2005/02/26

中原めいこ

中原めいこ
中原めいこ / 東芝EMI
スコア選択: ★★★★

こんばんは。やきもちやき ルンバ・ボーイです (ウソ)。

またiPodの話か、なんて言わないでまあ聞いて下さい。いくら「変わるわよ」といっても、iTunesに入っている曲が少ないと同じ曲の繰り返しになっちゃいます。という訳でせっせともっているCDをiTunesに突っ込んでいます。

そうなると何がおこるかというと、シャッフルしても昔のばっかり出てきます。あー、これよく聞いたんだよなー、なんて思い出して、「変わるわよ」というより「戻るわよ」。
そんなアーチストのひとりが、中原めいこ。CMソングになった (何のCMだっけ) 「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。」が有名ですが、いい曲が多いんですよ。明るくてカラッとしてて。

特にアルバム"mint"は、ベスト版かと思わせるくらいいい曲が集まっていました。1曲目の「渚のdaydream」の
背中がSexyなアナタにもう夢中...
という出だしから最高でした。

「最高でした。」って過去形で書いているのは、実はこれCDで持っていないんですよ。最初から4作目くらいまで友達からLP借りてカセットでずっと聞いていたのです。CDが普及してきて、昔のLPもCDで再発売されるようになってきた時に買えば良かったんですが、新譜が優先になっていました。後になって東芝EMIがアルバム2枚をセットにして紙ジャケで安く出すという企画をやっていて1作目+2作目はそれで手に入れたのですが、たぶん3作目だった"mint"はずっと手に入れられていませんでした。

で、買っちゃいました「ツインベスト」。当然他のアルバムとの重複もあるのですが、というか重複していないの30曲中8曲だけなんですが、8曲もあればまあ満足です。「渚のdaydream」も入っているし。よく考えたら 「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。」も持っていなかったことに気が付きました。

ああ、そうそう。レーザーディスクもありましたね。Meiko TVってやつ。恥ずかしい位の出来なので、買ったなんてブログにも書けません。

ところで最近のアーチストのアルバムってなんか薄くなったような気がします。シングルになっているのはいいのですが、その他の曲も聞きたいからアルバムで買う、っていう欲求がなくなっています。ベスト盤でないと耐えられない。それは私が歳をとったせいでしょうか。それとも私にとって思い入れのあるアーチストがいないからなんでしょうか。はたまたケチになったせいなんでしょうか。

2005/02/25

これからどんな顔して報道するの?

こんばんは。兜町の風雲児 (ウソ) ウエダです。

昨日(2月23日)からの話題はやはりこれでしょうね。

毎日新聞 2005年2月24日
ニッポン放送株争奪: ニッポン放送、フジに新株予約権−−ライブドアに対抗

ライブドアに対しては時間外取り引きの倫理的な問題を指摘する声も多かった訳ですが、こちらのほうが問題としては大きいですね。“ポイズン・ピル” (毒薬)とは言われているということはあまり使うべきではないと認識されているようではあるのですが、そもそも制度として存在していることのほうが信じられません。

株というのは会社の一部を所有していることを意味するのですが、例えば1万株もっていた既存株主は今までニッポン放送の1/3280を所有していたのが、いきなり1/8000になり、それまでの1/2.44に下がるということになる訳です。一株あたりの利益も、配当も下がることが予想されます (利益を今までの2.44倍以上出せるなら別ですが)。堀江さんが、自分だけでなく他の既存株主のことも出して主張するのはうなずけます。

しかも、この記事を見ると、西武鉄道と同じように上場基準を満たさなくなるとのことで、それも株価の下落の材料になるでしょう。フジテレビは、他のメディアと同様、これまでの報道で西武鉄道、堤義明を批判してきたのではないのかな。

株は既に下がっています (毎日新聞 2005年2月24日「東証:ニッポン放送、フジ、ライブドアの株、そろって下落」 別リンク)。もしかしたらそれが狙いかもしれません。皆が暴落を懸念して売って行けばTOBが容易になり、今たくさん買えば買うほど新株予約権を使う量が減りますから。また、ライブドアの株価も下がっています。ライブドアの体力を奪い、長期戦に耐えられなくすることも可能ですね。放送機関としては、論評でそのことを言及すればライブドアの株価をさらに下げることができます。

テレビでの記者会見では、ライブドアが経営権を握った場合、ニッポン放送の経営に悪影響をあたえる、これによって経営の健全性が保たれ、株主の利益も守られると言っていました。まるで、これで株価が下がってもライブドアが経営権を握ったときの下がり具合よりもまし、我々は株主を救ったんだとでもいいたげです。でもライブドアが経営権を握ったら株価が暴落するって証拠あるの? 事実に基づいたものではありませんよね。

これで、これ以降報道番組で、社会正義を旗印とした報道ができるのでしょうか。また、事実に基づいた報道をしていると胸をはっていえるのでしょうか。産經新聞も「正論」が言えるのかな。

ところで今なら堀江さんと村上さんが協力すればニッポン放送の株50%以上を持つことになり、緊急株主総会を開いて現経営陣を全部解任することができるんじゃないの。

2005/02/23

学校の安全管理

大阪寝屋川の小学校教職員殺傷事件は痛ましい事件でした。犠牲となった鴨崎先生のご冥福をお祈りします。

こういう事件がおきると常に安全対策が議論されます。この小学校でも、池田小の事件などをうけ、安全対策を講じていた中でおきたそうですね。一方で「開かれた学校」という要請もあり、簡単に解決できる問題ではないことが分かります。

