2009/02/28

沸騰都市その後

こんにちは。「首長国」って大阪府のことじゃないぞ。

以前「沸騰都市ドバイ」をとりあげたのですが、昨年の5月でしたね。NHK「沸騰都市」シリーズは残りがまだあると思っていたのですが、1月末から2月にかけて放送されていました。金融危機の後だとやりにくいだろうなと思っていたのですが、サンパウロの回は金融危機に影響されない繁栄が描かれていて良かったと思います。

さて第一シリーズで放送されたドバイは、放送当時の金融危機が表面化する前からバブルの懸念があった訳ですが、やはり困難な状況にあるようですね。

NBC World News 2009.02.25 Decadent Dubai hit by hard times

ここでは、バブル崩壊、これまでご苦労様でした、というトーンなんですが、前回も紹介した大前研一の記事には
そこで、ドバイは石油に頼らない発展の道を選んだ。石油で莫大な利益を上げられるうちに、物流センター、流通センター、金融センター、観光センターとなる拠点を造り上げたのである。
とあったように、不動産バブルだけではない国づくりが目指されていました。今、金融と観光は本当に苦しいだろうが、物流、流通は今後も必要とされるものと思われます。
日経エレクトロニクスに次のような記事がありました。

2009/02/03 ドバイはフリー・ゾーン天国,不動産バブル崩壊後の経済を支える

大前研一の記事にもありましたが、もともと交通の要衝であったことに加え、フリー・ゾーン (経済特区) を多数作って、法人税50年無税、関税免除などの優遇措置を行っています。それぞれのフリー・ゾーンには特徴を持たせており、例えば "Dubai Internet City" にはインターネット接続環境を充実させてIT産業を招き寄せています。また新しく環境技術を保有する企業を誘致するフリー・ゾーンを新たに建設しているとのことです。

沸騰都市のサンパウロの回でも、サトウキビからバイオエタノールを精製する技術をてこにアフリカに進出しようとする姿が描かれています。そこにはブラジルとアフリカで一緒に豊かになっていこうというメッセージがあって、ちょっと感動的でした。

前にも書きましたが、日本も戦略的な産業発展策を進めてもらいたいものです。それなのになあ、なにやってんだか。

2009/02/25

iKnow!を使ってみている

こんにちは。"I Know" といえば、ポール・サイモンですね! (→ YouTube: "I Know What I Know")

APIなんか提供されてて技術的にも面白そうと思い、iKnow!に登録してみました。そういえば、めめんさん、ゆきさんもユーザでしたね。

まだコースをいろいろ試している訳ではないのですが、基本的に語彙を増やすことがねらいのようだ。発音や聞き取りのスキル向上はどうなんだろ?

その語彙も、英単語ひとつに日本語の意味がひとつかふたつしかアサインされていないのはどうなんだろ。そういえばこんな意味もあったね、というのが選ばれていたりすると、「なるほど英語圏ではこちらの意味が普通なのか」という発見もあるけど。"carry-on" (形容詞) に「機内に持ち込める」なんて意味が与えられていると、へ〜なんて思う。

しかしこれだと英単語の意味や、使うシチュエーションの差なんて身に付かないんじゃないかな。「提出する」って "hand in" と "turn in" と "submit" が対応するんだけどどう違うんだろ。

練習の中に、日本語から英語を選んだり、綴りをタイプするのがある。1回のセッションでは10個だけに限定しているのでその中で選ぶのには困らないのだけど、何日かやっていると前に出てきたものも復習の意味で入って来る。そのうち困るだろうなと思っていたら、"recent"と"latest"が一緒の回に出てきた。"~ models" や "~ album" のようにコンテキストがあれば分るけど、単語だけ与えられるのもあってどうしようもないよね。

今「まずはTOEIC基礎・リスニングセクション」をやっているのだけど、これは最後までやるとして、この後どうしようかな。リーディングセッションをやってみるか、それとも基礎の次の上級やってみるか。それともこれはやめて、今までのようにPodcastingの英語だけにするか。

2009/02/24

Kid Creole & The Coconuts - Endicott

こんばんは。クレオールとピジンの違いって何だったかすぐわかんなくなるよね。

この前Blip.fmで見つけたこの曲、YouTubeでも探してみたよ。

Kid Creole & The Coconuts - Endicott


ちょっと今の時期にあってないですかそうですか。

最近も元気なんですね。

Kid Creole & The Coconuts Live holland 2007.pt.1, pt.2

Part 2のホーンセクションがなかなか良いです。

2009/02/21

神社でSuica

こんばんは。

こんな記事があったのだけど ...

