★ のんちゃん、
もちろん、のんちゃんですよ。私短歌も俳句も詠めませんので。

Commented by n0n0n at 2006-12-22 20:23
ホームページの良寛さんは深みのあるお顔をされているので何かソチラ方面の達人様かと思いました。慌てないでちゃんと噛みしめて返して戴きましたコメントを読まないとドジってしまいますよね^^;大変失礼おば致しましたでおまる。

Commented by yoshihiroueda at 2006-12-23 22:49
★ のんちゃん、
ネームカードに顔写真載せてます。かわいいでしょ。

2006/12/16

マナーをケータイしよう...

... って、どこでもタバコが吸えるよ、って意味だよね。

やめてほしい。

JT: ケータイ灰皿ワールド  (リンク切れ)

それよりも、ポイ捨てをなくしたかったら、デポジット制始めろ、って。「どこでも吸える」ことの抑止力にはならないけど、喫煙全体が減るから。

ところで、ちょっと調べてみたんですが、JTの株価って上がり続けてるんですね。喫煙率は下がっているのに。

2006/12/14

ツリーの下にはプレゼント

おはようございます。ワークって呼んで下さい (ウソ)。

奥さん用。

あとで追記します。

といいながら新しい記事をあげました。→ 使用開始

おまけ: 12月12日夕方の空。息子君が奥さんのために撮ったもの。

2006/12/05

高圧で水遊び

こんばんは。師走ですね。日曜日は子供と一緒に水遊び。

ウソウソ。

高圧洗浄機を買って、ずっとほったらかしにしていたのですが、使ってみました。

これね。ケルヒャーのいちばん下位の製品なんですが、ここに載ってませんね。

洗車に使ったあと、コンクリートを洗ってみました。

水が回転しながらあたります。

洗ったところと洗っていないところの差が分るようにしてみました。






実は、最初はブロック塀を洗うのが目的で買ったのがあったんですが...

その記事には、「デッキブラシでゴシゴシこすって洗います」ってかいてあるでしょう。実はそのとき買ったやつ(左、国産)が、使う前に壊れて、即返品しちゃったんです。色は同じ黄色なんですが、やっぱりドイツ製でないとだめだな、っていつの時代ですか。

2006/11/28

時代を開く歌

こんばんは。独りニューヨークに住んでいる少年です (ウソ)。

今日(27日)、NHKで「明日に架ける橋」という番組があったので、録画して見ました。

やっぱり、サイモンとガーファンクルの「明日に架ける橋」のことでしたよ。

これまで知らなかったことがいろいろ分りました。

明日に架ける橋が、TVの特番に向けて作られ、そこで初めて披露されたこと、
ベトナム戦争という閉塞した時代背景を脱したい願い、
最初は2番までしか用意されていなかったが、ピアニストが3番をひいて、サイモンが3番の歌詞を作った。3番の歌詞は1番と2番のうちひしがれた状況から立ち上がる希望の歌詞になっている。

9.11では、Imagineと同様に放送自粛リストに入っていたこと、
それが3番の歌詞に原因があること(「銀の少女よ、船を出そう」が航空機をイメージさせる)、
そのような状況で、ポール・サイモンはコンサートではこの歌を選んで歌っていたこと、
ソルトレークオリンピックで使われて、その歌詞が再認識されたこと。

南アフリカではアレサ・フランクリンの歌として知られていること、
アパルトヘイトに対して闘う黒人達の希望の歌となっていること、
今ゴスペルとして歌い継がれていること。
...

サイモンとガーファンクルは私のポップス (洋楽のことね) の原点。最初は「コンドルは飛んでいく」で好きになったんだけど、他のも好きになってから、これは実はサイモンとガーファンクルのオリジナルではないことを知った。

最初に買ったレコードもサイモンとガーファンクル (ギフトパックという2枚組ベスト盤だけど)。
「4月になれば彼女は」、「フィーリン・グルービー」、「ボクサー」、... いろいろあるけれど、サイモンとガーファンクルでは「明日に架ける橋」が一番感動的だったなあ、と、この番組を見て思いをあらたにした次第です。