学校でさすまたが導入されていることに関しても、テレビでコメンテーターが、「一般企業で一般職員が不審者を押さえる訓練をすることなんてありえない」といっていました。ほんとうにそうだと思います。先生だって教職を選ぶときにそういう危険な仕事があることを覚悟していたわけではないはずです (もちろんどんな職場でも純粋な業務だけではなく雑用があるのは分かっていても、です)。また、女性職員も多い中で、どれだけ実効力があるかも懸念されます (ジェンダー論をするつもりでないのでここには突っ込まないでね)。

専門家を導入するというのは仕方ないことなのだろうと思います。
毎日新聞 2005年2月19日
大阪府: 公立小に警備員 大阪市除く全733校に配置−−小学校教職員殺傷受け

ここで気になるのがそのコストです。特に現在三位一体改革がすすめられていますが、教育はその対象に入っていて、地方自治体に任せたときに真っ先に削減される対象になるのではないかと懸念されています。このような状況下で安全対策にどれだけ予算が回されるか懸念されるところだと思います。のどもと過ぎれば、ということになりかねないと思います。国レベルで考えないといけないのではないかと思うのです。

ところでうちの奥さんが、小学校の子供に忘れ物を届けに行った際、職員室の中から事務職員が教室 (授業時間中) に直接持っていくよう指示したそうです。今回の寝屋川の事件の前ではありますが、池田小の事件の後なのに。地域によって温度差があるのですね、では済まされない問題だと思います。

2005/02/19

相続税払ってから言ってね

こんばんは。宮本信子です (ウソ)。

いずれ出るだろうなとは思っていましたが、

毎日新聞 2005年2月19日
コクド株問題: 堤義明氏の弟・康弘氏が会見 (リンク切れ)

帰属不明の株は自分達が相続すべきものらしいです。で、その帰属不明の株というのは何かと言うと
関係者によると、有価証券報告書の虚偽記載が問題になった西武鉄道株は当初、康次郎氏が保有していたが、相続税対策のため57年ごろ、元従業員らの個人名義に分散した。株は大量の印鑑とともにコクド総務部で保管され、堤前会長に引き継がれたという。
のことですよね。

「相続税対策」って「脱税」というのじゃないでしょうか。まずこのときの相続税を払って、残りを相続してもらえばいいんじゃないでしょうか。もちろん40年分の重加算税も。どれだけ残るか知りませんが。あ、株はほとんど流通してないので当時の株価で計算しても意味がないかもしれませんね。その場合は会社の総資産で計算すればよいかと思います。

時効?

たとえ国税庁が許してもこのuedaが許しません。

2005/02/17

世界の「環境保護」の先生になろう

こんばんは。風の谷のナウシカです (ウソ)。

もう昨日になりましたが、京都議定書が発効になりましたね。もともと「環境/ビジネス/カルチャー」を名乗っていたにぶろぐさんとしては触れないわけにはいきません。

私がよく訪問させて頂いているブログでもこのことに言及しているところがあります。
Tomorrow's Way (yodaway2さん): 京都議定書、ついに発効——。そして、カワグチ前外相のこと。
瀬戸智子の枕草子さん: 京都議定書発効
みなさんが指摘されること、それぞれが全く同意できることばかりでした。繰り返しになることも多いと思いますが、私も今の感想をまとめておきたいと思います。

京都議定書に米国、中国が参加していないことで十分な効果は期待できないかもしれない。しかし、動き出すことが「期待」なのだ。

日本は石油ショック以来省エネを進めてきたこともあって、もともと二酸化炭素排出量が他の先進諸国に比べてかなり少ないレベルになっていて、そこか削減となると目標の達成には困難が伴う。しかし、そこを歯をくいしばってがんばろう。そしてその努力を世界に発信しよう。今までの省エネの知恵を世界に伝えよう。姿勢と知識/知恵で世界に範を示そう。「環境」で世界の先生、先輩になろう。気前良く環境の知恵を教えてやろう。

日本の努力、姿勢、知恵を知ってもらい、世界に日本の生き方に共感をもってもらおう。皆に日本みたいになりたいと思ってもらおう。仲間を増やして、アメリカにもこれではいけないと思ってもらおう。次回の議定書の策定にはぜひアメリカにも参加してもらい、世界のリーダーとしての範を示してもらおう。経済発展が続く中国には今度は「発展途上国」としてではなく、やはり世界のリーダーの仲間入りをしてもらおう。

日本国内はかなり環境への意識が高まったと思います。ごみの分別もこんなに分別して対応できるのかと思いましたが、競って協力しているように見えます。もちろんまだまだ満足はしていないのですが、正直なところもっとひどいと思っていました。環境を守ることをプライドとしている人がすごく増えているような気がするのです。みんながそう思えば、それは共通の価値観=文化になります。それに沿っていないと居心地が悪いようになればしめたものだと思います。そしてそれを国際的に広げるのです。

yodaway2さんも引用されていたこの記事
毎日新聞 2005年2月16日
京都議定書: 水没危機のモルディブ「米国も参加を」 (別リンク)
をアメリカの人にも読んでもらいたいです。