神奈川・寒川神社で、Suicaやクレジットカード支払いが可能に (BB Watch 2009/02/20)

これみるとお賽銭がSuicaでOK! と思うよね、普通。
境内および寒川神社参集殿で、神具や神棚、参拝記念品等を購入する際に、Suicaやクレジットカードによる支払いが可能になる。
だって。

お賽銭で "シャリーン" とかいうと面白いのにね。WAONだったら犬の鳴き声。

報道GOサイン その2

こんばんは。

前の記事「一身上の都合で、って」のコメント欄で言及したのですが、中川財務相の酩酊問題、マスコミは以前から知っていたようですね。というかその直前には、G7昼食会抜け出した中川氏と会食してワインなんか飲んでいる。

中川財務相:G7昼食会抜け出し、同行記者とワイン (毎日新聞 2009年2月18日)

ここでは
中川氏はここでの飲酒について「本当に口をつけた程度」と話す。
とあるが、同席した記者は本当はどれだけ飲んだかを知っているはずだし、どれだけお酒が回っているかも見ているはず。それに関してはそれが正しいともウソとも報道していない。

「中川大臣酩酊してませんか」 会見出席記者なぜ質問しない (J-CASTニュース 2009年2月18日)

では、実際に記者が会食に参加した読売新聞は、
「中川氏が飲酒しているところは確認していない」と弁明している。
だって。

さてその理由だが、前の記事「一身上の都合で、って」のコメント欄で私は、「裏話が聞けなくなるからみたい」と書いた。実際ジャーナリストの上杉隆の話が上記記事に出ている。
ジャーナリストの上杉隆さんは、政治家との関係や記者クラブの存在が背景にあるとみる。 
「マスコミの自主規制じゃないですか。大臣の機嫌が悪くなるからです。それがずっと続いていて、習慣になってしまっていますから」
酩酊会見でもう隠せないとなって初めて大々的に叩くのだ。

以前「報道GOサイン」で書いたが、体質は何も変わっていないのだ。

2009/02/18

一身上の都合で、って

いやみんな理由知ってるから。

中川財務相:辞表提出後のやり取り要旨 (毎日新聞 2009年2月17日)

それに対して麻生首相は ...

財務相の意思を尊重、後任は与謝野担当相が兼務=麻生首相 (ロイター 2009年 02月 17日)
麻生太郎首相は17日夜、官邸内で記者団に対し、中川昭一財務相兼金融担当相が辞表を提出したことについて「体調等々ご本人が熟慮した上での決断だと思う。大変厳しい決断を自分でされたのだと思うが、その意思を尊重したい」と述べた。
そうですか、体調ですか。やっぱり風邪だったんですか。風邪だったらしばらく休んでいれば治ると思うけど ... と言ってみる。

2009/02/17

Office Live's Rivals

こんばんは。LiveとRivalでかけたつもりになるって日本だけか ...

先日「Office Liveのアンケートより」で、マイクロソフトがあげた製品、サービス群をちょっとだけ調べてみました。ちょっとだけというのは、一言でいうとどんなものかということで、実際に使って調べてないってことです。

Box.net: オンラインストレージ
  -- TechCrunch 2009/02/06 オンライン・ストレージのBox.net、ソーシャル機能をリリースして企業ユーザーにアピール

Jive Clearspace: コラボレーションソフトウェア (意見交換、社内ブログ、プロジェクト管理 ...)
  -- TechCrunch 2008/04/07 Jive Software、Clearspace 2.0をリリース、Jotletを買収
LinkedIn: ビジネス向けSNS
  -- ITpro 2006/12/26 シリコンバレーでは常識,850万人が使うビジネス特化SNS「Linkedin」

Lotus Bluehouse: オンラインミーティングツール?

Google Apps/Docs/Sites: Docsはオンラインドキュメント編集、SitesはWYSIWYGウィキ、Appsはそれらとメール、カレンダーをまとめたもの。

Adobe Acrobat.com (日本語): オンラインストレージ、オンラインワープロ、Web会議...

