2005/10/01

靖国参拝は公約だったのでは?

おはようございます。運動会日和ですね。

相変わらず論理に弱いとこ見せてますな (過去の投稿)。ケンカには強いのだろうけど。

NIKKEI.NET 2005/9/30 首相「靖国参拝、なぜ憲法違反か理解に苦しむ」
首相の職務として靖国参拝しているわけではない。
って、靖国参拝は「公約」って言ってますよね。私的な行為だったら公約にはなりませんよ。

追記: 「理解に苦しむ」って、一所懸命理解しようとして考えて、それでも分からなかったときに初めて使ってくださいよ。

追記: あざらしサラダさんは「▽法治国家から放置国家へ」において、憲法第99条「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」を引用し、遵法精神に関して問題視されています。「靖国参拝」のことを直接批判しているのではなく、司法に「憲法違反」と判断されたことを尊重しない姿勢に対する批判です。

追加トラックバック
寝言日記さん: 公約だったのでは???
  -- えーと、同じ発言に対してじゃないんですが。姿勢は変わりませんな。

2005/09/30

初年度黒字にどれだけの意味が

こんばんは。阪神優勝おめでとうございます。藤村甲子園です (ウソ)。

yodaway2さんが、「楽天、監督交替へ。「仙台時間」では、まだ遅刻じゃないのに……。」で、最初に
●球団は初年度から黒字。
   ……でも、赤字になるくらい、なにかしてほしかった。
と書かれています。

この記事で初めて、楽天球団が黒字だったことを知りました。で、私もこの点非常に気になり、
私も「初年度黒字」という点にひっかかりを感じます。それは長期を見据えた投資ができていないことを意味していますよね。逆に仙台のファンのサポーター精神におぶさり、浪費しているのではないかと懸念しています。いいかえると、ファンの声を大事にしないと、すぐに離れていっちゃうのではないかと。
と書きました。

最初の段階で、オリックス + 近鉄の弱いほうの半分を集めた選手が中心で、戦力的に弱いだけでなく、年俸の合計も少ないものだったと思われます (サンスポの記事によると全選手では10位、開幕1軍平均だと12位)。

戦力的に弱いままだと年俸は低いままですが、戦力補強したり、現有戦力の能力が上がって勝ちだすと上がっていくものです。いわば今年が支出は最低ラインと言っていい。
一方、収入ですが、今は仙台の皆さんも弱くても応援してくれていますが、弱いままだと、または、コストを抑えるために補強もしないと、これはすなわち球団に勝つ気がないと判断されると、入場者数も減っていくと思います。すなわち、こちらも今年が収入のピークだと思ったほうが良いでしょう。

何もしないと、収支は悪化の一途だと思うのです。

もちろん強くなくても愛される球団という生き方はあります。ロッテは強くもありますが、愛される球団ですね (先日NTVの「先端研」でテーマになっていました)。日本ハムも地元に根付いているようです。でも楽天はそういう努力をしているのでしょうか。

初年度黒字にするよりも、長期的な戦略がビジネスとしても望まれると思います。

そんな中、こんな記事がありました。

たまたま黒字というのではなく、「初年度で収支を黒字にする」というのが目標だったんですね...

もちろん、近鉄バファローズの「年間で数十億円に及ぶ赤字を計上する体質」を容認するわけではありませんが。

また、「愛される」を優先した経営、ということが書かれていますね。わが町に来てくれた球団だから愛されているのか、企業努力が実って愛されているのかはまだ未知数だと思います。ただ田尾監督解任は、「愛される」ことを考慮に入れたものか疑問が残ります。さとう宗幸さんもそうとう怒ってましたね。

戦力増強を狙うのか、愛されることを優先させるのか、ビジネス的な軸足が定まっていないんじゃないかという印象を受けます。そもそも参入を決めたときから、三木谷さんはビジネスとして本気なのかも良く分からない (もちろん堀江さんもどうかと思いますけど)。

今後の経営に関してはこの記事にも
「1年目の追い風」が過ぎた後の2年目、3年目の経営を島田氏はどう考えているのか。多くの人々が注目している「ITの楽天ならではの試み」はあるのか。さらにプロスポーツビジネスの将来像をどう展望しているのか、などなど興味は尽きない。次回も、引き続き島田氏に語ってもらう。
とある。今後の記事で答は出るのか、期待したいと思います。

追加トラックバック:

ば○こう○ちの納得いかないコーナーさん「ゴールデンイーグルスが黒字達成」
  -- やはり今後のファン離れを心配されています。

2005/09/20

歴史の証言者: 万博編

こんばんは。モリッコロ、あれ?、モッコリ、いや、キリ... とにかくそういうもんです (ウソ)。

0泊3日弾丸ツアーを申し込もうと思ったらもう満席でした。という訳で自家用車を運転 (夫婦で交代) で0泊3日弾丸ツアーを組むことにしました。9月17日 - 19日。ええ、この日↓です (号泣)。

愛知万博、過去最多の人出 初の入場制限も (朝日新聞 2005年09月18日)
万博ハラハラ 入場規制5時間20分 怒り、あきらめ 覚悟組も続々 (読売新聞 2005年09月18日)
愛知万博:中秋の名月の下、入場者は熱心にパビリオン回り (毎日新聞 2005年9月18日)

当初17万人で制限するといっていたのに、連日20万人以上の入場者。この日は23万人ははいっているなと思っていたのですが、28万人以上だったそうで、それでやっと入場制限だそうです。朝日新聞には「会場内」17万人を超えたと判断できたので、と書いてありますが、単なるいい訳だな。11万人の入れ替えがあったなんて誰も信じないって。

17日深夜に東名高速で最も会場に近いサービスエリアに到着。ここで朝を待つところまでは予定通りだったんですが...