本来ならアメリカにも設定されていたはずの二酸化炭素排出枠。これを無視するということは他の国々の二酸化炭素排出枠を盗んでいるのに等しい。モルディブだけでなく、南太平洋などの小さな島々が水没していくということは、排出した二酸化炭素をこれらの島々に捨てていることに等しい。これは見えない搾取なのだ。

2005/02/13

モノを売るのではなく新しい価値を売る

変わるわよ。こんばんは、如月ハニーです (ウソ)。

iPod shuffleが届いてから1週間になりますが、結構満足しています。別にそのせいで更新が滞っていたわけではないのですが。

デジカメやHDDレコーダーは買うまでに結構悩みました。必要だとは思っていたのですが、いろいろ製品があって比較するのさえ億劫になってしまいます。もう少ししたらまた安くなるとも思いますし。なんかこう、背中を押してくれるものがなかったと感じです。

その中でiPod shuffleは久々の衝動買いでした。軽いとかかっこいいとかいるのもあるのですが、効いたのは、

「iPod shuffleはあなたが過ごす毎日を少しずつ変えてくれるのです。」

というフレーズ (アップルのiPod Shuffleのページより)。何を言っているかというと、これも引用ですが、
「意外性に満ちた毎日」にようこそ。iPodの「曲をシャッフル」機能が、「次に再生される曲がわからない」楽しさで、お手持ちのミュージックコレクションに新境地を切り拓いてくれます。

Pod shuffleは、お気に入りの曲を毎回ちがった順番で再生して、「お決まりのパターン」を完全に排除してくれます。

次に再生される曲が予想できないというだけでも「同じことの繰り返し」から、ほんの少し解放されるはず。iPod shuffleをつけて走れば、いつものジョギングコースの景色も違って見えるでしょう。次にかかる曲がわからないことで、見慣れた交通渋滞も少し新鮮に感じるはず。
ですって。

今までのiPodが「もっている音楽を全部持ち運べる」ということが売りだったので、その面では退化なんですが、容量の少なさを逆手にとったプロモーションといえます。まさに「直せないんだったら仕様にしてしまえ」(ワインバーグ) の実例になっています。

ここでアップルが提供しようとしているものはモノではなく、新しい体験であり、新しい生活。私達が買うのはそのモノではなく、それを使っている「自分自身」。

そういう提案をしているのはアップルがはじめてというわけではなく、むしろ良く考えるとこれまでもそれこそが購買意欲を刺激していたのだと思う。

・ Fun To Drive (トヨタ)
・ モノより思い出 (日産)
・ ウォークマン
・ ビデオカメラ
・ 2002年ワールドカップの年あたりから、そのころまだ高かったプラズマテレビ (今も十分高いけど) が急激に売れるようになった。購買層は中高年男性が多く、居間でくつろぐ余裕のある自分」を買っていたのだ。
・ 上記プラズマテレビの位置は昔はオーディオが占めていた。
・ ユニクロは、「ユニクロ製品で消費者のニーズに応えようとしているわけではなく、ベーシックなユニクロ製品と他のブランドを組み合わせて着てもらうことを想定している」と言っていた。客は「ユニクロ製品を組み合わせてもセンスのいい自分」を買っていたわけだ (全部ユニクロで揃える人も出てきましたが)。

ブログも新しい生活を提案していると言えると思います。そうだ、いつも訪問しているブログで見つけたこれも新しい提案かも。

デジタル家電が好調とは言われているのですが、DVDレコーダーなどの価格の下落ぶりを見ると、先が見えないような気がするんですよね。こういうところに日本の産業の復活の鍵があると思うのです。

■ 追加トラックバック
Life is beautiful (中島聡さん) 「アメリカで、ハイブリッド車が売れる理由、SUVが売れる続ける理由」
-- ハイブリッド車のトータルコスト上昇は問題ではない。ハイブリッドを乗り回す「地球にやさしい自分」が好き。

コメント
 Commented by rkya at 2005-02-15 23:14 x
ほんとですね、購買意欲をそそられるコピーには、それが加わったcool!な生活を予感させるものが多い。iPod shuffleやっぱ欲しいなーw 休日、上下ユニクロになっているダンナに気がつき、悲鳴を上げたことが何度かあります・・・^^;

 Commented by yoshihiroueda at 2005-02-15 23:40 x
★はるかさん、コメントありがとうございます。やっぱり買うことに自分自身が納得したいですよね。そして買った後もああよかったと思いたい。iPod shuffle買いたくなったでしょー(って私はアップルの回し者ですか)。ユニクロ上下はまだジャージ上下よりましでしょう。でも、はるかさんの納得するダンナにするために、はるかさんが気に入った服を買ってコーディネートしちゃいましょう。

 Commented by hide_roc at 2005-03-02 18:14 x
始めましてです。良くこのブログを覗いているモノですが、、、i shuffleについて検索してたところ、この記事に飛んできました。興味深いので、この記事トラックバックさせてもらいました。
それと、誠に勝手ながらリンクも貼らせてもらいました。もし迷惑であれば、一報お願いします☆

 Commented by yoshihiroueda at 2005-03-03 22:15 x
★hide_rocさん、いらっしゃいませ。トラックバックありがとうございます。それから、リンクも大歓迎です。私のところだけでなくリンクするのにいちいち断らなくて良いと思いますよ。へんな分類に入れて紹介されたりするといやですが。