Facebook (日本語): (もとは学生向け) SNS
  -- Wikipedia Facebook

Basecamp: プロジェクト管理、コラボレーション

Zoho (日本語): オンラインドキュメント編集、プロジェクト管理、グループウェアなど

Huddle: コラボレーション、プロジェクト管理、オンラインストレージ

うーん、やっぱり並べただけでは比較には不十分だけど、最高のものということにこだわらなければ、用途によって使いたいものが見えてくるような気がします。いろいろ揃っているという意味ではZohoが魅力的に見えます。

特に文書編集 (ワープロ、表計算など) では、Office Liveは結局各クライアントにMicrosoft Officeのライセンスを持ってないといけないし、それらのバージョンの違いも問題になってきます。しかし結局みんな標準でもっているだろうし、Microsoft Officeの高機能にはGoogle Docsも追いつけていないので、やっぱりMicrosoftかとも思います。

まとまりがなくて申し訳ありません。

2009/02/15

ナショジオの写真

最新号と一緒にキャンペーンのお知らせがあって、こんな写真が載っていました。そういえば何ヶ月か前の号で載ってたんだった。


リンク先に壁紙があります。

これミクロの決死圏じゃないぞ。結晶がめちゃくちゃ大きいだけです。

2009/02/13

Bento 2: 関連データを使う

こんばんは。虐待弁当ってまだ続いているんですね。

簡単なデータなら表計算で十分と書いてきた。ではデータベースでないとできないことというのは何か? 「テーブル間の関連」はそのひとつで、「データベースに期待すること」であげた。

テーブル間の関連を用いた例として、予め用意してあるライブラリProjectsがある。ひとつのプロジェクトには、複数のメンバー (アドレスブックのレコード)、複数のタスク (iCalタスク)、複数のイベント (iCalイベント) が関連づけられる。iCalタスクというのは、今までそんな機能があることを知らなかったのだけれど、iCal の 「表示」メニュー > 「To Do リストを表示」で出てくる。

ここでは何の説明もなく「アドレスブックのレコード 」なんて書いたが、BentoではMac OS XのアプリケーションのアドレスブックとiCalのレコードが取り込まれ、BentoでアプデートするとこれらのMac OS Xに自動的に反映されるのだ。

さて関連データの話に戻ろう。今回はこの関連データを使ってみる。

複数のライブラリ (テーブル) を使う応用を考えるのだが、新たに複数のテーブルを使うのではなく、前回作った番組データベースを拡張し、新たに「タグ」テーブルを追加する。
これまで番組には「分類」フィールドをつけていたのだが、これだと一つの分類体系にしか対応できない。ある番組が、「技術」の側面と「ビジネス」の側面をあわせ持っている場合にどちらに分類するか困るのだ。そこで、一つの番組レコードに複数のタグを与える。

テキストフィールドにタグをコンマなどで区切って並べるという方法もあるのだが、そうすると同じタグを持つものを集めるのに検索を行う必要がある。また、全文検索を行うと部分一致になるので、"CM" タグがついたものを集めたい場合に、"SCM" とか "CMS" とかのタグがついたものも検索されてしまうのだ (そんなタグのついた番組はないけどね)。
そこで「タグ」を別テーブルとしてつくる。番組に対して複数のタグを関連データとして与えられるようにする。また、同じタグをもつ複数の番組が一覧できるように、タグのほうにも関連レコードとして番組を加えることにする。

新しいライブラリ「タグ」を作り、テキスト型フィールド「タグ」(これは名前をライブラリとは別にした方が分りやすかったかも) と、「関連レコードリスト」型でデータソースに「番組」を選択したフィールド「TV番組」を与える。

一方、ライブラリ「番組」には、フィールドに「関連レコードリスト」型でデータソースに「タグ」を選択したフィールドを加える。

こうやって相互に関連をもたせると、番組レコードにタグを追加すると、追加したタグの方にはその番組が関連データとして追加される。逆にタグレコードに番組を追加すると、番組レコードにタグが追加される。これは便利。