皆さんも聞いてみて → YouTube "Bridge Over Troubled Water"
過去の記事: Paul Simonの「ひとりごと」


2006/11/27

政治の問題は個人の問題

こんばんは。昨晩は鉄板少女も見ずに寝ちゃいました (つまり10時前)。

そうしたら、こんな時間に目が覚めて、考えだしたら眠れなくなったので、メモ。消化できていない話でごめんなさい。

どこに書いてあったのか忘れたのですが、こんなことが書いてあった。

政治問題は、つまるところ個人の問題である。

社会問題の中で、それは個人の問題であろうと思えることにあたることがあるが、政治はつきつめれば個人の問題に対処することである、ということ。雇用も福祉も教育もそう。

例えば、自殺の問題も、借金が原因の場合があって、その中でも身の丈にあわない生活が原因であったりする。それは個人的な問題に思えるけれど、「身の丈にあった生活」を十分教育してこなっかたせいでもあるし、借金してでも海外旅行にいくことを要求するCMが規制されていないせいでもあると言える。

なんでも政治で解決すべきである、と言っている訳ではない。

何年前かに受けた研修で、「問題と課題の違いは何か」という問いが出された。私はそれらを区別していなかったし、他の人もうまく答えられなかったが、講師が提示した答えは、

課題とは、解決すると決めた問題である。

というもの。問題のうち何を解決するのかという意志の話なのだ。問題を原因にさかのぼって分解していって、どの部分問題から手をつけるか決めることが必要だ。

政治も同じことで、何を解決するのか決めていく必要がある。

もうひとつそこで考えないといけないのは、ルタバガの法則。

一番大きな問題を取り除くと、二番目が一番目に昇格する。

今手もとにないのだが、これはG.M.ワインバーグの本に書かれてあった話。

若き日のワインバーグはデパートの食品売り場でアルバイトをしていた。フロアマネージャーが、多すぎる商品をどのように陳列するか悩んでいる。ルタバガが全く売れていないことに気付いていたワインバーグは、それを陳列棚から除くことを提案する。早速それを採用するフロアマネージャー。しかしそれでもまだ陳列棚は足りない。フロアマネージャーは聞く。

「で、次に売れていないのはどれかね。」

この教訓のひとつは、取り除くことでは解決にならない、ということで、問題は構造から取り組まなければいけないということだ。もう一つは、常に問題は残るのであって、我々はそれを受入れ問題とつきあっていかねばならないということだろう。

という訳で、申し訳ありませんが、ここには問題を解決するヒントはありません。

2006/11/21

The Beatles - LOVE

こんばんは。ブライアン・エプスタインです (ウソ)。

昨日の朝、「とくダネ」で小倉さんが熱く語っていた(おかげで通常8時に家を出るのを遅らせてしまいましたよ)
THE BEATLES "LOVE"

全てのマスターテープを発掘して、リミックスして、全く新しいビートルズを作り上げたそうです。

小倉さんの番組では、"Get Back"の最初の部分を聞かせてくれましたが、イントロの最初は"A Hard Day's Night"。

早速発注しましたよ。5.1ch DVDつきのほう。来るのが待ち遠しいなあ。やっぱりレコード屋に行って買うべきだったか。

2006/11/20

デスマーチ

こんばんは。藤原竜也です(ウソ)。

最近、何冊かまとめて本を買いました。読めるのか?

トム・ケリー 、 ジョナサン・リットマン: 「発想する会社! — 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法」
エドワード・ヨードン 「デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか」
ジム・ハイスミス: 「アジャイルプロジェクトマネジメント 最高のチームづくりと革新的な製品の法則」
トム デマルコ: 「デッドライン—ソフト開発を成功に導く101の法則」
トム デマルコ: 「ゆとりの法則 − 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解」
トム デマルコ: 「熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理」

これはちょっと前に買ったもの(先日記事を書いた「憲法九条を世界遺産に」とあわせて買った)。
トム・ケリー 、 ジョナサン・リットマン: 「イノベーションの達人!—発想する会社をつくる10の人材」

このうち、「イノベーションの達人!」と「熊とワルツを」を読みました。

で、今日の表題は、「デスマーチ」。まだ読んでもいないのに取り上げたかというと、目次を見るだけで面白そうなので。

■ デスマーチプロジェクト発生のメカニズム
・営業部門、経営陣、プロジェクトマネージャの天真爛漫な将来展望
・若者のカワイイ楽観主義: 「土日に出てくればできますよ」
・ベンチャー企業立ち上げ時の楽観主義
・海兵隊方式: 「本物のプログラマは寝ずに働く」
...
■ デスマーチ・プロジェクトに参加する理由
・「エベレスト登頂」症候群 -- そこに山があるから
・若さゆえの純真と楽観 -- 自分にできないことはない
...