2005/02/09

「ブログを育てる」という感覚

こんばんは。ポケモントレーナーのサトシです (ウソ)。

エキサイトでブログを開設したのは昨年5月で (それ以前にも日記サイトもブログもあったのですが放置状態)、最初はブログってどういう文化なのだろうということを知りたいと思ってはじめたのですが、6月終わり頃からだんだん本格的に書き出すようになりました。それから起算して半年以上になります。「にぶい更新頻度」を掲げてあまり無理しないようにしていても記事数で140になっています。

日記が続いたことがないというか、日記自体を書こうと思ったことがないので、続くとも思っていなかったのが、半年以上続いていて自分でも驚いています。日記と違って毎日書かなければいけないと思わなくて良いというのもありますが、その日あったことを書いている訳ではなく日頃思っていることをちょっとずつ整理して書いている点が大きいかなと思います。時事問題を扱うにしても、それまで考えていたこととの接点ができた時に書いているので、それもやはりただの日記ではない。

以前の書き込みに追記したり、シリーズにして続きへのリンクをはったりして、個々の記事は単一の時間をきりとっただけのものではない。過去の記事に手を加えるのを潔しとしない人もいると思いますが、私はできるだけ「追記」等の断りをいれて書くようにしています (更新しながら書く場合もあってそのときはいちいち記載しないのですが、最終更新の前にコメントで間違いや論旨の不備を指摘される場合もあります)。

また、過去の記事を自分で参照したり、他の人の記事にトラックバックして記事を書き、それにまたトラックバックをもらったりするので、単独の記事の集まり、スタックではなく、だんだん大きくなるネットワークだ。日記だったら読み返すことはないのでそこが大きな違いでしょう。もちろん筆がすべったりして傷もあるし、「息抜き」カテゴリのようにそのネットワークから見たらノイズのようなものもあるのですが、それよりも大きくなって行くネットワークがうれしい。また、コメントは、明示的にはネットワークを形成しないけれども、次の記事を書く励みやヒントを提供してくれている。私の場合はそこが宿題のバックログになる場合もある。

これが表題に示した「ブログを育てるという感覚」。

そだてたブログは小さいけれど私の財産だ。もう捨てられない。また、コメントやトラックバックをくれる人も大事な財産だと思っています。人気サイトに比べると数は少ないけど、荒らしと呼べるようなものはひとつもなく(誤解に基づくコメントはありますがそれは私の責任でもある)、有益なもの、嬉しいものが圧倒的に多い。また、毎回コメントをくれる訳ではないがリンクを続けてくれる人は私の次の記事を期待してくれているのだろうと勝手に思っていて、それらの人々も財産だと思っています。自分のブログの成長のモチベーション、糧になっている。また、他の人にも貢献したいというモチベーションにもなっている。

そして自分のブログの成長は、自分自身の成長につながっていると思う。知識と人のネットワークで武装した自分、そしてそれを生み出す能力を成長させている自分。

これを企業内に導入したらどうだろう。それが私が考えるイントラブログ。これまでは個人の視点で見てきましたが、このネットワークは個人を超えて部門を超えてつながり、企業の知的資産になる。このネットワークは知識のネットワークだけでなく、働く人々のネットワークでもあり、自分自身のことで書いたように個々の働く人々の知識を提供しようというモチベーションを高める。

追記: 忘れていましたが、このような知識共有にはそれを許す企業文化/風土が必須です。少なくともブログを書くことをサボっているとみなさず、知識の展開・創発とみなし奨励できるところでないとうまくいきません(以前『顧客が作る「サービスの魅力」』で触れています)。

ブログのビジネスへの利用を、企業の情報発信/顧客とのコミュニケーションツールの側面と、イントラブログ/企業内情報共有の観点から考えたいと書きましたが、後者が先になっちゃいましたね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。次はもっとおばかモードをいれたいと思います。

トラックバック先('05.3.6 + α):
@HOMEさん: 「お気に入りのブログが読めないのは」
瀬戸智子さん: 「愛のまぜご飯」
浮世風呂さん: 「おかげさまで・・・浮世風呂も1周年:ちょっと、振り返り」
あざらしサラダさん: 「▽ブログのチカラ。」
  -- ブログは人の潜在的な「思い」を実現させる勇気を与える。
大西 宏さん: それでもライブドアから引っ越さない理由
  -- 固定読者の利便性を考えると...

2005/02/06

iPodがやってきた

こんにちは。たった今私の名がわかりました (ウソ)。

先日衝動買いで発注していたiPod shuffle (512MB) がやっと届きました。
ご注文受付日時: 2005年01月15日 10:11:AM
出荷予定日: 2-3 週
出荷日: 02/05/2005
予定日の一番最後...

こんな大きな箱に入っていました (本体に比較したらということ。 ちなみに緑の箱はCDくらい)。
(保証書シールとればよかったな)

2005/02/05

ビジネスブログ元年

日本の夜明けは近い。役所広司です (ウソ)。

リニューアル後、エキサイトブログのトップに「2005年 ビジネスブログ元年」って広告が出てきますね。エキサイトブログ向上委員会から「ビジネス目的のブログ利用について」という記事が出されており、
これまでエキサイトブログでは、商用目的のブログ利用を禁止してまいりました。今後、ブログがビジネスツールとして有望視されることから、ビジネス目的の利用を解禁いたします。
とあります。ただ皆さん指摘されているように(はりーさん「ビジネス利用」)、解禁されたと言っても何ができるようになったのか良く分かりません。だいたい、今まで何がどこまで禁止されていたのか明確ではありません。ここはエキサイトに期待したいところだと思います。