さて、さらに拡張する。「タグ」レコードの関連レコードとして「タグ」を追加するのだ。これはどういう意味があるかというと、関連するタグ、類似のタグとしてどのようなタグがあるかを知ることができるようになるのだ。例えば「環境」タグの関連タグとして、より細かい分類の「地球温暖化」タグを与える。これを充実させていくと、「環境」に関連する概念として、「地球温暖化」、「リサイクル」、「太陽光発電」、「風力発電」などがあることがわかり、この中からよりスペシフィックな話題を掘り下げた番組を選択することができるようになる (そんな膨大なビデオライブラリがある訳じゃないけどね)。

追記: タグを含んでいる番組のレコード数を、「計算フィールド」を使って計算している。計算の中にCountという関数があって、これはレコード数を出すのではなく、値の入っているフィールド数を出すので、必ず値の入っているレコードを選択する必要がある。ここでは「タイトル」フィールドを使って、計算式は"Count:TV番組:タイトル"としている。



現段階ではここまでだが、この後蔵書のデータベースやブックマークのデータベースを加え、タグレコードの関連データを増やすことが考えられる。そうすると、あるタグから関連する番組、書籍、Web上の情報源を一覧することができるようになる。

最後に画面のスナップショットを載せる。

タグのフォーム


番組のフォーム (レイアウトを変えた)


テンプレートは前回と同じところに、タグ+番組.bentoTemplateとして入れた。
http://www.zumodrive.com/share/vCMGZiMT

番組のフォームは、レイアウトを行っている段階が分るように部品を選択したままの状態でスナップショットをとった。うまく収まるように順番を変えたり、大きさを変えたりしてみた。はっ! このようにうまく詰め込むことが楽しくなるのが、"Bento" の由来だったんだね!

これでモニターのノルマとしてのレポート5本、テンプレート2種はクリアしたのだけど、もう少し使ってみてまとめを書こうと思います。

2009/02/10

投稿のペース

自分の投稿の記録を見ると、多い時は月25件、少ないときは月6件だった。

ひとつひとつの記事は長かったり、つぶろぐやはてブでもよさそうな長さだったり。文体も一定していない。

環境と平和をテーマにするだったのだけど 、それって最初だけ。MapReduceなんて興味のあるひといないだろうなと思いつつ、書いちゃう。

細々とでも続けられた理由として、こだわっていないことがあると思う。

追記: 上記まで書いて出勤時間になってしまった。続きはMoreで。

2009/02/09

The Day the Music Died

こんにちは。

ABC World Newsの一つのコーナーで"Google Top Rising Searches"というのがあります。先日そこで"Buddy Holly"という名前があげられていました。昔のミュージシャンので、その後のロックミュージックに大きな影響を与えた人らしいのですが、それまで名前も知りませんでした。2月3日は、その人が航空機事故で亡くなって50年ということでした。

Wikipedia The Day the Music Died

Don McLeanというミュージシャンが1971年に作った曲 "American Pie" の中で、この日を "The Day the Music Died" と呼んでいます。 "American Pie" はMadonnaもカバーしているのですね。それも知りませんでした。

Linda Ronstadtの "It's So Easy" もこの人のカバーで、ほかにもRolling Stonesの "Not Fade Away" などがあるとのこと。音楽そのものだけでなく、演奏スタイルなども影響を与えてジョンレノンも影響を受けている。

Buddy Holly - Peggy Sue


Don McLean: American Pie


昨夜はBlip.fmでいくつか探して聴いてみました。演奏はさすがに古いけど、メロディーラインは古くならないので、アレンジを変えてよくカバーされるのが分ります。

2009/02/08

Bento 2: フォームを作る

こんにちは。日本の高校生のお弁当って海外で大評判ですね! → 参考

Bento 2 レポート第4回。今日は「フォームを作る」です。

データベースは表形式で一覧表示するほかに、1つのレコードを1画面に表示することができる。そのレイアウトを決めるのがフォーム。一つのデータベースに複数のフォームを割り当てることができる。例えばレコードの全部のフィールドが表示されるフォームと重要なフィールドのみ表示するフォームという組み合わせが可能になる。

テキスト、数値、URLなどは表形式で良いが、写真などは表形式では表せない。また、まだ試していないが、(メールの) メッセージリストやファイルリストなどリスト形式のものも表形式では表せない。このようなフィールドを表示するのにフォームが必要になる。そうでなくとも長いテキストを保持するフィールドがある場合には、入力の際にも表示の際にもレコード全体を一覧できる方が望ましいだろう。これは表計算にはない利点だ。