同じように朝を待っていた人たちが朝6時くらいから動き出し、今から行っても駐車場は8時からしか空かないのにどうするんだろうと思っていました。

サービスエリアのインフォメーションセンターで係りの人が地図に書き込みしながら一所懸命説明しているのを聞いている人がいるので、前の人は何を聞いていたんですかとたずねて見ました。会場への駐車場の情報で、関東からの人は三好駐車場に入れるようにアナウンスされているけれど、長久手駐車場だったら満車時にながくて南駐車場への誘導もあるのとのこと。私も同じように地図をもらってきました。それに、駐車場は8時前にあける場合があるとのこと。こういう情報はちゃんと出しておいて欲しいですね。

その話を聞いてすぐに動き出すべきでした。朝食をとって、動き出したのが7時半近く。高速出口では渋滞にはまりました。万博FM (サービスエリアではまだ入らなかった) の情報で長久手駐車場は既に満車、ながくて南駐車場も混雑ということを知り、ながくて南駐車場も満車になったらどうしようと考えていました。長久手駐車場についたら臨時駐車場がオープンになっていて、やれやれという感じです。

ああ、駐車場につくまででこんなに字数使っちゃった。駐車場でシャトルバス1時間待ち、会場入り口でやっぱり1時間くらい待って入場は10時過ぎ。それでもセキュリティチェックやってるんですね(セキュリティというより会場内店舗の売上げ確保が目的)。お弁当には相当甘くなっていてコンビニ弁当もOKだったみたいですが、ペットボトルは廃棄させられていました。

当然各パビリオンの当日予約も整理券もいっぱいになっていました。午後の整理券配布もそれぞれ配布時間のかなり前には並んでいる人でいっぱいになって並べもしない状態になっていました (公平性確保のため予定時間まで待たせるのは仕方ないんでしょうね)。また、事前予約をもっと拡充すればよいと思うのですが、当日入場の期待がないと入場者が増えないので、商売上抑えているんでしょうね。でも待ち時間はもったいない。そんな時間は広大な森の散歩などに使えればと思いますよ。

整理券をゲットしたのはマンモス単独見学だけ。それもたまたまとおりがかった時に配布していたのでもらったのでした。マンモスは当初計画には入れていなかったのですが、これで万博に行ったといえます。

三井東芝館 5時間、ドイツ館 5時間30分、日立館 5時間30分... ってそれだけ待っている人っていったいどういう人たちなんだろ。きっとシーズン券を買っていて、あとそれだけ行っていない人たちなんだろうなと思う。

暑かったですね。1.8リットル水筒にロックアイスとお茶をいれて持っていってたんですが、午前中になくなりました。お昼くらいまではペットボトルもそれほど並ばずに買えたんですが、だんだん列が長くなっていきました。整理券の列を探しているときに「この列は何の列ですか」って尋ねたら、ペットボトルという答えが返ってきました (苦笑)。愛知県物産展で梨を買ったとき (これ助かりました) に一緒にペットボトルのお茶を買ったのですが、包装紙に包んであって後でよく見ると「会場内であけないで下さい」って書いてありました。飲料を売れる契約になっていなかったんですね。

お昼は持ち込んだお弁当、その後すいている時間帯 (4時頃?) レストランで食事しようと思ったんですが、すいている時間帯なんてありませんでしたよ。スペイン館でレストランに入るのに2時間待ちって驚きました。おなかも妙にすかないので結局会場を早めに (といっても8時) 出てから食事することにしました。

たいへんでしたが、これで「最多の人出の日に行った」って代々語り継げますよ。って自分を納得させてみる。

でも本当は、あざらしサラダさんみたいに計画どおりにことが運んだ人がうらやましいぞ。

コメント
 Commented by azarashi_salad at 2005-09-21 07:27 x
にぶろぐさん、おはようございます。
それにしても最多入場日とは大変でしたね、お疲れさまでした。
私が行った19日も22万人が入場していたそうですが、万博最後の来週末はもっと増えるかも知れませんね。
ところで、私も家から万博会場までは30分しかかからないのに、実際に入場するまでには3時間もかかって、それほど計画どおりという訳ではなかったのですが、笑。
まあ、マンモスが見られただけで満足です。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-09-22 23:19 x
★あざらしサラダさん、
最後の3連休に記録更新されるとなんか悔しいので、そこも押さえとくかと思っています(ウソ)。
「実際に入場するまでには3時間もかかって」って言っても、想定の範囲内ですよね。ぜいたくは禁物です(笑)。

 Commented by はるか at 2005-09-26 15:00 x
ひぇぇ~~~凄い!よくあんな中を・・・
また尋常じゃない暑さなんですよね。私が行った時も、
36度超えてて、あまりに暑くて、終いには笑いがこみ上げてきたもん。
よくぞご無事で。孫の代まで自慢できますよ、これはw

 Commented by yoshihiroueda at 2005-09-27 23:42 x
★はるかさん、暑さだけでははるかさんの時ほどではなかったと思うんですけどね。どこも混んでて、何が最適の行動なのか、思考力が失われてましたよ。まあ、この日にしか行けなかった、というか、もっと早く行くことを決めていればこんなことにはならなかった、という点で最初から思考力が欠けていたともいえますが。おかげで土産話ゲットですよw

2005/09/17

衆院選'05雑感 (3) 小選挙区制の欠陥か?