ただ解禁と言うのでなく、エキサイトは逆にブログのビジネス利用を推進しようとしています。上記広告の先にはエキサイトビジネスブログというページになっています(これはリニューアルちょっと前からあってはりーさんが紹介しています)。

「エキサイトビジネスブログ」サービス開始のごあいさつ には、
2005年、ブログは個人の日記やコミュニケーションツールを超えて、企業の情報発信、顧客とのコミュニケーションツールとして欠かせない存在となることが予想されます。
とあり、また、「エキサイトブログでビジネスブログを」では、
簡単・便利なエキサイトブログを、ぜひビジネスシーンでご活用ください。
といっています。あと、バナー広告では「エキサイトがビジネスをサポートします」みたいなことが出たような気もするのですが、今は見えません。ただサーバのスペース/機能を貸すだけでなく、コンサルティング、支援までやるのかと思ったんですが。

ここから見えることは、
・企業の情報発信、顧客とのコミュニケーションツールとして有効なものと考えている。
 (普通のWebとは違うと考えている)
・これまでと違って、そういう使い方を積極的に推進する
という姿勢です。

私は以前、「ブログとビジネス」で、ブログのビジネスでの活用を考えました。このときは、エキサイトにとってどうビジネスにつなげられるかという観点から考えていました。ここに山村社長から、
このサービスは一年後にはかなりの規模になっていると思っておりますが、収益源としては考えておりません。(もしなっていく何かが見つかれば嬉しいですが規模が大きくなったからといってオークションサービスのようにいきなり有料にするようなユーザーを裏切るような形態にする事もございません。あくまでも基本機能は無料で提供を続けます。)しかし新しいインターネットらしいメディアの姿がこのブログによって描けるような、まだまだ漠然とではありますが将来像を描いております。
というコメントをいただきました。これがその将来像の一部の実現なんだと思います。

今度はユーザのビジネス利用という観点から考えたいと思います。とはいえ、はりーさんが紹介されている「ビジネスブログブック」と整理の観点は同じになるかと思います。
・企業の情報発信、顧客とのコミュニケーションツールとして
・イントラブログ: 企業内情報共有、ナレッジマネジメント
  -- 後者はエキサイトではあまり想定していないかもしれません

「企業の情報発信」としては、社長ブログだけでなく、新製品(新車)キャンペーン時には開発者の声が直接伝わるブログなどがありますね。ツアーブログも、アーチストがわからの発信と言えると思います。それから、下記ではマクロメディアのユーザーサポートの事例があります。
日経BP 専門家の眼 2005/01/14 Webマーケティングの近未来 第22回〜欧米での企業ブログのケーススタディ(その4)
この記事ではブログによる「企業の情報発信」の難しさもかかれています。それからタイトルに22回とついているように、バックナンバーがたくさんあります。まだ全然追えていません。

ほんとに夜明けが近くなってきました。また後で。トラックバックもおいおいつけていきます。

2005/02/04

懸賞に新機軸

こんばんは。なすびです (ウソ)。

エキサイトブログ1周年おめでとうございます。私がブログ開設したのは5月なんですが、もっと早く気がついていればよかったな。

1周年記念プレゼントというのをやっているのですが、これがまた応募の仕方が新しい。

エキサイトブログ1周年記念プレゼントブログへようこそ!

希望するプレゼントのブログにトラックバックを送ることで応募になるので、
1) 記事を書かないといけない。
2) 応募の事実がばれる。
コメントを書くだけだったら、「ほすいー」とかかいても大丈夫なんでしょうけど、自分のブログに載るし、他からも読みに来るから、ちょっとは面白いこと書かないとね。

と言う訳で、当たる確率高いぞ!

しかも、山村社長と一緒においしいお寿司! というのもあって、
山村社長のおごり !
なんて魅力的なひびきでしょうか。

でもこれに応募する人は気をつけて下さいね。当選したら、みんなからレポートを期待されちゃうんですから。山村さんの言葉を一生懸命メモ取ったりなんかして、お寿司を楽しむ余裕ないかも。

ところでここにトラックバックを送ると何が当たるんだろ。

2005/01/29

僕もウゴツール使ってみた

おはようございます。かーくろうです。



山崎絵日和さんのところで知った「ウゴツール」を使ってみました。

さらに、その元情報は、mken1017さん「きままに_気楽に_まったりと」の「ウゴツール」です。

これだと震えながらマウス動かしても気付かれへんのがいいね(といいながらノートPCのトラックパッド使っていたのを忘れてました)。
ロゴ画像もこれに変えてみよう。

やっぱり「生きる力」

こんばんは。銭っ子です (ウソ)。

さて、はりーさんの「親の成長(しつこいけど)」のコメントで、私は、「人それぞれって個人レベルに落したくないという思いもあって、また考えをまとめたいと思います。ちょっと待ってね。」と書きました。相当待たせました。まだ自分で満足いく答えを出せていないですが、それを待っていてはいつになるか分からないので、少しずつ出して行こうと思います。

再スタートの地点は、その前の「成長欲求その4」のはりーさんの「コミットメント」という言葉と私がコメントで書いた「意志」あたりになります。「意志」、「決意」、「コミットメント」、「自分自身との契約」。これが、成長欲求を満足させる原動力になる。それまで、「経験」、「力」を養ってきていなくても、やるしかない、自分が決めたことなら。