せっかくなので、Excelで整理していた「録画した番組のリスト」をインポートしてデータベース化したものに、写真や動画に対応したメディア型のフィールドを加えてフォームを作った。まず最終形を示す。


テンプレート: http://www.zumodrive.com/share/vCMGZiMT

作成手順は「テーマ」を選んで、フィールド部品をその上に並べていく。

テーマというのはPowerPointやバックグラウンドイメージと文字のフォントや色をセットにしたようなもので、「そよ風」や「メモ帳」などの名前が付けられている。予めデザインされているので、配色などで悩む必要がない。最終形は「アイスブルー」を使っているが、例えば「ハンドバッグ」を用いた場合には次のようになる。このスナップショットにはツール類も含めているが、下の方にあるテーマというアイコンでテーマを選択する。


ただし、数が少ないし、フォントもテーマで制限されてしまうので、自分の好みのものはそれほど選べる訳ではない。このあたりは選択だけでなく追加も出来るようにしてあると良いと思う。

フィールド部品の配置は、左下のフィールドリストからドラッグアンドドロップする。フィールド部品はフィールドの型によりカスタマイズされており、選択フィールドはメニューになるし、日付フィールドには右にカレンダーメニューが出てカレンダーから選択することもできる。

部品は好きなところに置ける訳ではなく、他の部品と適当な隙間をとって重ならないように配置される。これは良い点ではあるのだが、見て頂くと分るようにその隙間は結構大きいので、密度を高く配置することはできないし、配置場所はスペーサや区切り線で調整できるもののそれほど自由になる訳でもない。また、フィールド名のラベルはフィールドの上に置くか横に置くか選べ、また、大きさも3段階から選べるのだが、非表示にすることはできない。

現在AppleWorksのデータベースで住所録を管理し、宛名を印刷するためのレイアウトを作っているのだが、この代替には使えないことになる。

とはいえ、画面でみるのに限定すれば、このような制限を加えたフォーム設計の方が使いやすいと思う。

2009/02/04

Songsmithはクリエイティビティを刺激する、のか?

こんばんは。

Microsoftの SongsmithというのをTechCrunchの記事で知った。

TechCrunch 2009 年 2月 2日 - Microsoft Songsmithで作った伝説のヒット曲は、痛いほどスゴイ
この曲作りソフトはYouTubeに全く新しいジャンルを呼び起こすもので、人々は有名なミュージックビデオやコンサートの映像を改変し元の楽器を安っぽいキーボードやバンジョーで置き換え、ボーカルだけを残した。その結果が一連の伝説のヒット曲の倒錯した新種 で、悲惨な交通事故と同じ種類の興味をそそられるものだ。一旦見始めると、もうやめられない。
ここにあげられていたBeatlesやThe Policeのもみたけど、笑っちゃうね。ほのぼのしちゃうというか、ハードロックも台無しという感じだ。

Classic Hits by Microsoft Songsmith: "Eye of the Tiger" by Survivor
(Mocksession 'Revisiting Classic Hits By Microsoft Songsmith: “Eye Of The Tiger,” Bob Seger Version' より)



Classic Hits by Microsoft Songsmith: "Beat It" by Michael Jackson [リンク切れ]

Songsmith自体は、自分で作ったメロディに伴奏をつけてくれるというのが本来の使い方みたいなんだけど。

2009/02/03

Groundhog Day

Groundhog Day
〔米〕 2月2日 ((Candlemas(聖燭節)の日;春の到来のめやすとする)).
日本では節分は立春の前日なんだけど、アメリカでは節分の前日に春が来るんだね。

... 違うか。

Googleの急上昇ワード (USA)で、"Punxsutawney Phil"とか上位を占めていたので調べてみた。

Wikipedia (English) Punxsutawney Phil
Wikipedia (English) Groundhog Day
Groundhog .org - the Official Site of the Punxsutawney Groundhog Club

groundhog (マーモット) が出てきて、尻尾の影が出来たら (曇っていたら)、もうすぐ春。そうでなければ冬はあと6週間続く。Punxsutawneyという街のPhil君が最も有名なマーモットらしく、全米から200万人の人が集まってくるらしい (人数はウソ)。ほかにも何匹かいるようで、WikipediaのGroundhog Dayの方には、今年も含めて毎年の結果が載ってるw。そんなことしてないで太巻きにかぶりつけw