いやそうではない。

っていきなり結論書いてみました。こんにちは。

シバレイさんあざらしサラダさんらが、「得票は大きく違わないのに当選者数が大きく違うのは、小選挙区制の欠陥ではないか」と指摘されています (補足: それぞれの意見をひとくくりにするのは適切ではありませんでした。あざらしサラダさんから、主旨は「民意を正しく反映できない現行制度を見直すことも必要」である旨コメントいただきました)。

しかし、小選挙区制の狙いが2大政党制にあるですから、それは狙いどおりであるといえます。大きくは政策の違わない2つの政党、従ってどちらへ転んでも大きくは崩れない2つの政党を中心に構成され、政権交代を繰り返していくということが狙いであれば (私自身は2大政党制には賛成できませんが)、今回の得票率の差のほうが大きすぎた、といえるでしょう。

すなわち、現実がまだ理想に追いついていない、または、まだ追いついていないと国民が感じているといえるでしょう。民主党が政権をとるに足る政党になっていないと評価されているのです。郵政民営化で対案を出していない、それを小泉さんに指摘されているところが大きいでしょうね。ただ「反対!」では昔の社会党と変わらない。

日本における小選挙区制の導入には、自民党の事情もありました。中選挙区制では自民党から複数の候補者を立てざるを得ず、自民同士で票を取り合うことになるため、お金がかかるということでした。票を取り合うのは分かりますが、お金がかかるってのはどゆことって感じですね。自分で自分をコントロールできないので制度を変える。自分で作った特殊法人がお金を使うのをコントロールできないのを、民間企業になる郵便貯金がわでしっかり査定してもらう、って感じですか。

補足: 選挙制度改革の議論のときに、中選挙区制はそのままで、投票時に、その選挙区の定員と同じだけの数の候補者をかけるようにする、というのがありました。これだと票を食い合わずに競争ができ、理想的だと思いました。

自民党が小泉党になったという声がありますが、その意味ではこれも狙いどおりの方向といえます。こちらのほうは小泉さんのおかげ?でようやく現実が (小選挙区制の) 理想に近づいたといえます。

私自身は2大政党制には賛成できないと書いたのは、2大政党があまり政策が変わらないとすると、日本人の特性として何かあるとみんな同じ方向を向いちゃう、ということを怖れていることがあります。アメリカだって9.11以降は自由な発言ができなかった。日本だったらどうなったんでしょう。誰だったか忘れましたが、共産党はクラスに必ずいたがちがちの委員長タイプで、2、3人はそういう人がいてくれないと困る、といっていました。まだ比例代表があるからいいけど、小選挙区だけになったら共産党はなくなっているかもしれません。

もうひとつの懸念は、アメリカのように政権交代で官僚組織も入れ替えがあるということがない、ということです。これでは何も変わりませんよね。2大政党制かどうかに関わらずまずここをなんとかしないと。

衆院選'05雑感 (4) はまた後日!

コメント
 Commented by azarashi_salad at 2005-09-17 23:02 x
にぶろぐさん、こんばんは。
私が主張しているのはちょっとニュアンスが違いまして、「小選挙区制の欠陥ではないか」ではなくて、「民意を正しく反映できない現行制度を見直すことも必要ではないか」なのです。
その意味では、私もにぶろぐさん同様に2大政党制を全面的に支持しているわけではないのです。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-09-19 12:26 x
★あざらしサラダさん、失礼しました。本文に加筆したいと思います。
しかし最適な選挙制度って難しいですよね。というか「民意」が何かを考えると、代議員制度が難しいといえます。

衆院選'05雑感 (2) 勝ち馬に乗る

こんにちは。

今回投票率がかなり上がって、その意味では良かったと思います。特に20代、30代の投票率が上がったそうですね。

以前私は、「投票率アップを考える(2)」で、
2) 年代別投票率を出して、その意味するところを示す。 
... 「意味するところ」というのは、若年層で投票率が低くて、老人の投票率が高ければ、必然的に老人向けの政策になる、ということです。年金にしても、将来破たんしようが今受取額が減らなければ良い、ということになりますよね。また、政治家も、今自分が選挙にとおればよいし、将来の事を考えても肝腎の若年層は聞いてないし、となるのは必然であることを伝える。就職も希望通りにならないし将来が見えないから投票しないと言っても、その状況を作っているのは自分達だということを分かってもらいたいと思うのです。
と書きました。

若年層の投票率が上がれば、「年金」、「財政再建」、「こども手当」を主張した民主党が伸びると思っていました。でもそうはならなかった。

若年層が、どっちが得なのか理解できなかったんだと思います (きっぱり)。

前回の総選挙 (2003年) のときはブログがなかった (持っていなかった) ので2ちゃんねるを見ていたのですが、そのときからもやもやとした不安感がありました。そこには、「評価する」、「比較する」というロジカルな思考パターンでなく、「批難する」、「叩く」といったマイナス思考からの発言が多く感じられました。これが全てではないのですが、民主党には社会党の残党がいることが受け入れられないような感じでしたよ。

今回、反米嫌日戦線 LIVE and LET DIEさんが紹介されていたこの記事

「小泉自民寄りくっきり 20代のココロ」 (東京新聞)

にヒントがあるのじゃないかと思う。そこにあるのはなんとなくかっこいいヒーローに自分を重ねる姿。そのヒーローが正しいかどうかは関係ない。ヤクザ映画を見た帰りに肩で風を切って歩いてしまう連中なんだろう。強くなるためにはどんな手段を使っても良いと考えるジャイアンツや、ホリエモンを応援する人たちにも通じると思う。

そのヒーローに斬られているのは誰かということを考えないといけないと思うのだ。野党もそこを理解させる運動が必要とされるのではないか。野党自体もこの層は衆愚としてあきらめてるんじゃないのかなあ。

