2005/05/08

29日目の恐怖

こんにちは。ゴールデンウィークはどこにも行きませんでした。環境保護に貢献しようと思って (ウソ)。

今日午後4時からテレビ東京で「地球共生」という番組があります(番組HP)。年間6回で今日はその第1回「29日目の恐怖」、総論だそうです。
タイトルの“29日目の恐怖”とは、「ある池のハスの葉が増え、1ヵ月で池のすべてを覆い尽くしてしまいましたが、その前日の29日目、池の景色は特に普段と変わらなかった」というヨーロッパの昔話から引用しました。つまり、倍倍で増えていくものは最終段階を迎える直前まで気づき難いということです。
ということです。

以前、10年くらい前になりますが、環境保護に関する講演を聴きました。その際に講師から会場にといかけがありました。

・地球はまだ大丈夫と思うか。
・それとも、今行動を起こさないとダメだと思うか。

私はそのとき、「もう取り返しがつかないんじゃないか」と思っていて、どちらにも手を上げることができませんでした。それから10年、京都議定書は発効しましたが、一番大きな影響をもつアメリカは参加していませんし、中国は対象外になっています。次の議定書には中国も義務を負うことが求められるはずですが、中国はそのときにはアメリカと同じ行動をとることが懸念されます。

「もったいない」精神を意識して生活していますが、この状況の中でどれだけの貢献になるのかと思うと暗い気持ちにならざるを得ません。それでも自分にできることをやるしかありません。30日目に突入するのを少しでも遅らせ、現状を維持することに貢献していきたいと思うのです。

テレビ東京なので全国では見れない人も多いと思いますが、その場合は知り合いに録画してもらってみましょう。第1回目のゲストは石原慎太郎だそうですが、彼が嫌いな人も我慢して見ましょう。

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