"did the groundhog see his shadow"とか"groundhog day 2009"も上位に来ていたよ。

追記: 地球温暖化センターでも話題にしてた。 → "Punxy Phil the Skeptic

2009/02/02

お金は余っていても使わない

明日が不安だから。

Garbagenews.com 2009年01月31日 年齢階層別の金融資産保有割合をグラフ化してみる
高齢者が資産をためこんでおり、その傾向は強まっていることが分る。もちろん人口構成比の違いはあるだろうけど。

ここには、解決策は「今回の記事の主旨からは外れるので省略」としながらも
なぜ高齢者が金融資産をしまいこんだままなのか、この点の解決方法を探ることが、不況を打開する大きなカギとなるのかもしれない(ライフプランの概念の欠如、社会保障制度の不備、高齢者向けの魅力ある商品を企画する企業が少ないこと、などなど、考えれば理由はいくらでも浮かんできそうではあるが……)。
と書いている。

3つあげられているが、「社会保障制度の不備」は大きいと思う。社会保険庁はこれからもいろいろ問題でそうだし、医療も崩壊の危機に瀕しているので、これからは十分金を持っていないと病院に入れないかもしれない。死ぬまでに使い切るつもりで使って、もし予定していた以上に長生きしたらどうするの?

長生きするのも心配しなきゃいけないなんてあまり幸せな老後とは言えないけど、そう考えてしまうのも分る。

2009/02/01

Office Liveのアンケートより

こんにちは。

昔Hotmailを使っていて、それが今Windows Liveというサービスのひとつになっている。そのWindows Liveのサービスの「その他」のプルダウンメニューの中に、Office Liveというサービスがある。オンラインでOffice文書 (WordとかExcelとか) を編集、共有できる、Google Docsみたいなものと認識していた。

そこを開けてみたら、最初にアンケートが出てきた。無料で使わせてもらっているので、こういうのは積極的に協力しましょう。

その中で、「次の企業のサービス、製品をご利用ですか」というような設問があって、以下のものがあげられていた。

Box.net
Jive Clearspace
Linked In
Lotus Bluehouse
Google Apps/Docs/Sites (Google)
Adobe Acrobat.com
Facebook
Basecamp
Zoho
Huddle

類似のサービスがあげられているのだろうけど、こんなにあるんだね。使っているのはGoogleだけだった。FacebookはSNSだと思ってたけど... 似たようなサービスもあるのだろうか。

まずWindows Liveそのものだけど、2005年からあるんだね。

ITpro 2005/11/10 「Windows Live」と「Office Live」でGoogleとYahoo!を追撃

ただ、
「Office Live Basics」は,ドメイン名と30Mバイトのオンライン・ストレージ付きのWebサイト,5つまでのWebメール・アカウントを含む,オンライン参入開始キットのようなものを小規模な企業に提供するサービスになる。Office Live Basicsは無料になる予定だが,広告で運営される。
とあり、「オンラインでOffice文書を編集・共有する」というものではない。この記事にも
これらのサービスで何を作ろうとしているのかを知るのは難しい。これらのサービスには驚くべきものやオリジナルなものはほとんどなく,同社の主力製品に少し依存し過ぎているようだ。
なんて書いてある。表題では「GoogleとYahoo!を追撃」と勇ましいが、本文では、「いろいろな意味で,GoogleやYahoo!その他のオンライン上の組織がもたらす脅威へのMicrosoftの対応はちょっと気合に欠けている」なんて書かれている。

2008年になると評価が変わってくる。

@IT 2008/03/06 無償グループウェア付き、MS渾身の「Office Live」を使ってみた

ストレージ、ホームページ、メールアカウント、アクセス解析、グループウェア。そのグループウェアもスケジュール管理、掲示板、Wikiなどのほかに顧客管理ツールもある。無料なのに機能満載。

Google Appsでも同様のことができるが、"Small Business" 向けとしてのまとめ方はGoogleよりもとっつきやすそうにみえる。

ところで「オンラインでOffice文書を編集・共有する」はどうなったかというと、"Office Live" には上記記事で紹介されている "Office Live Small Business" と"Office Live Workspace" があり、後者のほうのようだ。

私は最初に登録した際に、個人向けか中小企業向けの違い (ユーザ数の違い) かと思っていたが、提供する機能が根本から違うものなんだ。登録時に個人向けのほうを選んだのは、Office文書の編集・共有という目的には合っていた訳だ。

とは言え...