ヨン様に傾倒する中年女性が小泉首相を支えているという見方をする人もいますが、私は小泉グッズが売れた4年前と状況は違うと思っています。

ニッポン株式会社

... なんてことを書くと、一時代前だと、「企業のように利潤を追求するものではない」とか、「長期的なことを考えないといけない」とか批判が多くあがったでしょうね。

しかし、今なら、企業の社会的責任や、経済活動の重要性が認識されてきているので、抵抗は少ないかもしれません。

という訳で、こういってみたいと思います。

国を会社と同じように考えてみる。

・株主は国民。ただし株は均等にもつ。(金銭的)配当はない。
・サービスをうけるお客さまも国民。民間企業やNPOも含む。
・経営者は株主である国民が選ぶ。
・従業員は公務員。
・収入は税金とサービスの対価から構成される。

こう考えると、

・お客さまの立場だけでより多くのサービスや補助金を要求するのではなく、経営者の立場から必要性やコストを考える。
・サービスのコストの負担割合 (税金と受益者負担) の適切さを考える。受益者負担を増やすことによって公平感を重視するのか、税金負担を増やすことによって誰でもサービスを受けられる平等な社会を目指すのか。
・ユニバーサルサービスをどこまで行うか。
・税金はどのように設計すれば最適か。例えば累進課税を強くして社会格差をなくすのか、累進課税を弱くしてより多くの高額納税者を集めるか。企業により儲けさせてより税金を集めるか。
・借金は結局自分で払うものという意識を持てば、他人が借金を増やすのも厳しく監視するようになる。

など、バランスを考えた経営=政策が可能になると思うのだ。

もちろん、いいことばかりではなく、障害者のように少数で弱者に日が当たらなくなる可能性もある。しかし、「少数弱者にも幸福な社会」が社会全体の満足につながる、自分だっていつ障害をもつようになるか分からないのだから不安がすくなくなる、そういうことが共通認識として持てれば良いと思うのだ。

やっぱり甘いかな。荒っぽいのは確かだと思いますが。

衆院選'05雑感 (1) がんばれ民主党

こんばんは。あきれてものが言えない状態から徐々に復活してきました。いや復活させないとね。

選挙はそれぞれ勝つこと、議席を増やすことを目的にみんな頑張る訳で、大勝したことを批判する訳にはいきません。選挙違反はもってのほかですが、ウソの公約だとしてもウソであることが分かるのは選挙後です。ウソである可能性が高い、政策として実現不可能な公約なら、それを指摘できていない対立党とそれを許してしまう選挙民の責任です。

前回投票前の記事「自民党をぶっつぶす...」では、「民主党が敵失を生かすことができす、むしろそのことが自民党にとっての敵失となっています」と書きました。そう、民主党が絶好のチャンスを生かしきれなかったのです。チャンスを生かす備えが足りなかったのです。

「郵政民営化」が争点の全てではないという主張は正しいでしょう。しかし、そこに穴があれば敵はそこを攻めて来るでしょう。ましてや最初から敵はそこを攻めると宣言しているのです。その戦場で堂々と戦った上で、またはそこは弱くてもなんとかしのげる作戦を立てた上で、敵の別の弱点を攻めなければなりません。

郵便貯金の限度額を段階的に半分にする、っていかにも間にあわせの対案です。小泉さんの「だって対案は出なかったじゃないですか」という指摘も当然です。郵政に関してどのようなビジョンを描いているのか明確に示す必要があったでしょう。別の民営化案が出ていれば、「改革を目指すなら自民党」なんていわれずにすんだ (与党に「革新」のラベルを取られてどうするの?)。郵便は公務員でないとダメだというのでも、それが筋が通っていればそれでもよいはず。

選挙の直前にそんなビジョンは出てきませんね。そこで備えが大事なんです。

そしてその備えが「影の内閣」だったはず。「影の内閣」は、政権を取ったらこの布陣でいくということを示している訳ですが、布陣だけでは不十分で、その場合どのような政策を行うかを示さなければいけません。そう、マニフェストですね。マニフェストは選挙前に用意すれば良いものではありません。

政権を取ったらどうするかを常に議論し、腹をくくっておく。
その状況と結果 (マニフェスト) を常に発信し、国民に問う。
国政上の課題が起こるたびに、影の大臣は私だったらこうすると発表する。
国会では、議論の分野ごとに影の大臣が質問に立ち、論戦を仕掛ける。
これによって影の大臣を国民に認知されるスターにする。

こんな政党であれば、「任せるのは不安だ」と思われることはないと思うのです。そしてそんな政党にできるのだったら、代表は誰だって良い。むしろ代表によってころころ変わらないところがアピールできると思います。

今回岡田さんは「政権を任せていただきたい」とアピールしていました。私はそれを見て、マドンナブームで参議院選挙で大勝した後の総選挙で「政権を下さい」と絶叫していたおたかさんを思い出して不安な気分になりました。もちろん何の根拠も示さずに社会党が政権をとれば日本が良くなると言っていた土井さんと、マニフェストを提示していた岡田さんでは違うことは分かります。岡田さんも政権を取ったらちゃんとやれると言う自信があったことと思います。しかし国民にそれが明確に伝わるかどうか。その差を作るのが、日頃の行動なのです。

その他考えたいことを列挙しておきます。

・投票率: 若い世代の投票率が上がると違う結果がでると思っていたんですが...
・小選挙区制の欠陥: っていうけど最初からそれが狙いだったはず。
・今後の国民の責務: 忘れっぽい日本人であってはだめ。監視がさらに重要になる。

2005/09/13

Beijing Int'l Airport

I'm staying in an internet lounge because I have almost 5 hours to get on the plane.