後のほうには「トリアージ」という概念が出てきます。阪神大震災の教訓から取り入れられ、尼崎脱線事故で有効性が認識された、災害時に傷病の緊急度や程度に応じて適切な搬送・治療を行う方法。

トリアージ - Wikipedia
読んでないけど、きっとこんなことが書いてあるんだろうな。
・疲れている人 → リポビタンDを飲ませる
・とても疲れている人 → ユンケルを飲ませる
・ぼろぼろに疲れている人 → 仮眠をとらせる

いやー、読むのが楽しみですねっ! って怖いもの見たさ?

冗談はこのへんにして、この本にはデスマーチにならないようにする方法、なった場合にそこから生き残り生還する方法が書いてあるということです(著者「日本語版第2版によせて」より)。「まえがき」には、以下のように書いてあります。
究極の質問は、「デスマーチ・プロジェクトが避けられないなら、それから生き残るにはどうしたらよいか? 成功の機会を増やすには何をすべきか? どこで妥協すべきか? 自分のやり方が受け入れられなければ、いつやめて職探しをすべきか?」だ。本書で述べたいのは、こうしたことである。
って、なんかあまり希望が見えないんですけど...

2006/11/16

こんな結婚式場

こんばんは。藤原紀香さん、結婚だそうですね。

先日紹介したアストリッド・クラインさんの話題をもうひとつ。

小淵沢のリゾナーレと言うリゾートホテルにあるチャペルも彼女の会社クライン・ダイサム・アーキテクツによるものの一つです(→ ガーデンチャペル)。

下の写真(上記サイトから)の左側。2枚の葉が、やわらかく重なりあう様子をデザインしたものだそうです。ベールをイメージしており、ベールをあげるように開閉します。草の模様はスチールに穴をあけたもの。夜は月明かりが射し込みます。


デザイン言語2.0”We Love What We Do"には、その設計方針や工夫などが書かれているのですが、そのなかで面白かったエピソードを引用しますね。
私は完成までわからなかったのですが、現場担当の男性と、コンピュータで現場の三次元モデルを制作する女性とが実は婚約者で、ここでファーストウェディングを行うことになっていました。作業が間に合わないと、自分達のウェディングを工事現場で行わなくてはいけなかったかもしれないので、彼らは本当に一生懸命がんばっていました。もちろん工事は無事に完成し、二人のウェディングもめでたくあげられました。
なかなか得られないシチュエーションですね。ふたりの初めての共同作業が、ケーキ入刀の前に行われていたという。

産まれてくる子供にもこの話はつたえていくんだろうな。ちょっと羨ましい話でしょ。

2006/11/13

核武装議論続き

こんばんは。元防衛庁長官の石破さんは、見た目はあやしいけど、ちゃんとした議論ができる人だよなあ。

核武装の議論を行うことの提案の批判は、言論の自由を抑えつけるものという意見があるが、私はそうは思わない。前回書いたことだが、言論の自由はちゃんとある、論文書いて発表しろって。

私は、議論をすることには反対だ。いや、やりたい人だけでやればいいとは思うのだが、ここで議論しようと言っているのは、閣議や国会でやろうということだろう。他の人を巻き込んで時間使ってやることか?

「核武装を行うか」というのは、議論を待たず答は自明だと思うのだが、そのことはちゃんと言われていないように思う。私が自明だと思っているが、それは共有されていないのかもしれないね。

まず、憲法9条では
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
と言っている。

確かに自衛隊は存在するが、それは防衛のためであって、「国際紛争を解決する」ことを目的にしていないからというぎりぎりの線で存在を許されているに過ぎない (第2項に対してはどうやっても言い訳できないような気がしますが)。

ではなぜ核兵器はそうでないのか。
・核は「抑止力」と位置付けられている。攻撃したら攻撃し返しますよ、いやでしょ?という訳だ。それって「武力による威嚇」だよね。
・「自衛」という位置付けにできるのか? 侵入した軍隊やミサイルに使うのか? それって国内で核兵器を使うということだが、国民を犠牲にするのか? ミサイルが発射された段階で使うということも防衛のうちにいれるという立場もあるが(私はその立場に与しないが)、それに核兵器を使って敵国の民間人も巻き込むのか?
という訳で、憲法9条のある中で、核兵器は議論の対象のもならないはずなのだ。