MacのSafariは使えない。
Firefoxは使えるが、オンラインでの編集はできないようだ。
Windowsでもオンラインでの編集ではなく、下記をみるとデスクトップアプリとWebが連携しているだけのようだ (MS Office 2003とか2007を持っている必要がある)。

Microsoft Office Live Workspace Help Microsoft Office Live Workspace と Microsoft Office プログラムとの統合を強化する

Mac用Microsoft Office 2008のユーザなんだけどな。Mac用の連携もお願いしたいところだ。

以前作ったMapReduceの図をMicrosoft Office Live Workspaceで共有にしてみました。→ MapReduce

見ようとするとずっとプレビュー状態なのですが、私だけ?

2009/01/31

Bento 2: Excelからインポート

こんにちは。OpenDocって覚えてる?

Bento 2レポート3回目。今日はExcelファイルからのインポートについて。

前回書いたように、簡単なデータ集合だったら、表計算ソフトを使って管理するので十分だ。既にそうやって作られたデータ集合があれば活用したい。Bento 2には表計算ソフトからインポートする機能が備わっている。表計算からCSVファイルにエクスポートしてからインポートするのではなく、直接アプリケーションファイルからインポートできるのはありがたい。対応するアプリケーションには、デファクトスタンダードになっているExcelのほか、iWorkの表計算Numbersも入っている。

表形式で管理している場合、第一行に項目名を書いていることが多いと思われる。読み込み時にこれをデータベースのフィールド名とみなすことができる。その場合、第一行目はデータとしては読み込まれない。

実際に読み込みを始める前にその項目が列挙されるので、それぞれのフィールドのタイプを指定することができる。テキスト型、数値型、日付型/時間型以外に、通貨、レート、経過時間などがある。また、アドレスブック用のフィールドである、アドレスやメールアドレス、URLやIMアカウントも選べる。アドレスやIMアカウントは勤務先、自宅、その他の3種類が選べる。

それから「作成しない」というのも選べて、この場合は第一行に項目名はあるけれどもデータベースにする時にフィールドにしないということができる。

実際にやってみたところ、以下のようなことがわかった。

・ 一覧表形式になるだけでなく、レコードごとの表示 (「フォーム」も作られる。
・ URL型を指定したフィールド以外に「URLリスト」というフィールドが作られる。これは表形式では2つ出て来る訳ではないが、フォームでは2つのフィールドが表示され、同じ値が入っている。
・ Excelで時間を”hh:mm:ss”の形式で入れていたものを経過時間型にマップしたが、変換されていない。Excelは実際は時間でなく時刻なので、形式的にあわないのかもしれない。また、経過時間は”hh:mm:ss”の形式ではなく、「2週3日11時間23分」という形式かw, d, hなどの省略形式しか選べないので、使い勝手はあまりよくない。

2009/01/25

The Digital Vatican

教皇庁がYouTubeにチャネルを開きました。

イタリア語 http://jp.youtube.com/vaticanit
英語 http://jp.youtube.com/vatican

「光臨」って言葉は、こういうときのためにとっておかなくちゃいけなかったですね。

YouTube - Benedict XVI: internet a new way to speak of God
So that the Church and its message continue to be present in the great aeropagus of social communications as defined by John Paul II and so that it is not a stranger to those spaces where numerous young people search for answers and meaning in their lives, you must find new ways to spread voices and images of hope through the ever-evolving communications system that surrounds our planet
インターネットを用いないと人々に声を届けられないし、インターネットは多くの若者が人生の意味と答を探している場所だから、ということなんでしょうね。