追記: "Pictures will be shown later." と書きましたが写真取るの忘れました。すみません。

ところで、北京首都国際空港のロゴ、漢字「首」を使った図案は結構感心しましたよ。

追記 (2006.9.11): 上記は北京首都国際空港サイトへのリンクだったんですが、変わっていますね。元のイメージを探してきました(右)。

追記  (2018.1.12): 元に戻ってますね。


2005/09/10

自民党をぶっつぶす...

... が小泉さんの公約だったと思っていたのですが、最近のCMを見ていると「自民党をぶっ壊してでも改革をやり遂げる」と、微妙に、でも結構大きく変わっていますよね。

先日、「郵政民営化はシナリオ通り?」では、政界再編に貢献することが目的か?と書いたのですが、どうもそうなりませんでした。自民党から小泉さんと異なる意見をもつ (ここでは守旧派とは書きません) 人を切り離して、イエスマン (というか選挙後はウーマンが増えるかも) ばっかりにすることには貢献しましたが。

民主党が敵失を生かすことができす、むしろそのことが自民党にとっての敵失となっています。また郵政民営化 (法案) 反対派も腰がひけていて迫力がないし、新党も「今回の選挙のため」に過ぎないとみんな感じている。

郵政民営化に関する議論を活性化させる、という意味ではある程度成功したと思います。しかしようやく狙いが知られるようになってきた段階だと思います。それぞれの主張の、事実 (と主張しているもの)、事実に対する評価、ウソ (例えば「公務員が減って財政負担が減る」)、主張する対策とその効果、などが明らかになるにはもっと時間が必要かもしれません。いや、皆さんのブログを見ていると、既に主張を解き明かしてくれているところがありますね。でもそれが国民全体に広がっていない。広まっていたらもう少し違う予測になっていたと思うのです。

出口調査よりも入り口調査して、郵政民営化のどこまで理解されているのかを調べたほうがずっと良いと思うぞ。でもそんなことをしたら、投票所まで来てそのまま帰っちゃう人が出てくるかもしれませんね。

コメント
Commented by fumi_o at 2005-09-11 12:45 x
出張お疲れ様でした。:-)
私も今朝行ってきました。<投票
で、いつもどおりウチの投票所では出口調査は行われてなく、、、田舎にいた時にはよく答えて、テレビ局のボールペン貰ったりしたんだけどな。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-09-14 01:40 x
★fumi_oさん、無事帰還しましたよ。
私出口調査を受けた経験ありますが、何ももらいませんでした。何かくれたらちゃんと本当のこと答えたのに(って、うそうそ。度胸ないので正直に答えました)。

赤いのは唐辛子

こんばんは。選挙の行方は気になります。

白っぽいのはにんにくです。



にんにくは食べても良いですが、唐辛子は食べないほうが良いでしょう。
じゃあ何を食べるのかというと、この中に小エビが隠れています (写真では分かり難いですがまだ見えています)。
最後はウォーリーを探せ状態になります。

残った唐辛子捨てちゃうのかな。もったいないなー。
といって何回も使われたりしたらもっとやだ。

2005/09/05

ただいま出張中

こんばんは。吉田日出子です(ウソ)。

仕事のことは書けないので、ご馳走の写真でご機嫌を伺うということで。火鍋です。



コメント
 Commented by はるか at 2005-09-05 15:21 x
わお~♪最後はラーメンにしました?雑炊にしました?
って、そんなことより~。 出張お疲れ様です!
台風のところにはいませんよ・・ね・・・??

 Commented by cosicosi3 at 2005-09-07 15:54 x
四川料理ですね・・・
うお〜口から火がでそうです。けど、美味しそう。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-09-09 01:47 x
★はるかさん、おなかいっぱいでラーメンとか雑炊とかに到達しません。
毎日良い天気です。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-09-09 01:51 x
★cosicosi3さん、辛いものにはすぐに慣れますね。ビールで洗い流しているだけかも?

2005/09/03

期日前投票

おはようございます。9月になっても暑いですね、松岡修造です (ウソ)。

衆議院議員の選挙期間って思ってたより短いんですね。

出張で投票日に投票に行けないので、不在者投票しないといけないなー。
そいうえば、前回あたりから期日前投票というようにかわったんだっけ。
前回は「期日前投票ができるようになりました」って結構宣伝してたけど、前から不在者投票あったじゃん。
宣伝してるくらいだから不在者投票よりもやりやすくなったのかな。
...

と思いながら、送られてきた投票所入場券を見ていました。

結局市役所へ行く必要があるんですね。まあ不在者投票するつもりだったし、不在者投票も何回かしたことがあるので、それはいいんですが...

注に、「期日前投票を行う時点で満20歳に達していない方は、従来通りの不在者投票になります。」って書いてあってびっくり。制度が置き換わったんじゃなくて、「不在者投票」もまだ残ってるんですね。

総務省に「期日前投票制度の概要・メリット」というページがありました。
○選挙人に対するメリット
選挙期日前の投票であっても、選挙期日における投票と同じく、投票用紙を直接投票箱に入れることができ、投票用紙を内封筒及び外封筒に入れ、外封筒に署名するという手続が不要となるので、投票がしやすくなります。 
○選挙事務執行に対するメリット
不在者投票の受理不受理の決定、外封筒及び内封筒の開封などの事務作業がなくなることから、事務負担が大幅に軽減されます。 
○その他のメリット
地方選挙に電磁的記録式投票を導入している団体の場合、選挙期日前の投票についても電磁的記録式投票機によって行うことができます。
だそうですよ。

「投票用紙を直接投票箱に入れること」ってそんなにメリットなのかなー。どうせ市役所まで行かないといけないのだし、行っちゃったら多少の手間はもう関係ないような気がする。それよりも、「投票用紙を内封筒及び外封筒に入れ、外封筒に署名するという手続」って、不在者投票やった人だけができる特権というか、話の種になると思うぞ。