ということに関しては同意する。

同意している、しかし、やっぱり意志の力を持続させられるのは並大抵のことではないと思うのだ。誰もがノーベル賞を取れる訳ではない、イチローになれる訳でもない。壁にぶつかったときに、どこかで「自分の限界はここなのかも」と思い、「これでいいんじゃないの。私にはブールのある邸宅もあるし、そこには美女もいる」と思うときがあるだろう。でもそこには自分へのごまかしがある。低レベルの力を身に付けていなければはやくその限界に達してしまうのではないか、と思うのだ。ここで注意していただきたいのは、低いレベルで限界が来る、といっている訳ではなく、早く限界が来るということを言っています。はやいうちに自分で成長を止めてしまうのではないか、そしてその後満足できない人生を送るのだ (一度挫折したら二度と成長できない訳ではない。ここはわざと極端なことを言っています)。

はりーさんとの考え方の違い (別に同じでなければならないと思っている訳ではありません) のひとつに、この意志の力への信頼の大きさがあると思う。

成長の意志があってそれから力をつけていくのでも、生きる力をつけたら成長の意欲が生まれるのではない。少しずつ力をつけ、自信を得て、次の目標が出てくるし見えてくる。逆にいうと大きな目標を持っていても、まずは小さな目標を目指すようにして、小さな満足を積み重ねて行く、そういうスパイラルアップ (正しい使い方じゃないかも) が必要と思うのだ。

そう進めていっても、誰でもイチローになれるわけではないというのは変わらない。どこかで限界を感じるとしたら、最初に設定した目標にどうやっても自分が達しないことが分かったら何に満足して生きて行けば良いのか。それは、「努力を止めない自分」、「成長を続ける自分」にだ。そしてそれははりーさんが指摘されるようにプロセスであり、目標に達していない段階でも常に得ることのできる満足なのだ。まあこれは「成長」を価値観においた場合の話であって、それ以外の価値観も当然あるのだが。

はりーさんとの認識の違いがもうひとつあるかも、と思っています。ちゃんと書いていませんでしたし、大前研一を引用したので誤解を招いているかもしれないのですが、私が「生きる力」というときに、それはすごく低レベルのことを想定しています。低レベルのことを含んでいるといったほうがいいかな。自分で切符を買って電車に乗って行きたいところへ行く、安いところを探して買い物をする、だまされない、流されない、正しいことを正しいと主張する、生活に自分なりの楽しみを見いだす、挫折から立ち直る、...

こういう力は金持ちかどうかにはあまり関係がないのは確かだろう。そういう意味で「ハングリー精神」に言及したのは適切でなかった。だが、モノだけでなく、だまされないように挫折しないようにするお膳立てなど、これらを全て与えていては「生きる力」は育たないだろう。

今日はここまで。これじゃ社会レベルの話ができるのはいつになるか分からないですね。

2005/01/25

iPodのアクセサリー

こんばんは。椎名林檎です (ウソ)。
先日iPod shuffleを衝動買いしちゃったんですが (発注したけど品物はまだ)、

2005/01/22

朝日のトンデモなさ加減に惑わされるな

こんばんは。久米宏です (ウソ)。

連日続くこの問題では、みなさんのブログ等 (浮世風呂さんの一連の記事、Tomorrow's Wayさん、ほか) をみていました。それらの情報から、私には、朝日の偏向ぶりとトンデモなさが目立ち、NHKの言っていることは正しいようにおもえていました。 取材を受けたNHK幹部が言ったことと反対のことを書かれたと言うのに対する反論も、証拠や根拠をしめす訳でなく、「だってそう言ったもん」というレベル。シバレイさんが、VAWW-NETの弁明を転載されていますが、私にはますますこの「裁判」の異常さと、それを何の批判も無く放送した場合の影響が憂慮されるものでしかありません。NHKは、もっと、「公正さを保つために自主的に手直しを指示しました」と言えば良いのではないか、と上記浮世風呂さんの記事にコメントも残しました。

しかし、日日光進さんの下記の記事をみて私ちょっと反省しています。
慰安婦を巡る朝日対NHK
この中で、毎日新聞2005年1月21日の社説「NHK特集番組 問題点を整理する必要がある」が紹介されていますが、ここでは、問題を整理し、
・ NHKに対し安倍氏らの政治圧力、介入が本当にあったのかどうか。
・ 番組の内容そのものに問題はなかったのか。
を分けて考えるべき、という提言がのべられています。そして、前者に関しては、番組放送前に内容を政府政治家に説明することの是非を問うています。

表題「朝日のトンデモなさ加減に惑わされるな」は自戒の念をこめてつけています。朝日対NHKどっちが正しいことを言っているという見方をするのではなく、どっちもジャーナリストとしていかがなものかという視点で批判精神を持ってみないといけないのだと思いました。

もう一度浮世風呂さんの記事にもどりますが、浮世風呂さんご本人のコメントで、「朝日、週刊新潮の広告掲載拒否」というのがありました。ちょっと前に読売新聞でも広告の一部を消して載せると言うことがありましたね。お互いジャーナリストとして、相手の言論の自由を尊重しないと、自分の首をしめることになるでしょう。今こそ、Tomorrow's Wayさんのサイドバーに掲げられている言葉「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」を噛み締めて欲しいものです。