データベースに期待すること

こんにちは。茜さんです (ウソ)。

今回は、前回の予告どおり、データベースに期待することをまとめてみたい。

表計算ソフトでもデータ整理はできる。最初の行のそれぞれの列には項目名を書いて、その後の行には項目名に対応した列に値を入れて行く。ソートができるし、オートフィルタで絞り込みができる。検索はシート全体からでも選択範囲からでもできる。フィルタを組み合わせると複数項目の組み合わせ検索もできる。計算で値をいれることもできる。レコード間の集計もできる。簡単なデータだったら表計算ソフトで十分だ。なによりスキーマをちゃんと設計しなくても始められるのが、ハードルが低くて良い。

ただMac版のExcelは重いようだ。特にソートは全部メモリに読み込んでいるようで、ソートのオプションがでるまでにかなり時間がかかる。Google Docsのスプレッドシートのほうが、ソートキーが一つだけという限定は出て来るものの高速だ。

Google Docsはネットにつながっていれば複数のコンピュータで使えるという利点をもつ。いちいち移動させなくて良いし、なによりも複数のコンピュータにアプリケーションをインストールする必要がない。Excelよりも機能は低いのだが、簡単にデータ整理を行うというには十分だ。

今回データベースを使おうというのだから、これら表計算ソフトに比べたメリットが必要だと思う。

・ 検索が充実していること: 表計算のフィルタは複数項目の組み合わせができると言っても全一致になる。表計算の検索は部分一致ができるが複数項目の組み合わせができない。組み合わせ (ブール演算) と部分一致ができるのが理想。

・ スキーマの設計が容易なこと: 後からフィールドを追加するのが簡単にできると良い。

・ 入力が容易: レコード入力画面を出して、1件1件入力して行くのではなく、コピー&ペーストができるのが望ましい。(Bento 2では表計算のように複数セルまとめて入力ができるようだ)

・ 画面設計が容易 (表計算との比較ではない): 特に画面ごとに用紙サイズまで変えないといけないのでは不便で、画面は常に大きく使えて印刷時だけ画面と連動した大きさになって欲しい。

・ テーブル間の関連: (これはデータベースにしかできないことだが) あるテーブルのひとつのレコードに、他のテーブルの複数のレコードが対応づけられる。JOIN操作まではできなくても良い。

・ ネットワークで複数のコンピュータから使える。専用のクライアントは不要でWebブラウザでアクセスできるのだとなお良い。

・ APIがあってアプリが組める。Ruby on RailsやGoogle App EngineのようにSQL文を使う必要がないのが望ましい。

最後のほうはBento 2ではできないと分っているし、低価格データベースなので出来ないことも容認できるのだが、ネットワークアクセスはGoogle Docsとの比較で考えればあって欲しいフィーチャーだ。

次回は表計算からのインポートを題材にする。

2009/01/24

台湾版定額給付金

こんにちは。ビビアン・スーです (ウソ)。

定額給付金に関しては、規模が小さいだけでなく、銀行振込にすることも効果が期待できないと考えている。

そんななかで、台湾でも同じようなばらまき政策を行うが、商品券方式を採用していることを知った。
AFPBB News 2009年01月18日 台湾、「消費券」を全住民に配布

この記事ではこれだけしか分らないが、少なくとも地域振興券とは違って各自治体に印刷、配布、回収のコストを負担させるものではなさそうだ。

さらに、ぶんさんの台湾式定額給付金によれば、「それを使って買い物をすると、その店でその倍額位の割引券がもらえたり、航空券なども、その券を使うとすごく安くなる」そうだ。これは政府だけでなく民間も一緒になって景気の浮揚に務めるということで、日本の方式よりも効果が期待できると思う。

銀行振込方式って、最初から政府が貯金してくれるようなもんだよな。

それだけでなく、お年寄りをターゲットにした詐欺がいろいろ出てきそうで心配だ。
定額給付金のために必要だと言って新しい口座を作らせたり、
その口座に年金の振込先を変更させたり、
手続きのためと言って今ある口座の通帳と印鑑を預かったり、
...
えーと、犯罪のヒントを与えている訳ではないので、良い子はそういうことをやらないように。犯罪がおこらないようにするための警告です。そういう犯罪が起きることのないようにしっかり対策してもらいたい。

それ以前に、だいたい誰がどの口座をもっているか紐付けするのはどうするんだろう。その作業を行う際にミスが出てきそうで、そこにも懸念があるな。