「期日前投票を行う時点で満20歳に達していない」ってウソついて、不在者投票のほうをやってこようかな。

追記: 行ってきましたよ。というわけであざらしサラダさんにトラックバックです。「満20歳に達していない」ってウソつく度胸はなかったので普通に期日前投票でした。ところで、最高裁判事審判 (すみません正しい名前知らなくて) は、9月4日からなんですね。ただこちらはいつも情報の把握ができず審判もできないんですけどね。

2005/08/27

測らなければ分からない違いは大した違いではない

おはようございます。

ニコラス・ネグロポンテが、「測らなければ分からない違いは大した違いではない」といっていたような気がしました。「ビーイング・デジタル」を読み返してみると
精神物理学で使われる計量単位に「最小可知差異 (JND)」というものがある。こんな概念はヒューマン・インターフェース・デザインにとってはほとんど意味がない。仮にJNDと呼ぶべきものがあったとする。しかし、どうしてそんなものを気にかけなければならないのだろう? 違いがあるかどうかを知るために注意深い測定が必要だとすれば、要するにそれは大して重要でないということだ。
ということでヒューマン・インターフェースの話でした。

でも、それ以外でも適用可能な気がしますね。なにか商品を購入しようとするときに、大事なことはその商品に惚れた魅力そのもの。そこには他とは明らかに違うものが存在している。スペックは後付けで自分の選択を自分で納得するためにしか使っていないような気がします。逆にスペックで決めると、後から後悔することが多いように思います。使ってみて初めて何が大事なものだったのかわかると言うか。

マニフェストも同様ですね。マニフェストと言っても、数が増えただけで、なんかスローガンや努力項目に過ぎず、以前の公約と変わらない。それよりもマニフェストに書いていないことが大事なのではないか、と。何を大事にするところなのかを見たほうが良いと思います。まあ、劇場型政治が面白いからそれを続けて欲しい、というのもひとつの価値観ではあろうと思いますが。

タイトルと全然違う話になってますね。すみません。

2005/08/21

「総選挙はてな」は投票率向上に効果があるか

こんにちは。「さあ、選挙!」という高揚感がすでにしぼんでいますね。

「はてな」が「総選挙はてな」という企画を行っています。こういう企画は、選挙への関心を高める効果をもっていると思いますので、盛り上がると良いですね。

以前「投票率をあげるには」ということを考えました。「総選挙はてな」も投票率向上につながるとよいとは思うのですが、私はちょっと悲観的です。以前書きましたが、選挙が終わってからテレビ特番がもりあがるように、結果しか興味ないんじゃないかと思って。

堀江社長の出馬もどのように作用するのかなあ。堀江さんを支持する世代と、選挙に行かない世代が重なっているので、うまくいけば堀江さんを支持する層が投票にいく、そうでなければ堀江さんが落選するだけ。

ライブドアもメディアを持っているのですから、はてなのように「選挙への関心を高める」企画を出してもよいと思うのですが、「公職選挙法に抵触する恐れのある行為は、選挙期間を通じて一切、控える」ことにしたそうですね (ライブドア・ニュース 08月19日)。そういう怖れをしらないところに堀江さんの人気があると思うのに。議員になっても駒のひとつになるだけということを懸念します。

2005/08/18

民営化の形は自分達で決めさせろ

こんばんは。自民党がホリエモンを出すなら、民主党はミキタニさんをその刺客に送ろう。

先日「民営化は基本的に賛成」と書きました。ただ、前国会で提案されたものに賛成、というわけではない。詳細は理解できていないのだが、いろいろ政治家の手が入っている、という時点できっと評価できないものになっているに違いない。採決前の賛成演説で、「株の持ち合いもできるようになった」などと聞いているとそう思う。

政治家の手がはいると、ろくなことにならない。

・ JRは汐留の土地を処分しようとしたが、バブルのさらなる過熱を怖れた政府に待ったをかけられた。これによりどれだけの利益のチャンスを失ったのだろう。

・ タバコの消費量の減少が続く中でも、JTは国内のタバコ農家から買い入れ価格を下げることもできないし、量も減らせない。

・ 道路公団の民営化後、新会社は、全体の業務の9割以上を占める道路本体から利益をあげることは許されておらず、SA/PAなどの付帯事業からのみの利益で経営しなければならない。

郵政民営化も、新しい経営者が責任を持って経営できる仕組みになっているだろうか。国会の審議において手が加えられた。それは新会社の経営のためだろうか。それとも利権の確保のためだろうか。それはもともとの「民営化」の理念、目的を満たしたものだろうか。

いっそのこと、「民営化」の理念、目的、譲れない条件 (ユニバーサルサービスなど) のみ示し、経営者候補を募り、コンペを行う。経営者候補が、特定郵便局を残しても責任をもってやっていけるというならば、それでよいではないか。公社のままで条件が満たせるなら、そのような提案もOKだ。

と思うのだ。

2005/08/11

無事帰還!