2005/01/21

ブッシュ2期め

こんばんは。近藤里沙です (誰だそれ)。

昨日の晩からブッシュ2期めの就任式典の話題がよく出ていましたね。
お金使い過ぎ、イラクやインドネシアの復興に使え、とか
圧政をなくすため、とか言うんだったらイラクから出て行け、とか
ネクタイの色が水色なのは国際協調を重視している表れ、ってそんなことないだろ、とか、
今度は無線でなくて直接指示された言葉で宣誓してるのね、とか。
(最後のほうは私が言ってるだけです。)

その中でおかしかったのは、パロディムービー。
↓ ここにあります(Second Termから入れます)。
http://www.jibjab.com/originals/second_term (歌詞はここ)
ただ批判するために作ったのかと思ったら、$2.99でダウンロード販売もしているのね。肖像権等で訴えられないのかしら。

瀬戸智子さんも指摘されていますが、世界中の首脳が登場してるのに、小泉さんは出てないらしい。小泉さんも「湾岸戦争の轍を踏まないため頑張って支援したのに...」って思ってるのでしょうか (笑い)。

追記: 以前のパロディムービー"This Land" (上記サイトで見ることができます) では著作権の使用で問題を起こしていたそうです。
「ブッシュ対ケリーの喧嘩を描く大人気パロディー作品に、思わぬ落とし穴」(Wired News 2004年7月29日)
「ブッシュ対ケリーのパロディーアニメ、楽曲の公正使用権を主張して法廷へ提訴」 (Wired News 2004年8月5日)

冬は鍋!

こんばんは。なべおさみです (ウソ、しかしベタベタやな)。

日経BPの健康サイトにこんな記事が...
冬太り予防の“鍋”はスープが決め手

冬は鍋ですよね。週1回鍋をするとして、これで3週間分の鍋メニューが決まったな。

でもここで問題が...

ここで紹介されているメニュー、特に最後のやつなんか、1回で作ってテーブルに出すことが前提になっているような。うちはそれでは足りませんから! 食べながら食材をどんどんほおり込んで行かないと。しゃぶしゃぶじゃないですが豆乳鍋もやったことはあるのですが、最後は豆乳といえない状態になってますから!

もうひとつ。「野菜は長い時間煮込まないように注意」ってあるんですが、白菜なんか十分火が通ってとろとろになったやつが甘くておいしいんじゃないですか。

最後に、鍋はおいしすぎてついつい食べ過ぎちゃいますから! 「冬太り予防」って無理! きっぱり。

夏やせせず、秋に太って、冬に太って、って、切腹!

開腹! っていうなー。

2005/01/18

はてなアンテナあんたは何点?

こんばんは。イッパイアッテナです (ウソ)。

designcafeさんの「悩みますね」にトラックバックしています。

情報処理学会誌の「インターネット向上委員会」という連載で、「Webページのチェックを効率的に - アンテナ、RSS -」という記事がありました。

RSSは分かるけど、「アンテナ」って初耳。ということではてなアンテナへ行ってみました。サンプルページを見ましたが、うーん微妙。サイトの更新順に並ぶのですが、RSSリーダー (glucoseやgoo RSSリーダーなど) と違って記事単位にならないようですね。また、カテゴリで分類もできないみたいだし。RSSのないところも更新が分かるという利点はありそうですが。

MyBlogListも使ってみたんですが、これもどうも使いにくい感じがします。これもブログごとの最新記事が示されるようで、複数の記事が更新されている場合に、最新の記事に興味がなければ前の記事を見逃しそう。

使い方で勘違いがあったらご指摘下さい。

あ、それからアクセス解析も入れることを検討したんですが、これってサーバに負担をかけたりしないのでしょうか。ただでさえ、エキサイトブログ遅くなっているのにと思って躊躇しています。

補足: 「世祓い」のはりーさんが、関連ツールをサーベイされています。「これで決まり」という推薦もあります。→「更新チェックツール」
さらに、「テクノラティ」というブログ検索サービスの紹介と考察もあります。→「テクノラティ」

1月17日

過ぎちゃいましたね。

今日は私は淡々と書きます。

多くの関西在住のブロガーの皆さんが被災状況を伝えてくれています。関西には親戚で被災した人はいるのですが、幸い亡くなった人や大きなけがをした人はいませんでした。被災者の皆さんの心情が分かっていないところがあると思いますが、ご容赦下さい。

その頃私は横浜に住んでいました。あの朝起きてテレビをつけたら、関西で大きな地震が起こったらしいといっていました。まず感じたのは、なにかの間違いじゃ、ということでした。地震が起こったらテレビですぐに各地の震度が出るのが普通だったので、「らしい」って何だろうと思ったのでした。情報を伝えることもできないくらいの被害だったんですね。また、「関西に地震はない」と言われていたので、そのような準備もできていなかったんですね。

朝の段階ではニュースも混乱していて、被害の大きさがなかなか伝わってきませんでした。普通に出社して、途中に情報もはいっていたと思うのですが、事の重大さを実感したのは帰宅してからのように思います。

その後も日が経つにつれ被害の大きさが分かってきました。こんなときやはり感じたのは、お金を送る事くらいしかできないもどかしさでした。

海外のメディアが、暴動等起こっていないことを驚きの目で伝えていましたね。自分がほめられた訳ではないのですが、誇らしいと思うと同時に、日本人の自制心、いざと言う時の強さを神戸の人たちが証明してくれたようでありがたいと思いました。時代が違うのですが、関東大震災の時のような民族差別も起こりませんでした。テレビでは、神戸は昔から国際都市で多民族が融和して生きてきたと解説していました。東京ではこうはいかないだろうともいっていましたが、仮定の話になるのでそうかもしれないと思うほかありませんでした。

