日中関係(その1) 日中、不信の連鎖
日中関係(その2) 中国の軍備増強警戒−−日本側の不信
日中関係(その3止) 日米安保強化に懸念−−中国側の不信
紙面では、「日本側の不信」と「中国側の不信」の年表を見開きページで揃えて示してあったり、これとは別に終戦からの年表が示してあったり、カラーページで地図上に中国各都市の在留邦人の数がピクトグラムで示してあったりして、力が入っています。
以前から断片的な記事でなく背景まで整理された形で知りたいと言っていましたので、こういう特集はありがたいです (5月4日には「ニッポン放送株争奪:検証・ライブドアVSフジテレビ 水面下、激しい攻防」というのもありました)。「基礎知識」も有用だと思います。
ところで、(その1) には、
胡主席は会談で「両国の古い世代の指導者と有識者の長期的な努力に対し、申し訳ない」と関係悪化を嘆いたが、とあるのですが、「申し訳ない」なんて言ったというのはこれまで報道されていないと思います。見逃しているだけなのでしょうか。それとも中国語で別の言葉を毎日新聞のここでだけ「申し訳ない」と翻訳しているのでしょうか。「嘆いた」なんて書いてあるので、別の語だった可能性も高いですね。
もし「申し訳ない」なんて言ったのなら、画期的な反省の言葉ですね (日本だけに対してではなく、日中の先人達に対してですが)。少なくとも、相手を批難するときにも使ったり、自分の責任じゃないんだよと言うニュアンスの強い「遺憾である」よりずっといい。
しかし反省だったとしたら、もっと大々的に扱われているはずです。やっぱりそんなことないんだろうなあ。
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