野口さん、おめでとうございます。

って、タイトルは自分達のことなんですけどね。2泊3日自転車旅行から帰って来ました。スペースシャトルとはレベルが違いますが、想定外のこともいろいろありました (計画の甘さに起因するものが大きいんですけどね)、そういう問題の解決法を考えたり我慢して乗り切ったりして遂行するというのが、「小さな冒険」としての旅行だと思います。父親が弱気になっている時に黙々とがんばった長男君のことは本当に見直しましたよ。

帰ってきて30分くらいしたら突然の雷雨ですよ。やっぱ日頃の行いかな。

1日め (8月9日)。いってきまーす。

この日は予定走行距離に余裕をもたせておらず、日がくれる前に宿に到達できない怖れがありました。

→ 対策: 宿泊予定の宿のチェーン店が熱海にあるので、そこに自転車だけおかせてもらって、その先は電車とタクシーを使いました。てへ。

2日め、熱海から熱海峠までの登り坂。あまり急な坂に見えないかもしれませんが、ほとんど押して登ったのだ。遠くに見えるのはゴミ処理場の煙突。そこもまだ頂上ではありません。

登り10kmで時間をとってしまってもう4時、目的地の湖尻までまだまだ約20kmあって下り坂ばかりでもない。鉄道が走っている訳でもなく対策が限定されます。10kmいけば少なくとも元箱根にはいけるので、がんばることにしました。

3日め。午前中まで箱根でぶらぶらしていても大丈夫。実は昨日いざというときの対策の一つとして、自転車と一緒に船で移動というのを考えていたのですが、実際に聞いてみたら自転車ものせられるというので、湖尻から関所跡まで船で移動しました。自転車持ち込みは子ども料金490円。午後はちょっと登れば後はほとんど下りです。息子君はダウンヒルを私が追い付けないくらいのスピードでとばすので、先にどこかで転んでないかヒヤヒヤものでしたよ。

ももがつりそうになったり (熱中症の症状のひとつ) 小さな問題はいくつかあったのですが、なにより無事でよかったですよ。来年はもう私の方がついていけないんじゃないかと思います。

2005/08/08

郵政民営化はシナリオ通り?

残暑お見舞い申し上げます。これ残暑ですから! もうちょっとのがまん... ってほんとか?

今日参議院で郵政民営化の採決が行われるそうですね。否決 → 衆議院解散総選挙になるという見通しだそうで、なんとか成立、ってことにはなりそうにない。小泉首相はそれでいいのでしょうか。

もしかしたら、小泉首相は、自民党をぶっつぶす、という公約? のために、最初からそういうシナリオを書いていたのかもしれませんね。中途半端に自民党を割るのではなく、野党も巻き込んで (民主党の中の郵政民営化賛成論者をとりこむ)、政界再編に貢献する。
衆議院は通すことで、参議院の中の郵政民営化反対層もあぶりだす。

長引かせることで、特定郵便局職員のデモを誘い、だれが何のために反対しているのかの構図を明らかにする。

また、騒動にすることによって、国民の中の議論を活性化させる。
(国会でちゃんとやればいいじゃんというのが正論なんでしょうけど。)
ビールとひからびたチーズしか出さないことで、森元首相の食べ物に対する卑しさを際立たせる (← 郵政民営化と関係ないって)。

もしかしたら歴史に残る大政治家なのかもしれません、って過大評価しすぎですか。

なお、私は郵政民営化は基本的に賛成なんですが、今回は性急過ぎ。一旦流してもいいんじゃないかと思っています。小泉さんもそれが狙いかも。

コメント
Commented by iceday at 2005-08-08 19:40 x
なんとなく民営化がいいのかどうなのか微妙なのが毎日楽しいです。
働いている職員にとっては、民営化って案外ありがたいと思うんですけど。
半官半民の立場って一番楽で羨ましいです。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-08-08 22:44 x
★icedayさん、コメントありがとうございます。
直球の社会派でもなく冗談にもなってない微妙な記事にコメントいただくとは不思議な感じです。
半官半民の立場は、なにかやろうと思うと横やりがはいりそうで、意欲のある職員には居心地悪いかもしれませんね。

 Commented by design-life at 2005-08-09 23:43 x
今回の法案成立初めから勝算を持っていなかった訳ではないと
思うんですけど、法案が成立した後の政局、内閣運営も考えて
今の内に反対勢力を血祭りにあげるような意志も感じ取れたり
します。それが本当だったら凄いですけどね。ちなみに僕も
郵政民営化は基本賛成です。。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-08-12 22:03 x
★design-lifeさん、遅くなり申し訳ありません。
その後次々と繰り出す対抗馬、ワンフレーズのメッセージなどを見ていると、小泉さん本当にけんかの達人じゃないかと思えます。政治、政策面での結果も見せて欲しかったというのがこれまで期待した国民の思いじゃないでしょうか。

2005/08/06

語り継ぐ夏 '05

こんばんは。今日は涼しかったですね。え〜なんて反論しないで、そういわせて下さいよ。

毎年夏になると、新聞やTVで平和に関する特集が組まれます。今年は戦後60年ということではやい時期から特集が組まれていたので、そういう感覚はすくないかもしれませんが、なんで夏だけという感じはあるかと思います。

でもね、1年中将軍様やテロや内戦や人権運動の弾圧等のニュースが流れていると、戦争も仕方ないのかと思えてくる。なぜ戦争は避けたいのか、避けなければいけないのかを、忘れないようにしないといけないと思うのです。語り継がれた人により、語り継ぐ意志が継続される。少なくとも長崎では、語り継ぐ意志をもたないと、語り継ぐ意志が弱いと市長になれない (「長崎市長という仕事」)。それが長崎市民の語り継ぐ意志だろう。

昨年は長崎の平和祈念式典に参列してきました。今年はここ関東で平和のこと、平和を守るために何をしなければならないのかを考えていたいと思います。とはいえ、新聞記事やTV特番を追いきれてませんが。

ナガサキ・ピース・サイト
NHK 平和巡礼2005
元ちとせ「死んだ女の子」(坂本龍一アレンジ・プロデュース)
-- 正直いってあまり心に響かなかったな。

コメント
 Commented by rkya at 2005-08-07 08:44 x
スケールが大きくなりすぎるとピンと来なくなってしまうので、
60年というのにこだわりすぎないで欲しいな、ってのもありますが、
中国や韓国のように恨みつらみじゃなく、未来の平和の為に
戦争や核兵器の悲惨さを語り継ぎ、考えようという日本の姿勢には
誇りすら感じています。