そして、「第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」がある。

憲法に違反しないでできるということを主張してからにしてもらいたいものだ。
または、憲法を改正するという議論から先にしてもらいたい。

それから、野党もただ批判するだけでなく、ちゃんと理由を示して、ダメといわないといけない。

なお、改憲の議論をすることは、第9章に改憲の方法が規定されているため、この99条に違反することにはならないと考える。

「新発売」に弱い

こんばんは。PS3みんなもう買ったかな?

先日「デザイン言語2.0」のことを書いたのですが、やっと全部読みましたよ。途中別のものを読んでたんですけどね。

この中の一章、アストリッド・クラインさんの”We Love What We Do"の中で、
「日本で一番好きなのは何か?」と聞かれたら、「日本人が『新発売』という文句に弱いところですね」と私は答えます。
という一節がありました。日本人としてうれしくなっちゃいますね!

このメンタリティが日本の産業、文化を支えてきたのだと思います。ちょっとした改良の積み重ねが重なって、しばらくすると大きくラインナップが変わる。改良しないと置いていかれる。そういう意味では本当の市場経済があるのだと思います。

一方では不要な機能追加競争で疲弊するという側面もあるのですけどね。ケータイも日本市場内の競争は厳しいけど、コストダウンにつながらないから世界市場では全然ダメだし。

2006/11/07

いろいろ考えさせられる中川氏問題

こんばんは。

最初は中川氏の核保有論議の提案に対して、こいつアホか、

・そんなに北朝鮮のお仲間になりたいのか
・日本企業は世界中からボイコット受けるようになるぞ
・石油や食糧も輸入できなくなる覚悟はあるのか

など考えてからものを言えと思っていたのですが、
それまではそんなことを考えたこともなかった訳で、
提言としては意味があるのかもしれませんね。

閣議や国会の議題にならなくても、言論の自由はある訳で、
論文にまとめて、ブログで提言すればいいのにと思います。
コメント欄をあけておけば、盛り上がること必至です。

しかし、こういう記事を見ていると、彼には別の隠された考えがあるのかもしれません。
核保有議論:中川氏、改めて必要性を強調 (毎日新聞 2006年11月4日)
『日米安保と国連決議があれば安心』と言っているのは世界の非常識だ。『アメリカさん、お願いします。任せます』で、真剣に米国が同盟(関係)と思ってくれるのか
「全面的に守ってやるから、核をもつなんて言わないでくれ」って発言をアメリカからとりつけることが目的かも。

それとも、憲法改正へ向けて、国民にしっかり考えることを求めているのかも。

または、教育基本法などの今国会成立を阻止しようと考えているのかも。

そんな訳ないか。

■ 追加トラックバック
仙波眞弓さん「核武装もいいけれど」
  -- 輸入できなくなるのは核燃料もでしたね。ところで、「核武装論議大賛成」って仰ってるんですが... 私と同じ意味で言ってるのかな?

2006/11/03

空間にスケッチして家具を作る

こんにちは。11月ですね。連休でした。

東京デザイナーズウィークもう始まってましたよ。いきたいなー。でも何か疲れてるしなー。

夜中にYouTubeを見ていたら、こんなのがありました。
New Sketch furniture by FRONT

空間上に描いたスケッチが、そのまま家具になる。
ネボケマナコでみていたので、わあ不思議だなあ、魔法だね!と思っていました。
本当にあるんですね。いや、あるから映像がある訳ですが。

今日PingMagを見ていたら、東京デザイナーズウィークに出展されているんですね。
PingMagオススメの10プロジェクト (2 Nov 2006)
「動き」を3Dファイルに変換するモーション・キャプチャーの技術でまずはペンの動きを記録し、そこからレーザー燃結という技術を使って3Dファイルを実体化。つまり、空中でグチャグチャと描いた家具のスケッチが本物の家具として誕生するというプロジェクト。
だそうです。「スウェーデン出身の美女4人組」だって!

ほかのプロジェクトも魅力的。シャドウ・モンスターってどういう仕組みになっているのかあ。

疲れているけどいきたくなってしまいましたよ。いや、美女4人組だからと言う訳ではなく。