以前も書きましたが、田中康夫氏(現長野県知事)が、女性用下着だったか生理用品だっかをバイクで配って回っていると雑誌の連載で書いていました。被災地で必要なものは何かということに関して、それまでの災害ではあまり話題にあがらなかったように思います。それを気付かせてくれた点でも田中氏の行動は評価されるべきものと思います。今回の新潟中越地震では「被災地に必要なもの」ということがかなり認識されていたようにおもいます。それでもカップラーメンだけあってお湯がないとか、その一方でなまものがだめになったということもあったようですが。

これはだいぶ後になりますが、仮設住宅への移行はなかなかすすまなかったときいています。仮設住宅が遠く不便という意見が多かったようです。2年後くらいに神戸の六甲山の北側の新興住宅地に行ったことがあるのですが、そこの公園に仮設住宅が建てられていました。確かに神戸の中心地までは遠いかもしれないが、ここから毎日通勤している人もいるのに、こんな遠いところなんていうのは失礼じゃないかと思いました。慣れ親しんだ土地や友人と離れるということは理解できますが、会おうと思えばいつでも会える距離なんですから。

地震保険にはいっていない人が多かったことも問題としてあげられていました。後で知ったのですが、地震保険は掛け金が高く、また火災保険の特約としてはいるのですが、火災保険の1/3しか補償されません。入るのをためらってしまいます。

ここ数日のテレビや新聞で、改めて被害の大きさを再認識しています。被害の大きさ、亡くなった人の多さよりも、今後を強く生きて行こうとする人々の底力に感動をおぼえます。難病の子が書いた「生きる力」という習字を見たら涙がでそうになりました。これからを築いて行く若い人の意志に対しては涙腺が緩む傾向にあるようです。歳をとったということか。

「生きる力」... あ、宿題忘れてた。

2005/01/15

杉田かおるさん結婚おめでとう

こんばんは。酒井 順子です (ウソ)。

杉田かおるさんが電撃結婚だそうですね。紀宮さまのときよりもなんかほのぼのしちゃいます。

今朝の情報番組では、結婚後も仕事を続けるという本人のコメントが紹介されていましたが、同じようなキャラでは使えないと思うぞ、って心配してやる必要もないんですけどね。貴理子も生き残ってるからなんとかなるのか。

今度は中森明菜に幸せになってもらいたいです。

青色LED特許裁判和解

こんばんは。ドクター中松です (ウソ)。

もう既に多くのブロガーの方が記事に書かれていますが(トラックバックは最後にまとめます)、中村修二氏と日亜化学工業の間で和解が成立しましたね。私もずっと日経エレクトロニクスの記事等読んでいましたが、日経BP社がこれまでの記事をまとめたサイトをオープンしました。双方の立場からの主張が載せてあります。事実関係は明らかにならないところも多いのですが。

スペシャルレポート 中村裁判
(リンク先には会員登録(無料)が必要なところもあります)

いくつか感想を。

・ まず、和解しておいて裁判所に不満をいうのは見苦しい (誰かも言及されていたと思うのですが見つからない...補足: 小言日記さんでした。失礼しました)。

・ サインするときにその意味、もたらす結果を把握していない (僕が会社を訴えたわけ) のは大人の態度じゃない。ソフトウェアをダウンロードしたり何かの会員になるときには、利用規約を読んでAcceptボタンを押すよね(すごいスピードで読むけど)。

・ 6億円 (遅延損害金を加えて8億4000万円) でも、十分技術者に希望を与える額だと思う。

・ ビジネスの成功/失敗が分かった段階での「貢献度」は算出は難しい。本来は価格設定にライセンスのコストが勘案されるべきなので、あらかじめ契約をするもの。契約によってどちらもリスクをとる (安く技術を売っちゃうリスク、ライセンス料が高くてコストにはねかえり結果的に売れず双方が損するリスク等)。

・ とはいえ、発明した後に社員側に譲渡しない選択肢はない。譲渡しなければ特許は出せず双方の損失になる。結局契約は発明前に行われるべき (今度改正される?された?特許法ではそうなる)。

・ 発明を行っている時間も給料を貰っている、発明という業務を行うための報酬は支払っているという「職務発明」という概念はある程度理解できる。

・ しかし、発明で得られた利益を全く発明者に還元しないというのでは、良い技術者は集まらないだろう。また、既に社員になっている人にとっても、良い特許を書くモチベーションにならない。

今後技術者は今まで以上に自分の価値、自分がこれから生み出す価値について客観的な評価が必要になるでしょう。現在は労働市場の流動性はまだ高いとは言えませんが、将来流動性が高くなって行けば、自分を適切に評価してくれるところを探すという傾向が出てくるでしょう。それは逆に価値の低い技術者は会社にいられないということも意味しています。これは自戒でもありますが、常に価値を高めて行く努力が必要になると思います。

トラックバック先
■ dragon2011さん: どっちもどっちかはたまた。青色LED訴訟
■ night_in_tunisiaさん: 青色発光ダイオード訴訟和解の件
■ 瀬戸智子さん: 青色青光
■ 小言日記さん: 怒り