 Commented by yoshihiroueda at 2005-08-08 11:02 x
★はるかさん、
おっしゃるとおりです。時代の雰囲気に流されず、ひるまず、誇りを持って平和な世界を先導していく日本であって欲しいと思います。

 Commented by n_ayada at 2005-08-08 22:57 x
戻ってきました。
この度、新しいブログを立ち上げました。
まったく勝手が違うので、まだ思うようにいきません。
公開するには自信がありませんが、ぼちぼち手直ししていければと思います。
よろしければ、一度見てやってください。まだ、あいさつ程度しかアップしていませんが。
http://hula.seesaa.net/

2005/08/05

iTunes Originals

こんばんは。借金大王です (ウソ)。

iTunes Music Storeが日本でも始まったというので、記念に1曲くらい買ってみるべ、と思ってiTunesを立ち上げてみました。

Jazz Vocalなどで思わずジャケ買いしそうなものもあったのですが、日本のiTMSって試聴できないんですね (← かん違いでした)。最初に買ったものがつまらないのだったら一生後悔する (っておおげさな) ので躊躇してしまいました。

徘徊していると"iTunes Originals"というフレーズが目に入ってきました。ええ、ええ。「限定」に弱いんですよ。1曲ごとに購入できるんですが、曲間に「アルバムのみ」のものが挟まっている。そしてそれももちろん試聴できません (← かん違いでした)。

結局アルバムで買ってしまいましたよ、ウルフルズ。1500円。曲自体は既に持っている「ベストだぜ」に入っているものばっかりなのに。曲間にはいっている「くさい日本語のロックをやろう」なんてちょっと魅力的じゃない? え? おまえだけだって? それで一生後悔しないのかって? ...

そういうご指摘は受けつけておりません。

追記: 実は最初に買おうと思ったのが、Linda Ronstadtの"Long Long Time"。cosicosi3さんのお薦め (Musical Batonでも挙げられています) で、聴いてみたいと思ってたんですよね。でもLinda Ronstadtはアルバム2枚分しか売ってありませんでした。ベスト盤に入っているようなもの"Blue Bayou"も"It's So Easy"も全然ありません。まだまだ品揃え少ないし、特に洋楽の品揃えは少ないようですね。以下の皆さんもその点を指摘されています(トラックバックを送ります)。

@HOME (fumi_oさん) 「iTMS JAPAN 開始」
designcafe-blog (design-lifeさん) 「出だしから期待するのは酷かな・・」

それから、通常のネット通販みたいな「カート」って概念がなくて、サクッと買えちゃうんですね。衝動買いには便利だ!、って喜んでいいのか? パスワードを記憶させる設定にしておくと、家族の誰かが買ってもわかんないですね。クレジットカードの請求書に150円の商品がずらっと並ぶのかな。

2005/08/02

中国の放埓が世界を壊す: リンク集

こんばんは。

この問題は範囲が大きすぎて手に負えないのですが、まず考える材料を整理しておきたいと思います。順次加筆修正の予定。これら材料と書きましたが、それだけで完成品になっているものがほとんどですので、整理で終わるかもしれません。そのつもりで見守っていただくとありがたいです。

まず、「娘通信♪」さん。残念ながら休止されていますが、日本/アジアの問題に限らず、圧倒的な知識+情報収集+ロジックの組み立てで参考にさせてもらっていました。
中国の記事は多いのですが、その中で環境問題も多くあります。

2005/5/14 中国の大気汚染・・世界とアジアへの影響は?
2005/5/4 中国の環境汚染、2つの事例・・貧困と経済至上主義
-- ヒ素やフッ素を多量に含んだ質の悪い石炭を燃料にしてあぶったトウモロコシなどを食べたことによる被害
-- 天津・西堤頭鎮の化学工場による環境汚染でがん患者大量発生
2004/10/8 中国、環境汚染の実態・・病める巨龍。
-- 淮河の水質汚染、地元の漁民でさえ「捕った魚を食べる勇気はない」と敬遠するほど

その他
・無節操な取水 → 中国やアメリカで広まる水不足 「河北省だけでも約1000個もの湖が消滅」
・国外への進出 中国輸出入銀行>環境マネーロンダリングを警告 (メコンウォッチ 2005/7/23)

いずれにしても、次世代の国民のために財産を残すという価値観はなく (自分の家の子に対しては別)、何でも消費、消耗してしまうと言えると思います。自国民の健康、命さえ消耗品として扱っていると言っても過言ではありません。いくら中国が広いと言ってもまかないきれるものではなく、外国の自然環境もその対象になっていると言えるでしょう。食糧の自給率も低いですし。

参照されているリンク (どれも信頼のおける情報源に見える)
中国最新情報
ENVIROASIA 日中韓環境情報サイト
→ 最近の記事から: 2005-07-13「第二のスダンレッド」とも呼ばれる使用禁止の魚病薬「マラカイトグリーン」、中国内の水産品市場での使用が発覚
中国環境問題の現状
中国環境関連情報
産業廃棄物は毎年5000万tの投棄があり、うち40%は河川、湖、海への直接投棄。
カドミ塩工業から出る年間10数万トンのカドミ塩は大部分が野積みで放置。
メコンウォッチ

京都議定書では、中国は発展途上国として二酸化炭素排出量削減が義務付けられませんでした。だからこそ参加していると言えるわけですが、次の議定書ではそういうわけには行かないでしょう。アメリカと同じ行動をとることが懸念されます。日本はそれまでに、環境保護が全世界の総意であり、どのような大国もそれに逆らえない、という価値観を醸成することが必要と思います。